Service Pack Readme (Adapt)

CE90WIN_JP_SP2
ADAPT00157512 Patch ID: 35389539
概要
ユーザーがファイアウォールを介して Crystal Reports から Crystal Enterprise に接続する場合、管理者は、クライアント ソフトウェアの通信
用のポートを指定することができない。これが、予期せぬプログラムの終了をもたらすことがある。さらに、Crystal Enterprise コンポーネントの
-requestport スイッチは、クライアント ソフトウェアの通信ポート指定に関して機能していない。
新しい動作
Crystal Enterprise への接続時にクライアント アプリケーションが使用できるポートの範囲が、2 つのレジストリ値で制御されるようになりまし
た。
デフォルトで、サブキーは次のとおりです。0 はシステムでポートの選択が可能なことを示します。
RequestPortLower(DWORD)0
RequestPortUpper(DWORD)65536
デフォルトの値は、アプリケーションと Crystal Enterprise との通信に何の影響も与えないことに注意してください。ファイアウォールを通して
Crystal Enterprise との適切な通信を行うには、この数値を、ネットワーク管理者がファイアウォール用に開放したポート番号と一致させる必
要があります。
ADAPT00164087 Patch ID: 35503463
概要
100,000 以上のユーザー オブジェクトのある Active Directory を照会すると、タイム アウトが発生する。たとえば、ユーザーが Active
Directory からユーザーのグループのインポートを試みた場合や、Crystal 管理コンソールで、インポートされる Active Directory グルー
プのプロパティの取得を試みた場合に、このタイム アウトが発生する。Active Directory に送られた照会が戻されるまで、15 分から 20
分を要する。
新しい動作
Active Directory でユーザー オブジェクトを照会する方法が変更されました。これで、Active Directory のユーザー オブジェクト照会のパフ
ォーマンスが向上します。
ADAPT00167206 Patch ID: 35430976
概要
リポジトリ アイテムが入ったレポートをリフレッシュすると、サブレポートにあるリポジトリ アイテムがどれも更新されない。ただし、メイン レポー
トのリポジトリ アイテムは更新される。
新しい動作
修正により、メイン レポート内のリポジトリ オブジェクトだけでなく、サブレポートのリポジトリ オブジェクトも更新されるようになりました。
ADAPT00167984 Patch ID: 35492093
概要
Crystal 辞書を基にした Crystal Reports 8.5 のレポートを Crystal Reports 9 に更新すると、間違った数のレコードが返される。
新しい動作
この問題は、テーブルが辞書にリンクされており、Crystal Reports 8.5 が、レポート内で使用されていないテーブルを参照していないため
に発生します。Crystal Reports 9 は、レポート内で使用されていないテーブルを参照する、SQL クエリーを生成するようになりました。ま
た、新しい並び替えアルゴリズムが辞書のライブラリに実装されました。その結果、すべてのレコードが返されるようになりました。