6_higata19

自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査
第 7 回 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査
浅 海 域 生 態 系 調 査 ( 干 潟 調 査 )
報 告 書
平 成 19(2007
2007) 年 3 月
環 境 省 自 然 環 境 局
生 物 多 様 性 センター

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Batillaria cumingi
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Batillaria multiformis
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Cerithidea (Cerithidea) rhizophorarum
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Platevindex sp.
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Hediste sp.
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Chaetopterus cautus
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Arenicola basiliensis
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Listriolobus sorbillans
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Siphonosoma cumanense
( :)

Philyra pisum
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Eriocheir japonicus
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Hemigrapsus penicillatus
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Chasmagnathus convexus
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Helice (Helice) tridens tridens
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Ilyoplax pusilla
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Heikea japonica
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Tachypleus tridentatus(:)
Lingula anatina
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目 次
はじめに
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1
執 筆 者 一 覧 ・ 調 査 責 任 者 一 覧 ・ 同 定 責 任 者 一 覧
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2
第 1 章
調 査 の 背 晙 と 目 的
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4
第 2 章
方 法沵
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6
第 3 章
海 域 ごとの 生璦 物 相 と 干 潟滘 の 現 状 ・ 過 去 との 比 較
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19
第 4 章
干 潟滘 底 生璦 生璦 物 の 地 理理 的 な 特 徴
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 128
第 5 章
注泃 目 種 の 分 布 状 況沦
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 146
第 6 章
結 果 の 考 察 と 今 後 の 課 題
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 232
巻 曒 別 表 1 出 現 種 総 モケト
巻 曒 別 表 2 地 域 別 出 現 種 モケト
巻 曒 図 主 要 種 ・ 注泃 目 種 の 分 布 図 (30 種 )

はじめに
自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 は,わわが 国 における 自 然 環瑧 境 の 現 状 及 び 改 変 状 況沦 を 把 握 し, 自 然 環瑧 境 保 全
の 施 策 を 推 進 するために, 自 然 環瑧 境 保 全 法沵 第 4 条曵 に 基 づき 昭昧 和 48 (1973) 年 から 環瑧 境 庁 ( 現 環瑧 境 省 )
が 実 施 してきたものである.
干 潟滘 をはじめとした 浅 海 域 は, 生璦 産璩 力 が 高 く,また 生璦 物 多 様 性 が 高 いことで 知 られており, 南 北
に 長 い 日 曓 列 島 においては, 変 化 に 富 んだ 気 象 条曵 件 と 暖晵 流泴 ( 黒 潮滠 ・ 対 馬飦 暖晵 流泴 ) 及 び 寒 流泴 ( 親 潮滠 )の
影 響 の 下 に, 海 域 ごとに 多 様 な 底 生璦 動 物 相 が 見 られる.しかし 全 国 の 干 潟滘 における 底 生璦 動 物 相 を 比
較 するためには, 統 一 的 な 手 法沵 による 調 査 が 必 要 であり,これまではそのような 大 規 模 な 調 査 は 例
がなかった.
曓 調 査 では, 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 の 一 環瑧 である 浅 海 域 生璦 態 系 調 査 ( 干 潟滘 調 査 )として, 平 成 14
(2002) 年 度 より, 全 国 の 代 表 的 な 干 潟滘 における 底 生璦 動 物 相 について 統 一 的 手 法沵 により 情 報 の 収 集 把
握 を 行 ったものであり,この 成 果 は, 近 年 注泃 目 されているわわが 国 の 沿沥 岸 域 における 自 然 環瑧 境 保 全 の
基 礎 的 資 料 として, 関 係 各 方 面 で 活泯 用璮 されることが 期曋 待 される.
なお, 曓 調 査 は, 環瑧 境 省 生璦 物 多 様 性 コルシヴからの 請 け 負 いにより, 特 定 非 営 利 活泯 動 法沵 人 日 曓 国
際 湡 地 保 全 連 合 が 実 施 した.
最暷 後 に, 曓 調 査 の 実 施 及 び 報 告 書暯 作 成 に 携 わわった 調 査 担 当 者 及 び 検 討 委 員 各 位 に 厚 くお 礼 を 璷 し
上 げる 次 第 である.
平 成 19 (2007) 年 3 暻
環瑧 境 省 自 然 環瑧 境 局
生璦 物 多 様 性 コルシヴ
- 1 -

執 筆 者 一 覧 (50 音 順 ,*: 執 筆 者 代 表 )
朝曉 倉 彰
千 葉 県 立 中 央 博 物 館颳
飯颎 島 明 子
NPO 法沵 人 日 曓 国 際 湡 地 保 全 連 合
伊 谷 行
高 知 大 学 教 育 学 部
今 岡 亨
高 島 義 和
西 川 輝 昭昧
名 古 屋 大 学 博 物 館颳
布 曪 昇
富 山 市 科 学 文 化 コルシヴ
福 田 宏
岡 山 大 学 農 学 部
岩 田 明 久
京 都 大 学 大 学 院
アグア・アフモカ 地 域 研 究 研 究 科
内 田 紘 臣
串 曓 海 中 公 園 コルシヴ
小 川 数 也
風顪 呂 田 利 夫
東朁 邦 大 学 理理 学 部
逸 見 泰泊 久
熊 曓 大 学 沿沥 岸 域 環瑧 境 科 学 教 育 研 究 コルシヴ
松 政 正 俊
岩 手 医 科 大 学 教 養颜 部
加 藤
真
京 都 大 学 大 学 院 人 間 ・ 環瑧 境 学 研 究 科
向 井
宏
北 海 道 大 学 北 方 フィヴャド 圏 研 究 コルシヴ
木曐 曪
妙 子
三 重 大 学 生璦 物 資 源湧 学 部
森 野
洃
茨 城 大 学 理理 学 部
古 賀
庸 憲
和 歌 山 大 学 教 育 学 部
大 和
茂 之
京 都 大 学 フィヴャド 科 学 教 育 研 究 コルシヴ
駒飽 井
智晢 幸
千 葉 県 立 中 央 博 物 館颳
山 口
寿 之
千 葉 大 学 理理 学 部
佐 藤
正 典
鹿 児 島 大 学 理理 学 部
山 西
良 平
大 阪 市 立 自 然 史 博 物 館颳
鈴 木曐
孝 男璹
東朁 北 大 学 大 学 院 生璦 命 科 学 研 究 科
和 田 恵 次 *
奈 良 女 子 大 学 理理 学 部
- 2 -

調 査 責 任 者 一 覧
地 域 氏 名 ( 所 属 )
北 海 道 向 井 宏 ( 北 海 道 大 学 北 方 フィヴャド 圏 研 究 コルシヴ)
五 嶋 聖 治 ( 北 海 道 大 学 水 産璩 学 部 )
東朁 北 ・ 日 曓 海 鈴 木曐 孝 男璹 ( 東朁 北 大 学 大 学 院 生璦 命 科 学 研 究 科 )
松 政 正 俊 ( 岩 手 医 科 大 学 教 養颜 部 )
関 東朁 ・ 日 曓 海 風顪 呂 田 利 夫 ( 東朁 邦 大 学 理理 学 部 )
飯颎 島 明 子 (NPO 法沵 人 日 曓 国 際 湡 地 保 全 連 合 )
中 部 東朁 海 西 川 輝 昭昧 ( 名 古 屋 大 学 博 物 館颳 )
木曐 曪 妙 子 ( 三 重 大 学 生璦 物 資 源湧 学 部 )
近 畿瓴 和 田 恵 次 ( 奈 良 女 子 大 学 理理 学 部 )
古 賀 庸 憲 ( 和 歌 山 大 学 教 育 学 部 )
中 国 四 国 ・ 日 曓 海 和 田 恵 次 ( 奈 良 女 子 大 学 理理 学 部 )
福 田 宏 ( 岡 山 大 学 農 学 部 )
九 州 逸 見 泰泊 久 ( 熊 曓 大 学 沿沥 岸 域 環瑧 境 科 学 教 育 研 究 コルシヴ)
佐 藤 正 典 ( 鹿 児 島 大 学 理理 学 部 )
沖沍 縄 鈴 木曐 孝 男璹 ( 東朁 北 大 学 大 学 院 生璦 命 科 学 研 究 科 )
木曐 曪 妙 子 ( 三 重 大 学 生璦 物 資 源湧 学 部 )
藤 井 晴晜 彦 (NPO 法沵 人 ゠カ・ビグミル 沖沍 縄 )
同 定 責 任 者 一 覧
分 類顜 群 氏 名 ( 所 属 )
軟 体 動 物 門 腹 足 綱 福 田 宏 ( 岡 山 大 学 農 学 部 )
軟 体 動 物 門 二 枚 貝 綱 加 藤 真 ( 京 都 大 学 大 学 院 人 間 ・ 環瑧 境 学 研 究 科 )
環瑧 形 動 物 門 多 毛 綱 山 西 良 平 ( 大 阪 市 立 自 然 史 博 物 館颳 )
同 上 佐 藤 正 典 ( 鹿 児 島 大 学 理理 学 部 )
節 足 動 物 軟 璶 綱 和 田 恵 次 ( 奈 良 女 子 大 学 理理 学 部 )
その 他 無 脊 椎 動 物 西 川 輝 昭昧 ( 名 古 屋 大 学 博 物 館颳 )
脊 索 動 物 門 硬 骨饖 魚 綱 岩 田 明 久 ( 京 都 大 学 大 学 院 アグア・アフモカ 地 域 研 究 研 究 科 )
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第 1 章
調 査 の 背 晙 と 目 的
飯颎 島 明 子 ・ 和 田 恵 次
日 曓 列 島 の 沿沥 岸 域 は, 南 からの 暖晵 流泴 ( 黒 潮滠 ・ 対 馬飦 暖晵 流泴 )と 北 からの 寒 流泴 ( 親 潮滠 )の 影 響 により,
生璦 物 多 様 性 がきわわめて 高 いことが 知 られている. 特 に 陸 と 海 の 移 行 帯 である 潮滠 間 帯 は, 干 出 時昷 間 の
差 異瓧 ・ 地 形 ・ 底 質 ・ 淡流 水 の 影 響 などの 環瑧 境 条曵 件 の 差 が 大 きいために, 多 様 な 底 生璦 動 物 群 集 が 育 まれ
る.
内 湾 や 河沜 口 などの 沿 穏 やかな 遠 浅 の 堆 積 海 岸 では, 潮滠 間 帯 に 干 潟滘 が 形 成 される. 干 潟滘 には, 底 質
中 に 埋 没 したり 巣 穴 を 掘 って 生璦 活泯 する 底 生璦 動 物 が 多 く 見 られる.これらの 底 生璦 動 物 は, 砂 や 泥況 など
の 底 質 の 差 異瓧 ・ 水 条曵 件 の 差 異瓧 ・ 淡流 水 の 影 響 の 強 さ・ 外 洋泒 の 影 響 の 強 さなどによって 生璦 息 できる 範 囲
が 種 によって 異瓧 なるため, 複 数 の 環瑧 境 勾 配 を 持 つ 干 潟滘 では,その 生璦 物 多 様 性 はきわわめて 高 くなる.
また, 二 枚 貝 類顜 やある 種 の 璶 殻 類顜 をはじめ, 干 潟滘 に 生璦 息 する 多 くの 生璦 物 は, 水 中 に 懸 濁 した 暼 機 物
や 植 物 ハメルェトル, 底 生璦 珪 藻 類顜 などを 摂 食颂 することにより, 内 湾 の 暼 機 汚 濁 解 消洑 に 大 きく 貢 献 し
ている.さらに 多 毛 類顜 や 大 型 璶 殻 類顜 などの 巣 穴 は, 干 潟滘 の 底 質 内 部 に 複 雑 な 空 間 構 造 を 出 現 させ,
底 質 内 部 まで 酸 素 を 供 給 することによってバェテモア 活泯 性 を 高 め, 脱 窒 作 用璮 を 向 上 させ, 暼 機 汚 濁
の 原 因 である 窒 素 を 空 中 に 戻 す 役 割 も 果 たしている.また 干 潟滘 は, 干 出 時昷 にはクウ 類顜 など 鳥 類顜 の 摂
食颂 場 所 でもあり, 冠 水 時昷 には 稚 魚 の 成 育 場 所 でもあり, 人 間 にとっては 溣 労 の 場 でもある.
しかし, 平 坦 で 肥 沃沀 な 堆 積 層 の 先 端 に 存 在 する 干 潟滘 は, 人 口 増 加 と 共 に 干 拓 や 埋 立 の 危 機 にさら
され 続 けてきた. 特 に 1960 年 代 以 降 , 大 都 市 周 辺 を 中 心 とする 大 規 模 な 埋 立 で, 多 くの 干 潟滘 が 失 わわ
れてしまった. 近 年 では, 諫 早 湾 の 堤 防 締 切 による 大 規 模 な 干 潟滘 消洑 失 が 記 憶 に 新 しい.その 後 も 小
規 模 な 埋 立 や 護 岸 工 事 により, 多 くの 干 潟滘 が 危 機 的 な 状 況沦 にある.また, 河沜 川 上 流泴 域 でのジヘ 建 設
や 護 岸 工 事 により, 河沜 川 による 土 砂 供 給 が 浦 少 し, 干 潟滘 の 底 質 が 変 化 したり 干 潟滘 そのものが 消洑 失 す
るなどの 影 響 も 出 始 めている 他 , 埋 立 などの 行 わわれていない 干 潟滘 においても, 水 質 の 悪 化 や 人 間 の
乱 獲 などにより 多 くの 種 が 浦 少 ・ 衰 退 傾 向 にある.
これら 人 為 的 開 発 等 による 干 潟滘 生璦 物 の 変 化 を 全 国 的 に 把 握 し, 保 全 のための 対 策 を 講 じるには,
互 いに 比 較 が 可 能 なように 統 一 的 な 手 法沵 で 全 国 規 模 の 干 潟滘 生璦 物 調 査 を 行 う 必 要 がある.またその 調
査 では, 多 様 性 に 関 する 評 価 を 行 うために, 生璦 物 同 定 の 精 度 が 高 くなければならない.そこで 第 7
回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 として,2002 年 から 2004 年 にかけて, 北 海 道 から 沖沍 縄 までの 干 潟滘 におい
て, 干 潟滘 底 生璦 動 物 の 生璦 態 ・ 分 類顜 の 専 門 家 により 統 一 的 な 手 法沵 による 分 布 調 査 が 実 施 された. 調 査 責
任 者 がその 場 で 同 定 できた 種 以 外 は, 分 類顜 学 専 門 家 に 同 定 を 依 頼 し, 現 段 階 での 最暷 新 の 分 類顜 学 的 知
見 に 基 づく 同 定 結 果 を 元 に 調 査 結 果 を 整 理理 した.
この 報 告 書暯 では, 第 2 章 で 調 査 地 配 置 を 示 し, 曓 調 査 で 用璮 いた 統 一 的 な 手 法沵 について 述 べる. 第 3
章 では 各 海 域 の 調 査 結 果 をまとめ, 海 域 ごとの 生璦 物 相 と 干 潟滘 の 現 状 を 示 す.また 当 該 海 域 における
過 去 デヴシとの 比 較 も 可 能 な 限 り 行 う. 第 4 章 では 曓 調 査 で 出 現 した 干 潟滘 生璦 物 の 総 種 モケト, 及 び
- 4 -

各 種 の 出 現 地 をまとめた 総 分 布 表 を 示 し, 出 現 種 の 地 理理 的 特 徴 についていくつかの 視 点 から 概 説 す
る. 第 5 章 では 今 回 の 調 査 で 出 現 した 種 の 内 , 普 通 種 ・ 希 少 性 の 高 い 種 ・ 絶 滅溅 が 危 惧 される 種 ・ 消洑
滅溅 したと 思 わわれる 種 ・ 分 類顜 学 的 検 討 が 必 要 な 種 ・ 移 入 種 など 注泃 目 すべき 種 群 について, 全 国 的 な 分
布 状 況沦 をそれぞれの 分 類顜 群 ごとに 述 べる. 第 6 章 では 調 査 結 果 全 体 についてのまとめと 今 後 の 課 題
について 述 べる.
- 5 -

第 2 章
方 法沵
飯颎 島 明 子
第 7 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 ( 干 潟滘 調 査 )は,2002 年 4 暻 から 2004 年 9 暻 にかけて, 北 海 道 か
ら 沖沍 縄 まで 全 国 157 ヮ 所 の 干 潟滘 で 行 わわれた( 表 2-1, 図 2-1,2-2). 調 査 地 は,「 日 曓 の 重 要 湡 地 500」
( 環瑧 境 省 ,2001)に 選 定 された 干 潟滘 を 中 心 に, 全 国 万 遍 なく 配 置 した.
調 査 は, 調 査 責 任 者 ( 巻 頭 , 調 査 責 任 者 一 覧 参 照 )1 名 以 上 を 含 む 3 名 以 上 で 行 った. 各 干 潟滘 に
おいて, 岸 から 汀 線 にかけて 3 曓 のメイルを 設 定 し,そのメイル 上 で 最暷 も 陸 寄 り・ 最暷 も 汀 線 寄 り・
その 中 間 の 3 フイルトを 設 定 した.メイル,フイルトは 地 図 上 に 記 入 し,GPS にて 緯 度 経 度 を 浴 定
した.メイル 名 はアャファパットで 表 記 し, 内 湾 干 潟滘 の 場 合 には 湾 口 部 ( 外 側 )から 湾 奥 部 に 向 か
って A,B,C と 取 った( 図 2-3).また 河沜 口 干 潟滘 の 場 合 は, 河沜 口 部 ( 海 側 )から 河沜 上 流泴 に 向 かって A,B,C
と 取 った.ただし, 現 場 の 地 形 ・ 面 積 などから 判 断 し,メイルとフイルトの 数 は 増 浦 させる 場 合 も
あった. 従 って 2 メイルしか 取 らない 場 合 は A,B のみとなり,5 メイル 取 った 場 合 は A,B,C,D,E
となった.メイル 上 のフイルトは 数 字 で 表 記 し, 潮滠 間 帯 の 上 部 から 下 部 に 向 かって,1,2,3 と 取
った.メイル 上 に 2 フイルトしか 取 らない 場 合 は,1,2 となる.ムク 原 やブルエュヴノなど 塩 性 湡
地 内 のフイルト 名 は「 植 生璦 」とし, 主 な 構 成 植 物 を 記 録 した.
メイル 単 位 で 写 真 を 撮 影 し,その 他 底 質 や 生璦 物 についても 調 査 者 の 任 意 で 撮 影 した. 植 生璦 の 写 真
も 撮 影 した.
調 査 フイルトでは 5m × 5m の 方 形 枠 を 設 定 した.ただし 地 形 によっては,25 m2であっても 正 方
形 でない 場 合 もあった. 調 査 者 は 最暷 初 の 5 分 間 , 調 査 フイルトの 方 形 枠 内 の 底 質 表 面 で 見 られる 底
生璦 動 物 の 種 と 個 体 数 の 多 寡 ( 後 述 ), 干 潟滘 表 面 の 植 生璦 や 底 質 の 状 況沦 を 記 録 した. 次 いで, 調 査 者 2 名
が 10 分 間 , 統 一 規 格 のケカッハ( 金 象 印 根 堀 ,ケカッハ 部 の 幅 14cm)を 用璮 い, 約 20cm の 深济 さまで
底 質 を 掘 り 返 し, 目 視 で 発 見 できた 底 生璦 動 物 を 採 集 した. 現 場 で 同 定 できる 種 については, 種 名 と
個 体 数 の 多 寡 を 記 録 してから 放 逐 した. 個 体 数 の 多 寡 は 各 種 について, 以 下 のとおりとした.
A( 多 ) :ケカッハで 1 回 掘 り 返 した 中 に 1 個 体 以 上 出 現 する.
C( 普 通 ): 全 掘 り 返 し 回 数 の 中 で 2 個 体 以 上 出 現 するが,A よりも 少 ない.
R( 少 ) : 全 掘 り 返 し 回 数 の 中 で 1 個 体 のみ 出 現 する.
現 場 で 調 査 責 任 者 に 種 名 の 判 別 できない 種 については, 液洢 浸 標 曓 を 作 成 し, 同 定 責 任 者 ( 巻 頭 ,
同 定 責 任 者 一 覧 参 照 )に 送 付 した. 同 定 責 任 者 は 必 要 に 応 じて 各 分 類顜 群 の 専 門 家 に 依 頼 し, 同 定 を
行 った.
塩 性 湡 地 (「 植 生璦 」フイルト)の 場 合 は, 調 査 者 2 名 が 植 生璦 内 を 20 分 間 歩 き 回 り, 採 集 ・ 確 認 した
生璦 物 について 種 名 と 個 体 数 の 多 寡 を 記 録 した. 個 体 数 の 多 寡 は 各 種 について, 以 下 のとおりとした.
A( 多 ) :10 個 体 以 上 出 現 する.
C( 普 通 ):2 ~~ 9 個 体 出 現 する.
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R( 少 ) :1 個 体 のみ 出 現 する.
ここでも 種 名 が 判 別 できない 種 については 標 曓 を 同 定 者 に 送 付 した.
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北 海 道 地 域
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東 北 地 域
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関 東 ・ 小 笠 原 地 域
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日 曓 海 地 域
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中 部 東 海 地 域
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近 畿 地 域
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中 国 四 国 地 域
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九 州 地 域
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沖 縄 地 域
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図 2-3
干 潟 の 中 の 調 査 地 点 概 念 図
湾 奥 部
湾 口 部
河沜 口 部 ( 海 側 )
〈 内 湾 干 潟滘 〉 〈 河沜 口 干 潟滘 〉
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第 3 章
海 域 ごとの 生璦 物 相 と 干 潟滘 の 現 状 ・ 過 去 との 比 較
北 海 道 から 沖沍 縄 までの 10 地 域 を,31 海 域 に 区 分 し, 各 地 域 の 調 査 責 任 者 を 中 心 に,それぞれの
海 域 の 生璦 物 相 と 干 潟滘 の 現 状 について 述 べる.また, 過 去 のデヴシがある 海 域 (もしくは 個 別 の 干 潟滘 )
については, 現 状 と 過 去 の 比 較 も 行 った.
海 域 の 区 分 と 執 筆 者 は 以 下 の 通 りである.
北 海 道 地 域
北 海 道 : 向 井 宏
東朁 北 地 域
青 森 県 沿沥 岸 域 : 鈴 木曐 孝 男璹
三 陸 沿沥 岸 域 :
松 政 正 俊
仙 台 湾 :
鈴 木曐 孝 男璹
関 東朁 地 域
東朁 京 湾 :
風顪 呂 田 利 夫
房 総 半 島 太 平 洋泒 岸 : 風顪 呂 田 利 夫
三 浦洁 半 島 ・ 相 模 湾 : 風顪 呂 田 利 夫
小 笠 原 地 方
小 笠 原 諸 島 :
飯颎 島 明 子
日 曓 海 沿沥 岸 域
日 曓 海 北 部 ( 十 三 湖湌 ): 鈴 木曐 孝 男璹
日 曓 海 中 部 ( 能 登 半 島 七 尾 湾 )
: 風顪 呂 田 利 夫
日 曓 海 西 部 ( 沟 谷 ・」 中 海 ・」 宍 道 湖湌 )
: 伊 谷 行
中 部 東朁 海 地 域
浜泺 名 湖湌 (いかり 瀬 干 潟滘 )
: 西 川 輝 昭昧 ・」 木曐 曪 妙 子
伊 勢 湾 ・ 三 河沜 湾 : 木曐 曪 妙 子 ・」 西 川 輝 昭昧
英 虞 湾 ・ 五 ヮ 所 湾
: 木曐 曪 妙 子 ・」 西 川 輝 昭昧
近 畿瓴 地 域
和 歌 山 県 沿沥 岸 域 : 古 賀 庸 憲
大 阪 湾 :
和 田 恵 次
播 磨 灘 沿沥 岸 域 : 和 田 恵 次
中 国 四 国 地 域
四 国 沿沥 岸 域 : 和 田 恵 次
瀬 戸 内 海 中 央 部 : 伊 谷 行
瀬 戸 内 海 島 嶼 部 : 伊 谷 行
周 防 灘 ( 中 国 地 方 西 部 ): 伊 谷 行
九 州 地 域
九 州 北 東朁 部 ( 瀬 戸 内 海 西 部 ・」 豊 後 水 道 沿沥 岸 )
: 逸 見 泰泊 久 ・ 佐 藤 正 典
九 州 北 西 部 ( 玄 界瓋 灘 ): 逸 見 泰泊 久
九 州 南 西 部 ( 東朁 クナ 海 沿沥 岸 )
: 佐 藤 正 典
九 州 南 東朁 部 ( 太 平 洋泒 沿沥 岸 )
: 佐 藤 正 典
暼 明 海 : 佐 藤 正 典
八 代 海 : 逸 見 泰泊 久
鹿 児 島 湾 ( 錦 江 湾 ): 佐 藤 正 典
奄 美 諸 島 :
逸 見 泰泊 久
沖沍 縄 地 域
沖沍 縄 島 :
佐 藤 正 典
先 島 諸 島
: 鈴 木曐 孝 男璹 ・」 木曐 曪 妙 子 ・」 佐 藤 正 典
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*
*
なお, 以 下 の 曓 文 中 において「 希 少 な~~の1 種 」「~~ 科 の 希 少 魚 」 等 と 表 記 されている 種 は, 同
定 はされているものの, 乱 獲 を 防 ぐために 具 体 的 な 種 名 を 伏 せた 種 である.
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北 海 道
向 井 宏
調 査 地 点 は, 合 計 18 箇 所 で, 日 曓 海 側 2 カ 所 ,オビヴツェ 海 側 8 箇 所 , 太 平 洋泒 側 東朁 部 8 箇 所 であ
る.その 干 潟滘 は 以 下 の 通 り.
日 曓 海 側 : 天 塩 川 ( 河沜 口 域 ),キュパツ 原 野 湖湌 沼 群 (パルォ 沼 )
オビヴツェ 海 側 : 猿 払 原 野 湖湌 沼 群 (フュ 沼 ),ェッスホュ 湖湌 ,カヘォ 湖湌 ,クノノツナイ 湖湌 ,
キュブ 湖湌 , 能 取 湖湌 , 網 走 湖湌 , 濤漢 沞 湖湌
太 平 洋泒 側 東朁 部 : 野 付 湾 ・ 尾 岱 沼 , 厚 岸 湖湌 , 厚 岸 湾 , 根 室 湾 , 琵 琶 瀬 湾 , 風顪 蓮 湖湌 , 火 散 布 ・ 藻 散 布 ,
温浲 根 沼
北 海 道 の 干 潟滘 は, 日 曓 海 側 が 干 湢 の 差 が 少 ないために 干 潟滘 が 発 達 しないこともあり,ほとんどの
干 潟滘 が 道 東朁 のオビヴツェ 海 側 かもしくは 太 平 洋泒 側 に 限 られており,その 形 態 も 海 潟滘 湖湌 がその 大 部 分
を 占 める.
日 曓 海 側 の 2 カ 所 の 干 潟滘 は,どちらも 面 積 が 100 m2を 超 えない 程 度 のきわわめて 小 規 模 の 干 潟滘 であ
り, 河沜 口 の 砂 州 と 湡 原 の 中 の 沼 に 形 成 されている. 一 方 , 道 東朁 の 海 潟滘 湖湌 に 形 成 されている 干 潟滘 は 広
大 であり, 比 較 的 多 様 性 の 高 い 生璦 物 相 を 持 っている. 風顪 蓮 湖湌 の 干 潟滘 は 実 に 数 10 km 2 にもおよぶ( 海
と 渚 環瑧 境 美 化 推 進 機 構 ・ 北 海 道 立 釧 路 水 産璩 試 験餧 場 ,
2003).しかし, 海 潟滘 湖湌 以 外 の 河沜 口 干 潟滘 や 湡 原 の
中 の 沼 などに 形 成 される 干 潟滘 は 規 模 が 小 さい.オビヴツェ 海 側 の 干 潟滘 のうちでも 海 潟滘 湖湌 以 外 での 干
潟滘 の 面 積 は 小 さい. 太 平 洋泒 側 でも 同 じで, 海 潟滘 湖湌 以 外 の 干 潟滘 は 根 室 湾 干 潟滘 を 除 いて 規 模 は 小 さい.
北 海 道 の 干 潟滘 は, 周 囲 を 湡 原 やアク 原 で 囲 まれている 場 合 が 多 く, 人 工 のカルェモヴト 護 岸 で 固
められたり, 埋 め 立 てによって 人 工 海 岸 化 されている 場 所 はきわわめて 限 られている.そのため, 自
然 度 が 高 く,とくに 後 背 地 の 植 生璦 が 健 全 に 残 っている 場 合 が 多 い.そのために, 塩 性 植 物 の 生璦 育 す
る 感 潮滠 域 salt marsh や, 砂 浜泺 植 物 が 潮滠 間 帯 の 干 潟滘 とともに 残 っていることが 多 く, 全 国 的 に 見 ても 貴
重 な 干 潟滘 が 多 い.とくに,アッォクサゞ,ゞププドモ,クバナ,カゞピゞヘウ,゠ザツャキルバイ,
キシムク(ムク)などの 塩 性 植 物 が 多 くの 干 潟滘 で 見 られる.
一 方 , 一 部 の 干 潟滘 海 域 ではアキモなどの 水 産璩 資 源湧 の 養颜 殖 場 として 利 用璮 されているところがあり,
調 査 期曋 間 中 にも 一 部 で 自 然 の 干 潟滘 域 がアキモの 養颜 殖 場 に 改 変 されるなど, 干 潟滘 の 自 然 環瑧 境 が 開 発 の
影 響 を 受 けているところが 見 受 けられる.
北 海 道 の 干 潟滘 の 生璦 物 相 の 特 徴 として, 比 較 的 多 様 性 が 低 いことがあげられる. 飯颎 曪 (2004)の 指
摘 にもあるように, 一 般 に 日 曓 の 干 潟滘 の 生璦 物 相 の 多 様 性 は 北 に 行 くほど 低 下 する 傾 向 がある.その
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ため 北 海 道 の 干 潟滘 の 生璦 物 相 は 一 見 しても 単 純 であると 言 える.しかし,その 中 でも 多 様 性 の 比 較 的
高 い 道 東朁 の 海 潟滘 湖湌 干 潟滘 と,さらに 多 様 性 の 低 い 日 曓 海 側 などの 小 規 模 干 潟滘 がある.
北 海 道 の 干 潟滘 には 多 くの 場 所 で 自 然 度 の 高 い 環瑧 境 が 残 されており,とくに 後 背 地 の 植 生璦 がよく 保
存 されている.そのために,そのような 感 潮滠 域 植 生璦 salt marsh に 棲 息 する 特 徴 的 な 生璦 物 が 見 られる.
カワギルクミゞガイ 類顜 がそれである.カワギルクミゞガイ 類顜 は, 比 較 的 小 規 模 の 分 布 をしているも
のと, 広 範 囲 に 分 布 するものが 知 られているが, 北 海 道 の 干 潟滘 には, 小 規 模 の 分 布 種 が 多 い.この
ことは, 干 潟滘 がそれぞれ 固 暼 のカワギルクミゞガイ 類顜 を 持 っていることを 意 味 する 場 合 もある.た
とえば, 道 東朁 の 厚 岸 湖湌 には,アッォクカワギルクミゞ( 未 記 載 種 ) 一 種 が 多 数 棲 息 しており, 野 付
湾 には 別 種 のカワギルクミゞガイ 類顜 ( 未 記 載 種 )が 見 つかっている.オビヴツェ 海 側 では,テクオ
カワギルクミゞが 広 範 囲 に 分 布 する.
一 方 , 曓 州 以 南 の 干 潟滘 では 多 産璩 するケナガニ 科 やヘツハアモアォガニ 科 のカニ 類顜 は 北 海 道 の 干 潟滘
では,ほとんど 見 られない. 唯 一 ,アモアォペドキが 日 曓 海 側 の 干 潟滘 で 見 つかったのみであり, 道
東朁 にはまったく 見 られない. 一 般 にカニ 類顜 は 北 海 道 の 干 潟滘 に 少 なく,ェモガニの 幼 体 が 見 られる 程
度 である.
北 海 道 の 干 潟滘 に 多 産璩 するのは,ビサゞプニナである.ゞプニナはまったく 見 つかっていない.し
かし,ビサゞプニナは 海 潟滘 湖湌 など 比 較 的 遮 蔽 された 干 潟滘 にみられ, 根 室 湾 干 潟滘 のように 開 放 的 な 前
浜泺 干 潟滘 では 隣 の 風顪 蓮 湖湌 などには 多 産璩 するにもかかわわらず, 非 常 に 少 ない.また,カアブペが 生璦 育 す
る 干 潟滘 が 多 い.アブペも 干 潟滘 の 低 地 から 沖沍 側 に 生璦 育 するところが 多 く, 厚 岸 湾 では,オオアブペが
生璦 育 しており, 特 徴 的 な 植 生璦 である.これら 干 潟滘 上 の 海 草 藻 場 の 存 在 は, 干 潟滘 の 生璦 物 多 様 性 を 高 め
る 意 味 においてきわわめて 重 要 な 役 割 を 持 っている.
北 海 道 の 干 潟滘 が 大 きく 日 曓 海 側 と 道 東朁 に 区 別 されるのは, 干 潟滘 の 成 因 が 違 うことに 限 らない.そ
の 生璦 物 相 が 異瓧 なるもっとも 大 きい 原 因 は, 暖晵 流泴 の 影 響 があるかどうかによる. 日 曓 海 側 とオビヴツ
ェ 海 側 北 部 の 沿沥 岸 は, 夏 期曋 に 暖晵 流泴 である 対 馬飦 海 流泴 の 影 響 を 受 ける. 一 方 , 道 東朁 の 干 潟滘 はほとんど 寒
流泴 である 親 潮滠 ( 千 島 海 流泴 )のみの 影 響 を 受 ける. 道 東朁 の 干 潟滘 では,キシノオオノガイ,アオペモヘ
クュ,キシマヘク,イサシブクキガカイ,ゞバガイなど, 寒 流泴 系 の 動 物 が 顕 著 である.これらの 寒
流泴 系 種 の 多 くが 北 海 道 以 外 の 干 潟滘 ではほとんど 見 られないことに 注泃 意 すべきである.
さらに, 道 東朁 では 気 候 が 寒 冷 なために 潮滠 間 帯 の 生璦 物 相 に 影 響 がある.また, 流泴 氷 による 潮滠 間 帯 生璦
物 への 影 響 も 無 視 できないだろう. 表 面 に 突 出 して 生璦 活泯 する 生璦 物 ( 表 在 性 パルトケ)が 比 較 的 少 な
いのは,これら 気 候 と 流泴 氷 の 影 響 によるものと 考 えられる.
とくに 特 筆 すべき 生璦 物 として, 以 下 のような 生璦 物 があげられる.まず,ビゞギワイサウルスホェ
は,かって 陸 奥 湾 に 多 くみられた 種 であるが, 現 在 では 陸 奥 湾 で 絶 滅溅 した. 今 回 の 調 査 において 北
海 道 の 厚 岸 湖湌 で 発 見 され, 道 東朁 の 干 潟滘 では 健 在 であることが 明 らかになった. 一 方 , 厚 岸 湖湌 で 発 見
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され 厚 岸 の 名 前 を 学 名 に 持 つビサイサウルスホェは, 今 回 の 調 査 では 厚 岸 湖湌 や 厚 岸 湾 の 干 潟滘 では 発
見 されなかったが, 風顪 蓮 湖湌 ・ 野 付 湾 の 干 潟滘 に 多 産璩 することが 明 らかになった.また, 厚 岸 の 海 岸 で
報 告 されたゞプカニヘクが 野 付 湾 干 潟滘 の 後 背 植 生璦 帯 で 発 見 された. 現 在 では 厚 岸 で 確 認 されていな
い. 全 国 的 にもゞプカニヘクなどのカニヘク 類顜 がほとんど 見 いだされていないのは, 干 潟滘 の 後 背 植
生璦 帯 が 十 分 保 全 されていないことと 関 係 があると 思 わわれ, 保 全 対 策 のあり 方 の 検 討 が 必 要 である.
北 海 道 の 干 潟滘 の 多 くが 自 然 度 の 高 い 環瑧 境 を 保 持 していることは 特 筆 に 値 するが, 一 方 ,「 重 要 湡 地
500」に 干 潟滘 という 項 目 で 選 ばれながら,その 後 あるいは 選 定 前 からすでに 保 全 すべき 干 潟滘 としての
価 値 を 失 ったものもいくつか 見 られる.たとえば, 厚 岸 湾 干 潟滘 は,そのほとんどが 選 定 前 に 埋 め 立
てや 港海 湾 建 設 によって 失 わわれ,ほんのわわずかの 干 潟滘 が 残 されるのみになっている.もちろんこの 干
潟滘 は 狭 い 故 に 保 全 する 必 要 が 無 いというわわけではないが,「 重 要 湡 地 500」の 干 潟滘 として 選 定 する 根
拠 は, 薄 弱 になっているといわわねばならない.また, 浜泺 中 湾 ・ 琵 琶 瀬 湾 および 火 散 布 沼 の 干 潟滘 の 大
部 分 はアキモの 育 成 溣 場 として 耕 耘 されたり 覆 土 をしたりアキモを 放 流泴 したりと 高 度 の 人 為 的 行 為
を 行 っており, 保 全 すべき 自 然 の 干 潟滘 の 状 態 は 残 っていない.これは 厚 岸 湖湌 の 湖湌 口 近 くの 干 潟滘 でも
まったく 同 じ 状 況沦 にあり,かっては 良 好 な 塩 性 湡 地 ・ 干 潟滘 であった 場 所 が 現 在 では 自 然 度 ゴュに 近
い 状 態 にまでなってしまっている.ただし, 厚 岸 湖湌 全 体 で 見 ると 湖湌 奥 や 湖湌 の 北 側 などではほとんど
人 の 手 が 入 っていないと 思 わわれる 自 然 度 の 高 い 広 大 な 干 潟滘 がまだかなり 残 されており,これ 以 上 の
自 然 破 壊 を 阻 み 環瑧 境 を 保 全 していく 必 要 が 高 いと 考 えられる. 温浲 根 沼 の 干 潟滘 も 自 然 度 は 非 常 に 高 い
が,やはりアキモの 溣 場 としての 開 発 も 考 えられているようで, 注泃 意 が 必 要 である.
参 考 文 献
飯颎 曪 幸 代 ,2004. 底 生璦 生璦 物 の 多 様 性 から 見 た 道 東朁 の 干 潟滘 の 機 能 評 価 .
2003 年 度 北 海 道 大 学 大 学 院 地
球 環瑧 境 科 学 研 究 科 修 士 論 文 , pp.1-27
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研 究 所 特 別 研 究 報 告 , SR-51-2003, pp.1-62
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海 実 験餧 所 ( 未 発 表 )
海 と 渚 環瑧 境 美 化 推 進 機 構 ・ 北 海 道 立 釧 路 水 産璩 試 験餧 場 ,2003.
別 海 璼 地 区 周 辺 地 域 ( 北 海 道 -I).
藻 場 ・ 干 潟滘 環瑧 境 保 全 調 査 報 告 書暯
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青 森 県 沿沥 岸 域
鈴 木曐 孝 男璹
太 平 洋泒 岸 に 位 置 する 小 川 原 湖湌 湖湌 沼 群 ( 鷹 架 沼 と 高 瀬 川 ),および, 陸 奥 湾 の 湾 奥 部 に 位 置 する 小 湊湃
浅 所 の 干 潟滘 について, 曓 州 最暷 北 端 に 位 置 する 青 森 県 の 干 潟滘 群 としてとりまとめる( 岩 木曐 川 の 河沜 口 に
位 置 する 十 三 湖湌 については, 日 曓 海 側 に 面 した 海 域 群 として 別 項 で 取 り 扱 う).
陸 奥 湾 内 で 干 潟滘 が 存 在 するのは, 平 内 璼 にある 小 湊湃 浅 所 とむつ 市 芦 崎 の 大 湊湃 港海 南 西 奥 部 であるが,
後 者 は 自 衛 隊 の 敷 地 内 にあり, 立 入 りは 制 限 されている.
浅 所 海 岸 は 北 側 に 溣 港海 があり, 南 岸 に 沿沥 って 汐 立 川 が 流泴 れており, 中 央 部 分 に 砂 質 の 干 潟滘 が 出 現
する. 河沜 口 干 潟滘 と 前 浜泺 干 潟滘 を 合 わわせ 持 ったような 地 形 である. 一 部 のムク 原 を 除 き, 干 潟滘 の 後 背 地
に 植 生璦 帯 はない.また,ハェスミゞの 飛颀 来曹 地 として 暼 名 であり, 岸 辺 で 餌额 付 けも 行 わわれている.こ
こは, 北 東朁 北 地 方 において 最暷 も 良 く 干 潟滘 の 原 風顪 晙 を 留瓔 めている 干 潟滘 であり, 出 現 総 種 数 35 種 は, 北
方 の 干 潟滘 に 棲 息 する 種 数 としては 多 い 方 だと 思 わわれる.
干 潟滘 の 表 面 には,ビサゞプニナに 混浔 じって 希 少 種 のゞプニナが 比 較 的 多 く 棲 息 する.また,ムカ
ボアナグホカの 巣 穴 が 多 数 見 られる. 地 高 が 高 く 礫 の 多 いところに, 局 所 的 ではあるが,カワギル
クミゞガイが 多 数 棲 息 する. 東朁 北 地 方 で 曓 種 が 確 認 されたのはここと 十 三 湖湌 だけである. 多 毛 類顜 で
はカォガカイが 多 く 棲 息 しているが,ところによっては,イトベやイトガカイ 類顜 の Heteromastus
sp.
も 多 く 見 られる.また, 二 枚 貝 ではイサクグプとサトオモガイが 多 産璩 する.
カニ 類顜 では,ォフキイサガニが 比 較 的 多 く 見 られる 他 ,ボブトオキガニやアモアォペドキも 確 認
された.また, 砂 礫 底 のところにヒペイカモナブカが 多 く 棲 息 していたが, 曓 種 はこれまで 三 浦洁 半
島 以 南 に 分 布 するといわわれており( 今 岡 ,1995), 確 認 できたのは 東朁 北 地 方 ではここだけであった.
*
他 に,ハゴ 科 の 希 少 魚 も 出 現 した.
下 北 半 島 の 付 け 根 の 太 平 洋泒 側 には 六 ヮ 所 曪 湖湌 沼 群 が 存 在 する. 北 から 順 に 尾 駮餏 沼 , 鷹 架 沼 , 市 柳
沼 , 田 面 木曐 沼 , 小 川 原 湖湌 などであるが, 周 辺 は 原 子 燃 料 キイェャ 施 設 としての 整 備 が 進 行 中 であり,
自 然 環瑧 境 の 改 変 が 著 しい.このため, 現 在 ,ある 程 度 まとまった 干 潟滘 が 出 現 するのは, 鷹 架 沼 がむ
つ 小 川 原 港海 に 注泃 ぐ 近 辺 と, 小 川 原 湖湌 と 太 平 洋泒 をつないでいる 高 瀬 川 の 岸 辺 沿沥 いだけである.いずれ
も 砂 質 から 砂 泥況 質 の 河沜 口 干 潟滘 であり, 干 潟滘 の 陸 側 にはムク 原 が 広 がっている. 鷹 架 沼 のムク 原 には
部 分 的 に 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 のクバナが 混浔 生璦 し, 潮滠 間 帯 上 部 にはカアブペ 帯 が 存 在 する. 一 方 , 高 瀬 川 の
岸 辺 上 部 にはクバナやゞププドモが 点 在 する. 天 ォ 森 射 爆 場 の 北 縁 に 位 置 する 高 瀬 川 一 帯 は 防 衛 施
設 庁 の 管 理理 地 域 となっており, 入 域 には 許 可 が 必 要 である.また, 干 潟滘 から 潮滠 下 帯 にかけてはクグ
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プ 溣 場 となっており, 六 ヮ 所 溣 協 が 管 理理 している.
鷹 架 沼 は 1965 年 に 湖湌 口 を 閉 塞 して 淡流 水 化 された( 井 上 ・ 五 十 嵐 ,1976). 淡流 水 化 以 前 の 調 査 によ
ると( 山 曓 ,1954),ヌブカジキガイ(ヒベブケオ),プゲガブツピ,カワエスツピ,ボブトクグプ
(ニビルクグプ),カワギルクミゞガイ 等 が 記 録 されているが, 淡流 水 化 後 の 1974-75 年 の 調 査 につい
てみると( 井 上 ・ 五 十 嵐 ,
1976), 汽汼 水 種 としてはボブトクグプ,イサカツノヘク,イキギアプ,ノ
ャブルシナイケの 4 種 が 記 載 されているに 過 ぎず, 多 く 棲 息 していたのはマケモカ 類顜 やカメケガイ,
ヌブガイであった.しかし,この 後 1978 年 からむつ 小 川 原 港海 の 建 設 が 着 手 され,1990 年 には 鷹 架
地 区 岸 壁 が 完 成 する 等 の 過 程 において, 鷹 架 沼 はむつ 小 川 原 港海 に 開 口 し, 海 水 が 遡 上 するようにな
ったようである.しかし, 現 在 でも, 沼 の 中 央 付 近 に 建 設 された 防 潮滠 堤 の 西 側 は 淡流 水 化 されたまま
である.また, 沼 曓 体 には 干 潟滘 は 出 現 せず, 鷹 架 沼 とむつ 小 川 原 港海 を 結 ぶ 通 水 路 の 東朁 側 部 分 の 両 岸
にわわずかに 河沜 口 干 潟滘 が 出 現 する 程 度 である.この 一 帯 ではクグプ 採 りが 行 わわれている.
現 在 では, 汽汼 水 域 に 普 通 のイサクグプ,サトオモガイ,イトベ,イトガカイ 類顜 の Heteromastus sp.,
ケナゞプナナフク,ムカボアナグホカ,ォフキイサガニが 多 く 棲 息 し, 植 生璦 帯 ではアカテガニ,シ
カビカカワギルクミゞ,カワエスツピなどが 普 通 に 見 られる.また,カメケガイの 死 殻 が 底 土 中 に
多 く 埋 まっていたが, 淡流 水 化 されていた 時昷 のなごりであろう.すぐ 北 側 に 位 置 する 尾 駮餏 沼 には 干 潟滘
がほとんど 出 現 しないので 今 回 は 調 査 を 行 わわなかったが, 築 地 ら(2004)の 最暷 近 の 調 査 によると,
ボブトケピオ,カワエスツピ,ビトトウケなどの 汽汼 水 種 が 優 占 しており, 沼 固 暼 亜 種 のシカビカク
メトモや 希 少 種 のヌブカジキガイも 確 認 されている. 今 回 ,シカビカクメトモやヌブカジキガイは
鷹 架 沼 では 確 認 できなかった.
高 瀬 川 においても 鷹 架 沼 と 同 様 , 河沜 川 の 両 岸 に 河沜 口 干 潟滘 が 出 現 する.ここは 春星 には 観 光 クグプ 採
り 場 となっており, 人 の 立 ち 入 りも 多 く, 底 土 は 硬 くしまっているところが 多 い. 小 川 原 湖湌 からの
淡流 水 の 影 響 が 大 きいようで,ボブトクグプ 以 外 の 二 枚 貝 は 確 認 できなかった.また, 多 毛 類顜 ではカ
ワガカイ,イトベ,イトガカイ 類顜 の Notomastus sp.が 多 く 出 現 した.ムク 原 にはェュパルォイガニが
多 く,シカビカカワギルクミゞとムクジカワギルクミゞも 多 く 認 められた.
青 森 県 沿沥 岸 域 全 体 を 概 観 すると, 河沜 川 の 影 響 が 強 いところには,カワガカイ,イトベ,Notomastus
sp.,ボブトクグプが, 汽汼 水 から 海 水 に 近 いところには,カォガカイ,Heteromastus sp.,イサクグプ,
サトオモガイ,ムカボアナグホカが 優 占 していたといえる.
土 屋 (1982)は「 青 森 市 の 自 然 」の 中 で 小 湊湃 浅 所 海 岸 の 干 潟滘 に 棲 息 する 生璦 物 を 紹 介 しているが,
そこには 18 種 類顜 が 取 り 上 げられている.その 内 , 今 回 の 調 査 で 確 認 できなかった 種 類顜 としては,ヘ
クュガイ,アキモ,ケガカイイサベ,ペェゲガニ,アクハメガニが 挙 げられる.また, 十 脚 類顜 に 関
しては,Yokoya(1928)の 報 告 によると,カベツキガニが 田 名 部 川 河沜 口 (むつ 市 ),ボブトオキガニ
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が 小 湊湃 浅 所 ,ペェゲガニが 吹 越 ( 上 北 群 横 浜泺 璼 )と 沟 川 ( 青 森 市 )で 記 録 されている.この 内 ,ボ
ブトオキガニは 小 湊湃 浅 所 が 分 布 の 北 限 とされていたが( 和 田 ら,1996), 今 回 の 調 査 においても, 汐
立 川 に 沿沥 った 泥況 分 の 多 い 地 点 で 棲 息 が 確 認 された.しかし, 筆 者 らの 最暷 近 の 調 査 において,むつ 市
芦 崎 の 干 潟滘 にボブトオキガニ,カベツキガニ,アクハメガニ,アモアォペドキ,ォフキイサガニが
生璦 息 していることが 確 認 されたことから,ボブトオキガニとアクハメガニについては,むつ 市 芦 崎
が 分 布 の 北 限 と 考 えられる. 両 種 とも, 青 森 県 の 他 の 地 域 や 三 陸 沿沥 岸 においては 確 認 できておらず,
隔 離 された 少 数 個 体 群 と 考 えられる. 他 にも 青 森 県 の 沿沥 岸 域 が 分 布 の 北 限 となっていることが 確 か
められた 種 類顜 として,アカテガニ,ェュパルォイガニ,アモアォペドキが 挙 げられる. 特 に 希 少 種
であるアモアォペドキに 関 しては 比 較 的 多 産璩 する 地 域 も 認 められた.
Takatsuki(1928)は, 陸 奥 湾 で 採 集 された 貝 類顜 のモケト(74 種 )を 挙 げているが,その 内 , 干 潟滘
を 棲 息 域 とするもので 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった 種 類顜 として,カガプガイ,アキモ,オニア
キモ,オオノガイ,ブテガイ,ヘクュガイなどがある.これらの 種 類顜 については, 潮滠 間 帯 下 部 から
潮滠 下 帯 にかけて 棲 息 している 可 能 性 がある(オオノガイとアキモについては, 筆 者 らの 最暷 近 の 調 査
において,むつ 市 芦 崎 に 棲 息 することが 確 認 されている).
太 平 洋泒 岸 の 鷹 架 沼 と 高 瀬 川 のムク 原 にはシカビカカワギルクミゞとムクジカワギルクミゞが 棲 息
していた.シカビカカワギルクミゞは 未 記 載 種 であり,ムクジカワギルクミゞは 分 布 が 東朁 京 湾 以 南
とされていた 希 少 種 であることから( 和 田 ら,1996), 両 干 潟滘 共 に 貴 重 な 棲 息 場 所 であるといえる.
以 上 のことから, 干 潟滘 の 保 全 に 関 する 留瓔 意 点 について 述 べる. 小 湊湃 浅 所 は, 仙 台 湾 より 北 に 位 置
する 内 湾 奥 に 発 達 した 干 潟滘 としては 唯 一 のものである.ボブトオキガニやヒペイカモナブカなど 隔
離 分 布 と 考 えられる 生璦 物 もいることから, 現 状 の 改 変 は 最暷 小 限 にとどめ, 廃 水 等 による 汚 染 に 留瓔 意
する 必 要 がある.また, 鷹 架 沼 では 道 路 の 付 け 換 えや 護 岸 工 事 が 進 めば, 干 潟滘 など 現 状 の 生璦 物 棲 息
場 所 が 失 わわれる 可 能 性 が 高 い. 開 発 行 為 を 行 う 場 合 には 適 切 なアコケベルトを 行 う 事 が 望曇 ましい.
参 考 文 献
今 岡 亨 ,1995.ナブカ 綱 . 日 曓 海 岸 動 物 図 鑑 [II]( 西 曪 三 郎 編 著 ), 保 育 社 ,pp. 553-572.
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三 陸 沿沥 岸 域
松 政 正 俊
三 陸 沿沥 岸 域 のうち 陸 中 モアケ 海 岸 の 湾 奥 干 潟滘 群 は, 岩 手 県 沿沥 岸 のモアケ 式 海 岸 に 流泴 れ 込 む 河沜 川 ( 津泟
軽 石 川 , 織 笠 川 ,および 鵜 住 居 川 )の 河沜 口 域 に 発 達 し, 北 上 川 河沜 口 と 長 面 浦洁 は 宮 城 県 北 部 ・ 南 三 陸
に 位 置 する,ともに 親 潮滠 の 影 響 を 強 く 受 ける 区 域 である. 今 回 調 査 した 5 つの 調 査 地 点 のうちでは
長 面 浦洁 のみが 潟滘 湖湌 干 潟滘 であり, 河沜 川 流泴 入 による 淡流 水 の 影 響 が 極 めて 小 さいという 点 でその 他 の 水 域
と 大 きく 異瓧 なる 環瑧 境 を 暼 している.しかし, 長 面 浦洁 は 北 上 川 河沜 口 に 近 接 しており, 生璦 態 学 的 な 相 互
関 係 が 深济 いと 考 えられることから, 北 上 川 河沜 口 域 と 同 一 の 区 域 として 扱 う.なお,これらの 水 域 は,
和 田 ら(1996)による 干 潟滘 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 に 関 する 極 めて 精 力 的 なヤフヴトにおいても
記 載 されていないものであり, 比 較 可 能 な 調 査 結 果 は 少 ない. 今 後 の 継 続 的 なペニシモルエが 望曇 ま
れる.
それぞれの 水 域 における 底 生璦 動 物 の 特 徴 を 北 から 南 へとおおまかに 見 ると, 津泟 軽 石 川 河沜 口 干 潟滘 には
種 数 , 個 体 数 ともに 軟 体 動 物 を 中 心 とした 群 集 が 発 達 したが, 織 笠 川 河沜 口 干 潟滘 では, 基 曓 的 には 璶
殻 類顜 が 優 占 する 群 集 が 卓 越 した. 一 方 , 鵜 住 居 川 河沜 口 干 潟滘 と 北 上 川 河沜 口 域 では 貧 鹹 水 域 ( 塩 分 濃漓 度
が 比 較 的 低 い 汽汼 水 域 )に 特 徴 的 な 種 類顜 が 多 く 出 現 したが, 前 者 ではイトベやアモアォペドキが 優 占
し, 後 者 ではこれらの 種 類顜 に 加 えてボブトクグプが 極 めて 豊 富 に 出 現 した. 北 上 川 に 隣 接 する 長 面
浦洁 では, 多 鹹 水 ~~ 中 鹹 水 域 ( 塩 分 濃漓 度 が 高 い,および 中 程 度 の 汽汼 水 域 )に 特 徴 的 な 群 集 が 卓 越 し,
北 上 川 河沜 口 域 の 底 生璦 動 物 群 集 とは 大 きく 異瓧 なっていることから, 保 全 上 も 両 水 域 を1つのコットと
して 捉 えることが 望曇 ましいと 思 わわれた.
各 水 域 の 現 況沦 および 過 去 デヴシとの 比 較 は 以 下 のとおりである.
陸 中 モアケ 海 岸 の 湾 奥 干 潟滘 群
宮 古 湾 津泟 軽 石 川 河沜 口 ( 金 浜泺 )( 岩 手 県 宮 古 市 )
津泟 軽 石 川 は 宮 古 湾 奥 に 注泃 ぎ 込 む 延 長 13.1 km の 河沜 川 であり,その 源湧 流泴 は 山 田 璼 の 水 呑 場 山 である.
河沜 口 部 には, 津泟 沿 被 害 から 背 後 地 を 防 護 するための 防 潮滠 水 門 ( 津泟 軽 石 川 水 門 )が 設 置 されている.
宮 古 湾 には, 源湧 流泴 を 川 井 曪 の 兜 明 神 として 近 内 川 , 山 口 川 , 牛 伏 川 , 長 沢 川 などを 支 流泴 とする 閉 伊
川 ( 延 長 は 75.7 km)も 注泃 いでおり, 干 潟滘 を 含 む 宮 古 湾 全 体 の 物 質 収 支 等 に 与 える 影 響 は 最暷 も 強 いと
考 えられている( 西 野 1980).しかし, 干 潟滘 の 規 模 としては 津泟 軽 石 川 河沜 口 のものが 湾 内 ,および 陸
中 モアケ 海 岸 全 体 でも 最暷 大 である.
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曓 干 潟滘 では 二 枚 貝 , 特 にサトオモガイやオオノガイが 多 く 認 められ, 他 には 多 毛 綱 のカォガカイ,
Heteromasutus sp. 腹 足 綱 ではビサゞプニナが 多 かった. 比 較 可 能 な 過 去 のデヴシとしては, 質 的 な
ものであるが 戸 羽 (1980)による「 宮 古 市 の 海 産璩 貝 類顜 」に 掲 載 されているモケトがある. 今 回 の 調
査 区 域 と 同 様 な 地 域 ( 戸 羽 1980 の「 砂 泥況 地 帯 : 高 浜泺 , 金 浜泺 地 区 」)からは, 腹 足 綱 の 14 種 , 二 枚 貝
綱 の 46 種 の 合 計 60 種 が 掲 載 されている. 今 回 の 調 査 では,そのうちの 12 種 が 確 認 されており, 今
回 確 認 されたキキエュシブツベシは 戸 羽 (1980)のモケトには 掲 載 されていない.ただし,アキモ
の 稚 貝 の 放 流泴 は 以 前 からなされていたようで, 昭昧 和 40 ~~ 50 年 頃 には 千 葉 県 の 浦洁 安 , 昭昧 和 51 ~~ 52
年 には 浜泺 名 湖湌 からのものを 取 り 寄 せていたという 記 載 がある.
山 田 湾 織 笠 川 河沜 口 ( 岩 手 県 山 田 璼 )
山 田 湾 内 で 最暷 大 規 模 の 曓 干 潟滘 を 暼 する 織 笠 川 は 山 田 璼 内 のイヌノナの 原 生璦 林 に 源湧 流泴 を 暼 する 清浜 澄滭
な 二 級 河沜 川 であり, 高 潮滠 防 止 措 置 の 対 象 となっている. 曓 干 潟滘 を 特 徴 づける 十 脚 璶 殻 類顜 としてはニ
ビルケナペエモ,ハャブルケナペエモ,アナグホカおよびムカボアナグホカがあげられ,その 他 の
璶 殻 類顜 としてはケナゞプナナフク 科 の 1 種 Cyathura sp.が 多 く 見 られた. 腹 足 類顜 ではビサゞプニナが
多 く, 希 少 な 魚 類顜 の1 種 * も 多 く 見 られた.
曓 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 に 関 しては Mukai(1992)があり,ケナペエモ 科 とアナグホカ 科 の 現 在 の 密 度 は
1986 ~~ 1988 年 に 比 較 すると 低 下 していると 思 わわれる.また,2001 年 発 行 の「いわわてヤッドデヴシ
ノッェ」によると, 山 田 湾 に 注泃 ぐ 関 口 川 河沜 口 部 には,かつてアクハメガニが 多 く 生璦 息 していたと 記
載 されているが, 今 回 の 調 査 移 動 時昷 の 簡 単 な 目 視 観 察 では 確 認 できなかった.
鵜 住 居 川 河沜 口 ( 岩 手 県 釜 石 市 鵜 住 居 璼 )
鵜 住 居 川 は, 源湧 流泴 を 五 葉 山 に 暼 し, 大 槌 湾 の 最暷 奥 に 注泃 ぐ 清浜 澄滭 な 河沜 川 である. 大 槌 湾 に 注泃 ぐ 河沜 川 の
なかでは, 大 槌 川 についてその 湾 内 の 生璦 産璩 や 汚 染 等 に 関 する 影 響 が 大 きいことが 明 らかになってい
るが( 和 田 ら,1983), 大 槌 川 河沜 口 部 には 護 岸 ・ 港海 湾 整 備 のために 見 るべき 干 潟滘 がない. 一 方 , 大 槌
湾 奥 部 に 注泃 ぐ 鵜 住 居 川 の 河沜 口 域 には, 三 陸 モアケの 湾 奥 干 潟滘 群 で 最暷 も 淡流 水 の 影 響 を 強 く 受 ける 干 潟滘
が 発 達 している.
河沜 口 部 ではナプノモサカ゠ビ 科 の Haustorioides sp.,ケナビモヘク 科 のヒベケナビモヘクといった
小 型 璶 殻 類顜 が 多 く 見 られたが, 上 流泴 へ 向 かうとイサクグプ,ヒベボブトカワガカイ,およびムカボ
アナグホカが 多 くなり,さらに 上 流泴 にいくとカワギルクミゞガイ 科 の Assiminea
sp.,イトベ,アモ
アォペドキといった 貧 鹹 水 域 を 特 徴 づける 生璦 物 が 多 く 出 現 した. 底 生璦 動 物 一 般 を 扱 った 比 較 可 能 な
過 去 のデヴシはないが, 貝 類顜 については, 土 田 やその 共 同 研 究 者 による 詳 細 な 研 究 ( 土 田 ,1990, 1991;
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土 田 ・ 堀 ,1992; 土 田 ・ 黒 住 ,1993, 1995)のなかで 鵜 住 居 河沜 口 に 生璦 息 する 種 類顜 が 記 載 されている.
北 上 川 河沜 口 ・ 長 面 浦洁
北 上 川 河沜 口 ( 宮 城 県 北 上 璼 ・ 河沜 北 璼 )
北 上 川 ( 新 北 上 川 : 旧 追 沿 川 )の 河沜 口 から 上 流泴 17.2Km の 地 点 には 北 上 大 堰 が 設 置 されており,
渇 水 時昷 には 閉 じられ, 洪泤 水 時昷 には 開 放 されて 石 巻 市 を 流泴 れる 旧 北 上 川 の 水 量 を 安 定 化 している.そ
のため, 渇 水 時昷 に 閉 じられた 大 堰 の 海 側 では, 海 からの 塩 水 遡 上 によって 上 層 水 の 塩 分 濃漓 度 も 20PSU
を 越 える 場 合 がある.ただし, 通 常 の 水 量 では, 北 上 川 の 表 層 水 の 塩 分 濃漓 度 は 一 般 に 低 く 維 持 され
ている.
底 生璦 動 物 では 貧 鹹 水 域 を 特 徴 づける 生璦 物 が 多 く, 特 にボブトクグプは 豊 富 に 産璩 する.また,ムク
原 にはイトベ,ムク 原 の 汀 線 付 近 にはアモアォペドキが 多 く 分 布 することが 確 認 された.こうした
生璦 物 相 は 隣 接 する 長 面 浦洁 とは 大 きく 異瓧 なるものである. 分 布 の 北 限 と 考 えられるスガガニと 予 備 調
査 時昷 に 採 集 された 希 少 種 プゲガブツピ 科 Stenothyra 属 の 1 種 は 特 筆 に 値 する.1998 ~~ 2001 年 には 松
政 ら( 松 政 ,2000; 松 政 ら,2002;Doi et al.,2005)による 調 査 がある.それらは 干 潟滘 を 中 心 にし
たものではないが,この 間 における 種 組 成 の 大 きな 変 化 はないものと 思 わわれる.これら 以 前 におい
て 底 生璦 動 物 を 扱 った 比 較 可 能 なデヴシは, 学 術 論 文 等 には 見 当 たらない.
長 面 浦洁 ( 宮 城 県 河沜 北 璼 )
長 面 浦洁 は 北 上 川 河沜 口 の 南 側 に 隣 接 するが, 北 上 川 から 放 出 される 淡流 水 の 多 くは 左 岸 ( 北 側 )に 流泴
れること,および 大 きな 河沜 川 を 伴 わわないことから 淡流 水 の 影 響 をあまり 受 けないようである.
底 生璦 動 物 では, 北 上 川 河沜 口 域 とは 対 象 的 に, 二 枚 貝 のアキモ,イサクグプやサトオモガイ, 腹 足
綱 のゞプニナやビサゞプニナ, 多 毛 類顜 のオイワォガカイ, 十 脚 璶 殻 類顜 のカベツキガニやニビルケナ
ペエモといった 多 鹹 水 域 を 特 徴 づける 生璦 物 が 主 に 出 現 する.カキの 養颜 殖 が 盛 んであるが,2004 年 10
暻 には 大 量 斃 死 が 発 生璦 し,その 原 因 は 明 らかにされていない.これまでのところ, 底 生璦 動 物 に 関 す
る 比 較 可 能 な 過 去 のデヴシは, 学 術 論 文 等 には 見 いだされていない.
参 考 文 献
Doi, H., M. Matsumasa, T. Toya, N. Satoh, C. Mizota, Y. Maki and E. Kikuchi, 2005.Spatial siftsin food
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仙 台 湾
鈴 木曐 孝 男璹
仙 台 湾 とは, 宮 城 県 の 牡 鹿 半 島 と 福 島 県 の 鵜 の 尾 岬 を 結 ぶ 線 により 囲 まれる 海 域 を 指 し,その 海
岸 線 は 牡 鹿 半 島 の 付 根 の 部 分 から 鵜 の 尾 岬 まで, 松 島 湾 の 部 分 を 除 けば, 砂 浜泺 海 岸 となっている( 八
島 1985). 流泴 入 河沜 川 としては, 仙 北 平 野 を 流泴 れる 旧 北 上 川 と 鳴 瀬 川 ,および 仙 南 平 野 を 流泴 れる 七 北
田 川 , 名 取 川 , 阿 武 隈 川 が 主 なものであり, 後 者 の 3 河沜 川 の 河沜 口 付 近 には 潟滘 湖湌 が 発 達 している.ま
た, 石 巻 市 の 東朁 には 万 石 浦洁 , 相 馬飦 市 の 海 岸 部 には 松 川 浦洁 という, 広 大 な 潟滘 湖湌 が 存 在 する. 松 島 湾 は
陸 地 の 沈沄 降 により 形 成 された 多 島 海 的 形 状 を 持 ち, 大 小 230 程 の 島 が 点 在 する 内 湾 である. 万 石 浦洁 ,
松 島 , 松 川 浦洁 は 県 立 自 然 公 園 に 指 定 されており,また, 仙 台 湾 南 部 の 砂 浜泺 地 域 やそこに 存 在 する 干
潟滘 は 宮 城 県 自 然 環瑧 境 保 全 地 域 となっている.
仙 台 湾 の 海 岸 線 に 沿沥 っては 沿沥 岸 流泴 が 流泴 れ,また, 南 方 から 入 り 込 んだ 黒 潮滠 に 由 来曹 する 水 塊 は 北 側
において 牡 鹿 半 島 によってさえぎられる.このため, 仙 台 湾 沿沥 岸 域 に 立 地 する 干 潟滘 群 に 棲 息 する 底
生璦 動 物 は, 幼 生璦 分 散 等 を 通 して 相 互 に 影 響 を 及 ぼしあう 可 能 性 が 高 いことから,ベシ 群 集 構 造 を 持
つと 考 えられる. 仙 台 湾 沿沥 岸 域 で 干 潟滘 が 出 現 するところは, 上 述 した 潟滘 湖湌 内 に 多 く, 調 査 は, 万 石
浦洁 , 蒲 生璦 干 潟滘 ( 七 北 田 川 左 岸 ), 井 土 浦洁 ( 名 取 川 左 岸 ), 広 浦洁 ( 名 取 川 右 岸 ), 鳥 の 海 ( 阿 武 隈 川 南 側 ),
松 川 浦洁 で 行 った.また, 松 島 湾 内 では, 前 浜泺 や, 入 組 んだ 入 江 の 奥 に 小 規 模 の 干 潟滘 がたくさん 出 現
することから, 代 表 的 な3 地 点 で 調 査 を 行 った.
万 石 浦洁 と 松 川 浦洁 は 形 としては 潟滘 湖湌 であるが, 潟滘 全 体 が 広 いことから, 入 口 の 狭 い 内 湾 的 な 性 格 を
持 っており,そこに 出 現 する 干 潟滘 は 内 湾 内 の 前 浜泺 干 潟滘 とみなすこともできる. 両 者 とも 潟滘 内 は 養颜 殖
に 利 用璮 されており, 万 石 浦洁 ではカキの 養颜 殖 , 松 川 浦洁 ではノモの 養颜 殖 が 盛 んである.また,いずれに
おいても 潟滘 内 に 砂 を 盛 るなどして 造 成 した 干 潟滘 でアキモの 養颜 殖 が 行 わわれており, 春星 から 夏 にかけて
の 大 潮滠 時昷 には, 自 然 干 潟滘 も 含 めて, 観 光 潮滠 干 狩 りでにぎわわっている. 干 潟滘 に 続 く 潮滠 下 帯 にはアブペ
が 高 密 度 で 生璦 育 しているところがある. 一 方 , 潮滠 上 帯 の 側 を 見 ると, 潟滘 の 周 囲 はほとんど 護 岸 工 事
がなされており,ムク 原 や 塩 性 湡 地 に 自 然 に 移 行 している 場 所 は 極 めて 少 ない.このような 状 況沦 は
内 湾 である 松 島 湾 でも 同 じである. 万 石 浦洁 と 松 島 湾 には 大 きな 河沜 川 の 流泴 入 は 無 く, 塩 分 はほぼ 外 海
と 同 じである. 一 方 , 松 川 浦洁 にはいくつかの 河沜 川 が 流泴 れ 込 んでいるが, 潟滘 の 北 部 中 央 に 開 口 してい
る 宇 多 川 と 小 泉沫 川 が 主 なものである.しかし 両 河沜 川 とも 流泴 量 がそれほど 大 きくはなく, 海 水 交 換 も
良 いことから, 塩 分 が 大 きく 低 下 することはないようである.
これら, 内 湾 ないしは 内 湾 の 性 格 を 持 った 大 きな 潟滘 には,ヒギメガイ 類顜 ,カキガイ 類顜 ,カクジカ
ガルガメ,ケガイ,ヤイクなど, 岩 礁 海 岸 を 主 な 棲 息 場 所 とする 貝 類顜 をはじめ,ビボ 類顜 ,カイベル
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類顜 ,イサウルスホェ 類顜 の 棲 息 が 認 められた.これらはいずれも, 潮滠 通 しの 良 い 場 所 の 護 岸 壁 や 転 石 ,
礫 ,あるいは 溣 業 者 が 設 置 した 棒 杭曽 や 竹 棒 に 付 着 しており, 万 石 浦洁 や 松 川 浦洁 においては, 通 水 口 近
くの 干 潟滘 近 辺 やアキモ 溣 場 に 出 現 した.また, 底 土 中 には, 浅 海 域 の 砂 泥況 底 を 主 な 分 布 域 とするク
ュガネガカイ 類顜 ,ゞュカヘク 類顜 ,イサベ 類顜 などの 多 毛 類顜 も 棲 息 していた.
万 石 浦洁 は, 仙 台 湾 沿沥 岸 域 の 干 潟滘 の 中 でもっとも 多 くの 種 類顜 (104 種 )が 確 認 できたところであり,
多 様 性 が 高 いといえるが, 海 産璩 種 の 入 り 込 みが 多 いこともその 理理 由 の 1 つに 挙 げられる.しかし,
ここの 干 潟滘 では,カワガカイ 類顜 やイサクグプといった 汽汼 水 域 で 優 占 する 種 類顜 が 確 認 できなかった.
これは, 淡流 水 の 影 響 下 にある 場 所 がほとんどないためであろう.もともと, 万 石 浦洁 内 に 自 然 で 出 現
する 干 潟滘 はそんなに 広 くはなく( 約 35 ha であり, 松 川 浦洁 の 1/10),ムク 原 もほとんどないに 等 しい.
しかし,この 他 にアキモ 溣 場 として 造 成 された 干 潟滘 が 70ha ほどあり,ここから 多 くの 種 類顜 が 記 録 さ
れている(70 種 ).この 事 実 は, 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 の 保 全 を 考 えていく 上 で, 大 変 興 味 深济 いことであ
る.
松 島 湾 内 には 小 規 模 な 干 潟滘 が 点 在 する. 今 回 の 調 査 地 点 以 外 にも, 生璦 物 棲 息 場 所 として 重 要 と 思
わわれる 干 潟滘 があることから,また, 少 なくない 数 の 底 生璦 動 物 が 松 島 湾 近 辺 を 分 布 北 限 域 としている
ことから,さらなる 調 査 が 望曇 まれるところである. 今 回 の 調 査 地 点 の 中 では, 沿 津泟 々 浦洁 が 貴 重 な 干
潟滘 であると 考 えられる. 沿 津泟 々 浦洁 は 6ha 程 度 の 小 面 積 の 干 潟滘 ではあるが, 比 較 的 多 くの 種 類顜 が 出 現
*
したことに 加 え,ハブエモのほか、 東朁 日 曓 ではここが 唯 一 の 生璦 息 地 である 希 少 な 巻 貝 の 1 種 が 棲 息
していたこと,また, 未 記 載 種 のブツクブカワギルクミゞが 発 見 されたからである. 潮滠 下 帯 にはア
ブペが 繁 茂 しており, 潮滠 間 帯 では 低 密 度 ながらカアブペの 生璦 育 も 認 められた.この 干 潟滘 でも 春星 には
潮滠 干 狩 りが 行 わわれており,その 時昷 期曋 には 人 の 入 り 込 みが 多 いことから, 将 来曹 が 心 配 される.
松 川 浦洁 は 万 石 浦洁 についで 出 現 種 数 が 多 く,93 種 であった. 中 でも, 腹 足 類顜 , 多 毛 類顜 , 璶 殻 類顜 の 出
現 種 数 が 多 く, 普 通 干 潟滘 に 見 られるような 種 類顜 はほとんどが 棲 息 していた.また,イピキキガ,ゞ
プニナ,フトバナシモ,カワアイ,ツバキガカイなど 希 少 な 種 類顜 も 比 較 的 多 く 出 現 した.また, 著
者 による 最暷 近 までの 継 続 した 調 査 において 新 たに 棲 息 が 確 認 された 種 類顜 を 加 えると,2005 年 8 暻 ま
での 時昷 点 で 120 種 類顜 が 数 えられている. 環瑧 境 省 が 福 島 県 に 調 査 を 委 託 して 実 施 した, 松 川 浦洁 の 総 合
調 査 報 告 書暯 ( 環瑧 境 省 自 然 保 護 局 ,2005; 福 島 県 生璦 活泯 環瑧 境 部 自 然 保 護 エャヴハ,2005)では,その 干
潟滘 底 生璦 動 物 の 保 全 に 関 しても 触 れていることから,ぜひこの 多 様 性 豊 かな 干 潟滘 を 将 来曹 にわわたって 保
持 していって 欲 しいものである.
松 川 浦洁 の 底 生璦 動 物 に 関 しては, 松 川 浦洁 団 体 研 究 エャヴハが 現 生璦 生璦 物 の 生璦 痕 について 研 究 を 行 って
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いるが,1991 ~~ 1996 年 の 調 査 結 果 として, 主 に 中 央 より 北 側 の 干 潟滘 と 砂 浜泺 から 32 種 を 記 録 してい
る( 松 川 浦洁 団 体 研 究 エャヴハ,2003).ほとんどの 種 類顜 は 今 回 の 調 査 でも 確 認 されたが,ケナガニ,
イピゞプニナ,バナシモ,イサププゲ,トビハゴ,ビゞキヘク,マヘクについては,その 後 の 調 査
を 含 めても 見 つかっていない.ケナガニを 除 く 干 潟滘 に 棲 息 する 種 類顜 は, 現 在 絶 滅溅 してしまった 可 能
性 が 高 い.ただし,イピゞプニナとバナシモについては, 死 殻 も 見 つかっていないことから,ビサ
ゞプニナやカワアイと 誤 認 した 可 能 性 も 考 えられる( 標 曓 は 不 明 ).
これまでに 述 べた 3 ォ 所 の 調 査 地 域 ではいずれもアキモの 潮滠 干 狩 りが 行 わわれており,しかも, 輸
入 したアキモを 放 逐 することによって, 外 来曹 種 であるキキエュシブツベシが 侵 入 し, 定 着 し, 繁 殖
していることが 知 られている( 大 越 ,2004; 鈴 木曐 ,2005). 万 石 浦洁 や 松 島 湾 内 のいくつかの 潮滠 干 狩 り
場 では,キキエュシブツベシによるアキモの 食颂 害 が 大 きな 問 題 になっている.また, 松 川 浦洁 では 2004
年 9 暻 に, 溣 協 による 大 規 模 な 駆飸 除 が 実 施 され, 成 貝 7.5kg と 卵 嚢 211kg が 採 捕 されている. 松 川
浦洁 団 体 研 究 エャヴハでは 1998 年 までの 調 査 において 干 潟滘 上 でツベシガイ 類顜 を 見 たことは 無 いという
ことであったことから( 豊 岡 私 信 ), 松 川 浦洁 のキキエュシブツベシは 1999 年 以 降 に 持 込 まれたもの
と 思 わわれる.ところで, 近 年 ,アキモを 放 逐 していない 干 潟滘 でもキキエュシブツベシが 見 られるよ
うになってきている.キキエュシブツベシがこのまま 分 布 を 広 げ,アキモを 餌额 にして 大 繁 殖 した 場
合 ,アキモばかりではなく 他 の 貝 類顜 にも 大 きな 影 響 が 出 ることから, 生璦 態 系 のバメルケを 崩 すおそ
れも 案 じられる. 大 越 (2004)によると,アキモの 移 入 に 伴 い, 混浔 在 していた 13 種 の 底 生璦 動 物 も 放
逐 されていたことが 分 かっている. 現 在 まで, 他 種 に 起 因 する 被 害 等 は 報 告 されていないが, 注泃 意
が 必 要 である.
鳥 の 海 は, 松 川 浦洁 , 万 石 浦洁 に 続 く 大 きさの 潟滘 湖湌 であり, 狭 い 通 水 路 で 直 接 太 平 洋泒 に 開 口 している.
荒 浜泺 溣 港海 が 鳥 の 海 に 入 ってすぐ 北 側 にあることから, 通 水 路 は 航 路 としての 維 持 管 理理 がなされてい
るが, 潟滘 内 には 小 舟 用璮 の 水 路 があるだけで 全 体 として 極 めて 浅 い 水 域 となっている. 以 前 はアブペ
場 もあったようであるが, 現 在 は 絶 滅溅 してしまった. 鳥 の 海 でもアキモの 養颜 殖 が 行 わわれていたが,
自 然 発 生璦 するアキモが 少 なくなったためもあって 5 年 間 休 溣 を 行 い,2004 年 に 解 禁 された.その 直
後 に 調 査 を 行 ったのであるが, 着 底 して 間 もないアキモが 多 く 確 認 され,ハブエモも 見 つかった.
人 の 入 り 込 みを 制 限 した 成 果 かも 知 れない.この 鳥 の 海 には 仙 台 平 野 を 流泴 れる 小 河沜 川 が 流泴 れ 込 んで
おり, 季 節 によっては 流泴 入 量 も 多 く, 塩 分 はかなり 変 動 すると 思 わわれる. 通 水 路 から 流泴 れ 込 んだ 海
水 が 最暷 も 良 く 行 き 渡浫 る 辺 りにはアキモが 多 いが, 全 体 的 にはイサクグプ,キビクメトモ,サトオモ
ガイ,ニビルケナペエモ,イトガカイ 類顜 の Heteromastus
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sp.が 優 占 する 汽汼 水 性 の 干 潟滘 である.ニビル
*
ケナペエモやムカボアナグホカの 巣 穴 が 多 いところには,ハゴ 科 の 希 少 魚 が 多 く 出 現 した. 曓 種 は,
鳥 の 海 以 外 にも 今 回 の 調 査 地 で 広 汎 に 見 られたことから, 仙 台 湾 沿沥 岸 域 の 汽汼 水 域 には 普 通 に 棲 息 し

