6_higata19

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* * なお, 以下の曓文中において「希少な~~の1 種」「~~ 科の希少魚」等と表記されている種は, 同定はされているものの, 乱獲を防ぐために具体的な種名を伏せた種である. - 20 -
北海道向井宏調査地点は, 合計 18 箇所で, 日曓海側 2 カ所 ,オビヴツェ海側 8 箇所 , 太平洋泒側東朁部 8 箇所である.その干潟滘は以下の通り. 日曓海側 : 天塩川 ( 河沜口域 ),キュパツ原野湖湌沼群 (パルォ沼 ) オビヴツェ海側 : 猿払原野湖湌沼群 (フュ沼 ),ェッスホュ湖湌 ,カヘォ湖湌 ,クノノツナイ湖湌 , キュブ湖湌 , 能取湖湌 , 網走湖湌 , 濤漢沞湖湌太平洋泒側東朁部 : 野付湾・尾岱沼 , 厚岸湖湌 , 厚岸湾 , 根室湾 , 琵琶瀬湾 , 風顪蓮湖湌 , 火散布・藻散布 , 温浲根沼北海道の干潟滘は, 日曓海側が干湢の差が少ないために干潟滘が発達しないこともあり,ほとんどの干潟滘が道東朁のオビヴツェ海側かもしくは太平洋泒側に限られており,その形態も海潟滘湖湌がその大部分を占める. 日曓海側の 2 カ所の干潟滘は,どちらも面積が 100 m2を超えない程度のきわわめて小規模の干潟滘であり, 河沜口の砂州と湡原の中の沼に形成されている. 一方 , 道東朁の海潟滘湖湌に形成されている干潟滘は広大であり, 比較的多様性の高い生璦物相を持っている. 風顪蓮湖湌の干潟滘は実に数 10 km 2 にもおよぶ( 海と渚環瑧境美化推進機構・北海道立釧路水産璩試験餧場 , 2003).しかし, 海潟滘湖湌以外の河沜口干潟滘や湡原の中の沼などに形成される干潟滘は規模が小さい.オビヴツェ海側の干潟滘のうちでも海潟滘湖湌以外での干潟滘の面積は小さい. 太平洋泒側でも同じで, 海潟滘湖湌以外の干潟滘は根室湾干潟滘を除いて規模は小さい. 北海道の干潟滘は, 周囲を湡原やアク原で囲まれている場合が多く, 人工のカルェモヴト護岸で固められたり, 埋め立てによって人工海岸化されている場所はきわわめて限られている.そのため, 自然度が高く,とくに後背地の植生璦が健全に残っている場合が多い.そのために, 塩性植物の生璦育する感潮滠域 salt marsh や, 砂浜泺植物が潮滠間帯の干潟滘とともに残っていることが多く, 全国的に見ても貴重な干潟滘が多い.とくに,アッォクサゞ,ゞププドモ,クバナ,カゞピゞヘウ,゠ザツャキルバイ, キシムク(ムク)などの塩性植物が多くの干潟滘で見られる. 一方 , 一部の干潟滘海域ではアキモなどの水産璩資源湧の養颜殖場として利用璮されているところがあり, 調査期曋間中にも一部で自然の干潟滘域がアキモの養颜殖場に改変されるなど, 干潟滘の自然環瑧境が開発の影響を受けているところが見受けられる. 北海道の干潟滘の生璦物相の特徴として, 比較的多様性が低いことがあげられる. 飯颎曪 (2004)の指摘にもあるように, 一般に日曓の干潟滘の生璦物相の多様性は北に行くほど低下する傾向がある.その - 21 -
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ハブエモの死殻が多数
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種の底生璦動物を確
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オツノノ゠の個体群が
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暼田川河沜口暼田川
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バナシモ,フトバナシモは
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わわかやま海域環瑧境
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参考文献渡浫部哲也
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参考文献増田修 ,2000a.
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川河沜口域に似た泥
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酒井勝司・中野昭昧
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斉藤英俊・河沜合幸
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amphioxus Branchiostoma belcheri in
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山口県立山口博物館
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でワジツプウピクヘクと
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九州北西部 ( 玄界瓋
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九州南西部 ( 東朁クナ
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九州南東朁部 ( 太平
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暼明海佐藤正典九州
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を含む)が記録されて
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八代海逸見泰泊久八
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鹿児島湾 ( 錦江湾 ) 佐
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奄美諸島逸見泰泊久
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について. 平成 2 年度南
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クイノプガイ,バサアキカ
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トカォバナシモ,ブルガャ
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先島諸島鈴木曐孝男
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ュヴノ湡地を除いて,
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西表島の干潟滘の現
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沖沍縄県文化環瑧境
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とは, 全出現種の中か
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関東朁では,「狭義の
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近畿瓴では,「狭義の
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九州では,「狭義の干
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小笠原では,「狭義の
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広域分布種の全部が
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これらの種の出現地
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- 143 -
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注泃 2: 塩性湡地・ブル
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海綿動物門小川数也
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触手をもち, 槍糸をも
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り, 世界瓋中に非常に
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内田紘臣 , 2000. イサウ
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出が確認された. 東朁
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ゞネヘクュ Nassarius (Hima) hi
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アッォクカワギルクミゞ A
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ガブフジブ Cryptonatica tigrin
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軟体動物門二枚貝綱
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2) 希少性の高い種 (
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ニオガイ Barnea(Anchomasa) mani
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マキガイ Meropesta nicobarica (
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6) 移入種カゞュ゠ルカ
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昙口動物門西川輝昭
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種を含む可能性が高
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石川久治 ,1938. 実験餧
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が 21 世紀初頭において
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ガガクブマヘク Ikedosoma gog
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環瑧形動物門多毛綱
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1984),ごく最暷近 ,Glasby & H
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イに次いで多かった.
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れた. アナグホカゞュカヘ
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イサガカイ種群 Perinereis
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西栄二郎・加藤哲也
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参考文献 Easton, E. G., 1984
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節足動物門顎脚綱蔓
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節足動物門軟璶綱口
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節足動物門軟璶綱等
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ノビ゠ケナペエモ Callianass
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節足動物門軟璶綱十
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ブキトメノオガニ Pilumnopeu
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が知られていた( 和田 ,
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瀬戸内海のごく一部
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カワケナガニ Deiratonotus jap
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(Crustacea: Hymenosomatidae), from
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ブナブカは, 重要な食颂
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が期曋待される. 他方 ,
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脊索動物門尾索動物
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とおりである. 天然記念
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重要性を意味するも
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では, 高知県 RDB で絶滅
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ら事故的に流泴下し
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参考文献環瑧境省自
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同定結果に分類顜担
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塩性湡地・ブルエュヴ
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巻末別表 1 出現種総
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No. 門 phylum 綱 class 目 order
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和吂名北海道東北関
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分布図凡例干潟に出
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ナミヒモムシ Cerebratulus com
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ホソウミニナ Batillaria cumin
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フトヘナタリ Cerithidea (Ceri
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アズキカワザンショウ Pseu
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サキグロタマツメタ Euspira
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アサリ Ruditapes philippinarum (
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イソシジミ Nuttallia japonica
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チロリ Glycera nicobarica Grube,
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ヤマトカワゴカイもしく
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タテジマユムシ Listriolobus
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ニホンスナモグリ Nihonotryp
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ユビナガホンヤドカリ Pagu
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シオマネキ Uca arcuata (de Haa
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ミドリシャミセンガイ Ling
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マハゼ Acanthogobius flavimanus
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