平成 19年 3月期 中間決算短信(連結) - Dainippon Ink and Chemicals ...

3. 経 営 成 績
3-1: 当 中 間 期 の 概 況
(1) 概 況
世 界 経 済 は、 米 国 のほか、アジアにおいて、 中 国 、 韓 国 、シンガポールなどでも 景 気 の 拡 大 が 続 き
ました。また、ユーロ 圏 でも 好 調 な 輸 出 を 背 景 に、 穏 やかな 景 気 回 復 基 調 を 持 続 しました。 日 本 経 済
においてはゼロ 金 利 が 解 除 されましたが、 企 業 収 益 の 改 善 などを 背 景 に、 設 備 投 資 や 個 人 消 費 が 増 加
し、 雇 用 情 勢 も 改 善 しました。また、 輸 出 や 生 産 も 拡 大 し、 企 業 部 門 の 好 調 が 家 計 部 門 に 波 及 しつつ、
国 内 民 間 需 要 に 支 えられた 景 気 回 復 が 続 いています。 一 方 化 学 業 界 においては、 原 油 ・ナフサ 高 騰 に
よる 主 要 原 料 の 更 なる 値 上 がりの 影 響 を 大 きく 受 けましたが、 業 績 は 改 善 しています。
当 中 間 期 の 業 績 は、 以 下 のとおりです。 前 年 中 間 期 末 にライヒホールドグループを 売 却 したこと
による 影 響 がありますが、 前 年 中 間 期 からこの 影 響 を 除 いて、 今 期 の 業 績 を 記 述 しています。
(2) 当 中 間 期 の 業 績 全 般 の 概 況
当 中 間 期 前 年 中 間 期 増 減 比 ( 為 替 影 響 排 除 後 )
売 上 高 4,957 億 円 5,140 億 円 △3.6% △8.2%
同 (ライヒ 除 く) 4,957 4,581 +8.2% +3.2%
営 業 利 益 240 227 +5.8% +1.0%
同 (ライヒ 除 く) 240 216 +11.0% +6.0%
経 常 利 益 212 235 △10.0% --
中 間 純 利 益 106 △36 黒 字 化 --
当 中 間 期 の 決 算 に 当 たり、 海 外 関 係 会 社 の 現 地 通 貨 建 て 業 績 を 円 貨 に 換 算 する 主 な 為 替 レート
( 期 中 平 均 : 平 成 18 年 1 月 ~6 月 )は 下 表 のとおりです。
当 中 間 期 前 年 中 間 期
円 /USドル 115.92 106.43
当 社 グループは、 引 き 続 き 徹 底 したコストダウンに 努 める 一 方 、 原 料 価 格 に 見 合 った 製 品 価 格 の 構
築 に 努 めると 共 に、 中 期 経 営 計 画 「Re-DIC 2008」に 沿 って、1 世 界 最 低 コストでのインキビジネスの
確 立 、2 成 長 地 域 での 需 要 の 取 り 込 み、3カラーのプロフェッショナルとしてニーズを 徹 底 的 に 追 求
し、 新 たな 付 加 価 値 を 持 った 製 品 の 提 供 、4 市 場 要 請 に 対 応 した 快 適 空 間 の 創 造 に 寄 与 する 新 機 能 材
料 の 開 発 、に 注 力 し、 業 績 向 上 を 目 指 しました。
具 体 的 には、 中 国 におけるロジン 変 成 樹 脂 の 生 産 能 力 増 強 、 新 加 飾 システムの 開 発 促 進 、 壁 面 収 納
システム「ACROSS」の 上 市 などを 行 いました。
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