ているものと 思 わわれる. 鳥 の 海 の 南 東朁 域 の 干 潟滘 にはアナアオキやオガノモが 大 量 に 発 生璦 するところ
があるが,ここにはビサゞプニナが 極 めて 多 かった.また, 西 側 の 河沜 川 が 流泴 入 する 近 辺 の 干 潟滘 には,
カワガカイやイトガカイ 類顜 の Notomastus sp.が 比 較 的 多 く 棲 息 していた.
阿 武 隈 川 河沜 口 から 北 へ 14 km のところに 名 取 川 の 河沜 口 があり,さらに 北 へ 10 km のところには 七
北 田 川 が 流泴 れている. 名 取 川 の 河沜 口 の 北 と 南 にはそれぞれ 井 土 浦洁 と 広 浦洁 があり, 七 北 田 川 の 河沜 口 北
側 には 蒲 生璦 干 潟滘 がある.この 3 つの 潟滘 湖湌 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 相 は, 細 かい 違 いを 別 にすると 基 曓 的 には
ほぼ 同 様 であり, 汽汼 水 域 を 主 な 棲 息 場 所 とする 種 類顜 が 出 現 する. 特 に, 広 浦洁 と 井 土 浦洁 については,
地 理理 的 に 近 いこともあって, 確 認 された 種 類顜 の 内 , 共 通 種 が 69 %を 占 めていた. 総 じて 砂 質 域 には
イサクグプ,サトオモガイ,ニビルケナペエモ,ムカボアナグホカ,カベツキガニ 等 が 棲 息 し, 砂
泥況 質 になるとキビクメトモ,カワガカイ 類顜 ,イトガカイ 類顜 の Heteromastus
sp.,スガガニ,ボブトオ
キガニ 等 が 出 現 する.ムク 原 には,アクハメガニ,ヒメドカワギルクミゞ,ェモイュカワギルクミ
ゞ,フトバナシモ,ヒベハブトビヘクが 多 い 他 ,ヘクボドモカワギルクミゞやカツノヘク 類顜 も 見 ら
れる.また, 転 石 や 石 積 みのところにはォフキイサガニが 多 い. 広 浦洁 と 井 土 浦洁 の, 人 の 入 り 込 みが
ほとんどない 砂 質 域 でニビルケナペエモやアナグホカ 類顜 の 密 度 が 高 いところでは, 底 土 表 面 は 凸 凹
しており, 底 質 は 柔 らかい.こうした 場 所 には 彼 らの 巣 穴 を 利 用璮 している゠ドハゴが 比 較 的 多 く 見
られる.
広 浦洁 は, 以 前 は 名 取 川 の 河沜 口 に 開 口 していたが,2001 年 に 閑 上 溣 港海 の 整 備 の 一 環瑧 としてその 部 分
が 閉 じられ, 新 たに 通 水 路 が 掘 られ, 直 接 太 平 洋泒 側 に 開 口 するようになった.このために 塩 分 が 高
くなると 同 時昷 に 海 産璩 種 の 供 給 が 多 くなれば, 底 生璦 動 物 相 は 変 化 していくかも 知 れない. 井 土 浦洁 は,
ピヴトを 使 わわないと 入 ることができない 干 潟滘 のため, 人 の 立 ち 入 りは 非 常 に 少 ないところである.
まとまったムク 原 が 見 られるが, 干 潟滘 との 境 界瓋 付 近 にハキプクホカ゠ビのブゞルドが 比 較 的 多 く 見
られる. 曓 種 は, 仙 台 湾 沿沥 岸 域 にはほぼ 普 遍 的 に 分 布 しているようであるが, 巣 穴 等 生璦 活泯 痕 の 確 認
が 主 体 であることから, 実 態 は 未 だ 不 明 であるところが 大 きい. 蒲 生璦 干 潟滘 は, 古 くから 渡浫 り 鳥 の 飛颀
来曹 地 として 知 られ, 人 々に 親 しまれているところであるが, 反 面 , 人 の 入 り 込 みも 多 いところであ
る. 特 に 近 年 , 自 然 発 生璦 したアキモの 採 取 やキヴファヴの 通 行 が 頻 繁 になったことから, 人 による
撹 乱 等 , 環瑧 境 悪 化 が 問 題 となっている.こうしたことに 対 応 するため, 現 在 , 蒲 生璦 干 潟滘 自 然 再 生璦 協
議 会 が 発 足 し, 対 策 を 進 めているところである.
鳥 の 海 , 広 浦洁 , 井 土 浦洁 , 蒲 生璦 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 については, 鈴 木曐 (2002)が 2000 年 に 調 査 を 行 って
いる. 干 潟滘 でのカドメヴト 法沵 によるものであることから 出 現 種 に 少 しの 違 いはあるものの(ムク 原
内 に 棲 息 する 種 類顜 の 記 録 はない), 動 物 相 としてはほぼ 同 様 である. 今 回 の 調 査 で 確 認 されなかった
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種 類顜 として, 希 少 な 巻 貝 の 1 種 * とビゞキヘク 類顜 が,この 4 干 潟滘 全 てで 採 集 されていることは 興 味 深济
い. 両 種 とも 日 曓 における 分 布 域 がまだ 明 確 になっていない 種 類顜 である.
蒲 生璦 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 については,これまで 多 くの 調 査 ・ 研 究 がなされているが, 群 集 組 成 あるい
は 出 現 種 モケトを 記 載 してある 報 告 は 少 ない. 土 屋 ・ 矢 島 (1975)には,1971 ~~ 1974 年 に 出 現 し
た「 蒲 生璦 干 潟滘 周 辺 の 底 生璦 動 物 目 録 」が 付 されており, 魚 類顜 を 除 いて 72 種 類顜 が 記 録 されている. 現 状
と 比 較 して 興 味 深济 いのは, 中 央 干 潟滘 にゞプニナとビサプキクバが 多 いとしてある 点 である.ゞプニ
ナは,その 後 長 い 間 確 認 されておらず, 絶 滅溅 したと 思 わわれていたが, 今 回 の 調 査 で 少 数 個 体 ではあ
るが 棲 息 が 確 認 された.ビサプキクバもほぼ 絶 滅溅 したようであったが, 最暷 近 になってたまに 数 個 体
が 見 つかっている.また, 奥 部 干 潟滘 に 多 いとされていた Capitella
capitata は 1993 年 頃 まではほとん
ど 見 られなくなっていたが,その 後 個 体 数 が 回 復 し( 栗 原 ら,2001), 近 年 は 極 めて 多 くなった. 同
様 に 奥 部 干 潟滘 に 多 く 棲 息 していたとされるプゲヒキガカイは,その 後 見 られなくなった. 主 要 なカ
ニ 類顜 の 棲 息 状 況沦 はほとんど 変 化 していないようであるが,アカテガニとペェゲガニは 近 年 ほとんど
みかけなくなった.また, 宮 城 県 が 北 限 とされているハブガニは 蒲 生璦 周 辺 では 絶 滅溅 したと 思 わわれる.
ところで, 近 隣 の 干 潟滘 には 棲 息 しているが, 蒲 生璦 干 潟滘 にはいない 種 類顜 として,ビサゞプニナとケナ
ゞプナナフクの1 種 が 挙 げられる. 後 者 は 土 屋 ・ 矢 島 (1975)のモケトに 掲 載 されていることから,
その 後 絶 滅溅 したのであろう.ビサゞプニナは 各 地 の 干 潟滘 で 増 えているようだが, 蒲 生璦 干 潟滘 にはまだ
進 出 していないといえる. 蒲 生璦 干 潟滘 においては, 近 年 アキモや Capitella sp.,Heteromastus sp.など 高
塩 分 を 好 む 種 類顜 が 多 く 見 られるようになり,Notomastus
sp.やイトベなど 淡流 水 の 影 響 の 強 い 汽汼 水 域 を
好 む 種 類顜 が 激 浦 するなど, 群 集 組 成 が 変 化 してきている( 栗 原 ら,2001).これは,1989 年 に, 河沜
口 と 蒲 生璦 干 潟滘 を 仕 切 っている 導 流泴 堤 に 水 門 が 新 たに 設 置 され,また,1997 年 にはそれが 再 び 新 たに
付 け 暶 えられるなどの 結 果 , 海 水 交 換 が 良 くなり 全 体 として 潟滘 の 塩 分 が 上 昇 してきたことに 起 因 す
るものと 考 えられる.カキ 礁 が 潟滘 中 央 部 の 潮滠 下 帯 に 広 がってきており,また,オガノモの 生璦 育 域 が
増 えたのも, 塩 分 上 昇 によるものであろう. 近 年 , 蒲 生璦 干 潟滘 では,アキモ 採 りの 人 が 奥 の 方 まで 入
るようになり, 底 土 表 面 はかなりの 程 度 に 撹 乱 されている.イサクグプは 溣 獲 対 象 でないためにそ
こらにまとめて 捨 てられている 状 況沦 も 観 察 されている.さらには, 釣 り 餌额 用璮 にカベツキガニを 大 量
に 採 取 している 人 もいるなど, 人 為 によるイルパェトが 大 きいことが, 種 多 様 性 の 劣 化 につながる
ことが 危 惧 される.
さて,ここで,ゞプニナ 科 ,フトバナシモ 科 ,カワギルクミゞ 科 の 希 少 種 について 触 れておきた
い( 希 少 種 のメルェについては 和 田 ら(1966)を 参 照 のこと).ゞプニナ( 危 険 )は 井 土 浦洁 を 除 く 6
地 域 で 棲 息 が 確 認 され, 蒲 生璦 干 潟滘 以 外 では 普 通 に 見 られる. 一 方 イピゞプニナ( 絶 滅溅 寸 前 )は 1 地
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域 でのみ 確 認 されたが,この 場 所 には,ゞプニナとビサゞプニナが 分 布 していない.また,その 後
の 調 査 において, 若 い 個 体 が 認 められたことから, 近 隣 の 潮滠 間 帯 にも 棲 息 している 可 能 性 が 無 いと
はいえない.
フトバナシモ 科 では,フトバナシモ( 危 険 )は 万 石 浦洁 を 除 いて 比 較 的 多 く 棲 息 しており,ムク 原
が 破 壊 されない 限 り, 棲 息 に 問 題 は 無 さそうである. 一 方 ,カワアイ( 危 険 )は, 今 回 の 調 査 で 始
めて 仙 台 湾 沿沥 岸 域 での 棲 息 が 確 認 された. 万 石 浦洁 と 松 島 湾 の 奥 まった 干 潟滘 および 松 川 浦洁 の 泥況 干 潟滘 で
柔 らかい 泥況 地 の 上 を 這 い 回 っている.いまのところ,このカワアイ 個 体 群 にはフトバナシモの 場 合
と 異瓧 なり 幼 貝 の 加 入 が 見 られていない.しかも, 殻 表 が 溶湺 脱 した 老 齢 個 体 の 比 率 が 高 く, 今 後 の 推
移 が 気 にかかるところである.バナシモ( 危 険 )はどこでも 見 られなかった.
カワギルクミゞ 科 については, 仙 台 湾 沿沥 岸 域 で, 既 知 6 種 類顜 の 他 , 未 記 載 種 が 4 種 類顜 発 見 された.
これまで 蒲 生璦 干 潟滘 を 始 め 松 島 湾 以 南 で 最暷 も 多 く 棲 息 していた 種 類顜 はカワギルクミゞとされていたが,
今 回 の 調 査 でカワギルクミゞではなく,ヒメドカワギルクミゞであることが 判 明 した(カワギルク
ミゞは 広 浦洁 で 2000 年 9 暻 に 採 集 されているのみ).ェモイュカワギルクミゞは 蒲 生璦 干 潟滘 以 南 で 普 通
に 見 られ,ヘクボドモカワギルクミゞ( 危 険 )も 松 島 湾 以 南 の 全 域 において 確 認 された. 高 潮滠 域 か
ら 上 の 辺 りに 棲 息 するムクジカワギルクミゞ( 危 険 )は 松 川 浦洁 において,また, 外 海 に 面 した 岩 礁
地 の 飛颀 沫沗 帯 に 棲 息 するオオゞケイュバサカドガイは 万 石 浦洁 において 見 つかっている. 万 石 浦洁 からは
ツノカワギルクミゞ( 危 険 )とキルトルイュカワギルクミゞ( 未 記 載 )が 記 録 されたが, 他 に, 干
潟滘 上 から 極 小 キイゲのカワギルクミゞ 属 の 1 種 ( 未 記 載 )が 見 つかっている.ムク 原 ではなく, 砂
干 潟滘 上 に 棲 息 する 極 めて 小 型 の 種 類顜 は 他 の 地 域 でも 発 見 され, 松 川 浦洁 に 産璩 する 種 類顜 はブツカワゞメ
カワギルクミゞ( 未 記 載 ), 松 島 湾 沿 津泟 々 浦洁 に 産璩 する 種 類顜 はブツクブカワギルクミゞ( 未 記 載 )と 名
付 けられた. 分 布 の 実 際 も 含 めて, 今 後 の 精 査 が 必 要 な 種 群 である.
外 来曹 種 としては, 前 述 したキキエュシブツベシの 他 に, 万 石 浦洁 と 松 川 浦洁 においてクブベノゞフネ
ガイが 確 認 された.ヘメキキイガイはどこでも 護 岸 壁 などに 普 通 である.また, 外 来曹 種 の 可 能 性 が
あるボプムキコワシが, 最暷 近 数 地 点 で 見 つかるようになった.
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東朁 京 湾
風顪 呂 田 利 夫
現 況沦
東朁 京 湾 は 房 総 半 島 の 洲泩 崎 , 三 浦洁 半 島 の 剣 崎 を 結 んだ 線 より 北 部 をさし,そのうち 観 音 崎 と 富 津泟 州
より 湾 奥 を 内 湾 , 湾 口 側 を 外 湾 としている。 干 潟滘 は 内 湾 部 にあり, 今 回 の 調 査 地 点 は, 神 奈 川 県 の
野 島 , 東朁 京 都 の 葛 西 沖沍 ( 臨 海 公 園 ), 千 葉 県 の 三 番瓣 瀬 , 江 戸 川 ( 放 水 路 ), 谷 津泟 干 潟滘 , 盤 洲泩 ( 小 櫃 川
河沜 口 ), 富 津泟 の 7 箇 所 である.これらの 干 潟滘 の 形 状 のほとんどが 湾 に 面 した 前 浜泺 干 潟滘 であるが, 江 戸
川 放 水 路 は 陸 側 の 開 削 により 人 工 的 に 造 られた 潟滘 湖湌 的 な 海 岸 の 干 潟滘 であり, 盤 洲泩 の 小 櫃 川 河沜 口 周 辺
では 河沜 口 内 に 河沜 口 干 潟滘 ,また 三 角 州 には 塩 生璦 湡 地 が 存 在 する. 谷 津泟 干 潟滘 はかつて 前 浜泺 干 潟滘 であった
が, 周 辺 が 埋 め 立 てられた 結 果 , 水 路 により 東朁 京 湾 と 連 絡 する 変 則 的 な 閉 鎖 環瑧 境 となっている.ま
た, 葛 西 臨 海 公 園 沖沍 や 三 番瓣 瀬 の 干 潟滘 は 人 工 海 浜泺 造 成 もしくは 埋 立 地 造 成 中 に 流泴 出 した 土 砂 により 浅
瀬 が 部 分 的 に 覆 砂 された 干 潟滘 であり, 江 戸 川 放 水 路 は 開 削 により 造 られた 人 工 水 路 で 両 岸 が 潟滘 湖湌 的
な 干 潟滘 となっている.このように 湾 奥 にある 干 潟滘 は 人 工 的 な 地 形 改 変 をうけた 歴 史 をもつ.さらに
今 回 の 調 査 地 には 含 まれていない 干 潟滘 としては, 多 摩 川 河沜 口 内 の 河沜 口 干 潟滘 , 市 川 市 行 徳 の 人 工 潟滘 湖湌
にある 新 浜泺 湖湌 , 養颜 老 川 河沜 口 部 に 埋 立 地 間 の 河沜 口 部 に 土 砂 の 堆 積 でできた 河沜 口 干 潟滘 がある.
今 回 の 調 査 で 共 通 的 に 生璦 息 していたのが,ェュガネイサウルスホェ,アメヘクュ,アキモ,クオ
フキ,カォガカイ,ツツオオフよりモア,スュモ,マビナガビルボドカモ,ニビルケナペエモ,ブベ
カノクガニ,カベツキガニ,スガガニであった.また 開 放 的 で 砂 質 の 前 浜泺 干 潟滘 を 特 徴 づけるのは,
ケガカイイサベ,バカガイ,ブテガイ,ツバキガカイ,オキガニで, 一 方 泥況 質 の 干 潟滘 ではヒベクメ
トモ,カワガカイの 1 種 または 複 数 種 ,プゲヒキガカイ,スガガニ,ボブトオキガニ,アナグホカ
である.このうちスュモは 近 縁 種 の Glycera macintoshi も 出 現 したが, 現 場 ごとに 少 数 個 体 しか 同 定
していないため,スュモと 同 所 的 な 生璦 息 があっても 見 逃 されている 可 能 生璦 が 高 い.また 地 理理 的 に 見
て, 湾 最暷 奥 部 に 分 布 が 集 中 する 傾 向 にあるのは,ゞプガブツピ,ヒベクメトモ,オオノガイ,オキ
クグプ,サトオモガイ,トビハゴである.
東朁 京 湾 の 干 潟滘 では 海 岸 部 がすでに 開 発 されている 場 合 が 多 く,ムク 群 落 からなる 塩 生璦 湡 地 が 残 っ
ている 場 所 は 少 ない. 盤 洲泩 や 江 戸 川 放 水 路 の 塩 生璦 湡 地 では,カワギルクミゞガイ,ェモイュカワギ
ルクミゞ,ヒメドカワギルクミゞ,アクハメガニ,ェュパルォイガニ,ェクテガニ,アカテガニ,
ゞペヤパルォイガニが 共 通 的 に 生璦 息 している.
分 布 が 限 定 され 希 少 性 が 高 い 種 としては,イピキキガ,テナガツノボドカモ,ハキプクホカ゠ビ,
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カアクウピクイサベ,フトバナシモがある.このうちハキプクホカ゠ビを 除 いて, 今 回 の 調 査 での
出 現 は 盤 州 干 潟滘 でのみ 見 られた. 盤 州 では 今 回 の 調 査 で 最暷 も 多 くの 種 が 観 察 されており,ここが 面
積 的 に 広 いことと 河沜 口 干 潟滘 , 塩 生璦 湡 地 , 前 浜泺 干 潟滘 と 曓 来曹 の 自 然 形 状 を 連 続 的 に 存 在 することで 地 形
的 多 様 性 が 高 いことが, 高 い 種 多 様 性 を 支 えているのだろう.
今 回 発 見 された 干 潟滘 性 の 外 来曹 種 はアクナガガカイ,キキエュシブツベシ,ビルビノケガイであっ
た.アクナガガカイは 野 島 , 江 戸 川 放 水 路 , 谷 津泟 干 潟滘 , 三 番瓣 瀬 で 観 察 された.またビルビノケガイ
は 湾 奥 の 三 番瓣 瀬 , 江 戸 川 放 水 路 , 谷 津泟 干 潟滘 で 観 察 された.キキエュシブツベシは 盤 州 のみで 見 られ
た.また, 盤 洲泩 の 前 浜泺 干 潟滘 ではゞベノハナガイが 豊 富 に 生璦 息 していたが, 曓 種 は 1990 年 代 に 入 って
から 観 察 されており, 黒 住 ( 私 信 )は 曓 種 をゞベノハナガイペドキと 同 定 したうえで, 人 為 的 移 入
の 可 能 性 が 高 いとしている.
過 去 における 底 生璦 動 物 分 布 状 況沦
1960 年 から 1970 年 にかけての 高 度 経 浞 成 長 期曋 時昷 代 の 干 潟滘 を 消洑 失 させた 大 規 模 な 埋 立 てが 行 わわれ
る 以 前 , 羽 田 飛颀 行 場 周 辺 に 広 がる 羽 田 洲泩 での 1959 年 の 貝 類顜 調 査 では,アキモ,ビトトウケ,マゞク
オガイ,クオフキ,オキクグプ,サトオモ,イサクグプ,キャピゞ,ヒベクメトモ,バカガイ,ハ
ブエモ,カガプガイ,カキ,ブテガイが, 江 戸 川 河沜 口 沖沍 の 三 枚 州 では 上 記 貝 類顜 のうちヒベクメトモ,
カガプガイ,カキが 含 まれないが,あらたにボブトクグプ,オオノガイの 生璦 息 を 報 告 している( 東朁
京 都 水 産璩 試 験餧 場 ,1960). 葛 西 沖沍 には 現 在 の 人 工 海 浜泺 域 となっている 三 枚 州 ならびに 浸 食颂 で 消洑 滅溅 した
高 須 干 潟滘 があった.この 海 域 での 人 工 干 潟滘 造 成 前 の 1972 から 1973 年 の 調 査 ( 秋 山 らによる)では,
腹 足 類顜 としてツベシガイ,アメヘクュ,プゲガブツピ,カワエスツピ,ゞプニナ,バイが, 二 枚 貝
類顜 としてキャピゞ,アキモ,クオフキ,バカガイ,ブテガイ,オオノガイ,カガプガイ,ブガキ,
ビトトウケ,ゞネナクトブボガイ,オキクグプ,サトオモガイ,ハブエモ,ハナエペモが, 璶 殻 類顜
としてイサガニ,ォフキイサガニ,ブベカノクガニ,ペェゲガニ,ボブトオキガニ,アクハメガニ,
スガガニ,゠ビグホカ,ゞプナナフク,マビナガビルボドカモが, 多 毛 類顜 としてケガカイイサベ,
プゲヒキガカイ,ガカイ 類顜 ,そして 魚 類顜 のトビハゴの 生璦 息 を 報 告 しており( 日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 ・ 環瑧
境 庁 ,1973; 干 潟滘 研 究 会 ,1973; 秋 山 ,1974), 翌 年 1974 年 の 調 査 でも, 上 記 の 生璦 物 の 多 くが
再 確 認 されている( 干 潟滘 研 究 会 ,1975).その 後 ,1975 年 の 干 潟滘 造 成 直 前 と 直 後 (2 から 9 ヮ 暻 後 )の
比 較 では, 高 潮滠 域 の 形 成 によりカベツキガニ 個 体 群 が 新 たに 形 成 されたが 底 生璦 動 物 相 に 大 きな 変 化
が 見 られなかった( 秋 山 ,1976).さらに 人 工 干 潟滘 造 成 後 の 継 続 的 な 調 査 では 個 体 群 が 増 加 傾 向 にあ
ったのはヘュプケナゞプナナフクだけで,その 他 の 種 の 個 体 群 規 模 の 変 動 は 大 きかった( 秋 山 ,1977,
1978).
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湾 奥 に 残 存 する 前 浜泺 干 潟滘 である 三 番瓣 瀬 干 潟滘 周 辺 に 関 しては, 周 辺 の 埋 立 てが 始 まっていない 1955
年 の 船 橋 海 岸 でゞプニナ,ビサゞプニナ,イピゞプニナ,カワアイ,バナシモの 生璦 息 が 報 告 されて
いる( 稲 葉 ,1955).また 秋 山 の 指 導 のもとで 行 わわれた 山 曓 (1972)による 1971 年 の 隣 接 干 潟滘 である 幕
張 浜泺 田 川 河沜 口 の 干 潟滘 では,オキクグプ,キビクメトモ,ヒベクメトモ,マゞクオガイ,ハブエモ,
プゲガブツピも 生璦 息 していた.さらに 習 志 野 市 の 前 浜泺 干 潟滘 ではアクナガガカイ,Capitella capitata,
カォガカイ,ヒベクメトモ,バカガイ,ハブエモ,アキモ,クオフキが 豊 富 に 生璦 息 していた( 西 野
ほか,1974). 周 辺 が 埋 立 てられ 海 岸 部 に 人 工 海 浜泺 が 造 られた 後 , 碇 ほか(1996)が 人 工 海 浜泺 周 辺 部
でアキモとクオフキガイが 多 いとし,さらに 風顪 呂 田 ほか(1996)は 閉 鎖 性 の 強 い 三 番瓣 瀬 奥 部 の 潮滠 下
帯 泥況 底 では,ゞプガブツピ,カワエスツピなど 泥況 干 潟滘 性 の 種 の 生璦 息 を 報 告 している. 飯颎 島 ほか(2004)
は 今 回 の 調 査 と 市 民 参 加 の 調 査 を 合 わわせ,アキモ,クオフキ,ケガカイイサベ,シブクキガカイが
多 く,カガプガイやオキクグプ,オオノガイなど 一 般 的 な 干 潟滘 底 生璦 動 物 の 生璦 息 を 報 告 している.
三 番瓣 瀬 に 隣 接 する 江 戸 川 放 水 路 干 潟滘 では 1985 年 から 1993 年 の Fukuda(1994)の 調 査 では,アキモ,
クオフキ,バカガイなどの 干 潟滘 一 般 種 のほかにキツブェモイュカワギルクミゞ,ヘクボドモカワギ
ルクミゞ,カワギルクミゞガイ,フトバナシモ,ビサゞプニナ,ゞプニナ,バナシモ,フトバナシ
モ,カワアイ,カワエスツピ,ゞプガブツピ,ハナエペモ,ヒベクメトモ,オキクグプ,サトオモ
ガイ,オオノガイなど 豊 富 な 貝 類顜 相 の 生璦 息 が 見 られている.その 後 2000 年 の 桝 曓 (2002)の 調 査 では 52
種 の 干 潟滘 性 底 生璦 動 物 を 報 告 しており,その 中 にはアナグホカ,ハキプクホカ゠ビなど 泥況 干 潟滘 に 多 い
種 も 含 まれるが,フトバナシモ,ビサゞプニナ,ゞプニナ,バナシモ,カワアイなど 泥況 干 潟滘 に 生璦 息
する 腹 足 類顜 は 確 認 されていない.また 江 戸 川 放 水 路 につながる 人 工 潟滘 湖湌 の 干 潟滘 部 では, 干 潟滘 出 現 1
年 後 の 1978 年 には,ガカイ 類顜 ,スュモ,プゲヒキガカイ,カワギルクミゞガイ,ゞプガブツピ,カ
ワエスツピ,サトオモガイ,ヒベクメトモ,オキクグプ,アキモ,アメヘクュ,ビトトウケ,メケ
バルブベガニ,カベツキガニ,スガガニ,ニビルケナペエモ,アナグホカなど 湾 奥 の 干 潟滘 に 多 い 底
生璦 動 物 の 生璦 息 が 見 られ( 風顪 呂 田 ,1978),またその 19 年 後 の 1987 年 ではゞプガブツピ,カワエスツ
ピ,メケバルブベガニは 見 られなかったが,カォガカイ,カガプガイ,クオフキ,ブテガイ,キビ
クメトモ,ハキプクホカ゠ビ,ビゞキヘク 類顜 などの 生璦 息 も 報 告 されている( 井 徳 ,1998).その 後 2001
年 には, 東朁 京 湾 で 認 められている 唯 一 のカワアイ 個 体 群 の 形 成 が 発 見 された( 飯颎 島 ほか,2002).
谷 津泟 干 潟滘 は 1960 年 代 の 終 わわりに 前 浜泺 干 潟滘 の 埋 立 てにより 今 の 閉 鎖 的 な 形 状 になり, 埋 立 て 工 事 中
に 周 辺 から 排 出 された 軟 泥況 で 干 潟滘 面 が 被 わわれた.その 直 後 , 干 潟滘 研 究 会 (1975)ならびに 秋 山 (1975a)
はガカイ 類顜 ,プゲヒキガカイ,ボブトオキガニ,スガガニ,ゞプニナ,カベツキガニの 豊 富 な 生璦 息
を 報 告 している.1986 から 1987 年 にかけての 調 査 では,アクナガガカイが 優 占 し,アナグホカ,
スガガニ,イトベの 出 現 もあった( 風顪 呂 田 ・ 鈴 木曐 ,1999). 環瑧 境 省 ・ 千 葉 県 ・ 習 志 野 市 (1996)は 1984
年 ,1985 年 ,1995 年 の 底 生璦 動 物 相 をまとめ, 希 少 種 ではゞプガブツピ,カワエスツピ,ゞプニナ,
オキクグプが 干 潟滘 面 に 見 られ,トビハゴ,ェクテガニがムク 群 落 に 生璦 息 することを 報 告 している.
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ゞプニナの 生璦 息 はイピゞプニナとともに 1985 年 でも 認 められたが( 森 田 ,1986),1997 年 では 極 め
て 少 なくなり(Furota et al.,2002), 2000 年 以 降 生璦 息 は 確 認 されていない( 風顪 呂 田 , 未 発 表 ).これ
にかわわって,1995 年 までは 報 告 されていなかったビサゞプニナが 1997 年 には 急 増 し(Furota et al.,
2002), 今 回 の 調 査 でも 優 占 的 に 生璦 息 していた.ここでのイピゞプニナの 確 認 は 1985 年 ( 森 田 ,1986)
のみである.また,1989 年 には 日 曓 では 暼 明 海 に 産璩 するハメエェヤスガガニが 採 集 されたが,その
後 の 発 見 情 報 はなく, 暼 明 産璩 アキモなど 放 流泴 された 水 産璩 生璦 物 とともに 偶 発 的 に 持 ち 込 まれたと 推 浴
される( 佐 藤 , 私 信 ).
今 回 の 調 査 地 には 含 まれなかったが, 養颜 老 川 河沜 口 干 潟滘 では 土 砂 の 流泴 入 により 埋 立 地 間 の 河沜 口 部 や
港海 湾 部 に 干 潟滘 が 海 に 向 かって 発 達 しつつある( 国 土 交 通 省 ,2004).2006 年 の 踏 査 調 査 では,ェモ
イュカワギルクミゞ,ツベシガイ,アメヘクュ,クオフキ,ブテガイ,ビルビノケガイ,カガプガ
イ,サトオモガイ,スュモ 属 複 数 種 ,ケガカイイサベ,ツツオオフよりモア,シブクキガカイ,ハキ
プクホカ゠ビ,マビナガビルボドカモ,ブベカノクガニ,アクハメガニ,アカテガニ,カェパルォ
イガニ,カベツキガニ,ボブトオキガニなど 多 くの 干 潟滘 の 一 般 種 をはじめ,カアクウピクイサベの
生璦 息 が 確 認 された( 東朁 邦 大 学 理理 学 部 東朁 京 湾 生璦 態 系 研 究 コルシヴゞよりノキイト).
盤 洲泩 ( 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 )では 日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 (1974)が 1973 年 の 調 査 として, 塩 生璦 湡 地 内 ではフ
ツゞガカイ,スガガニ,カベツキガニ,スュモ,ゞプナナフク,ガルブャケ 類顜 ,ボブトオキガニ,
バナシモ,ゞプニナ, 前 浜泺 干 潟滘 ではアキモ,サトオモガイ,クオフキ,マゞクオガイ,ゞプニナ,
プゲガブツピ,ツベシガイ,イピキキガ,オキガニ,ボブトオキガニ,ゞプナナフク,ォフキイサ
ガニ,プゲヒキガカイ,スュモ,ケガカイイサベの 生璦 息 を 報 告 している.さらに 干 潟滘 研 究 会 (1975)
と 秋 山 (1975a)が 底 生璦 動 物 相 をまとめ, 腹 足 類顜 ではプゲガブツピ,カベツノガイ,ゞプニナが 個 体 数
的 に 優 占 する 他 ,バナシモ,アメヘクュ,フトバナシモ,イピキキガ,ツベシガイ,アカニクの 生璦
息 が 見 られ, 二 枚 貝 類顜 ではアキモが 優 占 し,その 他 にハブエモ,バカガイ,イサクグプ,マゞクオ
ガイ,クオフキ,ビトトウケ,ハナエペモ,サトオモガイ,ブテガイが 見 られ, 璶 殻 類顜 ではガルブ
ャケ 類顜 が 優 占 し,その 他 にカベツキガニ,スガガニ,オキガニ,ボブトオキガニ,ォフキイサガニ,
ブベカノクガニ,イクガニ,ノカウモガギプ,アクハメガニ,パルォイガニ,ゞプナナフク,アナ
グホカ,ニビルドュサカ゠ビ,゠ビグホカ,ェャブ゠ビ,ヒベハブトビヘクが 見 られ, 多 毛 類顜 では
ガカイ 類顜 とケピオ 類顜 が 優 占 し,その 他 にケガカイイサベ,フツゞガカイ,プゲヒキガカイ,オフより
モアガカイ 類顜 ,スュモ,キホピテメ 類顜 ,シブクキガカイが 見 られたとし,その 他 の 動 物 としてニル
グルイサウルスホェ,ビクヘク 類顜 の 生璦 息 をあげている.その 後 大 嶋 ・ 風顪 呂 田 (1980)によって 1978 年
から 1979 年 にかけて 底 生璦 動 物 の 分 布 調 査 が 行 わわれており, 塩 生璦 湡 地 性 種 としてアクハメガニ,ボブ
トオキガニ,ガカイ,スガガニ,ヒベクメトモ,オキクグプ,バナシモ,フトバナシモ,カワギル
クミゞガイ,ェモイュカワギルクミゞが, 湡 地 と 前 浜泺 での 共 通 種 としてブベカノクガニ,マビナガ
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ビルボドカモ,カベツキガニ,ゞプニナ,ビサゞプニナ,アキモ,ハナエペモ,プゲヒキガカイ,
ハナオカカウガカイ,さらに 前 浜泺 干 潟滘 生璦 種 として,ツツオオフよりモア,ブテガイ,クオフキ,オキ
ガニをあげている.また,ハブガニがムク 群 落 内 でみられている.1985 年 の 森 田 (1986)によるゞプ
ニナ 属 の 調 査 では,ゞプニナとビサゞプニナとともに 湡 地 内 で 摩 耗 したイピゞプニナの 生璦 息 を 報 告
している.1987 から 1988 年 の 秋 山 (1988)の 調 査 では 上 記 の 生璦 物 以 外 ではイサウルスホェ 類顜 ,ビ
クヘク 類顜 ,イトガカイ 類顜 ,ケピオガカイ 類顜 ,Pseudopolydora 属 ,プゲヒキガカイ,シブクキガカイ,
イトベ,アクナガガカイ,ペュテガカイ,キクバガカイ,ハナオカカウガカイなどの 生璦 息 が 報 告 さ
れている.
富 津泟 干 潟滘 では,1974 年 ,1975 年 ,そして 1977 年 に 曪 田 (1975, 1976, 1978a,b)による 一 連 の 調 査 があ
り, 汀 線 付 近 にカアブペ, 沖沍 部 にアブペが 生璦 育 し,ケナイサウルスホェとニルグルイサウルスホェ,
ケガカイイサベ,ガカイ,ツバキガカイ,プゲヒキガカイ,ェュヘク( 曪 田 はケガカイイサベをさ
すとしている),ハブトビヘク 類顜 ,ェャブ゠ビ,ブベカノクガニ,カベツキガニ,ボブトオキガニ,
マビナガビルボドカモを 含 むボドカモ 類顜 ,イピキキガを 含 むキキガ 類顜 ,ゞプニナ,アメヘクュ,ア
キモ,バカガイ,カガプガイ,ハブエモ,キャピゞ,マゞクオガイ,ヒベクメトモの 生璦 息 を 報 告 し
ている.
野 島 干 潟滘 では 1987 年 の 調 査 報 告 があり( 風顪 呂 田 ,1988), 底 生璦 動 物 としてニビルケナペエモ,オ
キガニ,ビトトウケ,ブテガイ,アキモ,クオフキ,バカガイの 生璦 息 が 報 告 されている.また, 海
をつくる 会 (1995)は 後 背 の 平 潟滘 湾 でボブトオキガニ,カェパルォイガニ,ェュパルォイガニ,ア
クハメガニ,アカテガニなどの 塩 生璦 湡 地 性 のカニ 類顜 が 生璦 息 することを 報 告 している.
これらの 報 告 について 分 類顜 学 的 な 問 題 点 を 考 える.この 報 告 で 引 用璮 された 調 査 を 行 った 研 究 者 の
多 くは, 水 産璩 関 係 もしくは 海 洋泒 生璦 物 生璦 態 学 研 究 者 であり, 専 門 的 な 分 類顜 学 研 究 者 ではない.また 干
潟滘 底 生璦 動 物 は 分 類顜 学 的 には 広 範 な 分 類顜 群 にまたがっており,すべての 動 物 群 の 同 定 能 力 を 暼 するこ
とは 不 可 能 である. 従 って 多 くは 既 存 の 図 鑑 や 入 手 できる 資 料 あるいは 分 類顜 を 専 門 とする 知 人 の 指
導 をたよりに 行 わわれており, 種 同 定 において 特 に 既 存 の 資 料 で 記 載 されていない、あるいは 未 整 理理
な 動 物 群 については 同 定 に 混浔 乱 が 生璦 じるのはやむを 得 ない.したがって 分 類顜 が 困 難 な 動 物 種 の 情 報
の 利 用璮 については 慎 重 に 対 応 しなければならない.
干 潟滘 の 底 生璦 動 物 調 査 が 進 展 しはじめた 1970 年 代 では 秋 山 が 多 くの 調 査 報 告 を 出 している.そのな
かで 当 時昷 分 類顜 学 的 に 問 題 があり, 今 回 の 調 査 結 果 と 対 応 させると, 対 応 が 不 明 なのはニルグルイサウ
ルスホェとイトガカイ 類顜 で, 一 方 スュモは Glycera nicobarica もしくは G. macintoshi,ゞプニナはビ
サゞプニナもしくはゞプニナに 対 応 し,フツゞガカイとガカイ 類顜 はカワガカイ 類顜 ,プゲガブツピは
ゞプガブツピ,ゞプナナフクはヘュプケナゞプナナフクに 対 応 する(スュモは 風顪 呂 田 の 見 解 ,その
他 は 秋 山 ( 私 信 )の 見 解 ).ニルグルイサウルスホェは 富 津泟 干 潟滘 を 調 査 した 曪 田 をふくめ 多 くの 報 告
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があるが, 東朁 京 湾 での 生璦 息 は 否 定 的 である.
過 去 から 現 在 への 変 遷
東朁 京 湾 内 湾 の 多 くの 干 潟滘 で 底 生璦 動 物 種 の 局 所 的 個 体 群 が 衰 退 傾 向 にある. 上 記 の 報 告 をもとに,
その 衰 退 過 程 をまとめた.
・ 絶 滅溅 種
現 在 では 絶 滅溅 したと 考 えられる 種 として,イピゞプニナ,バナシモ,バイ,マゞクオガイ,イサ
クグプがあげられる.
マゞクオガイは 1959 年 の 羽 田 洲泩 や 1971 年 の 幕 張 干 潟滘 ,1973 年 から 1975 年 の 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 ( 盤
洲泩 )ならびに 富 津泟 干 潟滘 に 生璦 息 しており, 各 地 の 干 潟滘 でしばしば 普 通 種 と 言 えるほど 東朁 京 湾 全 域 は 当
たり 前 に 見 られたようだ.しかしそれ 以 後 の 出 現 報 告 がまったくなくなり, 東朁 京 湾 では 1970 年 代 の
大 規 模 埋 立 てと 同 調 的 に 急 激 に 絶 滅溅 したと 言 えよう.
イピゞプニナは 1955 年 に 船 橋 干 潟滘 ,1985 年 に 小 櫃 川 河沜 口 湡 地 と 谷 津泟 干 潟滘 で 生璦 息 報 告 がある.し
かし,それ 以 後 の 出 現 情 報 はない. 東朁 京 湾 の 干 潟滘 埋 立 て 期曋 以 後 , 残 存 する 干 潟滘 や 塩 生璦 湡 地 で 生璦 き 延
びたものの 個 体 群 の 再 生璦 産璩 が 続 かず, 現 在 は 東朁 京 湾 では 絶 滅溅 したと 判 断 される.
バナシモの 生璦 息 報 告 は 1955 年 船 橋 干 潟滘 ,1973 年 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 ,1978-9 年 の 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 ,1990
年 ごろの 江 戸 川 放 水 路 であり,1970 年 代 の 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 では 優 占 種 のひとつでもあった.しかし
1996 年 に 小 櫃 川 河沜 口 湡 地 での 1 個 体 の 採 集 ( 福 田 , 私 信 ) 以 来曹 , 東朁 京 湾 では 見 られない.したがっ
て, 曓 種 も 残 存 干 潟滘 での 個 体 群 再 生璦 産璩 が 継 続 されず,1980 年 代 に 急 激 に 浦 少 し 2000 年 までに 東朁 京
湾 から 絶 滅溅 したと 言 えよう.
イサクグプは 1959 年 の 羽 田 洲泩 で,1974 年 の 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 で 生璦 息 が 確 認 されたが,1987 年 には
記 録 されておらず,その 後 東朁 京 湾 での 出 現 は 報 告 されていない.したがって 曓 種 は 大 規 模 埋 立 て 期曋
と 同 調 的 に 湾 内 から 絶 滅溅 したと 言 えよう.
バイは 1972 年 に 葛 西 沖沍 で 出 現 が 報 告 されているのみである. 曓 種 は 曓 来曹 潮滠 下 帯 に 多 く, 干 潟滘 での
生璦 息 は 少 ない.1980 年 代 には 養颜 老 川 河沜 口 沖沍 での 潜滕 水 での 観 察 経 験餧 がある( 風顪 呂 田 , 未 発 表 ).しか
し 1990 年 代 以 降 出 現 記 録 はなく,すでに 絶 滅溅 した 可 能 生璦 が 高 い.
・ 浦 少 が 著 しい 種
ゞプニナは 1955 年 に 船 橋 海 岸 での 出 現 報 告 がある.1970 年 代 に 葛 西 , 谷 津泟 , 小 櫃 川 河沜 口 ( 盤 洲泩 )
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の 干 潟滘 での 生璦 息 報 告 があるが,ビサゞプニナとの 区 別 が 不 明 確 である.しかし,1989 年 の 小 櫃 川 河沜
口 干 潟滘 での 調 査 ではビサゞプニナとともに 豊 富 な 生璦 息 が 見 られている.1985 年 では 谷 津泟 干 潟滘 で 普 通
に 見 られたが,1997 年 では 危 機 的 に 少 なくなっていた.また, 江 戸 川 放 水 路 では 1990 年 前 後 での
生璦 息 記 録 がある.さらに 1998 年 には 富 津泟 干 潟滘 で 採 集 され( 古 賀 , 私 信 ), 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 では 近 年
少 数 の 個 体 がしばしば 見 られている( 風顪 呂 田 , 未 発 表 ). 今 回 の 調 査 では 曓 種 は 記 録 されなかった.
湾 奥 の 局 所 的 な 個 体 群 は 消洑 失 したものの, 湾 口 部 ではわわずかに 生璦 残 っていると 言 えよう.
ハブエモは 1959 年 の 羽 田 洲泩 や 葛 西 や 1970 年 代 初 期曋 の 葛 西 , 習 志 野 市 沖沍 , 幕 張 , 小 櫃 川 河沜 口 , 富
津泟 など 多 くの 干 潟滘 での 生璦 息 が 報 告 されていたが, 以 後 生璦 息 記 録 がなく 絶 滅溅 が 危 惧 された.しかし,
近 年 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 でしばしば 採 集 されており( 東朁 邦 大 学 理理 学 部 東朁 京 湾 生璦 態 系 研 究 コルシヴゞよりノ
キイト),わわずかながらも 生璦 き 残 っていると 言 えよう.
ヘュプケナゞプナナフクは 1970 年 代 では 葛 西 冲 干 潟滘 , 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 でしばしば 豊 富 な 個 体 群 が
報 告 されている.しかし 近 年 では 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 で 生璦 息 しているものの,その 発 見 は 稀 である( 風顪
呂 田 , 未 発 表 ).
オキクグプ,サトオモガイ,キビクメトモ,ヒベクメトモ,ゞプガブツピも 同 様 に 浦 少 傾 向 にあ
る.これら 種 は 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 など 湾 口 寄 りの 干 潟滘 での 浦 少 が 著 しく, 現 在 の 局 所 的 個 体 群 は 湾 奥
の 泥況 干 潟滘 に 集 中 する 傾 向 にある.
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山 曓
哲 ,1972. 東朁 京 湾 奥 部 干 潟滘 についての 生璦 態 学 的 予 察 . 昭昧 和 46 年 度 東朁 邦 大 学 理理 学 部 生璦 物 学 科 特
別 問 題 研 究 ,40pp.
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房 総 半 島 太 平 洋泒 岸
風顪 呂 田 利 夫
現 況沦
房 総 半 島 太 平 洋泒 岸 では、 九 十 九 里 浜泺 と 隣 接 する 砂 浜泺 海 岸 の 河沜 口 部 において, 海 浜泺 砂 丘 の 形 成 より
砂 浜泺 後 背 に 潟滘 湖湌 の 発 達 がみられる. 今 回 調 査 した 一 宮 川 と 夷 隅 川 の 河沜 口 には 干 潟滘 を 伴 う 潟滘 湖湌 がある.
一 宮 川 河沜 口 の 潟滘 湖湌 ならびに 河沜 岸 はすでに 護 岸 化 されている. 一 方 , 夷 隅 川 河沜 口 の 潟滘 湖湌 の 一 部 に 護 岸
を 伴 わわない 干 潟滘 がある. 両 河沜 口 部 の 干 潟滘 での 出 現 生璦 物 を 比 較 すると, 腹 足 類顜 では 2 カ 所 で 共 通 して
いたのがヒメドカワギルクミゞで,カワギルクミゞガイは 夷 隅 川 のみ,ェモイュカワギルクミゞは
一 宮 川 のみで 確 認 された.また, 調 査 範 囲 外 であるが 夷 隅 川 ではイクブキも 観 察 された. 二 枚 貝 相
は 貧 弱 でイサクグプとサトオモガイは 両 地 点 で 発 見 されたが,アキモと Corbicula 属 の 1 種 は 夷 隅 川
のみでわわずかな 生璦 息 が 見 られ,キビクメトモは 一 宮 川 のみで 見 られた. 多 毛 類顜 ではカワガカイの 1
種 が 共 通 して 出 現 し,オトヒベガカイ 科 の 1 種 ,イトベ,クジヤイトガカイと Heteromastus sp., ォ
ボモヘク 科 の 1 種 は 一 宮 川 のみで 見 られた. 璶 殻 類顜 では,ニビルケナペエモ,ムカボアナグホカ,
ォフキイサガニ,アクハメガニ,カベツキガニ,スガガニ,ボブトオキガニが 共 通 してみられ,ム
カボアナグホカに 寄 生璦 する゠ビボドモヘク 科 の 1 種 ,゠ビグホカの 1 種 ,ェュパルォイガニは 一 宮
川 のみ,ニビルドュサカ゠ビ,アカテガニ,カェパルォイガニ,ケナガニ,オキガニは 夷 隅 川 のみ
で 観 察 された.
過 去 における 底 生璦 動 物 分 布 状 況沦
日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 ・ 環瑧 境 庁 (1973)は 1972 年 に 秋 山 らによる 調 査 で, 一 宮 川 潟滘 湖湌 干 潟滘 にはカベツキ
ガニ,ボブトオキガニ,アクハメガニが 豊 富 に 生璦 息 し,ニビルドュサカ゠ビ,イサクグプ,カワギ
ルクミゞガイ,バナシモ,ボブトクグプの 生璦 息 を 報 告 している.その 後 , 干 潟滘 研 究 会 (1975)と 秋 山
(1975a)は 1974 年 では,ビトトウケ,サトオモ,ガルブャケ 類顜 ,ゞプナナフク,スガガニ,ボブトオ
キガニ,ガカイ 類顜 が 優 占 し, 生璦 息 種 としてさらにォフキイサガニ,イサガニ,パルォイガニ,イク
ブキ,プゲガブツピが 生璦 息 していたことを 報 告 している.また 秋 山 (1976)は 高 潮滠 域 から 干 潮滠 線 に
向 かってヒベハブトビヘク,ヒベケナビモヘク,カベツキガニ,ガカイ 類顜 ,アキモ,イサクグプ,
スガガニ,キホピテメ 類顜 ,ビトトウケ,ガルブャケ 類顜 ,ボブトオキガニ,ケナペエモ 類顜 の 分 布 状 況沦
を 報 告 している.1991 年 に 現 地 調 査 が 行 わわれた 環瑧 境 庁 の 第 4 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 干 潟滘 ・ 藻 場 調
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査 ( 千 葉 県 )では, 一 宮 川 河沜 口 ではイサクグプが 多 く,ビトトウケ,アキモ,キビクメトモ,ヒベ
クメトモ,サトオモガイ,オオノガイ,イサクグプ,ボブトオキガニ,アクハメガニ,パルォイガ
ニ,ペェゲガニ,カベツキガニ,スガガニ,アナグホカ 類顜 ,ニビルドュサカ゠ビ,Notomastus
sp.の
生璦 息 が 報 告 されている( 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1994).
夷 隅 川 河沜 口 潟滘 湖湌 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 相 として 秋 山 (1975b)はフツゞガカイ,ボブトオキガニ,スガガニ
が 優 占 し,カベツキガニ,カワギルクミゞガイ,バナシモ,イサクグプ,ボブトクグプの 生璦 息 を 報
告 している. 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 (1994)では,ビトトウケ,アキモ,サトオモガイ,オオノガイ,
カワギルクミゞガイ,ボブトオキガニ,カベツキガニ,スガガニ,アナグホカ 類顜 ,ニビルドュサカ
゠ビ,ガカイ(Neanthes japonica), Notomastus sp.が 生璦 息 し,そのうちボブトオキガニ,ガカイ,
Notomastus
sp.が 多 かった.これらと 比 較 して 今 回 の 調 査 ではまた 夷 隅 川 河沜 口 ではバナシモとオオノ
ガイの 生璦 息 は 確 認 されなかった.
ここでゞプナナフクはヘュプケナゞプナナフクに,プゲガブツピはゞプガブツピに 相 当 する( 秋
山 , 私 信 ).これら 2 種 とバナシモは 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 (1994)の 1991 年 の 現 地 調 査 ならびに 今 回
の 調 査 では 生璦 息 が 見 られず,1990 年 ごろまでには 九 十 九 里 周 辺 海 岸 からすでに 絶 滅溅 していた 可 能 性
が 高 い.
参 考 文 献
秋 山 章 男璹 ,1975. 千 葉 県 の 干 潟滘 の 環瑧 境 と 生璦 物 相 . 日 曓 生璦 物 教 育 会 第 30 回 全 国 大 会 ( 千 葉 大 会 ) 実 行
委 員 会 ・「 千 葉 県 の 生璦 物 」 編 集 部 編 ,pp.172-180.
秋 山 章 男璹 ,1976. 底 生璦 動 物 着 生璦 状 況沦 調 査 . 葛 西 沖沍 公 園 野 鳥 生璦 息 状 況沦 調 査 報 告 書暯 , 昭昧 和 50 年 度 , 日 曓
野 鳥 の 会 ,pp.52~~76.
干 潟滘 研 究 会 ,1975. 開 発 の 干 潟滘 に 及 ぼす 影 響 に 関 する 研 究 Ⅱ,98pp.
( 底 生璦 動 物 は 秋 山 章 夫 の 調 査 による)
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1994. 第 4 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 海 域 生璦 物 環瑧 境 調 査 報 告 書暯
( 干 潟滘 生璦 物 調 査 http://www.biodic.go.jp/reports/4-other_questionnaire/tidal/12tiba/12040000.html)
日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 ・ 環瑧 境 庁 ,1973. 干 潟滘 鳥 類顜 保 護 対 策 調 査 報 告 書暯 .64pp.
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三 浦洁 半 島 ・ 相 模 湾
風顪 呂 田 利 夫
現 況沦
相 模 湾 沿沥 岸 は 西 に 伊 豆 半 島 , 東朁 に 三 浦洁 半 島 の 岩 礁 海 岸 に 挟 まれ, 中 央 部 は 砂 浜泺 が 連 続 する 開 放 的
な 海 岸 が 広 がる. 砂 浜泺 域 での 干 潟滘 は 相 模 川 河沜 口 内 に 限 られている.また 岩 礁 海 岸 では 三 浦洁 半 島 の 小
網 代 湾 と 江 奈 湾 の 奥 部 に 入 江 干 潟滘 が 存 在 する.
1980 年 代 まで, 相 模 川 の 開 口 部 には 周 囲 の 砂 浜泺 と 連 続 する 砂 嘴 で 狭 められ, 河沜 口 内 に 小 規 模 な 干
潟滘 があった. 干 潟滘 研 究 会 (1975)による 1970 年 代 の 調 査 では 砂 嘴 は 浜泺 の 前 縁 に 沿沥 って 形 成 され,そ
の 奥 に 約 5バェシヴャの 干 潟滘 が 存 在 した.しかし, 現 在 では 砂 嘴 の 河沜 口 内 上 流泴 への 後 退 により 干 潟滘
域 はほとんどなくなった.そのため 底 生璦 動 物 は 極 めて 貧 弱 で,カワガカイ 類顜 ,Notomastus
sp.,シブ
クキガカイの 生璦 息 が 確 認 されただけで, 河沜 口 干 潟滘 の 生璦 物 群 集 は 壊 滅溅 的 な 状 況沦 にあると 言 える.また
周 辺 草 地 や 転 石 地 ではイクブキ,フナヘク,ォフキイサガニ,アクハメガニ,アカテガニ,ェュパ
ルォイガニの 生璦 息 が 確 認 された.
小 網 代 湾 はモアケ 形 状 の 小 湾 であり, 奥 部 にはムク,アイアク,クオェエなどが 生璦 育 する 塩 水 湡
地 を 伴 う 入 り 江 干 潟滘 が 存 在 する. 流泴 入 河沜 川 流泴 域 を 含 め, 自 然 の 地 形 と 植 生璦 が 保 全 されており, 干 潟滘
を 含 む 流泴 域 全 体 で 自 然 的 環瑧 境 が 良 好 である. 干 潟滘 面 の 全 体 でビサゞプニナ, 一 部 でカォガカイ,カ
ベツキガニ,スガガニなどが 多 い.またテナガツノボドカモの 生璦 息 も 確 認 された.しかし, 今 回 の
調 査 では 干 潟滘 性 二 枚 貝 類顜 のアキモ,バカガイ,クオフキは 確 認 されなかった. 河沜 口 部 の 塩 水 湡 地 で
はェモイュカワギルクミゞ,アカテガニ,スガガニが 多 かった.
江 名 湾 は 三 浦洁 半 島 の 浦洁 賀 水 道 に 開 けた 砂 泥況 底 の 入 江 干 潟滘 である. 最暷 奥 部 の 河沜 川 開 口 部 にはムク 群
落 の 塩 生璦 湡 地 が 発 達 している. 群 落 内 にはアクハメガニやアカテガニが 多 く, 干 潟滘 面 ではビサゞプ
ニナ,ボブトオキガニ,スガガニが, 底 質 内 ではカォガカイやプゲヒキガカイが 多 かった.
過 去 における 底 生璦 動 物 分 布 状 況沦
相 模 川 河沜 口 部 では 1974 年 の 調 査 で, 約 5ha の 干 潟滘 においてビトトウケ,ヒベクメトモ,オオノガ
イ,サトオモガイが 豊 富 に 生璦 息 し,ボブトオキガニ,オキガニ,アモアォペドキ,ガカイ 類顜 ,イト
ガカイ 類顜 の 生璦 息 が 報 告 されている( 干 潟滘 研 究 会 ,1975).
小 網 代 湾 では, 岸 ほか(1994)はカアブペが 生璦 育 し,イピゞプニナ,バナシモ,ハブガニ,ヘツ
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ハアモアォガニなどの 希 少 種 の 生璦 息 を,また 和 田 ら(1996)ではゞプニナ,カハシヤカワギルクミ
ゞ,ェモイュカワギルクミゞ,ツノカワギルクミゞの 生璦 息 と 同 時昷 に, 当 時昷 クオボガイ,マゞクオガ
イ,イピキキガはすでに 絶 滅溅 したと 報 告 している.
江 名 湾 の 底 生璦 動 物 の 群 集 情 報 は 得 られていない.1999 年 にハェコルクオブネキの 採 集 記 録 がある
が( 工 藤 ,2000), 一 過 的 なものでその 後 の 出 現 は 報 告 されていない.
参 考 文 献
干 潟滘 研 究 会 ,1975. 開 発 の 干 潟滘 に 及 ぼす 影 響 に 関 する 研 究 Ⅱ,98pp.( 底 生璦 動 物 は 秋 山 章 男璹 の 調 査 に
よる)
岸 由 二 ・ 深济 田 晋显 一 ・ 柳 瀬 博 一 ・ 丸 武 志 ・ 入 江 清浜 次 ・ 小 倉 雅 実 ・ 宮 曓 美 織 ・ 辻 功 ・ 田 曪 敏 夫 ・
斉 藤 秀 生璦 ・ 長 岡 治 子 ・ 大 森 雄 治 ・ 小 崎 昭昧 則 ・ 小 川 淑洶 子 ・ 冨 山 清浜 升 ,1994. 小 網 代 の 生璦 物 相 ( 中 間
集 計 ). 慶 応 義 塾 大 学 日 吉 紀 要 ,15:99-116.
工 藤 孝 洃 ・ 山 田 陽 治 ,2000. 三 浦洁 半 島 、 江 奈 湾 干 潟滘 におけるハェコルクオブネキの 出 現 . 神 奈 川 自
然 誌 資 料 (21),69-72.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .
WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
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小 笠 原 諸 島
飯颎 島 明 子
小 笠 原 諸 島 は 東朁 京 の 南 南 東朁 約 1000km に 位 置 する 亜 熱 帯 性 気 候 の 群 島 である. 過 去 一 度 も 他 の 陸
地 と 繋 がったことのない 海 洋泒 島 であり, 陸 上 生璦 物 には 固 暼 種 が 多 い. 小 笠 原 諸 島 には 多 くの 島 が 含
まれるが,その 中 で 干 潟滘 が 存 在 するのは 最暷 も 大 きな 父 島 のみである.
父 島 の 東朁 側 には 切 り 立 った 斜 面 ・ 断 崖 が 多 く, 西 側 は 傾 斜 がゆゆるやかで, 干 潟滘 は 西 側 にのみ 見 ら
れる. 最暷 も 大 きな 干 潟滘 は, 島 の 北 西 部 に 位 置 する 最暷 大 の 湾 , 二 見 湾 の 最暷 奥 部 に 位 置 する.ここには
源湧 流泴 から 海 岸 まで 500m ほどの 小 河沜 川 , 奥 曪 川 と 清浜 瀬 川 が 流泴 れ 込 んでいる.また, 南 西 部 の 小 港海 海
岸 には, 標 高 217m の 時昷 雨 山 に 源湧 を 発 する 流泴 程 約 2km の 八 瀬 川 が 流泴 れ 込 むが, 調 査 時昷 には 河沜 口 部 は
閉 塞 しており, 河沜 口 干 潟滘 に 相 当 する 部 分 は 淡流 水 化 していた. 小 港海 海 岸 の 南 に 位 置 するノシ 海 岸 にも,
流泴 程 約 1.5km の 河沜 川 が 流泴 れ 込 んでいたが, 河沜 口 は 閉 塞 していた.このため 調 査 は 二 見 湾 奥 の 干 潟滘 で
のみ 行 った.
二 見 湾 には 東朁 京 からの 大 型 定 期曋 船 の 港海 があり,その 周 辺 は 父 島 の 中 で 最暷 も 人 口 が 集 中 している.
二 見 湾 奥 部 の 干 潟滘 は 1965 年 以 降 , 住 宅 地 を 拡 張 するためほとんど 埋 め 立 てられ, 現 在 残 っている 干
潟滘 は 奥 曪 川 と 清浜 瀬 川 の 河沜 口 ( 埋 立 地 の 間 の 水 路 ) 岸 の 部 分 のみであった.
この 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 相 は, 非 常 に 種 数 が 少 ないことと, 少 数 の 種 の 個 体 密 度 が 高 いことで 特 徴 づ
けられる. 小 笠 原 の 岩 礁 潮滠 間 帯 での 研 究 例 でも, 同 じ 亜 熱 帯 の 沖沍 縄 に 比 べて 多 様 度 が 低 いという 報
告 がある(Asakura et al., 1990, Asakura et al., 1991). 他 の 陸 地 との 間 に 広 い 海 域 が 存 在 し, 黒 潮滠 曓 流泴
からも 遠 く 離 れているために, 他 地 域 からの 幼 生璦 供 給 が 少 ないことが, 小 笠 原 の 潮滠 間 帯 での 種 数 を
少 なくしているのかもしれない.また 二 見 湾 の 干 潟滘 の 場 合 では, 埋 立 による 干 潟滘 面 積 の 浦 少 も, 種
数 を 浦 らしている 可 能 性 がある.
出 現 種 のほとんどは, 沖沍 縄 と 共 通 する 亜 熱 帯 性 の 種 であった. 今 回 九 州 以 北 と 小 笠 原 でのみ 見 ら
れたヘツハアモアォガニも, 沖沍 縄 からの 報 告 があった.しかし 小 笠 原 でのみ 出 現 したプポヴメヴシ
テビクヘクは, 過 去 には 相 模 湾 と 種 子 島 から 報 告 され,ヒメイサペドキは 相 模 湾 と 小 笠 原 から 報 告
されており, 両 者 共 に 沖沍 縄 からの 報 告 例 はない. 関 東朁 の 南 で 分 岐 する 黒 潮滠 の 支 流泴 が, 小 笠 原 にも 影
響 を 与 えているため, 九 州 以 北 の 種 が 小 笠 原 に 到 達 することがあるのかもしれない.
また, 二 見 湾 奥 の 干 潟滘 では, 二 枚 貝 の 古 い 殻 が 底 質 中 に 残 存 していたものの, 生璦 きている 二 枚 貝
は 全 く 採 集 できなかった.
小 笠 原 諸 島 の 干 潟滘 における 底 生璦 動 物 全 般 の 生璦 態 調 査 の 報 告 は 過 去 にないが, 腹 足 類顜 については
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Fukuda(1993, 1994, 1995)により 詳 細 な 目 録 が 作 成 されている.それによれば, 奥 曪 川 または 清浜 瀬 川
の 感 潮滠 域 で,Lunella sp.,フネアブガイ,ハナガケプカノカ,カバェスカノカ,イガカノカが 1 度 だ
け 採 集 されたが,その 後 は 全 く 採 集 されていない. 他 にも, 採 集 記 録 はあってもその 後 全 く 採 集 さ
れなかった 種 としては, 例 えばカオュウやカワアイ,ブジメヒメクイノプガイなどが 挙 げられる
(Iwakawa, 1919).これらの 種 は 偶 発 的 に 幼 生璦 が 流泴 れ 着 いて 着 底 ・ 成 長 したものの, 小 笠 原 で 世 代 を
重 ねることができなかったと 考 えられる. 福 田 (1995)によれば,こうした「 不 安 定 性 」が 小 笠 原
の 貝 類顜 相 を 特 徴 づけるという.
腹 足 類顜 以 外 の 分 類顜 群 では, 今 島 (1970)がカニ 類顜 について 触 れている. 奥 曪 の 川 べりにパニクオ
ブネキが 生璦 息 していたとのことであり,これは 今 回 の 調 査 結 果 と 同 じであった.しかし, 同 じ 奥 曪
の 干 潟滘 にカェヤイワガニが,また 地 点 は 限 定 されていないもののェュパルォイガニもいたとのこと
だが,この 2 種 は 今 回 出 現 しなかった.
参 考 文 献
Asakura, A., Y. Kondo, W. Sato-Okoshi and M. Miyata, 1990. Distribution patterns of animals and plants on
the rocky shores of Hahajima in the Ogasawara Islands. Natural History Research, No. 1, pp. 65-80.
Natural History Museum and Institute, Chiba.
Asakura, A., Y. Kondo and S. Nishihama, 1991. Distribution patterns of animals on the rocky shores of
Chichijima in the Ogasawara Islands. Natural History Research, Vol.1, No.2, pp. 23-40. Natural History
Museum and Institute, Chiba.
Fukuda, H., 1993. Marine Gastropoda (Mollusca) of the Ogasawara (Bonin) Islands.
Part 1: Archaeopastropoda and Neotaenioglossa. Ogasawara Research, 19, pp. 1-86. Tokyo Metropolitan
University.
Fukuda, H., 1994. Marine Gastropoda (Mollusca) of the Ogasawara (Bonin) Islands.
Part 2: Neogastropoda, Heterobranchia and fossil species, with faunal accounts. Ogasawara Research, 20,
pp. 1-126. Tokyo Metropolitan University.
Fukuda, H., 1995. Marine Gastropoda (Mollusca) of the Ogasawara (Bonin) Islands.
Part 3: Additional records. Ogasawara Research, 21, pp. 1-142. Tokyo Metropolitan University.
今 島 実 ,1970. 海 中 生璦 物 .In; 小 笠 原 の 自 然 - 解 説 編 -,pp.179-196 .
津泟 山
尚 , 浅 海 重 夫 編 著 , 廣 川 書暯 店 ( 東朁 京 )、272p.
Iwakawa, T., 1919. Catalogue of Japanese Mollusca in the Natural History Department, Tokyo Imperial
Museum. 4+4+8+318+6+96+40pp. Tokyo Imperial Museum, Tokyo.
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日 曓 海 沿沥 岸 域
日 曓 海 沿沥 岸 は 干 湢 差 が 小 さいため,ほとんど 干 潟滘 の 発 達 は 見 られない.しかしながら 北 部 ( 十 三
湖湌 ), 中 部 ( 能 登 半 島 七 尾 湾 ), 西 部 ( 沟 谷 湾 , 中 海 , 宍 道 湖湌 )では 小 面 積 ながら 砂 ~~ 泥況 海 岸 が 干 出
し,ムク 原 の 発 達 する 場 所 もあるので, 調 査 を 行 った.
日 曓 海 北 部 ( 十 三 湖湌 )
鈴 木曐 孝 男璹
岩 木曐 川 の 河沜 口 部 に 発 達 した 十 三 湖湌 には 大 小 の 河沜 川 が 流泴 入 しており, 汽汼 水 域 となっている. 流泴 入 河沜
川 のうち, 大 きなものとしては 岩 木曐 川 と 山 田 川 があり, 河沜 岸 一 帯 は 広 大 なムク 原 となっている. 十
三 湖湌 の 干 湢 差 は 極 めて 小 さく,また, 潟滘 の 周 囲 は 護 岸 されているところが 多 いため, 干 潟滘 は 存 在 し
ないに 等 しい. 岸 辺 の 遠 浅 の 水 域 ではクグプ 溣 が 盛 んであり, 観 光 クグプ 採 りも 盛 んである. 潟滘 の
水 深济 は 風顪 向 きや 沿 洄 の 影 響 を 受 けるように 考 えられる.
調 査 は 浅 海 域 の 水 深济 45cm 以 浅 のところで 行 った. 底 土 は 砂 質 で 酸 化 的 であり,ボブトクグプが
多 く 棲 息 しているが, 他 の 二 枚 貝 は 出 現 しなかった. 他 に 優 占 していたのは 多 毛 類顜 のカワガカイ,
イトベ,イトガカイ 類顜 (Notomastus sp.)など 少 数 であり, 底 生璦 動 物 相 は 貧 弱 である( 出 現 種 合 計 で 16
種 のみ). 岸 辺 のムク 原 においてアカテガニとェュパルォイガニが 少 数 認 められたが,これまでアカ
テガニは 関 東朁 以 南 ,ェュパルォイガニは 岩 手 県 以 南 が 分 布 域 とされていたことから( 和 田 ら,1996),
両 種 の 分 布 は 北 限 に 相 当 するものと 思 わわれる.また, 青 森 県 史 編 さん 自 然 部 会 (2003)には,アク
ハメガニが 十 三 湖湌 に 棲 息 しているということが 記 されているが, 今 回 の 調 査 では 生璦 息 の 確 認 はでき
なかった.
参 考 文 献
青 森 県 史 編 さん 自 然 部 会 編 ,2003. 青 森 県 史 ・ 自 然 編 ・ 生璦 物 . 青 森 県 ,804p.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
WWF Japan
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日 曓 海 中 部 ( 七 尾 湾 )
風顪 呂 田 利 夫
日 曓 海 は 干 湢 差 が 小 さいため 規 模 の 大 きい 干 潟滘 が 発 達 する 地 理理 的 条曵 件 にない.しかし, 七 尾 湾 は
富 山 湾 の 二 次 湾 として 閉 鎖 的 な 内 湾 であり,その 中 に 大 小 さまざまな 入 江 があり, 河沜 口 部 では 土 砂
の 堆 積 による 小 規 模 な 干 潟滘 あるいはそれに 類顜 似 した 砂 泥況 海 岸 が 存 在 できる. 今 回 の 調 査 に 先 行 し
2000 年 に 実 施 した 七 尾 湾 の 踏 査 によるゞプニナ 類顜 の 生璦 息 調 査 では, 七 尾 湾 の 海 岸 部 は 岩 礁 域 をのぞ
いて 汀 線 部 や 河沜 口 部 は 農 業 用璮 地 , 港海 湾 , 市 街 地 としてほぼ 全 域 で 護 岸 化 されており, 干 潟滘 に 類顜 似 し
た 砂 泥況 からなる 潮滠 間 帯 や 極 浅 い 海 岸 部 は, 今 回 の 調 査 地 とした 穴 水 璼 の 住 吉 川 河沜 口 部 のみであった
( 風顪 呂 田 , 未 発 表 ).ここの 汀 線 部 は 転 石 や 砂 利 そして 泥況 からなり, 上 部 にはムクなどの 植 生璦 帯 も 存
在 する. 植 生璦 中 にはキシフナヘク,アカテガニ,ェュパルォイガニ,アクハメガニが 生璦 息 し, 潮滠 間
帯 となる 砂 泥況 底 にはゞプニナ,アメヘクュ,その 他 希 少 な 巻 貝 ,マビナガビルボドカモ,ムカボア
ナグホカなど 干 潟滘 性 のパルトケの 生璦 息 が 確 認 された.2000 年 の 踏 査 調 査 では, 七 尾 湾 を 含 む 能 登 半
*
島 周 辺 では, 散 在 的 ながら 各 地 でゞプニナとビサゞプニナ, 及 び 希 少 な 巻 貝 の1 種 の 生璦 息 が 確 認 さ
れている. 七 尾 湾 沿沥 岸 は 地 形 が 極 めて 複 雑 で, 詳 細 な 調 査 を 実 施 すれば, 住 吉 川 河沜 口 と 類顜 似 した 環瑧
境 のもとで 干 潟滘 性 の 底 生璦 動 物 が 生璦 息 可 能 な 海 岸 が 存 在 する 可 能 性 はある.そして 七 尾 湾 の 干 潟滘 性 生璦
物 の 生璦 息 は, 今 回 の 調 査 地 のような 極 小 規 模 な 干 潟滘 環瑧 境 の 存 在 のもとで 維 持 されている 可 能 生璦 が 高
く, 曓 調 査 地 の 存 在 価 値 は 高 い.
なお, 七 尾 湾 ならびに 能 登 半 島 周 辺 における 干 潟滘 性 底 生璦 動 物 の 生璦 息 に 関 する 既 存 の 調 査 報 告 を 得
ることはできなかった.
日 曓 海 西 部 ( 沟 谷 湾 , 中 海 , 宍 道 湖湌 )
伊 谷 行
調 査 地 点 は, 沟 谷 湾 , 中 海 , 宍 道 湖湌 である.
中 海 , 宍 道 湖湌 は 干 湢 の 差 がほとんどないため, 干 潟滘 ではない.この 2 地 点 の 生璦 物 群 集 については,
水 産璩 業 のため, 汽汼 水 湖湌 研 究 のため, 淡流 水 湖湌 化 事 業 のために 数 多 くの 調 査 がなされてきた.それらの
調 査 結 果 の 文 献 については, 相 崎 (2000)にまとめられているので, 参 照 願 いたい. 今 回 の 調 査 で
は, 産璩 地 の 限 定 されているプゲガブツピが 宍 道 湖湌 で 採 集 されたことが 注泃 目 される.
一 方 , 沟 谷 湾 は, 豊 浦洁 の 室 津泟 海 水 浴洉 場 に 流泴 入 する 黒 井 川 河沜 口 とともに, 中 国 地 方 の 日 曓 海 側 にあ
る 数 少 ない 干 潟滘 である. 今 回 の 調 査 地 点 は 沟 谷 湾 西 端 の 阿 川 海 水 浴洉 場 と 赤 崎 川 河沜 口 であったが, 過
去 に 記 録 されていた( 福 田 ほか,1990,1992)キキガイ,オキヒメクイノプガイなどの 貝 類顜 は 発 見
されなかった.また, 環瑧 境 庁 (1994)では 湾 の 東朁 部 ( 奥 部 )での 調 査 記 録 があり, 希 少 な 巻 貝 の 1
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*
種 などが 生璦 息 する 日 曓 海 側 としては 数 少 ない 干 潟滘 である. 今 回 , 集 計 モケトには 間 に 合 わわなかった
が, 沟 谷 湾 東朁 部 の 伊 上 でも 調 査 が 行 わわれ,フトバナシモ,ムクジカワギルクミゞ, 希 少 な 巻 貝 複 数
*
種 ,ゞペヤパルォイなどが 採 集 されている.
日 韓 共 同 干 潟滘 調 査 団 ハブエモハュグよりェトスヴヘ(2004)によれば, 沟 谷 湾 には 在 来曹 のハブエモ
が 分 布 するとされる. 沟 谷 湾 全 域 を 視 野 に 入 れた 干 潟滘 調 査 を 行 い, 保 全 活泯 動 を 立 案 するべきかもし
れない.
参 考 文 献
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浜泺 名 湖湌 (いかり 瀬 干 潟滘 )
西 川 輝 昭昧 ・ 木曐 曪 妙 子
静 岡 県 の 南 西 端 付 近 に 位 置 する 浜泺 名 湖湌 は, 全 国 第 10 位 の 総 面 積 ( 約 68 km 2 )をもつ 大 きな 湖湌 で,
曓 湖湌 を 中 心 に 4 つの 付 属 湖湌 を 持 ち,その 湖湌 岸 線 の 輪 郭 は 手 を 開 いたように 複 雑 に 入 り 組 んでいる.
湖湌 にはいくつかの 河沜 川 が 流泴 入 する 一 方 , 南 端 の 今 切 口 ( 幅 約 200m)という 短 い 水 路 で 遠 州 灘 ( 太 平
洋泒 )に 開 き, 干 湢 にともなって 海 水 が 出 入 りする.この 水 路 の 護 岸 ・ 浚泹 浳 工 事 (1973 年 完 了 )によ
り, 海 水 が 湾 奥 部 まで 大 量 に 流泴 入 する 結 果 , 湖湌 全 体 が 高 い 塩 分 濃漓 度 になるので, 汽汼 水 湖湌 というより
塩 水 湖湌 とされることが 多 い.ただし, 付 属 湖湌 は 閉 鎖 的 な 地 形 のため 河沜 川 水 の 影 響 が 大 きく, 特 に 降
雨 時昷 にはかなりの 塩 分 低 下 が 見 られる( 松 田 ,1982; 木曐 曪 ・ 関 口 ,1996).
浜泺 名 湖湌 は 溣 業 が 盛 んで, 近 年 の 年 間 溣 獲 高 2900 ~~ 3800 t のアキモをはじめ,ケゲキ,ピメ 類顜 ,ェ
ュジイ,ブハゴ,カヤイ 類顜 などが 溣 獲 されている( 小 泉沫 ,2004, 2005, 2006).ゞナウ,カキ,ノモの
養颜 殖 は 長 い 歴 史 をもち,ェャブ゠ビなどの 栽 培 溣 業 も 行 わわれている.クメケゞナウの 産璩 地 でもある.
なお, 浜泺 名 湖湌 の 美 味 な 特 産璩 物 として 暼 名 な 熱 帯 系 の「ノカウモガギプ」( 地 元 でドゞブルガニなどと
も 呼 称 )には, 北 限 の 日 曓 列 島 において 3 種 が 含 まれていることが 近 年 判 明 した. 浜泺 名 湖湌 にはトオ
ノカウモガギプが 多 く,アプベノカウモガギプやアカテノカウモガギプは 少 ない( 山 川 ・ 鈴 木曐 ,1985
; 大 城 ・ 今 井 ,2003).
浜泺 名 湖湌 では 湖湌 岸 線 に 沿沥 って 干 潟滘 が 見 られ, 特 に 湖湌 南 部 ではよく 発 達 する. 今 切 口 から 入 ってすぐ
のところに 位 置 するいかり( 錨 ) 瀬 は 東朁 西 に 細 長 い 楕 円 形 で, 長 径 約 1km である.その 周 辺 に 広 が
る「いかり 瀬 干 潟滘 」の 南 東朁 岸 ( 地 点 A)と 北 東朁 岸 ( 地 点 B)を 2002 年 5 暻 12 日 に 調 査 した.
いかり 瀬 干 潟滘 は 地 形 的 に 見 て 外 洋泒 水 の 影 響 を 直 接 に 受 けていることが 明 らかである. 事 実 ,いか
り 瀬 付 近 の 塩 分 濃漓 度 は, 季 節 や 潮滠 汐 周 期曋 に 関 わわらず 常 に 30‰ 以 上 を 示 している( 松 田 ,1982). 水
温浲 については, 干 潟滘 の 南 岸 で 2004 年 に 浴 定 されたデヴシによると, 最暷 低 約 7 ℃(2 暻 ), 最暷 高 約 30
℃(8 暻 )となっている( 松 浦洁 ・ 和 久 田 ,2006). 曓 干 潟滘 はかつて 観 光 用璮 潮滠 干 狩 り 場 となり, 渡浫 船 が
対 岸 の 弁 天 島 から 出 ていたが,2002 年 調 査 時昷 にはアキモの 不 溣 により 廃 止 されていた.
浜泺 名 湖湌 の 底 生璦 動 物 相 についての 報 告 は 多 いが(Sanukida et al., 1985; Kajihara et al., 1976; Anil et al.,
1990; 岡 曓 ,1995; 木曐 曪 ・ 関 口 ,1996),いかり 瀬 干 潟滘 を 特 定 した 生璦 物 相 調 査 の 報 告 はほとんどない.
確 認 できる 最暷 古 の 記 録 は 静 岡 県 水 産璩 試 験餧 所 (1913)で,「 今 切 水 面 」にハブエモ,アキモ,クオフキ
が 豊 産璩 することが 報 告 されている.また, 小 栗 (1930, 1932)は,「 弁 天 島 を 中 心 とした 干 潟滘 」にお
いて,これらの 貝 類顜 に 加 えて,イサクグプ,クメトモガイ,マゞクオガイ,ヘメキキガイ,カニペ
モガイなどの 生璦 息 を 確 認 している.なお,これら 1910 年 代 ~~ 30 年 代 の 記 録 から 判 断 すると,いか
り 瀬 干 潟滘 にアオブキが 生璦 息 していた 可 能 性 が 高 い( 下 記 参 照 ). 時昷 代 は 下 り, 浜泺 松 市 立 高 校 生璦 物 ェメ
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ノ(1983)は,1977 ~~ 81 年 に 浜泺 名 湖湌 全 域 の 潮滠 間 帯 の 底 生璦 動 物 を 調 査 し,いかり 瀬 周 辺 では 7 動 物
門 51 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した. 木曐 曪 (1995)はこれまでの 浜泺 名 湖湌 の 底 生璦 動 物 調 査 について 総 括 し,
いかり 瀬 を 含 む 弁 天 島 周 辺 の 動 物 相 が 豊 富 であること,そして, 湖湌 北 部 の 干 潟滘 のそれとかなり 構 成
が 異瓧 なることを 示 した.その 後 ,1994 年 6 暻 に 今 回 と 同 じ 地 点 で 実 施 した 野 外 調 査 の 結 果 が 西 川
(1996)によってまとめられた. 以 下 , 西 川 (1996)と 今 回 の 調 査 の 比 較 を 中 心 に 述 べる.
いかり 瀬 干 潟滘 の 底 質 は 砂 質 で, 泥況 分 は 少 ない. 還 元 層 は,1994 年 調 査 時昷 には 北 浜泺 ( 湖湌 側 )の 方 が
南 浜泺 ( 外 洋泒 側 )よりもはるかによく 発 達 していたが, 今 回 (2002 年 )には 逆 転 していた.すなわわち,
北 浜泺 は 表 層 10 ~~ 30 cm 以 深济 で 還 元 層 が 見 られたが, 南 浜泺 ではそれがわわずか 3 cm 以 深济 となっていた.
アブペとカアブペが 潮滠 下 帯 に 比 較 的 高 密 度 で 繁 茂 しており, 北 浜泺 では 潮滠 間 帯 下 部 にも 出 現 する. 市
民 団 体 が 近 年 , 北 浜泺 アブペ 場 の 観 察 会 を 夏 に 催 している.
今 回 出 現 した 種 は 動 物 56 種 ( 他 に 死 骸 だけが 発 見 されたもの 4 種 )と 植 物 4 種 に 達 し, 中 部 東朁 海
地 方 の 干 潟滘 のなかで 伊 川 津泟 干 潟滘 に 次 ぐ 種 数 である.しかし, 曓 干 潟滘 は 伊 川 津泟 のようにアク 原 などの
塩 性 湡 地 植 生璦 が 付 随 的 に 発 達 しないことから, 干 潟滘 曓 体 の 生璦 物 相 としては 最暷 高 の 種 多 様 性 を 示 すも
のと 考 えられる. 今 回 の 調 査 の 結 果 , 特 に 種 類顜 数 が 多 かったのは, 軟 体 動 物 門 の 腹 足 類顜 と 二 枚 貝 類顜 ,
節 足 動 物 門 の 十 脚 類顜 , 環瑧 形 動 物 門 の 多 毛 類顜 であった.その 他 に 紐 形 動 物 , 触 手 動 物 , 昙 口 動 物 ,マ
ヘク 動 物 , 半 索 動 物 , 棘 皮 動 物 など 多 様 な 生璦 物 群 が 確 認 された.
とくに,ケグビクヘクとそれに 着 生璦 するケグビクヘクボドモガイ,プドモマヘク,ツバキガカイ
( 棲 管 ),および, 枠 外 ではあるがワジツプウピクヘクがそれぞれ 今 回 初 めて,それも 南 浜泺 ( 外 洋泒 側 )
に 限 って 出 現 したことは 注泃 目 される.また, 浜泺 名 湖湌 南 部 にかつては 多 産璩 したものの 前 回 調 査 では 認
められなかったハブエモが, 今 回 北 岸 からわわずかではあるが 発 見 されたことも 重 要 である. 補 完 調
査 (2002 年 5 暻 28 日 )では, 南 岸 でキヌシアオブキやプドモクホプコルガイも 発 見 された.さら
に,ナベェグゞオが 浜泺 名 湖湌 から 初 めて,2005 年 7 暻 22 日 に 木曐 曪 昭昧 一 によって 干 潟滘 南 岸 で 発 見 され
た( 木曐 曪 昭昧 一 , 未 発 表 ).
前 述 のように, 前 回 (1994 年 調 査 )と 今 回 とでは, 底 質 還 元 層 の 発 達 程 度 が 逆 転 していたが,あ
たかもそれに 対 応 するように, 出 現 場 所 が 逆 転 した 種 は 以 下 のとおりである:ォフキイサガニ( 南
→ 北 ),カベツキガニ( 同 ),ケガカイイサベ( 同 ),カォガカイ( 北 → 南 ),プキキウピクヘク( 同 ).
前 回 , 北 浜泺 にも 南 浜泺 にも 同 密 度 で 発 見 されたスュモ,スモベルイトガカイ,ビサゞプニナのうち,
ビサゞプニナは 今 回 も 同 様 な 出 現 様 式 を 呈 した( 他 の 2 種 については 今 回 確 認 されなかったが, 前
回 の 種 同 定 に 問 題 がある 可 能 性 もある). 逆 に,イピキキガは 前 回 南 浜泺 のみで 見 られたが, 今 回 は 両
方 において 高 密 度 に 出 現 した.ケグビクヘクペドキは 前 回 南 浜泺 のみで 発 見 され,それは 今 回 も 同 様
であったが, 密 度 ははるかに 増 加 していた. 他 方 , 前 回 は 北 浜泺 のみで「 普 通 」に 発 見 されたボブト
オキガニが 今 回 はまったく 認 められなかった.ニビルケナペエモ( 前 回 のデヴシには, 今 回 初 めて
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記 録 されたハャブルケナペエモが 混浔 在 していた 可 能 性 がある)は, 前 回 北 浜泺 でのみ「 普 通 」に 認 め
られたが, 今 回 の 調 査 結 果 によると 南 浜泺 にも 進 出 しているようでもある( 生璦 息 密 度 は 低 下 の 模 様 ).
イサクグプやサトオモガイは 前 回 も 今 回 も 変 わわらず, 北 浜泺 のみに 出 現 している.
この 水 域 を 対 象 としたヤッドデヴシノッェには, 全 国 の 干 潟滘 の 全 底 生璦 生璦 物 を 対 象 とした 和 田 ら
(1996)があり,これに 挙 がっている 種 をここではヤッドデヴシノッェ 対 象 種 (RDB 種 )とする.
今 回 生璦 息 が 確 認 された RDB 種 の 中 で「 危 険 」とされたイピキキガは 曓 調 査 地 では 優 占 種 となってい
る. 曓 種 は 中 部 地 区 の 調 査 ではここだけで 生璦 息 が 確 認 された.その 他 に「 危 険 」あるいはそれに 準湩
じる 種 として 同 書暯 に 挙 げられている 生璦 物 のうち,カアブペ,バナシモ,カノカキコワシ,ハピゞキ
ガイ,マゞクオガイ,ハブエモ,サトオモガイ,ケグビクヘクペドキ,プキキウピクヘク,ワジツ
プウピクヘクが 今 回 曓 干 潟滘 で 発 見 された.なお,「 絶 滅溅 寸 前 」とされているヘメキキガイは, 曓 干 潟滘
では 前 述 のように 1930 年 代 までは 生璦 息 しており, 今 回 の 調 査 で 新 鮮 な 死 殻 が 確 認 されたことから,
個 体 群 が 現 存 している 可 能 性 が 高 い. 一 方 , 同 じく 1930 年 代 まで 生璦 息 した 可 能 性 が 高 く( 上 記 参 照 ),
和 田 ら(1996)が「 危 険 」としているアオブキは, 今 回 も 1994 年 調 査 と 同 様 , 確 認 されなかった.
今 回 の 調 査 では 移 入 種 は 確 認 されなかった.ただし,1996 年 にこの 干 潟滘 でキキエュシブツベシが
採 集 されている( 木曐 曪 , 未 発 表 ).
最暷 後 に, 底 生璦 動 物 調 査 ではヒペヘク 類顜 がかなりの 頻 度 で 出 現 するが, 採 集 後 にはバメバメに 断 片
化 し, 正 確 な 同 定 は 望曇 めない 状 況沦 であった.そこで 2003 年 夏 に, 曓 動 物 群 分 類顜 の 専 門 家 に,いかり
瀬 の 紐 形 動 物 相 が 解 明 できるような 採 集 方 法沵 を 試 みていただいた.その 結 果 判 明 したことは, 曓 干
潟滘 には 少 なくとも 以 下 の 6 種 が 生璦 息 していたことである(Kajihara,
2006 など); 古 紐 虫 類顜 では
Callinera nishikawai Kajihara, 2006,Carinina plecta Kajihara, 2006,Hubrechtella ijimai (Takakura, 1922),
H. kimuraorum Kajihara, 2006, 異瓧 紐 虫 類顜 では Lineopsis sp.とナプヒペヘク Cerebratulus communis
Takakura,
1898.このうち, 命 名 者 が Kajihara となっている 3 種 は 曓 干 潟滘 がシイハ 産璩 地 であり, 曓 干
潟滘 に 動 物 分 類顜 学 上 の 意 義 が 加 わわることを 意 味 している.
参 考 文 献
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伊 勢 湾 ・ 三 河沜 湾
木曐 曪 妙 子 ・ 西 川 輝 昭昧
伊 勢 湾 ・ 三 河沜 湾 は 日 曓 の 中 央 に 位 置 し, 両 湾 あわわせて 海 岸 線 延 長 660km, 水 域 面 積 2342km 2
の 規
模 を 持 つ 国 内 最暷 大 の 内 湾 である. 伊 勢 湾 の 面 積 は 1738km 2 , 三 河沜 湾 はその 半 分 以 下 の 604km 2 である.
両 湾 の 湾 口 部 は 融 合 し, 太 平 洋泒 に 注泃 いでいる. 両 湾 の 海 岸 線 は, 湾 奥 部 の 都 市 部 周 辺 に 人 工 護 岸 が
集 中 し, 湾 口 部 に 行 くに 従 って 半 自 然 海 岸 , 自 然 海 岸 の 占 める 割 合 が 多 くなっている( 三 重 県 ,2000).
大 阪 湾 , 東朁 京 湾 に 比 べると 人 工 海 岸 の 割 合 は 低 く, 曓 州 太 平 洋泒 岸 の 内 湾 の 曓 来曹 の 姿 を 現 在 も 残 して
いる 海 域 として 貴 重 である.また, 両 湾 は 干 潟滘 特 暼 の 産璩 業 であるアキモやボブトクグプ 溣 業 におい
て 好 溣 場 が 多 く, 国 内 でトッハェメケの 産璩 額 を 誇 る.
しかしながら,1945 年 から 現 在 までに, 主 要 河沜 川 の 河沜 口 干 潟滘 を 中 心 として, 伊 勢 湾 では 干 潟滘 全 体
の 61 %(1786ha), 三 河沜 湾 では 48 %(1260ha)が 消洑 失 した( 三 重 県 ,2000). 特 に 両 湾 の 奥 部 には
大 きな 河沜 川 が 集 中 し,それぞれの 河沜 口 部 にはかつて 広 大 な 干 潟滘 が 存 在 していたが, 名 古 屋 市 を 中 心
とした 都 市 部 の 港海 湾 開 発 や 農 地 造 成 でいずれも 大 規 模 な 埋 め 立 て 等 の 激 しい 改 変 が 行 わわれた. 藤 前
干 潟滘 は, 伊 勢 湾 奥 部 に 残 された 最暷 後 の 規 模 の 大 きな 干 潟滘 である.クウ・スドモ 類顜 の 中 継 地 として 国
内 的 , 国 際 的 に 重 要 であり,2002 年 にメヘキヴャ 条曵 約 に 登 録 された.
今 回 の 調 査 は, 伊 勢 湾 では 湾 奥 部 の 庄 内 川 ・ 新 川 ・ 日 光 川 河沜 口 に 位 置 する 藤 前 干 潟滘 , 木曐 暴 川 ・ 長
良 川 ・ 揖 斐 川 のいわわゆゆる 木曐 暴 三 川 河沜 口 干 潟滘 , 湾 西 岸 の 津泟 市 内 にある 安 濃漓 川 と 志 登 茂 川 の 河沜 口 干 潟滘 ,
津泟 市 南 部 から 松 阪 市 に 位 置 する 雲 出 川 , 櫛 田 川 , 祓 川 の 河沜 口 干 潟滘 で 調 査 を 行 った. 三 河沜 湾 では 湾 北
西 部 の 矢 作 川 河沜 口 干 潟滘 とその 東朁 にある 前 浜泺 干 潟滘 の 一 色 干 潟滘 , 最暷 奥 部 の 汐 川 干 潟滘 , 湾 口 部 の 河沜 口 干 潟滘
の 伊 川 津泟 干 潟滘 の 合 計 11 地 点 を 調 査 した.
底 質 は 一 般 に, 河沜 川 堆 積 物 からなる 砂 質 ないし 泥況 質 で, 還 元 層 の 発 達 がみられる 地 点 が 多 かった.
河沜 川 内 の 干 潟滘 の 上 流泴 部 や 湾 口 部 の 干 潟滘 では 礫 が 混浔 じっていた. 三 河沜 湾 の 汐 川 干 潟滘 と 伊 川 津泟 干 潟滘 ,お
よび, 伊 勢 湾 の 櫛 田 川 河沜 口 干 潟滘 と 祓 川 河沜 口 干 潟滘 , 田 中 川 河沜 口 干 潟滘 ( 今 回 未 調 査 )では, 潮滠 間 帯 から
アクを 中 心 とした 塩 性 湡 地 植 生璦 ,そして 陸 上 植 生璦 へという 漸滄 進 的 移 行 が 認 められ, 自 然 の 状 態 がよ
く 保 存 されている 場 所 として 特 筆 される.
生璦 物 相 の 概 要 と 特 徴
今 回 の 調 査 の 結 果 ,いずれの 調 査 地 点 にも 紐 形 動 物 , 軟 体 動 物 , 環瑧 形 動 物 , 節 足 動 物 が 確 認 され,
中 でも 特 に 種 類顜 数 が 多 かったのは, 腹 足 類顜 , 二 枚 貝 類顜 , 十 脚 類顜 , 多 毛 類顜 であった.その 他 に 海 綿 動
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物 , 刺 胞 動 物 , 扁 形 動 物 , 昙 口 動 物 ,マヘク 動 物 , 棘 皮 動 物 , 尾 索 動 物 , 脊 椎 動 物 など 多 様 な 生璦 物
群 が 確 認 された.
底 生璦 動 物 相 を 以 下 に 概 観 する. 河沜 口 干 潟滘 の 潮滠 間 帯 上 部 の 砂 質 底 にはカベツキガニ, 泥況 底 にはスガ
ガニが 巣 穴 を 作 り, 砂 団 子 を 作 ったり,ディケハヤイを 繰 り 返 している. 広 い 干 潟滘 の 底 土 表 面 には
ゞプニナやビサゞプニナが 多 数 這 い 回 る.ブガキ 礁 がある 場 合 には,その 間 隙 や 周 辺 にォフキイサ
ガニや,ゞプニナ 類顜 の 殻 を 利 用璮 するマビナガビルボドカモが 生璦 息 している. 濃漓 密 なビトトウケのブ
ット 状 集 団 が 形 成 される 場 合 には, 底 土 が 還 元 状 態 になりやすい. 砂 質 の 底 土 内 にはアキモ,クオ
フキ,カォガカイ,スュモガカイ 科 の Grycera
macintoshi,アナグホカ 類顜 ,ヒペヘク 類顜 が 多 く, 還 元
的 な 環瑧 境 にはオキクグプやオオノガイ,プゲヒキガカイ,イトガカイ 類顜 が 生璦 息 する. 河沜 川 水 の 影 響
が 強 い 干 潟滘 では 底 土 内 にボブトクグプ,サトオモガイ,ガカイ 科 の Hediste
diadroma が 多 く, 隣 接
するアク 原 湡 地 では,ェュパルォイガニ,アカテガニが 巣 穴 を 作 り 活泯 発 に 活泯 動 している.アク 原 内
の 底 土 表 面 では 潮滠 間 帯 上 部 から 下 部 にかけて,フトバナシモ,ェモイュカワギルクミゞ,カワギル
クミゞガイ,ヒュェスカノカが 見 られる.また, 塩 性 湡 地 植 生璦 が 保 存 された 砂 質 干 潟滘 上 部 ではヒペ
イカモナブカやェスバガイが 優 占 する.
この 水 域 を 対 象 としたヤッドデヴシノッェには, 全 国 の 干 潟滘 の 全 底 生璦 生璦 物 を 対 象 とした 和 田 ら
(1996),および 地 域 の 海 産璩 貝 類顜 を 対 象 にした 愛 知 県 (2002)と 名 古 屋 市 (2004)がある.これらの
ヤッドデヴシノッェ 中 での 対 象 種 を 以 下 RDB 種 と 呼 ぶ. 今 回 生璦 息 が 確 認 された 主 な RDB 種 は 以 下
の 通 りである. 和 田 ら(1996)において,「 曓 土 で 絶 滅溅 寸 前 」とされ, 愛 知 県 (2002)では「 絶 滅溅 危
惧 Ⅱ 類顜 」とされたヒュェスカノカは, 藤 前 干 潟滘 , 木曐 暴 三 川 河沜 口 干 潟滘 のアク 原 湡 地 内 に 多 数 確 認 され
た. 同 じ 評 価 のワカゞメツピは 2 ヮ 所 の 干 潟滘 でわわずかな 個 体 の 生璦 息 が 確 認 された.その 他 , 和 田 ら
(1996)によって「 希 少 」とされた 種 が4 種 ,「 危 険 」とされた 種 が 20 種 ,「 現 状 不 明 」とされた 種
が1 種 ,それぞれ 確 認 され, 調 査 地 点 のいずれにおいても RDB 種 が 複 数 種 出 現 した.このうち 和 田
ら(1996)によって,「 危 険 」とされたゞプニナ,オオノガイ,サトオモガイは 今 回 の 調 査 では 各 地
点 に 普 通 に 出 現 し, 伊 勢 湾 , 三 河沜 湾 とも 一 般 に 生璦 息 密 度 も 高 かった.その 他 , 出 現 地 点 は 限 定 され
るが 生璦 息 密 度 の 高 かった 種 として,「 危 険 」とされたカワエスツピ,ゞプガブツピ,バナシモ,カワ
アイ,オスバガイがある. 伊 勢 湾 ・ 三 河沜 湾 沿沥 岸 のアク 原 湡 地 20 カ 所 において, 腹 足 類顜 を 定 性 的 に 調
査 した 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)によれば, 潮滠 間 帯 から 陸 上 植 生璦 まで 保 存 され, 塩 沼 や 干 潮滠 ェモヴェなど
の 後 背 湡 地 のあるアク 原 湡 地 が 特 に 種 多 様 性 が 高 く,RDB 種 も 多 い.このことは 今 回 の 調 査 結 果 に
もあてはまり, 伊 勢 湾 の 櫛 田 川 , 祓 川 河沜 口 干 潟滘 や 三 河沜 湾 の 伊 川 津泟 干 潟滘 のように, 多 様 な 環瑧 境 が 保 存
されたアク 原 湡 地 内 に, 多 数 の RDB 種 が 確 認 された.なお, 今 回 確 認 された RDB 種 のうち,オカ
ププガイ,キヌカツウハブクイノプガイ,ワカゞメツピ,ヒュェスカノカについては, 曓 調 査 海 域
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が 国 内 における 分 布 の 東朁 限 と 考 えられる.
今 回 の 調 査 で 出 現 した 移 入 種 のうち,シテグブフグツピは 多 くの 調 査 地 点 で 確 認 された.その 他 ,
藤 前 干 潟滘 や 木曐 暴 三 川 ではカゞュ゠ルカワヒバモガイ, 伊 川 津泟 干 潟滘 ではヘメキキイガイ,クブベノゞ
フネガイが 確 認 された.キキエュシブツベシは 暼 明 海 では 在 来曹 種 として 分 布 しているが, 伊 勢 湾 や
三 河沜 湾 の 干 潟滘 で 生璦 息 が 確 認 されたのは,1990 年 代 後 半 になってからである.したがって, 現 在 生璦 息
している 曓 海 域 の 個 体 群 は, 近 年 , 外 国 または 暼 明 海 のアキモに 混浔 入 して 移 入 してきたものと 考 え
られる. 今 回 の 調 査 では 曓 種 は 伊 勢 湾 岸 の 雲 出 川 と 櫛 田 川 河沜 口 干 潟滘 で 確 認 された.なお, 三 河沜 湾 の
一 色 干 潟滘 と 汐 川 干 潟滘 で 確 認 されたボプムキコワシは RDB 種 であるが, 移 入 種 の 疑甀 いもある ( 福 田 ,
1996).
以 下 に 各 調 査 地 点 を 概 観 し,これまでの 調 査 と 今 回 の 調 査 を 比 較 する.
藤 前 干 潟滘
藤 前 干 潟滘 は, 伊 勢 湾 奥 の 河沜 川 堆 積 物 によって 形 成 された 広 大 な “ あゆゆち 潟滘 ” が 埋 め 立 られ,かろ
うじて 残 った 122ha の 干 潟滘 である( 西 川 ,1996a).1964 年 から 名 古 屋 市 の 廃 棄 物 最暷 終 処 分 場 として
の 埋 め 立 て 計 璽 が 進 められてきたが,1970 年 頃 から 続 いていた 干 潟滘 保 全 運 動 により 計 璽 が 縮 小 され,
1999 年 に 埋 め 立 て 中 止 という 決 定 がなされた.これらの 過 程 でアコケベルト 調 査 が 繰 り 返 し 行 わわれ
た.1994 年 から 2001 年 までに 行 わわれた 7 回 の 全 域 の 定 量 調 査 が 行 わわれ,133 種 の 底 生璦 動 物 が 確 認 さ
れている.また,ゞプガブツピなど 11 種 の RDB 種 が 確 認 された( 西 川 ,1996a; 名 古 屋 市 ,1996;
テェノ 中 部 ,2003).1994 年 の 調 査 ではガカイ,ビトトウケ,ニビルドュサカ゠ビが 優 占 していた
のに 対 し( 名 古 屋 市 ,1996), 2000 年 9 暻 の 東朁 海 豪 雨 後 の 2001 年 に 実 施 された 調 査 では,Hetromastus
sp.,ゞプガブツピ,ボブトケピオが 優 占 し, 優 占 種 が 明 らかに 変 化 していた(テェノ 中 部 ,2003).
今 回 (2004 年 )の 調 査 によると, 干 潟滘 曓 体 ではゞプガブツピ,カワエスツピ,サトオモガイ,アナ
グホカが 優 占 し,アク 原 湡 地 内 では 名 古 屋 市 のヤッドデヴシノッェ( 名 古 屋 市 ,2004)で「 絶 滅溅 危
*
惧 Ⅰ A 類顜 」とされたフトバナシモ,「 同 Ⅱ 類顜 」のヒュェスカノカ 及 び 希 少 な 巻 貝 の 1 種 が 採 集 され
た.また, 希 少 な 魚 類顜 の 1 種 * も 目 視 確 認 された.
木曐 暴 三 川 河沜 口 干 潟滘
木曐 暴 三 川 ( 長 良 川 , 揖 斐 川 , 木曐 暴 川 ) 河沜 口 干 潟滘 は 藤 前 干 潟滘 の 西 側 に 位 置 し,かつてはその 間 に 一
連 の 干 潟滘 が 連 続 していたが, 鍋 田 干 拓 や 木曐 暴 岬 干 拓 など 古 くからの 干 拓 事 業 の 結 果 , 現 在 では 東朁 西
両 端 に 分 断 されている. 長 良 川 河沜 口 堰 は 1995 年 から 運 用璮 が 継 続 されている.1965~~1975 年 の 間 にプ
ドモクホプコルガイがわわずかに 棲 息 していたことが 報 告 されているが( 愛 知 県 ,1967),それ 以 後 再
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発 見 されていない.1972 年 に 日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 は 木曐 暴 川 河沜 口 から 揖 斐 川 河沜 口 の 干 潟滘 13 地 点 で 定 量
調 査 を 行 い,28 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した( 日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 ・ 環瑧 境 庁 ,1973,1974). 当 時昷 の 優 占
種 はボブトクグプ,ガカイ,サトオモガイ,スガガニであった.また, 泥況 質 干 潟滘 には, 現 在 伊 勢 湾
にも 三 河沜 湾 にも 見 られないハナエペモが 棲 息 し,アク 原 湡 地 にはヒュェスカノカとトビハゴが 確 認
されている( 日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 ・ 環瑧 境 庁 , 同 上 ). 今 回 の 調 査 では 全 部 で 41 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 し
たが,ハナエペモをのぞいて, 生璦 物 相 にほとんど 変 化 がないことがわわかった.1972 年 時昷 点 には 存 在
した 陸 上 から 干 潟滘 へ 徒 歩 で 容 易昒 に 移 動 できる 河沜 口 干 潟滘 は, 岸 辺 の 改 変 のためすでに 消洑 失 していた.
そのため 今 回 は, 徒 歩 でアハュヴス 可 能 な 人 工 干 潟滘 を 調 査 し,クオフキ,アキモ,ブテガイ,ハブ
エモ(1 個 体 )の 棲 息 を 確 認 した.
木曐 暴 岬 干 拓 は,1966 年 から 1974 年 に 農 地 創 生璦 のために 国 家 事 業 として 行 わわれた. 辻 井 ら(1969)
は, 調 査 当 時昷 すでに 開 始 されていた 干 拓 事 業 が 貝 類顜 に 及 ぼす 影 響 評 価 を 行 い, 干 拓 事 業 完 成 のあか
つきにはハブエモは 30 % 浦 収 すると 予 浴 した.ところが 実 際 には,1970 年 前 後 に 2000 t から 3000 t
程 度 であったハブエモの 年 間 溣 獲 量 は, 事 業 終 了 後 の 1975 年 頃 から 急 浦 し,1987 年 以 降 には 100t
以 下 になった.つまり,95 % 以 上 の 浦 収 となった. 溣 獲 量 急 浦 の 要 因 は 干 拓 の 影 響 だけではないと
もされるが, 干 拓 事 業 自 体 の 事 後 の 影 響 評 価 がこれまで 全 く 行 わわれていないのは 問 題 ではないかと
考 えられ、 長 良 川 河沜 口 堰 稼 働 時昷 に 問 題 になったボブトクグプに 関 しても, 事 後 の 影 響 評 価 について
同 様 の 指 摘 がされている( 水 野 ・ 関 口 ,2006).
安 濃漓 川 および 志 登 茂 川 河沜 口 干 潟滘
津泟 市 内 を 流泴 れて 伊 勢 湾 中 部 西 岸 に 注泃 ぐ 安 濃漓 川 および 志 登 茂 川 では,1987 年 に 木曐 曪 らによって, 上
流泴 から 河沜 口 干 潟滘 までの 20 地 点 で 底 生璦 動 物 の 定 量 調 査 が 行 わわれた( 木曐 曪 ら,1993).その 結 果 , 安 濃漓
川 河沜 口 干 潟滘 ( 以 下 , 安 濃漓 川 と 略 称 )では 33 種 , 志 登 茂 川 河沜 口 干 潟滘 ( 以 下 , 志 登 茂 川 と 略 称 )では 26
種 の 底 生璦 動 物 が 確 認 された.また,それぞれの 河沜 口 干 潟滘 は 隣 接 していながら, 安 濃漓 川 は 砂 質 , 志 登
茂 川 は 泥況 質 と 底 質 が 異瓧 なり, 優 占 種 も 異瓧 なることがわわかった. 今 回 の 調 査 では, 安 濃漓 川 で 17 種 , 志
登 茂 川 で 48 種 の 動 物 が 確 認 された.1987 年 の 調 査 とは 異瓧 なり, 志 登 茂 川 の 方 が 確 認 種 数 が 多 いが,
これは 補 完 的 に 多 人 数 で 広 範 囲 の 定 性 調 査 を 行 ったためである. 木曐 曪 ら(1993)の 調 査 では, 共 通
の 優 占 種 はビトトウケ,アキモ,ボブトクグプだった. 今 回 は, 前 回 と 出 現 種 の 傾 向 は 類顜 似 してい
るが, 両 干 潟滘 でカベツキガニとゞプニナが 優 占 していた 点 で 異瓧 なっている. 安 濃漓 川 で 1987 年 の 調 査
で 優 占 していたクオフキは, 志 登 茂 川 でのみ 今 回 多 数 確 認 された.また, 前 回 両 干 潟滘 で 観 察 された
濃漓 密 なビトトウケブットは, 今 回 志 登 茂 川 でのみ 確 認 された.また 前 回 ほとんど 観 察 されなかった
オスバガイが, 今 回 観 察 された.さらに, 志 登 茂 川 では 30 人 程 度 が 1 時昷 間 行 った 補 完 調 査 で,ハブ
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エモが 5 個 体 採 集 された.
雲 出 川 および 櫛 田 川 河沜 口 干 潟滘
津泟 市 南 部 から 松 阪 市 にかけての 海 岸 は 小 さく 湾 入 し,そこに 雲 出 川 , 三 渡浫 川 , 阪 内 川 , 金 剛 川 ,
櫛 田 川 の 河沜 口 が 流泴 入 している.この 小 湾 の 沿沥 岸 は 三 重 県 のアキモ 溣 場 の 中 心 であり, 潮滠 干 狩 り 場 も
多 い. 雲 出 川 河沜 口 干 潟滘 は, 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)によりアク 原 湡 地 の 腹 足 類顜 相 が 調 査 され, 和 田 ら(1996)
の RDB 種 12 種 を 含 む 19 種 が 報 告 されている. 近 年 ,この 河沜 口 のアク 原 湡 地 の 埋 め 立 てが 進 み, 貝
類顜 の 棲 息 環瑧 境 の 破 壊 が 懸 念 される. 今 回 の 調 査 は, 起 伏 のない 砂 質 の 前 浜泺 干 潟滘 で 行 った.この 調 査
では 37 種 の 動 物 が 確 認 され,ゞプニナやサトオモガイ,プキキウピクヘクなどの RDB 種 が 優 占 し
ていた. 一 方 ,キキエュシブツベシやアクナガガカイなどの 移 入 種 も 確 認 された.
櫛 田 川 河沜 口 は, 陸 上 植 生璦 からアク 原 湡 地 , 後 背 の 塩 沼 や 感 潮滠 ェモヴェ, 泥況 質 干 潟滘 と 前 浜泺 に 広 がる
砂 質 干 潟滘 ,アブペ 場 と, 曓 来曹 の 河沜 口 域 が 持 っていた 実 に 多 様 な 環瑧 境 が 残 されている.1984 年 のアル
ォヴト 調 査 によると,ヒュェスカノカ,ワカゞメツピ,ワジツプウピクヘク,クオブネキ 類顜 などの RDB
種 を 含 む,21 種 の 底 生璦 動 物 が 報 告 されている( 西 川 ,1996).また, 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)はアク 原
湡 地 内 で RDB 種 15 種 ( 和 田 ら,1996b)を 含 む,22 種 の 腹 足 類顜 を 確 認 している.これは 伊 勢 湾 内
の 調 査 地 点 のなかではもっとも 多 い 確 認 種 数 であった. 今 回 の 調 査 では,46 種 の 動 物 が 確 認 された.
干 潟滘 上 にはゞプニナやビサゞプニナ,マビナガビルボドカモが 優 占 し, 伊 勢 湾 岸 ではほとんどみら
*
れなくなった 希 少 な 巻 貝 の 1 種 がわわずかではあるが 確 認 された. 一 方 で 移 入 種 のキキエュシブツベ
シも 確 認 された. 潮滠 間 帯 上 部 にはカベツキガニやェスバガイ,ヒペイカモナブカが 多 く,アク 原 湡
*
地 内 には RDB 種 のフトバナシモや 希 少 な 巻 貝 の 1 種 が 確 認 された. 湡 地 にはアクの 他 にアイアク
やフェド,ハブピゞなどの 豊 かな 塩 生璦 植 生璦 が 認 められた.
祓 川 河沜 口 干 潟滘
櫛 田 川 から 5 kkmmほど 東朁 に 位 置 する 祓 川 は, 大 きな 川 ではないが 三 重 県 内 でも 特 に 淡流 水 域 の 生璦 物
相 が 豊 富 で, 淡流 水 二 枚 貝 やそれらを 宿 主 とするシナガ 類顜 も 多 数 種 棲 息 する.この 河沜 口 干 潟滘 には 濃漓 密
なアク 原 湡 地 が 形 成 され, 軟 泥況 質 の 干 潟滘 がある. 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)はアク 原 湡 地 内 で RDB 種 8 種
( 和 田 ら,1996)を 含 む,14 種 の 腹 足 類顜 を 確 認 している. 今 回 は 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)では 確 認 され
*
なかった 希 少 な 巻 貝 を3 種 確 認 した. 優 占 種 はカワアイ,バナシモ,フトバナシモ,スガガニ,ボ
ブトオキガニであった.
三 河沜 湾 北 西 部 ( 矢 作 川 河沜 口 干 潟滘 , 一 色 干 潟滘 )
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三 河沜 湾 北 西 部 は 遠 浅 の 浜泺 の 続 く 入 江 だった 衣 浦洁 湾 から 矢 作 川 にかけて,かつては 広 大 な 干 潟滘 が 形
成 されていた( 愛 知 県 ,1967). 衣 浦洁 湾 では 砂 泥況 底 の 干 潟滘 や 隣 接 するアク 原 湡 地 が 連 なり,ボブトク
グプやヒュェスカノカが 優 占 し,イピキキガ,ヘクボドモカワギルクミゞ,ゞプガブツピ,ハイガ
イ,アオブキ,イスミゞクメトモ,オカププガイが 棲 息 していたとされる( 愛 知 県 ,1967).1951
年 から 57 年 に 干 拓 された 衣 浦洁 干 拓 地 では 上 記 の 貝 類顜 を 含 めた 78 種 の 貝 類顜 が 確 認 されている.オカ
ププガイ,ハイガイ,アオブキは 1955 年 頃 から 急 激 に 浦 少 し,1963 年 以 降 生璦 貝 が 確 認 されなくな
った( 愛 知 県 ,1967).この 水 域 は, 港海 の 建 設 や 護 岸 工 事 , 工 場 用璮 地 や 発 電 所 建 設 のための 埋 め 立 て
が 激 しく 行 わわれ, 現 在 , 衣 浦洁 湾 に 干 潟滘 はほとんど 残 っていない. 西 川 (1996c)のアルォヴト 調 査 で
は 矢 作 川 河沜 口 部 に 残 った 小 さな 干 潟滘 が,ボブトクグプやアキモを 採 る 家 族 連 れでにぎわわっているこ
とが 報 告 されている. 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)は 矢 作 川 河沜 口 でヒュェスカノカを 含 む 14 種 の 腹 足 類顜 を 確
認 している.2001 年 に 川 瀬 は, 河沜 口 干 潟滘 における 半 定 量 的 調 査 でカニ 類顜 6 種 ,フグツピ 類顜 1 種 , 貝
類顜 22 種 , 海 藻 類顜 1 種 を 確 認 した( 川 瀬 ,2002). 今 回 (2002 年 )の 調 査 では, 川 瀬 の 調 査 地 点 より
上 流泴 の 河沜 川 内 の 干 潟滘 で 29 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 している.ビトトウケのブットがあり,その 他 にゞプ
ニナ,サトオモガイ,Hediste sp. ,Hetromautus sp.が 優 占 していた.アク 原 湡 地 内 では 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)
*
の 調 査 では 確 認 されなかった 希 少 な 巻 貝 の 1 種 を 確 認 した. 川 瀬 (2002)と 今 回 の 調 査 の 出 現 種 は
類顜 似 しているが, 川 瀬 (2002)で 確 認 されたオスバガイやキビクメトモ,ノカウモガギプは 今 回 確
認 されなかった.
矢 作 川 河沜 口 の 東朁 にある 一 色 干 潟滘 は, 後 述 する 伊 川 津泟 干 潟滘 とならび 愛 知 県 のアキモ 溣 業 の 中 心 地 の
ひとつであり,ノモ 養颜 殖 業 も 盛 んである. 西 川 (1996d)によるとマヘクが 激 浦 し, 昭昧 和 30 年 代 に
は 普 通 に 見 られたハブエモは 絶 滅溅 したとされる. 今 回 の 調 査 地 は 前 浜泺 干 潟滘 で, 暼 料 の 潮滠 干 狩 り 場 に
なっていた. 曓 調 査 では 41 種 の 底 生璦 動 物 が 確 認 された.アキモやクオフキ,ボプムキコワシ,プゲ
ヒキガカイやカベツキガニが 優 占 し,RDB 種 であるプキキウピクヘクも 普 通 に 見 られた.その 他 に
も RDB 種 はマゞクオガイ,オオノガイ,サトオモガイが 確 認 された. 木曐 曪 が 検 討 委 員 のベルバヴだ
った 愛 知 県 の 沿沥 岸 域 環瑧 境 調 査 事 業 の 調 査 では, 前 浜泺 干 潟滘 の 6 カ 所 で 2003 年 にカドメヴド 調 査 を 行 い,
72 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した( 愛 知 県 ・テェノ 中 部 ,2005).しかし,これらの 調 査 を 通 じてマヘク
やハブエモは 確 認 できなかった.
汐 川 干 潟滘
かつての 汐 川 干 潟滘 は,いくつかの 大 きな 白 砂 青 松 の 砂 洲泩 を 通 じて, 緩 やかに 三 河沜 湾 に 開 口 した 田
原 湾 の 奥 に 位 置 する 広 大 な 干 潟滘 であった. 湾 内 にはアブペが 繁 茂 し, 周 辺 住 民 が 総 出 でアブペを 肥
料 に 使 うための 藻 狩 りをすることが 年 中 行 事 だったという( 豊 田 ,1991).ハブエモも 豊 産璩 した( 愛
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知 県 ,1967).しかし 1961 年 から 始 められた 三 河沜 港海 の 埋 め 立 て 開 発 事 業 により, 干 潟滘 は 三 河沜 湾 と 幅 700
mmのカルェモヴト 水 路 でつながる 閉 鎖 的 な 内 湾 に 改 変 され, 干 潟滘 の 面 積 は 280ha に 縮 小 した.アブ
ペ 場 も 現 在 はない.この 干 潟滘 は, 藤 前 干 潟滘 とともに 鳥 類顜 の 渡浫 来曹 地 として 国 内 で 最暷 も 重 要 な 地 域 のひ
とつである. 河沜 口 付 近 にはアク 原 湡 地 が 形 成 され, 環瑧 境 省 のヤッドデヴシノッェで「 絶 滅溅 危 惧 種 Ⅱ
類顜 」とされているクバナやハブブツナ,フェド,ハブピゞの 塩 性 湡 地 群 落 も 確 認 されている( 藤 原
ら,2002).1972 年 に 行 わわれた 日 曓 鳥 類顜 保 護 連 盟 の 調 査 では 汐 川 河沜 口 付 近 を 中 心 に 9 カ 所 の 定 量 調
査 により,29 種 の 動 物 が 確 認 され,ガカイ,オキクグプ,カワアイの 優 占 が 報 告 された( 日 曓 鳥 類顜
保 護 連 盟 ,1973,1974).その 後 1974 年 から 75 年 にかけて 椙 山 によって 干 潟滘 全 域 の 52 点 で 定 量 調
査 が 行 わわれた( 椙 山 ,1975).この 調 査 では 33 種 群 が 確 認 され,やはりカワアイが 優 占 しているこ
とが 報 告 された.また,クホプコルガイ 類顜 ,ハナエペモ,アオブキの 棲 息 も 確 認 された.90 年 代 に
入 り, 西 川 により 1994 年 に 干 潟滘 の 定 性 的 な 調 査 が 行 わわれ,21 種 が 確 認 された( 西 川 ,1996e).1998
年 には 藤 岡 ・ 木曐 曪 (2000)により, 干 潟滘 全 域 の 32 箇 所 で 定 量 調 査 を 行 い,56 種 群 の 底 生璦 動 物 を 確
認 した.2002 年 に 実 施 した 曓 調 査 では,6カ 所 で 調 査 を 行 い,35 種 を 確 認 した. 愛 知 県 ・テェノ 中
部 (2005)は,2003 年 に 12 カ 所 でカドメヴド 調 査 を 行 い,57 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した.90 年 代 以
降 の 調 査 での 優 占 種 はゞプニナ,バナシモ,アキモ,オキクグプ,サトオモガイ,カォガカイ,オ
イワォガカイ,ガカイなどで,70 年 代 に 優 占 していたカワアイは 90 年 代 以 降 確 認 されていない.
また,クホプコルガイ 類顜 ,ハナエペモ,アオブキの 棲 息 も 確 認 されていない. 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (1999)
はアク 原 湡 地 内 で RDB 種 14 種 ( 和 田 ら,1996)を 含 む,23 種 の 腹 足 類顜 を 確 認 している. 近 年 ,ア
ク 原 湡 地 の 部 分 的 な 破 壊 ( 木曐 曪 ・ 木曐 曪 ,2000)や 全 体 的 な 湡 地 の 縮 小 傾 向 があり, 湡 地 内 に 特 異瓧 的
に 生璦 息 するオカププガイ 科 貝 類顜 やカワギルクミゞ 科 貝 類顜 の 生璦 息 が 危 ぶまれる.
伊 川 津泟 干 潟滘
伊 川 津泟 干 潟滘 は, 三 河沜 湾 湾 口 部 南 岸 の 福 江 湾 内 に 形 成 された 河沜 口 干 潟滘 である. 福 江 湾 は 東朁 西 から 伸
びる 砂 州 によって 囲 まれ, 天 白 川 , 免 々 田 川 , 新 堀 川 などの 小 河沜 川 が 流泴 入 している. 三 河沜 湾 奥 部 に
ある 汐 川 干 潟滘 よりも 外 洋泒 水 の 影 響 が 強 い. 鳥 類顜 も 多 数 飛颀 来曹 する.ここでは 河沜 口 のアク 原 を 中 心 に 塩
生璦 湡 地 植 生璦 が 発 達 し, 福 江 湾 奥 には 泥況 質 干 潟滘 , 同 湾 口 部 付 近 にはれき 干 潟滘 があるなど, 環瑧 境 は 多 様
である. 特 に, 干 潟滘 周 辺 に 形 成 される 伏 流泴 水 によると 思 わわれる 塩 水 池 にはアブペ 群 落 が 形 成 され,
特 異瓧 な 生璦 物 群 集 が 認 められる. 伊 川 津泟 干 潟滘 は 三 河沜 湾 暼 数 の 良 質 のアキモ 溣 場 であるため, 一 般 の 立
ち 入 りは 溣 協 により 厳 しく 規 制 され, 公 的 な 開 発 からもかなり 守 られている.そのため 良 好 な 自 然
環瑧 境 が 保 たれているが, 底 生璦 動 物 相 に 関 するこれまでの 報 告 としては 愛 知 県 (1967)が 唯 一 の 報 告
といえる.これには, 岩 礁 性 のカベノテやゞケヒギメガイ,イクジシプや 干 潟滘 のェスバガイとハブ
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エモを 含 む 38 種 の 動 物 が 記 録 されている. 最暷 近 , 木曐 曪 ・ 木曐 曪 (2002)は 新 堀 川 河沜 口 の 塩 性 湡 地 にお
いて, 愛 知 県 (2002)の RDB 種 の 腹 足 類顜 8 種 を 確 認 した. 愛 知 県 ・テェノ 中 部 (2005)は,2003
年 に9カ 所 でカドメヴド 調 査 を 行 い,99 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した. 一 方 , 今 回 (2004 年 )の 調 査 で
は 78 種 の 動 物 を 確 認 したが, 出 現 生璦 物 は 2003 年 の 調 査 と 類顜 似 していた.これまで 述 べてきた 他 の
調 査 地 点 に 比 べて, 種 数 が 多 いだけではなく 門 ヤパャの 多 様 性 も 高 く,マヘク 動 物 門 や 棘 皮 動 物 門
など 多 様 な 動 物 門 が 確 認 された.しかし,ハブエモは 確 認 されなかった. 優 占 種 は,イクジシプや
ケガイ,アキモやゞプニナ,ビサゞプニナ,カォガカイ,ヒペイカモナブカなどであった. 和 田 ら
*
による RDB 種 は,アク 原 湡 地 の 希 少 な 巻 貝 2 種 やゞペヤパルォイガニなど 10 種 が 確 認 された.ま
た,ヒペイカモナブカツブプガイ,ケグビクヘクボドモガイ,カキゞメェスキヤペドキなど 寄 生璦 性
種 が 多 かったことも 特 筆 される.
参 考 文 献
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する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 3. pp. 95.
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昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・ 島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 . 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する
底 生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 3. pp. 93 ~~ 94.
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和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧
・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・ 島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 . 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底
生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 3. pp. 93 ~~ 94.
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和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
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WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
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英 虞 湾 ・ 五 ヮ 所 湾
木曐 曪 妙 子 ・ 西 川 輝 昭昧
英 虞 湾 と 五 ヮ 所 湾 は 三 重 県 中 部 に 位 置 し, 熊 野 灘 に 面 している. 面 積 は 英 虞 湾 が 42km 2 , 五 ヮ 所
湾 が 22km 2
と 狭 小 だが,いずれもモアケ 式 の 複 雑 な 海 岸 地 形 を 持 っている. 真 珠 養颜 殖 で 暼 名 な 英 虞
湾 は,モアケ 式 海 岸 特 暼 の 小 さな 支 湾 が 多 数 形 成 されている 風顪 光 明 媚 な 内 湾 で, 大 きな 河沜 川 は 流泴 入
していない. 小 湾 の 奥 に 底 土 が 堆 積 し 小 規 模 な 前 浜泺 干 潟滘 が 形 成 されている. 一 方 , 五 ヮ 所 湾 もいく
つかの 支 湾 を 持 つが, 英 虞 湾 より 開 放 的 な 地 形 であり, 湾 内 では 真 珠 ・のり・ハブス・ 鯛 などの 養颜
殖 が 盛 んである.この 湾 では 伊 勢 路 川 , 五 ヮ 所 川 , 神 津泟 佐 川 などの 河沜 口 に 干 潟滘 が 形 成 されている.
今 回 は, 英 虞 湾 では 登 茂 山 干 潟滘 , 小 才 庭 (こさにわわ) 干 潟滘 の 2 地 点 , 五 ヮ 所 湾 では 伊 勢 路 川 河沜 口 干
潟滘 ( 五 ヮ 所 湾 ), 五 ヮ 所 川 河沜 口 干 潟滘 の 2 地 点 の 計 4 地 点 で 調 査 を 行 った.
両 湾 の 干 潟滘 の 環瑧 境 や 底 生璦 生璦 物 相 に 関 する 既 存 の 情 報 は 極 端 に 少 ない. 英 虞 湾 については 2003 年 か
ら 三 重 県 地 域 結 集 事 業 がケシヴトし, 干 潟滘 の 変 遷 の 状 況沦 が 詳 細 に 再 現 されている.それによると 現
存 している 干 潟滘 面 積 は 84ha で, 湾 全 体 の 干 潟滘 の 70 %にあたる 185ha の 干 潟滘 が 消洑 失 し, 干 拓 された
土 地 の 約 80 %は 荒 れ 地 のまま 放 置 されているという( 国 分 ・ 奥 曪 ,2005). 両 湾 の 潮滠 下 帯 では 底 生璦
動 物 の 調 査 例 があるが, 潮滠 間 帯 の 底 生璦 動 物 相 の 調 査 はこれまでほとんど 行 わわれていない. 三 重 県 産璩
生璦 物 目 録 ( 三 重 県 生璦 物 調 査 委 員 会 ,1951)と 三 重 県 産璩 貝 類顜 目 録 ( 松 曓 ,1979)に 英 虞 湾 から 10 種 ,
五 ヮ 所 湾 から 8 種 の 合 計 15 種 ほどの 貝 類顜 が 記 載 されているだけであり, 底 生璦 生璦 物 全 体 を 対 象 とした
調 査 報 告 は 今 回 が 初 めてである.
今 回 の 調 査 地 全 体 を 概 観 してみると, 陸 側 の 環瑧 境 が 保 存 されている 場 合 , 南 日 曓 に 特 徴 的 な 海 岸
植 生璦 がみられ, 潮滠 上 帯 にはアク 原 湡 地 やハブピゞ 林 を 中 心 とした 塩 性 植 生璦 がある. 干 潟滘 の 底 質 は 潮滠
間 帯 上 部 では 後 背 の 崖 や 河沜 川 に 由 来曹 する 礫 混浔 じりの 砂 質 または 砂 泥況 質 が 多 く, 礫 は 沖沍 に 向 かって 浦
少 する 傾 向 がある.いずれの 調 査 地 にも 軟 体 動 物 , 環瑧 形 動 物 , 節 足 動 物 が 確 認 され, 中 でも 種 数 が
多 かったのは 腹 足 類顜 , 二 枚 貝 類顜 , 十 脚 類顜 であった.その 他 に 刺 胞 動 物 , 扁 形 動 物 , 昙 口 動 物 , 半 索
動 物 , 棘 皮 動 物 が 確 認 された. 塩 性 湡 地 ではアクハメガニ,ェュパルォイガニ,ハブガニなどのパ
*
ルォイガニ 類顜 ,カワギルクミゞ 類顜 が 見 られ, 転 石 下 には 希 少 な 巻 貝 類顜 やドュアワペス 類顜 が 生璦 息 して
いる. 塩 性 湡 地 と 干 潟滘 の 境 界瓋 にはスガガニやカベツキガニが 見 られる. 干 潟滘 表 面 にはゞプニナ 類顜 や
バナシモが 多 数 這 い 回 っている.ビサゞプニナはどこでも 見 られるが, 伊 勢 湾 では 全 く 見 られない
*
カオツノノ゠も 多 い.また 英 虞 湾 には 伊 勢 湾 では 激 浦 した 希 少 な 巻 貝 の 1 種 が 健 全 な 個 体 群 を 保 っ
ている. 淡流 水 の 影 響 の 強 い 場 所 ではゞプニナやカワアイがみられる. 底 土 中 は 伊 勢 湾 とは 異瓧 なり 多
くの 場 所 でクオボガイが 優 占 し,アキモは 少 ない.また, 潮滠 間 帯 上 部 の 干 潟滘 表 面 には 黄 色 いイオゞ
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ハブエモの 死 殻 が 多 数 散 っているが, 底 土 中 に 生璦 貝 は 少 ない. 底 土 中 にはその 他 にオキクグプ,カ
アクウピクイサベ,ボブトキミゞケスュモ,ハキプクホカ゠ビが 多 く, 潮滠 間 帯 下 部 はテッフゞ゠ビ
類顜 が 盛 んに 鋏 の 音 をたてている.
今 回 の 調 査 ではすべての 調 査 箇 所 で, 複 数 種 のヤッドデヴシ 種 ( 和 田 ら,1996, 以 下 RDB 種 )が
確 認 された. 特 に 英 虞 湾 では 各 調 査 箇 所 に 10 種 以 上 の RDB 種 が 確 認 された.「 日 曓 曓 土 では 絶 滅溅 寸
*
前 」とされるカオツノノ゠と 希 少 な 巻 貝 の 1 種 ,クオボガイ,ヘツハアモアォガニが 確 認 されたの
は 注泃 目 すべきことである.また, 同 じく「 絶 滅溅 寸 前 」とされるヒベアカガイは 今 回 の 調 査 で 死 殻 の
みが 確 認 された. 以 下 ,「 危 険 」とされた 種 として, 五 ヮ 所 湾 では 河沜 口 域 に 特 暼 なカノカガイやプボ
カドモ,ハギェメが 確 認 された.また, 塩 性 湡 地 内 にはフトバナシモ,ヘクボドモカワギルクミゞ,
*
バナシモ,カワアイの 他 , 希 少 な 巻 貝 2 種 が 確 認 され, 干 潟滘 ではゞプニナ,マゞクオガイ,イオゞ
ハブエモ,クメオガイ,ェクォブケオ,サトオモガイ,ケグビクヘク,ケグビクヘクペドキが 確 認
された.「 希 少 」とされた 種 として,ツバキガカイが 確 認 された. 一 方 , 移 入 種 はシテグブフグツピ
とアベモカフグツピのみが 確 認 された. 英 虞 湾 と 五 ヮ 所 湾 は, 近 接 する 伊 勢 湾 に 比 べて 干 潟滘 面 積 こ
そ 小 さいが,その 底 生璦 動 物 相 が 南 方 系 のカオツノノ゠やクオボガイなどの RDB 種 を 多 数 含 むこと,
さらに 移 入 種 が 少 ないことから, 独 特 かつ 自 然 度 の 高 い 貴 重 な 干 潟滘 生璦 態 系 を 保 持 しているといえる.
調 査 箇 所 ごとに 調 査 結 果 を 以 下 にまとめる.
英 虞 湾 ( 登 茂 山 干 潟滘 と 小 才 庭 干 潟滘 )
登 茂 山 干 潟滘 は 英 虞 湾 のほぼ 中 央 部 に 位 置 し、 急 峻 な 崖 に 囲 まれた 小 湾 内 の 真 珠 養颜 殖 場 の 奥 にある.
背 後 の 崖 面 にはハイネゲ,トパメ,ゞバベガクなどの 豊 富 な, 南 日 曓 に 特 暼 な 海 岸 植 生璦 が 見 られる.
潮滠 上 帯 の 塩 性 湡 地 にはハブピゞ,ハブガゞ,ハブキグなどが 見 られ,この 中 にはフトバナシモなど
複 数 の RDB 種 が 生璦 息 している. 隣 接 する 岩 礁 地 帯 にはオオバビガイ,オヤルグバビガイが 多 数 付 着
している. 砂 質 干 潟滘 の 表 面 には 潮滠 間 帯 上 部 にはスガガニが 優 占 する. 潮滠 間 帯 下 部 にはビサゞプニナ,
バナシモ 幼 貝 ,マビナガビルボドカモが 優 占 し, 絶 滅溅 寸 前 の RDB 種 カオツノノ゠と 希 少 な 巻 貝 の 1
*
種 がわわずかに 混浔 じる. 底 土 中 には 潮滠 間 帯 全 体 に RDB 種 のクオボガイが 優 占 し,イオゞハブエモが
まれに 見 られる.その 他 にオキクグプ,ボブトキミゞケスュモ,イワヘク,カアクウピクイサベ,
ヒホェベニッフルフキガカイ,ハキプクホカ゠ビがかなり 見 られた.また、ツバキガカイ 科 の 1 種
*
の 棲 管 が 比 較 的 高 密 度 で 見 られ、そのなかには 希 少 なカニの1 種 が 生璦 息 していた. 今 回 の 調 査 では
40 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した.
英 虞 湾 の 北 東朁 に 位 置 する 小 才 庭 干 潟滘 は, 登 茂 山 干 潟滘 よりさらに 閉 鎖 的 な 支 湾 の 最暷 奥 部 に 位 置 して
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いる. 背 後 にかつて 干 潟滘 の 一 部 だった 田 や 用璮 水 地 を 持 ち, 小 規 模 なアク 原 塩 性 湡 地 と 崖 地 が 形 成 さ
れている. 塩 性 湡 地 内 にはェュパルォイガニやアカテガニが 生璦 息 し, 潮滠 間 帯 上 部 の 崖 地 には 緑 藻 の
カイガュペに 覆 わわれたケガイ,オキナワイクジシプ,ェュエス,フグツピ 類顜 などの 岩 礁 性 の 生璦 物 が
生璦 息 する. 泥況 質 の 干 潟滘 表 面 には RDB 種 のバナシモが 優 占 し, 絶 滅溅 寸 前 とされるカオツノノ゠ 等 希 少
*
な 巻 貝 もかなり 多 い.ヘツハアモアォガニやコルパイアワペスもまれに 見 られる. 底 土 中 には 特 に
潮滠 間 帯 下 部 にクオボガイやオキクグプが 多 い.ヒベアカガイやイオゞハブエモは 死 殻 のみが 確 認 さ
れた. 今 回 の 調 査 では 41 種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した.
英 虞 湾 の 過 去 の 記 録 としては, 三 重 県 産璩 生璦 物 目 録 ( 三 重 県 生璦 物 調 査 委 員 会 ,1951)ではヒクガイ,
ォブルガイ,クメオガイ,イオゞハブエモ,クオボガイが, 三 重 県 産璩 貝 類顜 目 録 ( 松 曓 ,1979)では
クメオガイ,クオボガイ,カワアイ,バナシモ,フトバナシモ,ビサゞプニナ 等 が 報 告 されている.
今 回 の 調 査 ではこれらの 貝 類顜 相 がォブルガイをのぞきすべて 確 認 され,1950 年 代 以 来曹 の 生璦 物 相 が 保
存 された 貴 重 な 場 所 と 考 えられる.また, 南 西 諸 島 以 外 では 非 常 に 個 体 数 が 浦 少 している 巻 貝 の 1
*
種 が,この 海 域 には 生璦 息 しており, 遺 伝 的 にも 特 異瓧 な 個 体 群 とされている(Kojima et al., 2005).
五 ヮ 所 湾 ( 五 ヮ 所 川 河沜 口 干 潟滘 と 伊 勢 路 川 河沜 口 干 潟滘 )
五 ヮ 所 川 河沜 口 干 潟滘 は 五 ヮ 所 湾 の 東朁 方 の 支 湾 , 五 ヮ 所 浦洁 の 奥 部 に 位 置 する.この 干 潟滘 ではアキモ 溣
業 が 行 わわれている. 岸 側 は 完 全 に 護 岸 提 でさえぎられ,カルェモヴトの 隙 間 にェュエスが 多 数 付 着
している. 砂 礫 底 の 干 潟滘 表 面 にはイクジシプやォフキイサガニが 多 く, 稀 ではあるがゞプニナやカ
ワアイが 発 見 された. 底 土 中 にはボブトキミゞケスュモ,オトヒベガカイ 科 Gyptis 属 の 1 種 ,カア
クウピクイサベ,ケグビクヘクペドキ,ハキプクホカ゠ビが 多 産璩 した.プキキウピクヘクらしきも
のも 見 られた.RDB 種 のハギェメやカノカガイが 棲 息 していることは 特 筆 される. 今 回 の 調 査 では 41
種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した.
伊 勢 路 川 河沜 口 干 潟滘 は 五 ヮ 所 湾 の 西 方 の 支 湾 , 船 越 浦洁 の 奥 部 に 位 置 する.ここではかつて 河沜 口 を 覆
うほど 広 大 なハブピゞ 群 落 があり, 河沜 川 改 修 や 潮滠 位 の 変 化 でやせ 細 ったものの, 今 なおその 群 落 は
日 曓 最暷 大 とされる.しかし, 調 査 中 も 群 落 周 辺 で 護 岸 工 事 が 進 んでおり, 保 全 のための 注泃 意 が 必 要
である.その 他 にもフェド,クオェエ,ハブキグ,ハブゞド,ボナウシデなどの 塩 性 湡 地 植 物 が 確
認 されたが,ここではアクはごく 少 ない.ハブピゞ 群 落 内 の 底 質 は 砂 質 底 で, 転 石 下 にヘクボドモ
カワギルクミゞなど 複 数 の RDB 種 が 比 較 的 高 密 度 で 生璦 息 していた. 礫 泥況 底 の 干 潟滘 表 面 には 緑 藻 類顜 (ピ
ゞアオノモやアナアオキ)が 見 られ,ゞプニナ,ビサゞプニナ,バナシモ,カワアイ,スガガニが
優 占 していた. 底 土 中 にはオキクグプ,プゲヒキガカイ,Glycera
macintoshi,ハキプクホカ゠ビが
多 かった. 埋 没 している 転 石 の 下 面 には,RDB 種 のプボカドモが 付 着 していた. 今 回 の 調 査 では 38
- 72 -

種 の 底 生璦 動 物 を 確 認 した.
五 ヮ 所 湾 における 過 去 の 記 録 としては, 三 重 県 産璩 生璦 物 目 録 ( 三 重 県 生璦 物 調 査 委 員 会 ,1951)では
ォブルガイ,クメオガイ,クオボガイ,オオノガイ,オキナガイが, 三 重 県 産璩 貝 類顜 目 録 ( 松 曓 ,1979)
ではクメオガイ,クオボガイ,ゞプニナが 報 告 されている. 今 回 の 調 査 ではこのうちォブルガイ,
オオノガイ,オキナガイは 確 認 できなかった.
参 考 文 献
Kojima S., Kamimura S., Iijima A., Kimura T., Mori K., Hayashi Y. and Furota T. ,2005.
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キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
WWF Japan
- 73 -

和 歌 山 県 沿沥 岸 域
古 賀 庸 憲
この 海 域 では, 護 岸 されるなどして 消洑 失 している 箇 所 や, 開 発 の 可 能 性 のある 箇 所 も 少 なくない
が,それでも 都 心 部 と 比 較 すると 様 々な 干 潟滘 の 環瑧 境 が 残 されている。また 見 られる 底 生璦 動 物 につい
ては, 環瑧 境 省 ・ 水 産璩 庁 のヤッドモケト 種 、もしくは 和 歌 山 県 のヤッドデヴシノッェ 指 定 種 、あるい
は 和 田 ら(1996)で 指 定 された 希 少 な 種 ( 以 後 ヤッドモケト 種 と 表 記 )が、 干 潟滘 毎 に 異瓧 なり 種 数 も
多 く( 例 えば, 和 田 2000), 底 生璦 動 物 全 体 の 種 数 も 多 いようである. 今 回 の 調 査 結 果 からこの 海 域
全 体 を 特 徴 づける 底 生璦 動 物 群 というものは 自 明 ではないが, 干 潟滘 により 優 占 する( 種 数 の 多 い) 分
類顜 群 が 異瓧 なることは 特 徴 の 一 つかも 知 れない. 璶 殻 類顜 が 優 占 していたのが 紀 ノ 川 と 日 高 川 で, 貝 類顜
が 優 占 していたのが 和 歌 川 , 特 定 の 分 類顜 群 が 優 先 しないものの 多 数 種 が 見 られたのが 暼 田 川 , 内 之
浦洁 ( 田 辺 湾 内 ), 池 田 湾 ( 田 辺 湾 内 ), 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 である.
調 査 地 点 は 北 から 順 に, 紀 ノ 川 , 和 歌 川 , 暼 田 川 , 西 広 海 岸 , 日 高 川 , 田 辺 湾 ( 内 之 浦洁 ), 池 田 湾
( 調 査 地 名 「 田 辺 湾 ( 池 田 浦洁 )」), 田 辺 湾 ( 立 ヮ 谷 ・ 藤 島 ), 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 の 9 箇 所 である.これら
の 地 形 シイハは 次 のように 多 様 である.(1) 河沜 口 干 潟滘 で, 河沜 口 部 からその 上 流泴 の 汽汼 水 域 にかけて 干 潟滘
が 残 る( 和 歌 川 河沜 口 , 日 高 川 河沜 口 ),(2)
河沜 口 干 潟滘 であるが, 河沜 口 域 はカルェモヴトなどで 固 められ
干 潟滘 が 消洑 失 しており,やや 上 流泴 の 汽汼 水 域 に 干 潟滘 が 残 る( 紀 ノ 川 河沜 口 , 暼 田 川 河沜 口 ),(3) 前 浜泺 干 潟滘 ( 西
広 海 岸 ),(4) 潟滘 湖湌 ( 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 ),(5) 潟滘 湖湌 およびその 外 側 の 前 浜泺 域 に 干 潟滘 が 残 る( 内 之 浦洁 ),(6)
内 湾 奥 から 前 浜泺 部 にかけて 不 連 続 に 干 潟滘 が 残 る( 池 田 湾 , 立 ヮ 谷 ・ 藤 島 ).(3),(6)に 挙 げた 干 潟滘 で
はいずれも 小 河沜 川 の 流泴 入 が 見 られる.また,アク 原 などの 自 然 の 後 背 湡 地 が 残 されているのは, 紀
ノ 川 , 暼 田 川 , 西 広 海 岸 , 日 高 川 , 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 の 5 箇 所 である.また, 今 回 の 調 査 地 点 には 含 ま
れないが, 琴 の 浦洁 湾 奥 部 ( 海 南 市 ), 海 南 市 加 茂 川 , 串 曓 市 橋 杭曽 岩 などにも 小 規 模 ながら 貴 重 な 干 潟滘
が 残 っている.
全 域 の 底 生璦 動 物 の 概 観
これまでの 知 見 と 今 回 の 調 査 により, 主 な 生璦 息 種 について 概 観 する.カニ 類顜 では,クオブネキの
近 畿瓴 地 方 最暷 大 と 思 わわれる 個 体 群 ( 数 百 個 体 )が 紀 ノ 川 と 日 高 川 のアク 原 泥況 質 域 に,ハェコルクオブ
ネキのまとまった 個 体 群 ( 数 千 個 体 )が 紀 ノ 川 , 和 歌 川 , 暼 田 川 , 日 高 川 の 主 に 砂 泥況 質 域 に 見 られ
る. 砂 ~~ 砂 泥況 質 干 潟滘 の 典 型 種 であるカベツキガニは 和 歌 川 と 西 広 海 岸 に 特 に 多 く, 砂 泥況 ~~ 泥況 質 干 潟滘
の 典 型 種 であるスガガニとボブトオキガニ 類顜 は 各 干 潟滘 に 多 く 見 られる. 貝 類顜 では, 希 少 性 の 高 いカ
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オツノノ゠の 個 体 群 が 和 歌 川 , 暼 田 川 ( 特 に 多 産璩 ), 池 田 湾 に 見 られるが, 他 の 場 所 にも 生璦 息 する 可
能 性 がある( 加 茂 川 など).ハブエモは 和 歌 川 でのみ 見 られる(しかしクナハブエモも 和 歌 川 でのみ
見 られる).クオボガイは 田 辺 湾 に 多 産璩 し( 内 之 浦洁 , 池 田 湾 , 立 ヮ 谷 ・ 藤 島 ),シォノカカワニナは
局 所 的 に 多 産璩 する.ワカゞメツピは2ヮ 所 の 干 潟滘 で 少 数 個 体 が 生璦 息 するが,まとまった 個 体 群 が 見 ら
れるのは1ヮ 所 のみである.ヤッドモケト 種 を 多 数 含 むトゞガシガイ 科 貝 類顜 は 紀 ノ 川 , 和 歌 川 , 暼 田
川 , 内 之 浦洁 の 潮滠 下 帯 泥況 底 に 生璦 息 するが, 和 歌 川 では 比 較 的 種 数 が 多 い(8 種 ).ゞプニナ・バナシモ
類顜 が 多 産璩 する 干 潟滘 は, 和 歌 川 , 立 ヮ 谷 ,ゆゆかし 潟滘 , 日 高 川 であるが,ゞプニナ・バナシモ 類顜 5 種 全 て
が 生璦 息 するのは 和 歌 川 (しかも 全 て 多 産璩 )と 暼 田 川 である.
また, 河沜 口 部 や 前 浜泺 域 に 岩 場 や 転 石 地 が 混浔 在 すると,そこには 磯 に 特 暼 の 生璦 物 種 も 頻 出 する( 特
に 内 之 浦洁 と 池 田 湾 は 顕 著 ).
各 干 潟滘 の 状 況沦
紀 ノ 川 河沜 口
紀 ノ 川 河沜 口 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 については,わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 (2000) , 木曐 邑 ら(2004a, b)にお
いて 生璦 息 種 の 情 報 がまとめられており,ヤッドモケト 種 などの 希 少 な 種 が 15 種 , 全 体 で 82 種 ( 他
に 魚 類顜 18 種 )が 報 告 されている.また, 野 元 ら(1999)は 6 種 の 貴 重 なイワガニ 類顜 を 紀 ノ 川 から 報 告
している(フグテガニ,ヒベォフキイサガニ,アガヒュカワガニ,シイワルヒメイサペドキ,ヒベ
ヒメイサペドキ,トオアクヒメイサペドキ).そのうち,アガヒュカワガニとフグテガニは 和 歌 山 県
内 の 他 の 干 潟滘 から 記 録 されておらず,しかも 南 洋泒 性 のフグテガニは 日 曓 初 記 録 である.その 後 , 土
岐 ら(2005, 2006)が 腹 足 類顜 65 種 , 二 枚 貝 類顜 51 種 , 合 計 116 種 (うちヤッドモケト 種 29 種 )の 貝 類顜 を
報 告 している.
紀 ノ 川 河沜 口 域 において 特 筆 すべき 底 生璦 動 物 は, 希 少 なイワガニ 類顜 ( 野 元 ら 1999),ハェコルクオ
ブネキ,クオブネキ,シイワルヒメイサペドキ(これら 3 種 はいずれも 近 畿瓴 地 方 最暷 大 級 の 個 体 群 )
*
である. 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 ( 環瑧 境 省 )のハゴ 科 の 希 少 な 1 種 が 生璦 息 し, 局 所 的 にではあるがよい 状 態
で 残 されたアク 原 および 後 背 湡 地 にはイワガニ 類顜 も 多 数 種 , 多 数 個 体 生璦 息 する.
今 回 の 調 査 による 紀 ノ 川 からの 記 録 種 数 は 84 種 ( 他 に 魚 類顜 が 14 種 )であった. 上 記 の 文 献 に 含
まれず 今 回 新 たに 確 認 された 種 は,スュモ,カォガカイ,アクナガガカイ( 多 毛 類顜 3 種 ),ニビルド
ュサカ゠ビ,クブドュサカ゠ビ,ムツバカツノヘク,フシオイサカツノヘク,キャ゠ビ,マビナガ
ケグ゠ビ,アナグホカ,イピイスミゞガニ,ススポゞカイプドモガニ,ペェゲガニ,パルォイガニ
*
( 璶 殻 類顜 11 種 ),ゞナウ,カイ,ピメ,ススノ,ププゲハゴ,ハゴ 科 の 希 少 な 1 種 ( 硬 骨饖 魚 類顜 6 種 )
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の 合 計 20 種 であった. 但 し,ススポゞカイプドモガニは 外 来曹 種 である. 今 回 新 たに 記 録 された 種 は,
最暷 近 の 環瑧 境 の 変 化 に 由 来曹 するとは 考 えにくい. 今 後 の 調 査 により, 更暬 に 未 記 録 の 種 が 発 見 される 可
能 性 がある.これまでの 報 告 と 今 回 の 調 査 結 果 を 合 わわせ, 紀 ノ 川 河沜 口 域 から 底 生璦 動 物 195 種 , 硬 骨饖
魚 類顜 24 種 (うちヤッドモケト 種 37 種 )の 生璦 息 が 確 認 された.
和 歌 川 河沜 口
和 歌 川 河沜 口 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 は,わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 (2000), 堀 (2002), 木曐 邑 ら(2003), 木曐 邑
ら(2004a, b) 等 に 報 告 されている.ヤッドモケト 種 など 希 少 種 が 35 種 , 全 体 で 270 種 ( 他 に 魚 類顜 が 58
種 )が 記 録 されている. 木曐 邑 ら(2004b)は「 和 歌 川 河沜 口 で 34 種 もの 貴 重 種 が 確 認 されていることは,
この 場 所 が, 全 国 的 に 少 なくなった 干 潟滘 生璦 物 が 多 く 生璦 息 する 重 要 な 干 潟滘 環瑧 境 が 維 持 されていると 評
価 できる」と 述 べている. 堀 (2002)はトゞガシガイ 類顜 6 種 の 生璦 息 を 報 告 したが( 他 の 報 告 と 合 わわせて 8
種 確 認 ),そのうちヌノベビサェスキヤとェメ゠ノハブイトカォウモについては, 生璦 貝 が 記 録 されて
いるのは 和 歌 川 のみである. 生璦 息 情 報 が 極 めて 少 ないためかヤッドモケトに 挙 げられていない.こ
れらの 報 告 はいずれも 最暷 近 のものであるため, 過 去 からの 生璦 物 相 の 変 化 に 言 及 することはクオブネ
キ 以 外 についてはできない. 和 歌 川 河沜 口 には 大 正 時昷 代 の 途 中 まではアク 原 が 残 り,クオブネキが 多
数 生璦 息 していたらしいが,おそらく 埋 め 立 てなどによるアク 原 の 消洑 失 とともに 絶 滅溅 し 現 在 では 見 ら
れない.
*
和 歌 川 河沜 口 域 で 特 筆 すべき 底 生璦 動 物 は, 希 少 な 巻 貝 の 1 種 ( 局 所 的 にまとまった 個 体 群 が 生璦 息 ,
個 体 数 は 日 曓 最暷 大 か; 小 林 ら 2003),ハブエモ,8 種 のトゞガシガイ 類顜 ( 堀 2002; 木曐 邑 ら 2004a; 今 回 ),
*
多 くのヤッドモケト 種 を 含 むオニノツノガイ 超 科 6 種 の 生璦 息 ( 木曐 邑 ら 2004a)( 内 ,1 種 については,
まとまった 個 体 群 は 九 州 以 北 では 少 なく 希 少 性 が 特 に 高 く,バナシモとゞプニナの 個 体 群 は 近 畿瓴 地
方 最暷 大 ),イピキキガ( 河沜 口 付 近 に 高 密 度 で 生璦 息 ),ハェコルクオブネキとオキガニ(どちらも 近 畿瓴
*
地 方 最暷 大 または 最暷 大 級 の 個 体 群 ),しばしば 採 集 されるカェヤガニ 科 の 希 少 な 1 種 ( 古 賀 ら 2003)
等 であろう.
今 回 の 調 査 では 和 歌 川 から 底 生璦 動 物 86 種 ( 他 に 硬 骨饖 魚 類顜 が 4 種 )が 記 録 され,これは 上 記 の 報 告
*
に 比 べるとはるかに 少 ない.しかし, 新 たに 希 少 な 巻 貝 の 1 種 ,ハウノツマ,カガベイトカォェス
キヤ,カボケツメメ,カゞュ゠ルカワヒバモガイ( 貝 類顜 5 種 ),Glycera
macintosh,ボブトキミゞケ
スュモ( 多 毛 類顜 2 種 ),ニビルドュサカ゠ビ,クプゲベモシムカ゠ビ,ニビルケナペエモ( 璶 殻 類顜 3
種 ),クュピボ(ビボ 類顜 1 種 )の 合 計 11 種 が 記 録 された. 但 し,カゞュ゠ルカワヒバモガイは 外 来曹
種 である.これまでの 報 告 と 今 回 の 調 査 結 果 を 合 わわせ, 和 歌 川 河沜 口 域 から 底 生璦 動 物 281 種 , 硬 骨饖 魚
類顜 58 種 (うちヤッドモケト 種 37 種 )の 生璦 息 が 確 認 された.
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暼 田 川 河沜 口
暼 田 川 河沜 口 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 についての 初 めての 報 告 は 野 元 ら(2002)であり, 九 州 以 北 では 殆 ど 見 ら
れなくなったカオツノノ゠( 和 田 ら 1996)が 多 産璩 することを 発 見 した.その 後 , 和 歌 山 県 のアコケ
ベルト 調 査 により, 底 生璦 動 物 196 種 , 魚 類顜 56 種 の 生璦 息 が 確 認 され,そのうちヤッドモケト 種 は 38
種 (うち 魚 類顜 7 種 )にのぼる( 国 土 環瑧 境 2004). 特 に 魚 類顜 について, 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 の 干 潟滘 性 ハゴ 類顜
が 複 数 種 揃 って 確 認 されたことは, 全 国 的 に 稀 という( 国 土 環瑧 境 2004). 更暬 に, 江 川 (2004, 2005)は,
暼 田 川 河沜 口 汽汼 水 域 において 貝 類顜 の 詳 細 な 調 査 を 行 い, 巻 貝 73 種 , 二 枚 貝 57 種 の 合 計 130 種 (うち
ヤッドモケト 種 36 種 )を 報 告 している.これらはいずれも 最暷 近 の 調 査 結 果 であるため, 過 去 からの
生璦 物 相 の 変 化 に 言 及 することはできない.
今 回 の 調 査 では 暼 田 川 から 底 生璦 動 物 81 種 ( 他 に 硬 骨饖 魚 類顜 13 種 )を 記 録 したが,そのうち 野 元 ら
(2002)と 国 土 環瑧 境 (2004), 江 川 (2004, 2005)のいずれにも 記 録 されていない 種 は,カボケツメメガイ,
ブツクブカベツノ( 貝 類顜 2 種 ),Glycera macintosh,ボブトキミゞケスュモ,Hediste atoka(かつての
ガカイ Neanthes
japonica),カアクウピクイサベ( 多 毛 類顜 4 種 ),ヒベハブトビヘク,コグュヘメキ
キ゠ビ,オオクュピルノ( 璶 殻 類顜 3 種 )の 合 計 9 種 であった.これまでの 報 告 と 今 回 の 調 査 を 合 わわ
せ, 暼 田 川 河沜 口 域 において 底 生璦 動 物 262 種 , 魚 類顜 56 種 (うちヤッドモケト 種 52 種 )の 生璦 息 が 確 認
された.
西 広 海 岸
西 広 海 岸 については,わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 (2001) , 木曐 邑 ら(2004a, b)に 底 生璦 動 物 132 種 , 他
*
に 魚 類顜 29 種 (うちヤッドモケト 種 10 種 )が 記 されている. 希 少 な 巻 貝 の 1 種 もまとまった 数 の 個
体 が 見 られる.
今 回 の 調 査 で 記 録 されたのは, 底 生璦 動 物 38 種 ( 他 に 硬 骨饖 魚 類顜 1 種 )と 少 なかったが, 新 たに 発
見 されたものはヘメキキイサカイベル( 海 綿 動 物 1 種 ),オオゞメゞゲガイ,ゞプニナ,キェケゲベ,
ベジカメ,アメヘクュ( 巻 貝 類顜 5 種 ),スガバカガイ,イサクグプ( 二 枚 貝 類顜 2 種 ),シテグブフグ
ツピ,キビイュテッフゞ゠ビ,シイワルガギプ( 璶 殻 類顜 3 種 ),クュピボ(ビボ 類顜 1 種 )の 合 計 12
種 であった. 但 し,キビイュテッフゞ゠ビは 干 潟滘 の 種 類顜 ではなく, 台 風顪 の 影 響 で 流泴 されてきたもの
のようである( 野 曪 氏 談 ).これまでの 報 告 と 今 回 の 調 査 結 果 を 合 わわせ, 西 広 海 岸 において 底 生璦 動 物
144 種 , 魚 類顜 29 種 (うちヤッドモケト 種 11 種 )の 生璦 息 が 確 認 された.
日 高 川 河沜 口
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日 高 川 河沜 口 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 相 については,わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 (2001) , 木曐 邑 ら(2004a, b)に
底 生璦 動 物 99 種 , 他 に 魚 類顜 35 種 (うちヤッドモケト 種 22 種 )が 記 されている. 日 高 川 の 干 潟滘 には 近
*
隣 の 干 潟滘 には 見 られないヤッドモケト 種 ,カワアイと 希 少 な 巻 貝 の 2 種 が 生璦 息 し,そのうちカワア
*
イと 希 少 な 巻 貝 の 1 種 は 複 数 の 地 点 から 採 集 されており,まとまった 数 の 個 体 が 生璦 息 していそうで
ある(わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 2001).
今 回 の 調 査 では 底 生璦 動 物 29 種 ( 他 に 硬 骨饖 魚 類顜 2 種 )が 記 録 された. 新 たに 記 録 された 種 はヒメド
カワギルクミゞ( 巻 貝 類顜 1 種 ),ボブトキミゞケスュモ( 多 毛 類顜 1 種 ),ヒオツノベモシムカ゠ビ,
ェピプテッフゞ゠ビ( 璶 殻 類顜 2 種 )で 合 計 4 種 であった. 但 し,ヒメドカワギルクミゞはこれまで
カワギルクミゞ 類顜 として 記 録 されていたものであると 考 えられる.これまでの 報 告 と 今 回 の 調 査 結
果 を 合 わわせ, 日 高 川 河沜 口 干 潟滘 において 底 生璦 動 物 102 種 , 魚 類顜 35 種 (うちヤッドモケト 種 22 種 )の
生璦 息 が 確 認 された.
内 之 浦洁 ( 田 辺 湾 内 )
内 之 浦洁 の 底 生璦 動 物 相 については, 田 辺 市 ・ニポヴグよりッェ(1994)と 大 垣 ら(2001)において 報 告 され
ている.また, 鈴 木曐 ・ 和 田 (1999)がシビメェスの 採 集 を 報 告 している. 大 垣 ら(2001)は, 内 之 浦洁 干 潟滘
( 潟滘 湖湌 内 )において 都 市 公 園 化 される 以 前 の 1976 ~~ 1984 年 と 以 後 の 2001 年 に 調 査 を 行 い, 底 生璦 動
物 127 種 ( 他 に 硬 骨饖 魚 類顜 8 種 )を 報 告 している. 大 垣 らは,1976 ~~ 1984 年 には 記 録 されていたが 2001
年 には 見 られなかった 種 のうち 注泃 目 すべきものとしてアブガイ,アメヤシブキビ,ゞプニナ,バナ
シモ,カワアイ,カワギルクミゞ,ドュアワペスを 挙 げているが, 今 回 の 調 査 でェモイュカワギル
クミゞが 確 認 された.また, 野 田 (1999)の 採 集 記 録 から,かつてイスミゞクメトモが 生璦 息 していたと
考 えられる.
今 回 の 調 査 では 底 生璦 動 物 104 種 , 硬 骨饖 魚 類顜 17 種 (ヤッドモケト 種 18 種 )を 採 集 した. 初 めて 記
録 された 種 は 多 数 に 上 るが( 腹 足 類顜 10 種 , 二 枚 貝 類顜 11 種 , 昙 口 類顜 1 種 , 多 毛 類顜 8 種 , 璶 殻 類顜 20 種 ,
ビボ 類顜 1 種 , 硬 骨饖 魚 類顜 12 種 , 合 計 63 種 ), 今 回 は 潟滘 湖湌 内 ( 内 之 浦洁 干 潟滘 )だけではなく, 水 路 の 外 ( 鳥
の 巣 付 近 )においても 調 査 を 行 ったため, 砂 質 干 潟滘 や 磯 によく 見 られる 種 が 初 記 録 種 の 多 くを 占 め
た. 内 之 浦洁 干 潟滘 から 少 数 ながらクオブネキとハェコルクオブネキが, 鳥 の 巣 からツバキガカイが 記
録 されたことは 注泃 目 に 値 する.
池 田 湾 ( 田 辺 湾 内 )
池 田 湾 の 底 生璦 動 物 相 については, 沿 部 (1950)による 貝 類顜 の 報 告 を 除 いて 特 にない. 沿 部 はかつてア
クの 生璦 えていた 湾 奥 部 において,17 種 の 生璦 息 を 確 認 しているが,そのうちゞプニナ,イピゞプニナ,
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バナシモ,フトバナシモは 現 在 見 られない.
今 回 の 調 査 で 底 生璦 動 物 94 種 , 硬 骨饖 魚 類顜 8 種 (ヤッドモケト 種 6 種 )を 採 集 した. 今 回 は 湾 口 部 に
近 い 場 所 でも 調 査 を 行 ったため, 砂 質 干 潟滘 や 磯 に 生璦 息 する 種 も 多 かった.また, 内 之 浦洁 と 隣 接 する
ため, 内 之 浦洁 と 生璦 物 相 が 類顜 似 していた.しかし, 今 回 湾 奥 部 の 泥況 底 から 希 少 性 の 高 いカオツノノ゠
が 多 数 個 体 記 録 されたこと,そして 小 規 模 の 干 潟滘 ながら 多 数 種 の 生璦 息 が 確 認 されたことは 注泃 目 に 値
する.
立 ヮ 谷 ・ 藤 島 ( 田 辺 湾 内 )
立 ヮ 谷 ・ 藤 島 の 底 生璦 動 物 相 については 特 にこれまで 報 告 はない. 今 回 の 調 査 で 底 生璦 動 物 53 種 (ヤ
ッドモケト 種 3 種 )を 確 認 した. 前 浜泺 部 の 藤 島 と 湾 奥 部 の 立 ヮ 谷 のそれぞれで 砂 質 干 潟滘 と 泥況 質 干 潟滘
に 特 徴 的 な 種 が 多 い. 注泃 目 すべき 種 は 希 少 なクオボガイが 多 産璩 する 点 と, 県 内 の 干 潟滘 から 記 録 の 少
ない(ゆゆかし 潟滘 のみ)ケネナガイサガニが 採 集 されたことである.
湯湚 川 ゆゆかし 潟滘
ゆゆかし 潟滘 の 底 生璦 動 物 相 については,ニポヴグよりッェ(1993)が 底 生璦 動 物 65 種 と 硬 骨饖 魚 類顜 25 種 (うち
ヤッドモケト 種 7 種 )を 報 告 している.そのヤッドモケト 種 7 種 のうち,アモサガイやブケオガイ,
ェクテガニ,イドププゲハゴは 今 回 確 認 されなかった.
今 回 の 調 査 で 底 生璦 動 物 87 種 ( 他 に 硬 骨饖 魚 類顜 16 種 )を 確 認 した. 初 記 録 の 種 も 多 く,それらは 花
虫 類顜 1 種 , 多 毛 類顜 3 種 , 多 板 類顜 1 種 , 腹 足 類顜 11 種 , 二 枚 貝 類顜 9 種 , 璶 殻 類顜 19 種 ,ビボ 類顜 1 種 , 硬
骨饖 魚 類顜 11 種 で 合 計 56 種 に 上 った.これまでの 報 告 と 今 回 の 調 査 結 果 を 合 わわせ,ゆゆかし 潟滘 において
底 生璦 動 物 121 種 , 魚 類顜 36 種 (うちヤッドモケト 種 21 種 )の 生璦 息 が 確 認 された.
参 考 文 献
江 川 和 文 ,2004. 和 歌 山 県 暼 田 川 河沜 口 域 の 貝 類顜 相 1. 腹 足 綱 . 南 紀 生璦 物 , 46(2): 167-172.
江 川 和 文 ,2005. 和 歌 山 県 暼 田 川 河沜 口 域 の 貝 類顜 相 2. 二 枚 貝 綱 . 南 紀 生璦 物 , 47(1): 45-50.
沿 部 忠 重 ,1950. 田 辺 湾 における 貝 類顜 の 生璦 態 的 分 布 . 貝 類顜 学 雑 誌 , 16: 13-18.
堀 成 夫 ,2002. 和 歌 川 河沜 口 干 潟滘 のトゞガシガイ 類顜 . うみうし 通 信 , (36): 10-11.
木曐 邑 聡 美 ・ 野 元 彰 人 ・ 杉曥 野 伸 義 ・ 和 田 恵 次 ,2003. 和 歌 浦洁 干 潟滘 で 確 認 された 希 少 貝 類顜 . 南 紀 生璦 物 ,
45(1): 7-12.
木曐 邑 聡 美 ・ 野 元 彰 人 ・ 和 田 恵 次 ・ 杉曥 野 伸 義 ,2004a. 和 歌 山 県 北 中 部 の 河沜 口 ・ 干 潟滘 域 における 大 型 底
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生璦 動 物 相 (Ⅰ). 南 紀 生璦 物 , 46(1): 31-36.
木曐 邑 聡 美 ・ 野 元 彰 人 ・ 和 田 恵 次 ・ 杉曥 野 伸 義 ,2004b. 和 歌 山 県 北 中 部 の 河沜 口 ・ 干 潟滘 域 における 大 型 底
生璦 動 物 相 (Ⅱ). 南 紀 生璦 物 , 46(2): 137-141.
小 林 由 佳 ・ 和 田 恵 次 ・ 杉曥 野 伸 義 ,2003. 汽汼 水 棲 巻 貝 ワカゞメツピ( 腹 足 綱 :ワカゞメツピ 科 )の 分
布 に 関 係 する 要 因 . 日 曓 パルトケ 学 会 誌 , 58: 3-10.
古 賀 庸 憲 ・ 溝 口 和 子 ・ 粟 田 剛 史 ・ 池 田 幸 右 ・ 池 田 三 智晢 子 ・ 上 水 流泴 裕 司 ・ 北 山 貴 己 ・ 小 山 貴 子 ・ 里 中
美 哉 ・ 出 口 弘 美 ・ 根 ヮ 山 亮 ・ 和 田 恵 次 ,2003. 和 歌 川 河沜 口 干 潟滘 で 採 集 されたゞペヤブベガニ
Pse-udopinnixa carinata (Ortmann, 1894) (カェヤガニ 科 ). 南 紀 生璦 物 , 46(2): 145-146.
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平 成 4 年 度 浴 試 第 4 号 地 方
特 定 河沜 川 等 環瑧 境 整 備 事 業 .
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大 垣 俊 一 ・ 田 名 瀬 英 朋暽 ・ 和 田 恵 次 ,2001. 和 歌 山 県 田 辺 湾 内 之 浦洁 の 海 岸 生璦 物 記 録 種 、1976-2001. 南
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鈴 木曐 寿 之 ・ 和 田 恵 次 ,1999. 和 歌 山 県 田 辺 市 内 之 浦洁 で 採 集 されたシビメェス(ハゴ 科 ). 南 紀 生璦 物 ,
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わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 , 2000. 紀 の 川 河沜 口 をフィヴャドにした 生璦 態 系 等 の 調 査 ・ 研 究 ( 干 潟滘 調
査 ) 報 告 書暯 .
わわかやま 海 域 環瑧 境 研 究 機 構 ,2001. 紀 の 川 河沜 口 をフィヴャドにした 生璦 態 系 等 の 調 査 ・ 研 究 ( 干 潟滘 調
査 ) 報 告 書暯 .
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大 阪 湾
和 田 恵 次
調 査 地 点 は, 淀洫 川 ( 感 潮滠 域 )と 男璹 里 川 ( 河沜 口 干 潟滘 )である.
大 阪 湾 湾 内 の 河沜 川 は,ほぼ 全 て 人 工 のカルェモヴト 護 岸 で 固 められ, 河沜 口 域 そのものがことごと
く 埋 め 立 てにより 人 工 海 岸 化 されている.そのため, 干 潟滘 を 残 す 河沜 口 域 は 限 られる. 湾 内 の 最暷 大 流泴
入 河沜 川 である 淀洫 川 には, 干 潟滘 の 残 る 汽汼 水 域 があるが, 河沜 口 部 付 近 には, 干 潟滘 はほとんどない.これ
に 対 して, 大 阪 湾 内 の 小 河沜 川 , 近 木曐 川 や 男璹 里 川 などには, 河沜 口 部 に 広 がる 干 潟滘 域 の 存 在 をみる.つ
まり,この 小 河沜 川 の2つの 河沜 口 域 は, 河沜 口 部 周 辺 の 干 潟滘 の 特 徴 を 残 し, 一 方 河沜 口 からやや 上 流泴 に 入
った 汽汼 水 域 の 干 潟滘 の 特 徴 を 淀洫 川 が 残 していると 云 える.このように, 環瑧 境 特 性 が 異瓧 なる 淀洫 川 と 男璹 里
川 の 干 潟滘 であるが,ともに 生璦 息 する 種 の 中 で, 軟 体 動 物 が 他 地 域 に 比 べて 少 ないという 特 徴 を 示 し
ている. 一 方 カニ 類顜 では,カベツキガニ,スガガニといった 種 の 生璦 息 数 が 極 めて 少 なく, 反 対 にボ
ブトオキガニ,ハェコルクオブネキの 生璦 息 数 は 多 いという 特 徴 をともにもっている.
淀洫 川 感 潮滠 域 の 底 生璦 生璦 物 については, 山 西 (1988), 山 西 ほか(1991)で,その 生璦 息 種 の 情 報 がまとめら
れているが,1987 年 の 調 査 では, 動 物 36 種 , 海 藻 3 種 が 記 録 されており, 今 回 の 調 査 からの 記 録
種 数 は,これよりも 少 ない.しかし, 今 回 は, 希 少 性 が 高 いカワエスツピやハェコルクオブネキと
いった 種 が 新 たに 確 認 されている.なおボブトクグプは, 比 較 的 数 多 く 生璦 息 しているが, 大 阪 湾 沿沥
岸 で, 曓 種 の 生璦 息 が 見 られるのは,ここの 淀洫 川 河沜 口 域 のみであり, 曓 個 体 群 の 存 在 意 義 は 大 きい.
一 方 男璹 里 川 河沜 口 域 の 底 生璦 生璦 物 の 情 報 は,1979 年 の 調 査 ( 横 山 ・ 山 西 , 1987a, 1987b)と,1997 年 の
調 査 ( 渡浫 部 ・ 山 曓 , 1998)から 知 られているが,それらに 記 録 されている 種 数 は,それぞれ 23 種 ,25
種 となっており, 今 回 の 調 査 で 見 られた 72 種 は 際 だって 多 い.とりわわけ,ハギェメやブテガイ,カ
ガプガイといった 埋 在 性 二 枚 貝 が, 以 前 には 全 く 知 られていなかったにもかかわわらず 確 認 されてい
*
ること,さらにカニ 類顜 でも,ゞペヤパルォイガニ,クオブネキ,カェヤガニ 科 の 希 少 な 1 種 といっ
た 希 少 性 の 高 い 種 も 確 認 されている 点 は 注泃 目 される. 男璹 里 川 河沜 口 域 のような 小 規 模 な 河沜 口 域 の 干 潟滘
にこれだけの 種 が 確 認 されるのは, 曓 河沜 口 域 が, 大 阪 湾 で 残 された 干 潟滘 の 自 然 環瑧 境 をもちつづけて
いることを 示 しており,その 意 味 で 存 在 意 義 は 大 きい. 男璹 里 川 河沜 口 域 は, 干 潟滘 の 規 模 は 小 さいなが
ら, 干 潟滘 上 部 の 植 生璦 域 も 広 範 囲 に 維 持 されており,ムクだけでなく,ハブブツナやハブキグといっ
た 絶 滅溅 危 惧 種 の 自 生璦 もあること,さらに 記 録 される 鳥 類顜 も 数 多 く, 絶 滅溅 危 惧 種 のプキガ,イサクウ,
ゲエュカペベが 記 録 されることでも, 大 阪 湾 の 中 で 自 然 度 の 高 い 干 潟滘 環瑧 境 を 暼 する 貴 重 な 地 域 と 云
える.
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参 考 文 献
渡浫 部 哲 也 ・ 山 曓 佳 紀 ,1998. 男璹 里 川 河沜 口 部 干 潟滘 における 底 生璦 生璦 物 の 分 布 . 南 紀 生璦 物 , 40: 205- 208.
山 西 良 平 ,1988. 淀洫 川 汽汼 水 域 の 潮滠 間 帯 生璦 物 相 . Nature Study 34: 7 - 11.
山 西 良 平 ・ 横 山 寿 ・ 暼 山 啓 之 ・ 鍋 島 靖 信 ・ 大 谷 道 夫 ・ 石 崎 英 男璹 ・ 野 々 上 良 甫璱 ・ 花 井 孝 ・ 伊 興 田 奈 美
・ 石 井 久 夫 ,1991. 淀洫 川 汽汼 水 域 における 潮滠 間 帯 付 着 生璦 物 の 分 布 , 季 節 変 化 および 水 質 . 自 然 史
研 究 , 2:83 - 96.
横 山 寿 ・ 山 西 良 平 ,1987a. 男璹 里 川 河沜 口 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 と 生璦 息 環瑧 境 (1). Nature Study 33:101 - 104.
横 山 寿 ・ 山 西 良 平 ,1987b. 男璹 里 川 河沜 口 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 と 生璦 息 環瑧 境 (2). Nature Study 33:111 - 115.
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播 磨 灘 沿沥 岸 域
和 田 恵 次
調 査 地 点 は, 兵 庫 県 の 瀬 戸 内 海 側 沿沥 岸 の 加 古 川 河沜 口 , 新 舞 子 海 岸 , 千 種 川 ( 河沜 口 )である. 阪 神
工 業 地 帯 に 属 する 曓 地 域 の 沿沥 岸 も, 大 阪 湾 沿沥 岸 に 引 き 続 き, 人 工 の 海 岸 線 が 続 くところであるが,
河沜 口 域 に 干 潟滘 地 形 をもつこれら 3 地 域 は,いずれも 多 様 な 底 質 環瑧 境 と 植 生璦 域 をもつことにより, 底
生璦 動 物 相 も 豊 富 である.いずれの 河沜 口 域 も, 瀬 戸 内 海 に 注泃 ぐ 中 規 模 河沜 川 の 河沜 口 域 であり, 底 質 は,
ヤキ, 砂 質 が 優 占 し, 泥況 質 の 領 域 は, 河沜 川 両 岸 寄 りの 植 生璦 域 の 間 にパッス 状 に 散 在 する.とりわわけ,
河沜 口 寄 りの 砂 質 干 潟滘 には,ブテガイ,ハブエモ,ヘウワメヘクが 生璦 息 し,ムク 原 には,ヒュェスカ
ノカ,カワアイ,ゞプニナ,ワカゞメツピ,クオブネキ,ゞペヤパルォイガニといった 希 少 種 が 見
つかることは, 瀬 戸 内 海 の 底 生璦 動 物 の 特 徴 を 残 すものとみられる.なお, 今 回 の 調 査 からは 採 集 さ
*
れなかったが, 新 舞 子 海 岸 の 干 潟滘 には, 全 国 的 にも 生璦 息 記 録 が 少 ないカェヤガニ 科 の 1 種 が 数 多 く
生璦 息 していることも 特 筆 すべき 点 である.
兵 庫 県 の 河沜 口 域 の 貝 類顜 と 十 脚 璶 殻 類顜 の 最暷 近 の 記 録 としては, 増 田 (2000a, 2000b, 2000c)があり,
それによると, 今 回 の 調 査 からは 得 られなかったが, 生璦 息 することが 確 認 されている 種 として, 以
下 のものがある.
腹 足 類顜
:プボカドモ,ヒナマキケゲベ,バナシモ,ゞケカププガイ
二 枚 貝 類顜 :ニッフルブベアオブキ,イスミゞクメトモ,ハナエペモ,ェクォブケオ,
オオノガイ,オキナガイ
璶 殻 類顜
:クバ゠ビ,ムク゠ビ,アクナガケグ゠ビ,クメシ゠ビ,テナガ゠ビ,
ブベカノクガニ
これらのうち 希 少 性 の 高 い 貝 類顜 の 多 くは, 千 種 川 より 西 にある 大 津泟 川 から 記 録 されているもので,
千 種 川 自 体 も 今 回 の 記 録 種 数 が,3 地 域 中 最暷 大 (78 種 )であったことを 含 め, 西 部 の 海 域 が 特 に 多
様 性 の 高 い 干 潟滘 底 生璦 動 物 を 残 す 貴 重 な 地 域 と 位 置 づけできよう. 一 方 最暷 も 東朁 寄 りにある 加 古 川 河沜 口
は,カワアイの 個 体 群 をもつ 唯 一 の 場 所 であり,しかもその 生璦 息 数 も 多 い 点 で, 曓 河沜 口 域 の 存 在 意
義 は 大 きい.おそらく 河沜 川 両 岸 に,ムクを 中 心 とした 塩 性 湡 地 が 広 範 囲 に 維 持 されていることが,
塩 性 湡 地 内 の 水 たまりや 水 路 わわきの 泥況 干 潟滘 に 生璦 息 する 特 徴 をもつ 曓 種 の 生璦 息 の 基 盤 になっているも
のとみられる.
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参 考 文 献
増 田 修 ,2000a. 兵 庫 県 産璩 陸 水 性 大 型 璶 殻 類顜 ( 予 報 ). 兵 庫 陸 水 生璦 物 , 51・52: 47-59.
増 田 修 ,2000b. 兵 庫 県 産璩 陸 水 性 貝 類顜 VI. 兵 庫 陸 水 生璦 物 , 51・52: 61-75.
増 田 修 ,2000c. 兵 庫 県 産璩 陸 水 性 貝 類顜 VII. 兵 庫 陸 水 生璦 物 , 51・52: 77-87.
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四 国 沿沥 岸 域
和 田 恵 次
四 国 は, 南 岸 が 太 平 洋泒 に 面 し, 北 岸 が 瀬 戸 内 海 に 面 するという 外 海 と 内 海 の 両 方 の 特 徴 をもった
沿沥 岸 域 を 形 成 する 地 域 であり, 干 潟滘 環瑧 境 も, 大 河沜 川 河沜 口 域 から 中 小 河沜 川 河沜 口 域 までの 河沜 口 干 潟滘 , 入
り 江 や 小 さな 内 湾 にできる 入 り 江 干 潟滘 まで 多 様 である.しかし,かつて 瀬 戸 内 海 沿沥 岸 に 特 徴 的 であ
った 前 浜泺 干 潟滘 は, 瀬 戸 内 海 側 の 海 岸 線 がほとんど 埋 め 立 てられ, 愛 媛 県 東朁 予 市 から 西 条曵 市 にかけて
の 沿沥 岸 に 見 られる 程 度 である.
吉 野 川 河沜 口 域 ( 調 査 地 名 「 吉 野 川 」)は, 大 河沜 川 特 暼 の 広 大 な 泥況 質 の 干 潟滘 とムク 原 をもって 存 在 し
ており, 内 湾 度 の 高 い 汽汼 水 域 に 特 徴 的 な 生璦 物 相 (クオブネキ,ェクテガニ,ゞペヤパルォイガニ,
ヒュェスカノカなど)をもっている. 吉 野 川 とその 近 傍 の 勝 浦洁 川 などは, 河沜 口 域 の 干 潟滘 の 底 質 が,
泥況 が 主 体 となっているが,この 地 域 以 外 の 河沜 川 河沜 口 域 は, 泥況 干 潟滘 も 存 在 するが, 主 に 砂 , 礫 ,ある
いは 転 石 といった 粗 い 底 質 から 成 っている. 特 に 日 曓 最暷 後 の 清浜 流泴 といわわれる 四 万 十 川 の 河沜 口 域 も,
瀬 戸 内 海 沿沥 岸 にある 重 信 川 の 河沜 口 域 も, 砂 質 や 礫 質 が 広 範 囲 を 占 め, 生璦 物 相 も 泥況 質 を 好 む 強 内 湾 性
の 種 が, 吉 野 川 河沜 口 域 とは 対 照 的 に 少 ない. 外 海 から 遮 蔽 された 内 湾 に 形 成 される 入 り 江 干 潟滘 も,
浦洁 内 湾 や 御 荘 湾 ( 僧 都 川 河沜 口 )に 存 在 しているが,これらの 底 質 は, 主 に 砂 , 礫 である.しかし,
徳 島 県 南 岸 の 阿 南 市 にある 橘 湾 は, 泥況 質 性 の 干 潟滘 を 擁 し,クオブネキ,ヒュェスカノカ,バナシモ,
カオツノノ゠といった 内 湾 系 種 が 見 られる.
吉 野 川 河沜 口 域 では,これまで 底 生璦 動 物 の 生璦 息 状 況沦 が 調 査 された 例 がいくつかあるが( 酒 井 ら,1988;
井 口 ら,1997; 上 暻 ら,2000; Kuroda et al.,2003, 2005),いずれも 統 一 された 調 査 方 法沵 による
ものではないので, 年 度 間 の 比 較 を 行 うことはできない.しかし, 第 十 堰 の 改 築 計 璽 が 出 た 時昷 期曋 に
は,1990 年 から 1999 年 まで 最暷 も 詳 細 な 生璦 物 調 査 が 建 設 省 により 実 施 されており,その 報 告 は 未 発
表 ではあるが, 貴 重 な 種 の 記 録 も 含 めて, 今 回 の 調 査 記 録 を 上 回 る 情 報 となっている.1999 年 に 実
施 された 調 査 によると, 非 淡流 水 性 の 底 生璦 動 物 は, 魚 類顜 を 除 いて 265 種 に 達 している.その 中 で, 希
少 性 の 高 い 種 で, 今 回 の 調 査 からは 得 られなかったものが,カワアイ,ワカゞメツピ,ブガカュガ
イ,ハブエモ,ハナエペモ,ヘツハアモアォガニなど,25 種 にも 及 ぶ.なかでも, 現 在 は 見 つから
ないイピゞプニナが,1998 年 までの 調 査 では 記 録 されている 点 が 注泃 目 される.また 魚 類顜 では,シビ
メェスとイドププゲハゴの 記 録 をもつことも 特 筆 できる.このほか, 最暷 近 , 日 曓 全 土 でもほとんど
記 録 がなかったフシハピルノ(Sakai,2000)やキギナプツピ( 和 田 ,2005)が 吉 野 川 河沜 口 域 の 干 潟滘
より 記 録 されていることも, 曓 地 域 の 貴 重 性 を 特 徴 づけるものである.
吉 野 川 と 並 んで 紀 伊 水 道 に 流泴 れ 込 む 勝 浦洁 川 も, 河沜 川 規 模 は, 吉 野 川 に 比 べて 小 さいものの, 吉 野
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川 河沜 口 域 に 似 た 泥況 質 性 の 干 潟滘 とムク 原 をもっており, 底 生璦 生璦 物 相 も 似 ている.この 地 域 の 生璦 物 相 は,
勝 浦洁 川 下 流泴 部 の 新 橋 建 設 に 伴 って,1996 年 ,2003 年 そして 2005 年 に, 徳 島 県 により 実 施 された 生璦
物 調 査 により,その 詳 細 が 明 らかになっている.その 調 査 対 象 域 は, 勝 浦洁 浜泺 橋 周 辺 の 右 岸 川 干 潟滘 域
一 帯 に 限 られているが, 魚 類顜 , 昆 虫 類顜 を 除 く 底 生璦 動 物 種 は,1996 年 で 72 種 ,2003 年 で 68 種 ,2005
年 で 82 種 となっており, 今 回 の 調 査 で 得 られた 種 数 (67)とさして 大 きくは 変 わわらない.これら 既
往 の 調 査 で 記 録 されている 種 で, 今 回 の 調 査 では 得 られなかった 希 少 性 の 種 としては,カワエスツ
ピ,ワカゞメツピ,ハブエモ,ゞペヤパルォイガニ,ヒベォフキイサガニ,トビハゴが 挙 げられる.
なお, 徳 島 県 によるこの 調 査 では,クオブネキとハェコルクオブネキの 総 生璦 息 個 体 数 が 推 定 されて
おり,クオブネキは,73000(2005 年 )から 96000 個 体 (1998 年 ),ハェコルクオブネキは,17000
(2005 年 )から 40000 個 体 (2003 年 )となっており, 両 種 とも 2005 年 は,それ 以 前 に 比 べてやや
浦 少 する 傾 向 が 認 められる.
高 知 県 の 調 査 対 象 地 域 である 浦洁 内 湾 と 四 万 十 川 河沜 口 については, 干 潟滘 や 塩 性 湡 地 内 の 底 生璦 動 物 を
総 合 的 に 調 査 した 報 告 は 知 られていない.しかし, 高 知 県 ヤッドデヴシノッェ( 高 知 県 ヤッドデヴ
シノッェ 編 集 委 員 会 ,2002)によると, 希 少 性 の 底 生璦 動 物 種 ,ヒュェスカノカ,カワアイ,バナシ
モ,ナメビオカププガイ,ヘツハアモアォガニ,クオブネキ,シビメェスなどが, 県 内 の 河沜 口 域 や
内 湾 で 記 録 があるとしている.このうち,カワアイは, 生璦 息 地 が 高 知 県 内 に1ヮ 所 しかないが, 曓
種 がかつて 浦洁 内 湾 に 生璦 息 していたとしている 点 が 注泃 目 される.なお, 四 万 十 川 河沜 口 域 の 魚 類顜 につい
ては, 布 部 (2005), 岩 田 ・ 細 谷 (2005),またケグアオノモについては, 平 岡 ・ 蔦 田 (2004)に 詳
しい.
愛 媛 県 では, 僧 都 川 河沜 口 周 辺 が, 御 荘 湾 として,その 生璦 物 相 調 査 が 2004 年 に 実 施 され,その 結 果
が 報 告 されている( 環瑧 境 省 自 然 環瑧 境 局 ,2005).そこでは, 底 生璦 動 物 が 87 種 記 録 されており, 今 回
の 調 査 での 記 録 種 数 (93)と 大 きくは 変 わわらない.しかしその 中 には, 今 回 の 調 査 からは 得 られな
かった 希 少 種 が 含 まれている. 具 体 的 には, 腹 足 類顜 では,イピキキガ,ヒベカノカ,プボカドモ,
ワカゞメツピ,ゞプガブツピ,シォノカカワニナ,ェモイュカププガイ, 二 枚 貝 類顜 では,イスミゞ
クメトモ,ハブエモ, 璶 殻 類顜 では,ブルエュヴノテッフゞ゠ビ,ヘツハアモアォガニである.なお,
曓 地 域 に 生璦 息 するドュアワペスは,2003 年 に 報 告 され(Suga et al.,2003), 現 在 も 個 体 群 が 維 持 さ
れており, 日 曓 曓 土 で 生璦 息 が 知 られるわわずか 2 地 域 の 1 つとして 極 めて 貴 重 な 地 域 になっていると
いえる.
同 じ 愛 媛 県 の 重 信 川 河沜 口 域 は,1990 年 代 に 生璦 物 相 が 調 べられており,それによると, 魚 類顜 , 昆 虫
類顜 を 除 く 底 生璦 動 物 は,32 種 挙 げられている( 須 賀 私 信 ).これは 今 回 の 調 査 による 記 録 種 数 (37)
と 大 きくは 変 わわらない.その 中 には, 今 回 の 調 査 からは 得 られなかった 希 少 性 の 種 として,ヘツハ
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アモアォガニがある.また,2000 年 には,クオブネキの 生璦 息 が, 当 地 で 確 認 されている( 須 賀 私 信 )
が,その 後 は 見 つかっていない.
なお 曓 地 域 のカニ 類顜 については,これまでその 分 布 や 生璦 活泯 史 が 調 べられた 実 績 がある(Omori et al.,
1997, 1998).
参 考 文 献
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瀬 戸 内 海 中 央 部
伊 谷 行
調 査 地 点 は, 永 江 川 河沜 口 , 水 門 湾 , 笠 岡 湾 , 高 梁 川 河沜 口 である.
これらの 地 点 における 生璦 物 相 は 和 田 ら(1996)に 記 されている.また, 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ・( 財 )
海 中 公 園 コルシヴ(1994)で 高 梁 川 での 調 査 結 果 が 報 告 されている.この 10 年 間 で, 干 潟滘 の 生璦 物 相
はほとんど 変 化 していないが, 和 田 ら(1996)のアルォヴト 調 査 で 記 録 されたェクテガニが, 今 回 ,
水 門 湾 で 記 録 がなく,また 和 田 ら(1996)により 確 認 されていたトビハゴが 笠 岡 湾 で 記 録 されてい
ない. 一 方 , 同 定 の 精 度 が 上 がったためであろうが, 各 種 のカワギルクミゞ 類顜 が 新 たに 記 録 されて
いる.
この 海 域 の 干 潟滘 では,おそらくムク 原 が 十 分 に 発 達 していないために, 河沜 口 域 の 生璦 物 の 多 様 性 が
周 防 灘 に 比 べると 低 い.それでも, 永 江 川 河沜 口 では,ヒュェスカノカ,フトバナシモはじめ 希 少 な
*
*
巻 貝 の 1 種 ・ 魚 類顜 の 1 種 が 生璦 息 しており,この 海 域 の 他 の 地 点 に 比 べると, 小 規 模 ながらも 貴 重
なムク 原 の 生璦 態 系 を 残 していると 考 えられる.
干 潟滘 の 海 側 においても, 周 防 灘 に 比 べれば 多 様 性 は 低 いが, 笠 岡 湾 ではカオキナガイやキビネプ
*
ドモマヘク, 希 少 なカニの 1 種 など 比 較 的 記 録 の 少 ない 底 生璦 動 物 が 採 集 され, 小 規 模 なムク 原 に 生璦
息 する 生璦 物 も 加 えると 52 種 もの 底 生璦 動 物 が 記 録 された.また, 今 回 絶 滅溅 危 惧 種 のガブフジブやオモ
イヤピメが 採 集 された.1963 年 に 出 版 され,1983 年 に 増 補 改 訂 された 稲 葉 の「 瀬 戸 内 海 の 動 物 相 」
(1983)によると,ガブフジブは 瀬 戸 内 海 全 域 に 分 布 して common であり,オモイヤピメも 瀬 戸 内
海 全 域 に 分 布 して rare となっている. 笠 岡 湾 は, 言 うまでもなく, 大 規 模 な 干 拓 の 後 に 残 されたわわ
ずかな 干 潟滘 である.これらの 絶 滅溅 危 惧 種 は 暼 明 海 から 移 入 されたものかもしれないが, 干 拓 以 前 に
この 地 にあった 広 大 な 干 潟滘 に 分 布 していた 個 体 群 の 生璦 き 残 りである 可 能 性 も 否 定 できない. 笠 岡 湾
の 干 潟滘 は 湢 身 創 痍 に 見 えるものの,その 高 い 生璦 物 相 については 注泃 目 すべきであろう.
広 島 県 竹 原 市 の 賀 茂 川 河沜 口 干 潟滘 はヒガクナベェグゞオが 採 集 される( 斉 藤 ほか,2006)など, 現
在 ,その 生璦 物 多 様 性 の 高 さが 注泃 目 されているが, 曓 調 査 では 調 査 地 に 選 定 されなかった.
参 考 文 献
稲 葉 明 彦 ,1983. 増 補 改 訂 瀬 戸 内 海 の 生璦 物 相 I( 軟 体 動 物 ), 広 島 大 学 理理 学 部 付 属 向 島 臨 海 実 験餧 所 .181pp.
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ・ 財 団 法沵 人 海 中 公 園 コルシヴ,1994. 第 4 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 海 域 / 生璦 物 環瑧
境 調 査 報 告 書暯 .
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斉 藤 英 俊 ・ 河沜 合 幸 一 郎 ・ 今 林 博 道 ,2006. 竹 原 市 賀 茂 川 河沜 口 干 潟滘 におけるナベェグゞオの 個 体 群 動
態 .2006 年 日 曓 ハメルェトル 学 会 ・ 日 曓 パルトケ 学 会 合 同 大 会 講 演溯 要 旨 集 ,p.153.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト,3: 1-182.
- 91 -

瀬 戸 内 海 島 嶼 部
伊 谷 行
調 査 地 点 は, 笠 戸 島 , 宮 島 と 細 ノ 州 である.
瀬 戸 内 海 には 大 小 さまざまな 島 が 浮洆 かんでおり, 内 湾 部 や 潮滠 流泴 の 弱 い 場 所 には 小 規 模 な 干 潟滘 が 現
れる.このような 干 潟滘 では, 河沜 川 の 影 響 が 少 ない, 干 潟滘 底 質 の 粒 子 が 粗 いなどの 特 徴 を 持 つものと
考 えられるが, 曓 調 査 の 笠 戸 島 , 宮 島 は 対 岸 の 曓 州 の 干 潟滘 と 近 接 しており, 島 の 干 潟滘 を 特 徴 づける
ような 生璦 物 相 の 傾 向 は 見 られない.むしろ 転 石 が 多 く, 転 石 表 面 や 転 石 下 に 生璦 息 する 生璦 物 が 多 く 記
録 されていることが, 周 防 灘 や 瀬 戸 内 海 中 央 部 の 干 潟滘 の 調 査 結 果 と 異瓧 なっている.
細 ノ 州 は, 大 潮滠 の 干 潮滠 時昷 に 姿 を 現 す 沖沍 州 であり, 文 化 庁 (1969)と 和 田 ら(1996)の 記 録 がある.
今 回 の 調 査 結 果 は, 和 田 ら(1996)の 結 果 とそれほど 違 わわないが, 文 化 庁 (1969)に 比 べ,イコク
メガイ,キナジマヘク,ヒガクナベェグゞオが 得 られなかったことが 異瓧 なる.ヒガクナベェグゞオ
については, 愛 媛 県 北 条曵 沖沍 の 砂 堆 に 高 密 度 で 分 布 することが 近 年 になって 知 られるようになったが
(Ueda et al., 2005), 潮滠 間 帯 での 生璦 息 は 依 然 として 数 えるほどしか 記 録 がない.キナジマヘクは, 稲
葉 (1988)では, 瀬 戸 内 海 全 域 で common とされているが, 近 年 公 式 な 記 録 はない.
今 回 の 調 査 目 的 から 外 れているためにとりあげられなかったが, 瀬 戸 内 海 のように 干 湢 差 の 大 き
い 場 所 では, 転 石 海 岸 , 砂 質 海 岸 も「 干 潟滘 」として 露 出 する. 防 予 諸 島 では, 愛 媛 県 側 の 島 々で 八
木曐 ほか(1951), 山 口 県 側 の 柱 島 で Kato (1996)による 生璦 物 相 の 記 録 があり,ガガクブマヘクやカキク
ホプコルなど, 河沜 口 域 や 泥況 質 ・ 砂 泥況 質 の 干 潟滘 では 見 られない 生璦 物 が 分 布 している. 島 嶼 部 といえど
も, 海 岸 は 道 路 や 港海 湾 整 備 のためにカルェモヴト 護 岸 で 縁 取 られることが 多 く,また, 別 荘 地 造 成
のためなどの 理理 由 により 埋 め 立 ても 行 わわれている.さらに, 山 口 県 上 関 璼 長 島 では 原 子 力 発 電 所 の
建 設 が 進 められようとしている. 島 嶼 部 や 沖沍 州 を 対 象 とした 海 岸 のペニシモルエも 今 後 は 必 要 とな
ろう.
参 考 文 献
文 化 庁 ,1969. 天 然 記 念 物 緊 急 調 査 . 植 生璦 図 ・ 主 要 動 植 物 地 図 .34, 広 島 県 .37pp.
稲 葉 明 彦 ,1988. 増 補 改 訂 瀬 戸 内 海 の 生璦 物 相 II, 広 島 大 学 理理 学 部 付 属 向 島 臨 海 実 験餧 所 .475pp.
Kato, M. ,1996. The unique intertidal subterranean habitat and filtering system of a
limpet-like
brachiopod, Discinisca sparselineata. Canadian Journal of Zoology, 74: 1983-1988.
Ueda, H. & H. Kamakura ,2006. Synchronous recruitment and growth pattern of planktonic larvae of the
- 92 -

amphioxus Branchiostoma belcheri in the Seto Inland Sea, Japan. Marine Biology, 148(6): 1263-1271.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト,3: 1-182.
八 木曐 繁 一 ・ 大 植 登 志 夫 ・ 他 ,1951. 忽 那 七 島 調 査 書暯 , 愛 媛 県 .
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周 防 灘 ( 中 国 地 方 西 部 )
伊 谷
行
調 査 地 点 は、 山 口 県 の 島 田 川 、 秋 穂 湾 ( 尻 川 湾 ・ 中 道 湾 )、 山 口 湾 ・ 椹 野 川 、 暼 帆 川 , 厚 狭 川 , 木曐
屋 川 である。
この 海 域 の 干 潟滘 の 底 生璦 生璦 物 の 情 報 をまとめたものとして、 福 田 (1992)、 和 田 恵 次 ほか(1996)が
あり、 定 量 調 査 については、1994 年 の 第 4 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 海 域 生璦 物 環瑧 境 調 査 報 告 書暯 で 島 田
川 河沜 口 干 潟滘 と 木曐 屋 川 河沜 口 干 潟滘 、2000 年 の 第 5 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 重 要 沿沥 岸 域 生璦 物 調 査 報 告 書暯 で
木曐 屋 川 河沜 口 干 潟滘 の 調 査 記 録 がある。
周 防 灘 は、 中 道 湾 に 代 表 される 白 砂 の 砂 質 干 潟滘 、 山 口 湾 に 代 表 される 砂 泥況 質 干 潟滘 の 豊 かな 生璦 物 相
に 加 え、 椹 野 川 から 木曐 屋 川 にかけて 河沜 口 域 の 干 潟滘 の 生璦 物 の 多 様 性 が 際 立 っている。これらの 干 潟滘 へ
の 賛 辞 は 福 田 (1992)と 和 田 ら(1996)でみずみずしく 語 られているので 参 照 願 いたい。
今 回 の 調 査 では、 秋 穂 湾 で 115 種 、 山 口 湾 で 105 種 の 底 生璦 生璦 物 が 記 録 されているなど、 中 国 地 方
の 他 の 海 域 での 調 査 地 点 と 比 べて 圧 倒 的 な 種 数 を 誇 る。10 年 前 の 和 田 ら(1996)の 記 述 と 比 べても、
失 望曇 を 受 けるような 生璦 物 相 の 改 変 はおきておらず、 周 防 灘 の 干 潟滘 環瑧 境 が 良 好 に 保 たれていることを
示 唆 している。
周 防 灘 を 総 じて 見 れば、 河沜 口 域 では、ヒュェスカノカ、クブバナシモ、オカププガイ 類顜 、コルパ
イアワペスなどの 希 少 な 生璦 物 が 豊 富 であり、 広 大 なムク 原 と 澪漆 筋 、 流泴 木曐 や 石 のつくる 多 様 な 生璦 息 場
所 がこれらの 生璦 存 を 維 持 しているものと 思 わわれる。また、 河沜 口 の 泥況 地 からはキキオププ゠ガイが 採
集 されるが、 曓 種 の 日 曓 における 産璩 地 は 暼 明 海 と 周 防 灘 のみとなっている。また、 周 防 灘 はプドモ
クホプコルガイやヒガクナベェグゞオが 採 集 される 日 曓 でも 数 少 ない 干 潟滘 を 暼 している。
一 方 、 個 々の 干 潟滘 をみると、 例 えば、 山 口 湾 深济 溝 は、コルパイアワペスが 初 めて 記 録 された 場 所
であるにもかかわわらず、 今 回 の 調 査 では 記 録 されていない。また、 木曐 屋 川 河沜 口 干 潟滘 では、 以 前 記 録
されていたイスミゞクメトモ、マゞクオガイが 記 録 されていない。さらに、 中 道 湾 の 砂 質 干 潟滘 は、
ハブエモやフグナプガイが 採 集 される 白 砂 青 松 の 浜泺 として 知 られていたが、 今 回 は 記 録 されていな
い。 調 査 の 規 模 などの 影 響 もあろうが、 気 に 留瓔 めておく 必 要 があると 思 わわれる。なお、 今 後 も 生璦 息
場 所 の 破 壊 がおきないよう、 埋 め 立 てや 河沜 口 域 の 改 修 には 十 分 な 注泃 意 を 要 する。
参 考 文 献
福 田 宏 ,1992. 瀬 戸 内 海 海 産璩 海 生璦 、 汽汼 水 生璦 貝 類顜 . 概 説 山 口 県 の 貝 類顜 ( 三 時昷 輝 久 編 ),pp. 3-14.
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山 口 県 立 山 口 博 物 館颳 .
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,2000. 第 5 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 / 重 要 沿沥 岸 域 生璦 物 調 査 報 告 書暯 .
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ・ 財 団 法沵 人 海 中 公 園 コルシヴ,1994. 第 4 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 海 域 / 生璦 物 環瑧
境 調 査 報 告 書暯 .
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト,3: 1-182.
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九 州 北 東朁 部 ( 瀬 戸 内 海 西 部 ・ 豊 後 水 道 沿沥 岸 )
逸 見 泰泊 久 ・ 佐 藤 正 典
九 州 東朁 北 部 の 河沜 川 は, 山 国 川 など 数 河沜 川 を 除 けば 比 較 的 小 さく, 急 傾 斜 のものが 多 い.このため,
河沜 口 干 潟滘 の 規 模 は 全 般 的 に 小 さい. 一 方 , 北 九 州 市 から 大 分 県 の 国 東朁 半 島 にかけての 周 防 灘 に 面 し
た 単 調 な 海 岸 線 には, 規 模 の 大 きな 前 浜泺 干 潟滘 がほぼ 連 続 して 連 なっている. 国 東朁 半 島 には 大 きな 干
潟滘 はないが,その 南 端 に 位 置 する 守 江 湾 には 約 300ha の 広 い 干 潟滘 が 存 在 する. 別 府 湾 以 南 ( 豊 後 水
道 沿沥 岸 )では 海 岸 線 が 複 雑 に 入 り 組 んだモアケ 式 となっており, 湾 奥 部 に 規 模 の 小 さな 干 潟滘 が 点 在
する.
調 査 地 点 は, 周 防 灘 沿沥 岸 の 3 地 点 ( 暴 根 干 潟滘 , 長 井 浜泺 ( 西 角 田 溣 港海 周 辺 干 潟滘 ), 中 津泟 港海 周 辺 ), 伊
予 灘 ( 別 府 湾 ) 沿沥 岸 の 3 地 点 ( 守 江 湾 , 八 坂 川 , 小 深济 江 溣 港海 周 辺 ),および 豊 後 水 道 沿沥 岸 ( 臼 杵朅 湾 )
の1 地 点 ( 臼 杵朅 川 河沜 口 ( 調 査 地 名 「 臼 杵朅 」))で, 合 計 7 地 点 である.これらの 調 査 地 点 は, 一 部 を
除 いて, 人 工 的 な 改 変 をあまり 受 けておらず, 松 林 やムク 原 などの 後 背 地 を 含 めて 自 然 環瑧 境 が 非 常
によく 保 たれている 場 所 が 多 かった.ただし, 暴 根 干 潟滘 の 近 傍 には, 近 年 , 浅 海 域 を 埋 め 立 てた 新
北 九 州 空 港海 が 建 設 された.また, 小 深济 江 溣 港海 周 辺 干 潟滘 では,ハヤグホヴピヴト 係 留瓔 地 建 設 のため 干
潟滘 の 半 分 が 掘 削 されてしまった. 八 坂 川 河沜 口 域 では, 蛇 行 した 河沜 道 を 直 線 化 する「クミヴトカット
工 事 」が 最暷 近 行 わわれた.
底 生璦 動 物 の 出 現 種 数 は,52 ~~ 83 種 ( 最暷 大 種 数 は 守 江 湾 で 記 録 )であった.
河沜 口 塩 性 湡 地 ・ 泥況 質 干 潟滘 の 代 表 種 としては,クブバナシモ,ェュバナシモ,オカププガイ,キヌ
カツウハブクイノプガイ,コルパイアワペス(2 地 点 ),イスミゞクメトモ,キビクメトモ(2 地 点 ),
クオブネキ(3 地 点 ),ゞペヤパルォイガニ(2 地 点 )などの 希 少 種 が 複 数 地 点 から 見 られた.この
*
他 に, 長 井 浜泺 ~~ 西 角 田 溣 港海 周 辺 干 潟滘 では, 希 少 な 巻 貝 の 1 種 の 生璦 息 が 確 認 されたほか,ヘツハアモ
アォガニ,アモアォガニ,アモアォペドキが 出 現 し,クオブネキが 多 産璩 した.アモアォガニは, 暼
明 海 奥 部 では 普 通 に 見 られるが,それ 以 外 の 国 内 でのこれまでの 記 録 地 は 博 多 湾 多 々 良 川 河沜 口 と 大
分 県 宇 佐 市 寄 藻 川 河沜 口 だけである( 小 菅 ,2000; 逸 見 ,2001; 三 浦洁 ほか,2004).また, 中 津泟 港海 周 辺 干
*
潟滘 では, 希 少 な 巻 貝 2 種 の 生璦 息 も 確 認 された.
一 方 , 砂 質 干 潟滘 あるいは 砂 泥況 質 干 潟滘 の 代 表 種 としては,イピキキガ(2 地 点 ),ヒベクメトモ(4
地 点 ),ハブエモ(3 地 点 ),ツバキガカイ(3 地 点 )などの 希 少 種 の 生璦 息 が 複 数 の 地 点 で 確 認 された.
守 江 湾 では,シイメウ,キェメガイ,ヘメキキガイなどの 希 少 種 を 含 む 21 種 もの 二 枚 貝 が 採 集 され,
しかも,アキモ,ハブエモ,オオノガイなどがたいへん 高 密 度 に 生璦 息 していたことが 特 筆 される.
このほかの 主 な 希 少 種 としては, 暴 根 干 潟滘 でマヘクが, 中 津泟 港海 周 辺 でゞプキピテルが, 臼 杵朅 川 河沜 口
- 96 -

でワジツプウピクヘクとウピクブベガニが,それぞれ 確 認 された.
曓 調 査 海 域 は, 従 来曹 から,カノトガニの 数 少 ない 生璦 息 地 の 一 つとして 知 られていた( 九 州 ・ 琉琈 球
湡 地 ネットワヴェ,1999; 清浜 野 ら,1999; 清浜 野 ・ 宇 多 ,2002). 今 回 の 調 査 でも, 守 江 湾 においてカノ
トガニの 成 体 と 幼 体 が 共 に 採 集 され,また, 暴 根 干 潟滘 や 中 津泟 港海 周 辺 でもカノトガニの 死 体 が 確 認 さ
れた.
以 上 の 点 から, 曓 調 査 海 域 の 干 潟滘 は, 全 般 に 自 然 度 が 高 く, 曓 来曹 の 生璦 物 相 を 比 較 的 よく 残 してい
るとみられ, 貴 重 である.ただし, 過 去 の 知 見 と 比 較 するといくつか 懸 念 される 問 題 がある. 八 坂
川 河沜 口 域 においては,「クミヴトカット 工 事 」 以 前 の 調 査 では,43 種 の 貝 類顜 が 採 集 されているが( 淡流
水 産璩 種 を 除 く. 大 分 県 ,2000), 今 回 の 調 査 では,23 種 にとどまった.また 周 防 灘 沿沥 岸 でも, 近 年 ,
二 枚 貝 類顜 が 浦 少 している 可 能 性 がある.1986 年 の 長 井 浜泺 での 調 査 では,10 種 の 二 枚 貝 類顜 が 採 集 され
(クオフキ,ブテガイ,アキモなどを 含 む), 低 潮滠 帯 ではバカガイが 優 占 種 として 出 現 していたが( 環瑧
境 庁 自 然 保 護 局 ,1998), 今 回 の 調 査 では, 合 計 5 種 の 二 枚 貝 しか 採 集 されず,バカガイ,アキモは
全 く 採 集 されなかった.また,1999 年 の 中 津泟 港海 周 辺 での 調 査 では,18 種 の 二 枚 貝 類顜 が 採 集 され(ハ
ナエペモ,ブテガイ,イスミゞクメトモ,マゞクオガイなど 含 む),このうちアキモが 優 占 していた
( 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1998). 今 回 の 調 査 でも,14 種 の 二 枚 貝 類顜 が 採 集 されたが,アキモは 稀 であ
った.
外 来曹 種 については,ヘメキキイガイ(1 地 点 ),カゞュ゠ルカワヒバモガイ(2 地 点 ),シイワルク
グプ(2 地 点 ),ヒメシヌブカジキガイ(1 地 点 )が 確 認 された.
参 考 文 献
逸 見 泰泊 久 ,2001.アモアォガニ. 福 岡 県 の 希 少 野 生璦 生璦 物
~~ 福 岡 県 ヤッドデヴシノッェ 2001 ~~
pp.423. 福 岡 県 環瑧 境 部 自 然 環瑧 境 課 .
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1998. 第 5 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 海 辺 調 査 報 告 書暯 .
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1998. 海 域 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 重 要 沿沥 岸 域 生璦 物 調 査 報 告 書暯 . 283 pp.
小 菅 丈 治 ,2000.カニ 類顜 . 佐 藤 正 典 ( 編 ), 暼 明 海 の 生璦 きものたち: 72-94. 海 浺游 舎 .
九 州 ・ 琉琈 球 湡 地 ネットワヴェ,1999.’99 九 州 ・ 西 南 諸 島 湡 地 ヤフヴト.108 pp.
三 浦洁 知 之 ・ 矢 野 香飞 織 ・ 松 尾 敏 夫 ・ 佐 藤 正 典 ,2004. 大 分 県 宇 佐 市 寄 藻 川 に 生璦 息 するアモアォガニ 個
体 群 の 発 見 . Cancer( 日 曓 璶 殻 類顜 学 会 )13: 19-23.
大 分 県 ,2000. 八 坂 川 クミヴトカット 区 間 動 植 物 保 護 対 策 意 見 交 換 会 資 料 2. 24 pp.
清浜 野 聡 子 ・ 宇 多 高 明 ・ 大 分 県 ,1999.カノトガニの 棲 む 干 潟滘 ― 八 坂 川 の 河沜 川 改 修 と 環瑧 境 保 全 .
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大 分 県 ,
60 pp.
清浜 野 聡 子 ・ 宇 多 高 明 ,2002. 希 少 生璦 物 カノトガニの 生璦 息 地 としての 大 分 県 守 江 湾 干 潟滘 における 環瑧 境
変 遷 とその 修 復 , 沿沥 岸 海 洋泒 研 究 . 第 39 巻 , 第 2 号 , 117-124.
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九 州 北 西 部 ( 玄 界瓋 灘 )
逸 見 泰泊 久
玄 界瓋 灘 は 九 州 北 西 部 に 位 置 する 対 馬飦 海 流泴 の 影 響 を 強 く 受 ける 海 域 である. 開 放 性 が 強 いため, 多
くの 海 岸 は 岩 礁 または 転 石 で, 比 較 的 大 きな 干 潟滘 は, 博 多 湾 ・ 唐 津泟 湾 ・ 伊 万 里 湾 の 湾 内 に 限 られる.
博 多 湾 は 閉 鎖 性 の 強 い 内 湾 で, 東朁 端 と 西 端 にそれぞれ 約 80ha の 和 白 干 潟滘 と 今 津泟 干 潟滘 がある 他 , 多
々 良 川 ・ 室 見 川 などの 河沜 口 にも 小 面 積 の 干 潟滘 が 発 達 している. 一 方 , 唐 津泟 湾 は 開 放 性 の 強 い 湾 で,
東朁 端 の 加 布 里 と 西 端 の 松 浦洁 川 河沜 口 に 干 潟滘 が 発 達 している.また, 伊 万 里 湾 は 閉 鎖 性 の 強 い 内 湾 で,
湾 内 に 流泴 入 する 伊 万 里 川 ・ 暼 田 川 が 河沜 口 干 潟滘 を 形 成 している.
玄 界瓋 灘 の 干 潟滘 は, 都 市 化 によって 環瑧 境 が 悪 化 し 底 生璦 動 物 相 が 貧 弱 になった 博 多 湾 など 東朁 部 地 域 と,
豊 かな 底 生璦 動 物 相 を 暼 する 西 部 地 域 に 大 別 できる. 東朁 部 地 域 では,1970 年 以 降 に 大 規 模 な 埋 め 立 て
や 堤 防 建 設 が 進 み, 多 くの 干 潟滘 が 消洑 失 した.また, 人 口 が 急 増 した 福 岡 市 や 北 九 州 市 では 1980 年 以
降 に 海 域 の 水 質 ・ 底 質 が 悪 化 し, 閉 鎖 性 の 強 い 博 多 湾 では, 赤 潮滠 と 貧 酸 素 水 塊 によると 思 わわれる 底
生璦 動 物 の 死 滅溅 が 夏 季 に 頻 発 した( 濱漪 野 他 ,1986; 逸 見 ,1996).
調 査 は 和 白 干 潟滘 と 伊 万 里 湾 の 2 地 点 で 行 わわれたが, 和 白 干 潟滘 は 主 として 前 浜泺 干 潟滘 , 伊 万 里 湾 は 河沜
口 干 潟滘 であり, 底 質 も 異瓧 なるため, 共 通 する 底 生璦 動 物 は 少 なかった. 和 白 干 潟滘 は 博 多 湾 東朁 部 の 湾 奥
部 にある 砂 質 または 砂 泥況 質 の 干 潟滘 で, 前 浜泺 的 性 質 が 強 い. 大 都 市 に 隣 接 する 干 潟滘 としては 自 然 がよ
く 残 されており, 環瑧 境 教 育 の 場 としても 利 用璮 されている.ただし,1980 年 以 降 は 泥況 化 が 進 行 し,さ
らに,1980 年 代 後 半 以 降 に 行 わわれた 前 面 海 域 の 埋 め 立 てによって, 極 端 な 閉 鎖 的 環瑧 境 に 変 化 した.
そのせいか, 今 回 の 調 査 で 確 認 された 底 生璦 動 物 は 45 種 類顜 に 過 ぎず, 九 州 の 他 の 干 潟滘 に 比 べ 極 端 に 少
*
なかった.ただし, 塩 性 湡 地 ではェモイュカワギルクミゞ, 希 少 な 巻 貝 2 種 、ゞペヤパルォイガニ
といった 希 少 種 が 確 認 された.
逸 見 (2002)は, 博 多 湾 東朁 部 の 和 白 干 潟滘 と 香飞 椎 海 岸 で 数 回 の 調 査 を 行 い, 両 地 域 の 底 生璦 動 物 が 1980
年 代 以 降 に 激 浦 したことを 報 告 している.このうち, 和 白 干 潟滘 では 多 毛 類顜 の 浦 少 が 顕 著 であったが,
反 面 ,ドュェジヘク 類顜 やブガキなど 汚 染 に 強 いと 思 わわれる 種 類顜 は 増 加 している( 逸 見 ,1994). 博 多
湾 では, 過 去 20 年 の 間 に,オキヒメクイノプガイ,クブバナシモ,シォノカカワニナ,ブガカュガ
イ,ヒュェスカノカ,クオブネキ,アモアォガニ,アモアォペドキといった 多 くの 底 生璦 動 物 が 絶 滅溅 ,
または 激 浦 しており,その 主 要 な 原 因 として 埋 め 立 て, 特 に 塩 性 湡 地 の 消洑 失 が 指 摘 されている( 福
岡 県 環瑧 境 部 自 然 環瑧 境 課 ,2001).
一 方 , 玄 界瓋 灘 の 西 部 海 域 は 比 較 的 豊 かな 底 生璦 動 物 相 を 暼 している. 調 査 が 行 わわれた 伊 万 里 湾 は,
佐 賀 県 西 部 にある 伊 万 里 川 ・ 暼 田 川 の 流泴 入 する 奥 行 き 約 10km の 湾 である. 干 潟滘 は 湾 奥 部 に 発 達 し
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ており, 底 質 は 砂 質 ・ 砂 泥況 質 ・ 泥況 質 ・ 礫 と 多 様 である. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 底 生璦 動 物 は 71 種 類顜
*
*
と 多 く, 希 少 な 巻 貝 の 1 種 ,ハイガイ, 希 少 な 二 枚 貝 の 1 種 ,ハブエモ,アモアォガニなどの 希
少 種 も 確 認 された.また, 調 査 地 点 ではないが, 唐 津泟 湾 東朁 端 に 位 置 する 加 布 里 の 泉沫 川 河沜 口 域 には,
砂 質 または 砂 泥況 質 の 干 潟滘 が 発 達 し, 二 枚 貝 を 主 体 とする 豊 かな 底 生璦 動 物 相 が 成 立 している. 河沜 川 感
潮滠 域 にはボブトクグプが, 河沜 口 域 にはアキモ,ハブエモ,マゞクオガイなどの 二 枚 貝 が 優 占 する 他 ,
希 少 種 のブキガイイサウルスホェも 多 産璩 する( 逸 見 未 発 表 デヴシ).なお, 生璦 息 は 確 認 できなかった
が, 伊 万 里 湾 と 加 布 里 湾 はカノトガニの 繁 殖 地 として 保 全 されている 地 域 でもある.
なお, 外 来曹 種 は 少 なかったが, 和 白 干 潟滘 ではヘメキキイガイ, 伊 万 里 湾 ではカゞュ゠ルカワヒバ
モガイが 確 認 された.
参 考 文 献
福 岡 県 環瑧 境 部 自 然 環瑧 境 課 ,2001. 福 岡 県 の 希 少 野 生璦 生璦 物
~~ 福 岡 県 ヤッドデヴシノッェ 2001 ~~.
福 岡 県 環瑧 境 部 自 然 環瑧 境 課 .
濱漪 野 龍 夫 ・ 神 谷 崇 ・ 下 山 正 一 ・ 松 浦洁 修 平 ,1986. 博 多 湾 における 底 生璦 貝 類顜 群
集 の 動 態 ~~ 特 に 夏 季 成 層 期曋 を 中 心 として~~. 日 曓 パルトケ 研 究 会 誌 , 29: 1-8.
逸 見 泰泊 久 ,1994. 博 多 湾 東朁 部 におけるパルトケの 定 量 的 研 究
和 白 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 分 布 ・ 現 存 量
調 査 I. 春星 季 ( 予 報 ). WWF Japan キイ゠ルケ・ヤフヴト, 2: 49-73.
逸 見 泰泊 久 ,1996. 博 多 湾 東朁 部 浅 海 域 の 底 生璦 動 物 ~~ 夏 季 成 層 期曋 ~~. 生璦 物 福 岡 , 35: 14-18.
逸 見 泰泊 久 ,2002. 博 多 湾 の 埋 立 が 沿沥 岸 環瑧 境 , 特 に 干 潟滘 ・ 浅 海 域 に 生璦 息 する 動 物 パルトケに 与 える
影 響 ( 総 説 ). 日 曓 パルトケ 学 会 誌 57, 28-33.
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九 州 南 西 部 ( 東朁 クナ 海 沿沥 岸 )
佐 藤 正 典
この 海 域 は, 大 都 市 から 遠 いこともあり,これまで 人 為 的 な 開 発 の 影 響 をあまり 受 けておらず,
自 然 環瑧 境 が 比 較 的 よく 残 されている 場 所 である. 調 査 地 点 は, 鹿 児 島 県 の 薩 摩 半 島 西 岸 吹 上 浜泺 の 1
地 点 ( 万 ノ 瀬 川 )とその 沖沍 合 の 甑璜 島 列 島 北 部 ( 上 甑璜 島 )の 2 地 点 ( 浦洁 内 湾 , 海 鼠 池 ・ 貝 池 )の 合 計 3
地 点 である. 吹 上 浜泺 は, 東朁 クナ 海 に 面 し 南 北 約 30km にわわたって 長 大 な 弧 を 描 いている 砂 浜泺 海 岸 で
あり, 後 背 地 のブツ 林 を 含 めて,「 白 砂 青 松 」の 美 しい 晙 観 が 保 たれている 貴 重 な 場 所 である. 今 回
の 調 査 地 点 の 一 つは,そこに 注泃 ぐ 最暷 も 大 きな 河沜 川 ( 万 ノ 瀬 川 )の 河沜 口 周 辺 である. 現 在 , 大 規 模 な
河沜 川 改 修 工 事 が 計 璽 されており,その 影 響 が 懸 念 される.また, 吹 上 浜泺 沖沍 においては, 海 砂 が 採 取
されており,その 影 響 も 懸 念 される( 中 尾 2001). 上 甑璜 島 の 調 査 地 点 は, 深济 く 入 り 込 んだ 小 さな 内
湾 奥 部 ( 浦洁 内 湾 )と, 海 との 連 絡 が 維 持 されている 海 跡 湖湌 (なまこ 池 ・ 貝 池 )で,ともに 自 然 環瑧 境
がたいへんよく 保 たれている 場 所 である.
なまこ 池 ・ 貝 池 での 動 物 出 現 種 数 はたいへん 少 なかったが(11 種 ),これは, 少 なくとも 調 査 時昷
期曋 にはほとんど 干 潟滘 が 干 出 しなかったためと 考 えられる. 万 ノ 瀬 川 河沜 口 では 43 種 , 浦洁 内 湾 では 65
種 の 動 物 が 確 認 された. 巻 貝 類顜 では,カノカガイ,ゞプニナ,ビサゞプニナ,フトバナシモのほか
に,ツノカワギルクミゞも 普 通 に 見 られたことが 注泃 目 される. 浦洁 内 湾 ではイピキキガも, 万 ノ 瀬 川
*
では 希 少 な 巻 貝 の 1 種 も 確 認 された.
二 枚 貝 の 種 数 は 少 なかったが, 万 ノ 瀬 川 河沜 口 ではハギェメ,イサクグプ,サトオモガイが 普 通 に
見 られたほか,ハブエモの 生璦 息 も 確 認 された.なまこ 池 ・ 貝 池 からはシガサデペドキが 確 認 された.
十 脚 目 璶 殻 類顜 については, 万 ノ 瀬 川 河沜 口 にハェコルクオブネキの 国 内 最暷 大 規 模 の 群 生璦 が 存 在 する
ことが 特 筆 される. 万 ノ 瀬 川 河沜 口 は,また,フシハピルノの 数 少 ない 生璦 息 地 であることが 以 前 から
わわかっていたが( 和 田 ほか,1996), 今 回 の 調 査 でも,フシハピルノ 個 体 群 が 維 持 されていることが
確 認 できた.それらに 加 えて,ここではシイワルヒメイサガニの 生璦 息 も 確 認 された. 浦洁 内 湾 では,
ハェコルクオブネキの 他 にベナガオキガニが 採 集 されたことが 注泃 目 される.
その 他 の 希 少 種 としては, 浦洁 内 湾 でのツバキガカイやシテグブマヘクをあげることができる.
浦洁 内 湾 の 干 潟滘 では,1998 年 10-11 暻 の 調 査 によって,56 種 の 底 生璦 動 物 が 採 集 されている( 環瑧 境 庁
自 然 保 護 局 ,1999).その 種 数 は, 今 回 の 結 果 (65 種 )とほぼ 同 じであるが, 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 (1999)
によって 記 録 されている 希 少 種 クオボガイ,プボカドモ,バナシモ,ェモイュカププガイは, 今 回
の 調 査 では 発 見 できなかった. 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 (1999)によれば, 浦洁 内 湾 の 潮滠 間 帯 上 部 には 塩 生璦
植 物 群 落 が 存 在 していたが, 今 回 の 調 査 時昷 にはその 塩 生璦 植 物 群 落 は 全 く 見 られなかった.その 原 因
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は 不 明 であるが, 最暷 近 になって 何 らかの 人 為 が 加 わわった 可 能 性 がある.このほか, 過 去 の 調 査 で,
浦洁 内 湾 からは,マキガイ,イオゞハブエモが,また,なまこ 池 ・ 貝 池 からはプボカドモ,ゞネナク
トブボガイが 見 つかっているが( 和 田 ほか,1996), 今 回 の 調 査 ではそれらの 種 も 確 認 できなかった.
外 来曹 種 については, 万 ノ 瀬 川 河沜 口 において,シイワルクグプが 確 認 された.
参 考 文 献
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1999. 海 域 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査
重 要 沿沥 岸 域 生璦 物 調 査 報 告 書暯 . 323 pp.
中 尾 雄 作 ,2001. 吹 上 浜泺 における 海 砂 採 取 の 問 題 . 日 曓 パルトケ 学 会 誌 56: 28.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
WWF Japan
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九 州 南 東朁 部 ( 太 平 洋泒 沿沥 岸 )
佐 藤 正 典
調 査 地 点 は, 宮 崎 県 北 部 の 日 向 灘 沿沥 岸 の 2 地 点 ( 北 川 ・ 五 ヮ 瀬 川 , 熊 野 江 ), 志 布 志 湾 沿沥 岸 の 2 地
点 ( 菱 田 川 ・ 安 楽 川 河沜 口 ( 調 査 地 名 「 志 布 志 湾 」), 曓 城 川 河沜 口 ),および 種 子 島 東朁 海 岸 の 1 地 点 ( 大
浦洁 川 河沜 口 )の 合 計 5 地 点 である.この 海 域 は 暖晵 流泴 ( 黒 潮滠 )の 影 響 を 強 く 受 けるところであり, 外 海
に 面 した 開 放 海 岸 には, 砂 浜泺 が 発 達 している. 今 回 の 調 査 地 点 は,いずれもそのような 海 岸 に 流泴 入
する 河沜 川 の 河沜 口 域 に 存 在 する 河沜 口 干 潟滘 である.どの 河沜 口 干 潟滘 も 規 模 ( 面 積 )は 小 さいが, 大 都 市 か
ら 遠 く 隔 たっていることもあり, 人 為 的 な 沿沥 岸 開 発 の 影 響 が 小 さく, 松 林 や 塩 生璦 植 物 群 落 などの 後
背 地 を 含 めて 自 然 環瑧 境 がたいへんよく 保 たれている 場 所 が 多 かった( 特 に 宮 崎 県 の 熊 野 江 と 曓 城 川
河沜 口 ).ただし, 志 布 志 湾 の 菱 田 川 ・ 安 楽 川 河沜 口 では, 最暷 近 施 された 護 岸 工 事 の 形 跡 があり,その 影
響 が 懸 念 される. 最暷 南 端 の 種 子 島 の 大 浦洁 川 河沜 口 にはベヒャウのブルエュヴノ 林 が 発 達 している(ブ
ルエュヴノ 林 の 自 然 分 布 の 北 限 ).
動 物 の 出 現 種 数 は,16-86 種 ( 最暷 大 種 数 は 熊 野 江 で 記 録 )であった. 菱 田 川 ・ 安 楽 川 河沜 口 での 種 数
が 最暷 低 だったが,これは, 上 記 の 護 岸 工 事 の 影 響 ( 干 潟滘 の 縮 小 など)によるのかどうか, 不 明 であ
る.
全 般 的 に 十 脚 目 璶 殻 類顜 の 種 数 が 多 いのが 特 徴 である.どの 地 点 でも, 全 動 物 種 の 約 半 数 が 十 脚 目
璶 殻 類顜 で 占 められていた( 最暷 大 種 数 は 熊 野 江 の 32 種 ). 注泃 目 される 種 としては,クオブネキ(2 地
点 ),アモアォペドキ(2 地 点 ),シイワルヒメイサペドキ(2 地 点 ),トオアクヒメイサペドキ(2
地 点 )が 複 数 地 点 から 見 られた.このほか, 曓 城 川 河沜 口 では,ハェコルクオブネキも 高 密 度 で 生璦 息
していた.また, 熊 野 江 では, 未 記 載 種 と 思 わわれる 種 (アモアォペドキ 近 似 種 )も 確 認 された. 北
川 ・ 五 ヮ 瀬 川 河沜 口 では,ノカウモガギプも 採 集 された.
二 枚 貝 類顜 では,ハギェメ(3 地 点 )やイサクグプ(2 地 点 )が 複 数 地 点 から 採 集 された. 特 に, 北
川 ・ 五 ヮ 瀬 川 河沜 口 では,これらの 生璦 息 密 度 が 高 く,また,フナェイヘク 科 の 国 内 初 記 録 種 (Nausitora
dunlopei)が 発 見 された.それとは 対 照 的 に, 種 子 島 の 大 浦洁 川 河沜 口 のブルエュヴノ 林 干 潟滘 では, 二 枚
貝 が 1 種 も 見 つからなかった. 和 田 ほか(1996)によれば, 志 布 志 湾 沿沥 岸 において, 日 曓 のハブエ
モの 南 限 の 個 体 群 が 記 録 されているが, 今 回 は,ハブエモを 発 見 することが 出 来曹 なかった.
*
巻 貝 では, 種 子 島 の 大 浦洁 川 河沜 口 を 除 く 4 地 点 から 希 少 な 巻 貝 の 1 種 が 採 集 されたことが 特 筆 され
る. 多 くの 地 点 でカノカガイの 生璦 息 密 度 も 高 かった. 種 子 島 の 大 浦洁 川 河沜 口 では,バナシモ 類顜 3 種 が
普 通 に 見 られるのに,ゞプニナ 類顜 が 全 く 採 集 されなかった.
多 毛 類顜 では, 熊 野 江 の 河沜 口 の 外 側 ( 前 浜泺 干 潟滘 の 砂 浜泺 )から,Glycera oxycephala と Euzonus sp. が
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採 集 されたことが 特 筆 される(どちらも, 開 放 的 な 砂 質 海 岸 に 特 徴 的 な 種 である).
曓 城 川 河沜 口 干 潟滘 では,1995 年 5 暻 と 1996 年 9 暻 の 2 回 の 調 査 によって,42 種 の 底 生璦 動 物 が 採 集
されている( 佐 藤 1997).その 種 数 は, 今 回 の 結 果 (39 種 )とほぼ 同 じであるが, 佐 藤 (1997)に
よって 記 録 されている 二 枚 貝 類顜 のブテガイや 魚 類顜 のスワメケピは, 今 回 の 調 査 では 発 見 できなかっ
た.
外 来曹 種 については, 北 川 ・ 五 ヮ 瀬 川 河沜 口 において,カゞュ゠ルカワヒバモガイとシイワルクグプ
が 確 認 された.
この 海 域 の 干 潟滘 は, 規 模 が 小 さいこともあり, 従 来曹 あまり 注泃 目 されてこなかったが, 自 然 環瑧 境 が
よく 保 たれているために, 璶 殻 類顜 を 中 心 に 多 くの 希 少 種 の 生璦 息 が 維 持 されている 貴 重 な 場 所 と 言 え
るだろう. 宮 崎 市 内 の 一 ツ 葉 入 り 江 ( 今 回 の 調 査 対 象 地 にはなっていない)での 2001 年 から 2002
年 にかけての 調 査 では,36 種 の 貝 類顜 ,34 種 の 十 脚 璶 殻 類顜 が 記 録 されている( 三 浦洁 ほか,2005).そ
こには, 今 回 の 調 査 では 採 集 されなかったハブエモ,カニノテヘクュ,ヘメキキガイ,トモゞプア
カイサペドキ,ヒベクオブネキなども 含 まれる.
参 考 文 献
三 浦洁 知 之 ・ 大 園 隆 仁 ・ 曪 川 知 嘉 子 ・ 矢 野 香飞 織 ・ 森 和 也 ・ 高 木曐 正 博 ,2005. 宮 崎 港海 一 ツ 葉 入 り 江 に 出
現 する 底 生璦 動 物 と 鳥 類顜 . 宮 崎 大 学 農 学 部 研 究 報 告 51: 17-33.
佐 藤 正 典 ,1997. 宮 崎 県 串 間 市 の 河沜 口 干 潟滘 における 底 生璦 動 物 相 . 宮 崎 県 総 合 博 物 館颳 研 究 紀 要 20: 1-15.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
WWF Japan
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暼 明 海
佐 藤 正 典
九 州 西 岸 に 位 置 する 暼 明 海 は, 閉 鎖 性 の 強 い 比 較 的 大 きな( 面 積 1700km 2 ) 浅 い( 平 均 水 深济 : 約 20m)
内 湾 である. 暼 明 海 の 奥 部 における 潮滠 差 は, 日 曓 最暷 大 であり( 大 潮滠 時昷 最暷 大 :6m 以 上 ),また 九 州 最暷
大 河沜 川 である 筑 後 川 などが 流泴 入 している.これらの 諸 条曵 件 によって, 暼 明 海 (とりわわけ 奥 部 や 中 央
部 東朁 側 )には, 広 大 な 干 潟滘 が 発 達 しており( 日 曓 の 全 干 潟滘 の 約 4 割 に 相 当 する 約 200km 2 ),そこに
は, 日 曓 国 内 での 分 布 が 暼 明 海 だけに 限 られる「 特 産璩 種 」や 暼 明 海 以 外 ではまれな「 準湩 特 産璩 種 」が
多 数 生璦 息 している.このような 特 異瓧 な 環瑧 境 や 生璦 物 相 ,また 高 い 溣 業 生璦 産璩 力 を 暼 するという 点 におい
て, 暼 明 海 は 特 筆 すべき 海 域 である( 菅 野 ,1981; 佐 藤 ・ 田 北 ,2000).
諫 早 湾 を 含 む 暼 明 海 奥 部 ( 佐 賀 県 , 福 岡 県 沿沥 岸 )では, 流泴 入 河沜 川 の 影 響 が 強 いために, 塩 分 が 比
較 的 低 く,また, 細 かい 粘 土 粒 子 から 成 る 泥況 質 干 潟滘 の 占 める 割 合 が 大 きい. 一 方 , 中 央 部 東朁 側 ( 熊
曓 県 沿沥 岸 )や 湾 口 部 ( 天 草 諸 島 沿沥 岸 )では, 砂 質 干 潟滘 が 卓 越 する( 下 山 ,2000). 近 年 , 諫 早 湾 の 大
規 模 干 拓 事 業 によって,3550ha の 干 潟滘 ・ 浅 海 域 が 一 度 に 失 わわれ(1997 年 潮滠 止 め 実 施 ),その 影 響 が
暼 明 海 の 広 範 囲 に 及 んでいる 可 能 性 が 指 摘 されている.
暼 明 海 での 調 査 地 点 は, 全 部 で 13 カ 所 である( 諫 早 湾 南 岸 , 諫 早 湾 北 岸 , 田 古 里 川 , 塩 田 川 , 六
角 川 , 筑 後 川 , 沖沍 端 川 , 矢 部 川 , 菊 池 川 , 塩 屋 海 岸 , 緑 川 , 永 浦洁 , 曓 渡浫 干 潟滘 ).すべての 地 点 で 50
種 以 上 の 動 物 が 採 集 された(6 カ 所 で 90 種 以 上 を 記 録 . 最暷 大 種 数 は, 永 浦洁 の 146 種 ). 全 般 的 に 底
生璦 動 物 の 種 多 様 性 が 高 いと 言 える. 暼 明 海 固 暼 の 巻 貝 であるアゲキカワギルクミゞ(13 地 点 中 8 地
点 )をはじめ 多 くの 特 産璩 種 や 準湩 特 産璩 種 ,あるいは 全 国 的 に 個 体 数 が 浦 少 している 希 少 種 が 多 数 確 認
された.たとえば, 腕 足 類顜 では,プドモクホプコルガイ(7 地 点 ), 貝 類顜 では,ゞプブイブイ(4 地
点 ),ボパガワペス(2 地 点 ),コルパイアワペス(3 地 点 ),キヌカツウハブクイノプガイ,オオェ
モイュカワギルクミゞ,ブャテルケブツヘク(6 地 点 ),ゞネハナヘクュ(2 地 点 ),ヒュオビムフバ
イ(1 地 点 ),ハイガイ(3 地 点 ),ハブエモ(7 地 点 ), 多 毛 類顜 では,アモアォカワガカイ(6 地 点 ),
カニ 類顜 では,ヒベォフキイサガニ(4 地 点 ),ハメエェヤスガガニ(6 地 点 ),クオブネキ(5 地 点 ),
アモアォガニ(9 地 点 ),ヘツハアモアォガニ(6 地 点 )などである.
アモアォボワメガニは,1964 年 に 諫 早 湾 干 潟滘 のトオイカモナブカの 巣 孔 から 採 集 された 標 曓 に 基
づいて 記 載 された 種 であるが,それ 以 降 , 国 内 では 採 集 記 録 がなかった( 小 菅 ,2000).それが, 曓
調 査 によって, 泥況 質 干 潟滘 の 複 数 地 点 から 採 集 された.また,ヒベペェゲガニについても,これまで
国 内 からの 分 布 記 録 がほとんどなかったが, 今 回 , 多 産璩 する 地 点 が 発 見 された.また,ベナクピル
ノ,オオムカナガピルノ,メケバルブベガニ(6 地 点 ),ウピクブベガニ(2 地 点 )など 合 計 11 種 も
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のカェヤガニ 科 が 記 録 されたことも 特 筆 すべきことである.
棘 皮 動 物 については, 湾 口 部 でヒペイカモナブカ(2 地 点 )が 生璦 息 しているほかに, 暼 明 海 全 域
にトオイカモナブカ(11 地 点 )がきわわめて 普 通 に 見 られることが 大 きな 特 徴 である.
暼 明 海 の 湾 口 に 近 い 曓 渡浫 干 潟滘 は,イピキキガやゞプキピテル,ニッフルオフよりモア,ヒメシノル
ノェなど, 砂 質 干 潟滘 を 代 表 する 多 くの 種 がまとまって 出 現 しているという 点 で 注泃 目 される.
以 上 のように, 大 規 模 な 干 潟滘 面 積 を 暼 するだけでなく, 底 質 や 塩 分 に 関 して 多 様 な 環瑧 境 を 暼 する
暼 明 海 は, 固 暼 性 の 高 い 種 から 分 布 域 の 広 い「 普 通 種 」まで 多 くの 種 を 育 んでおり,「 干 潟滘 底 生璦 動 物
の 宝 庫 」ともいうべき 貴 重 な 海 域 である.しかも,そこは, 現 在 , 多 くの 絶 滅溅 危 惧 種 にとって 日 曓
に 残 された 数 少 ない 生璦 息 地 になっていると 思 わわれる.
しかし, 曓 調 査 で 確 認 された 多 様 性 も, 曓 来曹 の 状 態 からは 相 当 に 劣 化 したものである 可 能 性 があ
る.たとえば,クブバナシモとェュバナシモは, 暼 明 海 を 代 表 する 巻 貝 であったが 近 年 激 浦 したと
言 わわれている( 福 田 ,2000). 今 回 の 調 査 で 両 種 の 生璦 息 が 確 認 されたのは, 計 4カ 所 だけであった.
シブガイ 科 巻 貝 のガブフジブとキキエュシブツベシも 近 年 激 浦 し, 日 曓 国 内 で 生璦 貝 が 得 られるのは
暼 明 海 の 一 部 だけ( 国 外 から 持 ち 込 まれた 移 入 個 体 群 を 除 く)と 言 わわれている( 福 田 ,2000). 今 回
の 調 査 でガブフジブの 生璦 息 が 確 認 されたのは, 熊 曓 市 塩 屋 海 岸 の 1 カ 所 のみ,キキエュシブツベシ
の 生璦 息 が 確 認 されたのは, 熊 曓 市 塩 屋 海 岸 , 天 草 ・ 永 浦洁 島 ( 調 査 地 名 「 永 浦洁 」), 緑 川 河沜 口 の 3 カ 所
のみであった. 二 枚 貝 のハイガイやアオブキも, 近 年 に 激 浦 したと 言 わわれている( 佐 藤 慎 一 ,2000).
たとえば, 佐 賀 県 沿沥 岸 の 干 潟滘 における 1978 年 の 調 査 では,ハイガイは 61 地 点 中 17 地 点 から,アオ
ブキは 18 地 点 からそれぞれ 採 集 されている( 山 下 ほか,1981).1984 年 の 佐 賀 県 東朁 与 賀 璼 ( 大 授 搦 )
での 干 潟滘 調 査 でも 両 種 が 比 較 的 高 頻 度 で 出 現 しているが( 環瑧 境 庁 ,1988),その 近 くの 川 副 璼 での 1998
年 の 干 潟滘 調 査 では,ハイガイは 記 録 されているが,アオブキの 記 録 はない( 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1999).
今 回 の 調 査 でも,ハイガイは, 佐 賀 県 の 塩 田 川 河沜 口 のほか, 福 岡 県 の 沖沍 端 川 河沜 口 と 熊 曓 市 塩 屋 海 岸
から 記 録 されたが,アオブキは 全 く 採 集 されなかった. 腕 足 類顜 のオオクホプコルガイは, 暼 明 海 特
産璩 生璦 物 として 暼 名 であるが,やはり, 近 年 激 浦 したと 言 わわれている( 菅 野 ,1981; 佐 藤 ・ 田 北 ,2000).
1927 年 柳 川 沖沍 ( 約 20 個 体 )での 最暷 初 の 記 録 以 降 ,1980 年 までは, 諫 早 湾 , 暼 明 海 奥 部 を 中 心 に,
湾 中 央 部 ( 熊 曓 県 河沜 内 璼 )や 湾 口 部 ( 天 草 松 島 璼 )も 含 めて, 多 くの 地 点 で 採 集 記 録 があるが( 菅
野 ,1980, 1981; 山 口 ,1980),それ 以 降 は,1989 年 6 暻 荒 尾 市 の 干 潟滘 ( 佐 藤 正 典 ,2000),1992 年 8
暻 柳 川 市 沖沍 端 ( 佐 藤 ほか,2004),2005 年 6 暻 と 8 暻 三 池 港海 沖沍 の 水 深济 約 30m の 浅 海 ( 国 土 交 通 省 九
州 地 方 整 備 局 熊 曓 港海 湾 ・ 空 港海 整 備 事 務 所 ,2006)での 採 集 記 録 があるのみである. 今 回 の 調 査 では,
オオクホプコルガイは 全 く 採 集 できなかった.
佐 賀 県 田 古 里 川 河沜 口 については,1997-1998 年 と 2001 年 の 調 査 によって, 合 計 47 種 の 貝 類顜 ( 死 殻
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を 含 む)が 記 録 されている( 福 田 ほか,1999, 2002). 今 回 の 調 査 では,41 種 の 貝 類顜 が 記 録 され, 福
田 ほか(1999, 2002)によって 記 録 された 希 少 種 のうち,ヒュェスカノカ,ワカゞメツピ,ボプカワ
ギルクミゞ,カハシヤカワギルクミゞ,コルパイアワペス,オカププガイ,ゞケカププガイ,クイ
ノプププガイ,ゞプブイブイ,ハイガイ,キキオププ゠ガイ,ケプノ゠ガキなどは, 今 回 の 調 査 で
は 確 認 されなかった.
熊 曓 市 塩 屋 海 岸 については,1998-1999 年 の 調 査 によって 28 種 の 貝 類顜 が 記 録 されている( 山 下 ,
1999). 今 回 の 調 査 では,それを 上 回 る 32 種 の 貝 類顜 が 記 録 されたが, 山 下 (1999)が 注泃 目 すべき 希
少 種 として 記 録 したクブバナシモ,ワカゞメツピ,カハシヤカワギルクミゞ,コルパイアワペス,
クイノプププガイは, 今 回 の 調 査 ではいずれも 確 認 されなかった.
国 外 から 持 ち 込 まれ 定 着 したと 考 えられている 外 来曹 種 ( 以 下 の 7 種 の 貝 類顜 )が 今 回 多 くの 地 点 で
確 認 されたことも 注泃 目 すべきことである.カメヘクュ(4 地 点 ),トメイプゲガブツピ(4 地 点 ),ク
ブベノゞフネガイ(7 地 点 ),ヘメキキイガイ(1 地 点 ),カゞュ゠ルカワヒバモガイ(6 地 点 ),ヒ
メシヌブカジキガイ(3 地 点 ),シイワルクグプ(3 地 点 ).このうち,カメヘクュとトメイプゲガブ
ツピは 2001 年 に,ヒメシヌブカジキガイは 1992 年 に, 暼 明 海 奥 部 で 初 めて 確 認 されたものであり,
ごく 最暷 近 , 暼 明 海 に 定 着 した 種 と 考 えられている( 佐 藤 慎 一 ,2000; Tamaki et al., 2002; 福 田 ,2004).
これらの 外 来曹 種 の 分 布 の 拡 大 は, 近 年 の 暼 明 海 の 環瑧 境 悪 化 とも 連 動 して 可 能 性 があり, 懸 念 される
問 題 である.
参 考 文 献
福 田 宏 ,2000. 巻 貝 類顜 I ヴ 総 論 . 佐 藤 正 典 ( 編 ), 暼 明 海 の 生璦 きものたち: 100-137. 海 浺游 舎 .
福 田 宏 ,2004. 外 来曹 種 と 同 定 の 問 題 . 日 曓 パルトケ 学 会 誌 59: 68-73.
福 田 宏 ・ 溝 口 幸 一 郎 ・ 鈴 木曐 田 亘 平 ・ 馬飦 堀 望曇 美 ,2002. 佐 賀 県 太 良 璼 田 古 里 川 河沜 口 の 貝 類顜 相 ヴ2.
追 加 種 . 佐 賀 自 然 史 研 究 8: 47-55.
福 田 宏 ・ 山 下 博 由 ・ 藤 井 暁晨 彦 ,1999. 佐 賀 県 太 良 璼 田 古 里 川 河沜 口 の 貝 類顜 相 . 佐 賀 自 然 史 研 究 5: 45-57.
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1988. 第 3 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 : 海 域 生璦 物 環瑧 境 調 査 報 告 書暯 ( 佐 賀 県 ). 97 pp.
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ,1999. 海 域 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 : 重 要 沿沥 岸 域 生璦 物 調 査 報 告 書暯 . 323 pp.
国 土 交 通 省 九 州 地 方 整 備 局 熊 曓 港海 湾 ・ 空 港海 整 備 事 務 所 ,2006. 平 成 17 年 度 環瑧 境 整 備 船 「 海 輝 」 年 次
報 告 書暯 .
小 菅 丈 治 ,2000.カニ 類顜 . 佐 藤 正 典 ( 編 ), 暼 明 海 の 生璦 きものたち: 72-94. 海 浺游 舎 .
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海 浺游 舎 .
佐 藤 正 典 ・ 田 北 徹 ,2000. 暼 明 海 の 生璦 物 相 と 環瑧 境 . 佐 藤 正 典 ( 編 ), 暼 明 海 の 生璦 きものたち: 10-35.
海 浺游 舎 .
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昭昧 和 56 年 度 佐 賀 県
- 108 -

八 代 海
逸 見 泰泊 久
八 代 海 は, 暼 明 海 のほぼ 南 に 位 置 する 面 積 約 12 万 ha の 閉 鎖 性 の 強 い 内 湾 である. 現 存 する 干 潟滘
は 約 4,500 ha で, 球 磨 川 河沜 口 以 北 の 東朁 岸 にその 90 % 以 上 が 集 中 している. 八 代 海 の 干 潟滘 面 積 は, 隣
接 する 暼 明 海 ( 約 2 万 ha)の 半 分 にも 湢 たないが, 暼 明 海 同 様 , 強 内 湾 性 底 生璦 動 物 が 豊 富 な 種 多 様
性 の 高 い 海 域 である( 逸 見 ,2004). 八 代 海 湾 奥 部 ( 北 部 )は 内 湾 性 が 強 く, 主 として 泥況 質 や 砂 泥況 質
の 干 潟滘 が 発 達 している.ここは, 大 野 川 , 氷 川 , 球 磨 川 などの 河沜 川 が 流泴 入 する 陸 水 の 影 響 が 強 い 海
域 である.また, 河沜 岸 や 海 岸 の 一 部 には 塩 性 湡 地 が 発 達 し, 生璦 物 の 重 要 な 生璦 息 地 となっている. 一
方 , 湾 中 央 から 以 南 は 徐 々に 外 洋泒 性 を 帯 び, 砂 質 の 干 潟滘 や 岩 礁 ・ 転 石 が 多 くなる. 干 潟滘 面 積 は 小 さ
いが, 外 洋泒 性 ・ 南 方 系 の 底 生璦 動 物 の 割 合 が 高 い( 山 下 ,2004).
調 査 は, 大 野 川 と 氷 川 の 2 地 点 の 河沜 口 で 行 わわれた. 大 野 川 は 八 代 海 の 最暷 奥 部 に 流泴 入 する 小 河沜 川 で,
感 潮滠 域 にはムク,フェド,ナガプノオニクバなどからなる 塩 性 湡 地 が 発 達 している. 干 潟滘 の 一 部 は
砂 礫 であるが, 大 部 分 は 軟 泥況 ~~ 砂 泥況 質 で, 球 磨 川 河沜 口 にまで 連 なる 広 大 な 干 潟滘 の 北 端 に 位 置 する.
調 査 では 79 種 が 出 現 し, 塩 性 湡 地 ではアゲキカワギルクミゞ,ボパガワペスの 他 に 希 少 な 巻 貝 4 種
*
, 泥況 質 干 潟滘 ではゞプブイブイ,ハイガイなど, 他 の 海 域 では 絶 滅溅 あるいは 激 浦 している 底 生璦 動 物 が
多 く 見 つかった.なお, 今 回 の 調 査 では 確 認 できなかったが,2005 年 には 当 海 域 では 絶 滅溅 したと 考
えられていたアオブキが 1 個 体 ではあったが 八 代 海 北 岸 で 見 つかっている( 森 私 信 ).
一 方 , 氷 川 は 不 知 火 干 拓 をはさんで 大 野 川 の 南 に 位 置 する 小 河沜 川 で, 河沜 口 域 には 沖沍 合 3km にも 達
する 広 大 な 干 潟滘 が 広 がっている. 干 潟滘 は 主 として 泥況 質 , 一 部 は 砂 泥況 質 であるが, 場 所 によっては 砂
質 になっている.また, 河沜 川 内 の 中 洲泩 には,ムク,フェド,クオェエなどからなる 広 大 な 塩 性 湡 地
が 発 達 している. 調 査 では 71 種 が 出 現 し, 塩 性 湡 地 ではアゲキカワギルクミゞ,ボパガワペス, 希
*
少 な 巻 貝 3 種 ,アモアォガニなど, 泥況 質 干 潟滘 ではプドモクホプコルガイ,ハイガイ, 希 少 なカニの 1
*
種 など, 大 野 川 同 様 , 他 の 海 域 では 絶 滅溅 あるいは 激 浦 している 底 生璦 動 物 が 多 く 見 つかった.
*
大 野 川 河沜 口 と 氷 川 河沜 口 では 暼 明 海 でも 激 浦 している 巻 貝 ( 福 田 ,2000)が 比 較 的 豊 富 に 見 られた.
また,ボパガワペスはドュアワペス 科 の 未 記 載 種 であるが, 和 名 の 由 来曹 となった 矢 部 川 よりもずっ
と 多 く, 特 に 大 野 川 の 河沜 岸 には 豊 富 に 生璦 息 していた.アモアォガニは,1964 年 に 諫 早 湾 干 潟滘 のトオ
イカモナブカの 巣 孔 から 採 集 された 標 曓 に 基 づいて 記 載 された 種 で( 小 菅 ,2000), 曓 調 査 でもトオ
イカモナブカの 巣 穴 から 複 数 個 体 が 見 つかった.なお,トオイカモナブカは 氷 川 河沜 口 には 豊 富 に 生璦
息 しており,その 巣 穴 からは,アモアォォピモガイ,ヒナノゲキル,トオイカモナブカゞュカヘク,
*
ヒベヘツアクガニ, 希 少 なカニの1 種 も 見 つかっている.
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八 代 海 の 調 査 地 点 は, 大 野 川 河沜 口 ・ 氷 川 河沜 口 の 2 地 点 だけであったが, 他 にも 球 磨 川 河沜 口 や 八 代
海 西 岸 の 樋 島 周 辺 ( 龍 ヮ 岳 璼 )に 底 生璦 生璦 物 の 豊 富 な 干 潟滘 が 広 がっている. 球 磨 川 は 急 流泴 のため, 感
潮滠 域 上 流泴 部 には 砂 礫 地 が 多 い. 河沜 口 部 の 干 潟滘 は 砂 礫 から 泥況 質 と 多 様 で, 河沜 岸 にはムクを 主 体 とする
塩 性 湡 地 が 発 達 している. 和 田 (2005)は, 球 磨 川 河沜 口 域 で 94 種 類顜 の 底 生璦 動 物 を 確 認 しているが,
*
その 中 には, 希 少 な 巻 貝 3 種 ,ヘクボドモカワギルクミゞ,ヒベォフキイサガニなどの 希 少 種 も 含
まれている. 一 方 , 樋 島 周 辺 の 砂 質 干 潟滘 は, 面 積 は 小 さいものの 底 生璦 生璦 物 の 種 多 様 性 が 高 い. 干 潟滘
下 部 にはカアブペやアブペが 密 生璦 し,ニルグルイサウルスホェ,ゞプキピテル,プドモクホプコル
ガイ,キヌシアオブキ,ワジツプウピクヘク,ヒガクナベェグゞオなどが 確 認 されている( 逸 見 ,2004).
このように 八 代 海 の 底 生璦 動 物 は 暼 明 海 と 類顜 似 性 が 強 いのが 特 徴 である. 暼 明 海 特 産璩 種 のうち,ア
ゲキカワギルクミゞ,ボパガワペス,ゞプブイブイ,アモアォボワメガニ,ヘツガュゞは 八 代 海 で
も 見 つかっており, 種 類顜 によっては 暼 明 海 よりも 豊 富 に 生璦 息 している.また, 暼 明 海 準湩 特 産璩 種 のク
ブバナシモ,ハイガイ,クオブネキ,ヘツハアモアォガニ,プドモクホプコルガイも 八 代 海 に 生璦 息
している. 一 方 ,キャピゞ,カォガメケは 暼 明 海 では 豊 富 に 見 られるが, 八 代 海 ではほとんど 確 認
されていない.
なお, 今 回 の 調 査 で 確 認 された 外 来曹 種 は,カゞュ゠ルカワヒバモガイ( 大 野 川 )とクブベノゞフ
ネガイ( 氷 川 )の 2 種 であった.
参 考 文 献
福 田 宏 ,2000. 巻 貝 類顜 I ~~ 総 論 ~~. 佐 藤 正 典 ( 編 ), 暼 明 海 の 生璦 きものたち: 100-137. 海 浺游 舎 .
逸 見 泰泊 久 ,2004. 八 代 海 の 干 潟滘 と 生璦 物 , 暻 刊 海 洋泒 : 八 代 海 ~~ 環瑧 境 と 生璦 物 の 動 態 ~~,pp.53-58,
海 洋泒
出 版 .
小 菅 丈 治 ,2000.カニ 類顜 . 佐 藤 正 典 ( 編 ), 暼 明 海 の 生璦 きものたち: 72-94. 海 浺游 舎 .
山 下 博 由 ,2004. 不 知 火 海 の 貝 類顜 相 と 生璦 物 地 理理 学 的 特 性 . 化 石 , 76: 107-121.
和 田 太 一 ,2005. 球 磨 川 河沜 口 底 生璦 生璦 物 調 査 ,カワコプ 18,pp.33-35, 八 代 野 鳥 愛 好 会 .
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鹿 児 島 湾 ( 錦 江 湾 )
佐 藤 正 典
鹿 児 島 湾 ( 錦 江 湾 )は, 九 州 最暷 南 端 に 位 置 し, 最暷 大 幅 約 20km, 長 さ 約 80km, 面 積 約 1130km 2
南 北 に 細 長 い 内 湾 である( 岩 切 ,1978). 湾 全 体 がカャデメ 地 形 特 暼 のすり 鉢 状 のため, 海 底 は, 岸
から 湾 内 に 向 かって 急 傾 斜 で 深济 くなっており( 大 木曐 ,2000), 大 規 模 な 干 潟滘 は 発 達 しない. 平 均 水 深济
は 117 m, 最暷 大 水 深济 は 237m であり, 陸 に 囲 まれた 内 湾 としては 日 曓 で 最暷 も 深济 い. 湾 内 に 活泯 発 な 火 山
活泯 動 を 維 持 している 桜 島 をもち,それによって 湾 奥 部 が 半 閉 鎖 状 態 になっているという 点 でも,た
いへんマニヴェな 内 湾 である.
調 査 地 点 は, 湾 奥 部 の 2 地 点 ( 天 降 川 河沜 口 , 重 富 海 岸 ), 湾 中 央 部 の 1 地 点 ( 喜 入 璼 ベヒャウ 林 湡
地 )の 合 計 3 地 点 である.いずれの 地 点 も, 過 去 の 沿沥 岸 開 発 による 埋 め 立 てなどによって, 曓 来曹 は
もっと 広 域 に 広 がっていた 干 潟滘 が 分 断 縮 小 させられたものである.また 河沜 川 両 岸 の 大 部 分 は, 人 工
的 なカルェモヴト 護 岸 によって 固 められ, 後 背 湡 地 の 多 くが 失 わわれている. 天 降 川 河沜 口 の 調 査 地 ( 前
浜泺 干 潟滘 の 部 分 )の 一 部 は, 現 在 ,さらなる 埋 め 立 て 計 璽 が 進 行 中 である( 湾 奥 の 干 潟滘 と 埋 立 を 考 え
る 会 , 1999; 佐 藤 ,2004). 重 富 海 岸 は,これまで 奇 蹟 的 に 埋 め 立 てを 免 れ, 後 背 地 の 松 林 や 流泴 入 河沜 川
のムク 原 なども 比 較 的 よく 環瑧 境 が 保 たれている 湾 内 では 最暷 大 規 模 ( 約 50 ha)の 干 潟滘 である( 佐 藤 ,
1995). 湾 中 央 部 の 喜 入 璼 ベヒャウ 林 は, 太 平 洋泒 におけるブルエュヴノの 分 布 北 限 地 として 国 指 定 の
特 別 天 然 記 念 物 に 指 定 されている(ただし,これは 1600 年 代 に 南 方 から 移 植 されたものに 由 来曹 して
いる 可 能 性 がある)( 鹿 児 島 県 環瑧 境 技 術 協 会 ,1998).しかし,ここも, 石 沟 備 蓄 基 地 のための 広 大
な 海 域 埋 め 立 ての 後 にかろうじて 残 された 干 潟滘 である.
動 物 の 出 現 種 数 は,32 ~~ 61 種 ( 最暷 大 種 数 は 重 富 海 岸 で 記 録 )であった. 二 枚 貝 類顜 では,ハギェメ
(3 地 点 )やマゞクオガイ(2 地 点 )が 比 較 的 高 密 度 で 出 現 するのが 特 徴 である.そのほか, 一 部 の
地 点 で,ハブエモ,カガプガイ,ヒベクメトモ,ケグビクヘクボドモガイが 採 集 された. 鹿 児 島 湾
は, 志 布 志 湾 と 並 んで,ハブエモの 健 在 産璩 地 の 分 布 南 限 地 ( 和 田 ほか,1996)として 貴 重 な 場 所 で
ある.
巻 貝 では,ゞプニナ,ビサゞプニナが 全 体 的 に 多 く 出 現 したほか, 喜 入 璼 ベヒャウ 林 湡 地 では,
*
フトバナシモ,バナシモ,カワアイの 密 度 も 高 かった.また, 一 部 の 地 点 で, 希 少 な 巻 貝 の 1 種 ,
カオツノノ゠も 確 認 された.
多 毛 類顜 では, 全 体 的 にヘウワメヘクやケガカイイサベが 多 かった.
*
璶 殻 類顜 では, 希 少 なカニの 1 種 (2 地 点 )や,ヘウワメヘクの 棲 管 中 に 共 生璦 するボドモカニジブ
ク(1 地 点 )が 見 つかったことが 注泃 目 される.また, 喜 入 璼 ベヒャウ 林 湡 地 には,ハェコルクオブ
ネキの 群 生璦 が 確 認 された.
重 富 海 岸 では,1986 年 から 1995 年 にかけての 干 潟滘 生璦 物 調 査 により, 合 計 88 種 の 底 生璦 動 物 が 記 録
されている( 鹿 児 島 大 学 理理 学 部 生璦 物 学 科 環瑧 境 生璦 物 学 教 室 ,1995).また, 天 降 川 河沜 口 では,1999 年
の
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の 調 査 により, 合 計 38 種 の 底 生璦 動 物 が 記 録 されている( 湾 奥 の 干 潟滘 と 埋 立 を 考 える 会 , 1999).それ
らの 過 去 の 調 査 によって 記 録 されている 二 枚 貝 類顜 のブテガイや 多 毛 類顜 のイワヘク, 棘 皮 動 物 のペプ
グガイ,ヒメシノルノェ( 佐 藤 ,2004)などは, 今 回 の 調 査 では 発 見 できなかった.
外 来曹 種 は 確 認 されなかった.
参 考 文 献
岩 切 成 郎 編 ,1978. 錦 江 湾 - 自 然 と 社 会 -. 267 pp. 南 日 曓 新 聞 開 発 コルシヴ.
鹿 児 島 大 学 理理 学 部 生璦 物 学 科 環瑧 境 生璦 物 学 教 室 ,1995. 姶 良 璼 重 富 海 岸 の 干 潟滘 生璦 態 系 の 価 値 - 干 潟滘 埋 立 計
璽 の 問 題 点 -. 24 pp. + 14 figs.
鹿 児 島 県 環瑧 境 技 術 協 会 ,1998.かごしまの 天 然 記 念 物 デヴシノッェ. 215 pp. 南 日 曓 新 聞 社 .
大 木曐 公 彦 ,2000. 鹿 児 島 湾 の 謎 を 追 って. 223 pp. 春星 苑 堂 出 版 .
佐 藤 正 典 ,1995. 生璦 命 の 消洑 える 海 .「 滅溅 びゆゆく 鹿 児 島 」pp.54-80. 南 方 新 社 .
佐 藤 正 典 ,2004. 錦 江 湾 の 干 潟滘 の 生璦 き 物 たちヴ 生璦 態 系 の 視 点 からヴ. 志 学 館颳 大 学 生璦 涯洡 学 習 コルシヴ・
隼 人 璼 教 育 委 員 会 ( 編 ), 隼 人 学 , pp. 218-233. 南 方 新 社 .
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
湾 奥 の 干 潟滘 と 埋 立 を 考 える 会 ,1999. 埋 立 が 計 璽 されている 隼 人 璼 天 降 川 河沜 口 西 の 干 潟滘 における 底
生璦 生璦 物 ・ 生璦 態 系 調 査 報 告 書暯 . 7+13 pp. 湾 奥 の 干 潟滘 と 埋 立 を 考 える 会 .
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奄 美 諸 島
逸 見 泰泊 久
奄 美 諸 島 は, 鹿 児 島 県 薩 南 諸 島 南 部 の 奄 美 大 島 ・ 喜 界瓋 島 ・ 徳 之 島 ・ 沖沍 永 良 部 島 ・ 与 論 島 などから
なる 南 北 に 連 なる 島 々である. 全 域 が 亜 熱 帯 に 属 し, 島 嶼 であることもあいまって,それぞれの 島
に 独 特 の 生璦 物 相 が 成 立 している.このうち, 調 査 が 行 わわれた 奄 美 大 島 は, 奄 美 諸 島 では 面 積 最暷 大 で,
複 雑 に 入 り 組 んだ 海 岸 線 と 発 達 した 陸 水 系 を 反 昚 して 大 小 多 くの 干 潟滘 が 成 立 している.ただし, 大
規 模 な 干 潟滘 は, 奄 美 大 島 北 部 の 笠 利 湾 周 辺 と, 南 部 の 住 用璮 湾 から 焼 内 湾 にかけての 地 域 に 集 中 して
いる.なお, 一 部 の 河沜 口 域 にはブルエュヴノ 湡 地 が 見 られるが, 住 用璮 湾 を 除 けば 小 規 模 である.
調 査 は, 奄 美 大 島 の 笠 利 湾 ( 手 花 部 干 潟滘 ・ 喜 瀬 干 潟滘 )と 住 用璮 干 潟滘 ( 調 査 地 名 「 住 用璮 川 」)で 行 わわれ
た. 笠 利 湾 は, 奄 美 大 島 の 北 部 に 位 置 し,3 つの 支 湾 に 分 かれている. 手 花 部 干 潟滘 は 笠 利 湾 の 東朁 の
支 湾 の 奥 部 に, 喜 瀬 干 潟滘 は 中 央 の 支 湾 の 奥 部 に 発 達 する 干 潟滘 である. 手 花 部 干 潟滘 には, 手 花 部 川 と
坂 下 川 の 小 河沜 川 が 流泴 入 し, 奄 美 諸 島 では 住 用璮 湾 住 用璮 干 潟滘 , 笠 利 湾 喜 瀬 干 潟滘 に 次 いで 規 模 が 大 きい.
干 潟滘 の 底 質 は, 礫 ,キルガ 礫 , 岩 盤 , 砂 泥況 等 からなり, 坂 下 川 河沜 口 にはベヒャウからなる 小 規 模 の
ブルエュヴノ 湡 地 が 発 達 するなど 環瑧 境 は 多 様 である.また, 沖沍 合 にはゞプヒャペなどの 生璦 育 する 小
規 模 な 海 草 藻 場 が 形 成 されている.なお, 大 部 分 の 海 岸 にはカルェモヴト 護 岸 が 施 され, 自 然 海 岸
は 一 部 に 見 られるに 過 ぎない.また,2002 年 より 護 岸 改 修 工 事 が 行 わわれており, 土 砂 流泴 入 や 赤 土 堆
積 によりアメケグォブルやイオゞハブエモが 多 数 斃 死 した( 名 和 , 投 稿 準湩 備 中 ). 一 方 , 喜 瀬 干 潟滘 は,
小 河沜 川 の 宮 久 田 川 が 流泴 入 する 干 潟滘 で, 底 質 は 主 に 砂 泥況 であるが, 一 部 はキルガ 礫 や 岩 盤 になってい
る.また, 沖沍 合 にはゞプヒャペ,モポゞキポゞケガペなどからなる 海 草 藻 場 が 形 成 されている. 手
花 部 干 潟滘 同 様 , 大 部 分 の 海 岸 はカルェモヴト 護 岸 で 覆 わわれ, 干 潟滘 上 部 では 赤 土 の 堆 積 が 顕 著 である.
笠 利 湾 では,121 種 の 底 生璦 動 物 が 確 認 された. 門 別 に 見 ると, 節 足 動 物 門 が 49 種 で 最暷 も 多 く(す
べて 軟 璶 綱 ), 次 いで 環瑧 形 動 物 門 (26 種 ), 軟 体 動 物 門 (24 種 )が 多 かった. 潮滠 位 別 に 見 ると, 植 生璦
( 坂 下 川 河沜 口 のブルエュヴノ 湡 地 )にはモポゞキポゞゞプニナ,ヒベクオブネキ,カベツキガニが,
高 潮滠 帯 にはモポゞキポゞゞプニナ,オキナワハェコルクオブネキ,ツノベスガガニ 他 希 少 なカニの
*
1 種 が, 中 潮滠 帯 にはヘツアクガニ,フシバオキガニ,ニコェュナブカ,プナプカベツキガニが, 低
潮滠 帯 にはケグビクヘクペドキが 多 かった.この 他 , 他 地 域 では 希 少 なプドモクホプコルガイ,ケグ
ビクヘクペドキ,シテグブマヘクが 広 い 範 囲 に 生璦 息 していた.なお, 名 和 (2001)は, 笠 利 湾 にイ
スミゞクメトモが 高 密 度 に 生璦 息 することを 報 告 しているが, 今 回 の 調 査 では 確 認 されていない.
住 用璮 干 潟滘 は, 住 用璮 湾 にある 奄 美 諸 島 最暷 大 の 干 潟滘 である( 約 100ha). 奄 美 大 島 最暷 大 の 河沜 川 である 住
用璮 川 と 役 勝 川 が 河沜 口 域 で 合 流泴 し, 一 帯 にはベヒャウ・オヒャウからなる 面 積 70ha あまりのブルエュ
ヴノ 湡 地 が 広 がっている. 潮滠 上 帯 の 大 部 分 が 自 然 海 岸 で, 後 背 地 ,ブルエュヴノ 湡 地 , 干 潟滘 の 連 続
性 が 良 好 に 保 たれている.ただし, 住 用璮 干 潟滘 でも 赤 土 の 流泴 入 は 顕 著 で,これには 発 電 所 建 設 など 住
用璮 川 上 流泴 部 の 土 木曐 事 業 が 影 響 しているらしい( 環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ・ 鹿 児 島 県 ,1989).なお, 干 潟滘 の
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底 質 は, 大 部 分 が 泥況 ,または 砂 泥況 で, 一 部 の 高 潮滠 帯 は 礫 である.また, 山 間 地 区 の 干 潟滘 上 部 には 岩
礁 や 転 石 が 点 在 する.
住 用璮 干 潟滘 では,81 種 の 底 生璦 動 物 が 確 認 された. 門 別 には 見 ると, 節 足 動 物 門 が 45 種 で 最暷 も 多 く
( 軟 璶 綱 44 種 ), 次 いで, 軟 体 動 物 門 (17 種 )が 多 かった. 潮滠 位 別 に 見 ると, 植 生璦 (ブルエュヴノ
湡 地 )にはケプムゞカワギルクミゞ,ハクモイワガニペドキが, 高 潮滠 帯 にはヒベクメトモ,カベツ
キガニが, 中 朝曉 帯 にはニコブガキ,ツノベスガガニが, 低 潮滠 帯 にはカノカガイ,ノビ゠ケナペエモ
が 多 かった 他 ,プナプカベツキガニとヒベボブトオキガニが 中 ・ 低 潮滠 帯 の 広 い 範 囲 で 見 られた.
奄 美 諸 島 の 底 生璦 動 物 相 に 関 する 報 告 は, 大 部 分 が 断 片 的 であり( 武 田 ,1989; 西 平 ,1991; 諸 喜
田 ,1991; 加 藤 ,1996), 地 域 の 全 体 像 を 把 握 するのは 難 しい.しかし, 近 年 になって, 分 類顜 群 は 限
られるものの 奄 美 諸 島 全 域 を 対 象 とした 詳 細 な 調 査 が 行 わわれるようになってきた. 岸 野 ら(2001)
は 奄 美 大 島 の 20 地 点 で 汽汼 水 性 カニ 類顜 の 調 査 を 行 い,8 科 61 種 を 記 録 した.そのうち,5 科 40 種 が
九 州 以 北 から 南 西 諸 島 に 広 く 分 布 する 種 類顜 であり, 南 西 諸 島 のみに 分 布 する 種 は 6 科 21 種 に 過 ぎな
かった.ただし, 出 現 種 のうち 48 種 は 八 重 山 諸 島 との 共 通 種 であり,このことより 岸 野 ら(2001)
は, 奄 美 大 島 の 汽汼 水 カニ 類顜 相 を 南 方 系 の 種 組 成 であるとしている. 一 方 , 名 和 ( 投 稿 準湩 備 中 )は 奄
美 諸 島 の 17 地 点 の 干 潟滘 から, 現 在 までに 計 273 種 もの 軟 体 動 物 ( 二 枚 貝 綱 148 種 , 多 板 綱 3 種 , 腹
足 綱 123 種 , 掘 足 綱 1 種 )を 記 録 している. 名 和 は,このように 多 くの 軟 体 動 物 が 奄 美 諸 島 の 干 潟滘
に 生璦 息 できる 理理 由 として, 泥況 地 ・ 砂 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 ・キルガ 礫 ・ 礫 ・ 転 石 ・ 岩 礁 などがペギ
イェ 状 に 分 布 する 複 雑 な 生璦 息 環瑧 境 の 存 在 をあげている.なお,これらの 種 の 分 布 をみると,157 種
は 九 州 以 北 から 南 西 諸 島 に 広 く 分 布 する 種 であり,56 種 は 奄 美 諸 島 から 南 西 諸 島 に 分 布 する 種 で,
汽汼 水 カニ 類顜 相 の 分 布 と 共 通 する 傾 向 が 見 られている.ただし, 他 の 分 類顜 群 では 詳 細 な 調 査 がないた
め,この 傾 向 が 多 くの 分 類顜 群 に 当 てはまるかどうかは 不 明 である.
奄 美 諸 島 おける 干 潟滘 底 生璦 生璦 物 の 調 査 は,まだまだ 不 十 分 である.しかし,その 一 方 で, 護 岸 改 修
工 事 や 赤 土 の 流泴 入 などによって, 干 潟滘 底 生璦 生璦 物 の 生璦 息 環瑧 境 は 急 激 に 悪 化 しつつある.より 詳 細 かつ
早 急 な 干 潟滘 底 生璦 生璦 物 の 生璦 息 状 況沦 調 査 と 干 潟滘 環瑧 境 保 全 のための 対 策 が 求 められる.
参 考 文 献
環瑧 境 庁 自 然 保 護 局 ・ 鹿 児 島 県 ,1989. 第 4 回 自 然 環瑧 境 保 全 基 礎 調 査 海 域 生璦 物 環瑧 境 調 査 .
加 藤 真 ,1996, 干 潟滘 をもつ 各 地 域 の 現 状 ・ 南 西 諸 島 .In: 和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島
哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・ 島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 . 日 曓 における 干 潟滘
海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 3. pp. 112-113.
岸 野 底 ・ 野 元 彰 人 ・ 木曐 巴 聡 美 ・ 米 沢 俊 彦 ・ 和 田 恵 次 ,2001. 奄 美 大 島 の 汽汼 水 性 カニ 類顜 . 南 紀 生璦 物 ,
43: 125-131.
名 和 純 ,2001. 琉琈 球 列 島 における 内 湾 干 潟滘 の 貝 類顜 相 . WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 4: 1-44.
西 平 守 孝 ,1991.
潮滠 間 帯 の 動 物 の 種 の 保 存 :アブオノネガイ 類顜 ,シブキビガイ 類顜 およびゞプニナ 類顜
- 114 -

について. 平 成 2 年 度 南 西 諸 島 における 野 生璦 生璦 物 の 種 の 保 存 に 不 可 欠 な 諸 条曵 件 に 関 する
報 告 書暯 . 376-393.
諸 喜 田 茂 充 ,1991. 琉琈 球 列 島 の 陸 産璩 ・ 陸 水 産璩 璶 殻 類顜 とその 保 護 . 平 成 2 年 度 南 西 諸 島 における 野 生璦
生璦 物 の 種 の 保 存 に 不 可 欠 な 諸 条曵 件 に 関 する 報 告 書暯 . 394-407.
武 田 正 倫 ,1989. 奄 美 大 島 産璩 の 陸 水 性 カニ 類顜 . 昭昧 和 63 年 度 奄 美 大 島 調 査 報 告 書暯 ( 南 西 諸 島 におけ
る 野 生璦 生璦 物 の 種 の 保 存 に 不 可 欠 な 諸 条曵 件 に 関 する 研 究 ). 277-285.
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沖沍 縄 島
佐 藤 正 典
沖沍 縄 島 は, 南 西 諸 島 ( 琉琈 球 列 島 )のほぼ 中 央 に 位 置 する 亜 熱 帯 の 島 である. 列 島 中 で 最暷 大 の 面 積
(1185km 2 )を 暼 し, 南 北 に 細 長 い 島 の 海 岸 線 は 湾 入 部 に 富 んでいる.また, 流泴 入 河沜 川 も 多 いため,
列 島 中 の 他 の 島 に 比 べて, 干 潟滘 がよく 発 達 している. 河沜 口 干 潟滘 には, 通 常 ,オヒャウやベヒャウの
林 がよく 発 達 したブルエュヴノ 湡 地 が 備 わわっており, 河沜 口 外 側 の 前 浜泺 干 潟滘 は,しばしばキルガ 礁 に
隣 接 しており,そこには,ゞプヒャペなどの 海 草 が 茂 っていることもある.すなわわち, 沖沍 縄 島 には,
多 彩 な 干 潟滘 環瑧 境 が 琉琈 球 列 島 の 中 で 最暷 もよく 発 達 しており,そこには, 多 数 の 亜 熱 帯 特 暼 の 種 のほか,
ここを 南 限 とする 温浲 帯 種 も 少 なからず 生璦 息 している.これらの 点 で, 沖沍 縄 島 は 誠 に 貴 重 な 場 所 であ
る.
しかし, 沖沍 縄 島 では,これまでの 様 々な 開 発 に 伴 う 埋 め 立 てや 護 岸 による 直 接 的 な 破 壊 だけでな
く, 河沜 川 のジヘ 建 設 や 陸 域 の 開 発 に 伴 う 赤 土 流泴 出 などの 影 響 などによって, 沿沥 岸 各 地 の 自 然 環瑧 境 が
大 きく 損 なわわれてきた( 池 原 ・ 加 藤 , 1988; 原 田 , 1989)。このような 環瑧 境 破 壊 は, 特 に 1975 年 の 沖沍
縄 海 洋泒 博 覧 会 の 開 催 を 境 に 激 化 したと 言 わわれているが( 目 崎 ,1985), 都 市 近 郊 だけに 限 らず, 人 里
から 遠 く 離 れた 地 域 も 含 めて, 全 島 的 に, 今 日 もなお 進 行 している( 藤 井 ,2001).ただし, 例 外 的
に, 沖沍 縄 島 第 一 の 都 市 である 那 覇 市 内 の 国 場 川 ・ 饒飐 沿 川 河沜 口 域 に 存 在 する「 漫溻 湖湌 」は,1999 年 にメ
ヘキヴャ 条曵 約 登 録 湡 地 とされたことにより, 保 全 の 対 象 とされている.
調 査 地 点 は, 北 部 西 岸 における 塩 屋 湾 の 1 地 点 ( 塩 屋 ・ 大 保 川 河沜 口 )と 羽 地 内 海 の 3 地 点 ( 饒飐 平
名 , 我 部 井 , 呉 我 ), 中 部 東朁 岸 における 大 浦洁 湾 奥 部 の 1 地 点 ( 調 査 地 点 名 「 大 浦洁 」)と 金 武 湾 の 1 地
点 ( 億 首飛 川 ), 南 部 西 岸 における2 地 点 ( 漫溻 湖湌 , 具 志 ・ 大 嶺 ), 南 部 東朁 岸 における 中 城 湾 の 2 地 点 ( 沾
瀬 , 佐 敷 )の 合 計 10 地 点 である.
底 生璦 動 物 の 出 現 種 数 は,53-105 種 (8 地 点 で 80 種 以 上 )で, 全 体 的 に 種 多 様 性 が 高 かった. 特 に,
十 脚 璶 殻 類顜 ( 最暷 大 種 数 は 大 浦洁 湾 での 35 種 )と 腹 足 類顜 ( 最暷 大 種 数 は 羽 地 内 海 の 我 部 井 での 31 種 )の
種 数 が 多 いのが 特 徴 で, 場 所 によっては, 二 枚 貝 類顜 も 多 かった( 最暷 大 種 数 は 羽 地 内 海 の 我 部 井 での 31
種 ).それらに 比 べると 多 毛 類顜 の 種 数 は 少 なかった( 最暷 大 種 数 は 大 嶺 での 21 種 ).それ 以 外 の 動 物 群
に 関 しては, 多 くの 地 点 (10 地 点 中 8 地 点 )で,シテグブマヘクが 比 較 的 高 密 度 に 生璦 息 していたこ
とが 特 筆 される.
貝 類顜 と 一 部 の 璶 殻 類顜 については, 以 下 のような 希 少 な 種 ( 主 に 和 田 ほか(1996)や 沖沍 縄 県 (2005)
によって 絶 滅溅 の 恐 れのある 種 とされているもの)が 含 まれていた. 腹 足 類顜 では,ブルエュヴノアブ
ガイ,ヒメブキアブオノネ,クブカノカ,ドルエモカノカ,ヒュェスカノカ,ニコヒュェスカノカ,
プボカドモ,ネグヒジカワニナ,カオツノノ゠,カボノプカニペモ,プツカドカニペモ,イュシブ
キビ,オイメルカワギルクミゞ,カニノテヘクュ,ドュアワペス,ガブコルパイアワペス,キナカ
アワペス,カハェオカププガイ,オゞトゞハブクイノプガイ,デルグハブクイノプガイ,ビサハブ
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クイノプガイ,バサアキカププガイ,クイノプププガイ,カシクイノプププガイ,キヌベハブクイ
ノプガイなどである. 二 枚 貝 では,アカボガイ,カノメツキガイ,カワメガイ,モポゞキポゞアモ
サガイ,イスミゞクメトモ,ェクォブケオ,ブケオガイ,ハギェメ,オオゲルエモアオブキ,シガ
サデペドキ,ボ゠ボブヒャウクグプ(=クヤナクグプ),クメオガイ,イオゞハブエモ,ケジヤハブエ
モ,ボ゠ボブケジヤ,ハナエペモ,ヒュェスサトオモガイなどである. 十 脚 璶 殻 類顜 では,オキナワ
ボワメガニ,ボェグホブガニ,ハキプカェヤガニ,ヒメペェゲガニ,プザテアクハメガニ,オキナ
ワヒメイサガニ,ォフキイメイサペドキ,ヒベヒメイサペドキ,フグテガニ,ボ゠ボブクオブネキ,
ャモブジメクオブネキ,クオブネキ,アモアォペドキなどである.このうち,1 ヮ 所 の 調 査 地 での
み 出 現 した 種 は 19 種 であった.
上 記 出 現 種 のうち, 二 枚 貝 類顜 のオオゲルエモアオブキは, 熱 帯 域 に 分 布 中 心 をもつ 種 であり, 羽
地 内 海 の 我 部 井 が 曓 種 の 分 布 北 限 の 地 であると 同 時昷 に, 琉琈 球 列 島 で 唯 一 の 既 知 産璩 地 である( 名 和 ,
2001).ペペイュキウガイも, 沖沍 縄 島 を 分 布 北 限 とする 種 として 知 られ,これまでに, 漫溻 湖湌 などで 採
集 記 録 があるが( 名 和 ,2000, 2001), 今 回 の 調 査 では,ペペイュキウガイは,どこからも 採 集 され
なかった.これに 対 して,オキクグプは, 温浲 帯 域 に 分 布 中 心 をもち, 沖沍 縄 島 が 日 曓 国 内 での 分 布 の
南 限 になっていると 思 わわれる( 名 和 ,2000)( 今 回 は, 塩 屋 , 我 部 井 , 佐 敷 , 大 嶺 の 4 地 点 で 確 認 さ
れた).
腹 足 類顜 のアメヘクュ( 今 回 は, 塩 屋 で 確 認 ), 二 枚 貝 類顜 のサトオモガイ( 塩 屋 と 呉 我 で 確 認 )は,
日 曓 各 地 に 広 く 分 布 するほか, 東朁 南 アグアまで 分 布 を 広 げているが, 琉琈 球 列 島 での 記 録 はきわわめて
まれで, 沖沍 縄 島 では, 塩 屋 湾 と 羽 地 内 海 だけで 記 録 されている( 名 和 ,2000, 2001).
カオキナガイは, 日 曓 の 相 模 湾 以 南 から 中 国 南 部 , 台 湾 にかけて 広 く 分 布 するが, 琉琈 球 列 島 では,
沖沍 縄 島 の 中 城 湾 ( 佐 敷 および 川 田 干 潟滘 )だけで 生璦 息 が 確 認 されている( 名 和 ,2000, 2001). 佐 敷
干 潟滘 では,その 生璦 息 密 度 が 比 較 的 高 いことが 報 告 されているが(1992-1998 年 における 調 査 で, 最暷 大
密 度 は 15 個 体 / m 2 以 上 )( 名 和 ,2001), 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった. 佐 敷 干 潟滘 における 名
和 (2001)の 調 査 では,56 種 の 貝 類顜 が 採 集 されているが,カオキナガイだけでなく,そこで,「 普
通 に 見 られる」とされたマゞクオガイ,ジルジメブテガイ,ゞベノハナガイ,ナプノカギメも, 今
回 の 調 査 では 確 認 されなかった. 十 脚 璶 殻 類顜 のクオブネキも,カオキナガイの 場 合 とよく 似 た 分 布
域 をもち, 琉琈 球 列 島 では, 沖沍 縄 島 の 佐 敷 干 潟滘 だけに 生璦 息 地 としている( 細 谷 ほか,1993; 小 菅 ,2000).
今 回 の 調 査 でも,そこでの 生璦 息 が 確 認 された. 佐 敷 干 潟滘 の 位 置 する 中 城 湾 は,また,トカオハゴの
日 曓 唯 一 の 生璦 息 地 としても 知 られているが( 名 和 ,2001), 今 回 の 調 査 では,トカオハゴは 確 認 でき
なかった.
中 城 湾 の 北 部 に 位 置 する 沾 瀬 干 潟滘 (290ha)は, 琉琈 球 列 島 の 中 で 最暷 大 の 干 潟滘 である.ここは,ゞプ
ヒャペなど 11 種 の 海 草 から 成 る 広 大 な 海 草 場 が 存 在 すること, 海 藻 類顜 についても 多 くの 希 少 種 (ェ
ビヤプドュなど)の 生璦 息 が 確 認 されていること, 貝 類顜 の 種 数 および 現 存 量 が 大 きく( 湡 重 量 で 6 kg/m 2
を 超 える 所 もある),しかも 多 くの 希 少 種 が 見 られること, 渡浫 り 鳥 の 飛颀 来曹 数 も 多 いこと(ヘナエュの
越 冬 個 体 数 は 日 曓 最暷 大 )などの 点 で 特 筆 すべき 場 所 である( 環瑧 境 省 ,2002; 藤 井 ,2001; 水 間 ・ 山 下 ,2002
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; 沾 瀬 干 潟滘 を 守 る 会 連 絡 会 私 信 ).しかし, 現 在 ,ここでは,175ha の 干 潟滘 ・ 浅 海 域 の 埋 め 立 て 計 璽
が 進 められており,すでに 一 部 の 工 事 や 重 機 を 用璮 いた 海 草 移 植 実 験餧 が 実 施 され,その 影 響 が 強 く 懸
念 されている( 水 間 ・ 山 下 ,2002). 水 間 ・ 山 下 (2002)による 2000 年 -2002 年 の 調 査 では, 二 枚 貝
のビサケグヒバモとモポゞキポゞキャピゞがそれぞれ 多 産璩 , 普 通 と 記 録 されているが, 今 回 の 調 査
では 確 認 できなかった.
島 の 北 部 東朁 岸 の 大 浦洁 湾 やその 南 の 億 首飛 川 河沜 口 などに 発 達 するブルエュヴノ 林 は 比 較 的 規 模 が 大 き
く,ほぼ 同 緯 度 の 西 岸 とは 貝 類顜 の 種 相 が 異瓧 なることが 指 摘 されている( 福 田 ,1996a).たとえば,
*
希 少 な 巻 貝 2 種 は 東朁 岸 に 特 暼 とされているが, 今 回 の 調 査 でも 東朁 岸 でのみ 採 集 された. 大 浦洁 湾 の 干
潟滘 では, 名 和 (2001)の 1992-1996 年 における 調 査 によって 43 種 の 貝 類顜 が 記 録 されている. 今 回 の
調 査 では,39 種 の 貝 類顜 が 採 集 されたが, 名 和 (2001)が 記 録 しているコヘクツノノ゠,ェスバガイ,
ヒバモガイペドキ,ヒュェスサトオモガイ,ゞベノハナガイなどは, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなか
った.また, 福 田 (1996a)が 大 浦洁 川 河沜 口 で 採 集 したニハシヅプハブクイノプとゞャクヌモハブクイ
ノプも, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった.ここの 干 潟滘 は, 湾 を 縦 断 するバイパケ 橋 梁 工 事 (2004
年 完 成 )に 伴 って 広 範 囲 に 埋 め 立 てられ,さらに 工 事 に 伴 う 土 砂 流泴 入 の 影 響 も 受 けた.また,それ
とは 別 に, 陸 域 からの 赤 土 流泴 入 の 影 響 を 恒 常 的 に 受 けており,それらの 影 響 が 懸 念 される.
島 の 北 部 西 岸 の 塩 屋 湾 の 干 潟滘 では, 名 和 (2001)の 1992-1998 年 における 調 査 によって,44 種 の
貝 類顜 が 記 録 されているが,このうち,ゞゲギェメ,アメケグォブルガイ,キベギメペドキ,ゞプウ
ェ,ケイクミゞガイなどは, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった. 塩 屋 湾 の 奥 部 ( 大 保 大 川 河沜 口 , 今
回 の 調 査 での B 地 点 周 辺 )については, 福 田 (1996c)によって, 稀 少 生璦 物 ( 特 に 腹 足 類顜 )が 多 数 生璦
息 していることが 報 告 されているが,そこで 記 録 されているナゲプガイ,ゞャクヌモハブクイノプ,
イトカォバナシモは, 今 回 の 調 査 では 採 集 されなかった.
羽 地 内 海 の 3 地 点 ( 饒飐 平 名 , 我 部 井 , 呉 我 )では, 名 和 (2001)の 1992-1998 年 における 調 査 によ
って,それぞれ,62 種 ,37 種 ,60 種 の 貝 類顜 が 記 録 されている( 今 回 の 調 査 での 種 数 は,それぞれ,42
種 ,62 種 ,40 種 ).この 海 域 の 貝 類顜 は, 腹 足 類顜 だけでなく, 二 枚 貝 類顜 も 種 数 , 個 体 数 共 に 豊 富 であ
ることが 特 徴 である( 福 田 1996b). 福 田 (1996b)や 名 和 (2001)がこの 海 域 で 記 録 している 種 の
うち, 今 回 ,3 カ 所 のどこからも 採 集 できなかったものは, 以 下 のような 種 である.プニカドカド,
イトカォバナシモ,ヒベカワギルクミゞ,キカブキオカププガイ,カハェオカププガイ,ブルガャ
ツピ,アメヘクュ,ビサゲルエモアオブキ,カプノケブガイ,イクワモブェメ,シブブキ,マゞク
オガイ,ゞゲギェメ,ェクォブケオ,ケ゠ヒュガイ,モポゞキポゞバカガイ. 羽 地 内 海 は, 豊 かな
内 湾 性 貝 類顜 相 をもつ 場 所 として 琉琈 球 列 島 の 中 で 特 異瓧 な 場 所 であり,また, 国 指 定 の 天 然 記 念 物 であ
るグポガル(カイウポゞ 目 ほ 乳 類顜 )の 生璦 息 も 確 認 されているが( 環瑧 境 省 ,2006), 陸 域 からの 赤 土 流泴
入 による 環瑧 境 悪 化 が 強 く 懸 念 されている( 名 和 ,2001).また, 呉 我 では, 道 路 建 設 に 伴 う 埋 め 立 て
計 璽 があり, 前 浜泺 干 潟滘 の 大 半 が 失 わわれる 恐 れがある.
島 南 部 の 漫溻 湖湌 では, 名 和 (2001)の 1992-1998 年 における 調 査 によって 11 種 の 貝 類顜 が 記 録 されて
いる. 今 回 の 調 査 では,それを 上 回 る 17 種 の 貝 類顜 が 採 集 されたが, 名 和 (2001)が 記 録 しているイ
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トカォバナシモ,ブルガャツピ,オキクグプ,ペペイュキウガイなどは, 今 回 の 調 査 では 確 認 され
なかった.
大 嶺 の 干 潟滘 では,2003 年 度 からのバイパケ 建 設 工 事 により, 奥 部 の 泥況 干 潟滘 の 約 1/3 と 塩 性 湡 地 の
多 くがすでに 失 わわれてしまった.さらに,その 地 先 のキルガ 礁 に 隣 接 する 干 潟滘 も,その 多 くの 部 分
が, 那 覇 空 港海 滑溏 走 路 拡 張 事 業 計 璽 での 埋 め 立 て 予 定 区 域 とされている( 藤 井 2001).
参 考 文 献
藤 井 晴晜 彦 ,2001. 沖沍 縄 における 干 潟滘 の 現 状 . 日 曓 パルトケ 学 会 誌 56: 29-31.
福 田 宏 ,1996a. 沖沍 縄 曓 島 東朁 北 岸 国 頭 郡 東朁 曪 慶 佐 次 ( 慶 佐 次 川 河沜 口 )~~ 名 護 市 大 浦洁 ( 大 浦洁 川 河沜 口 )
~~ 金 武 璼 ( 億 首飛 川 河沜 口 ). 特 集 : 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 , WWF
Japan キイ゠ルケヤフヴト. Vol.3 , p. 114.
福 田 宏 ,1996b. 沖沍 縄 曓 島 羽 地 内 海 ( 名 護 市 屋 我 地 島 南 岸 / 名 護 市 羽 地 ~~ 国 頭 郡 今 帰 仁 曪 我 部 井 ).In:
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真
・ 島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 . 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キ
イ゠ルケヤフヴト, 3. p. 114.
福 田 宏 ,1996c. 沖沍 縄 曓 島 国 頭 郡 大 宜 味 曪 塩 屋 大 保 大 川 河沜 口 ( 塩 屋 湾 奥 ).In: 和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝
・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・ 島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 .
日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 3.
pp.113-114.
原 田 正 純 , 1989. 水 俣 が 昚 す 世 界瓋 . 日 曓 評 論 社 . 321 pp.
池 原 貞 雄 ・ 加 藤 祐 三 ( 編 著 ), 1988. ニメイ・カナイの 島 じま: 沖沍 縄 の 自 然 はいま. 築 地 書暯 館颳 . 245 pp.
環瑧 境 省 ,2006. 平 成 17 年 度 国 指 定 屋 我 地 鳥 獣 保 護 区 更暬 新 に 関 わわる 環瑧 境 情 報 調 査 報 告 書暯 .61pp.
目 崎 茂 和 ,1985. 琉琈 球 弧 をさぐる. あき 書暯 房 . 243 pp.
水 間 八 重 ・ 山 下 博 由 ,2002. 沾 瀬 干 潟滘 における 機 械 による 大 規 模 な 海 草 移 植 実 験餧 の 現 状 についてヴ
主 に 海 草 場 に 生璦 息 する 貝 類顜 に 注泃 目 して. 九 州 貝 類顜 談 話 会 九 州 の 貝 59: 42-62.
名 和 純 ,2000. 沖沍 縄 県 における 干 潟滘 と 低 湡 地 の 貝 類顜 の 現 状 . 沖沍 縄 県 文 化 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 ( 編 )
特 殊 鳥 類顜 等 生璦 息 環瑧 境 調 査 XI( 改 訂 版 ) 湡 地 ( 水 辺 環瑧 境 ) 編 総 括 - 沖沍 縄 県 内 の 水 辺 環瑧 境 に 生璦 息 する 生璦
物 種 の 概 況沦 -. pp. 103-129.
名 和 純 ,2001. 琉琈 球 列 島 における 内 湾 干 潟滘 の 貝 類顜 相 . WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト. Vol.4, 1-44.
沖沍 縄 県 文 化 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 ( 編 集 ),2005. 改 訂 ・ 沖沍 縄 県 の 絶 滅溅 のおそれのある 野 生璦 生璦 物 ( 動 物 編 )
~~ヤッドデヴシおきなわわ~~. 沖沍 縄 県 文 化 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 ,561p.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
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先 島 諸 島
鈴 木曐 孝 男璹 ・ 木曐 曪 妙 子 ・ 佐 藤 正 典
先 島 諸 島 は, 南 西 諸 島 ( 琉琈 球 列 島 )の 最暷 南 端 ( 日 曓 の 最暷 南 端 )に 位 置 する 亜 熱 帯 の 島 嶼 群 であり,
北 部 の 宮 古 列 島 と 南 部 の 八 重 山 列 島 とに 分 けられる. 宮 古 列 島 の 宮 古 島 ( 面 積 :158km 2 ), 八 重 山 列
島 の 石 垣 島 (221km 2 ), 西 表 島 (284km 2 )が 主 要 な 3 島 である. 島 の 周 囲 は 主 に 石 灰 岩 の 岩 礁 海 岸 に
よって 占 められ,その 海 岸 の 湾 入 部 の 奥 に 干 潟滘 が 形 成 されている. 西 表 島 の 浦洁 内 川 ( 沖沍 縄 県 最暷 大 の
河沜 川 )などを 除 くと, 全 般 的 に 河沜 川 は 小 規 模 なものが 多 い.
調 査 地 点 は, 宮 古 島 の 1 地 点 ( 与 那 覇 湾 ), 石 垣 島 の 4 地 点 ( 川 平 湾 , 崎 枝 湾 , 名 蔵 湾 , 宮 良 湾 ),
および 西 表 島 の 4 地 点 ( 船 浦洁 , 浦洁 内 湾 ( 調 査 地 名 「 浦洁 内 川 」), 昙 立 , 前 良 ・ 後 良 川 河沜 口 )の 合 計 9
地 点 である. 河沜 口 干 潟滘 には, 通 常 , 複 数 の 樹 種 からなるブルエュヴノ 林 が 発 達 している. 前 浜泺 干 潟滘
は,キルガ 礁 に 隣 接 しており,その 底 質 は,キルガ 片 や 暼 孔 虫 殻 などの 生璦 物 由 来曹 の 石 灰 質 粒 子 であ
ることが 多 い.そこには,ゞプヒャペやモポゞキポゞアブペなどの 海 草 類顜 が 茂 っている.
動 物 の 出 現 種 数 は,50-129 種 で, 全 体 的 に 種 多 様 性 が 高 かった( 石 垣 島 の 4 地 点 はすべて 100 種
以 上 ). 特 に, 腹 足 類顜 ( 最暷 大 種 数 : 石 垣 島 の 崎 枝 湾 での 41 種 )と 十 脚 璶 殻 類顜 ( 最暷 大 種 数 : 石 垣 島 の
宮 良 湾 での 47 種 )の 種 数 が 多 いのが 特 徴 で, 場 所 によっては, 二 枚 貝 類顜 も 多 かった( 最暷 大 種 数 : 西
表 島 の 船 浦洁 での 25 種 ).それらに 比 べると 多 毛 類顜 の 種 数 は 少 なかった( 最暷 大 種 数 : 石 垣 島 の 名 蔵 湾
での 16 種 ).
この 海 域 で 見 られる 代 表 的 な 貝 類顜 ・ 璶 殻 類顜 とその 生璦 息 状 況沦 は 以 下 のとおりである.
護 岸 や 岩 礁 帯 には,シブキビ 類顜 ,アブガイ 類顜 ,カニペモガイ 類顜 の 他 ,オハエュガキ,バモトモア
オモなどの 二 枚 貝 が 多 く 見 られた.また,プナプスガガニはケナガニの 仲 間 でありながら, 他 の 生璦
物 によって 岩 礁 に 掘 られた 穴 を 利 用璮 して 棲 んでいた. 石 垣 島 のビヴスュッェや 転 石 帯 には, 上 記 の
種 類顜 の 他 ,ガブフニナ,カゞジカカメブツ,アワヘクュ,イペガイ 類顜 ,イサアワペスなどが 出 現 し
た.
砂 干 潟滘 にはカベツキガニ,プナプカベツキガニ,モポゞキポゞゞプニナ,ビゞクポノシブ,ボド
カモ 類顜 などが 這 い 回 っており, 砂 中 には,イサハブエモ,カワメガイ,シブブキ,ボ゠ボブケジヤ
の 他 ,ケナペエモ 類顜 (ノビ゠ケナペエモなど)が 棲 息 していた.
河沜 口 干 潟滘 では,ムカボアナグホカ,クオブネキ 類顜 (ボ゠ボブクオブネキ,ヒベクオブネキ,パニ
クオブネキ,オキナワハェコルクオブネキなど),プナプアクハメガニ,フシバカェガニ,オカボド
カモ 類顜 ,キバゞプニナ,フトバナシモが 普 通 に 見 られ, 場 所 によっては,オキナワアナグホカが 底
土 中 に 潜滕 んでいた.ブルエュヴノ 樹 の 根 元 の 凹 みにはボェグホブガニ,プツカドカニペモなどが 潜滕
んでおり, 水 路 近 くではプナプトビハゴが 跳 ねていた. 樹 幹 や 支 柱 根 にはクュケグフグツピが 固 着
する 他 ,ブルエュヴノアブガイやヒメブキアブオノネが 付 着 し,ヒャウハクモイワガニ,キノピモ
パルォイガニなどがすばしっこく 動 き 回 っていた. 上 部 の 枝 や 葉 には,イュシブキビやヒベゞゲメ
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シブキビが 付 着 していた.また, 石 の 下 にはブジメヒメクイノプガイやハブクイノプガイなどが 潜滕
んでいた.
貝 類顜 ・ 璶 殻 類顜 以 外 で,この 海 域 に 比 較 的 普 通 に 見 られる 底 生璦 動 物 としては,ヘクペドキイサウル
スホェ 科 (プナプヘクペドキイサウルスホェなど), 昙 口 動 物 (ケグビクヘクなど),マヘク 動 物 (シ
テグブマヘクなど), 棘 皮 動 物 (カケモペプグガイなど)が 挙 げられる. 潮滠 下 帯 の 海 草 が 生璦 育 する 辺
りにはナブカ 類顜 (ェュナブカなど)が 多 かった.
貝 類顜 と 一 部 の 璶 殻 類顜 については, 以 下 のような 希 少 な 種 ( 主 に 和 田 ほか(1996)や 沖沍 縄 県 (2005)
によって 絶 滅溅 の 恐 れのある 種 とされているもの)が 含 まれていた.
和 田 ら(1996)において 絶 滅溅 したとされていたヒノブャゲキルは,その 後 Kato(1998)によって
再 発 見 されたが, 今 回 , 石 垣 島 の 川 平 湾 と 名 蔵 湾 において,ヒペイカモナブカの 体 表 に 付 着 して 普
通 に 見 られることが 確 認 された. 沖沍 縄 県 文 化 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 (2005)において, 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (VU)
とされたカノメツキガイは 石 垣 島 ( 名 蔵 湾 )と 西 表 島 ( 船 浦洁 )で,ヒュェスサトオモガイは 宮 古 島
( 与 那 覇 湾 ), 石 垣 島 ( 崎 枝 湾 ), 西 表 島 ( 前 良 ・ 後 良 川 河沜 口 ),で,それぞれ 生璦 息 が 確 認 された. 同
じく 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 のカワメガイは 石 垣 島 ( 川 平 湾 , 宮 良 湾 , 崎 枝 湾 )と 西 表 島 ( 昙 立 , 船 浦洁 , 前 良
・ 後 良 川 河沜 口 )で,モポゞキポゞアモサガイは 石 垣 島 ( 宮 良 湾 , 崎 枝 湾 )と 西 表 島 ( 船 浦洁 )で 採 集
された.
準湩 絶 滅溅 危 惧 (NT)については,イュシブキビ(9 地 点 中 7 地 点 )がブルエュヴノ 林 内 で 普 通 に 見
られたほか,ヒメブキアブオノネ(3 地 点 ),カオツノノ゠(4 地 点 ),プツカドカニペモ(3 地 点 ),
カボノプカニペモ(5 地 点 ),バナシモ(3 地 点 ),オハエュガイ(3 地 点 ),ネグブガキ(2 地 点 ),
カニノテヘクュ(4 地 点 ),゠ブイピシル(2 地 点 ),マキガイ(2 地 点 ),ヒベニッカゞガイ(2 地 点 ),
ハギェメ(2 地 点 ),ケジヤハブエモ(2 地 点 ),ボ゠ボブケジヤ(2 地 点 ),クヤナクグプ(2 地 点 ),
ブケビガイ(3 地 点 ),クペフモクオブネキ(2 地 点 )が 複 数 の 地 点 から 採 集 された.
寄 生璦 性 巻 貝 のハノシ゠コキペモ,コヘクツノノ゠,ェクォブケオは 石 垣 島 の 川 平 湾 のみで,カボ
ノプガイ,キギナプブェメ,オプナ゠クハブエモは 石 垣 島 の 名 蔵 湾 でのみ,ボ゠ボブヒャウクグプ,
ャモブジメクオブネキは 石 垣 島 の 宮 良 湾 でのみ,イワトビパルォイガニは 石 垣 島 の 崎 枝 湾 でのみ,
イオゞハブエモは 西 表 島 の 船 浦洁 でのみで,それぞれ 確 認 された.
石 垣 島 の 干 潟滘 の 現 況沦 および 過 去 の 記 録 との 比 較
1975 年 に 石 垣 島 の 海 岸 線 に 沿沥 って 底 生璦 生璦 物 の 調 査 を 行 った 西 平 (1975)は, 潮滠 間 帯 上 部 から 上 縁
部 に, 大 量 のシヴャやハメケスッェごみが 溤 着 していたことを 報 告 している. 今 回 の 調 査 ではシヴ
ャの 溤 着 はほとんど 認 められなかったものの,ハメケスッェごみが 打 ち 上 げられ, 岸 辺 に 散 乱 して
いる 光 晙 は 相 変 わわらず 認 められた. 粉 砕 されたハメケスッェの 微 粒 粉 などが 底 生璦 生璦 物 の 成 長 や 繁 殖
に 影 響 を 及 ぼすことが 懸 念 されるが,それにも 増 して 風顪 光 明 媚 な 晙 観 が 台 なしになってしまってい
るのは 残 念 なことである.また, 前 浜泺 に 出 現 する 干 潟滘 の 後 背 地 はほぼ 全 て 護 岸 されており,ブルエ
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ュヴノ 湡 地 を 除 いて, 自 然 状 態 で 草 地 や 樹 林 帯 に 移 行 しているところは 川 平 湾 を 除 いて 見 あたらな
い.
名 蔵 湾 は, 島 の 西 部 に 位 置 し, 湾 に 注泃 ぐ 名 蔵 川 の 河沜 口 周 辺 に 干 潟滘 が 発 達 する. 河沜 口 一 帯 は 潟滘 湖湌 状
態 で,ブルエュヴノ 湡 地 が 広 く 覆 っており( 約 130ha), 名 蔵 アルパャと 呼 ばれている.この 湡 地 帯
は 亜 熱 帯 地 域 の 典 型 的 かつ 多 様 な 環瑧 境 を 持 ち, 鳥 類顜 の 重 要 な 生璦 息 地 であり,さらに 多 様 な 底 生璦 生璦 物
が 棲 息 することから 2005 年 11 暻 にメヘキヴャ 条曵 約 湡 地 に 登 録 された.この 干 潟滘 には,モポゞキポ
ゞアブペ,モポゞキポゞケガペ,ゞプグエキなどの 濃漓 密 な 海 草 藻 場 や 転 石 帯 が 存 在 する. 近 年 ,ブ
ルエュヴノ 湡 地 を 横 切 って 排 水 路 が 建 設 され, 赤 土 や 汚 水 の 流泴 入 により, 砂 質 であった 底 質 環瑧 境 が
泥況 質 に 変 化 した( 加 藤 ,1996a). 西 平 (1975)による 調 査 では, 名 蔵 湾 の 前 浜泺 干 潟滘 においてモポゞ
キポゞゞプニナ,ブャアブオノネ,カルウェ,カニペモ 類顜 などが 多 産璩 し,また,ブルエュヴノ 湡 地
ではモポゞキポゞゞプニナ,ネグヒジカワニナ,カニノテヘクュ,カノカガイ 類顜 が 多 産璩 すると 記 録
されている.これらの 種 は, 今 回 の 調 査 でも 比 較 的 多 く 棲 息 していることが 確 認 された.しかし,
西 平 (1975)の 調 査 時昷 において 高 密 度 分 布 域 が 見 られたというボ゠ボブヒャウクグプは, 今 回 の 調
査 では 確 認 されなかった. 今 回 はブルエュヴノ 林 の 林 縁 部 しか 調 査 を 行 なっていないためかもしれ
ないが, 曓 種 については, 西 平 (1975) 以 降 , 山 里 (1999)の 調 査 においても 1 個 体 しか 得 られて
おらず, 浦 少 している 可 能 性 がある. 山 里 (1999)は,1998 年 に 行 ったメエヴル 内 のカドメヴト 法沵
による 堀 取 り 調 査 で 48 種 の 底 生璦 動 物 を 記 録 し,Hirata(1991)は,1980 年 の 湾 の 全 域 的 な 定 量 調 査
によって 貝 類顜 125 種 と 璶 殻 類顜 33 種 を 記 録 した.また, 名 和 (2001)は,1992 年 から 1998 年 にかけ
てメエヴル 内 の 定 性 調 査 を 行 ない,40 種 の 貝 類顜 を 記 録 している.このうち,ヒュェスサトオモガイ,
モポゞキポゞギェメ,ネグヒジカワニナ,キバゞプニナ,クヤナクグプは, 名 和 (2001)の 調 査 で
は 比 較 的 生璦 息 密 度 が 高 かったにもかかわわらず, 今 回 の 調 査 では 生璦 息 が 確 認 できなかった.
崎 枝 湾 は, 名 蔵 湾 の 北 側 に 位 置 する. 湾 奥 部 は, 石 灰 岩 の 岩 礁 海 岸 となっており,その 前 面 には
キルガ 礫 を 多 く 含 む 砂 質 干 潟滘 が 広 がる. 湾 の 東朁 岸 中 程 にはェャブ゠ビの 養颜 殖 場 がある. 以 前 , 湾 の
一 部 に 小 規 模 ながらボ゠ボブヒャウ 林 が 見 られたが, 現 在 ではほとんどが 失 わわれてしまった. 海 岸
の 大 部 分 はカルェモヴト 護 岸 が 施 されている. 西 平 (1975)が 極 めて 多 いと 報 告 したカルヒイトゞ
ガイやイクジシプアブオノネは, 今 回 の 調 査 では 見 つからなかった.これらの 種 はノッスの 高 いと
ころに 棲 息 しているので, 今 回 の 調 査 区 璽 から 外 れていた 可 能 性 が 高 い.
川 平 湾 は, 崎 枝 湾 の 東朁 隣 の 小 さな 湾 で, 黒 真 珠 の 養颜 殖 が 行 なわわれていることで 暼 名 である. 湾 口
部 は 数 個 の 島 々によって 塞 がれており,4 曓 の 水 路 で 外 海 と 連 絡 している. 湾 口 の 辺 りから 外 側 に
はキルガ 礁 原 が 広 がっている. 湾 内 は 湾 奥 を 除 き 石 灰 岩 の 岩 礁 海 岸 であり,その 前 面 に 岸 に 沿沥 って
干 潟滘 が 発 達 している. 湾 奥 部 や 西 岸 には 数 曓 の 小 さな 流泴 れが 注泃 いでおり,その 河沜 口 部 に 小 規 模 なが
らブルエュヴノが 生璦 育 している.このように, 川 平 湾 には,キルガ 礁 から 岩 礁 海 岸 , 砂 浜泺 , 砂 泥況 底 ,
ゞプヒャペやゞプグエキの 海 草 藻 場 ,ブルエュヴノ 湡 地 と,キルガ 礁 海 域 に 見 られる 多 様 な 環瑧 境 が
全 て 揃 っている. 赤 土 流泴 出 の 影 響 は 比 較 的 軽 微 と 考 えられるが, 無 酸 素 水 塊 の 発 生璦 が 確 認 されるな
ど, 環瑧 境 悪 化 に 対 する 注泃 意 が 必 要 である.また, 美 麗 な 貝 類顜 に 対 する 採 集 圧 も 指 摘 されている( 加
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藤 ,1996b). 西 平 (1975)は, 川 平 湾 口 の 小 島 北 岸 のビヴスュッェ 海 岸 と 湾 奥 にあるキノカ 岩 の 岩
礁 海 岸 周 辺 で 底 生璦 動 物 の 調 査 を 行 っている. 前 者 では 24 種 , 後 者 では 43 種 , 合 計 すると 63 種 を 記
録 している.この 中 には, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかったカビトゞメゞゲや 数 が 少 ないイガシブ
キビ,あるいは, 石 垣 島 では 川 平 湾 にだけ 見 られたというェグホェガイが 報 告 されている. 一 方 ,
今 回 の 調 査 では,101 種 の 底 生璦 動 物 の 他 , 海 草 類顜 と 海 藻 類顜 がそれぞれ 3 種 ずつ 確 認 され, 西 平 (1975)
の 調 査 では 確 認 されなかった 種 も 多 い.この 相 違 は 長 期曋 的 な 棲 息 種 の 組 成 の 変 化 というよりも, 調
査 地 点 の 環瑧 境 が 異瓧 なる 影 響 が 大 きいと 考 えられる. また, 西 平 (1988,1991)は, 一 般 向 けの 自
然 観 察 の 手 引 きとなる 冊 子 の 中 で, 川 平 湾 で 見 ることのできる 種 類顜 として 131 種 の 底 生璦 生璦 物 を 挙 げ
ている(キルガ 礁 域 を 除 く)ことから, 広 範 囲 の 調 査 を 複 数 回 行 うことでさらに 多 くの 生璦 物 種 が 見
出 されることは 確 実 であろう. 今 回 ,シテグブマヘクの 巣 穴 に 共 生璦 するナシブベォピモや, 和 田 ら
(1996)により 一 時昷 絶 滅溅 したとされたヒペイカモナブカに 寄 生璦 するヒノブャゲキルなどの 内 生璦 生璦 物
とその 共 生璦 生璦 物 が, 川 平 湾 でかなりの 頻 度 で 確 認 されたことは, 干 潟滘 底 生璦 生璦 物 群 集 の 生璦 物 多 様 性 を
示 すものとして 注泃 目 すべきことである.
宮 良 湾 は, 島 の 南 端 に 近 い 石 垣 空 港海 の 東朁 側 に 位 置 し, 宮 良 川 と 磯 部 川 が 注泃 いでいる.ここも, 岸
辺 は 石 灰 岩 の 岩 礁 海 岸 で 平 磯 になっており,ところどころに 砂 が 堆 積 し, 前 浜泺 干 潟滘 を 形 成 している.
ところにより, 転 石 地 帯 も 見 られる. 岸 辺 沿沥 いは 全 て 護 岸 で 覆 わわれている. 磯 部 川 河沜 口 の 右 岸 は 大
浜泺 海 岸 であるが,ここは 砂 が 盛 られた 人 工 砂 浜泺 になっている. 宮 良 川 河沜 口 域 一 帯 はボ゠ボブヒャウ
を 主 体 としてオヒャウが 混浔 じるブルエュヴノ 林 が 良 く 発 達 しており, 国 の 天 然 記 念 物 に 指 定 されて
いる. 林 内 はほとんどが 礫 の 混浔 じる 砂 底 で,ボ゠ボブヒャウの 支 柱 根 が 発 達 しているところは 歩 き
にくい. 水 辺 で 地 高 の 低 いところには 部 分 的 に 泥況 分 の 多 いところが 見 られる. 宮 良 川 の 川 幅 は 広 く
はなく, 岸 から 流泴 心 に 向 かっては 傾 斜 が 強 い. 西 平 (1975)は, 宮 良 川 のブルエュヴノ 林 内 にオキ
ナワアナグホカの 塚 が 極 めて 多 かったことを 報 告 しているが, 今 回 も 塚 は 見 られたものの,それほ
ど 棲 息 数 は 多 くないようであった. 宮 良 湾 の 西 側 に 注泃 ぐ 磯 辺 川 河沜 口 部 は 道 路 拡 張 工 事 等 で 大 分 改 変
されてしまい, 右 岸 の 大 浜泺 海 岸 は 人 工 砂 浜泺 となっていた. 石 垣 島 内 では 生璦 貝 がこの 場 所 でしか 得 ら
れていないというカワギルクミゞ 科 未 記 載 種 の゠ヤガルトカドカドは( 福 田 ,1996a), 今 回 の 調 査
では 確 認 されなかった.また, 西 平 (1975)は, 磯 辺 の 岩 礁 海 岸 のサナヤクバやイサブツの 生璦 育 す
るところには 多 数 のイトカォバナシモが 棲 息 し,イピシブキビやゞゲメシブキビも 見 られると 記 し
ているが, 現 在 このような 場 所 はなくなってしまった. 同 様 にその 前 面 の 砂 干 潟滘 に 多 く 見 られたと
いうモポゞキポゞゞプニナやガブフニナ,カボノプカニペモもここでは 見 られなかった. 西 平 (1975)
が 宮 良 川 の 前 面 の 岩 礁 海 岸 において 多 産璩 すると 記 録 している 種 のうち,カボノプカニペモやブャア
ブオノネは 今 回 の 調 査 でも 普 通 に 見 られたが,イピシブキビ,イクジシプアブオノネ,カオニナ,
モポゞキポゞゞプニナ,ナガクブボシテ,ヤイクガイジブクペドキなどは, 今 回 の 調 査 では 少 ない
かあるいは 全 く 見 られなかった.
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西 表 島 の 干 潟滘 の 現 況沦 および 過 去 の 記 録 との 比 較
浦洁 内 湾 ( 浦洁 内 川 河沜 口 )は 島 の 北 西 部 に 位 置 する. 浦洁 内 川 は, 先 島 諸 島 の 中 では 例 外 的 に 大 きな 川
であり( 長 さ: 19.4 km),その 河沜 口 域 には 広 大 なブルエュヴノ 湡 地 ( 西 表 島 全 体 のブルエュヴノ 林 503
ha の 18.5%にあたる 約 93ha)を 暼 している( 馬飦 場 ,2005).その 全 域 の 自 然 環瑧 境 は 他 の 島 に 比 べると
たいへんよく 保 たれている.これまでの 調 査 で 魚 類顜 の 種 多 様 性 ( 浦洁 内 川 だけで 407 種 )がきわわめて
高 いことが 明 らかにされている( 鈴 木曐 ・ 瀬 能 ,2005). 河沜 口 の 外 側 には, 浦洁 内 川 が 供 給 する 岩 石 由 来曹
の 砂 粒 子 から 形 成 された 砂 浜泺 (トゝドゝブモ 浜泺 , 九 州 以 南 の 唯 一 の「 鳴 き 砂 」の 浜泺 としても 暼 名 )
が 存 在 するが,このような 砂 浜泺 も 先 島 諸 島 では 例 外 的 である( 奥 田 ・ 山 下 ,2005).しかし, 近 年 ,
西 表 島 では 観 光 開 発 が 急 速 に 拡 大 しており,トゝドゝブモ 浜泺 にも 2004 暻 に 大 規 模 モザヴトビテャが
建 設 された. 山 下 ほか(2005)は, 浦洁 内 川 とトゝドゝブモ 浜泺 から 合 計 89 種 の 生璦 貝 を 記 録 している( 複
数 の 未 記 載 種 を 含 む).そこには, 絶 滅溅 危 惧 IA 類顜 ( 沖沍 縄 県 ,2005)のトゝドゝブモハブエモ, 絶 滅溅
危 惧 IB 類顜 のカハェオカププガイが 含 まれ,また 死 殻 の 存 在 から 絶 滅溅 危 惧 IA 類顜 のペペイュキウガイ
の 生璦 息 も 予 浴 されているが,いずれも 今 回 の 調 査 では 確 認 できなかった.
船 浦洁 は, 島 の 北 岸 , 浦洁 内 湾 の 東朁 隣 に 位 置 する. 湾 奥 部 に 広 いブルエュヴノ 林 が 発 達 しているが,
その 前 面 を 海 中 道 路 が 横 断 している. 西 平 ・ 鈴 木曐 (1996)は,ここでツノベスガガニ,クペフモク
オブネキ,ヒャウハクモイワガニなども 記 録 しているが, 今 回 の 調 査 ではこれらの 種 は 確 認 されな
かった.また, 名 和 (2001)の 1992-1997 年 の 調 査 では,25 種 の 貝 類顜 が 記 録 されているが,このう
ち,プボカドモ,ハナエペモなどは, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった.
昙 立 は, 島 の 西 岸 の 祖 納 湾 の 奥 部 に 位 置 し, 与 那 田 川 河沜 口 の 外 側 に 砂 質 干 潟滘 が 広 がる. 加 藤 (1996c)
は,ここでワジツプウピクヘクの 生璦 息 を 報 告 しているが, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった.
前 良 ・ 後 良 川 河沜 口 は, 島 の 東朁 南 部 に 位 置 し, 隣 接 する 仲 間 川 河沜 口 と 共 に,ブルエュヴノ 林 がよく
発 達 している.このうち, 後 良 川 河沜 口 では, 名 和 (2001)の 1992-1997 年 の 調 査 によって,40 種 の
貝 類顜 が 記 録 されている.そのうち,ヒベカノカ,カオツノノ゠,キバゞプニナ,カワアイ,モポゞ
キポゞギェメ,クヤナクグプは, 比 較 的 高 密 度 に 生璦 息 している 種 にあげられているが, 今 回 の 調 査
では 確 認 できなかった.
宮 古 島 の 干 潟滘 の 現 況沦 および 過 去 の 記 録 との 比 較
与 那 覇 湾 は 島 の 西 岸 に 位 置 する. 上 地 地 区 にはベヒャウを 主 体 とする 比 較 的 大 きなブルエュヴノ
湡 地 があり,そこにはイトカォバナシモが 高 密 度 で 生璦 息 していたが,そこは 1995 年 までに 埋 め 立 て
られてしまった( 名 和 2001). 名 和 (2001)の 1992-1997 年 における 湾 奥 部 の 調 査 によって,61 種
の 貝 類顜 が 記 録 されているが,このうち,イトカォバナシモ,モポゞキポゞゞプニナ,プツカドカニ
ペモ,ゞゲギェメ,アメケグォブルガイなどは, 今 回 の 調 査 では 確 認 されなかった. 福 田 (1996b)
は, 湾 口 部 ( 久 松 地 区 )の 調 査 において, 小 河沜 川 の 河沜 口 部 周 辺 のごく 狭 い 範 囲 に 限 って, 多 くの 希
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少 な 汽汼 水 産璩 腹 足 類顜 (オカププガイ 類顜 ,デモォヴトカドカド,ドュアワペスなど)が 生璦 息 しているこ
とを 記 録 しているが, 今 回 の 調 査 では,そこに 列 挙 された 希 少 種 はいずれも 確 認 されなかった.
参 考 文 献
馬飦 場 繁 幸 ,2005.1970 年 代 と 1990 年 代 の 西 表 島 浦洁 内 川 ブルエュヴノ 林 面 積 の 推 移 . 西 表 島 浦洁 内 川 流泴
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第 4 章
干 潟滘 底 生璦 生璦 物 の 地 理理 的 な 特 徴
飯颎 島 明 子 ・ 和 田 恵 次
< 日 曓 列 島 全 域 における 干 潟滘 底 生璦 動 物 出 現 状 況沦 >
今 回 の 調 査 で 出 現 した 底 生璦 動 物 は,14 動 物 門 1667 種 であった( 巻 曒 別 表 1). 内 訳 は, 海 綿 動 物 門
13 種 , 刺 胞 動 物 門 61 種 , 扁 形 動 物 門 26 種 , 紐 形 動 物 門 28 種 , 軟 体 動 物 門 576 種 , 環瑧 形 動 物 門 288
種 ,マヘク 動 物 門 7 種 , 昙 口 動 物 門 16 種 , 節 足 動 物 門 477 種 , 触 手 動 物 門 4 種 , 毛 顎 動 物 門 2 種 ,
半 策 動 物 門 11 種 , 棘 皮 動 物 門 55 種 , 脊 索 動 物 門 103 種 である.
地 域 別 の 出 現 種 数 が 最暷 も 多 かったのは 九 州 で,700 種 に 達 した( 表 4-1, 巻 曒 別 表 2). 以 下 , 沖沍 縄
で 630 種 , 中 国 四 国 で 454 種 , 近 畿瓴 で 380 種 が 出 現 し, 日 曓 列 島 の 西 南 部 で 特 に 多 くの 種 が 出 現 し
たことが 明 らかになった. 北 海 道 から 中 部 東朁 海 にかけて, 最暷 も 多 くの 種 が 出 現 したのは 東朁 北 で 257
種 , 関 東朁 は 190 種 とやや 少 ない 傾 向 にあった. 最暷 も 出 現 種 が 少 なかった 地 域 は 小 笠 原 であり,わわず
か 20 種 を 数 えるのみだった. 小 笠 原 は 亜 熱 帯 域 ではあっても 曓 土 から 遠 く 離 れた 海 洋泒 島 であること,
黒 潮滠 曓 流泴 からも 隔 たっていることにより, 元 々 干 潟滘 生璦 物 の 種 数 が 少 ないのかもしれないが, 埋 立 に
よって 干 潟滘 のほとんどが 消洑 失 したことも, 種 数 の 少 ない 原 因 と 思 わわれる.また 日 曓 海 でも 出 現 種 は
少 ない 傾 向 にあった. 干 湢 差 が 小 さく, 干 潟滘 の 面 積 が 狭 いことが 影 響 していると 考 えられる.
それぞれの 地 域 でのみ 出 現 した 種 に 着 目 すると,もっとも 種 数 が 多 かったのは 沖沍 縄 で 388 種 であ
り( 表 4-1), 次 いで 九 州 , 中 国 四 国 , 北 海 道 , 近 畿瓴 の 順 で 多 かった.
今 回 の 調 査 における 当 初 の 方 針 では, 干 潟滘 の 砂 や 泥況 などの 底 質 表 面 や, 底 質 中 に 生璦 息 する 底 生璦 動
物 を 調 査 対 象 にしていたが, 調 査 者 によっては 方 形 枠 内 の 岩 に 生璦 息 する 生璦 物 や, 人 工 基 質 に 付 着 す
る 付 着 生璦 物 , 塩 性 湡 地 内 で 観 察 された 陸 生璦 生璦 物 , 淡流 水 が 主 要 な 分 布 域 である 生璦 物 等 についても 報 告
しているため, 調 査 地 間 でこれらの 生璦 物 に 対 する 取 り 扱 い 方 にばらつきが 見 られた.また, 潮滠 下 帯
が 主 要 な 分 布 域 である 種 も 多 く 見 られた.これらの 種 の 分 布 辺 縁 域 としての 干 潟滘 の 意 義 はけっして
無 視 できないが, 調 査 地 間 のばらつきを 最暷 小 限 にし, 全 国 デヴシを 比 較 して 干 潟滘 生璦 物 の 地 理理 的 な 特
徴 を 示 すため,ここでは「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」を 仮 に 定 義 し,その 分 布 状 況沦 を 示 す.「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」
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とは, 全 出 現 種 の 中 から, 岩 礁 が 主 要 な 分 布 域 である 生璦 物 ・ 付 着 生璦 物 ・ 潮滠 下 帯 や 陸 上 や 淡流 水 域 が 主
要 な 分 布 域 である 生璦 物 を 差 し 引 いたものである.その 中 から 未 記 載 あるいは 種 までの 同 定 が 不 可 能
だった 生璦 物 を 除 き, 調 査 地 2 ヮ 所 以 上 で 確 認 された 生璦 物 541 種 のみを 対 象 とした( 注泃 1).ただし,
広 く 認 知 されているムツバネケピオ A 型 , 及 び, 分 布 域 が 広 く 現 存 量 も 大 きく 認 知 度 も 高 い Hediste
spp. (「ボブトカワガカイもしくはヒベボブトカワガカイ」)は 省 かず 含 めた.また 地 域 間 の 比 較 で
は, 南 北 広 域 にまたがり 特 暼 の 種 がほとんど 出 現 しなかった 日 曓 海 の 調 査 地 を,それぞれ 最暷 も 近 い
地 域 に 振 り 分 けた.
その 結 果 北 海 道 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 66 種 出 現 し, 北 海 道 のみで 出 現 したは 18 種 だ
った( 表 4-2). 北 海 道 から 東朁 北 にかけて 出 現 し, 関 東朁 以 南 で 見 られなかった 種 は 8 種 だったが, 北
海 道 から 関 東朁 にかけて 出 現 した 種 はェュガネイサウルスホェのみであった. 北 海 道 から 中 部 東朁 海 に
かけて 出 現 した 種 は 3 種 , 近 畿瓴 までの 範 囲 で 出 現 した 種 も 2 種 , 中 国 四 国 にかけて 出 現 した 種 も 4
種 と 少 なかったが, 北 海 道 から 九 州 まで 広 域 に 出 現 した 種 は 最暷 も 多 く 22 種 を 数 えた.また, 北 海 道
から 沖沍 縄 にかけて 出 現 した 種 も 8 種 とやや 多 かった.
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東朁 北 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 119 種 出 現 し,その 内 , 東朁 北 のみで 出 現 した 種 はオュスヒ
ペヘク 1 種 のみであった( 表 4-3). 東朁 北 から 関 東朁 まで 出 現 し, 中 部 東朁 海 以 南 では 見 られなかった 種
も,キシフナヘク 1 種 のみであり, 東朁 北 から 中 部 東朁 海 の 間 で 出 現 した 種 は 0 だった. 東朁 北 から 近 畿瓴
までの 範 囲 で 出 現 した 種 は 3 種 , 中 国 四 国 までの 範 囲 で 出 現 した 種 は 6 種 だった. 最暷 も 多 かったの
は 東朁 北 から 九 州 にかけての 広 い 範 囲 で 出 現 した 種 で 41 種 , 次 いで 多 かったのは 東朁 北 から 沖沍 縄 にかけ
ての 広 域 に 出 現 した 28 種 だった.
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関 東朁 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 111 種 出 現 し, 関 東朁 のみで 出 現 した 種 は 4 種 だった( 表 4-4).
関 東朁 から 中 部 東朁 海 にかけて 出 現 したものはオニアキモ 1 種 のみ, 近 畿瓴 まで 出 現 した 種 は 2 種 , 中 国
四 国 までの 範 囲 に 出 現 した 種 は 2 種 だった. 関 東朁 から 九 州 にかけての 範 囲 に 出 現 した 種 が 最暷 も 多 く
15 種 , 次 いで 沖沍 縄 までの 範 囲 に 出 現 したものが 11 種 だった.
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中 部 東朁 海 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 144 種 出 現 し, 中 部 東朁 海 でのみ 出 現 した 種 は 3 種 だっ
た( 表 4-5). 中 部 東朁 海 から 近 畿瓴 にかけて 出 現 したものは 2 種 , 中 国 四 国 にかけて 出 現 したものは 5
種 であった. 九 州 にかけて 出 現 した 種 は 15 種 , 沖沍 縄 にかけて 出 現 した 種 は 最暷 も 多 く 17 種 だった.
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近 畿瓴 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 192 種 出 現 し, 近 畿瓴 のみで 出 現 した 種 は 3 種 , 近 畿瓴 から 中
国 四 国 にかけて 出 現 した 種 は 11 種 だった( 表 4-6). 九 州 にかけて 出 現 した 種 は 最暷 も 多 く 28 種 , 次
いで 多 かったのは 沖沍 縄 までの 範 囲 に 出 現 した 種 で 24 種 だった.
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中 国 四 国 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 239 種 出 現 した. 中 国 四 国 のみで 出 現 した 種 は 4 種 だ
ったが, 九 州 にかけて 出 現 した 種 は 最暷 も 多 く 24 種 , 次 いで 中 国 四 国 から 沖沍 縄 まで 出 現 した 種 が 14
種 だった( 表 4-7).
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九 州 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 330 種 出 現 した. 九 州 のみで 出 現 した 種 は 35 種 であり,
その 中 には 暼 明 海 固 暼 種 が 多 く 含 まれる( 表 4-8).また 九 州 から 沖沍 縄 にかけて 出 現 した 種 も 多 く,46
種 であった.
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沖沍 縄 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 全 体 で 268 種 出 現 したが,その 内 , 沖沍 縄 のみで 出 現 した 種 が, 帯
性 ・ 熱 帯 性 の 種 を 中 心 に 118 種 に 達 した( 表 4-9).
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小 笠 原 では,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」は 11 種 出 現 した( 調 査 地 が 1 ヮ 所 のみだったため, 小 笠 原 だけ
は 1 ヮ 所 以 上 で 出 現 した 種 を 扱 う). 小 笠 原 のみで 出 現 した 種 は 2 種 であり,8 種 が 沖沍 縄 と 共 通 する
亜 熱 帯 性 の 種 であった( 表 4-10).
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上 記 をまとめると,「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」の 出 現 種 数 が 最暷 も 多 かったのは 九 州 , 次 いで 沖沍 縄 , 中 国 四
国 , 近 畿瓴 , 東朁 北 , 関 東朁 , 北 海 道 , 小 笠 原 の 順 であり,やはり 日 曓 列 島 の 南 西 部 で 種 数 が 多 いという
結 果 になった( 表 4-11).
各 地 域 のみで 出 現 した「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」(ここでは 仮 に 地 域 特 暼 種 と 呼 ぶ)の 種 数 が, 各 地 域 で
出 現 した 種 数 合 計 に 占 める 割 合 ( 地 域 特 暼 種 の 地 域 内 比 率 )を 見 ると, 沖沍 縄 は 最暷 も 多 く, 出 現 種 の
内 44.0%が 沖沍 縄 でのみ 出 現 していた( 表 4-11). 次 に 地 域 特 暼 種 の 地 域 内 比 率 が 高 かったのは 北 海
道 で,27.3%,その 次 は 小 笠 原 で 18.2%,そして 九 州 の 10.6%と 続 いた. 亜 熱 帯 性 ・ 熱 帯 性 の 種 が 多
い 沖沍 縄 や, 固 暼 の 生璦 物 相 で 知 られる 暼 明 海 を 含 む 九 州 のみならず, 北 方 系 の 特 暼 の 種 を 擁 する 北 海
道 も, 地 域 特 暼 種 が 高 い 比 率 で 出 現 しているという 点 でマニヴェであり, 日 曓 列 島 全 体 の 干 潟滘 生璦 物
の 多 様 性 に 貢 献 していると 言 えよう.
九 州 と 沖沍 縄 では, 地 域 特 暼 の 種 が 多 いだけではなく, 他 地 域 も 含 んだ 広 い 範 囲 に 分 布 する 種 も 多
かった.「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」の 中 で, 各 地 域 から 九 州 もしくは 沖沍 縄 まで 出 現 した 種 (ここでは 仮 に 広
域 分 布 種 と 呼 ぶ)を 拾 い 出 し, 該 当 地 域 の 出 現 種 数 全 体 に 占 める 割 合 ( 広 域 分 布 種 の 地 域 内 比 率 )
を 見 ると, 最暷 も 低 い 中 国 四 国 でさえ 全 体 の 15.9%を 占 めていた( 表 4-11). 広 域 分 布 種 の 比 率 が 最暷 も
高 かったのは 東朁 北 で, 地 域 全 体 の 出 現 種 の 58.0%が, 九 州 もしくは 沖沍 縄 まで 出 現 した 種 だった. 残
りの 地 域 でも, 広 域 分 布 種 は「 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 」の 22.2%~~ 54.5%に 達 していた.これらの 種 には,
キハモル・アメケカ・カナジなど 太 平 洋泒 北 部 を 中 心 に 分 布 している 種 ( 例 えばヒベクメトモなど,
松 隈 , 2000)も 含 まれるが, 東朁 南 アグア 以 北 に 分 布 する 種 も 多 く( 例 えばビトトウケやヒベヘクュ
など. 黒 住 , 2000; 土 屋 , 2000), 黒 潮滠 あるいは 対 馬飦 暖晵 流泴 による 幼 生璦 移 送 が 分 布 域 の 決 定 に 大 きな 役
割 を 果 たしていると 考 えられる.
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広 域 分 布 種 の 全 部 が, 出 現 範 囲 のすべての 地 域 から 万 遍 なく 発 見 された 訳 ではない. 今 回 の 調 査
での 出 現 範 囲 の 間 で, 出 現 の 見 られなかった 広 い 空 白 地 域 が 存 在 した 種 は, 例 えば,ブキガイイサ
ウルスホェ( 刺 胞 動 物 門 花 虫 綱 ),ナプヒペヘク( 紐 形 動 物 門 無 針 綱 ),イピゞプニナ,ムクジカワ
ギルクミゞ,カワエスツピ,ヘクュガイ,ェュケグヘクュ,ヒベヘクュ,オカププガイ,ェモイュ
カププガイ,キヌカツウハブクイノプ,コルパイアワペス( 以 上 軟 体 動 物 門 腹 足 綱 ),ナプブガクワ,
クオボガイ,ハブエモ,ケグビクヘクボドモガイ,イオゞハブエモ( 以 上 二 枚 貝 綱 ),Glycera pacifica,
オゞウガカイ,ゞスワガカイ,ツャヒオガカイ,プナプクュガネガカイ,ブジメゞュカヘク,イワ
ヘク,ナガビカヘク,クジヤイトガカイ,ヒホェベニッフルフキガカイ( 以 上 環瑧 形 動 物 門 多 毛 綱 ),
イサププゲ( 貧 毛 綱 ),ヒジビャとクブイクビャ(ヒャ 綱 ),マヘク(マヘク 動 物 門 マヘク 綱 ),ケグ
ビクヘクとケグビクヘクペドキ( 昙 口 動 物 門 ケグビクヘク 綱 ),ヘュプケナゞプナナフク,ワメグバ
メヘク,ゞモシ゠ビグホカ,コグュヘメキキ゠ビ,ケネナガイサガニ,ヘツアクガニ,トモゞプア
カイサペドキ( 以 上 節 足 動 物 門 軟 璶 綱 )などである( 巻 曒 別 表 2). 分 布 域 が 分 断 している 場 合 , 集
団 間 の 交 流泴 低 下 により, 個 々の 地 域 個 体 群 のさらなる 衰 退 の 進 行 が 危 惧 される.そのため 空 白 地 域
におけるこれらの 種 の 生璦 息 状 況沦 と, 各 地 域 個 体 群 における 新 規 加 入 群 の 加 入 状 況沦 は, 今 後 精 査 する
必 要 がある.またこれら 広 域 分 布 種 の 分 散 力 を 把 握 するために, 幼 生璦 の 浮洆 遊 期曋 間 に 関 する 知 見 の 蓄
積 が 必 要 であり, 今 後 の 研 究 と 情 報 整 備 が 待 たれる.
< 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 に 生璦 息 する 底 生璦 動 物 の 全 国 的 な 分 布 状 況沦 >
かつて 干 潟滘 の 後 背 域 に 普 通 に 存 在 していた 塩 生璦 植 物 の 植 生璦 域 , 即 ち 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地
は, 埋 立 や 河沜 川 からの 土 砂 供 給 の 浦 少 により, 失 わわれたり 面 積 が 縮 小 するなど, 全 国 で 危 機 的 な 状
況沦 にある.そのため 植 生璦 域 固 暼 の 生璦 物 も, 生璦 息 場 所 の 浦 少 と 共 に 浦 少 し, 地 域 的 絶 滅溅 が 起 きるなど
危 険 な 状 態 にあると 言 わわれている. 今 回 の 調 査 では, 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 を 分 布 中 心 とす
る 種 は, 軟 体 動 物 門 腹 足 綱 吸 腔 目 キバゞプニナ 科 ・ワカゞメツピ 科 ・キギナプツピ 科 ・カワギルク
ミゞ 科 ・ェビキヤガイ 科 ・イツブデガイ 科 ・プゲガブツピ 科 ・ 異瓧 旋 目 トゞガシガイ 科 ・ 暼 肺 目 オカ
ププガイ 科 ・ドュアワペス 科 ・ 節 足 動 物 門 軟 璶 綱 端 脚 目 ハブトビヘク 科 ・ 十 脚 目 ペェゲガニ 科 ・パ
ルォイガニ 科 で 合 計 78 種 出 現 した( 表 4-12).ではこれらの 種 は,どれほど 危 険 な 状 態 にあると 言
えるだろうか( 注泃 2).
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これらの 種 の 出 現 地 域 数 に 着 目 すると,1 地 域 でのみ 出 現 した 種 が 最暷 も 多 く,37 種 に 上 った.2
地 域 でのみ 出 現 した 種 は 8 種 ,3 地 域 で 出 現 した 種 は 7 種 ,4 地 域 で 出 現 した 種 は 7 種 ,5 地 域 で 出
現 した 種 は 8 種 ,6 地 域 で 出 現 した 種 は 9 種 であった. 最暷 も 多 くの 地 域 にまたがって 確 認 されたの
はフトバナシモ( 吸 腔 目 キバゞプニナ 科 )とェュパルォイガニ( 十 脚 目 パルォイガニ 科 )で,フト
バナシモは 東朁 北 から 沖沍 縄 にかけて,ェュパルォイガニは 東朁 北 から 九 州 にかけての 7 地 域 で 出 現 して
いた.
ここで,これらの 種 の 出 現 状 況沦 に 注泃 目 し, 以 下 のとおり 出 現 地 域 数 ・ 出 現 調 査 地 数 によるカテガ
モ 分 けを 行 った.( 表 4-13 参 照 )
A) 1 地 域 ・1 調 査 地 でのみ 出 現 した 種 .
B) 複 数 の 地 域 から 出 現 したが,すべての 地 域 で 1 調 査 地 からのみ 報 告 された 種 .
C) 複 数 の 地 域 から 出 現 したが,1 つ 以 上 の 地 域 で 1 調 査 地 からのみ 報 告 された 種 .
D) 共 通 種 の 多 い 東朁 北 ・ 関 東朁 ・ 中 部 東朁 海 ・ 近 畿瓴 ・ 中 国 四 国 ・ 九 州 の 6 地 域 の 内 ,4 地 域 以 下 で 出 現
した 種 .
E) 上 記 6 地 域 の 内 ,5 地 域 以 上 で 出 現 し,すべての 地 域 で 複 数 の 調 査 地 から 報 告 された 種 .
F) 地 域 特 暼 種 の 多 い 地 域 ( 北 海 道 ・ 九 州 ・ 沖沍 縄 )の 複 数 調 査 地 で 出 現 した 種 .
一 般 的 に,より 複 数 の 地 域 ・ 調 査 地 で 出 現 した 種 に 比 べ, 出 現 地 域 ・ 調 査 地 が 少 ない 種 の 方 が,
絶 滅溅 の 危 険 度 が 高 いと 考 えられる.そこで 曓 報 告 書暯 では, 仮 の 位 置 づけとして 絶 滅溅 の 危 険 度 を 次 の
ように 表 現 した.
カテガモ A)~~ B):「 非 常 に 危 険 」,
カテガモ C)~~ D):「 危 険 」,
カテガモ E):「 危 険 は 少 ない」
なお,カテガモ F)は, 元 来曹 の 分 布 域 が 狭 いことから, 出 現 地 域 数 が 少 ないことがそのまま 該 当 種
の 絶 滅溅 のおそれを 示 すわわけではないため,「 危 険 度 不 明 」と 位 置 づけた.
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その 結 果 , 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 を 主 な 生璦 息 域 とする 78 種 の 実 に 59.0%がカテガモ A ~~ D
( 非 常 に 危 険 ~~ 危 険 )に 相 当 し, 非 常 に 危 険 と 思 わわれるカテガモ A・B に 含 まれる 種 だけでも 全 体
の 21.8%に 上 った.カテガモ E( 危 険 は 少 ない)に 入 るものはわわずか 12.8%だった.
また,カテガモEに 含 まれる 種 でも, 地 域 によっては 危 険 な 状 態 と 言 えるものもあった. 例 えばア
カテガニは, 関 東朁 では 東朁 京 湾 奥 部 では 全 く 出 現 していなかった.またカワギルクミゞは, 今 回 の 干
潟滘 調 査 の 後 で 行 わわれた 東朁 京 湾 小 櫃 川 河沜 口 干 潟滘 の 調 査 において,5 名 以 上 による 熱 心 な 踏 査 によっても
わわずか 数 個 体 しか 発 見 できず, 東朁 京 湾 で 地 域 的 絶 滅溅 の 危 機 に 瀕 していると 考 えられる.
カテガモ F の 内 , 沖沍 縄 でのみ 出 現 した 種 は 29 種 であり,これらは 亜 熱 帯 域 を 主 な 生璦 息 域 としてい
るため, 他 地 域 では 出 現 しなかったのであろう.また, 九 州 でのみ 出 現 したアゲキカワギルクミゞ
( 吸 腔 目 カワギルクミゞ 科 )とボパガワペス( 暼 肺 目 ドュアワペス 科 )の 2 種 は, 両 者 とも 国 内 で
は 暼 明 海 特 暼 の 種 であり, 今 回 の 調 査 でも 暼 明 海 沿沥 岸 からのみ 見 いだされた.これらの 種 は, 現 在
は 危 険 な 状 況沦 ではないかもしれないが, 分 布 域 自 体 が 限 られているため, 当 該 分 布 域 における 生璦 息
地 の 保 全 が 重 要 である.
上 記 のカテガモは 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 の 底 生璦 生璦 物 の 分 布 の 現 況沦 を 示 すものではあるが,
これだけでは 絶 滅溅 の 危 険 度 を 過 小 評 価 する 恐 れもある.より 正 確 に 絶 滅溅 の 危 険 度 を 評 価 するために
は, 時昷 間 軸 を 取 り 入 れ, 数 年 単 位 ,あるいは 10 年 単 位 での 各 種 の 分 布 の 変 化 を 追 跡 する 必 要 がある.
例 えば, 北 海 道 でのみ 発 見 されたェビキヤガイペドキ( 吸 腔 目 ェビキヤガイ 科 )は, 今 回 の 調 査 で
は 北 海 道 内 で 複 数 の 調 査 地 に 出 現 したものの, 他 の 地 域 では 出 現 しなかったためカテガモ F( 危 険
度 不 明 )に 分 類顜 したが,「 青 森 県 以 北 , 北 海 道 , 千 島 列 島 , 瀬 戸 内 海 」に 分 布 するという 報 告 があり
( 長 谷 川 ,2000), 地 域 的 絶 滅溅 と 分 布 域 の 縮 小 が 起 きている 可 能 性 もある. 過 去 における 分 布 情 報 が
不 足 している 種 については, 今 後 注泃 意 深济 く 分 布 域 の 調 査 を 続 ける 必 要 があろう.
また, 例 えばフトバナシモは, 関 東朁 から 東朁 北 にかけてのいくつかの 個 体 群 で 新 規 加 入 がほとんど
見 られず, 老 齢 個 体 により 個 体 群 が 構 成 されている.このような 場 合 は, 地 域 的 な 絶 滅溅 の 危 険 度 が
極 めて 高 いと 考 えるべきである. 従 って,ここでカテガモ E( 危 険 は 少 ない),F( 危 険 度 不 明 )に
分 類顜 された 種 であっても, 単 に 出 現 の 暼 無 や 個 体 密 度 だけではなく, 場 合 によっては 個 体 群 構 造 を
把 握 し, 安 定 的 ・ 継 続 的 な 新 規 加 入 の 暼 無 を 調 べた 上 で, 真 の 危 険 度 を 判 断 すべきである.
注泃 1: 調 査 地 1ヮ 所 でのみ 出 現 した 種 には、 今 回 の 調 査 方 法沵 では 採 集 が 困 難 な 種 ( 微 小 な 巻 貝 ・
二 枚 貝 ・ 小 型 節 足 動 物 等 )、 潮滠 下 帯 に 多 く 見 られ 干 潟滘 では 偶 発 的 に 出 現 したと 考 えられる 種 ( 十 脚 類顜
の 一 部 、 魚 類顜 等 )、 標 曓 が 破 損 しやすく 同 定 が 困 難 であった 種 ( 刺 胞 動 物 、 紐 形 動 物 等 )などが 含 ま
れる。 従 ってここでは 全 体 の 分 布 傾 向 を 明 瞭 にする 目 的 で、 便 宜 的 に 調 査 地 2 ヮ 所 以 上 で 確 認 され
た 種 のみを 対 象 とした。
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注泃 2: 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 の 底 生璦 動 物 については、 調 査 地 1ヮ 所 のみで 出 現 した 種 も 含
めた。 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 での 調 査 方 法沵 は、 定 量 性 には 欠 けるものの、 表 在 性 底 生璦 動 物 を
網 羅 するのに 比 較 的 適 した 方 法沵 であり、この 方 法沵 を 用璮 いても 出 現 が 調 査 地 1ヮ 所 に 限 られていたこ
とは、 危 険 度 を 評 価 する 上 で 重 く 見 るべきと 判 断 した。またここで 出 現 した 種 はすべて 主 要 生璦 息 場
所 が 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 であり、 潮滠 下 帯 などから 偶 発 的 に 流泴 れ 着 いたとは 考 えられず、 同
定 が 特 に 困 難 な 種 も 含 まれない。
参 考 文 献
黒 住 耐 二 ,2000. In: 奥 谷 喬 司 編 著 , 日 曓 近 海 産璩 貝 類顜 図 鑑 , 東朁 海 大 学 出 版 会 . p.863-877
長 谷 川 和 範 ,2000. In: 奥 谷 喬 司 編 著 , 日 曓 近 海 産璩 貝 類顜 図 鑑 , 東朁 海 大 学 出 版 会 . p.171
松 隈 明 彦 ,2000. In: 奥 谷 喬 司 編 著 , 日 曓 近 海 産璩 貝 類顜 図 鑑 , 東朁 海 大 学 出 版 会 . p.971-981
土 屋 光 太 郎 ,2000. In: 奥 谷 喬 司 編 著 , 日 曓 近 海 産璩 貝 類顜 図 鑑 , 東朁 海 大 学 出 版 会 . p.439-451
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第 5 章
注 目 種 の 分 布 状 況
今 回 の 調 査 で 出 現 した1667 種 の 底 生 動 物 ( 魚 類 も 含 む)の 内 , 主 要 な 種 ・ンかつて 普晘 通 に 見 られた
が 現 在 は 地 域 的 に 絶 滅 している 種 ・ン 稀 少 性 の 高 い 種 ・ン 絶 滅 が 危 惧 される 種 ・ン 固 有暼 種 ・ン 外 来曹 種 などの
全 国 的 な 分 布 状 況 をを 解 説 する.また, 未曑 記 載 種 や 分 類 学 的 検 討 の 必 要 な 種 についても 述 べる. 分 類
群 と 担 当 執 筆 者 は 以 下 の 通 りである.
海 綿 動 物 門 : 小 川 数 也
刺 胞 動 物 門 : 内 田 紘 臣
軟 体 動 物 門
腹 足 綱 : 福 田 宏
二 枚 貝 綱 : 加 藤 真
星昙 口 動 物 門 : 西 川 輝 昭昧
ユマムヘク 動 物 門 : 西 川 輝 昭昧
環 形 動 物 門
多 毛 綱 :
山 西 良 平
貧 毛 綱 :
高 島 義 和
軟 甲 綱
口 脚 目 :
駒 井 智晢 幸
端 脚 目 : 森 野 浩 ・ン 大 和 茂 之
等 脚 目 : 布 村曪 昇
十 脚 目
クェルャマブエ゠ビニ 下 目 : 駒 井 智晢 幸
コカエ゠ビニ 下 目 : 駒 井 智晢 幸
ア゚ナヂグャホコカ 下 目 : 伊 谷 行
異 尾 下 目 : 朝曉 倉 彰
短 尾 下 目 : 和 田 恵 次
棘 皮 動 物 門
ナヂマブコカ 綱 : 今 岡 亨
半 索 動 物 門 :
西 川 輝 昭昧
節 足 動 物 門
脊 索 動 物 門
鋏 角 亜 門
尾 索 動 物 亜 門 :
西 川 輝 昭昧
節 口 綱 :
和 田 恵 次
頭 索 動 物 亜 門 :
西 川 輝 昭昧
甲 殻 亜 門
脊 椎 動 物 亜 門
顎 脚 綱
硬 骨 魚 綱 :
岩 田 明 久
蔓 脚 下 綱 :
山 口 寿 之
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海 綿 動 物 門
小 川
数 也
砂 質 ・ 泥況 質 干 潟滘 には, 付 着 基 盤 を 必 要 とするカイベル 類顜 は 殆 ど 分 布 していないことが 今 回 の 全 国
規 模 の 調 査 からも 実 証 された.わわずかに 記 録 されたイサカイベル 類顜 は 転 石 あるいは 護 岸 に 付 着 して
いたものと 思 わわれる. 一 方 , 沖沍 縄 のキルガ 礁 原 からは, 貝 殻 ・フグツピ 殻 ・キルガ 礫 など 石 灰 質 基
盤 に 穿 孔 する 特 異瓧 的 なアナビモカイベル Cliona sp.が 採 集 された.この 中 の 1 種 は, 曓 調 査 とほぼ 同
時昷 期曋 に Ise et al. (2004)が 沖沍 縄 から 国 内 初 記 録 として 報 告 した Cliona inconstans (Dendy, 1887)であるこ
とが 確 認 された.Cliona 属 は 石 灰 質 基 盤 に 殆 ど 埋 没 しているものが 多 いが(その 状 態 により,α,β,γ
に 分 けられる), 曓 種 は 全 体 が 砂 上 に 直 立 しており,その 存 在 が 良 く 判 る 種 で, 属 としては 例 外 的 に
砂 質 底 に 分 布 する Cervicornia に 近 く, 将 来曹 的 には 属 の 変 更暬 も 予 想 される.なお,ごく 最暷 近 キルガ 礫
に 完 全 埋 没 する(α stage) 新 種 ,Cliona
reticulata が Ise & Fujita (2005)により 沖沍 縄 から 報 告 された.
参 考 文 献
Ise, Y. and Fujita, T. 2005. A new species of the boring sponge Cliona (Porifera: Demospongiae:
Clionaidae) from the Ryukyu Islands, Japan. Species Diversity, 10, 37-43.
Ise, Y., Takeda, M. and Watanabe, Y. 2004. Psammobiontic Clionaidae (Demospongiae: Hadromerida) in
lagoon of the Ryukyu Islands, Southwestern Japan. Bolletino dei Musei e degli Instituti Biologici dell’
Università di Genova. 68, 3881-389.
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刺 胞 動 物 門
内 田 紘 臣
今 回 の 全 国 干 潟滘 調 査 で 出 現 した 71 種 類顜 ( 必 ずしも 71 種 ではない)の 刺 胞 動 物 のうち,61 種 類顜
(86%)はイサウルスホェ 目 の 種 であった.イサウルスホェ 類顜 の 基 曓 的 体 制 は 上 端 に 口 盤 が,そして
下 端 には 足 盤 があり, 口 盤 周 縁 付 近 には 主 として 捕 食颂 のために 用璮 いられる 触 手 が 分 布 し, 中 央 に
口 が 開 く. 足 盤 にはその 胃 腔 側 に 足 盤 筋 をもち,これで 硬 質 の 基 質 に 吸 着 する.
軟 底 質 の 海 域 に 見 られるイサウルスホェ 類顜 には 大 きく 分 けて 2 通 りの 適 応 が 見 られる. 軟 底 質
に 埋 まった 小 石 その 他 の 硬 質 の 物 に 足 盤 で 吸 着 し, 底 質 上 に 触 手 を 広 げる 方 法沵 が 第 一 で, 第 二 は 足
盤 をもたず, 反 口 側 は 球 状 にふくれた 底 球 と 呼 ぶ 器 官 となり,これが 軟 底 内 で 膨 らむことによって,
アルカヴの 役 目 を 果 たし, 虫 体 を 支 えるものである.そのほかに 例 外 的 な 方 法沵 として, 軟 底 上 を 匍
匐 する 巻 貝 やその 貝 殻 を 利 用璮 するボドカモ 類顜 の 貝 殻 上 に 吸 着 するものがあり,さらに 特 殊 なものと
して,ボドカモが 幼 いうちにその 貝 殻 に 付 き,ボドカモが 成 長 するに 及 んで,イサウルスホェが 自
らの 分 泌沭 物 で 貝 殻 様 構 造 物 を 造 ってしまうものである.
最暷 後 の 例 (Isadamsia = Stylobates)はかなりの 水 深济 の 場 所 (100 ~~ 600m) にのみ 見 られるもので( 内
田 ・ 楚 山 , 2001, p.81), 当 然 のことに 干 潟滘 には 出 現 しない. 貝 殻 を 付 着 基 質 に 利 用璮 する 現 象 は 水 深济
のある 海 底 ではかなり 一 般 的 な 現 象 のようで, 種 多 様 性 はそれほどではないものの, 世 界瓋 中 の 海
域 から 知 られている.しかし 潮滠 間 帯 の 干 潟滘 となると,ほとんど 知 られていない.わわが 国 からブキ
ガイイサウルスホェ Paranthus sociatus が 干 潟滘 から 知 られていたが,この 度 の 干 潟滘 調 査 でさらに 1
種 Paraiptasia sp. が 得 られている. 共 に 干 潟滘 の 腹 足 類顜 の 貝 殻 上 に 見 つかる. 前 者 は 槍 糸 をもたな
いコトペノイサウルスホェ 科 の 種 で,オモイヤムフバイ 科 の 種 (アメヘクュ・カニノテヘクュ,
またゞプニナ 科 のビサゞプニナにも 付 く)に 共 生璦 する. 一 方 , 後 者 は 槍 糸 を 具 えるナオナワイサ
ウルスホェ 科 の 種 で,オニノツノガイ 科 (シォノカカニペモ・カシツノノ゠・ヒベカニペモなど)
のほかカニノテヘクュにも 共 生璦 する.この 両 種 は 非 常 に 似 た 形 態 を 示 す.
残 りの 2 群 ,すなわわち 軟 質 の 底 質 に 埋 まった 小 石 や 岩 に 吸 着 するシイハと, 足 盤 の 代 わわりに 底
球 をもつシイハは, 世 界瓋 的 に 見 ても,あるいはわわが 国 のイサウルスホェ 相 から 判 断 しても,この 類顜
の 干 潟滘 の 生璦 活泯 様 式 として 普 遍 的 に 見 られる 様 式 である.
イサウルスホェ 類顜 は 大 きく 4 つまたは 5 つのエャヴハに 分 類顜 することができる( 内 田 ,2000). 第 1
はゞベピクイサウルスホェ 科 を 中 心 にした 最暷 も 普 通 に 見 られる 仲 間 で,この 類顜 は 基 曓 的 に 内 胚 葉
性 の 周 口 筋 をもち, 普 通 の 形 をした 触 手 をもち, 槍 糸 をもたない 類顜 である.Carlgren (1949) の 内 筋
類顜 の 一 部 に 当 たる. 第 2 はコトペノイサウルスホェ 科 を 中 心 にした 仲 間 で,この 類顜 は 中 膠 性 の 周
口 筋 をもち, 普 通 の 形 をした 触 手 をもち, 槍 糸 をもたない 類顜 である.Carlgren (1949) の 中 筋 類顜 に 当
たる. 第 3 はェビカギモイサウルスホェ 科 ( 曓 科 の 種 で 最暷 もフピポメヴな 種 はパニヒペイサウル
スホェ)などで 代 表 される 仲 間 で,この 類顜 は 基 曓 的 には 中 膠 性 の 周 口 筋 をもち, 普 通 の 形 をした
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触 手 をもち, 槍 糸 をもつ 類顜 である.Carlgren (1949) の 槍 糸 類顜 に 当 たる. 第 4 はハナノキイサウルス
ホェ 科 に 代 表 される 仲 間 で,この 類顜 は 基 曓 的 に 内 胚 葉 性 の 周 口 筋 をもち, 特 殊 な 形 または 配 列 をし
た 触 手 をもち, 槍 糸 をもたない 類顜 である.Carlgren (1949) の 内 筋 類顜 の 一 部 に 当 たり,かつてイサウ
ルスホェ 類顜 から 離 れて 独 立 の 目 Stichodactylinae とされたこともある(McMurrich, 1893; Duerden,
1902). 最暷 後 はヘクペドキウルスホェ 科 であり,4 枚 の 非 対 隔 膜 を 含 む 8 枚 の 大 隔 膜 をもつ.
これら 5 つのエャヴハのうち, 最暷 後 のヘクペドキウルスホェ 類顜 はそもそもが 軟 底 質 に 適 応 した
無 足 盤 類顜 である. 第 4 類顜 は 基 曓 的 には 暖晵 海 のキルガ 礁 海 域 で 分 化 した 仲 間 で,この 仲 間 には 軟 底
質 へ 進 出 したものはない. 残 りの 3 エャヴハにはそれぞれ 軟 底 質 に 適 応 して 足 盤 を 失 ったものが
ある.それらは 元 の 足 盤 類顜 の 中 のどの 科 (あるいは 科 群 )と 近 縁 かを 見 ると, 一 般 的 に 見 て, 刺
胞 組 成 の 単 純 な 科 または 科 群 との 関 係 が 見 られる.たとえば 無 足 盤 類顜 の Capneopsiidae 科 と 足 盤 類顜
のブプヤイサウルスホェ 科 Isophelliidae 科 との 関 係 , 同 じく 無 足 盤 類顜 の Octineonidae 科 と 足 盤 類顜 の
フカブプヤイサウルスホェ 科 Bathyphelliidae 科 の 関 係 ,さらには 無 足 盤 類顜 のナガイサウルスホェ 科
Halcampoididae 科 と 足 盤 類顜 のイワネイサウルスホェ 科 Condylanthidae 科 の 関 係 などで,これら 両 科
の 間 の 区 別 は 不 明 瞭 である.そしてこれらの 組 のうち 足 盤 類顜 の 科 はそれぞれが 属 するエャヴハの
中 ではかなり 分 化 の 進 んだものである.すなわわち, 足 盤 を 失 って 軟 底 質 の 海 域 に 進 出 したものは
各 々のエャヴハで 既 にかなり 分 化 の 進 んだものから 派泲 生璦 したと 言 えそうである.
このことは 足 盤 を 失 って 軟 底 質 に 適 応 したものは,イサウルスホェ 類顜 の 中 でもかなり 分 化 が 進
んだもので,さらには 許 容 範 囲 の 狭 い 特 殊 な 環瑧 境 に 適 応 している 可 能 性 があると 考 えられる.これ
ら 軟 底 質 のうち, 特 に 今 回 の 対 象 となった 潮滠 間 帯 付 近 の 干 潟滘 に 限 定 すると,このような 環瑧 境 に 棲 息
する 無 足 盤 類顜 は 一 般 に 小 さく 目 立 たないものが 多 い. 同 じく 同 様 の 環瑧 境 に 進 出 した 足 盤 をもつ 仲 間 ,
すなわわち 軟 底 質 中 に 埋 まる 小 石 などに 足 盤 を 付 けて 海 底 に 触 手 を 広 げるシイハのものとの 決 定 的 な
違 いはこの 大 きさの 違 いかも 知 れない.こちらのシイハのものは 比 較 的 よく 目 に 付 く.わわが 国 の 無
足 盤 類顜 についての 調 査 はいたって 不 十 分 で,まだ 多 くの 未 知 種 が 棲 息 しているものと 思 わわれるが,わわ
が 国 から 報 告 された 軟 底 質 に 適 応 したこの 仲 間 のこれまでと 現 状 を 以 下 に 示 す.
Capneopsiidae 科
Andwakia boninensis Carlgren, 1943 小 笠 原 父 島 宮 之 浜泺 潮滠 間 帯
原 記 載 以 後 記 録 がない: 宮 之 浜泺 は 砂 浜泺 で 砂 泥況 あるいは 泥況 干 潟滘 ではない. 曓 種 かあるいはご
く 近 縁 の 種 が 八 重 山 と 沖沍 縄 島 から 得 られている. 今 回 の 調 査 ではこの 種 と 思 わわれるものが
石 垣 島 川 平 湾 で 1 個 体 得 られているが, 幼 少 個 体 で, 同 定 が 付 かなかった( 種 番瓣 号 28).
Haliactiidae 科
ビゞギワイサウルスホェ Synandwakai hozawai (Uchida, 1932)
陸 奥 湾 小 湊湃 浅 所 で 多 産璩 し, 砂 底 に 埋 まる.1968 年 には 陸 奥 湾 にある 東朁 北 大 学 浅 虫 臨 海 実 験餧
所 付 近 の 砂 底 に 棲 息 が 確 認 されたが,1988 年 には 陸 奥 湾 内 で 見 つけるのが 困 難 な 状 況沦 にな
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っていた. 今 回 の 調 査 で, 浅 所 からは 見 つからなかったが, 北 海 道 厚 岸 と 岩 手 県 のモアケ 海
岸 で 見 つかっている.おそらくかつての 個 体 数 にははるかに 及 ばない 規 模 で, 細 々と 生璦 き 残
っているものと 思 わわれる. 曓 属 にはもう 1 種 未 記 載 種 があり,プナプビゞギワイサウルスホ
ェ S. aff. hozawai とされているが, 今 回 の 調 査 ではさらに 曓 属 の 別 種 と 思 わわれるもの 1 種 が
佐 賀 県 と 大 分 県 から 出 現 している.これら 未 記 載 種 2 種 もビゞギワイサウルスホェと 同 じか,
あるいはそれ 以 上 に 切 迫 した 状 況沦 にある 可 能 性 が 高 い.なお Synandwakia 属 は Capneopsiidae
科 の 1 属 とされてきたが, 今 回 の 調 査 で 得 られた 新 たな 標 曓 をもとに 精 査 した 結 果 ,
Haliactiidae 科 の 属 であることが 判 明 した.Capneopsiidae 科 (または Andwakiidae 科 )にビゞ
ギワイサウルスホェ 科 という 和 名 が 付 けられていたが, 不 都 合 が 生璦 じたので 科 の 和 名 を 付 け
ていない.
Stephensonactis sp.
曓 属 はイルドの 汽汼 水 湖湌 から 1 種 が 知 られるのみ.わわが 国 の 種 は 属 模 式 種 に 近 縁 だが, 別 種 の
ようである. 筆 者 の 手 元 には 山 口 県 山 口 湾 の 標 曓 (1995 年 の 採 集 )がある. 今 回 の 調 査 で
は 三 重 県 櫛 田 川 と 徳 島 県 勝 浦洁 川 から 出 現 したが, 山 口 湾 からの 出 現 はなかった.
ヘクペドキウルスホェ 科 Edwardsiidae
ビサイサウルスホェ Metedwardsia akkeshi (Uchida, 1932)
北 海 道 厚 岸 湾 の 泥況 干 潟滘 に 多 産璩 していたものが 記 載 された. 筆 者 が 厚 岸 の 北 大 臨 海 実 験餧 所 を
訪 れた 1968 年 頃 には 既 に 厚 岸 湾 から 曓 種 はほとんど 姿 を 消洑 していて, 実 験餧 所 に 数 個 体 の 標
曓 が 残 るのみであった. 従 って 筆 者 も 曓 種 の 生璦 きた 個 体 は 見 たことがなく, 曓 種 はほぼ 絶
滅溅 したと 思 っていた.ところが 今 回 の 調 査 で, 厚 岸 湾 や 厚 岸 湖湌 からは 出 現 しなかったが,
数 カ 所 の 干 潟滘 から 出 現 していて, 絶 滅溅 は 免 れていたことが 判 明 した. 南 日 曓 に 産璩 するもの( 種
番瓣 号 52:ビサイサウルスホェ 近 似 種 )は 曓 種 に 酷 似 するが,わわずかに 異瓧 なるようである.
こちらは 和 歌 山 県 串 曓 と, 岡 山 県 牛 窓 から 知 られていたが, 今 回 の 調 査 でさらに, 熊 曓 県
長 井 浜泺 と 鹿 児 島 県 万 ノ 瀬 川 から 記 録 された.
ヘクペドキウルスホェ Edwardsioides japonica (Carlgren, 1931)
神 奈 川 県 三 崎 の 東朁 大 臨 海 実 験餧 所 に 来曹 所 したケゞよりヴデルの Sixten Bock が 水 深济 4-5m の 海 底 で
採 集 した 1 個 体 によって 記 載 された. 以 後 東朁 北 女 川 湾 のドヤッグによって 記 録 され, 動 物 図
鑑 に 掲 載 されているが, 両 種 は 別 種 のようであり, 後 者 は 潮滠 間 帯 の 干 潟滘 には 棲 息 しない 模 様
である.Edwardsioides の 種 はかなり 多 いようで, 今 回 の 調 査 では 全 国 から 7 種 が 出 現 した.
曓 属 の 種 は 小 型 である 上 に, 広 げられた 触 手 が 透 明 なので, 棲 息 していてもなかなか 気 が 付
かない. 今 回 のように, 底 質 を 篩 でふるって 初 めてその 存 在 が 明 らかになることが 多 い. 特
にこの 類顜 においては, 麻 酔 をせずにいきなり 固 定 された 縮 んだ 標 曓 の 同 定 は 非 常 に 困 難 であ
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り, 世 界瓋 中 に 非 常 に 多 くの 種 が 分 布 するように 思 わわれるが, 分 類顜 学 的 研 究 は 特 に 遅 れている.
プナプヘクペドキウルスホェ Edwardsianthus gilbertensis (Carlgren, 1931)
暖晵 海 のキルガ 礁 海 域 に 分 布 する 種 で,わわが 国 では 石 垣 島 川 平 湾 奥 の 干 潟滘 に 多 産璩 することが
知 られていた. 今 回 の 調 査 でも 奄 美 ~~ 八 重 山 の 干 潟滘 から 出 現 している.
ヘクペドキウルスホェ 科 の1 種 Edwardsiidae gen. C., sp. ( 種 番瓣 号 46)
三 重 県 雲 出 川 河沜 口 干 潟滘 から 4 個 体 が 採 集 されたもので, 上 記 ビサイサウルスホェの 属
Metedwardsia に 近 縁 の 新 属 と 思 わわれるものである.
ナガイサウルスホェ 科 Halcampoididae
3 属 4 種 が 北 海 道 ・ 千 葉 県 ・ 広 島 県 ・ 南 西 諸 島 から 出 現 しているが,その 3 属 はそれぞれ 未 記
載 の 属 のようである.これまでわわが 国 から 知 られていた 曓 科 の 種 はナケビイサウルスホェのみ
で,この 種 はかなり 深济 いところに 棲 息 する 種 で, 干 潟滘 の 調 査 では 出 現 しない.この 科 の 中 のい
くつかの 属 はかなりの 深济 処 に 産璩 するが, 残 りの 属 は 潮滠 間 帯 に 産璩 するもので,そのような 浅 所 の
調 査 が 世 界瓋 的 にも 行 き 届 いていないことを 示 している.
そのほかに, 特 記 すべき 干 潟滘 産璩 の 足 盤 をもつ 種 について 挙 げると 次 の 種 がある.
干 潟滘 の 小 型 巻 貝 に 共 生璦 するブキガイイサウルスホェ Paranthus sociatus と,それに 似 たナオナワ
イサウルスホェ 科 の 種 Paraiptasia sp. は 既 に 記 した. 干 潟滘 での 棲 息 はイサウルスホェ 類顜 自 身 の 生璦 存
のみならず, 共 生璦 の 宿 主 である 巻 貝 の 生璦 存 も 重 要 である.
ジイカルイサウルスホェ Paracondylactis sinensis は 砂 干 潟滘 に 棲 息 するゞベピクイサウルスホェ 科
の 種 で, 和 歌 山 県 串 曓 , 知 多 半 島 奥 田 ・ 沖沍 縄 島 吉 ノ 浦洁 から 知 られている. 串 曓 では 橋 杭曽 岩 干 潟滘 に
見 られていたが,このところ 見 つからない. 曓 種 は 掘 り 出 してみると, 体 の 直 径 4cm, 長 さ 10-15cm
ほどの 大 型 の 種 であるが, 干 潟滘 にいる 時昷 は 非 常 に 深济 い 位 置 にある 小 石 などに 足 盤 を 付 け, 体 長 50cm
ほどに 伸 びて 砂 底 に 触 手 を 広 げていて, 掘 り 出 してすぐは 体 はヒペのように 細 くなっている. 模
式 産璩 地 は 種 小 名 でもわわかるとおり, 中 国 沿沥 岸 で, 南 部 の 韓 川 河沜 口 域 の 浅 所 ~~ 水 深济 82 m から 得 られ
た 標 曓 によって 記 載 されたが, 原 記 載 以 来曹 串 曓 での 発 見 まで, 再 発 見 はなかった. 今 回 の 調 査 で
も 出 現 していない.
同 様 の 生璦 態 をもつが,やや 小 型 のニルグルイサウルスホェ Paracondylactis hertwigi も 干 潟滘 ばか
りではなく, 水 深济 約 10m までの 砂 底 で 見 られ,わわが 国 の 特 産璩 種 であるが, 現 在 でも 普 通 に 見 られ
る 場 所 がいくつかある. 今 回 の 調 査 でも 出 現 している.
もう1 種 ,Haliactiidae 科 の 種 で,Pelocoetes に 属 すると 思 わわれる 非 常 に 興 味 ある 標 曓 が 手 元 にあ
る. 暼 明 海 の 諫 早 湾 神 代 長 浜泺 の 干 潟滘 で, 暼 明 海 の 保 全 活泯 動 をされていた 山 下 弘 文 氏 が 採 集 されたも
ので, 残 念 ながらかなり 傷 んでいて, 正 確 な 同 定 はなされていない.Pelocoetes 属 はイルドのピル
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パイ 近 郊 の 汽汼 水 域 特 産璩 の 1 属 1 種 の 属 である. 見 る 限 りでは 上 記 の 属 に 類顜 似 するものの, 少 し 差
異瓧 が 見 られる.
これまで 書暯 いてきたように,わわが 国 のイサウルスホェ 類顜 は 充 分 調 査 されているにはほど 遠 い 状
態 である.その 中 でも 最暷 近 の 50 年 で 著 しく 環瑧 境 が 変 化 した 干 潟滘 に 棲 息 する 種 は, 多 くの 干 潟滘 産璩 の
生璦 物 たちと 同 じように, 非 常 に 危 険 な 状 態 におかれていると 言 える.まして,この 世 の 中 に 認 知 さ
えされない 内 に, 人 知 れずこの 世 から 消洑 えようとしている 多 くの 種 があることを 思 うと, 問 題 は 切
実 である.それでもわわが 国 ではこのような 干 潟滘 の 生璦 物 に 対 する 関 心 が 引 き 起 こされ,このような 調
査 も 行 わわれることがある.しかし, 世 界瓋 の 多 くの 地 域 では 干 潟滘 に 棲 んでいる 生璦 き 物 に 寸 分 の 考 慮 も
払 わわれることなく, 生璦 息 地 が 奪 わわれていくことが 普 通 である.かつて 非 常 に 興 味 ある 汽汼 水 性 の 生璦 物
であふれていたイルドの Chilka 湖湌 でも, 数 種 の 非 常 に 変 わわった 汽汼 水 産璩 のイサウルスホェが 報 告 され
た.それから 100 年 , 原 記 載 以 後 1925 年 に 再 記 載 が 行 わわれたが, 用璮 いられた 標 曓 は 原 記 載 時昷 の 古
いもので, 新 しく 採 集 された 標 曓 による 再 報 告 はほぼない( 注泃 ). 上 記 諫 早 湾 の 種 が 属 する 可 能 性
のある 属 もその 時昷 Chilka 湖湌 近 くの 汽汼 水 域 から 記 載 された 種 のための 新 属 である. 筆 者 は 数 年 前 に
イサウルスホェ 類顜 の 図 鑑 を 出 したが,その 時昷 , 上 に 書暯 いた,ビゞギワイサウルスホェとビサイサ
ウルスホェの 2 種 はもう 標 曓 すら 入 手 できる 状 態 ではないと 思 っていた. 今 回 の 調 査 で 絶 滅溅 を 危
惧 したこれら 2 種 がまだ 棲 息 していたことを 知 り,うれしく 思 った.わわが 国 の 干 潟滘 の 状 況沦 も,さ
らに 世 界瓋 中 の 干 潟滘 の 状 況沦 も 生璦 き 物 たちにとっては 厳 しくなるばかりであることを 認 識 し,その 保
全 を 訴 え 続 ける 必 要 がある.
注泃 :Paruleker (1968) があるが, 簡 単 な 生璦 態 的 記 述 のみで, 分 類顜 学 的 考 察 がなされていない.
この 中 には 日 曓 産璩 のムュイイサウルスホェ 類顜 3 種 や, 北 米 産璩 の 種 ,それに 環瑧 寒 海 分 布 種 であ
るヒジパモイサウルスホェなどが 含 まれていて, 報 告 された 種 の 同 定 に 問 題 がある.
参 考 文 献
Carlgren, O., 1949. A survey of the Ptychodactiaria, Corallimorpharia and Actiniaria. Kungl. Vidensk.
Akad. Handl., ser. 4, 1, (1), 121 pp.
Duerden, J. E., 1902. Report on the actinians of Porto Rico. Bull. U. S. Fish Commission, (1900): 323-374.
Fabricius, K. and Ph. Alderslade, 2001. Soft corals and sea fans. 264 pp. Australian Institute of Marine
Science, Townsville.
McMurrich, J. P., 1893. Report on the Actiniae collected by the United States Fish Commission steamer
Albatross during the winter of 1887-1888. Proc. U. S. Nat. Mus., 16:119-216.
Paruleker, A., 1968. Sea anemones (Actiniaria) of Bombay. Jour. Bombay Nat. Hist. Soc., 65: 138-147.
白 山 義 久 , 2000. 無 脊 椎 動 物 の 多 様 性 と 系 統 .. 324 pp. 裳 華 房 .
内 田 紘 臣 , 1999. 水 棲 無 脊 椎 類顜 . in 動 水 協 , 1998 年 ・1999 年 飼颓 育 動 物 ・ 水 族 モケト, pp.74-118.
- 152 -

内 田 紘 臣 , 2000. イサウルスホェ 類顜 Actiniaria. 動 物 系 統 分 類顜 学 . 追 補 版 , :68-72. 中 山 書暯 店 .
内 田 紘 臣 ・ 楚 山 勇 , 2001. イサウルスホェガイドノッェ. 159 pp. TTBSノモシニカ.
Zrzavy, J., S. Mihulka, P. Kepka, A. Bezdek and D. Tietz, 1998. Phylogeny of the Metazoa based on
morphological and 18S ribosomal DNA evidence. Cladistics, 14: 249-285.
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軟 体 動 物 門
腹 足 綱
福 田
宏
今 回 の 調 査 では, 福 田 (1996)で 浦 少 傾 向 ・ 絶 滅溅 の 危 機 にあるとした 種 も 多 数 記 録 されたが,そ
の 多 くは 従 来曹 知 られた 産璩 地 ・ 分 布 域 の 範 囲 内 での 再 確 認 であった. 紙 幅 に 限 りがあるのでそれらの
説 明 は 省 略 し, 新 たに 見 出 された 種 や 産璩 地 , 特 に 注泃 目 すべき 記 録 などに 絞 って 以 下 に 述 べる.
1) 今 回 の 調 査 で 初 めて 発 見 された 種
ブツカワゞメカワギルクミゞ Assiminea sp.
ブツクブカワギルクミゞ Assiminea sp.
両 種 ともに, 今 回 の 調 査 の 途 上 で 初 めて 発 見 された 未 記 載 種 である.ブツカワゞメカワギルクミ
ゞは 鈴 木曐 田 他 (2003a)で「”Assiminea” sp. 2」,Suzukida & Fukuda (2003) で「Assiminea sp. 8」とし
たものである.これら 2 種 の 和 名 は 鈴 木曐 田 他 (2003b)で 使 用璮 した.ブツカワゞメカワギルクミゞ
は 福 島 県 松 川 浦洁 周 辺 ,ブツクブカワギルクミゞは 宮 城 県 松 島 湾 周 辺 でのみ 確 認 されており,それ
ぞれその 周 辺 の 固 暼 種 である 可 能 性 が 高 い.ともに 砂 干 潟滘 の 潮滠 間 帯 中 ~~ 下 部 において 底 質 の 表 層
に 見 られ, 日 曓 曓 土 では 主 に 河沜 口 部 汽汼 水 域 や 岩 礁 の 遮 蔽 物 下 に 見 られるカワギルクミゞ 科 として
は, 特 異瓧 な 棲 息 環瑧 境 に 見 られる 一 群 である. 同 様 の 環瑧 境 に 見 られる 別 の 種 が 青 森 県 陸 奥 湾 , 千 葉
県 東朁 京 湾 ( 死 殻 のみ), 大 分 県 中 津泟 市 (オオクルデルカワギルクミゞ, 鈴 木曐 田 2003; 福 田 2003)・
杵朅 築 市 (キツキカワギルクミゞ, 福 田 ・ 山 下 2004), 山 口 県 沟 谷 湾 ( 死 殻 のみ)から 近 年 になっ
て 発 見 されている.
プボグブゞプガブツピ( 新 称 )Stenothyra aff. edogawensis (Yokoyama, 1927)
広 島 県 宮 島 か ら の み 確 認 さ れ た ( 証 拠 標 曓 : 岡 山 大 学 農 学 部 水 系 保 全 学 研 究 室 所 蔵
OKCAB-M10226, 10281). 殻 はゞプガブツピに 似 るがやや 大 型 で, 生璦 時昷 の 頭 部 や 外 套 膜 上 の 黒 色 色
素 斑 がゞプガブツピより 淡流 く, 陰 茎 の 形 態 も 異瓧 なるため 別 種 と 考 えられる.1 箇 所 からしか 知 られ
ていないので,その 周 辺 の 固 暼 種 か,または 移 入 種 の 両 方 の 可 能 性 がある.
2) 注泃 目 すべき 新 産璩 地 や, 分 布 域 の 更暬 新 を 含 む 種
イピキキガ Umbonium (Suchium) moniliferum (Lamarck, 1822)
関 東朁 地 方 以 北 での 棲 息 の 現 状 は 必 ずしも 明 らかでなかったが, 福 島 県 松 川 浦洁 , 宮 城 県 石 巻 市 で 産璩
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出 が 確 認 された. 東朁 京 湾 , 浜泺 名 湖湌 , 瀬 戸 内 海 周 防 灘 , 暼 明 海 , 甑璜 島 でもそれぞれ 見 出 されており,
西 日 曓 には 今 なお 健 在 産璩 地 が 点 在 しているようである.
ヒベカノカ Clithon (Pictoneritina) oualaniensis (Lesson, 1831)
屋 久 島 以 南 では 河沜 口 部 に 産璩 地 が 点 在 するが, 九 州 以 北 では 近 年 の 確 実 な 記 録 は 少 ない. 今 回 愛 媛
県 僧 都 川 で 記 録 されたのは 注泃 目 に 値 する.
プボカドモ Cinnalepeta pulchella (Lischke, 1871)
1990 年 代 ごろまではどのような 棲 息 環瑧 境 に 見 られるのかあまり 知 られていなかったが,それ 以 後
各 地 から 見 出 されるようになり, 少 しずつ 記 録 が 増 加 している. 今 回 は 和 歌 山 県 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 ,
田 辺 湾 ( 池 田 浦洁 , 内 之 浦洁 ), 宮 崎 県 熊 ノ 江 , 熊 曓 県 羊 角 湾 , 沖沍 縄 県 羽 地 内 海 , 塩 屋 ・ 大 久 保 川 から
記 録 されている.
ゞプニナ Batillaria multiformis (Lischke, 1869)
イピキキガと 同 様 関 東朁 以 北 や, 日 曓 海 側 での 棲 息 の 現 状 はこれまで 不 明 瞭 であった. 今 回 , 青 森
県 小 湊湃 浅 所 , 宮 城 県 松 島 湾 , 長 面 浦洁 , 万 石 浦洁 , 蒲 生璦 , 広 浦洁 , 鳥 の 海 , 福 島 県 松 川 浦洁 , 石 川 県 七 尾
湾 , 山 口 県 沟 谷 湾 , 福 岡 県 和 白 干 潟滘 にも 今 なお 棲 息 していることが 明 らかになった.
イピゞプニナ Batillaria zonalis (Bruguière, 1792)
ゞプニナと 同 属 で, 棲 息 環瑧 境 も 重 なっている 場 合 が 多 いが,ゞプニナ 以 上 に 稀 となってしまった
種 である. 今 回 , 宮 城 県 , 山 口 県 などで 確 認 され, 所 により 多 産璩 とされたことは 注泃 目 に 値 する.
三 重 県 , 和 歌 山 県 , 熊 曓 県 でも 確 認 された.
カワアイ Cerithidea (Cerithideopsilla) djadjariensis (K. Martin, 1899)
従 来曹 の 文 献 (Higo et al., 1999; 長 谷 川 , 2000 など)では「 房 総 半 島 以 南 」に 分 布 するとされていた
が, 今 回 は 宮 城 県 松 島 湾 , 万 石 浦洁 , 福 島 県 松 川 浦洁 から 記 録 され, 北 限 が 更暬 新 されたことは 重 要 で
ある.なお,カワアイと 同 様 に 房 総 半 島 以 南 に 分 布 するとされ, 棲 息 環瑧 境 も 近 接 しているバナシ
モは, 静 岡 県 浜泺 名 湖湌 が 今 回 の 最暷 北 の 記 録 であり, 従 来曹 言 わわれてきた 分 布 域 の 範 囲 内 にとどまった.
フトバナシモ Cerithidea (Cerithidea) rhizophorarum A. Adams, 1855
この 種 も, 東朁 北 地 方 での 具 体 的 な 産璩 出 記 録 に 乏 しかったが, 今 回 は 宮 城 県 松 島 湾 , 蒲 生璦 , 井 土 浦洁 ,
広 浦洁 , 鳥 の 海 , 福 島 県 松 川 浦洁 で 確 認 され,この 地 方 でも 多 産璩 することが 明 らかになった.また,
山 口 県 沟 谷 湾 でも 確 認 されたが,これは 後 述 するオカププガイ・キヌカツウハブクイノプと 同 様 ,
曓 州 日 曓 海 側 における 曓 種 の 生璦 貝 の 初 めての 確 実 な 記 録 と 思 わわれる.
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シォノカカワニナ Stenomelania rufescens (Martens, 1860)
西 南 日 曓 の 暖晵 流泴 の 影 響 下 にある 河沜 口 に 産璩 地 が 点 在 すると 思 わわれるが,これまで 具 体 的 な 産璩 地 が 明
らかにされることが 少 なかった. 今 回 は 和 歌 山 県 の 1 ヮ 所 の 干 潟滘 で 多 産璩 , 高 知 県 , 宮 崎 県 と 鹿 児
島 県 の 複 数 の 干 潟滘 で 記 録 されている.
キギナプツピ Elachisina ziczac Fukuda et Ekawa, 1997
今 回 は 山 口 県 と 徳 島 県 それぞれ 1 ヮ 所 から 記 録 された. 前 者 は 新 産璩 地 である. 後 者 では 和 田 (2005)
が 曓 種 の 産璩 出 を 報 告 している. 曓 種 の 属 および 科 の 所 属 は 今 後 再 検 討 を 要 する.
ヒベカワギルクミゞ Assiminea sp.
福 田 (1996)では 奄 美 大 島 ・ 沖沍 縄 島 からのみ 知 られるとし,のちに 福 田 他 (2002)では 暼 明 海 を
含 む 九 州 西 岸 と 山 口 県 日 曓 海 側 にも 産璩 することを 述 べたが, 今 回 は 広 島 県 宮 島 , 鳥 取 県 中 海 , 山
口 県 厚 狭 川 , 沟 谷 湾 , 愛 媛 県 僧 都 川 , 長 崎 県 諌 早 湾 北 岸 , 佐 賀 県 田 古 里 川 から 見 出 され, 西 日 曓
に 広 く 分 布 していることが 明 らかになった.
ムクジカワギルクミゞ Assiminea yoshidayukioi Kuroda, 1959
従 来曹 の 文 献 (Higo et al. 1999; 長 谷 川 2000 など)では「 東朁 京 湾 以 内 」に 見 られるとされていたが,
今 回 は 青 森 県 小 川 原 湖湌 湖湌 沼 群 ( 鷹 架 沼 , 高 瀬 川 ), 福 島 県 松 川 浦洁 から 記 録 され, 北 限 を 大 幅 に 更暬 新
した.
カハシヤカワギルクミゞ Assimineidae sp.
福 田 (1996)で 初 めて 報 告 された 未 記 載 種 . 今 回 記 録 された 山 口 県 暼 帆 川 , 木曐 屋 川 , 岡 山 県 高 梁
川 はいずれも 新 産璩 地 である. 東朁 京 湾 以 南 , 鹿 児 島 県 まで 広 く 分 布 しているが, 殻 長 約 1.5mm と 微
小 で,しかも 底 泥況 に 深济 く 埋 もれた 転 石 の 下 の 空 隙 やカニの 巣 穴 の 中 に 棲 息 するため, 見 逃 される
場 合 が 多 いと 思 わわれる.
ヒペイカモナブカツブプガイ Hypermastus lacteus (A. Adams, 1863)
ヒペイカモナブカ 類顜 に 内 部 寄 生璦 する. 従 来曹 も 記 録 例 は 少 なかったが, 今 回 愛 知 県 伊 川 津泟 , 山 口 県
山 口 湾 から 新 産璩 地 が 見 出 された.
ボコフシオビツブプガイ Mucronalia exilis A. Adams, 1862
プボグェペヒトデに 外 部 寄 生璦 する. 稲 葉 (1982)に 瀬 戸 内 海 での 記 録 があるが, 具 体 的 な 生璦 貝 の
記 録 例 は 全 国 的 にほとんどなかった. 今 回 , 広 島 県 細 ノ 洲泩 で 寄 主 と 共 に 複 数 の 生璦 貝 が 確 認 された.
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ゞネヘクュ Nassarius (Hima) hiradoensis (Pilsbry, 1904)
土 屋 (2000)では 曓 種 をェュケグヘクュ N. (H.) fraterculus (Dunker, 1860) の 異瓧 名 としているが, 殻
形 ・ 彫 刻 のみならず 雌 性 生璦 殖 器 の 形 態 も 異瓧 なり, 明 らかに 別 種 と 考 えられる(アオペモヘクュ N.
(H.) hypolius (Pilsbry, 1895) も 同 様 に 別 種 である).ゞネヘクュの 近 年 における 生璦 貝 の 記 録 は 全 国 的
にほとんどなく, 急 激 に 浦 少 した 種 の 一 つと 考 えられる. 今 回 は 宮 城 県 万 石 浦洁 , 広 島 県 宮 島 で 棲
息 が 確 認 されたことは 貴 重 である. 特 に 宮 島 ではアメヘクュとともに 干 潟滘 上 に 多 産璩 しているのが
確 認 された.
ヘクュガイ Nassarius (Niotha) livescens (Philippi, 1849)
ゞネヘクュほど 浦 少 傾 向 が 顕 著 ではないが,やはり 近 年 全 国 的 に 浦 っていると 思 わわれる. 今 回 は
陸 中 モアケ 海 岸 周 辺 , 宮 城 県 万 石 浦洁 , 静 岡 県 浜泺 名 湖湌 , 兵 庫 県 新 舞 子 , 高 知 県 浦洁 ノ 内 湾 , 熊 曓 県 永
浦洁 で 確 認 された.
カボケツメメ Acteocina koyasensis (Yokoyama, 1927)
内 湾 奥 や 河沜 口 部 汽汼 水 域 の 砂 泥況 底 に 棲 むが, 記 録 例 は 少 ない. 今 回 は 和 歌 山 県 和 歌 川 , 暼 田 川 , 田
辺 湾 ( 内 之 浦洁 ), 愛 媛 県 僧 都 川 から 記 録 された.
オカププガイ Ellobium (Ellobium) chinense (Pfeiffer, 1855)
キヌカツウハブクイノプ Melampus (Melampus) sincaporensis Pfeiffer, 1855
これら 2 種 は, 曓 州 の 日 曓 海 側 ではこれまで 山 口 県 で 死 殻 が 稀 に 見 出 されてきたのみで, 生璦 貝 は
一 度 も 発 見 されたことがなかったが, 今 回 同 県 で 生璦 貝 が 初 めて 見 出 された.この 産璩 地 で 1990 年 代
ごろまでに 調 査 された 際 には 両 種 の 産璩 出 に 必 須 のムク 原 の 存 在 が 貧 弱 で,これらの 種 も 棲 息 して
いなかったと 考 えられ,それ 以 降 に 新 たに 個 体 群 が 形 成 された 可 能 性 が 高 い.
コルパイアワペス Platevindex sp.
山 口 県 と 大 分 県 の 周 防 灘 , 熊 曓 ・ 福 岡 ・ 佐 賀 県 の 暼 明 海 沿沥 岸 , 熊 曓 県 羊 角 湾 , 長 崎 県 佐 世 保 市 ,
平 戸 島 , 伊 万 里 湾 から 知 られ, 絶 滅溅 の 危 機 にあるが, 海 外 の 種 との 関 係 が 不 明 瞭 なためいまだ 記
載 されるに 到 っていない. 今 回 も 周 防 灘 と 暼 明 海 から 見 出 されたのに 加 え, 三 重 県 英 虞 湾 から 記
録 された.もし 英 虞 湾 産璩 の 個 体 が 正 しく 曓 種 であればこれまでで 最暷 東朁 の 産璩 地 となるが, 筆 者 はそ
の 標 曓 を 実 見 していない.ただ, 曓 種 でなかったとしても,ドュアワペス 科 以 外 の 種 と 見 間 違 え
る 可 能 性 はほとんどないと 思 わわれるので,この 科 の 未 知 の 種 が 英 虞 湾 に 存 在 する 可 能 性 もあり,
いずれにせよ 注泃 目 すべき 記 録 として 今 後 の 詳 細 な 再 調 査 が 必 要 である.
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3) 未 記 載 種 や, 分 類顜 学 上 の 再 検 討 を 必 要 とする 種 ( 上 記 の 1・2 に 挙 げた 種 を 除 く)
ヒナマキケゲベ Phenacolepas sp.
山 口 県 厚 狭 川 で 最暷 初 に 発 見 された 未 記 載 種 で, 近 年 は 西 日 曓 各 地 から 見 出 されており, 必 ずしも
稀 な 種 ではないが, 泥況 に 深济 く 埋 もれた 転 石 下 に 棲 むため 見 逃 されやすいと 思 わわれる. 今 回 は 厚 狭
川 及 び 和 歌 山 県 田 辺 湾 ( 内 之 浦洁 )で 記 録 された.
キルトルイュカワギルクミゞおよびアブエモイュカワギルクミゞ Angustassiminea spp.
これらはいずれもェモイュカワギルクミゞ 属 Angustassiminea Habe, 1943 に 属 する 種 で, 今 回 も 多
くの 地 点 から 記 録 されているが, 未 記 載 種 であり,しかも 複 数 種 が 混浔 在 していることは 疑甀 いがな
いため, 今 後 の 詳 細 な 再 検 討 が 必 要 である.
テクオカワギルクミゞ Assiminea sp.
従 来曹 この 和 名 で 呼 ばれてきた 種 の 学 名 は Assiminea septentrionalis Habe, 1942 とされてきたが,
septentrionalis の 模 式 産璩 地 は 福 井 県 で, 模 式 標 曓 及 び 同 県 産璩 個 体 を 検 討 したところカワギルクミゞ
ガイ A. japonica Martens, 1877 と 区 別 できなかった. 一 方 ,テクオカワギルクミゞという 和 名 は 北
海 道 天 塩 地 方 の 個 体 に 与 えられた( 岩 川 1919)もので,これはカワギルクミゞガイとは 異瓧 なる 種
であり, 今 のところ 学 名 がない. 今 回 は 北 海 道 フュ 沼 で 多 産璩 が 確 認 されている.
オノスカワギルクミゞ Assiminea sp.
未 記 載 種 で,この 和 名 は 鈴 木曐 田 他 (2003b)で 使 用璮 した.また, 鈴 木曐 田 他 (2003a)が「”Assiminea”
sp. 1 アッォクカワギルクミゞ 近 似 種 」としたものは 曓 種 である. 青 森 県 尾 駮餏 沼 ・ 鷹 架 沼 ・ 小 川 原
湖湌 ( 高 瀬 川 )からしか 知 られておらず,この 周 辺 の 固 暼 種 と 考 えられるが, 今 回 は 後 2 産璩 地 から
産璩 出 が 確 認 された.
イムカワギルクミゞ Assiminea sp.
岩 川 (1919)は 曓 種 に 対 して Pilsbry et Hirase が 準湩 備 していた 学 名 を 引 用璮 するとともに「 伊 豫 西 條 」
産璩 の 標 曓 をもとに 和 名 を 与 えたものの, 結 局 その 学 名 は 不 適 格 名 のままである. 後 の 沿 部 (1942)
は 曓 種 をカワギルクミゞガイと 同 種 とし,そのまま 現 在 に 至 っているが, 明 らかに 別 種 であり 記
載 が 必 要 である. 今 回 は 岡 山 県 水 門 湾 , 笠 岡 湾 , 高 梁 川 , 山 口 県 暼 帆 川 , 大 分 県 臼 杵朅 で 確 認 され
た.
ボプカワギルクミゞ Assiminea sp.
福 田 他 (2002)が 暼 明 海 ・ 周 防 灘 ・ 児 島 湾 から 報 告 した 未 記 載 種 . 今 回 は 佐 賀 県 六 角 川 から 記 録
された.ただしイムカワギルクミゞの 変 異瓧 である 可 能 性 もあり,さらに 詳 細 な 検 討 が 必 要 である.
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アッォクカワギルクミゞ Assiminea sp.
北 海 道 東朁 部 の 固 暼 種 で, 未 記 載 種 である( 鈴 木曐 田 他 2003c で「”Assiminea” sp. 3」, Suzukida et Fukuda
2003 で「Assiminea sp. 6」としたもの). 今 回 は 厚 岸 湖湌 , 風顪 蓮 湖湌 から 見 出 された.
ケプムゞカワギルクミゞ( 新 称 )Assiminea sp.
鹿 児 島 県 奄 美 大 島 の 住 用璮 川 河沜 口 周 辺 のみから 知 られる 未 記 載 種 (Suzukida et Fukuda 2003 で
「Assiminea sp. 4」としたもの). 今 回 も 住 用璮 川 河沜 口 で 確 認 された.
オイメルカワギルクミゞ Assiminea sp.
ムクジカワギルクミゞに 近 縁 な 未 記 載 種 で, 奄 美 大 島 と 沖沍 縄 島 に 分 布 する. 屋 久 島 南 部 , 石 垣 島
からも 近 似 した 個 体 が 得 られているがそれらが 同 種 がどうかは 今 後 の 検 討 を 要 する. 今 回 は 沖沍 縄
島 のみで 確 認 された.
ゞプガブツピ Stenothyra edogawensis (Yokoyama, 1927)
今 回 は 千 葉 , 愛 知 , 和 歌 山 , 兵 庫 , 岡 山 , 山 口 各 県 の 河沜 口 から 記 録 されたが, 複 数 種 が 混浔 在 して
いる 可 能 性 もあり, 今 後 の 再 検 討 が 必 要 である.
ツノアカニク Rapana venosa pechiliensis Grabau et King, 1928
アカニク Rapana venosa venosa (Valenciennes, 1846) の 亜 種 とされ, 基 亜 種 よりも 小 型 で, 殻 表 の
突 起 が 鋭 い 棘 状 となり, 中 国 大 陸 沿沥 岸 および 暼 明 海 に 見 られる 個 体 群 をさすが, 暼 明 海 では 同 所
的 にアカニクとツノアカニクが 見 られることがあり,また 両 者 の 中 間 的 な 形 態 をもつ 個 体 も 見 ら
れないようなので, 亜 種 でなく 別 種 の 可 能 性 があり, 再 検 討 が 必 要 である. 今 回 は 福 岡 県 沖沍 端 川
でツノアカニクに 相 当 する 個 体 が 確 認 された.
ヒガシムカイトカォウモ( 新 称 )Paracingulina sp.
潮滠 間 帯 岩 礁 間 のシイドハヴャ 砂 中 などに 見 られるムカイトカォウモ Cingulina cingulata (Dunker,
1860) と 殻 の 形 態 が 酷 似 し, 区 別 が 困 難 であるが, 軟 体 頭 部 の 形 態 が 異瓧 なり, 別 種 と 考 えられる.
各 地 の 砂 泥況 干 潟滘 に 少 なくない.
ボプムキコワシ Melanochlamys sp.
日 曓 在 来曹 の 種 であれば 恐 らく 未 記 載 種 と 思 わわれるが, 移 入 種 である 可 能 性 も 否 定 できない( 岩 崎
他 2004; 福 田 2004). 国 内 での 分 布 域 の 概 要 もいまだ 明 らかでない. 今 回 は 北 海 道 温浲 根 沼 , 神 奈
川 県 江 奈 湾 , 愛 知 県 三 河沜 湾 ( 一 色 干 潟滘 )から 確 認 されたが,これらがすべて 同 じ 種 であるかどう
かも 含 め, 今 後 の 検 討 が 必 要 である.
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ボパガワペス Onchidium sp.
韓 国 からも 報 告 されている( 例 えば 山 下 2004)が, 日 曓 では 暼 明 海 ・ 不 知 火 海 のみで 知 られる 未
記 載 種 . 今 回 は 福 岡 県 沖沍 端 川 , 矢 部 川 , 熊 曓 県 大 野 川 , 氷 川 で 確 認 された.
イサアワペスおよびキナカアワペス Peronia spp.
日 曓 産璩 のこの 類顜 は 近 年 詳 細 な 検 討 が 全 くなされておらず, 多 数 の 種 が 混浔 在 している 可 能 性 が 高 い.
沖沍 縄 島 には Peronia 属 ではない 種 も 存 在 する. 今 回 もイサアワペスおよびキナカアワペスとして 沖沍
縄 県 の 各 地 から 記 録 されているが,それらが 同 一 種 であるかどうかは, 筆 者 が 標 曓 を 実 見 してい
ないこともあり, 現 時昷 点 で 判 断 できない.
4) 移 入 種
トメイプゲガブツピ Stenothyra sp.
カメヘクュ Nassarius (Zeuxis) sinarus (Philippi, 1851)
両 種 ともに 2000 年 前 後 に 暼 明 海 に 移 入 された( 福 田 他 2002; Tamaki et al. 2002; 福 田 2004). 今
回 トメイプゲガブツピは 福 岡 県 筑 後 川 , 沖沍 端 川 , 長 崎 県 諌 早 湾 北 岸 , 佐 賀 県 六 角 川 から,カメヘ
クュは 福 岡 県 筑 後 川 , 矢 部 川 , 佐 賀 県 六 角 川 , 塩 田 川 から 確 認 され, 依 然 としてこの 海 域 に 多 産璩
している.
クブベノゞフネガイ Crepidula onyx Sowerby I, 1824
1968 年 の 神 奈 川 県 での 最暷 初 の 発 見 以 降 , 日 曓 での 分 布 を 拡 大 し, 近 年 は 北 海 道 南 西 部 から 九 州 ま
で 広 く 見 られる( 岩 崎 他 2004). 今 回 も 北 は 福 島 県 ・ 宮 城 県 , 南 は 熊 曓 県 ・ 佐 賀 県 まで 15 箇 所 か
ら 確 認 された.
キキエュシブツベシ Euspira fortunei (Reeve, 1855)
近 年 , 韓 国 や 中 国 から 輸 入 されるアキモとともに 移 入 されていることが 大 越 (2004) 等 によって
指 摘 されているが, 今 回 の 陸 中 モアケ 海 岸 , 福 島 県 松 川 浦洁 , 宮 城 県 万 石 浦洁 , 千 葉 県 盤 洲泩 , 三 重 県
雲 出 川 , 櫛 田 川 での 曓 種 の 記 録 は 明 らかに 移 入 によるものであろう. 一 方 , 以 前 から 自 然 分 布 が
確 認 されていた 瀬 戸 内 海 周 防 灘 と 暼 明 海 でも 見 出 され( 大 分 県 中 津泟 港海 , 熊 曓 県 永 浦洁 , 緑 川 , 塩 屋
海 岸 ),これらが 在 来曹 か 移 入 か,あるいは 両 者 がすでに 混浔 ざってしまっているのか 現 時昷 点 で 判 断 で
きない.
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ガブフジブ Cryptonatica tigrina (Röding, 1798)
オモイヤピメ Scalptia (Scalptia) scalariformis (Lamarck, 1822)
両 種 ともにかつて 瀬 戸 内 海 や 暼 明 海 等 に 見 られたが 現 在 は 絶 滅溅 寸 前 で, 特 に 瀬 戸 内 海 での 近 年 の
生璦 貝 の 記 録 はほとんどない.ところが, 今 回 両 種 ともに 岡 山 県 笠 岡 湾 から 確 認 された.この 周 辺
では, 曓 来曹 棲 息 していないキャピゞを 暼 明 海 から 大 量 に 運 んで 干 潟滘 に 蒔 くことを 繰 り 返 している
ので,これら 2 種 や, 同 時昷 に 得 られた 二 枚 貝 綱 のカォガメケ,イムケジヤなどもキャピゞととも
に 運 ばれてきたものが 定 着 した 可 能 性 が 高 い.ガブフジブは 今 回 熊 曓 県 塩 屋 海 岸 でも 確 認 されて
いるが,これは 在 来曹 個 体 群 の 可 能 性 があり,もしそうであれば 貴 重 である.
参 考 文 献
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軟 体 動 物 門
二 枚 貝 綱
加 藤
真
今 回 の 調 査 で 出 現 した 二 枚 貝 の 内 、 近 年 浦 少 している 種 、 希 少 性 の 高 い 種 ・ 出 現 地 点 の 少 なかっ
た 種 、 他 生璦 物 の 体 表 などに 付 着 して 生璦 活泯 する 種 、 地 域 や 環瑧 境 に 特 暼 の 種 ・ 指 標 種 、 人 間 の 生璦 活泯 や 営
みの 中 で 利 用璮 されている 種 、 移 入 種 、 分 類顜 学 的 検 討 が 必 要 な 種 について 解 説 する。 特 に、 多 毛 類顜 や
ビクヘク、アナグホカ 類顜 などが 多 く 採 集 されたため、これらの 生璦 物 の 体 表 に 付 着 する 二 枚 貝 も 多 く
採 集 された。
1) 近 年 浦 少 している 種
ハピゞキガイ Pinna bicolor Gmelin, 1791
内 湾 の 砂 泥況 底 に 突 き 刺 さるようにして 生璦 息 する 二 枚 貝 で,かつては 中 部 地 方 以 南 の 各 地 から 記 録
されていたが, 近 年 の 浦 少 が 著 しい. 今 回 の 調 査 において, 曓 土 では 永 浦洁 と 曓 渡浫 干 潟滘 でのみ 記 録
された. 琉琈 球 列 島 においては 羽 地 内 海 と 沾 瀬 で 記 録 された.
モポゞキポゞアモサガイ Mactra mera Reeve, 1852
かつては 琉琈 球 列 島 の 干 潟滘 に 普 通 に 見 られた 二 枚 貝 であるが, 近 年 の 浦 少 が 著 しい. 今 回 の 調 査 で
は, 奄 美 大 島 の 笠 利 湾 , 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 , 石 垣 島 の 崎 枝 湾 と 宮 良 湾 , 西 表 島 の 船 浦洁 から 記 録 さ
れた.
イサハブエモ Atactodea striata (Gmelin, 1791)
やや 粗 い 砂 からなる 砂 浜泺 の 中 ~~ 高 潮滠 帯 に 生璦 息 する 二 枚 貝 で,かつては 紀 伊 半 島 以 南 の 各 地 に 普 通
に 見 られたが, 近 年 は 浦 少 が 著 しい. 今 回 記 録 された 地 点 は, 石 垣 島 の 崎 枝 湾 と 宮 良 湾 , 西 表 島
の 船 浦洁 と 前 良 川 河沜 口 であった.
ニッカゞガイ Tellinella virgata (Linnaeus, 1758)
琉琈 球 列 島 の 干 潟滘 を 最暷 も 強 く 代 表 する 二 枚 貝 で,かつては 各 地 の 海 草 藻 場 に 普 通 に 見 られたが, 近
年 の 浦 少 は 著 しく, 今 回 の 調 査 では 羽 地 内 海 のみから 記 録 された.
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ヘメキキガイ Soletellina diphos (Linnaeus, 1771)
内 湾 の 泥況 干 潟滘 に 深济 く 潜滕 って 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 各 地 で 浦 少 が 著 しいが, 今 回 の 調 査 では 浜泺 名 湖湌 と
守 江 湾 から 記 録 された. 同 属 のフグナプガイはより 潮滠 通 しのよい 干 潟滘 に 生璦 息 するが, 今 回 の 調 査
では 記 録 されなかった.
ボブトクグプ Corbicula japonica Prime, 1864
九 州 以 北 の 河沜 口 域 の 指 標 種 で, 各 地 で 浦 少 傾 向 にあるが, 東朁 北 地 方 から 北 海 道 にかけて 多 くの 産璩
地 があることが 明 らかとなった.
クオボガイ Anomalocardia squamosa (Linnaeus, 1758)
内 湾 の 湾 奥 の 干 潟滘 の 指 標 種 で, 各 地 で 激 浦 しているが, 今 回 の 調 査 では, 英 虞 湾 , 五 ォ 所 川 河沜 口 ,
田 辺 湾 , 和 歌 川 河沜 口 , 池 田 浦洁 , 僧 都 川 河沜 口 , 羊 角 湾 から 記 録 された.
クメオガイ Circe (Circe) scripta (Linnaeus, 1758)
潮滠 通 しのよい 内 湾 にかつては 普 通 に 見 られた 貝 であるが, 各 地 で 浦 少 が 著 しい. 今 回 の 調 査 で 記
録 されたのは, 英 虞 湾 と 沖沍 縄 県 の 沾 瀬 と 佐 敷 海 岸 のみである. 琉琈 球 列 島 のものと 曓 土 のものの 間
には 形 態 に 差 異瓧 が 見 られ, 分 類顜 を 再 検 討 する 必 要 がある.
ハブエモ Meretrix lusoria (Röding, 1798)
日 曓 列 島 の 大 規 模 な 内 湾 の 干 潟滘 の 指 標 種 であったが, 近 年 の 浦 少 は 著 しい. 今 回 の 調 査 では, 松
島 湾 , 鳥 の 海 , 浜泺 名 湖湌 , 木曐 暴 川 河沜 口 (※), 志 登 茂 川 河沜 口 , 和 歌 川 河沜 口 , 新 舞 子 (※), 伊 万 里 湾 ,
筑 後 川 河沜 口 , 諫 早 湾 , 菊 池 川 河沜 口 , 塩 屋 海 岸 , 曓 渡浫 干 潟滘 , 永 浦洁 , 緑 川 河沜 口 , 中 津泟 港海 周 辺 , 臼 杵朅 ,
守 江 湾 , 重 富 海 岸 , 万 之 瀬 川 河沜 口 で 記 録 された. 一 部 では 稚 貝 の 放 流泴 も 行 なわわれており, 在 来曹 の
ものでない 可 能 性 もある(※を 付 した 地 点 ).ハブエモの 現 在 の 分 布 の 中 心 は 九 州 にあると 言 える.
イオゞハブエモ Pitar (Pitarina) sulfreum Pilsbry, 1904
内 湾 湾 奥 の 泥況 干 潟滘 に 生璦 息 する 二 枚 貝 で, 各 地 で 激 浦 している 種 である. 今 回 の 調 査 では, 曓 土 で
は 英 虞 湾 と 羊 角 湾 でのみ, 琉琈 球 列 島 では 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 と 塩 屋 , 西 表 島 の 船 浦洁 で 記 録 された.
カオキナガイ Laternula boschasina (Reeve, 1863)
湾 奥 の 河沜 口 干 潟滘 の 指 標 種 であるが, 今 回 の 調 査 では, 加 古 川 , 長 井 浜泺 , 八 坂 川 から 記 録 された.
カオキナガイは 琉琈 球 列 島 にも 分 布 しており,そこでも 絶 滅溅 危 惧 種 に 数 えられている( 沖沍 縄 県 , 2005).
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2) 希 少 性 の 高 い 種 ( 出 現 地 点 の 少 なかった 種 も 含 む)
キヌシヤガイ Petrasma pusilla (Gould, 1861)
内 湾 湾 奥 の 嫌 気 状 態 になった 泥況 干 潟滘 で, 化 学 合 成 細 菌 を 共 生璦 させて 生璦 活泯 している 二 枚 貝 である.
今 回 の 調 査 では 細 ノ 洲泩 でのみ 記 録 された.
キキオププ゠ガイ Estellacar oilvacea (Reeve, 1844)
日 曓 では 暼 明 海 だけから 知 られている 強 内 湾 性 の 種 で, 諫 早 湾 がその 分 布 の 中 心 であり, 諫 早 湾
締 切 工 事 に 伴 い, 絶 滅溅 が 危 惧 されていたが, 今 回 の 調 査 では 暼 明 海 の 他 の 地 点 からも 記 録 された.
ェイスガイキャピゞ Scapharca inaequivalvis (Bruguière, 1789)
内 湾 性 のキャピゞよりも 湾 口 よりに 分 布 の 中 心 のある 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 守 江 湾 からのみ
記 録 された.
ェュクポプコル Malleus (Malleus) mallens (Linnaeus, 1758)
琉琈 球 列 島 の 内 湾 に 生璦 息 するもともと 希 少 な 二 枚 貝 であるが, 今 回 の 調 査 では, 石 垣 島 の 名 蔵 湾 で
記 録 された.
ェュヒベガキ Ostrea futamiensis Seki, 1929
内 湾 に 生璦 息 するカキとして, 消洑 息 のつかめない 絶 滅溅 危 惧 種 に 数 えられていたが( 加 藤 ・ 福 田 , 1996),
今 回 の 調 査 では 細 ノ 洲泩 のみで 記 録 された.
アモアォォピモガイ Borniopsis ariakensis Habe, 1959
暼 明 海 などの 内 湾 の 砂 泥況 底 から 知 られていた 二 枚 貝 で,その 生璦 態 については 未 知 であるが, 今 回
の 調 査 では 塩 屋 海 岸 と 永 浦洁 で 記 録 された.
ツャブャォピモガイ Borniopsis tsurumaru Habe, 1959
内 湾 の 砂 泥況 底 から 知 られていた 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 永 浦洁 で 記 録 された.
イオゞノクシシモ Scintilla timorensis Deshayes, 1856
内 湾 潮滠 間 帯 の 礫 の 下 面 に 生璦 息 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 和 歌 山 県 の 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 で 発 見 され
た.
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トガモマゞクオガイ Moerella culter (Hanley, 1844)
琉琈 球 列 島 の 内 湾 の 干 潟滘 に 生璦 息 する 二 枚 貝 であるが, 今 回 の 調 査 では, 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 と 大 浦洁 か
ら 記 録 された.
テモギェメ Moerella iridescens (Benson, 1842)
強 内 湾 性 の 貝 で, 今 回 の 調 査 では 厚 狭 川 ・ 暼 帆 川 ・ 木曐 屋 川 河沜 口 ,および 諫 早 湾 から 記 録 された.
スガブテガイ Solen dunkerianus Clessin, 1883
暼 明 海 から 知 られていた 二 枚 貝 であるが, 今 回 の 調 査 では 沖沍 端 川 河沜 口 から 記 録 された.
゠ザブテガイ Solen krusensternii Schrenck, 1867
瀬 戸 内 海 以 北 に 分 布 するブテガイ 属 の1 種 で, 今 回 の 調 査 では 根 室 湾 から 記 録 された.
シガサデペドキ Trapezium sublaevigatum (Lamarck, 1819)
小 規 模 な 川 の 河沜 口 に 生璦 息 する 二 枚 貝 であるが, 今 回 の 調 査 では, 和 歌 山 県 の 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 , 上 甑璜
島 のなまこ 池 , 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 と 塩 屋 から 記 録 された.
ボ゠ボブヒャウクグプ Gelonia erosa (Lightfoot, 1786)
後 述 のクヤナクグプとの 関 係 は 検 討 の 余 地 があるが, 今 回 の 調 査 では 石 垣 島 の 宮 良 湾 から 記 録 さ
れた.
トゝドゝブモハブエモ Meretrix sp.
西 表 島 浦洁 内 川 河沜 口 のトゝドゝブモ 浜泺 ( 通 称 , 暻 が 浜泺 )だけで 知 られる 未 記 載 のハブエモ 属 の1 種
であり, 西 表 島 の 海 岸 環瑧 境 の 履 歴 を 解 く 鍵 となるきわわめて 貴 重 な 種 であると 言 える.この 浜泺 に 隣
接 した 海 岸 林 の 中 にビテャが 建 設 され, 環瑧 境 の 悪 化 が 心 配 されている.
イムケジヤ Paphia undulata (Born, 1778)
奥 深济 い 内 湾 潮滠 下 帯 の 泥況 底 に 生璦 息 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 塩 田 川 河沜 口 から 記 録 された. 分 布
の 中 心 が 潮滠 下 帯 にあり, 潜滕 在 的 な 分 布 はもう 少 し 広 い 可 能 性 がある.
ツキカガプ Phacosoma aspera (Reeve, 1850)
西 表 島 を 北 限 とする 小 型 のカガプガイ 属 の 1 種 で, 今 回 の 調 査 では 浦洁 内 川 河沜 口 から 記 録 された.
キシノオオノガイ Mya (Arenomya) japonica Jay, 1857
北 日 曓 に 生璦 息 するオオノガイ 属 の1 種 で, 今 回 の 調 査 ではキュブ 湖湌 から 記 録 された.
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ニオガイ Barnea(Anchomasa) manilensis (Philippi, 1847)
内 湾 の 柔 らかい 泥況 岩 に 穿 孔 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では, 守 江 湾 と 沖沍 縄 島 の 漫溻 湖湌 から
記 録 された.
カヅツガイ Eufistulana grandis (Deshayes, 1855)
砂 泥況 底 に 石 灰 質 の 棲 管 を 形 成 して 生璦 活泯 する,きわわめて 特 殊 な 生璦 活泯 様 式 を 持 った 二 枚 貝 である. 羽
地 内 海 は 世 界瓋 でも 数 えるほどしかない 生璦 息 地 の 一 つとして 知 られていたが, 今 回 の 調 査 でも 羽 地
内 海 からのみ 記 録 された.
3) 他 生璦 物 の 体 表 などに 付 着 して 生璦 活泯 する 種
ヒノブャゲキル Anisodevonia ohshimai (Kawahara, 1942)
ヒペイカモナブカの 体 表 に 付 着 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 絶 滅溅 が 危 惧 されていたが( 加 藤 ・ 福 田 ,
1996), 今 回 の 調 査 では, 石 垣 島 の 名 蔵 湾 ( 模 式 産璩 地 )と 川 平 湾 で 記 録 された.
ヒナノゲキル Entovalva semperi Ohshima, 1930
ビサイカモナブカの 体 表 に 付 着 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 天 草 で 記 載 されて 以 来曹 , 記 録 はごく 少 な
く, 絶 滅溅 が 危 惧 されていた( 加 藤 ・ 福 田 , 1996). 今 回 の 調 査 では 永 浦洁 と 氷 川 河沜 口 で 記 録 された.
ヒノブャゲキルの 足 が 側 扁 していて,その 右 側 に 足 糸 腺 があるのに 対 して,ヒナノゲキルの 足 は
腹 面 が 広 がり,その 部 分 を 寄 主 の 体 表 に 付 着 している.
ハナビメガイ Fronsella ohshimai Habe, 1958
ケグビクヘクペドキの 体 表 に 付 着 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 西 表 島 船 浦洁 から 記 録 さ
れた.
フィモピルハナビメガイ Fronsella philippinensis Habe et Kanazawa, 1981
ケグビクヘクの 体 表 に 付 着 して 生璦 活泯 することが 知 られており, 今 回 の 調 査 では, 沖沍 縄 島 の 沾 瀬 か
ら 記 録 された. 沾 瀬 ではこの 他 に,ケグビクヘクの 体 表 にはマルシェクグプが 共 生璦 している.
ゞュカガイ Lepirodes takii (Kuroda, 1945)
干 潟滘 の 礫 の 下 面 で, 二 枚 の 殻 を 平 開 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 羽 地 内 海 から 記 録 さ
れた.
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マルシェクグプ Litigiella pacifica Lutzen et Kosuge, 2006
沖沍 縄 島 の 沾 瀬 で 発 見 された,ケグビクヘクの 体 表 に 共 生璦 する 二 枚 貝 で,2006 年 に 新 種 記 載 された.
今 回 の 調 査 でも 沾 瀬 から 記 録 されたが,この 干 潟滘 では, 埋 立 工 事 が 進 行 している.
ケグビクヘクボドモガイ Nipponomysella subtruncata (Yokoyama, 1922)
ケグビクヘクの 体 表 に 共 生璦 する 二 枚 貝 で, 浜泺 名 湖湌 , 伊 川 津泟 , 英 虞 湾 , 五 ォ 所 川 河沜 口 , 喜 入 ベヒャ
ウ 林 , 永 浦洁 , 緑 川 河沜 口 , 曓 渡浫 干 潟滘 , 名 蔵 湾 から 記 録 された.
ブガカュガイ Peregrinamor oshimai Shoji, 1938
アナグホカ 類顜 数 種 の 頭 胸 部 腹 面 に 着 生璦 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では, 浦洁 内 湾 と 永 浦洁 か
ら 記 録 された. 近 縁 種 のクブノハテブガカュガイは 奄 美 諸 島 固 暼 で,プナプアナグホカに 共 生璦 す
る(Kato & Itani, 2000).
ナシブベォピモ Pseudopythina ochetostoma Morton et Scott, 1989
シテグブマヘクの 体 表 に 付 着 して 生璦 活泯 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 と 塩 屋 ,
西 表 島 の 船 浦洁 と 浦洁 内 川 ,そして 石 垣 島 の 川 平 湾 から 記 録 された.
4) 地 域 ・ 環瑧 境 に 特 暼 の 種 、 指 標 種
ハイガイ Tegillarca granosa (Linnaeus, 1758)
強 内 湾 性 の 遺 存 種 として 著 名 であるが, 今 回 の 調 査 では, 暼 明 海 ( 沖沍 端 川 河沜 口 と 塩 田 川 河沜 口 )の
ほか, 大 野 川 河沜 口 , 伊 万 里 湾 , 塩 屋 海 岸 , 氷 川 河沜 口 , 羊 角 湾 からも 記 録 された.
キギナプブェメ Modiolus flavidus (Duuker, 1857)
近 縁 のビサケグヒバモガイ,ヌバシブブェメ,モポゞキポゞヒバモガイと 同 様 に, 琉琈 球 列 島 の 内
湾 の 海 草 藻 場 の 指 標 種 である. 今 回 の 調 査 では 石 垣 島 の 名 蔵 湾 のみから 記 録 された.
カォガメケ Modiolus metcalfei (Hanley, 1843)
強 内 湾 性 の 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では, 暼 明 海 ( 筑 後 川 河沜 口 , 沖沍 端 川 河沜 口 , 矢 部 川 河沜 口 , 塩 田 川
河沜 口 , 田 古 里 川 河沜 口 , 諫 早 湾 南 岸 )のほか, 緑 川 河沜 口 , 菊 池 川 河沜 口 , 氷 川 河沜 口 , 塩 屋 海 岸 から 記
録 された.
カノメツキガイ Anodontia edentula (Linnaeus, 1758)
琉琈 球 列 島 の 内 湾 干 潟滘 の 指 標 種 であるが, 今 回 の 調 査 では, 沖沍 縄 島 の 沾 瀬 , 西 表 島 の 船 浦洁 , 石 垣 島
の 名 蔵 湾 で 記 録 された.
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マキガイ Meropesta nicobarica (Gmelin, 1791)
奥 深济 くしかも 清浜 澄滭 な 内 湾 の 干 潟滘 の 指 標 種 で, 今 回 の 調 査 では, 奄 美 大 島 の 笠 利 湾 , 西 表 島 の 船 浦洁 ,
石 垣 島 の 名 蔵 湾 から 記 録 された.
キェメガイ Nitidotellina hokkaidoensis (Habe, 1961)
清浜 澄滭 な 内 湾 の 砂 質 干 潟滘 の 指 標 種 で, 今 回 の 調 査 では, 田 辺 湾 , 池 田 浦洁 , 守 江 湾 から 記 録 された.
ジイプミゞガイ Pharaonella perna (Spengler, 1798)
琉琈 球 列 島 の 清浜 澄滭 な 内 湾 の 指 標 種 で, 西 表 島 の 船 浦洁 から 記 録 された.
ヒベニッカゞガイ Tellinella staurella (Lamarck, 1818)
琉琈 球 列 島 の 干 潟滘 を 代 表 する 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 石 垣 島 の 川 平 湾 と 名 蔵 湾 から 記 録 された.
バメキウガイ Tellinides timorensis Lamarck, 1818
琉琈 球 列 島 の 内 湾 の 砂 質 干 潟滘 に 特 暼 の 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 と 佐 敷 干 潟滘 , 西
表 島 の 船 浦洁 と 浦洁 内 川 河沜 口 から 記 録 された.
ブケオガイ Psammotaea elongata (Lamarck, 1818)
南 日 曓 の 礫 質 干 潟滘 の 指 標 種 であるが, 今 回 の 調 査 では 琉琈 球 列 島 の 数 カ 所 の 干 潟滘 でのみ 記 録 された.
ハギェメ Psammotaea minor (Deshayes, 1855)
河沜 口 汽汼 水 域 の 自 然 の 指 標 種 で, 今 回 の 調 査 において, 曓 土 では 五 ォ 所 川 河沜 口 , 男璹 里 川 河沜 口 , 紀 ノ
川 河沜 口 , 暼 田 川 河沜 口 , 僧 都 川 河沜 口 , 熊 ノ 江 , 五 ヮ 瀬 川 , 曓 城 川 河沜 口 , 喜 入 ベヒャウ 林 , 重 富 海 岸 ,
天 降 川 河沜 口 , 万 之 瀬 川 河沜 口 , 琉琈 球 列 島 では 羽 地 内 海 , 塩 屋 , 崎 枝 湾 , 名 蔵 湾 から 記 録 された.
オスバガイ Psammotaea virescens (Deshayes, 1855)
ハギェメと 同 様 に 河沜 口 汽汼 水 域 の 自 然 の 指 標 種 であるが, 琉琈 球 列 島 には 産璩 しない. 今 回 の 調 査 では,
櫛 田 川 河沜 口 , 木曐 暴 川 河沜 口 , 安 濃漓 川 河沜 口 , 志 登 茂 川 河沜 口 , 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 , 島 田 川 河沜 口 , 菊 池 川 河沜 口
から 記 録 された.
クヤナクグプ Geloina coaxans (Gmelin, 1791)
ブルエュヴノの 泥況 干 潟滘 に 生璦 息 する 二 枚 貝 として 著 名 であり, 今 回 の 調 査 では 沖沍 縄 島 以 南 の 数 カ 所
のブルノュヴノ 干 潟滘 で 記 録 された.
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ハナエペモ Glauconome chinensis Gray, 1828
強 内 湾 性 の 泥況 干 潟滘 の 指 標 種 で,ムク 原 をしたがえた 河沜 口 に 出 現 する. 今 回 の 調 査 では, 勝 浦洁 川 河沜
口 , 長 井 浜泺 , 暼 明 海 ( 筑 後 川 河沜 口 , 矢 部 川 河沜 口 , 諫 早 湾 ), 暴 根 干 潟滘 , 羊 角 湾 , 中 津泟 港海 周 辺 , 大 野
川 河沜 口 , 田 古 里 川 河沜 口 , 羽 地 内 海 , 塩 屋 から 記 録 された.
5) 人 間 の 生璦 活泯 や 営 みの 中 で 利 用璮 されている 種
アカガイ Scpharca broughtonii (Schrenck, 1867)
内 湾 の 潮滠 下 帯 に 生璦 息 する 二 枚 貝 で, 溣 獲 対 象 としても 重 要 な 地 位 にあった. 今 回 の 調 査 では 暼 明
海 ( 筑 後 川 河沜 口 , 六 角 川 河沜 口 , 沖沍 端 川 河沜 口 ), 緑 川 河沜 口 , 中 津泟 港海 周 辺 から 記 録 されたが,かつての
大 産璩 地 であった 近 畿瓴 以 東朁 の 個 体 群 は 衰 退 してしまっている 可 能 性 が 高 い.
ビサケグヒバモ Modiolus philippinarum (Hanley, 1843)
琉琈 球 列 島 の 内 湾 干 潟滘 に 生璦 息 する 大 形 の 二 枚 貝 で, 今 回 の 調 査 では 羽 地 内 海 のみから 記 録 された.
羽 地 内 海 では, 地 元 の 人 々の 潮滠 干 狩 の 重 要 な 採 集 対 象 となっている.
ゞプウェ Spondylus cruentus Lischke, 1856
今 回 の 調 査 においては, 羽 地 内 海 のみで 記 録 された.ゞプウェは 岩 礁 の 潮滠 下 帯 に 分 布 の 中 心 があ
るが, 羽 地 内 海 の 生璦 息 地 は 特 異瓧 なものであり,ここのゞプウェは 岩 礁 性 のゞプウェと 異瓧 なるもの
である 可 能 性 がある. 羽 地 内 海 の 潮滠 干 狩 では 重 要 な 採 集 対 象 となっている.
イシピガキ Ostrea denselamellosa Lischke, 1869
かつては, 瀬 戸 内 海 をはじめ, 各 地 の 内 湾 の 潮滠 下 帯 に 普 通 に 見 られた 二 枚 貝 であるが, 近 年 , 激
浦 している. 今 回 の 調 査 では 発 見 できなかった.ただ, 香飞 川 県 では, 種 苗 の 育 成 と 養颜 殖 の 試 みが
始 まっている.
プャェイ Tresus keenae (Kuroda et Habe, 1950)
内 湾 の 潮滠 下 帯 に 生璦 息 する 二 枚 貝 で,かつては 多 量 に 溣 獲 されていた 地 方 もあったが, 近 年 の 浦 少
が 著 しい. 今 回 の 調 査 では, 細 ノ 洲泩 でのみ 記 録 された.
ハブエモ Meretrix lusoria (Röding, 1798),ボブトクグプ Corbicula japonica Prime, 1864
前 述 。
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6) 移 入 種
カゞュ゠ルカワヒバモガイ Xenostrobus securis (Lamarck, 1819)
オヴケトメモアとニポヴグヴメルド 原 産璩 の 二 枚 貝 で,1970 年 代 に 日 曓 の 河沜 口 域 に 侵 入 した( 日 曓
生璦 態 学 会 , 2002). 今 回 の 調 査 では, 曓 州 から 九 州 にかけての 各 地 の 河沜 口 域 から 記 録 され, 分 布 を
広 げていることが 明 かとなった.
アクパブケオ Soletellina (Soletellina) petalina (Deshayes, 1855)
イルド・ 大 平 洋泒 の 熱 帯 域 に 分 布 する 種 類顜 で,1990 年 代 になって 日 曓 に 侵 入 した(Fukuda and Willan,
2002). 今 回 の 調 査 では, 田 辺 湾 , 西 広 海 岸 , 和 歌 川 河沜 口 , 池 田 浦洁 , 守 江 湾 , 臼 杵朅 , 佐 敷 から 記 録
され, 分 布 を 急 速 に 拡 大 しつつあることがうかがえる.
シイワルクグプ Corbicula fluminea Müller, 1774
台 湾 や 中 国 ,イルドクナなどを 原 産璩 地 とする 淡流 水 産璩 二 枚 貝 であるが, 近 年 , 全 世 界瓋 に 分 布 を 広 げ
ている( 日 曓 生璦 態 学 会 , 2002). 日 曓 では 淡流 水 域 だけでなく,ボブトクグプが 生璦 息 する 河沜 口 域 にも
侵 入 しており, 日 曓 各 地 の 河沜 口 域 で 発 見 されるようになっている.シイワルクグプは 形 態 的 にブ
クグプに 極 めて 似 ており,その 分 類顜 には 再 検 討 の 余 地 があるが, 最暷 近 になって 汽汼 水 域 に 出 現 する
ようになったブクグプそっくりの 貝 はシイワルクグプである 可 能 性 が 高 い.
ビルビノケガイ Mercenaria mercenaria (Linnaeus, 1758)
北 米 大 西 洋泒 岸 原 産璩 の 外 来曹 種 で, 今 回 の 調 査 では 東朁 京 湾 ( 谷 津泟 干 潟滘 と 江 戸 川 河沜 口 )から 記 録 された.
ヒメシヌブカジキガイ Potamocorbula laevis Hinds, 1843
沿沥 海 州 から 朝曉 鮮 半 島 にかけての 内 湾 干 潟滘 にもともと 生璦 息 していた 二 枚 貝 で,1990 年 代 に 日 曓 ( 暼
明 海 )に 侵 入 している. 今 回 の 調 査 では, 暼 明 海 ( 筑 後 川 河沜 口 , 六 角 川 河沜 口 , 塩 田 川 河沜 口 )と 長
井 浜泺 で 記 録 された.
7) 分 類顜 学 的 検 討 が 必 要 な 種
イスミゞクメトモ Pistris capsoides (Lamarck, 1818)
強 内 湾 性 干 潟滘 の 指 標 種 で, 今 回 の 調 査 では, 暼 明 海 周 辺 と 琉琈 球 列 島 の 内 湾 から 記 録 されたが, 両
者 の 間 には 形 態 的 差 異瓧 が 見 られ, 分 類顜 学 的 再 検 討 が 必 要 である.
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Psammotaea inflata
沖沍 縄 県 (2005)によって 初 めて 日 曓 から 記 録 されたブケオガイ 近 似 種 で, 今 回 の 調 査 では 羽 地 内
海 と 塩 屋 で 記 録 された. 河沜 口 干 潟滘 の 泥況 底 に 深济 く 潜滕 って 生璦 活泯 している.
ェクォブケオ Venatomya truncata (Gould, 1861)
アナグホカの 孔 に 水 管 を 開 口 させて 生璦 活泯 する 貝 として 知 られているが(Itani & Kato, 2002), 今 回
の 調 査 では, 英 虞 湾 , 田 古 里 川 , 塩 屋 , 川 平 湾 から 記 録 された. 琉琈 球 列 島 のものは 分 類顜 学 的 再 検
討 の 必 要 がある.
トゝドゝブモハブエモ
前 述 。
Meretrix sp.
参 考 文 献
Fukuda, H. and Willan, R. C., 2002. Soletellina (Soletellina) petalina (Bivalvia: Psammobiidae) from the
Japan Sea Coast of Kyushu, Japan. The Yuriyagai 8: 57-61.
Itani, G. and M. Kato, 2002. Cryptomya (Venatomya) truncata (Bivalvia: Myidae): Association with
thalassinidean shrimp burrows and morphometric variation in Japanese waters. Venus 61: 193-202.
加 藤 真 ・ 福 田 宏 , 1996. 二 枚 貝 綱 . In: 和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川
輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・ 島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 . 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 す
る 底 生璦 生璦 物 の 現 状 .WWF Japan キイ゠ルケヤフヴト, 3. p. 65-73.
Kato, M. and G. Itani, 2000. Peregrinamor gastrochaenans (Bivalvia: Mollusca), a new species symbiotic
with the thalassinidean shrimp Upogebia carinicaudata (Decapoda: Crustacea). Species Diversity 5:
309-316.
Lützen, J. and Kosuge T, 2006. Description of the Bivalve Litigiella pacifica n. sp. (Heterodonta:
Galeommatoidea: Lasaeidae), Commensal with the Sipunculan Sipunculus nudus from the Ryukyu Islands,
Japan. Venus 63: 193-202.
日 曓 生璦 態 学 会 , 2002. 外 来曹 種 ハルドノッェ. 地 人 書暯 館颳 .
沖沍 縄 県 , 2005. 改 訂 ・ 沖沍 縄 県 の 絶 滅溅 のおそれのある 野 生璦 生璦 物 - 動 物 編 . 沖沍 縄 県 文 化 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 .
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昙 口 動 物 門
西 川
輝 昭昧
日 曓 列 島 の 昙 口 動 物 相 については,マヘク 動 物 門 と 同 様 に,1940 年 代 前 半 までになされた 池 田 岩
治 と 佐 藤 隼 夫 の 多 量 のすぐれた 分 類顜 学 的 研 究 がある.また, 近 年 では 米 国 のカトメヴ 博 士 らによる
ペノエメフ(Cutler et al.,1984)がある. 池 田 や 佐 藤 の 論 文 では, 採 集 地 点 として 潮滠 間 帯 と 潮滠 下 帯 と
を 区 別 していない 場 合 が 多 いので, 彼 らの 研 究 から 往 時昷 の 干 潟滘 におけるマヘク 動 物 相 を 復 元 して 現
状 と 比 較 することは 容 易昒 でない. 他 方 ,カトメヴ 博 士 らのペノエメフは, 詳 細 な 採 集 デヴシが 付 さ
れた 1970 年 代 以 降 の 標 曓 を 多 く 扱 っているので, 干 潟滘 の 昙 口 動 物 相 の 消洑 長 の 一 端 をたどることがで
きる.また,1920 ~~ 30 年 代 に 行 わわれた 石 川 (1938)などによる「 釣 り 餌额 」としての 曓 動 物 群 の 研
究 がこれを 補 うものとなっている.なお, 曓 報 告 において 種 名 決 定 に 至 っていない 標 曓 は,それが
不 完 全 なためである.
1)かつて 普 通 に 見 られたが, 今 は 浦 少 している 種
ケグビクヘク Sipunculus nudus Linnaeus,1766
暖晵 水 性 の 汎 世 界瓋 種 で, 多 くの 場 合 , 潮滠 間 帯 から 100m 程 度 の 浅 海 に 分 布 する( 西 川 ,1992). 日
曓 列 島 沿沥 岸 では 陸 奥 湾 以 南 の 各 地 から 記 録 がある. 潮滠 間 帯 ないし 浅 海 からの 明 確 な 記 録 にかぎる
と,Ikeda(1904)は, 相 模 湾 の 三 崎 で 頻 繁 に 採 集 されるほか, 館颳 山 や 瀬 戸 内 海 各 地 ではごく 普 通 に 見
られるとした. 東朁 京 大 学 総 合 研 究 博 物 館颳 には, 池 田 が 同 定 した 三 崎 と 兵 庫 県 鞆 ノ 浦洁 産璩 標 曓 がある
(Nishikawa & Ueshima, 2006). 佐 藤 (1934)は, 尾 道 湾 から 報 告 している. 他 方 , 房 総 半 島 より 北 で
は,Sato(1930)が 陸 奥 湾 の 茂 浦洁 から 2 個 体 ,そして Sato(1937)が 宮 城 県 唐 桑 曪 の 海 岸 から 1 個 体
をそれぞれ 記 録 しているにすぎない.Cutler et al.(1984)は 新 たな 産璩 地 として, 大 阪 湾 , 沖沍 縄 島 瀬
底 島 , 石 垣 島 川 平 湾 ,および 竹 富 島 を 挙 げている.
石 川 (1938)によると, 瀬 戸 内 海 では,「キザゞ」とか「キドヴ」などと 呼 ばれ, 釣 り 餌额 用璮 に 干
潟滘 でさかんに 採 取 されていた.また, 曓 種 の「 著 名 なる 産璩 地 」として, 愛 知 県 知 多 郡 野 間 曪 , 岡 山
県 浅 口 郡 寄 島 璼 ・ 笠 岡 璼 , 広 島 県 尾 道 市 , 同 広 島 市 江 沿 璼 , 同 佐 伯 郡 大 野 曪 , 山 口 県 玖 珂 郡 麻 里 布
曪 新 港海 , 同 下 関 市 伊 崎 璼 , 熊 曓 県 宇 土 郡 松 合 璼 , 同 八 代 郡 鏡 璼 ,および 同 郡 文 政 曪 を 挙 げている.
広 島 県 では,8 ~~ 13 万 尾 を 生璦 かしたまま 運 搬 できる 船 が 4 隻 稼 動 しており, 汽汼 車 便 での 輸 送 も 盛
んであった( 広 島 県 水 産璩 試 験餧 場 ,1932). 多 産璩 ぶりがうかがえよう.なお, 曓 種 は 長 時昷 間 の 輸 送 に
耐 えるため, 船 よりは 汽汼 車 便 が 利 用璮 されるようになった 由 である( 石 川 ,1938).
今 回 の 調 査 では, 横 浜泺 市 野 島 干 潟滘 を 北 限 とし, 浜泺 名 湖湌 , 英 虞 湾 , 山 口 県 笠 戸 島 , 山 口 湾 , 熊 曓 県
天 草 郡 永 浦洁 , 沖沍 縄 島 羽 地 内 海 , 那 覇 市 大 嶺 , 中 頭 郡 沾 瀬 , 国 頭 郡 億 首飛 川 河沜 口 ,および 石 垣 島 川 平 湾 ,
名 蔵 湾 で 発 見 された. 密 度 が 高 いところも 多 い. 上 記 の 既 知 産璩 地 を 参 照 すると 新 産璩 地 が 多 いことが
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わわかるが,これは 従 来曹 の 調 査 が 不 十 分 のためと 考 えられる. 新 産璩 地 の 発 見 とはうらはらに,かつて
多 産璩 を 誇 った 瀬 戸 内 海 での 出 現 報 告 が 極 めて 乏 しいことが 目 を 引 く. 主 に 1995 年 ごろに 行 わわれた
アルォヴト 結 果 による 和 田 ら(1996)の 報 告 では, 広 島 県 細 の 洲泩 ( 今 回 の 調 査 の「 細 ノ 洲泩 」に 対 応 )
と 山 口 県 秋 穂 湾 ( 今 回 の 調 査 の「 秋 穂 湾 」)で「 普 通 」とされたが, 今 回 は 発 見 されなかった.ま
た, 上 述 したように Ikeda(1904)が「 頻 繁 に 採 集 」した 相 模 湾 の 三 崎 は 今 回 の 調 査 における「 小 網 代
湾 」にほぼ 対 応 するが,ここからもまったく 採 集 されなかった. 日 曓 列 島 の 特 に 曓 土 沿沥 岸 において,
かつての 普 通 種 は 今 , 衰 退 傾 向 にあると 考 えられる.
ケグビクヘクペドキ Siphonosoma cumanense (Keferstein, 1867)
暖晵 水 性 の 広 分 布 種 で, 生璦 息 域 は 潮滠 間 帯 にほぼ 限 定 される. 日 曓 列 島 においては,Cutler et al.(1984)
が 総 覧 しているように, 陸 奥 湾 から 西 表 島 まで, 日 曓 列 島 の 太 平 洋泒 岸 と 日 曓 海 岸 に 広 く 分 布 して
いる.
石 川 (1938)によると,「シォザゞ」,「バイュェ」,「キルガゞグポ」,「オゞカヘク」などと 呼 ば
れ, 釣 り 餌额 用璮 に 干 潟滘 でさかんに 採 取 されていた. 彼 は, 曓 種 の「 著 名 なる 生璦 産璩 地 」として, 愛 知
県 知 多 郡 野 間 曪 , 岡 山 県 浅 口 郡 寄 島 璼 , 広 島 県 尾 道 市 , 同 広 島 市 江 沿 璼 , 同 佐 伯 郡 大 野 曪 ・ 地 御
前 曪 , 山 口 県 玖 珂 郡 麻 里 布 曪 新 港海 , 同 吉 敷 郡 阿 知 須 , 同 厚 狭 郡 埴 生璦 , 下 関 市 伊 崎 璼 ,および 福 島
県 筑 前 箱 崎 璼 を 挙 げている. 広 島 県 では,375 ~~ 490kg を 生璦 かしたまま 運 搬 できる 船 が 4 隻 稼 動 し
ており, 汽汼 車 便 での 輸 送 も 盛 んであった( 広 島 県 水 産璩 試 験餧 場 ,1932). 山 口 県 にも,180 ~~ 500kg
を 運 搬 する 船 が 3 隻 あった( 石 川 ,1938).
今 回 の 調 査 では, 宮 城 県 万 石 浦洁 を 北 限 とし, 同 県 松 島 湾 , 福 島 県 松 川 浦洁 , 神 奈 川 県 小 網 代 湾 ,
浜泺 名 湖湌 , 三 河沜 湾 伊 川 津泟 , 三 重 県 五 ヮ 所 川 , 和 歌 山 県 内 之 浦洁 , 山 口 県 笠 戸 島 , 山 口 湾 , 秋 穂 湾 , 広
島 県 細 ノ 洲泩 , 宮 島 , 大 分 県 守 江 湾 , 熊 曓 県 永 浦洁 , 緑 川 , 菊 地 川 , 曓 渡浫 干 潟滘 , 鹿 児 島 県 喜 入 ベヒャ
ウ 林 , 奄 美 大 島 笠 利 湾 , 沖沍 縄 島 名 護 市 大 浦洁 , 国 頭 郡 億 首飛 川 河沜 口 ,および 石 垣 島 宮 良 湾 , 名 蔵 湾 で
発 見 された. 前 回 の 和 田 ら(1996)の 報 告 と 比 較 すると, 陸 奥 湾 と 三 河沜 湾 一 色 干 潟滘 で 今 回 採 集 さ
れなかったことを 除 けば, 大 きな 変 化 は 見 られない. 小 網 代 湾 からも 個 体 数 の 多 寡 は「C」 判 定 と
して 発 見 されている. 現 況沦 は, 上 述 した 石 川 (1938)などによる 往 時昷 の 生璦 息 状 況沦 と 比 較 すれば 浦
少 傾 向 にあるとはいえ,ケグビクヘクと 比 べてその 程 度 は 幾 分 軽 いと 考 えられる.
2) 日 曓 列 島 において 分 布 が 限 定 されている 種
プポヴメヴシテビクヘク Aspidosiphon (Aspidosiphon) muelleri Diesing, 1851
曓 種 は 汎 世 界瓋 的 に, 潮滠 間 帯 から 水 深济 400m あるいはそれ 以 深济 にまで 分 布 し, 巻 貝 の 死 殻 のなかで
生璦 活泯 する. 日 曓 列 島 周 辺 では, 相 模 湾 から 種 子 島 なでの 太 平 洋泒 岸 と 隠 岐 以 南 の 日 曓 海 沿沥 岸 から 記
録 されており, 潮滠 間 帯 での 採 集 例 はほとんどない. 今 回 の 調 査 で, 小 笠 原 二 見 湾 でのみ 発 見 され
たが,これは 曓 種 の 新 産璩 地 である. 曓 種 は 極 めて 広 い 分 布 域 をもっていることから, 複 数 の 隠 蔽
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種 を 含 む 可 能 性 が 高 い. 今 後 の 検 討 課 題 としたい.
カドシテビクヘク Aspidosiphon (Paraspidosiphon) laevis de Quatrefages, 1865
曓 種 は 環瑧 熱 帯 の 潮滠 間 帯 から 浅 海 に 分 布 し, 死 キルガ 塊 や 岩 石 に 穿 孔 して 生璦 活泯 するが,どこでも
生璦 息 密 度 は 高 くない(Cutler, 1994). 日 曓 列 島 からの 記 録 としてはこれまで, 奄 美 大 島 の「カツム
モ」という 入 り 江 の 潮滠 間 帯 でひろった 死 キルガ 塊 から 取 り 出 した 1 個 体 に 対 して,A. angulatus が
新 種 記 載 されただけであった(Ikeda,1904).この 種 は 現 在 ,A. laevis の 新 参 異瓧 名 とされている(Cutler,
1994). 今 回 の 調 査 で 奄 美 大 島 笠 利 湾 からカドシテビクヘクが 発 見 されたことは, 日 曓 における 2
番瓣 目 の 記 録 として 特 筆 に 価 する. 曓 種 は 極 めて 広 い 分 布 域 をもっていることから, 複 数 の 隠 蔽 種
を 含 む 可 能 性 が 高 い.A. angulatus が 暼 効 名 として 復 活泯 する 可 能 性 もある.この 点 でも 奄 美 大 島 の
個 体 群 は 重 要 であり, 注泃 視 が 必 要 である.
3) 希 少 種
アブプケグビクヘクペドキ Siphonosoma funafuti (Shipley, 1898)
南 西 日 曓 の 個 体 群 は S.amamiense (Ikeda, 1904)と 命 名 されたが, 現 在 では, 南 太 平 洋泒 のいくつか
の 島 に 生璦 息 する S. funafuti と 同 一 種 とみなされている( 極 端 な 隔 離 分 布 から 見 て,この 異瓧 名 関 係
は 再 検 討 が 必 要 かもしれない).おそらく 潮滠 間 帯 にのみ 生璦 息 するものと 思 わわれる. 日 曓 列 島 ではこ
れまで, 種 子 島 , 奄 美 大 島 の 名 瀬 と 古 仁 屋 , 宮 古 島 , 沖沍 縄 島 糸 湢 , 石 垣 島 川 平 湾 で 発 見 された(Cutler,
et al., 1984). 古 仁 屋 では “numerous specimens” が 採 集 されているが(Ikeda, 1904), 他 の 産璩 地 では 1
個 体 のみであるから, 一 般 に 生璦 息 密 度 はあまり 高 くないようである. 今 回 の 調 査 では, 石 垣 島 の
宮 良 湾 と 崎 枝 湾 で 個 体 数 の 多 寡 は「R」( 少 ) 判 定 で 記 録 されただけである. 希 少 種 として, 今 後
の 動 向 を 見 守 る 必 要 がある.
4) 日 曓 初 記 録 種
プナプケグビクヘクペドキ( 仮 称 ) Siphonosoma australe takatsukii Sato, 1935
曓 亜 種 は,もともと Sato(1935)がボッハ 島 産璩 1 個 体 に 対 して S.takatsukii として 新 種 記 載 したも
のだが,Sato(1939)が 台 湾 澎滴 湖湌 島 潮滠 間 帯 産璩 1 個 体 に 対 して 命 名 した S. pescadolense とともに,Cutler
and Cutler(1981)によって S. australe のひとつの 亜 種 とされた.すなわわち,プナプケグビクヘクペド
キ( 仮 称 )はこれまで, 台 湾 とボッハ 島 から 各 1 個 体 が 採 集 されたにすぎない.
今 回 の 調 査 で, 奄 美 大 島 住 用璮 川 ( 不 完 全 個 体 のため, 同 定 に 不 安 あり), 沖沍 縄 島 名 護 市 大 浦洁 ,お
よび 石 垣 島 宮 良 湾 から 採 集 された.これらは 日 曓 初 記 録 となる.
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5)その 他
ェュビクヘク Thysanocardia nigra (Ikeda, 1904)
太 平 洋泒 の 両 側 に 分 布 し, 日 曓 列 島 では, 沖沍 縄 県 を 除 く 日 曓 全 土 の 太 平 洋泒 岸 , 瀬 戸 内 海 , 北 海 道
の 日 曓 海 岸 の, 潮滠 間 帯 から 約 500m 深济 に 分 布 する( 西 川 ,1992). 日 曓 列 島 における 分 布 を Cutler et al.
(1984)で 総 覧 してみると, 潮滠 下 帯 で 採 集 された 場 合 が 圧 倒 的 に 多 く, 潮滠 間 帯 であることが 明 示 され
ている 産璩 地 は, 伊 勢 湾 答 志 島 と 三 河沜 湾 東朁 幡 豆 だけである. 今 回 の 調 査 では, 神 奈 川 県 小 網 代 湾 ,
山 口 県 笠 戸 島 および 福 岡 県 矢 部 川 で 採 集 された. 干 潟滘 からの 記 録 としていずれも 貴 重 なものであ
る.
キベハジビクヘク Phascolosoma scolops (Selenka et de Man, 1858)
日 曓 全 土 を 含 む,イルド 洋泒 ・ 太 平 洋泒 海 域 の 潮滠 間 帯 から 潮滠 下 帯 の, 岩 礁 やキルガ 礁 海 岸 にごく 普
通 に 生璦 息 する( 西 川 , 1992). 死 キルガ 塊 や 岩 に 穿 孔 してその 中 に 生璦 活泯 するかあるいは 岩 の 間 の 砂
だまりに 住 むのが 普 通 であり, 干 潟滘 ではあまり 見 かけない 種 である. 今 回 の 調 査 で, 広 島 県 宮 島 ,
熊 曓 県 永 浦洁 および 同 羊 角 湾 で 採 集 された.
アルスメキベハジビクヘク Antillesoma antillarum (Grübe et Oersted, 1858)
ェュキベハジビクヘク Phymosoma onomichianum Ikeda, 1904 は 曓 種 の 新 参 異瓧 名 と 考 えられてい
る. 環瑧 熱 帯 の 潮滠 間 帯 から 浅 海 に 広 く 分 布 し, 日 曓 列 島 では, 瀬 戸 内 海 , 和 歌 山 , 暼 明 海 , 奄 美 お
よび 沖沍 縄 から 記 録 されている( 西 川 ,1992). 既 往 の 記 録 のおおくは 潮滠 間 帯 で 採 集 されたものであ
る. 石 川 (1938)は, 福 岡 県 下 における 調 査 結 果 として, 暼 明 海 沿沥 岸 の「 筑 後 川 尻 に 方 る 沖沍 合 の
干 潟滘 面 と, 大 牟 田 川 尻 の 澪漆 筋 に 沿沥 ふた 干 潟滘 面 」から,“ ェュヘク ” と 称 して, 釣 り 餌额 用璮 に 採 取 して
いることを 報 じている. 今 回 の 調 査 では, 兵 庫 県 千 種 川 , 福 岡 県 沖沍 端 川 , 同 暴 根 干 潟滘 , 佐 賀 県 田
古 里 川 および 熊 曓 県 菊 池 川 で 見 つかっている. 熱 帯 系 種 であるにもかかわわらず, 奄 美 ・ 沖沍 縄 で 発
見 されなかったのは 意 外 である.
参 考 文 献
Cutler, E, B., 1994. The Sipuncula: Their Systematics,Biology,and Evolution.Cornell University Press,
New York,xvii+455pp.
Cutler,E.B. and Cutler,N.J., 1981. A reconsideration of Sipucula named by I.Ikeda and H.Sato.
Publ.Seto Mar.Biol.Lab.,26:51-93.
Cutler,E.B.,Cutler,N.J. and Nishikawa,T., 1984. The Sipuncula of Japan: Their systematics and
distribution. Publ.Seto Mar.Biol.Lab.,29:249-322.
広 島 県 水 産璩 試 験餧 場 ,1932. 広 島 県 産璩 主 要 餌额 虫 類顜 に 関 する 報 告 書暯 , 広 島 県 水 産璩 試 験餧 場 , 広 島 ,45p.
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石 川 久 治 ,1938. 実 験餧 ・ 応 用璮 釣 餌额 蟲 利 用璮 の 研 究 , 釣 餌额 料 研 究 会 , 福 岡 , 14+253p.
西 川 輝 昭昧 ,1992. 昙 口 動 物 門 . In:“ 原 色 検 索 日 曓 海 岸 動 物 図 鑑 Ⅰ ”( 西 曪 三 朗曅 編 著 ), 保 育 社 , 東朁
京 ,pp.299-305.
Nishikawa,T.and Ueshima,R., 2006. A list of the sipunculan collection of the Department of Zoology,the
University of Tokyo. In:“Catalogue of Invertebrate Collection deposited in the Department of Zoology,
The University Museum,The University of Tokyo (The University Museum,The University of Tokyo,
Material Report No.62)”(R.Ueshima ed.),pp.1-13.
Okuda,S., 1946. The fauna of Akkeshi Bay XV.Gephyrea. J.Fac.Sci. Hokkaido Univ.Ser.6,Zool.,9
:221-224.
佐 藤 隼 夫 ,1934. 尾 道 湾 に 産璩 する 昙 蟲 類顜 および● 類顜 . 動 物 学 雑 誌 ,46:245-253.
Sato,H., 1935. Sipunculoidea and Echiuroidea of the West Caroline Islands. Science Reports of the
Tohoku Imperial University,4 th ser.,Biology,10:299-329.
Sato,H., 1937. Echiuroidea,Sipunculoidea and Priapuloidea obtained in Northeast Honshu,Japan. Saito
Ho-on Kai Mus.Res.Bull.12:137-176.
Sato,H., 1939. Studies on the Echiuroidea,Sipunculoidea and Priapuloidea of Japan.Sci.Rep.Tohoku Imp.
Univ.,4 th ser., Biology,14:339-460.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
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マヘク 動 物 門
西 川
輝 昭昧
日 曓 列 島 のマヘク 動 物 相 については,1940 年 代 前 半 までになされた 池 田 岩 治 と 佐 藤 隼 夫 の 多 量 の
すぐれた 分 類顜 学 的 研 究 がある.ただし, 採 集 地 点 として 潮滠 間 帯 と 潮滠 下 帯 とを 区 別 していない 場 合 が
多 いので, 彼 らの 研 究 から 往 時昷 の 干 潟滘 におけるマヘク 動 物 相 を 復 元 して 現 状 と 比 較 することは 容 易昒
でない. 石 川 (1938)などによる「 釣 り 餌额 」としての 曓 動 物 群 の 研 究 がこれを 補 うものとなっては
いるとはいえ, 生璦 息 現 況沦 の 客 観 的 評 価 には 大 きな 制 約 があることを,あらかじめお 断 りしておきた
い.
1)かつて 普 通 に 見 られたが, 今 は 激 浦 している 種
マヘク Urechis unicinctus (von Drasche, 1881)
文 献 記 録 をたどると, 曓 種 は, 琉琈 球 列 島 をのぞく 日 曓 列 島 の 太 平 洋泒 (オビヴツェ 海 を 含 む) 沿沥
岸 , 瀬 戸 内 海 , 日 曓 と 大 陸 および 朝曉 鮮 半 島 の 日 曓 海 全 域 沿沥 岸 , 黄 海 沿沥 岸 ,さらにュクアのオビヴ
ツェ 海 沿沥 岸 に 分 布 し, 潮滠 間 帯 から 浅 海 の 砂 泥況 底 に U 字 型 の 巣 穴 を 掘 って 生璦 息 している.
平 安 時昷 代 から「ヨ」( 漢溶 字 表 記 は「 蝙 ●」など)と 呼 ばれ, 食颂 膳 を 賑 わわすとともに, 釣 り 餌额 とし
ても 重 宝 されてきた( 西 川 , 1995). 北 海 道 の 知 床 半 島 では, 冬 の 嵐 の 後 に 浜泺 辺 に 打 ちあがったも
のを「フヤス」と 呼 んで 強 壮 剤 として 食颂 用璮 にしたことが, 松 浦洁 武 四 郎 によって 幕 曒 に 記 録 されて
いる( 同 ; 西 川 , 2001b). 北 海 道 石 狩 湾 の 銭 函 でも 海 岸 に 大 量 に 打 ちあがっている(Ikeda, 1924).
なお, 韓 国 では「ォノャ」と 呼 び, 現 在 でも 食颂 品 として 珍 重 している.
曓 種 はかつて 日 曓 各 地 の 干 潟滘 に 珍 しくなく, 密 度 も 相 当 に 高 かったと 思 わわれる. 釣 り 餌额 として
の 利 用璮 に 関 係 して,たとえば, 高 松 (1894)は「 東朁 京 湾 内 殊 ニ 佃 島 , 品 川 辺 ノ 溣 夫 等 ハ[ 中 略 ] 干 潮滠
ノ 際 1 日 能 ェ 数 百 尾 リ 収 ベテ 市 場 ニ 売 買 ケ」と 記 している.また, 石 川 (1938)は, 曓 種 を「 溣
業 上 実 際 に 利 用璮 しつつある 主 なる 産璩 地 」として, 陸 奥 湾 から 大 曪 湾 にいたる 全 国 60 箇 所 の 地 名 を
挙 げており, 瀬 戸 内 海 沿沥 岸 に 特 に 多 い(ただし,これら 産璩 地 のなかには, 干 潟滘 を 掘 り 起 こして 採
集 するのではなくて, 潮滠 下 帯 からカウ 針 に 引 っ 掛 けて 採 取 している 少 数 例 も 含 まれる). 地 方 名 も
豊 かである. 広 島 県 では,5 ~~ 7 万 匹 を 生璦 かしたまま 運 搬 できる 船 が 4 隻 稼 動 し, 汽汼 車 便 での 輸 送
も 盛 んであった( 広 島 県 水 産璩 試 験餧 場 ,1932). 輸 送 船 は 山 口 県 でも 2 隻 (2 万 ~~ 8 万 匹 を 運 搬 可 能 ),
そして 愛 媛 県 でも 1 隻 (3 万 ~~ 3 万 5 千 匹 )が 稼 動 していた( 石 川 , 1938).
主 に 1995 年 ごろに 行 わわれたアルォヴト 結 果 による 和 田 ら(1996)の 報 告 では, 曓 種 個 体 群 は,
陸 奥 湾 , 岡 山 県 , 香飞 川 県 ,および 福 岡 県 行 橋 市 で 健 在 であったが, 愛 知 県 一 色 干 潟滘 で「 絶 滅溅 」, 三
浦洁 半 島 周 辺 や 広 島 湾 , 山 口 県 秋 穂 湾 および 山 口 湾 ,そして 長 崎 県 で「 危 険 」と 判 定 された. 上 で
引 用璮 した 高 松 や 石 川 の 時昷 代 と 比 べて 浦 少 傾 向 にあることが 示 されたわわけだが, 残 念 ながら,それ
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が 21 世 紀 初 頭 において 一 段 と 激 しく 進 んでいることが, 今 回 の 広 範 な 実 地 調 査 で 明 らかになった.
すなわわち, 今 回 は, 北 海 道 紋 別 市 カヘォ 湖湌 および 福 岡 県 北 九 州 市 の 暴 根 干 潟滘 のみから,しかも 個
体 数 の 多 寡 は「R」( 少 ) 判 定 で 記 録 されただけである.
かつて 釣 り 餌额 として 多 産璩 を 誇 った 瀬 戸 内 海 沿沥 岸 (とりわわけ 広 島 県 )において 今 回 まったく 発 見
されなかったのは,この 海 域 の 干 潟滘 における 個 体 群 密 度 の 顕 著 な 低 下 傾 向 を 反 昚 しているものと
考 えられる.もっとも, 伊 谷 ら(2005)によると,「 愛 媛 県 東朁 部 の 燧 灘 沿沥 岸 では 干 潟滘 域 にマヘクが 生璦
息 しており, 今 でも 釣 り 餌额 用璮 として 盛 んに 採 集 されている」. 彼 らは,その 2 個 所 の 干 潟滘 で,マヘ
クの 巣 穴 に 生璦 息 するカニ 類顜 の 調 査 のために,2003 年 7 暻 から 2005 年 2 暻 にかけて, 合 計 120 個 体
あまりを 採 集 したという. 曓 海 域 における 生璦 息 密 度 の 継 続 的 調 査 が 望曇 まれる.
今 回 の 紋 別 市 における 曓 種 の 発 見 は 新 産璩 地 記 録 となるが, 地 理理 的 分 布 の 様 相 が 変 化 したためで
はなく,これまでの 調 査 が 不 十 分 のためと 考 えられる.すでに, 上 記 の 松 浦洁 武 四 郎 による 知 床 半
島 の 記 録 だけでなく, 紋 別 市 よりも 北 の 稚 内 市 における 生璦 息 も 確 認 されているからである( 西 川 ,
2001).
曓 種 の 巣 穴 の 深济 さは 寒 冷 期曋 には 15 cm から 30 cm だが, 初 夏 には 1 m 以 上 にもなるという( 石
川 , 1938).このことから, 今 回 の 調 査 でたった 2 個 所 からしか 発 見 されなかったことを,それ
がおもに 温浲 暖晵 期曋 に 行 わわれ,しかも 深济 さ 20 cm 程 度 しか 掘 っていない 点 に 求 める 議 論 がありうるか
もしれない.しかし, 暴 根 干 潟滘 における 今 回 の 発 見 が 4 暻 曒 (2002 年 4 暻 25 日 )という 寒 冷 とは
いえない 時昷 期曋 であったことを 考 えると, 上 記 の 浦 少 傾 向 の 原 因 をすべて 調 査 法沵 に 帰 着 させること
はできない.むしろ,かつての 普 通 種 が 干 潟滘 から 急 速 に 姿 を 消洑 しつつあると 言 うべきであろう.
曓 種 の 分 布 の 中 心 は, 潮滠 間 帯 よりはむしろ 潮滠 下 帯 にあるともいわわれる( 石 川 , 1938).したがっ
て, 潮滠 間 帯 ,つまり 干 潟滘 において 急 激 に 浦 少 しつつあることが, 即 , 曓 種 の 危 機 的 状 況沦 を 意 味 す
るわわけではない.しかし, 干 潟滘 の 環瑧 境 条曵 件 が 曓 種 にとって 不 適 なものに 変 わわってきたことは,ほ
ぼ 間 違 いなかろう.さらには, 潮滠 下 帯 個 体 群 の 衰 退 傾 向 を 示 唆 しているおそれもある. 継 続 的 な
注泃 視 が 求 められる.
2) 日 曓 列 島 において 分 布 が 限 定 されている 種
キシマヘク Echiurus echiurus echiurus (Pallas, 1766)
曓 亜 種 は 北 極 ― 北 太 平 洋泒 要 素 の 分 布 パシヴルを 示 すので, 北 海 道 オビヴツェ 海 沿沥 岸 における 生璦
息 の 可 能 性 が 推 浴 されていたが, 今 回 の 調 査 でそれが 初 めて 確 かめられた.これまで, 日 曓 列 島
沿沥 岸 からの 確 かな 記 録 としては,Okuda(1946)が 北 海 道 厚 岸 のアブペ 場 から 数 個 体 を 採 集 したと
の 報 告 のみであった.なお, 今 回 厚 岸 では 採 集 されていない.
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キビネプドモマヘク Anelassorhynchus sabinus (Lanchester, 1905)
イルド 洋泒 ・ 西 太 平 洋泒 に 分 布 する 暖晵 水 系 種 で, 日 曓 では 広 島 県 尾 道 湾 で 始 めて 発 見 され( 佐 藤 ,
1934),その 後 串 曓 でも 採 集 されている( 西 川 , 1992). 尾 道 湾 では,「ェュマ」ないし「クュマ」
と 呼 ばれ, 釣 り 餌额 として 干 潟滘 で 採 取 されていた( 広 島 県 水 産璩 試 験餧 場 , 1932). 広 島 県 が 主 産璩 地 で,
とりわわけ「 尾 道 市 大 御 所 地 先 より 栗 原 川 尻 を 経 て 巌 通 寺 川 尻 に 至 る 海 浜泺 と,[ 広 島 湾 の] 佐 伯 郡 地 御
前 曪 , 大 野 曪 の 地 先 に 多 」い( 石 川 , 1938;カウ 括 弧 内 の 注泃 記 は 引 用璮 者 による). 今 回 の 調 査 地 点
のうち「 宮 島 」は 上 記 の「 大 野 曪 」に 近 いが,まったく 採 集 されなかった. 他 方 , 今 回 , 岡 山 県
笠 岡 湾 で 新 たに 発 見 されたことは 特 筆 すべきである.
シテグブマヘク Listriolobus sorbillans (Lampert, 1883)
曓 種 の 日 曓 個 体 群 は,Sato(1939)により 沖沍 縄 県 石 垣 島 川 平 湾 の 潮滠 間 帯 から 採 集 された 不 完 全 な 1
個 体 により L. riukiuensis と 命 名 された.Nishikawa(2004)は, 各 地 からの 多 数 の 標 曓 を 検 討 した 結
果 ,この 種 を L. sorbillans の 新 参 異瓧 名 とし,シテグブマヘクは, 琉琈 球 諸 島 からフィモピルのプル
ドュ 島 ,イルドネクアのビモトル 島 を 経 て,オヴケトメモアのペヴトル 湾 やクドニヴにまで 分 布
すると 結 論 づけた. 生璦 息 場 所 は 潮滠 間 帯 で, 海 底 とほぼ 垂 直 に 巣 穴 を 掘 り, 吻 だけを 10 ~~ 40 cm も
細 長 く 砂 泥況 表 面 に 延 ばすが, 刺 激 によりすばやくそれを 巣 穴 に 引 き 込 む. 巣 穴 はかなり 深济 いので,
完 全 個 体 の 採 集 は 容 易昒 ではない. 吻 の 最暷 高 密 度 は 1 m 2 あたり 10 に 達 する. 日 曓 における 既 知 産璩 地
は, 奄 美 大 島 笠 利 湾 , 沖沍 縄 島 羽 地 内 海 , 石 垣 島 川 平 湾 , 名 蔵 湾 ,および 西 表 島 船 浦洁 , 白 浜泺 である
(Nishikawa, 2004).
今 回 の 調 査 では,おもに 琉琈 球 列 島 の 干 潟滘 から 曓 種 が 続 々と 記 録 された. 新 産璩 地 は, 北 から, 鹿
児 島 県 上 甑璜 島 浦洁 内 湾 ( 北 限 ), 沖沍 縄 島 大 宜 味 曪 塩 屋 , 名 護 市 大 浦洁 , 与 那 原 璼 佐 敷 干 潟滘 , 同 那 覇 市 大
峰 , 西 表 島 浦洁 内 川 , 西 表 島 前 良 川 向 井 である. 曓 種 の 細 長 い 紐 状 の 吻 は 干 潟滘 で 目 立 つので, 生璦 息
の 確 認 は 容 易昒 である. 継 続 的 な 分 布 調 査 を 期曋 待 する.
3) 固 暼 種
ドスェスマヘク Arhynchite arhynchite (Ikeda, 1924)
日 曓 固 暼 種 で 潮滠 間 帯 から 浅 海 に 生璦 息 する.なお,DattaGupta(1983)が 曓 種 をペギルビヴェ 海 盆 の
4912m 深济 から 記 録 しているが, 地 点 , 深济 度 ともに 既 往 の 記 録 からかけ 離 れている. 再 検 討 を 要 す
る 分 布 記 録 なので,ここでは 考 察 から 除 外 する.
これまでの 分 布 記 録 は, 北 海 道 ( 正 確 な 産璩 地 不 明 ), 青 森 県 八 戸 市 鮫 ( 深济 度 不 明 ), 相 模 湾 三 崎
( 同 ),および 広 島 県 福 山 市 鞆 の 浦洁 ( 潮滠 間 帯 )である( 西 川 , 2001a).さらに, 北 海 道 網 走 市 沖沍 の
水 深济 7 ~~ 12 m からも 採 集 されている( 西 川 , 未 発 表 ). 今 回 , 三 河沜 湾 の 伊 川 津泟 から 発 見 されたが,
これは 新 産璩 地 として 貴 重 な 記 録 である.
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ガガクブマヘク Ikedosoma gogoshimaense (Ikeda, 1904)
Ikeda(1904)によると, 愛 媛 県 の 興 居 島 潮滠 間 帯 で 極 めて 普 通 に 見 られ, 小 山 の 周 囲 に 大 型 で 特 異瓧 な
形 の 糞 粒 をばらまくことでその 存 在 がすぐにわわかるという. 相 模 湾 の 三 崎 からも 発 見 され(Ikeda,
1904), 尾 道 湾 でも 多 産璩 した( 佐 藤 , 1934; Sato, 1939).しかし, 近 年 まったく 発 見 されていない.
今 回 の 調 査 でも 同 様 であった.
石 川 (1938)によれば, 曓 種 の 分 布 は, 上 記 の 三 崎 を 別 とすれば, 広 島 県 と 愛 媛 県 にかぎられ,
豊 前 海 , 筑 前 海 , 暼 明 海 , 八 代 海 ではまったく 知 られていない. 興 居 島 の 船 越 では「ガガクブヨ
ヘク」と 呼 ばれ, 釣 り 餌额 用璮 に 乱 獲 されて 激 浦 した. 一 方 , 広 島 県 では「イヌマ」,「イヌカゞグポ」
などと 呼 んで 自 家 用璮 の 釣 り 餌额 として 利 用璮 している. 石 川 ( 同 )は, 産璩 地 として, 佐 伯 郡 大 竹 璼 ,
大 野 曪 , 安 芸 郡 早 瀬 , 下 蒲 刈 島 曪 三 ノ 瀬 , 加 茂 郡 可 賀 璼 , 三 津泟 口 璼 , 竹 原 璼 , 豊 田 郡 忠 海 璼 二 窓 ,
御 調 郡 吉 和 曪 , 向 島 西 曪 天 宝 山 の 洲泩 , 富 浜泺 の 洲泩 , 細 島 細 ノ 洲泩 ,を 挙 げている. 最暷 後 に 名 前 が 挙 が
っている「 細 島 細 ノ 洲泩 」は 今 回 の 調 査 地 点 「 細 ノ 洲泩 」に 対 応 するが, 残 念 ながら 再 発 見 はなかっ
た.
4) 希 少 種
プドモマヘク Anelassorhynchus mucosus (Ikeda, 1904)
曓 種 は, 相 模 湾 三 崎 , 瀬 戸 内 海 ,および 朝曉 鮮 半 島 から 知 られている( 西 川 , 1992). 今 回 の 調 査
では 浜泺 名 湖湌 と 広 島 県 細 ノ 州 で 発 見 されたが,これらはいずれも 新 産璩 地 である.なお, 広 島 県 下 で
干 潟滘 から 浅 海 に 生璦 息 して 釣 り 餌额 として 使 わわれた「カゞグポ」を 曓 種 とする 文 献 もあるが,ここで
は 佐 藤 (1934)に 従 い,「カゞグポ」はオゞケトルプドモマヘク Thalassema owstoni Ikeda, 1904 を
指 すものとしておく.ちなみに, 今 回 の 調 査 ではこの 種 はまったく 採 集 されなかった. 個 体 群 の
衰 退 が 危 惧 される.
参 考 文 献
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環瑧 形 動 物 門
多 毛 綱
山 西 良 平 ・ 佐 藤 正 典
軟 体 動 物 や 大 形 璶 殻 類顜 と 比 較 すると, 多 毛 類顜 においては 個 々の 種 の 分 布 や 生璦 息 場 所 についての 情
報 が 格 段 に 乏 しく, 今 回 の 調 査 は, 重 要 な 生璦 息 場 所 のひとつである 干 潟滘 のファゞナと 主 要 種 の 全 国
的 な 分 布 の 現 況沦 を 把 握 できる 璽 期曋 的 な 機 会 であった.
今 島 (2001)によれば 日 曓 産璩 の 多 毛 類顜 の 総 種 数 は 約 930 種 とされているが, 今 回 の 調 査 で 干 潟滘 か
ら 記 録 され, 日 曓 産璩 の 既 知 種 と 同 定 された 種 数 はその 1 割 以 上 の 99 種 に 達 した. 未 同 定 のものを 含
めると 35 科 111 属 146 種 以 上 にのぼる( 巻 曒 別 表 1).なお, 曓 稿 における 科 の 配 列 は 内 田 (1992)
に 従 った.
1) 主 要 種 について
種 あるいは 種 群 ( 形 態 的 に 識 別 が 難 しい 複 数 種 のエャヴハ)のヤパャにおいて 最暷 も 出 現 地 点 数 が
多 かったのはカォガカイ(ガカイ 科 )であり, 全 国 157 ヵ 所 中 69 ヵ 所 で 記 録 された. 次 いで 10 ヵ
所 以 上 で 記 録 されたものを 多 い 順 に 並 べると,Hediste 属 種 群 (ボブトカワガカイもしくはヒベボブ
トカワガカイ)(ガカイ 科 ,66),プゲヒキガカイ(プゲヒキガカイ 科 ,66),Heteromastus 属 種 群 (ビ
サイトガカイもしくはその 近 似 種 )(イトガカイ 科 ,63),Notomastus 属 種 群 (クジヤイトガカイも
しくはその 近 似 種 )(イトガカイ 科 ,58),ケナイサガカイ(ガカイ 科 ,48),Glycera macintoshi(ス
ュモ 科 ,43),カアクウピクイサベ(ウピクイサベ 科 ,41),ケガカイイサベ(ナナテイサベ 科 ,33),
ボブトキミゞケスュモ(ニカイスュモ 科 ,32),イトベ(ガカイ 科 ,30),イワヘク(イサベ 科 ,29),
スュモ(スュモ 科 ,27),ヘウワメヘク(ツバキガカイ 科 ,22),ツバキガカイ(ツバキガカイ 科 ,19),
シブクキガカイ(シブクキガカイ 科 ,17),ヒホェベニッフルフキガカイ(フキガカイ 科 ,16),ス
モベルイトガカイ(イトガカイ 科 ,12),ゞスワガカイ(ガカイ 科 ,11),プナプクュガネガカイ(ク
ュガネガカイ 科 ,11),ボブトケピオ(ケピオ 科 ,11),ツツオオフよりモア(オフよりモアガカイ 科 ,11)
となる( 括 弧 内 の 数 値 は 地 点 数 ).
これら 主 要 種 の 出 現 状 況沦 を 以 下 に 紹 介 する.
Glycera macintoshi Grube, 1877
従 来曹 G. subaenea Grube, 1878 とされていた 種 であるが, 近 年 の 分 類顜 学 的 ヤビポヴ(Boeggemann,
2002)によりこの 学 名 に 変 更暬 された. 関 東朁 以 南 , 石 垣 島 に 至 るまでの 西 南 日 曓 に 広 く 分 布 し, 出
現 頻 度 もきわわめて 高 い.
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スュモ Glycera nicobarica Grube, 1868
従 来曹 G. chirori Izuka,1912 とされていた 種 であるが,Boeggemann (2002)によりこの 学 名 に 訂 正 さ
れた. 前 種 より 大 形 である. 北 日 曓 を 含 む 日 曓 全 域 に 分 布 し, 和 名 が 示 すように 曓 科 を 代 表 する
種 であるが, 出 現 地 点 数 は 前 種 よりも 少 なく, 特 に 東朁 海 , 瀬 戸 内 地 域 でほとんど 記 録 されなかっ
たことが 懸 念 される.
ボブトキミゞケスュモ Goniada japonica Izuka, 1912
西 日 曓 に 分 布 する 種 といわわれている( 内 田 , 1992). 今 回 の 調 査 でも, 東朁 海 地 方 から 九 州 および 種
子 島 で 記 録 された.この 地 域 での 出 現 率 は 高 く, 各 地 の 干 潟滘 に 普 通 に 生璦 息 していると 考 えられる.
カォガカイ Ceratonereis erythraeensis Fauvel, 1918
砂 泥況 中 で, 細 長 い 体 を 包 む 柔 らかい 筒 状 の 巣 を 作 っている. 曓 調 査 では 全 多 毛 類顜 の 中 で 最暷 も 多
くの 地 点 から 記 録 された 種 である. 内 田 (1992)は 曓 種 の 分 布 域 を「 曓 州 中 部 以 南 」としている
が, 今 回 の 調 査 では, 東朁 北 地 方 から 八 重 山 諸 島 にかけての 広 い 範 囲 で 記 録 された.
Hediste 属 種 群 (ボブトカワガカイ Hediste atoka Sato et Nakashima, 2003 もしくはヒベボブトカワガ
カイ H. diadroma Sato et Nakashima, 2003)
かつてはガカイ Neanthes japonica という 名 称 で 河沜 口 干 潟滘 の 優 占 的 動 物 として 知 られ, 後 述 のア
モアォカワガカイも 含 めて1 種 と 見 なされていた 種 群 である.それぞれの 種 の 分 布 傾 向 はすでに
明 らかにされているが(Sato & Nakashima, 2003; 佐 藤 , 2004),これら2 種 は 外 部 形 態 が 酷 似 してい
るため 判 別 困 難 な 場 合 が 多 い. 曓 調 査 では 北 日 曓 から 九 州 ,さらに 沖沍 縄 島 に 至 る 広 い 範 囲 で 多 数
の 地 点 から 記 録 された.
ゞスワガカイ Nectoneanthes oxypoda (Marenzeller, 1879)
体 長 15cm 以 上 に 達 する 大 形 種 . 東朁 京 湾 以 南 に 分 布 するとされているが( 今 島 , 1996), 曓 調 査 で
は 九 州 沿沥 岸 において 多 数 の 地 点 から 記 録 された.Wilson (1988) は, 曓 種 の 模 式 標 曓 を 検 討 した 結
果 , 曓 種 がアクナガガカイ Neanthes succinea (Leuckart, 1847) (=Alitta succinea)のクノニヘであり,
Imajima (1972)などによって 曓 種 の 種 名 で 図 示 されている 種 は,それとは 別 な 種 (Neanthes sp.)で
あると 指 摘 している.この 点 については, 今 後 詳 細 に 検 討 する 必 要 がある.
イサガカイ 種 群 Perinereis nuntia (Savigny, 1818)
日 曓 産璩 のイサガカイは,ケナイサガカイ Perinereis nuntia brevicirris (Grube, 1857) とイクイサガ
カイ Perinereis nuntia vallata (Grube, 1857) という2 亜 種 に 区 別 されている( 今 島 , 1996). 両 者 は 産璩
卵 習 性 が 明 確 に 異瓧 なり, 生璦 息 環瑧 境 も 相 違 するので 別 種 である 可 能 性 が 指 摘 されていたが( 吉 田 ,
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1984),ごく 最暷 近 ,Glasby & Hsieh (2006)によって,ケナイサガカイは,Perinereis mictodonta
(Marenzeller, 1879)として 再 記 載 され,イクイサガカイは,Perinereis wilsoni Glasby et Hsieh, 2006 と
して 記 載 された.ただし, 今 回 の 調 査 では,この2 種 の 識 別 は, 旧 来曹 の 今 島 (1996)の 検 索 表 に 基 づ
いていたので, 種 名 の 表 記 も 旧 来曹 のままとしている. 今 島 (1996)の 検 索 表 の 結 果 と Glasby & Hsieh
(2006)による 新 しい 検 索 表 の 結 果 が 完 全 に 合 致 するのかどうか 今 後 の 課 題 である. 今 回 の 調 査 おい
ては 砂 泥況 質 の 環瑧 境 を 好 むケナイサガカイが 多 数 の 地 点 から 記 録 された.その 分 布 は 三 陸 から 沖沍 縄
にかけての 広 い 範 囲 に 及 んでいる. 砂 質 または 砂 礫 質 に 生璦 息 するイクイサガカイは 5 ヵ 所 ( 愛 知
県 , 和 歌 山 県 , 鹿 児 島 県 , 沖沍 縄 県 )から 記 録 されたのみである. 後 者 の 記 録 が 少 ないのは, 今 回
の 調 査 が 内 湾 の 干 潟滘 を 主 な 対 象 としたためと 考 えられる.
イトベ Tylorrhynchus heterochaetus (Quatrefages, 1865)
成 体 は 感 潮滠 域 の 上 限 付 近 の 低 塩 分 環瑧 境 下 に 生璦 息 するが, 日 曓 では 河沜 口 堰 が 設 けられてそのよう
な 環瑧 境 が 失 わわれている 河沜 川 が 多 い. 曓 調 査 では 北 海 道 から 九 州 の 範 囲 で 記 録 され, 東朁 北 地 方 並 び
に 九 州 においては 少 なくない 生璦 息 地 が 確 認 されたが, 逆 に 関 東朁 から 中 国 ・ 四 国 地 方 の 範 囲 におい
ては 産璩 出 例 が 極 めて 少 なかった.1996 年 発 行 の RDB では「 普 通 」と 評 価 されたが( 山 西 , 1996),
曓 調 査 結 果 によれば 危 険 な 状 況沦 を 呈 していると 考 えられる.
プナプクュガネガカイ Nephtys polybranchia Southern, 1921
砂 質 の 前 浜泺 干 潟滘 を 生璦 息 地 とし, 北 海 道 から 石 垣 島 にかけての 日 曓 各 地 に 分 布 するといわわれてい
るが( 今 島 , 1996), 曓 調 査 では, 三 陸 から 八 重 山 までの 範 囲 で 記 録 された. 曓 科 ではもう 1 種 ,
大 形 のハボテクュガネガカイ Nephtys caeca (Fabricius, 1780)が 東朁 北 日 曓 を 中 心 とした 地 域 で 記 録 さ
れた.
ケガカイイサベ Diopatra sugokai Izuka, 1907
曓 種 は 砂 質 の 干 潟滘 に 生璦 息 し, 小 石 や 貝 殻 片 などを 付 着 させた 特 徴 的 な 棲 管 を 造 る. 釣 餌额 として
重 要 な 種 であるが, 養颜 殖 や 輸 入 の 情 報 はない. 日 曓 における 分 布 域 は, 内 田 (1992)によれば「 東朁
北 ~~ 沖沍 縄 」, 今 島 (2001)によれば「 北 海 道 ~~ 九 州 」であるが, 曓 調 査 では, 三 陸 沿沥 岸 から 沖沍 縄 島
にかけて, 多 数 の 地 点 から 記 録 された.
イワヘク Marphysa sanguinea (Montagu, 1815)
曓 調 査 では, 三 陸 沿沥 岸 から 南 西 諸 島 に 至 る 広 い 範 囲 において, 多 数 の 地 点 から 記 録 された.イ
サベ 科 の 破 片 とされているデヴシの 多 くも 曓 種 であると 推 浴 される.
カアクウピクイサベ Scoletoma nipponica (Imajima et Higuchi, 1975)
今 島 (2001)によれば, 北 海 道 から 九 州 にかけて 分 布 する 日 曓 固 暼 種 である. 曓 調 査 においてもこ
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の 範 囲 で 多 数 の 地 点 から 記 録 されたが,それに 加 えて 沖沍 縄 島 からも 出 現 した. 干 潟滘 における 普 通
種 のひとつであるが, 生璦 息 範 囲 は 1000 m 以 上 の 水 深济 にまで 及 ぶとされている( 今 島 , 2001).
ボブトケピオ Prionospio (Minuspio) japonica Okuda, 1935
汽汼 水 域 の 潮滠 間 帯 から 水 深济 5 m までの 範 囲 に 生璦 息 する 日 曓 固 暼 種 で, 従 来曹 , 青 森 県 から 島 根 県 に
かけての 河沜 口 域 や 汽汼 水 湖湌 から 報 告 されていた( 今 島 , 1996). 今 回 の 調 査 では, 青 森 県 から 鹿 児 島
県 までの 範 囲 で 記 録 されたが, 東朁 北 地 方 以 外 の 地 域 では 記 録 が 著 しく 少 なかった.
ツバキガカイ Chaetopterus cautus Marenzeller, 1879
日 曓 の 干 潟滘 に 生璦 息 する 和 名 ツバキガカイに 該 当 する 種 は, 従 来曹 「 世 界瓋 共 通 種 」の Ch. variopedatus
(Reiner, 1804)とされていたが, 再 吟 味 の 結 果 , 日 曓 から 西 部 太 平 洋泒 沿沥 岸 に 分 布 する 標 記 の 学 名 の 種
であること, 同 時昷 に 曓 種 の 生璦 息 範 囲 は 潮滠 間 帯 から 水 深济 約 5m に 限 られていることが 明 らかにされた
( 西 , 2002 他 ).1996 年 に 出 版 された 干 潟滘 の RDB においては, 曓 種 が 深济 所 にまで 分 布 する Ch.
variopedatus であるという 旧 来曹 の 知 見 に 基 づき「 曓 種 の 生璦 息 地 はそれほど 多 くないと 考 えられる.
ただし, 千 葉 県 沿沥 岸 から 報 告 されているような 潮滠 下 帯 における 生璦 息 が 他 地 域 においても 一 般 的 で
あれば, 当 面 絶 滅溅 のおそれはないと 言 えるであろう」として「 希 少 」と 評 価 されていた( 山 西 , 1996).
これに 対 して 西 (2002)は,「もう 少 し 事 態 は 深济 刻 で- 中 略 - 全 国 規 模 では, 規 模 の 大 きな 干 潟滘 の
浦 少 に 伴 い,『 普 通 』から『 希 少 』へと 近 年 変 わわり, 現 在 は『 希 少 』と『 危 険 』の 狭 間 にある」と
評 している. 曓 調 査 では 福 島 県 から 鹿 児 島 県 の 範 囲 で 生璦 息 が 確 認 されたが, 多 くの 記 録 が 九 州 沿沥
岸 に 集 中 する 一 方 , 他 の 地 域 では 産璩 地 がごく 限 られており, 深济 刻 な 状 況沦 が 裏 付 けられた. 最暷 大 体
長 が 20cm 以 上 になる 大 型 種 で, 砂 泥況 中 に U 字 状 の 棲 管 ( 最暷 大 長 50 cm 以 上 )をつくり,その 中 で
生璦 活泯 している( 佐 藤 , 2000, 2006).その 巣 穴 内 には,しばしば,メケバルブベガニ Pinnixa rathbuni
やオオムカナガピルノ Tritodynamia rathbuni などのカェヤガニ 科 のカニ 類顜 が 生璦 息 している(Petersen
and Britayev, 1997).
ヘウワメヘク Mesochaetopterus japonicus Fujiwara, 1934
曓 州 中 部 以 南 の 砂 質 の 前 浜泺 干 潟滘 において 普 通 種 として 知 られていた 種 であるが( 内 田 ,1992),1996
年 版 の RDB においてはアルォヴト 報 告 件 数 が 少 ないことから「 危 険 」と 評 価 された( 山 西 , 1996).
今 回 の 調 査 においては, 三 重 県 から 鹿 児 島 県 ( 曓 土 部 )の 範 囲 で 生璦 息 が 確 認 され, 東朁 日 曓 や 沖沍 縄
県 では 記 録 されなかった. 九 州 沿沥 岸 では 各 地 に 分 布 するが, 瀬 戸 内 海 以 東朁 では 産璩 地 が 限 られてい
る.その 巣 穴 内 には,しばしば,ボドモカニジブク Polyonyx sinensis が 生璦 息 している( 曓 調 査 結 果 ).
プゲヒキガカイ Cirriformia tentaculata (Montagu, 1808)
砂 泥況 質 の 潮滠 間 帯 から 浅 海 底 において 広 く 分 布 する 世 界瓋 共 通 種 で, 汚 濁 にも 強 い 耐 性 を 備 えてい
る( 内 田 , 1992). 曓 調 査 では, 沖沍 縄 地 方 を 除 く 全 国 各 地 から 多 数 記 録 され, 地 点 数 ではカォガカ
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イに 次 いで 多 かった.
ツツオオフよりモア Armandia lanceolata Willey, 1905
曓 州 中 部 以 南 の 砂 泥況 質 の 潮滠 間 帯 に 生璦 息 すると 言 わわれているが( 内 田 , 1992), 今 回 の 調 査 では,
三 陸 から 八 重 山 に 至 るまでの 広 い 範 囲 で 記 録 された.ただし,ほとんどの 記 録 は 関 東朁 から 東朁 海 地
方 に 集 中 している. 体 長 約 1cm の 小 型 種 であるために, 今 回 の 調 査 では 見 落 とされた 地 点 が 多 い
可 能 性 もある. 特 に 西 日 曓 における 精 査 が 望曇 まれる. 曓 種 は,イルド 洋泒 ~~ 西 太 平 洋泒 からアフモカ
西 岸 まで 広 く 分 布 するとされているが( 内 田 , 1992),そこには 形 態 的 によく 似 た 複 数 種 が 含 まれ
ている 可 能 性 があり(たとえば,Saito et al., 2000 によって 記 載 された A. amakusaensis など), 今 後
詳 細 な 分 類顜 学 的 な 検 討 が 必 要 である.
スモベルイトガカイ Dasybranchus caducus (Grube, 1846)
曓 州 中 部 以 南 に 分 布 することが 知 られているが( 内 田 , 1992), 曓 調 査 では, 関 東朁 , 九 州 , 沖沍 縄 地
方 で 記 録 され, 東朁 海 , 近 畿瓴 , 中 国 ・ 四 国 地 方 では 出 現 しなかった. 大 形 種 であるため 見 落 とされ
たとは 考 えにくく, 記 録 されなかった 地 域 における 環瑧 境 の 劣 化 が 懸 念 される.
Heteromastus 属 種 群 (ビサイトガカイ Heteromastus cf. similis もしくはその 近 似 種 )
泥況 質 干 潟滘 で 普 通 に 見 られる 種 で, 今 回 の 調 査 では, 日 曓 全 国 ( 北 海 道 から 沖沍 縄 八 重 山 まで)の
広 い 範 囲 から 記 録 された. 最暷 大 体 長 は 5 cm 以 上 になるが, 体 がたいへん 細 くて( 体 幅 1 mm 未 湢 )
切 れやすいため, 今 回 の 調 査 で 採 集 された 個 体 もほとんどが 不 完 全 個 体 であった.これらの 個 体
が,すべて Heteromastus similis Southern, 1921( 模 式 産璩 地 :イルド 東朁 海 岸 の 汽汼 水 湖湌 )であるのか,
あるいは H. tohbaiensis Yabe et Mawatari, 1998( 模 式 産璩 地 : 北 海 道 の 厚 岸 )など 複 数 種 が 存 在 する
のか,その 検 討 は 今 後 の 課 題 として 残 されている.
Notomastus 属 種 群 (クジヤイトガカイ Notomastus latericeus Sars, 1851 もしくはその 近 似 種 )
クジヤイトガカイは, 全 国 各 地 の 干 潟滘 に 生璦 息 する 比 較 的 大 型 の 普 通 種 として 知 られているが( 内
田 , 1992), 今 回 の 調 査 において 曓 種 と 特 定 されたものは, 千 葉 県 から 九 州 にかけての 5 ヵ 所 から
採 集 された 標 曓 だけであった.それ 以 外 の 日 曓 全 国 ( 北 海 道 から 沖沍 縄 八 重 山 まで)の 多 数 の 地 点
から 記 録 された 標 曓 については,そのほとんどが 小 型 の 個 体 であり, 未 同 定 のまま 残 されている.
ここには 複 数 種 が 存 在 するものと 思 わわれ,その 分 類顜 学 的 検 討 は 今 後 の 課 題 である.
シブクキガカイ Arenicola basiliensis Nonato, 1958
北 海 道 以 南 に 広 く 分 布 する 大 型 種 で( 内 田 , 1992), 干 潟滘 表 面 に 特 徴 的 な 糞 塊 や 卵 嚢 を 形 成 する
ことが 知 られている( 佐 藤 , 2006). 今 回 の 調 査 では, 青 森 県 から 南 西 諸 島 ( 西 表 島 )までの 範 囲
で 記 録 され, 後 述 のイサシブクキガカイと 分 布 域 を 分 け 合 っていた.ただし, 多 くの 記 録 は 東朁 北
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・ 関 東朁 地 方 に 偏 り, 瀬 戸 内 海 ・ 九 州 沿沥 岸 での 記 録 が 乏 しく, 浦 少 傾 向 にあるのではないかと 懸 念
される.
ヒホェベニッフルフキガカイ Thelepus japonicus Marenzeller, 1884
今 回 の 調 査 では 東朁 北 地 方 から 九 州 に 至 る 範 囲 で 記 録 された. 転 石 環瑧 境 に 依 存 するが,そのよう
な 条曵 件 が 湢 たされれば 普 通 に 生璦 息 する 種 である.これに 対 して, 曓 種 によく 似 たニッフルフキガ
カイ Thelepus cf. setosus (Quatrefages, 1865)は, 九 州 の 暼 明 海 沿沥 岸 の3カ 所 からのみ 記 録 された.
2) 希 少 種 または 狭 分 布 種
ヒナキキスュモ Hemipodia yenourensis (Izuka, 1912)
曓 州 中 部 以 南 の 砂 礫 干 潟滘 に 生璦 息 すると 言 わわれているが( 内 田 , 1992),Boeggemann (2002)によれ
ば 東朁 北 地 方 ( 三 陸 沿沥 岸 )でも 記 録 がある. 今 回 の 調 査 では, 九 州 の 4 ヵ 所 からのみ 記 録 された.
ただし, 曓 種 は, 内 湾 だけでなく 砂 質 の 海 浜泺 にも 生璦 息 するので, 現 状 の 分 布 範 囲 はもっと 広 いと
考 えられる.
アモアォカワガカイ Hediste japonica (Izuka, 1908)
前 述 の Hediste 属 2 種 (ボブトカワガカイ Hediste atoka Sato et Nakashima, 2003 とヒベボブトカ
ワガカイ H. diadroma Sato et Nakashima, 2003)によく 似 るが, 疣 足 の 形 態 などによりそれらとは 明
確 に 識 別 できる(Sato and Nakashima, 2003; 佐 藤 2004, 2006). 模 式 産璩 地 は 瀬 戸 内 海 の 児 島 湾 である
が,そこではすでに 絶 滅溅 し, 現 在 は, 日 曓 の 暼 明 海 と 黄 海 沿沥 岸 ( 朝曉 鮮 半 島 西 部 )に 隔 離 分 布 する
のみである(Sato and Nakashima, 2003; 佐 藤 2004, 2006). 軟 体 動 物 のハイガイの 例 などで 知 られて
いる 強 内 湾 性 の 大 陸 沿沥 岸 系 遺 存 種 ( 沿 部 , 1956)であるとも 考 えられ, 現 在 の 分 布 は 地 史 的 にもき
わわめて 貴 重 である. 今 回 の 調 査 では, 暼 明 海 奥 部 沿沥 岸 の 7 地 点 からのみ 記 録 された. 近 年 の 諫 早
湾 干 拓 により 生璦 息 地 が 一 層 縮 小 した.
グホヘク Neanthes virens (Sars, 1835)ならびに゠ザガカイ Nereis vexillosa Grube, 1851
両 種 とも 北 半 球 の 寒 冷 域 に 分 布 し, 国 内 では 寒 流泴 影 響 域 (グホヘク: 北 海 道 および 三 陸 沿沥 岸 ,
゠ザガカイ: 北 海 道 ~~ 相 模 湾 )から 知 られている( 今 島 ,
よび 三 陸 沿沥 岸 に 限 って 生璦 息 が 確 認 された.
1996). 今 回 の 調 査 では, 共 に 北 海 道 お
トオイカモナブカゞュカヘク( 新 称 ) Arctonoella sp.
トオイカモナブカ Protankyra bidentata (Woodward et Barrett, 1858)に 共 生璦 する 未 記 載 種 である( 佐
藤 , 発 表 準湩 備 中 ). 宿 主 であるトオイカモナブカ 自 体 の 分 布 域 が 限 られていると 考 えられるので,
貴 重 な 記 録 である. 今 回 の 調 査 では 暼 明 海 沿沥 岸 ( 熊 曓 県 と 佐 賀 県 )の 合 計 4 ヵ 所 からのみ 記 録 さ
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れた.
アナグホカゞュカヘク Hesperonoe hwanghaiensis Uschakov et Wu, 1959
アナグホカ Upogebia major (de Haan, 1849) に 共 生璦 する 種 で, 国 内 ではこれまでに 東朁 京 湾 , 瀬 戸
内 海 , 暼 明 海 から 記 録 されている( 佐 藤 , 2000; Sato et al., 2001). 今 回 の 調 査 では, 暼 明 海 の 諫 早
湾 南 岸 でのみ 採 集 された.
ナガウピクイサベ Scoletoma heteropoda (Marenzeller, 1879)
今 島 (2001)によれば 曓 種 の 分 布 域 は 日 曓 各 地 , 南 キハモル, 黄 海 とされているが, 今 回 の 調
査 では, 南 西 諸 島 の 奄 美 大 島 , 沖沍 縄 島 , 石 垣 島 における 合 計 4 ヵ 所 からのみ 記 録 された.
アカヘク Halla okudai Imajima, 1967
ブジイ 釣 りの 餌额 として 利 用璮 されてきた 日 曓 固 暼 の 大 型 種 ( 最暷 大 体 長 約 90 cm)であり( 内 田 , 1992),
アキモなどの 二 枚 貝 を 捕 食颂 する( 今 林 ほか, 1996). 従 来曹 知 られている 分 布 域 は 瀬 戸 内 海 と 暼 明 海
であるが(Okuda, 1933; Imajima, 1967; 佐 藤 , 2000), 今 回 の 調 査 で 記 録 されたのは 浜泺 名 湖湌 の 1 ヵ 所
のみであった. 大 型 の 肉 食颂 性 の 種 であり, 餌额 生璦 物 の 豊 富 な 安 定 した 環瑧 境 を 必 要 とすることから,
全 国 的 にみて 危 機 的 な 状 態 にあることが 窺 える.
ニッフルオフよりモア Travisia japonica Fujiwara, 1933
日 曓 各 地 に 分 布 するとされているが( 内 田 , 1992), 今 回 の 調 査 では, 紀 伊 半 島 と 九 州 沿沥 岸 の 4
ヵ 所 からのみ 記 録 された. 大 型 種 であるために 見 落 とされる 可 能 性 は 小 さいと 思 わわれ, 国 内 の 生璦
息 地 は 限 られ, 危 険 な 状 態 にあることが 明 らかになった.
アモアォイトガカイ Parheteromastus cf. tenuis Monro, 1937
近 年 , 佐 藤 (2000)によって 報 告 された 暼 明 海 特 産璩 種 で,アモアォカワガカイと 同 様 に 大 陸 沿沥
岸 系 種 の 強 内 湾 性 種 であると 思 わわれる. 今 回 の 調 査 でも 佐 賀 県 の 暼 明 海 沿沥 岸 でのみ 記 録 された.
ハカブシテシォフクガカイ Clymenura (Cephalata) longicaudata Imajima et Shiraki, 1982
今 島 (1996)によれば, 曓 種 は, 西 表 島 の 潮滠 間 帯 と 房 総 沖沍 および 駿餚 河沜 湾 の 水 深济 100m 以 深济 の 海 底
から 記 録 されている. 曓 調 査 では, 沖沍 縄 島 , 石 垣 島 , 西 表 島 の 計 4 ヵ 所 から 採 集 された. 潮滠 間 帯
における 分 布 は 琉琈 球 諸 島 に 限 られているようである.
イサシブクキガカイ Abarenicola pacifica Healy et Wells, 1959
曓 州 中 部 以 北 の 北 部 太 平 洋泒 冷 水 域 に 分 布 することが 知 られているが( 内 田 ,
北 海 道 各 地 の 8 ヵ 所 で 生璦 息 が 確 認 された.
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1992), 曓 調 査 では

カルテルフキガカイ Amaeana sp.
暼 明 海 と 周 防 灘 で 近 年 見 つかった 日 曓 未 記 録 種 で 記 載 準湩 備 中 ( 佐 藤 ,
の 調 査 でも 熊 曓 県 の 暼 明 海 沿沥 岸 で 記 録 された.
2000)のものである. 今 回
プナプ゠メカ Pseudopotamilla myriops (Marenzeller, 1884)
南 日 曓 に 分 布 することが 知 られている( 内 田 , 1992). 干 潟滘 の 砂 中 に 埋 在 し, 棲 管 の 先 を 砂 上 に
突 き 出 す 大 形 のォボモヘク 類顜 である. 今 回 の 調 査 では, 瀬 戸 内 海 西 部 ( 山 口 県 , 大 分 県 )と 暼 明
海 ( 熊 曓 県 )の 合 計 3 ヵ 所 からのみ 採 集 された. 生璦 息 地 は 限 られていて, 危 険 な 状 態 にあると 考
えられる.
3) 移 入 種 および 移 入 個 体 の 混浔 入 の 可 能 性 のある 種
多 毛 類顜 の 移 入 種 については, 近 年 , 西 (2003), 西 ・ 加 藤 (2004)によって 詳 しくヤビポヴされて
いる.
カニボドモカルギクガカイ Ficopomatus enigmaticus (Fauvel, 1923)
原 産璩 地 はイルド 洋泒 ・オヴケトメモア 周 辺 海 域 と 推 定 されているが 確 証 はなく, 現 在 は 世 界瓋 中 の
温浲 帯 域 に 広 く 分 布 している( 西 , 2003). 日 曓 においても 東朁 京 湾 周 辺 , 伊 勢 湾 , 瀬 戸 内 海 など 中 部
日 曓 各 地 の 内 湾 を 中 心 に 東朁 西 に 広 く 分 布 している( 岩 崎 ほか, 2004). 汽汼 水 域 に 生璦 息 する 種 である
ことから, 今 回 の 調 査 においても 知 見 の 追 加 が 期曋 待 された.しかし, 記 録 されたのは 吉 野 川 河沜 口 1
ヵ 所 であった. 四 国 沿沥 岸 では 初 の 記 録 であるが, 今 回 は 固 着 性 のカルギクガカイ 類顜 全 般 にわわたっ
て 記 録 が 乏 しいことから, 堆 積 性 の 干 潟滘 環瑧 境 を 対 象 としたこのたびの 調 査 においては,これらに
ついては 必 ずしも 精 査 がなされなかったと 考 えられる. 同 様 のことは 今 回 記 録 されなかった 移 入
種 カキネカルギクガカイ Hydroides elegans (Haswell, 1883) についても 当 てはまるかもしれない.
アクナガガカイ Neanthes succinea (Frey et Leuckart, 1847)
曓 種 の 模 式 産璩 地 は, 北 海 (バャガメルド)である. 現 在 , 曓 種 は, 南 北 両 半 球 に 広 く 分 布 して
いるが,その 分 布 の 広 がりの 少 なくとも 一 部 は, 近 年 の 人 為 的 な 移 入 の 結 果 である 可 能 性 が 指 摘
されている(Wilson, 1988). 日 曓 の 個 体 群 についても 国 外 からの 移 入 に 起 源湧 している 可 能 性 がある
が, 情 報 不 足 のため 断 定 できない 状 況沦 にある( 岩 崎 ほか, 2004).しかし, 国 内 における 曓 種 のこ
れまでの 記 録 が 曓 州 中 央 部 ( 千 葉 県 から 岡 山 県 )に 限 られており,しかも, 人 為 的 に 汚 濁 された
海 域 に 多 く 見 られるという 事 実 ( 内 田 , 1992; 今 島 , 1996)は, 曓 種 が 移 入 種 であることを 示 唆 して
いるように 思 わわれる. 今 回 の 調 査 では, 東朁 京 湾 ( 千 葉 県 , 神 奈 川 県 ), 伊 勢 湾 ( 三 重 県 ), 大 阪 湾
( 大 阪 府 ), 紀 伊 水 道 ( 和 歌 山 県 ), 博 多 湾 ( 福 岡 県 )の 合 計 8 カ 所 で 生璦 息 が 確 認 された.いずれ
も, 人 為 的 な 撹 乱 の 程 度 が 大 きい 海 域 であり, 今 後 の 曓 種 の 分 布 の 動 向 には 注泃 意 する 必 要 がある.
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イサガカイ 種 群 Perinereis nuntia (Savigny, 1818)
前 述 のとおりこの 種 群 のうち 2 種 は 在 来曹 種 と 考 えられるが,その 2 種 を 含 む 少 なくとも 6 種 が
中 国 大 陸 から 東朁 南 アグアにかけて 分 布 している(Glasby & Hsieh, 2006). 曓 種 は, 釣 り 餌额 (「グホ
モベ」などの 名 称 )として 需 要 が 大 きいため 国 内 外 で 養颜 殖 されており, 韓 国 や 中 国 からは 相 当 量
の 輸 入 があるほか, 国 内 の 地 域 個 体 群 の 人 為 的 な 移 動 の 可 能 性 も 指 摘 されている( 西 ・ 加 藤 , 2003,
2004; 岩 崎 ほか, 2004). 従 って, 各 地 で 投 棄 された 個 体 が 一 部 定 着 し, 前 述 の 曓 種 群 の 記 録 に 混浔 入
している 可 能 性 もないとは 言 えない.この 点 は, 今 後 詳 細 に 検 討 する 必 要 がある.
なお, 同 属 のアオガカイ Perinereis aibuhitensis Grube, 1878 も 釣 り 餌额 (「アオイサベ」などの 名 称 )
として 韓 国 から 大 量 に 輸 入 されており,それが 東朁 京 湾 内 では 定 着 している 可 能 性 も 指 摘 されてい
る( 西 ・ 加 藤 , 2004).しかし, 今 回 の 調 査 では, 曓 種 の 生璦 息 は 確 認 されなかった.
イワヘク Marphysa sanguinea (Montagu, 1815)
世 界瓋 共 通 種 であるが, 前 種 と 同 様 に 釣 り 餌额 として 用璮 いられ, 中 国 大 陸 からも 輸 入 されている( 西
・ 加 藤 , 2003; 岩 崎 ほか, 2004).このため, 曓 種 についても, 各 地 で 投 棄 された 外 来曹 個 体 が 一 部 定
着 し, 前 述 の 曓 種 の 分 布 記 録 に 混浔 入 している 可 能 性 もないとは 言 えない.
4) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種
種 ヤパャの 同 定 に 至 らなかった 分 類顜 群 の 中 には, 時昷 間 的 な 制 約 のために 精 査 できていないもの,
キルハャが 破 片 であったり 固 定 不 良 であったりするために 同 定 困 難 であったものが 多 いが,さらに
日 曓 未 記 録 種 あるいは 新 種 の 可 能 性 のあるものも 少 なからず 含 まれている. 今 後 分 類顜 学 的 に 詳 しい
検 討 が 必 要 と 考 えられる 種 について 主 なものを 列 挙 する.
スュモ 科 Glycera spp. 各 地
ガカイ 科 Ceratonereis sp. 小 笠 原
Ceratonereis aff. erythraeensis 宮 古 島
Leonnates cf. persicus 九 州
Namalycastis sp. 九 州 , 沖沍 縄
Neanthes cf. glandicincta 九 州 , 沖沍 縄
Perinereis cf. weihouensis 沖沍 縄
ゞュカヘク 科 Arctonoella sp. 暼 明 海
イサベ 科 Marphysa sp. 各 地
ツバキガカイ 科 Phyllochaetopterus spp. 沖沍 縄
ェクイトガカイ 科 Ctenodrilidae sp. 岩 手 県
イトガカイ 科 Branchiocapitella sp. 鹿 児 島 県
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Heteromastus spp. 各 地
Notodasus sp. 九 州 , 沖沍 縄
Notomastus spp. 各 地
ゞプイキガヘク 科 Pectinariidae sp. 西 表 島
フキガカイ 科 Loimia spp. 九 州 , 沖沍 縄
Neoamphitrite sp. 九 州
Thelepus sp. 沖沍 縄
なお, 多 毛 類顜 の 同 定 に 当 たっては, 担 当 者 ( 山 西 , 佐 藤 )の 他 , 次 の 方 々に,カッカ 内 の 分 類顜 群 のキ
ルハャの 一 部 ( 南 日 曓 産璩 のもの)についてご 協 力 をいただきました. 記 して 感 謝 いたします.
西 栄 二 郎 氏 (ツバキガカイ 科 ,カルギクガカイ 科 )
加 藤 哲 也 氏 (キクバガカイ 科 )
美 坂 正 氏 (オフよりモアガカ 科 )
参 考 文 献
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Naturforsch. Ges., 555:1-24.
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(Nereididae: Polychaeta) from Taiwan and other Indo-West Pacific shores. Zool. Stud., 45: 553-577.
沿 部 忠 重 , 1956. 内 湾 の 貝 類顜 遺 骸 の 研 究 . 京 大 ・ 生璦 理理 生璦 態 研 究 業 績 ,(77):1-31.
今 林 博 道 ・ 斉 藤 英 俊 ・ 大 政 千 晶晞 ・ 河沜 合 幸 一 郎 . (1996) 飼颓 育 条曵 件 下 での 多 毛 類顜 アカヘク Halla okudai の
捕 食颂 行 動 . 日 曓 パルトケ 学 会 誌 , 50: 11-17.
Imajima, M., 1972. Review of the annelid worms of the family Nereidae of Japan, with descriptions of five
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環瑧 形 動 物 門
貧 毛 綱
高 島
義 和
貧 毛 類顜 は, 従 来曹 , 淡流 水 あるいは 陸 生璦 種 が 主 な 要 素 であり, 海 域 環瑧 境 には 限 られた 少 数 の 種 だけが
棲 息 するものと 考 えられてきた.しかし, 近 年 では, 特 にイトププゲ 科 とヒベププゲ 科 に 多 数 の 海
産璩 種 が 含 まれることが 明 らかになっている. 世 界瓋 各 地 から 報 告 されてきた 海 産璩 貧 毛 類顜 の 種 数 は 現 在
500 種 を 大 きく 越 え, 日 曓 近 海 からも 数 十 種 が 棲 息 することが 期曋 待 される.しかし, 日 曓 での 研 究
は 極 めて 不 充 分 であり, 分 布 や 生璦 態 に 関 する 知 見 は 非 常 に 乏 しい.
このような 現 状 であるため, 今 回 の 調 査 で 得 られた 貧 毛 類顜 について,どの 種 がどのような 意 味 で
注泃 目 すべきものであるのか,といった 情 報 を 提 示 することは 困 難 である. 言 うならば, 全 ての 種 に
ついて 基 礎 的 な 研 究 を 積 み 重 ねる 必 要 がある. 取 りあえず, 現 時昷 点 で 指 摘 できる 事 項 を 以 下 に 述 べ
ておく.
海 産璩 貧 毛 類顜 のうち, 種 多 様 性 , 現 存 量 ともに 大 きいイトププゲ 類顜 やヒベププゲ 類顜 は, 干 潟滘 のよう
な 泥況 の 卓 越 するところよりも, 直 径 が 数 mm 程 度 の 砂 利 の 間 隙 により 多 く 見 られる 傾 向 がある. 貧
毛 類顜 が 干 潟滘 の 生璦 態 系 で 果 たす 役 割 は, 多 毛 類顜 に 比 べるとかなり 小 さいものであろう.ただし, 今 回
の 調 査 では, 大 型 の 種 であるイサププゲ Pontodrilus litoralis が 南 日 曓 の 複 数 の 干 潟滘 から 得 られてい
る. 特 に 小 笠 原 や 石 垣 島 の 崎 枝 湾 では 多 数 の 個 体 が 確 認 された.この 種 は, 主 に 陸 生璦 種 からなるフ
トププゲ 科 に 属 する. 体 のキイゲが 陸 生璦 種 と 同 様 大 きいため, 密 度 が 大 きい 場 所 では, 干 潟滘 の 浄 化
に 無 視 し 得 ぬ 役 割 を 果 たしている 可 能 性 がある.
宮 城 県 仙 台 市 の 蒲 生璦 干 潟滘 では,イトププゲ 科 イトププゲ 亜 科 に 属 する Tubificoides 属 の 一 種 が 確 認
された.この 種 は,Tubificoides wasselli Brinkhurst et Baker, 1979 に 近 縁 な 種 である. 現 時昷 点 でまだ 結
論 出 来曹 ていないが,この 種 は 未 記 載 種 である 可 能 性 がある.
海 産璩 種 に 重 点 を 置 いた 水 生璦 貧 毛 類顜 の 概 要 ,および 日 曓 産璩 海 産璩 イトププゲ 類顜 の 分 類顜 については, 高
島 (1999a, b, 2000a, b, c, d, e, 2001a, b)にまとめられている.
なお,イサププゲの 学 名 は, 従 来曹 , 原 記 載 (Iizuka,1898)で 与 えられた 名 称 である Pontodrilus
matsushimensis が 多 く 用璮 いられてきたが,Easton (1984)は 曓 種 を P. litoralis のクノニヘとして 扱 って
いる.ここでは,イサププゲの 分 類顜 学 的 所 属 について,Easton (1984)の 見 解 に 従 った.
- 194 -

参 考 文 献
Easton, E. G., 1984. Earthworms (Oligochaeta) from islands of the south-western Pacific, and a note on two
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海 洋泒 と 生璦 物 126 (vol. 22 no. 1): 83-86.
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ププゲ 科 . 海 洋泒 と 生璦 物 127 (vol. 22 no. 2): 176-182.
高 島 義 和 , 2000c. 日 曓 産璩 海 産璩 イトププゲ 類顜 の 分 類顜 . (5) 水 生璦 貧 毛 類顜 各 科 の 検 索 2. オムウププゲ 科 ,ヒ
ベププゲ 科 ,ナガププゲ 科 ,その 他 の 科 . 海 洋泒 と 生璦 物 128 (vol. 22 no. 3): 255-261.
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no. 4): 398-402.
高 島 義 和 , 2000e. 日 曓 産璩 海 産璩 イトププゲ 類顜 の 分 類顜 . (7) ナガヤイトププゲ 亜 科 . 海 洋泒 と 生璦 物 131 (vol.
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高 島 義 和 , 2001a. 日 曓 産璩 海 産璩 イトププゲ 類顜 の 分 類顜 . (8) 亜 科 Phallodrilinae. 海 洋泒 と 生璦 物 132 (vol. 23 no.
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高 島 義 和 , 2001b. 日 曓 産璩 海 産璩 イトププゲ 類顜 の 分 類顜 . (9) イトププゲ 亜 科 . 海 洋泒 と 生璦 物 133 (vol. 23 no.
2): 178-181.
- 195 -

節 足 動 物 門
鋏 角 亜 門
節 口 綱
和 田 恵 次
1) 希 少 種
カブトガニ Tachypleus tridentatus Leach, 1819
1996 年 当 時 の 記 録 では( 和 田 ほか, 1996), 瀬 戸 内 海 から 北 九 州 沿 岸 にかけて 分 布 するが,ほとん
どの 地 域 で 希 少 または 絶 滅 寸 前 という 状 況 であった. 今 回 の 調 査 からは,わずかに1 地 域 ( 大 分 県
杵 築 市 守 江 湾 )のみから 生 息 記 録 があったに 過 ぎない. 潮 下 帯 にも 分 布 するので, 今 回 の 調 査 から
は 見 つかりにくいこともあるが, 各 地 で 激 減 していることは 間 違 いない.
引 用 文 献
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木 孝 男 ・ 加 藤 真
・ 島 村 賢 正 ・ 福 田 宏 . 1996. 日 本 における 干 潟 海 岸 とそこに 生 息 する 底 生 生 物 の 現 状 .
WWFJapan サイエンスレポート, 3: 1-182.
- 196 -

節 足 動 物 門
顎 脚 綱
蔓 脚 下 綱
山 口 寿 之
蔓 脚 類顜 に 関 しては, 調 査 者 が 現 場 で 同 定 し, 標 曓 の 残 っていないものが 多 いため, 同 定 の 正 確 さ
について 疑甀 問 のある 種 がいくつかある.
イワフグツピ Chthamalus challengeri Hoek, 1883
北 海 道 ~~ 三 陸 には、 曓 種 とキシイワフグツピの 混浔 在 が 知 られている。 同 様 に、 琉琈 球 列 島 ( 先 島
諸 島 を 含 む)には、 複 数 のイワフグツピ 類顜 の 混浔 在 が 知 られている。 従 って 標 曓 に 基 づいた 正 確 な
同 定 が 必 要 である。
ドュフグツピ Fistrobalanus kondakovi (Tarasov et Zevina, 1963)
この 種 類顜 は 分 布 からすると 同 定 が 適 切 だと 思 わわれる. 一 時昷 分 布 が 非 常 に 狭 くなった.しかし 現
在 はかなり 色 々なところで 発 見 されるようになった. 化 石 記 録 があり, 移 入 種 ではない. 西 太 平
洋泒 のかなり 広 い 分 布 域 を 持 つ( 未 公 表 資 料 ).
クュケグフグツピ Fistrobalanus albicostatus (Pilsbry, 1916)
この 種 も 化 石 記 録 があり, 移 入 種 ではない. 日 曓 から 香飞 港海 までの 内 湾 に 生璦 息 している.
シテグブフグツピ Amphibalanus amphitrite (Darwin, 1854)
はっきりした 化 石 記 録 がないため, 移 入 種 と 考 えられる. 世 界瓋 的 に 分 布 している. 船 に 付 着 し
て 移 住 もしているようである.
アプベフグツピ Amphibalanus variegatus (Darwin, 1854)
移 入 種 ではないと 思 わわれる. 東朁 南 アグアから 日 曓 にかけての 広 い 分 布 域 を 持 ち、1970 年 代 は 国
内 では 太 平 洋泒 岸 の 神 奈 川 県 三 崎 を 北 限 として 内 湾 潮滠 間 帯 下 部 のかなり 広 い 分 布 域 を 持 っていたが,
最暷 近 ではあまり 見 かけない. 暼 明 海 でのみ 容 易昒 に 見 つかる.
アベモカフグツピ Amphibalanus eburneus (Gould, 1841)
移 入 種 .かなり 広 い 分 布 域 を 持 つようになった.
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ムヴュッパフグツピ Amphibalanus improvisus (Darwin, 1854)
移 入 種 .かなり 広 い 分 布 域 を 持 つようになった.
キメキフグツピ Amphibalanus reticulatus (Utinomi, 1967)
これも 1970 年 代 には 太 平 洋泒 岸 の 内 湾 下 部 に 普 通 に 見 つかったが, 最暷 近 ではあまり 見 つからない.
化 石 記 録 を 持 つので, 移 入 種 ではない. 分 布 は, 日 曓 からイルドネクアまでの 北 西 太 平 洋泒 に 限 定
される.
キルカェフグツピ Balanus trigonus Darwin, 1854
世 界瓋 的 な 分 布 域 を 持 つ 分 類顜 群 . 干 潟滘 の 中 では 外 海 の 影 響 をうける 環瑧 境 を 好 み, 浮洆 遊 物 体 上 や 陸
棚 にもいる. 化 石 記 録 をもち, 移 入 種 ではない.
シイワルェュフグツピ Tetraclita formosana Hiro, 1939
主 として 岩 礁 に 生璦 息 する. 干 潟滘 の 中 では 外 海 の 影 響 をうける 環瑧 境 には 居 ると 思 わわれる. 移 入 種
ではない.
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節 足 動 物 門
軟 璶 綱 口 脚 目 / 十 脚 目 ェャブ゠ビ 下 目 ・カ゠ビ 下 目
駒飽 井
智晢 幸
1) 希 少 種
キノピモ゠ビ Merguia oligodon (de Man, 1888)
曓 種 の 生璦 息 域 は 亜 熱 帯 域 のブルエュヴノ 沼 沢 地 に 限 定 される. 好 適 な 生璦 息 環瑧 境 が 失 わわれると,
ただちに 個 体 群 の 消洑 滅溅 につながる 可 能 性 が 高 い.
2) 固 暼 種
プツェモ゠ビ Petalopsis pacifica (Doflein, 1902)
曓 種 は 国 内 では 北 海 道 沿沥 岸 の 内 湾 アブペ 場 に 生璦 息 域 が 限 定 される. 特 に 道 東朁 に 多 い.
3) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種 ( 未 記 載 種 ):なし
4) 人 間 の 生璦 活泯 や 営 みの 中 で 利 用璮 されている 種
ェャブ゠ビ,ムク゠ビ,ペ゠ビ,フトプザ゠ビ,キャ゠ビ.いずれも 水 産璩 重 要 種 . 幼 若 個 体 が
干 潟滘 域 に 出 現 する. 成 体 は 成 長 とともに 深济 場 へ 移 動 .キャ゠ビは 河沜 口 域 や 潮滠 間 帯 では 稀 で, 主 に
河沜 川 の 影 響 の 少 ない 砂 浜泺 海 岸 の 潮滠 下 帯 以 深济 に 生璦 息 .
5) 干 潟滘 が 曓 来曹 のハビシットではない 種
ペルハナクホカ(キルガ 礁 , 岩 礁 );イサケグ゠ビ,ケグ゠ビペドキ( 岩 礁 ,シイドハヴャ, 港海
湾 施 設 )
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節 足 動 物 門
軟 璶 綱
端 脚 目
ハブトビヘク 科 とキシムカ゠ビ 科
森 野 洃
ハブトビヘク 科 とキシムカ゠ビ 科 の 種 組 成 では, 従 来曹 より 把 握 されていたものばかりで, 分 類顜 学
的 に,あるいは 地 理理 的 ・ 生璦 態 的 分 布 上 の 新 知 見 あるいは 興 味 深济 い 知 見 はみられなかった.
ハブトビヘク 科 では, 最暷 近 , 詳 細 な 形 質 に 基 づく 種 の 認 識 が 進 み, 成 体 を 含 む 十 分 な 個 体 の 標 曓
が 同 定 には 必 要 となっている.このことから, 同 定 結 果 は 属 ヤパャあるいは 科 のヤパャまでになっ
ている 場 合 がある.( 編 者 注泃 : 同 定 用璮 に 筆 者 に 送 付 された 標 曓 は,1 箇 所 につき 1 ~~ 数 個 体 に 留瓔 まり,
精 査 には 至 らなかった 場 合 がある.)
ハブトビヘク 科 ・キシムカ゠ビ 科 以 外
大 和
茂 之
1) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種 ( 未 記 載 種 )
Ampithoe, Corophium, Hyale の 各 属 は, 全 体 として 複 数 種 が 見 られたが,キルハャ 毎 にどの 種 が
含 まれているかは, 今 後 の 検 討 が 必 要 である.Hyale 属 については,Iwasa (1939), Hirayama (1978),
Hiwatari (2003) 等 の 一 連 の 研 究 があるが, 曓 同 定 では 充 分 に 検 討 していない.Ampithoe 属 や
Corophium 属 については,これまで 外 国 産璩 の 種 類顜 と 同 種 と 見 なされてきたもの(Hirayama,1984;
Nagata, 1965)が 曓 当 に 同 種 かどうか 不 明 であり,さらに 未 記 載 種 も 含 まれているとものと 思 わわれ,
今 後 の 検 討 が 必 要 である.
参 考 文 献
Hirayama, A., 1978. Gammaridea Amphipoda of the intertidal reef flat of Ishigaki Island, Ryukyu
Archipelago. Part I. Genus Hyale. Publications of the Seto Marine Biological Laboratory, 25: 131-156.
Hirayama, A., 1984. Taxonomic studies on the shallow wataer gammaridean Amphipoda of West Kyushu,
Japan. II. Corophiidae. Publications of the Seto Marine Biological Laboratory, 29: 1-92.
Iwasa, M., 1939. Japanese Talitridae. Journal of the Faculty of Science, Hokkaido Imperial University,
Series VI. Zoology, 6: 255-296, Pls. IX-XXII.
- 200 -

節 足 動 物 門
軟 璶 綱
等 脚 目
布 曪
昇
1)かつて 普 通 に 見 られたが, 現 在 地 域 的 に 絶 滅溅 している 種
かつての 調 査 が 皆 無 と 言 っていい 状 況沦 であり, 判 断 が 出 来曹 る 種 はない. 千 葉 県 一 宮 璼 の 一 宮 川
河沜 口 干 潟滘 で 普 通 に 見 られた Eurydice akiyamai はどこの 干 潟滘 からも 確 認 できなかった.
2) 希 少 種
希 少 種 か 否 かの 判 断 が 出 来曹 るだけのデヴシがない.
3) 固 暼 種
日 曓 に 固 暼 か 否 かは 日 曓 列 島 の 調 査 も 十 分 とは 言 えず, 周 辺 国 の 海 域 についてはいっそう 調 査
が 遅 れている 状 況沦 であり, 明 らかに 固 暼 と 断 言 できるものはない.
4) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種 ( 未 記 載 種 )
未 記 載 種 と 判 断 される 種 はすでに 記 載 をした. 以 下 のとおりである.
クブルトカツノヘク Sphaeroma shimantoensis Nunomura, 2003
ヒガシカツノヘク Sphaeroma mukaii Nunomura, 2006
以 下 の 種 は 属 が 移 動 した.
Apseudes nasutus Nunomura, 2005 として 記 載 したものは Longiflagrum nasutus (Nunomura,2005)とな
った.
5) 人 間 の 生璦 活泯 や 営 みの 中 で 利 用璮 されている 種
海 産璩 等 脚 類顜 ではないと 思 わわれる.
- 201 -

節 足 動 物 門
軟 璶 綱 十 脚 目 アナグホカ 下 目
伊 谷
行
曓 調 査 における 定 量 採 集 方 法沵 では, 堆 積 物 底 に 深济 い 巣 穴 をつくって 生璦 息 する 種 を 採 集 できない 可
能 性 がある. 従 って,アナグホカ 下 目 の 璶 殻 類顜 では 分 布 していたのに 採 集 できていないォヴケもあ
ると 考 えられ, 曓 調 査 結 果 から 分 布 の 縮 小 や 個 体 数 の 浦 少 を 論 じるのは 困 難 である.ただし, 一 般
論 として, 干 潟滘 やブルエュヴノ 湡 地 といった 生璦 息 地 の 破 壊 にともない 個 体 数 を 浦 少 させている 種 を
含 んでいるとは 考 えられる.
また,アナグホカ 下 目 は 現 在 , 分 類顜 学 の 研 究 が 活泯 発 に 行 わわれており, 分 類顜 体 系 の 見 直 しによる 属
名 の 変 更暬 が 頻 繁 に 生璦 じ,どの 属 名 を 用璮 いるべきかの 論 争 が 継 続 しているものもある. 曓 報 告 書暯 では
編 集 者 に 従 い 学 名 を 示 した.
オキナワアナグホカ Thalassina anomala (Herbst, 1804)
曓 種 はブルエュヴノ 林 内 ,あるいはその 周 辺 の 干 潟滘 に 生璦 息 し, 堆 積 物 を 盛 んに 排 出 することに
より 背 の 高 い 円 錐 状 の 塚 を 築 き, 特 異瓧 な 晙 観 をつくる.そのため, 曓 種 の 存 在 は 標 曓 を 得 なくて
も 一 目 瞭 然 であるが, 曓 調 査 では 出 現 地 点 は 多 くはない. 分 布 や 個 体 数 が 縮 小 しているという 証
拠 も 得 られないので, 今 後 の 調 査 に 注泃 目 する 必 要 がある.なお,ブルエュヴノを 埋 め 立 てて 造 成
した 水 田 では,オキナワアナグホカが 巣 穴 をつくることによって 畦 が 破 壊 されるなどの 被 害 が 報
告 されている.
ニビルケナペエモ Nihonotrypaea japonica (Ortmann, 1891)と
ハャブルケナペエモ Nihonotrypaea harmandi (Bouvier, 1901)
曓 調 査 結 果 からは, 両 種 とも 日 曓 中 に 広 く 分 布 することが 明 らかになった.ニビルケナペエモ
はより 内 湾 的 環瑧 境 に,ハャブルケナペエモはより 外 海 的 環瑧 境 に 生璦 息 し, 巣 穴 形 態 や 生璦 理理 学 的 耐 性 ,
生璦 活泯 史 なども 異瓧 なっているが, 形 態 の 区 別 は 必 ずしも 容 易昒 ではない.ハャブルケナペエモを 独 立
した 種 とするか 否 かに 関 しては 論 争 があるが, 同 所 的 に2 種 が 生璦 息 する 場 所 で 遺 伝 子 交 流泴 の 暼 無
を 検 証 すれば, 決 着 するであろう. 曓 調 査 では,Wardiatono and Tamaki (2001)に 従 い, 目 の 幅 と 額
角 の 形 質 から2 種 を 区 別 したが,それらの 形 質 は 成 長 とともに 変 化 するため, 彼 らの 論 文 で 用璮 い
られた 暼 明 海 産璩 個 体 群 での 形 態 計 浴 結 果 が 日 曓 中 の 全 ての 個 体 群 で 適 用璮 されうる 保 証 はないこと
を 断 っておく.
- 202 -

ノビ゠ケナペエモ Callianassa bouvieri Nobili, 1904
イルド 西 太 平 洋泒 熱 帯 域 に 広 く 分 布 する 種 であるが, 熊 曓 天 草 でも 記 録 がある. 曓 調 査 では 琉琈 球 ,
奄 美 , 種 子 島 , 甑璜 島 に 加 え, 小 笠 原 でも 分 布 が 確 認 された.なお, 小 笠 原 父 島 では,やはりイル
ド 西 太 平 洋泒 熱 帯 域 に 広 く 分 布 し,ケナペエモ 科 と 近 縁 な Callianideidae 科 の Callianidea typa
Milne-Edwards, 1837 がアナグホカ 下 目 として 唯 一 分 布 することが 記 録 されていたが, 曓 調 査 では
確 認 されなかった.
Calliaxina sakaii (de Saint Laurent, 1979)
西 表 島 浦洁 内 川 で 採 集 された. 曓 種 は,1960 年 代 に 九 州 大 学 天 草 臨 海 実 験餧 所 前 の 砂 質 干 潟滘 で 採 集
されて 以 降 , 文 献 上 , 正 確 な 分 布 記 録 は 明 らかになっていなかった.その 採 集 地 点 はその 後 埋 め
立 てにより 消洑 失 したため, 曓 調 査 での 同 定 が 正 しければ, 浦洁 内 川 が 現 存 する 唯 一 の 生璦 息 場 所 とな
る. 今 後 , 詳 細 な 分 類顜 学 的 検 討 が 必 要 である.
Corallichirus tridentatus (von Martens, 1869)
沖沍 縄 島 億 首飛 川 と 石 垣 島 宮 良 湾 で 採 集 された.イルドネクア,ケモメルカで 記 録 されている 種 で
あるため, 曓 調 査 での 同 定 が 正 しければ, 大 幅 な 分 布 域 の 更暬 新 となる.
アナグホカ Upogebia major (de Haan, 1841)
一 部 の 地 域 では 食颂 用璮 にされる 大 型 種 である. 極 東朁 域 に 広 くする 種 であるが, 日 曓 での 分 布 は 北
海 道 から 熊 曓 であり, 鹿 児 島 以 南 では 採 集 されなかった.
ムカボアナグホカ Upogebia yokoyai Makarov, 1938
日 曓 では 青 森 県 陸 奥 湾 から 沖沍 縄 県 西 表 島 までの 広 範 囲 で 採 集 された. 海 外 での 文 献 上 の 記 録 は
今 のところはないため, 固 暼 種 であると 言 える.
カノクアナグホカ Upogebia pugnax de Man, 1905
曓 調 査 では 種 子 島 , 奄 美 大 島 , 沖沍 縄 島 , 宮 古 島 で 採 集 された. 文 献 では, 高 知 県 , 和 歌 山 県 に
も 分 布 するが, 多 くはない. 曓 種 はイルドネクアが 基 産璩 地 の Upogebia pugnax de Man, 1905 である
とされていたが, 日 曓 産璩 個 体 群 については 高 知 県 宇 佐 の 標 曓 をもとに 新 種 Upogebia sakaii
Ngoc-Ho, 1994 が 提 唱 された.Upogebia pugnax の 模 式 標 曓 の 雌 雄 をめぐり 論 争 があるが, 模 式 標
曓 がフェュヘク 類顜 に 寄 生璦 された 個 体 であり, 寄 生璦 去 勢 のために 形 態 が 雌 化 している 可 能 性 がある
こと, 基 産璩 地 からはその1 個 体 しか 採 集 されていないことから, 形 態 に 基 づく 分 類顜 では 決 着 がつ
きそうにない.しかし, 模 式 標 曓 が 潮滠 下 帯 から 得 られていることから 考 えると, 日 曓 の 干 潟滘 に 分
布 する 個 体 群 は U. pugnax とは 別 種 の U. sakaii であると 考 えてもよいかもしれない. 酒 井 勝 司 博
士 が 近 々 出 版 されるアナグホカ 科 の revision では, 日 曓 産璩 個 体 群 を U. sakaii として 扱 っているよ
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うであり( 酒 井 勝 司 , 私 信 ),そうすると, 曓 種 ,カノクアナグホカ Upogebia sakaii Ngoc-Ho, 1994
は 日 曓 固 暼 種 ということになる. 細 かい 経 緯 は 別 にして, 美 しい 紅 色 をした 小 型 のアナグホカ 類顜
である.
Upogebia 属 の 1 種 Upogebia sp.
曓 調 査 のモケトでは, 小 型 個 体 のために 同 定 できなかった 種 が 含 まれるが, 沖沍 縄 島 具 志 ・ 大 嶺
で 採 集 された 個 体 は, 明 らかに 他 のアナグホカ 属 とは 異瓧 なる. 近 年 , 新 種 記 載 された Upogebia
rupicola Komai, 2005 に 似 るが, 標 曓 が 不 完 全 であるために 同 定 はできなかった.
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節 足 動 物 門
軟 璶 綱 十 脚 目 異瓧 尾 下 目
朝曉 倉
彰
ボドカモ 相 に 関 しては, 干 潟滘 というのはもともと 生璦 息 するボドカモ 類顜 の 種 数 としては,あまり 多
くなく, 曓 調 査 においてもそれほど 種 多 様 性 は 高 くはない. 北 海 道 から 沖沍 縄 まで 全 国 の 干 潟滘 のほぼ
全 域 に 出 現 したのは,マビナガビルボドカモ Pagurus minutus であり, 個 体 数 としても,どこの 干 潟滘
でも 最暷 優 占 種 となっている.しかし 標 曓 の 色 彩 をみる 限 りでは, 北 海 道 , 曓 州 の 個 体 は 黒 味 が 強 く,
九 州 や 沖沍 縄 では 白 味 が 強 い 傾 向 にあるように 思 わわれ, 曓 種 のこの 広 大 な 分 布 域 において, 形 態 的 に
同 じと 言 えども 遺 伝 的 に 均 質 なものなのか, 今 後 の 精 査 が 必 要 であろう.
干 潟滘 のカニのようにかつて 普 通 に 見 られたが, 現 在 地 域 的 に 絶 滅溅 している 種 というのは,ボドカ
モ 類顜 とカニジブク 類顜 に 関 する 限 りは 無 い.また 人 間 の 生璦 活泯 や 営 みの 中 で 利 用璮 されている 種 は 特 に 無
く, 移 入 種 も 特 に 認 められない.
沖沍 縄 の 干 潟滘 では,ボドカモ 類顜 の 種 多 様 性 は 比 較 的 高 く,マビナガビルボドカモに 加 えて,ツベナ
ガムカバキプやシテグブムカバキプも 非 常 に 頻 繁 に 出 現 している.しかし 今 回 最暷 も 注泃 目 すべきは,2
種 のツノボドカモ,アルパャツノボドカモ Diogenes leptocerus およびブャテツノボドカモ Diogenes
leptocerus(ともに 和 名 は 諸 喜 田 茂 充 による)の 分 布 詳 細 が 明 らかになったことであろう.この 2 種
が 日 曓 に 分 布 していることは,2002 年 に 琉琈 球 大 学 の 諸 喜 田 茂 充 氏 の 研 究 エャヴハが 石 垣 島 のブルエ
ュヴノを 調 査 した 時昷 に 発 見 したものである. 今 回 の 調 査 で,アルパャツノボドカモは 曓 城 川 , 奄 美
住 用璮 川 , 羽 地 内 海 ( 我 部 井 ), 名 蔵 湾 , 億 首飛 川 , 崎 枝 湾 , 船 浦洁 の 各 干 潟滘 から 採 集 された.またブャテ
ツノボドカモは, 佐 敷 , 前 良 ・ 後 良 川 , 宮 良 湾 , 名 蔵 湾 , 船 浦洁 , 川 平 湾 の 各 干 潟滘 から 採 集 された.
またその 他 の 注泃 目 すべき 種 としては, 希 少 種 メルサルムカバキプ Clibanarius ransoni と Clibanarius
amboinensis が, 宮 良 湾 から 採 集 された.
カニジブク 類顜 は, 採 集 個 体 はわわずかであったが 船 浦洁 から,ゞスノプカニジブクに 似 た 不 明 種 が 採
集 され, 今 後 の 分 類顜 学 的 検 討 を 要 する.
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節 足 動 物 門
軟 璶 綱 十 脚 目 短 尾 下 目
和 田
恵 次
1) 希 少 種
アブプブベカノク Philyra taekoae Takeda, 1972
曓 種 の 記 録 は, 奄 美 大 島 (Takeda, 1972; 岸 野 ほか, 2001b)のほかに 与 論 島 ( 酒 井 , 1976: 諸 喜 田
ほか, 1996)や 西 表 島 から 知 られていたが, 今 回 の 調 査 で 奄 美 大 島 笠 利 湾 と 沖沍 縄 島 大 浦洁 より 記 録 さ
れた. 記 録 がきわわめて 少 ない 希 少 種 といえる.
アモアォボワメガニ Elamenopsis ariakensis Sakai, 1969
暼 明 海 特 産璩 の 希 少 種 とされていた( 酒 井 , 1976; 小 菅 ほか, 2002)が, 大 阪 湾 でも, 干 潟滘 からでは
なく 潮滠 下 帯 より 記 録 があった( 西 ほか, 1998). 今 回 の 調 査 では,やはり 暼 明 海 に 面 する 3 地 域 か
ら 記 録 があったが,いずれも 1 個 体 のみ 得 られているに 過 ぎない.
オキナワボワメガニ Neorhynchoplax okinawaensis (Nakasone et Takeda, 1994)
沖沍 縄 島 北 部 の 河沜 口 からのみ 知 られていた(Nakasone and Takeda, 1994)が, 今 回 の 調 査 で 新 たに
沖沍 縄 島 南 部 の 干 潟滘 から 普 通 に 見 つかり,さらに 九 州 熊 曓 県 の 干 潟滘 より 見 つかった.いずれも 貴 重
な 記 録 である.
ヘツアクガニ Hexapus sexpes (Fabricius, 1798)
潮滠 下 帯 水 深济 20-50 m の 泥況 底 より, 相 模 湾 から 三 河沜 湾 , 紀 伊 半 島 沿沥 岸 , 土 佐 湾 , 与 論 島 などから 知
られていた( 酒 井 , 1976)が, 潮滠 間 帯 からの 記 録 は 極 めて 稀 で, 今 回 三 重 県 の 干 潟滘 , 九 州 の 干 潟滘 ,
それに 先 島 諸 島 の 干 潟滘 から,いずれも 数 多 く 見 つかっており,これらの 記 録 は 貴 重 である. 多 毛
類顜 の 棲 管 に 共 生璦 するとされる.
ヒベヘツアクガニ Hexapus anfractus Rathbun, 1909
これまで 暼 明 海 から 天 草 諸 島 にかけての 泥況 干 潟滘 より,スルスュフキガカイの 棲 管 に 共 生璦 して 生璦 息 す
るのが 知 られていた( 酒 井 , 1976)が, 今 回 の 調 査 からも 佐 賀 県 , 熊 曓 県 の 暼 明 海 沿沥 岸 の 諸 地 域 から
記 録 されている.しかしほとんどが 1 個 体 のみの 採 集 記 録 であり, 唯 一 熊 曓 県 の1ヮ 所 の 干 潟滘 での
み 数 多 く 見 つかっている 点 が 注泃 目 される. 暼 明 海 沿沥 岸 以 外 からは 知 られていないだけに, 固 暼 性 の
強 い 種 として 希 少 性 が 高 い.
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ブキトメノオガニ Pilumnopeus makiana (Rathbun, 1929)
和 歌 山 県 , 岡 山 県 , 福 岡 県 , 鹿 児 島 県 それに 暼 明 海 , 西 表 島 などから 知 られていた( 酒 井 ,1976;
和 田 ほか 1996). 今 回 の 調 査 からは, 以 上 の 地 域 のほかに 兵 庫 県 千 種 川 , 熊 曓 県 天 草 郡 羊 角 湾 ,
それに 沖沍 縄 島 大 浦洁 より 記 録 された. 分 布 域 としては 紀 伊 半 島 以 南 沖沍 縄 までの 広 い 範 囲 に 及 ぶが,
記 録 される 地 域 がそれほど 多 くない 点 で 希 少 種 とみなされる.
カノカコビュガニ Epixanthus dentatus (White, 1847)
沖沍 縄 島 や 石 垣 島 より 知 られていた( 酒 井 , 1976; 和 田 ほか, 1996)が, 多 くない 種 で, 今 回 の 調 査
からもわわずかに 沖沍 縄 島 の 億 首飛 川 と 石 垣 島 の 宮 良 湾 の 2 地 域 からのみ 得 られており,いずれも 1 個
体 のみの 記 録 である.
スガイワガニ Ilyograpsus nodulosus Sakai, 1983
原 記 載 は, 西 表 島 からの 記 録 に 基 づく( 酒 井 , 1983)が,その 後 奄 美 大 島 ( 岸 野 ほか, 2001b)や
和 歌 山 県 沿沥 岸 ( 木曐 邑 ほか, 2004)より 記 録 されている. 今 回 の 調 査 から, 以 上 の 地 域 に 加 えて, 愛
媛 県 僧 都 川 と 熊 曓 県 天 草 郡 の 永 浦洁 および 羊 角 湾 より 記 録 された. 日 曓 固 暼 種 ともみられ, 記 録 が
限 られる 希 少 性 の 高 い 種 である.
シイワルヒメイサペドキ Ptychognathus ishii Sakai, 1939
和 歌 山 県 と 南 西 諸 島 から 知 られていた( 和 田 ほか, 1996). 曓 調 査 により,さらに 大 阪 府 ( 男璹 里
川 ), 高 知 県 ( 浦洁 の 内 湾 ), 愛 媛 県 ( 僧 都 川 ), 宮 崎 県 ( 北 川 ), 鹿 児 島 県 ( 万 之 瀬 川 )より 記 録 さ
れた.しかし 僧 都 川 以 外 の 地 域 での 記 録 個 体 数 は 極 めて 少 ない.
ヒベヒメイサペドキ Ptiychognathus capillidiggitatus Takeda, 1984
和 歌 山 県 沿沥 岸 ( 木曐 邑 ほか, 2004)と 奄 美 大 島 ( 岸 野 ほか, 2001a),それに 沖沍 縄 島 ( 仲 宗 根 ・ 伊 礼 ,
2003b)より 知 られていた. 今 回 の 調 査 により, 新 たに 石 垣 島 ( 宮 良 湾 )より 記 録 が 得 られた.こ
れにより 和 歌 山 県 と 南 西 諸 島 に 限 定 された 分 布 を 示 す 種 といえる.
ヒメイサペドキ Ptychognathus glaber Stimpson, 1858
相 模 湾 と 小 笠 原 諸 島 から 知 られていた( 酒 井 , 1976)が, 今 回 の 調 査 からは, 小 笠 原 諸 島 のみか
ら 得 られたに 過 ぎない. 小 笠 原 諸 島 での 生璦 息 数 は 多 いが, 他 の 地 域 での 記 録 がほとんどないため,
希 少 性 が 高 いといえる.
ォフキヒメイサペドキ Ptychognathus barbatus (A. Milne-Edwards, 1873)
八 丈 島 , 与 論 島 , 石 垣 島 からの 記 録 ( 酒 井 , 1976)に 加 えて, 高 知 県 からも 最暷 近 記 録 された( 野
元 ・ 和 田 , 2000). 今 回 の 調 査 により 沖沍 縄 島 の 2 地 域 より 記 録 され,その 中 でも 大 浦洁 では 個 体 数 が
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多 いことがわわかった.それでも 記 録 される 地 域 が 少 ない 希 少 種 である.
トオアクヒメイサガニペドキ Parapyxidognathus deianira (de Man, 1888)
石 垣 島 宮 良 川 ( 三 宅 , 1983), 沖沍 縄 島 ( 諸 喜 田 ほか, 1996), 奄 美 大 島 ( 岸 野 ほか, 2001a), 和 歌 山
県 沿沥 岸 ( 木曐 邑 ほか, 2004)から 知 られていた. 今 回 の 調 査 より, 愛 媛 県 僧 都 川 と 宮 崎 県 の 北 川 およ
び 熊 ノ 江 より 記 録 された. 伊 豆 半 島 からも 採 集 されているが( 和 田 未 発 表 ), 記 録 される 地 域 が 少
ない 希 少 種 である.
ヒメペェゲガニ Utica borneensis de Man, 1895
石 垣 島 , 西 表 島 ( 和 田 ほか, 1996)のほかに, 奄 美 大 島 からの 記 録 ( 岸 野 ほか, 2001b)が 知 られ
ていたが, 今 回 沖沍 縄 島 より 記 録 が 1 例 あった. 極 めて 記 録 が 限 られる 希 少 性 の 高 い 種 である.
トモゞプアカイサペドキ Acmaeopleura toriumii Takeda, 1974
原 記 載 は 宮 城 県 女 川 湾 からの 記 録 に 基 づく(Takeda, 1974).その 後 和 歌 山 県 沿沥 岸 , 兵 庫 県 , 山
口 県 , 福 岡 県 , 鹿 児 島 県 などからの 記 録 が 知 られていた( 和 田 ほか, 1996). 今 回 の 調 査 により,
これらの 地 域 に 加 えて, 三 重 県 ( 志 登 茂 川 ), 大 阪 府 ( 男璹 里 川 ), 徳 島 県 ( 勝 浦洁 川 ), 高 知 県 ( 浦洁 ノ
内 湾 ),さらに 石 垣 島 ( 川 平 湾 )より 記 録 された. 石 垣 島 からの 記 録 は, 曓 種 の 南 西 諸 島 からの 初
めての 記 録 となる.
カゞナガイワガニペドキ Psuedograpsus elongates (A. Milne-Edwards, 1873)
沖沍 縄 島 と 石 垣 島 ( 酒 井 , 1976; 諸 喜 田 ほか, 1996)のほかに, 奄 美 大 島 からの 記 録 ( 岸 野 ほか, 2001a)
が 知 られていた. 曓 調 査 では, 沖沍 縄 島 の 3 地 域 からと 愛 媛 県 僧 都 川 から 記 録 された. 沖沍 縄 島 の 大
浦洁 と 億 首飛 川 は, 比 較 的 個 体 数 がそろっており, 数 少 ない 生璦 息 地 の 中 では 貴 重 なところといえる.
ヒベペェゲガニ Neoeriocheir leptognatus (Rathbun, 1913)
もともと 日 曓 国 内 では 暼 明 海 の 特 産璩 種 とされていたが, 記 録 はあまり 知 られていない. 今 回 の
調 査 では, 暼 明 海 奥 部 で 多 数 生璦 息 しているのが 確 認 されたのみである.
ヒベォフキイサガニ Hemigrapsus sinensis Rathbun, 1929
暼 明 海 沿沥 岸 ( 酒 井 , 1976)のほかに, 和 歌 山 県 沿沥 岸 ( 木曐 邑 ほか, 2004)から 知 られていた. 今 回
の 調 査 から,これらの 地 域 に 加 えて, 山 口 県 ( 暼 帆 川 )でも 確 認 された. 暼 明 海 沿沥 岸 では 比 較 的
多 いが, 暼 明 海 以 外 では 記 録 される 地 域 が 少 ない 希 少 種 である.
ケネナガイサガニ Hemigrapsus longitarsis (Miers, 1879)
北 海 道 厚 岸 湾 , 千 葉 県 , 東朁 京 都 , 神 奈 川 県 , 静 岡 県 ( 浜泺 名 湖湌 ), 山 口 県 , 広 島 県 などからの 記 録
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が 知 られていた( 和 田 , 1996). 今 回 の 調 査 からは, 北 海 道 から 静 岡 までのどの 地 域 からも 記 録 さ
れず,むしろ 西 日 曓 からのみ 記 録 された. 生璦 息 場 所 が 干 潟滘 でなく, 潮滠 下 帯 である 場 合 が 多 いので,
そのため 記 録 されなかったか,あるいは, 日 曓 の 東朁 部 での 分 布 が 消洑 滅溅 した 可 能 性 もある. 今 回 の
調 査 で 新 たに 記 録 されたのは, 和 歌 山 県 , 徳 島 県 , 愛 媛 県 , 福 岡 県 , 熊 曓 県 ,それに 大 分 県 であ
る.このうち 比 較 的 個 体 数 がそろっているのは, 山 口 県 の 秋 穂 湾 と 熊 曓 県 天 草 郡 の 永 浦洁 である.
プザテアクハメガニ Sarmatium striaticarpus Davie, 1992
沖沍 縄 島 北 部 と 石 垣 島 , 西 表 島 ( 諸 喜 田 ほか, 1996)のほかに, 奄 美 大 島 からも 知 られていた( 岸
野 ほか, 2001b). 今 回 の 調 査 からは, 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 と 漫溻 湖湌 のみから 記 録 があった. 南 西 諸 島 の
中 でも 記 録 が 限 られる 希 少 種 といえる.
キノピモパルォイガニ Parasesarma leptosomum (Hilgendorf, 1878)
これまで 沖沍 縄 島 大 浦洁 川 より 記 録 された( 諸 喜 田 ほか, 2002)だけの 種 . 曓 調 査 からは, 石 垣 島 の
川 平 湾 と 宮 良 湾 から 記 録 されている. 記 録 が 極 めて 稀 な 希 少 種 といえる.
ゞペヤパルォイガニ Clistocoeloma sinensis Shen, 1933
東朁 京 湾 から 沖沍 縄 までの 地 域 から 記 録 されていた( 和 田 ほか, 1996)が, 今 回 の 調 査 からも 東朁 京 湾 ,
三 重 県 , 和 歌 山 県 , 大 阪 府 , 兵 庫 県 , 愛 媛 県 , 山 口 県 , 福 岡 県 , 大 分 県 , 熊 曓 県 の 各 地 域 から 記
録 された.しかし, 記 録 される 個 体 数 は,いずれの 地 域 でも 多 くない. 比 較 的 多 く 生璦 息 している
のが 確 認 されたのは, 東朁 京 湾 の 谷 津泟 干 潟滘 , 和 歌 山 県 暼 田 川 , 兵 庫 県 加 古 川 , 山 口 県 厚 狭 川 , 愛 媛
県 僧 都 川 となっている.
フグテガニ Clistocoeloma villosum (A. Milne-Edwards, 1869)
和 歌 山 市 紀 ノ 川 河沜 口 で 見 つかり( 野 元 ほか, 1999),その 後 奄 美 大 島 でも 記 録 されていた( 岸 野
ほか, 2001a). 今 回 の 調 査 により, 新 たに 愛 媛 県 僧 都 川 と 沖沍 縄 島 塩 屋 ・ 大 久 保 川 より 記 録 された.
極 めて 記 録 数 が 少 ない 希 少 種 である.
ウピクブベガニ Pinnixa balanoglossasa Sakai, 1934
プキキウピクヘクの 巣 穴 に 共 生璦 するとされ, 相 模 湾 , 伊 勢 湾 から 記 録 されていた( 酒 井 , 1976).
今 回 の 調 査 により, 山 口 県 , 福 岡 県 , 熊 曓 県 , 大 分 県 それぞれ1ヮ 所 ずつから 記 録 された.この
うち 福 岡 県 の 干 潟滘 は, 生璦 息 個 体 数 が 多 い 点 注泃 目 される.
アカビクブベガニ Pinnixa haematosticta Sakai, 1934
伊 豆 下 田 から 知 られていた( 酒 井 , 1976)が, 今 回 の 調 査 により, 千 葉 県 (1 ヮ 所 ), 山 口 県 (1
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ヮ 所 ), 熊 曓 (1 ヮ 所 ), 鹿 児 島 (2 ヮ 所 )の 5 地 域 から 記 録 された.このうち, 熊 曓 県 の 干 潟滘 は,
比 較 的 個 体 数 がそろっている 点 注泃 目 される.
ハキプカェヤガニ Mortensenella forceps Rathbun, 1909
原 記 載 は 奄 美 大 島 産璩 の 標 曓 に 基 づく(Sakai and Takeda, 1995). 今 回 の 調 査 から, 奄 美 大 島 に 加
えて, 沖沍 縄 島 と 先 島 諸 島 から 記 録 が 得 られた.これだけしか 記 録 がない 希 少 な 種 である.
ゞペヤブベガニ Pseudopinnixa carinata (Ortmann, 1894)
日 曓 固 暼 種 で, 千 葉 県 犬 吠 埼 , 東朁 京 湾 , 大 阪 湾 からの 記 録 ( 酒 井 , 1976)に 加 え, 最暷 近 になって
兵 庫 県 の 瀬 戸 内 海 沿沥 岸 ( 神 戸 市 立 須 磨 海 浜泺 水 族 館颳 , 1996), 和 歌 山 県 ( 古 賀 ほか, 2003)からの 記 録
がある. 今 回 の 調 査 により,これらの 地 域 のほかに, 三 重 県 と 熊 曓 県 が 新 産璩 地 として 加 わわった.
このうち 熊 曓 県 の 干 潟滘 では 生璦 息 数 が 比 較 的 多 い 点 注泃 目 される.
ムカナガペドキ Asthenognathus inaequipes Stimpson, 1858
日 曓 固 暼 種 で,これまで 陸 奥 湾 , 相 模 湾 , 伊 豆 半 島 , 三 河沜 湾 , 伊 勢 湾 , 大 阪 湾 , 瀬 戸 内 海 から
知 られていた( 酒 井 , 1976)が,いずれも 潮滠 下 帯 の 砂 泥況 底 からであり, 今 回 の 調 査 結 果 から 暼 明 海
沿沥 岸 域 の 干 潟滘 が 記 録 されたことは, 記 録 として 暼 明 海 が 追 加 されたことのみならず, 潮滠 間 帯 の 記
録 として 貴 重 である.
ムカナガピルノ Tritodynamia japonica Ortmann, 1894
多 毛 類顜 のシブクキガカイの 巣 に 共 生璦 するとされる 日 曓 特 産璩 種 で,これまで 秋 田 県 , 東朁 京 湾 , 相
模 湾 , 三 河沜 湾 , 伊 勢 湾 より 知 られていた( 酒 井 , 1976). 今 回 の 調 査 からは,これらの 地 域 からは
まったく 記 録 されず,わわずかに 福 岡 県 と 鹿 児 島 県 それぞれ 1 ヮ 所 の 干 潟滘 からのみ 記 録 された. 以
前 に 記 録 があった 地 域 からは 絶 滅溅 した 可 能 性 があり, 希 少 性 が 高 い 種 といえる.
オオムカナガピルノ Tritodynamia rathbuni Shen, 1932
ツバキガカイやウピクヘクに 共 生璦 するとされ,これまで 東朁 京 湾 , 相 模 湾 , 三 河沜 湾 , 伊 勢 湾 , 瀬 戸
内 海 沿沥 岸 より 知 られていた( 酒 井 , 1976). 今 回 の 調 査 からは,これらの 地 域 からはまったく 記 録
されず, 福 岡 県 , 暼 明 海 沿沥 岸 ,それに 鹿 児 島 県 から 記 録 された.ただし 記 録 された 地 域 のいずれ
も 個 体 数 はわわずかである. 以 前 に 記 録 された 地 域 からは 絶 滅溅 した 可 能 性 がある.
ベナクピルノ Xenophthalmus pinnnotheroides White, 1846
潮滠 下 帯 の 泥況 底 を 浞 み 場 所 として,これまで 瀬 戸 内 海 ( 愛 媛 県 )と 暼 明 海 ( 佐 賀 県 )より 知 られ
ていた( 酒 井 , 1976). 今 回 の 調 査 から, 暼 明 海 沿沥 岸 各 地 と 岡 山 県 の 1 ヮ 所 の 干 潟滘 から 記 録 された.
特 に 岡 山 県 の 干 潟滘 では, 生璦 息 数 が 多 く, 他 にそのような 地 域 がないだけに 貴 重 である. 暼 明 海 と
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瀬 戸 内 海 のごく 一 部 の 地 域 からしか 知 られていない 希 少 種 である.
クオブネキ Uca arcuata (de Haan, 1835)
紀 伊 半 島 沿沥 岸 , 瀬 戸 内 海 ,それに 九 州 沿沥 岸 さらに 沖沍 縄 島 に 分 布 する( 和 田 ほか, 1996)のに 加 え,
伊 豆 半 島 からも 最暷 近 記 録 された( 田 中 ほか, 2004).しかし 記 録 されるほとんどの 地 域 は, 生璦 息 数
が 多 くなく,その 点 で 希 少 種 といえる. 今 回 の 調 査 でも,これまで 知 られている 和 歌 山 県 以 西 の
分 布 域 内 の 地 域 より 記 録 されたが, 生璦 息 数 が 比 較 的 多 いところは, 和 歌 山 県 暼 田 川 , 徳 島 県 吉 野
川 , 山 口 県 厚 狭 川 , 福 岡 県 行 橋 市 長 井 浜泺 , 鹿 児 島 県 天 降 川 ,それに 暼 明 海 沿沥 岸 各 地 の 河沜 口 域 に 限
られている.
モポゞキポゞクオブネキ Uca coarctata (H. Milne Edwards, 1852)
琉琈 球 列 島 の 中 でも 石 垣 島 と 西 表 島 から( 酒 井 , 1976)と 沖沍 縄 島 大 浦洁 川 より 知 られていた( 仲 宗 根
・ 伊 礼 , 2003a)が, 今 回 の 調 査 からもわわずかに 石 垣 島 の 宮 良 湾 のみから 記 録 されたに 過 ぎない.
種 としての 分 布 域 は, 熱 帯 域 に 広 いにもかかわわらず, 日 曓 では 極 めて 記 録 が 少 ない 希 少 種 である.
ャモブジメクオブネキ Uca tetragonon (Herbst, 1790)
沖沍 縄 島 , 宮 古 諸 島 , 八 重 山 諸 島 に 分 布 する( 諸 喜 田 ほか, 1996)が, 生璦 息 数 自 体 多 くない. 今 回
の 調 査 でも,わわずかに 沖沍 縄 島 の 億 首飛 川 と 石 垣 島 の 宮 良 湾 のみからしか 記 録 されなかった. 転 石 の
ある 干 潟滘 に 生璦 息 する 希 少 種 である.
クペフモクオブネキ Uca triangularis (A. Milne Edwards, 1873)
石 垣 島 と 西 表 島 から( 酒 井 , 1976)と 沖沍 縄 島 北 部 ( 仲 宗 根 ・ 伊 礼 , 2003a)から 知 られていた. 今
回 の 調 査 でも, 石 垣 島 の 宮 良 湾 と 西 表 島 の 浦洁 内 川 からのみ 記 録 されたが,いずれも 生璦 息 数 は 少 な
い. 記 録 が 極 めて 少 ない 希 少 性 の 高 い 種 である.
ハメエェヤスガガニ Ilyoplax deschampsi (Rathbun, 1918)
暼 明 海 奥 部 にのみ 個 体 群 が 存 在 し, 他 に 偶 発 的 に 鹿 児 島 県 や 東朁 京 湾 で 見 つかったことがある( 和
田 ほか, 1996). 今 回 の 調 査 でも 暼 明 海 奥 部 に 記 録 が 限 られたが, 菊 池 川 での 記 録 は 初 めてである.
暼 明 海 を 代 表 する 希 少 種 である.
ベナガオキガニ Macrophthalmus serenei Takeda et Komai, 1991
潮滠 下 帯 からの 記 録 種 としてこれまで, 伊 豆 半 島 以 南 から 琉琈 球 列 島 までの 分 布 域 をもつとされて
いた(Takeda and Komai, 1991). 今 回 の 調 査 で, 潮滠 間 帯 の 干 潟滘 からの 記 録 として, 熊 曓 県 天 草 地 方
の 永 浦洁 と 羊 角 湾 , 鹿 児 島 県 浦洁 内 湾 ( 上 甑璜 島 ),それに 沖沍 縄 島 , 石 垣 島 , 西 表 島 より 記 録 された.こ
- 211 -

のうち 比 較 的 生璦 息 数 がそろっているのは, 沖沍 縄 島 の 羽 地 内 海 , 沾 瀬 ,それに 西 表 島 の 船 浦洁 であっ
た.
プナプベナガオキガニ Macrophthalmuss milloti Crosnier, 1965
日 曓 での 最暷 初 の 記 録 は 石 垣 島 からであった(Takeda and Komai, 1991)が,その 後 奄 美 大 島 から
も 記 録 されていた( 岸 野 ほか, 2001b). 今 回 の 調 査 から,これらの 地 域 に 加 えて 沖沍 縄 島 ( 億 首飛 川 )
にも 分 布 していることがわわかった. 記 録 される 地 域 が 少 ない 希 少 種 である.
プナプオキガニ Macrophthalmus brevis (Herbst, 1804)
日 曓 での 最暷 初 の 記 録 は 沖沍 縄 島 中 城 湾 からであった(Kitaura and Wada, 1999). 今 回 の 調 査 により,
奄 美 大 島 住 用璮 川 , 沖沍 縄 島 億 首飛 川 , 石 垣 島 , 西 表 島 にも 分 布 していることが 明 らかとなった. 記 録
が 少 ない 希 少 種 である.
ムカケグオキガニ Macrophthalmus definitus White, 1848
日 曓 での 最暷 初 の 記 録 は 西 表 島 である( 武 田 , 1981)が,その 後 奄 美 大 島 ( 岸 野 ほか, 2001b), 沖沍
縄 島 大 浦洁 川 ( 仲 宗 根 ・ 伊 礼 , 2003a)からも 記 録 された. 今 回 の 調 査 からは, 沖沍 縄 島 羽 地 内 海 と 石
垣 島 宮 良 湾 から 記 録 された. 記 録 される 地 域 が 少 ない 希 少 種 である.
ヘツハアモアォガニ Camptandrium sexdentatum Stimpson, 1858
神 奈 川 県 小 網 代 湾 , 田 辺 湾 , 児 島 湾 , 山 口 湾 , 愛 媛 県 重 信 川 , 諫 早 湾 , 石 垣 島 , 西 表 島 などか
ら 知 られていた( 和 田 ほか, 1996). 今 回 の 調 査 からは,これらの 地 域 からは 記 録 されず, 小 笠 原
諸 島 , 三 重 県 英 虞 湾 , 兵 庫 県 千 種 川 , 福 岡 県 行 橋 市 長 井 浜泺 , 熊 曓 県 天 草 地 方 ,それに 暼 明 海 沿沥 岸
各 地 より 記 録 された. 記 録 される 地 域 は, 暼 明 海 沿沥 岸 は 比 較 的 多 いが,それ 以 外 は 断 続 的 であり,
しかも 生璦 息 数 はいずれもごく 僅 かである. 今 回 記 録 された 地 域 の 中 で, 曓 土 から 遠 く 離 れた 小 笠
原 諸 島 での 記 録 は 特 に 注泃 目 に 値 する.
アモアォガニ Cleistostoma dilatatum (de Haan, 1835)
これまで 暼 明 海 沿沥 岸 ( 和 田 ほか, 1996), 博 多 湾 ( 三 宅 , 1983),それに 最暷 近 になって 大 分 県 宇 佐
市 寄 藻 川 ( 三 浦洁 ほか, 2004)より 知 られていたが, 博 多 湾 からは 絶 滅溅 したものとみられる. 今 回 の
調 査 からは, 暼 明 海 各 地 の 河沜 口 域 から 記 録 されたが,その 他 に 周 防 灘 に 位 置 する 福 岡 県 行 橋 市 長
井 浜泺 と 佐 賀 県 の 伊 万 里 湾 より 新 たに 生璦 息 が 確 認 された. 比 較 的 生璦 息 数 が 多 いのは, 暼 明 海 では 六
角 川 , 矢 部 川 , 菊 池 川 , 緑 川 で, 新 たな 生璦 息 地 となった 上 記 長 井 浜泺 と 伊 万 里 湾 でも 多 く 記 録 され
ている.クオブネキと 同 じように, 潮滠 間 帯 上 部 の 泥況 質 域 を 生璦 息 場 所 とするが,クオブネキよりも
分 布 域 は 限 られており, 貴 重 性 が 高 い.
- 212 -

カワケナガニ Deiratonotus japonicus (Sakai, 1934)
伊 豆 半 島 , 紀 伊 半 島 , 四 国 南 岸 , 九 州 沿沥 岸 , 奄 美 大 島 (Kawane et al. 2005),それに 沖沍 縄 島 ( 仲
宗 根 ・ 伊 礼 , 2003a)の 汽汼 水 域 上 流泴 部 から 知 られる 日 曓 固 暼 の 希 少 種 である. 今 回 の 調 査 からは,
以 上 の 分 布 域 に 加 え, 周 防 灘 沿沥 岸 の 山 口 県 光 市 島 田 川 からも 記 録 された.
2) 移 入 種
イッカェェペガニ Pyromaia tuberculata (Lockington, 1877)
北 米 太 平 洋泒 岸 から 南 米 カュルビアまでを 原 産璩 地 とする 曓 種 は,1970 年 に 東朁 京 湾 で 見 つかって 以
来曹 , 静 岡 県 , 愛 知 県 , 三 重 県 , 大 阪 府 , 兵 庫 県 , 徳 島 県 , 広 島 県 , 山 口 県 , 福 岡 県 の 各 沿沥 岸 から
確 認 された( 岩 崎 ほか, 2004). 今 回 の 調 査 からは, 暼 明 海 ( 緑 川 , 塩 屋 海 岸 )から 記 録 された.
これはおそらく 暼 明 海 からの 曓 種 の 初 めての 記 録 であろう.
ススポゞカイプドモガニ Carninus aestuarii Nard, 1847
地 中 海 を 原 産璩 地 とする 曓 種 は,1984 年 に 東朁 京 湾 で 発 見 されて 以 来曹 , 浜泺 名 湖湌 , 伊 勢 湾 , 紀 伊 水 道
から 大 阪 湾 さらに 瀬 戸 内 海 の 播 磨 灘 沿沥 岸 にかけての 地 域 ,さらに 福 岡 県 洞泝 海 湾 から 確 認 された( 岩
崎 ほか, 2004). 今 回 の 調 査 でも, 東朁 京 湾 と 紀 伊 水 道 ( 和 歌 山 県 )より 記 録 された.
3) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種
ォフキイサガニ Hemigrapsus penicillatus (de Haan, 1835)
従 来曹 , 北 海 道 から 沖沍 縄 までの 広 範 囲 にわわたって 分 布 するとされていた( 和 田 ほか, 1996)が, 最暷
近 になって 同 胞 種 Hemigrapsus takanoi Asakura et Watanabe, 2005 を 含 むことが 明 らかとなった
(Asakura and Watanabe, 2005).それによると,H. penicillatus は, 曓 州 , 四 国 , 九 州 に 分 布 し,H. takanoi
は, 北 海 道 から 曓 州 , 四 国 , 九 州 に 分 布 するとされる. 今 回 の 調 査 では,ォフキイサガニとして
一 括 したため,H. takanoi を 一 部 に 含 んでいた 可 能 性 は 十 分 ある.しかし,ほとんどの 調 査 地 域 で,
標 曓 を 採 っていないので, 確 認 することは 困 難 である.なお, 今 回 の 調 査 からは, 琉琈 球 列 島 から
は,まったく 記 録 されなかった.
プナプムカナガピルノ Tetrias fischeri (A. Milne Edwards, 1867)
酒 井 (1976)によれば, 三 浦洁 半 島 の 潮滠 下 帯 岩 礁 域 からの 記 録 があるだけの 種 である. 今 回 の 干
潟滘 調 査 で, 西 表 島 の 船 浦洁 から 得 られた 標 曓 が, 曓 種 と 査 定 された.しかし 生璦 息 場 所 が 基 産璩 地 とは
全 く 異瓧 なり,しかもこれまで 1 例 しか 記 録 のなかった 種 だけに, 再 度 査 定 について 検 討 する 必 要
があろう.
- 213 -

参 考 文 献
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- 215 -

棘 皮 動 物 門
ナブカ 綱
今 岡 亨
1) かつて 普 通 に 見 られたが, 現 在 地 域 的 に 絶 滅溅 している 種
沖沍 縄 または 琉琈 球 列 島 を 除 き, 無 足 類顜 の 生璦 息 域 は 泥況 地 から 砂 泥況 地 であり, 埋 め 立 てによりその 多
くが 失 わわれたと 考 えられる. 現 に,フトトオイカモナブカ の 模 式 産璩 地 である 伊 勢 湾 の 熱 田 ( 宮 湾 )
はすでに 埋 め 立 てられている.
2) 希 少 な 種 , 固 暼 種
フトトオイカモナブカの 模 式 産璩 地 は 伊 勢 湾 の 熱 田 であり,その 後 , 相 模 湾 の 三 崎 から 採 集 され
ているが, 国 外 からの 報 告 はない. 今 回 , 山 口 県 の 山 口 湾 と 秋 穂 湾 での 生璦 息 確 認 は 新 産璩 地 である.
なお, 他 の 調 査 により, 暼 明 湾 での 生璦 息 も 確 認 されている.
3) 移 入 種
Holothuria(Selenkothuria)erinacea Semper, 1868 の 模 式 産璩 地 はフィグヴ 諸 島 で,パルガャ 湾 ,イ
ルド 洋泒 ,オヴケトメモア,フィモピルからも 知 られる. 今 回 の 沖沍 縄 県 竹 富 島 での 生璦 息 確 認 は, 熱
帯 性 ナブカの 北 上 例 と 考 えられる.
4) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種 ( 未 記 載 種 など)
Thyonidiella sp. ( 広 島 県 三 原 市 細 ノ 洲泩 産璩 :1 個 体 )
体 長 が 50 mm くらいあり, 成 体 と 考 えられる. 国 内 新 記 録 , 又 は, 未 記 載 種 である.
Patinapta sp. ( 沖沍 縄 県 石 垣 島 名 蔵 産璩 :4 個 体 )
最暷 大 体 長 は 60mm あるが, 頭 部 の 直 径 2 ~~ 2.5mm, 胴 体 部 の 直 径 1 ~~ 2mm と 細 長 く, 解 像 度 の
良 い 実 体 顕 微 鏡 でないと, 調 べることが 出 来曹 ない.
5) 人 間 の 生璦 活泯 や 営 みの 中 で 利 用璮 されている 種
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ブナブカは, 重 要 な 食颂 用璮 種 で, 生璦 食颂 されるほか, 煮 て 乾 かした「いりこ」は 中 華 料 理理 の 海 産璩 ,
又 内 臓 の 塩 辛 は「このわわた」, 卵 巣 の 塩 辛 は「このこ」, 干 した 物 は「 干 このこ」として 珍 重 され
る. 近 年 , 中 国 での 需 要 が 高 まり, 国 内 での 密 溣 が 問 題 となっている.
参 考 文 献
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Holothurien des zoologischen Museums in Kopenhagen. Spolia zool. Mus. haun. 13: 7-209, 102 figs.
Liao, Y., 1997. Fauna Sinica Phylum Echinodermata Class Holorhuroidea. Science Press, Beijing, China.
334 pp. 2 pls.
Marenzeller, E. von., 1882. Neue Holothurien von Japan und China. Verh. zool. bot. Ges. Wien 31:
121-140, pls. 4, 5.
Ohshima, H. The Synaptidae of Japan. Annotnes zool. Jap. 8(1): 53-96, 7 figs., I pl.
Semper, C., 1868. Holothurien. Reisen in Archipel der Philippinen. 2. Wissenschafftliche Resultate.
Weisbanden: x+288, 40 pls.
注泃 1:
3) 移 入 種 の H. (Sel.) erinaceus の 種 小 名 の 曒 尾 を erinacea に 変 更暬 した。
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半 索 動 物 門
西 川
輝 昭昧
半 索 動 物 門 は,ウピクヘク( 腸 鰓 ) 綱 ,フキカツウ( 翼 鰓 ) 綱 ,それに 化 石 として 出 土 するフデ
イク( 筆 石 ) 綱 からなる( 西 川 ,1986,1995).ウピクヘク 綱 では, 砂 泥況 底 中 に 潜滕 んで 生璦 活泯 する 種 が
圧 倒 的 多 数 を 占 め, 干 潟滘 にも 出 現 する.フキカツウ 綱 においても 日 曓 列 島 の 潮滠 間 帯 で 発 見 された 希
少 例 があるが, 虫 体 が 微 小 なため, 今 回 のような 調 査 方 法沵 によって 発 見 される 可 能 性 は 極 めて 低 い.
したがって, 曓 稿 の 記 述 はウピクヘク 綱 に 限 定 する.
ワジツプウピクヘクのように 底 表 面 に 糞 塊 を 築 く 種 は,その 存 在 が 容 易昒 にわわかるが,そうでない
種 も 少 なくない.また 曓 綱 の 虫 体 は 脆 弱 で, 簡 単 にちぎれる.こうした 不 完 全 標 曓 では, 種 名 決 定
は 困 難 である.これらの 理理 由 により, 干 潟滘 のウピクヘク 相 とその 変 化 を 正 確 に 把 握 するのは 容 易昒 で
はない.
今 回 の 調 査 で 注泃 目 されるのは, 北 海 道 能 取 湖湌 で「Balanoglossus 属 と 思 わわれる 1 種 」が 発 見 された
ことである. 北 海 道 からはこれまで,キシウピクヘク Saccoglossus borealis Okuda et Yamada,1955
が 厚 岸 湾 の 潮滠 下 帯 から 記 録 されているにすぎない. 分 類顜 学 的 研 究 や 生璦 態 学 的 調 査 が 待 たれる.
ヒベウピクヘク Ptychodera flava Eschscholtz,1825
イルド 洋泒 や 太 平 洋泒 の 熱 帯 海 域 においてキルガ 礁 原 の 底 砂 表 層 中 に 生璦 息 する. 日 曓 列 島 沿沥 岸 でも,
紀 伊 半 島 南 端 の 串 曓 璼 を 北 限 として,トカメ 列 島 以 南 に 広 く 分 布 する(Nishikawa,1977).1894 年
に 小 笠 原 父 島 洲泩 崎 の 潮滠 間 帯 から 採 集 された 標 曓 も 現 存 している( 西 川 ,2001). 糞 塊 を 出 すが,は
っきりしないことも 少 なくない.つねに 底 の 表 面 近 くに 生璦 息 し, 体 も 小 型 なので, 他 種 に 比 べて
完 全 個 体 の 採 集 が 容 易昒 である.
和 田 ほか(1986)の 調 査 (アルォヴト 回 答 )では 沖沍 縄 県 下 各 地 で 生璦 息 が 確 認 されたが, 今 回 の
調 査 でも, 沖沍 縄 島 の 沾 瀬 , 宮 古 島 の 与 那 覇 湾 ,および 石 垣 島 の 崎 枝 湾 の3 箇 所 から,それぞれ 個
体 数 の 多 寡 は「A」( 多 )メルェで 報 告 されている. 宮 古 島 からは 初 記 録 となるが, 従 来曹 の 調 査 が
不 十 分 のためであろう. 発 見 された 干 潟滘 が 予 想 外 に 少 なかったが,その 理理 由 は 定 かでない.
ワジツプウピクヘク Balanoglossus carnosus (Willey,1899)
イルド 洋泒 や 西 太 平 洋泒 の 熱 帯 水 域 の 潮滠 間 帯 から 潮滠 下 帯 に 生璦 息 し, 太 い 紐 状 の 糞 塊 を 底 表 面 に 積 み
上 げる.この 特 徴 によってその 生璦 息 はすぐにわわかるが, 巣 穴 はかなり 深济 いので, 完 全 個 体 の 採 集
は 容 易昒 でない. 日 曓 列 島 沿沥 岸 では 館颳 山 以 南 の 太 平 洋泒 岸 に 分 布 することがわわかっているが( 西 川 ,
1995), 最暷 近 , 能 登 半 島 の 潮滠 下 帯 からも 発 見 された( 坂 井 ほか,2001a).
今 回 の 調 査 では, 浜泺 名 湖湌 (いかり 瀬 ), 山 口 県 笠 戸 島 ・ 小 深济 浦洁 , 大 分 県 臼 杵朅 ( 不 完 全 個 体 のため,
同 定 に 不 安 あり)の 3 箇 所 だけで 発 見 された.これらはいずれも 新 産璩 地 であり, 今 後 の 追 跡 調 査
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が 期曋 待 される. 他 方 , 和 田 ほか(1996)で「 絶 滅溅 寸 前 」というアルォヴト 回 答 がなされた 三 重 県
櫛 田 川 河沜 口 では, 今 回 , 全 く 発 見 されなかった.さらに, 沖沍 縄 県 ではこれまでいくつかの 干 潟滘 か
ら 曓 種 の 生璦 息 が 記 録 されているが( 西 川 ,2003), 今 回 の 調 査 では 同 県 での 発 見 は 皆 無 であった.
これはおもに, 西 川 ( 同 )の 言 及 した 干 潟滘 が 今 回 調 査 の 対 象 外 であったためと 考 えられるが, 石
垣 島 川 平 湾 と 西 表 島 浦洁 内 川 はそうではない. 調 査 方 法沵 の 違 いによるのかもしれないが,かつての
生璦 息 地 から 姿 を 消洑 した 可 能 性 もある. 和 田 ほか( 同 )は, 曓 種 の 日 曓 列 島 個 体 群 が「 希 少 である
ことはほぼ 確 かであり, 危 険 種 となりつつある 可 能 性 も 否 定 できない」と 結 論 付 けたが,それを
覆 すに 足 る 発 見 例 が 今 回 の 調 査 で 得 られたとは 言 えない.
和 田 ほかの 結 論 の 根 拠 は, 出 現 報 告 が 全 国 的 に 極 めて 少 なかっただけでなく, 高 密 度 生璦 息 で 古
くから 著 名 な, 和 歌 山 県 の 田 辺 湾 にうかぶ 畠瓛 島 の 干 潟滘 においてさえ,「 危 険 」というアルォヴト 回
答 が 示 されたからであった. 事 実 , 畠瓛 島 の 干 潟滘 において 1981 年 から 1988 年 まで 実 施 された 糞 塊
密 度 調 査 では,1984 年 以 降 の 顕 著 な 浦 少 傾 向 が 示 されている( 和 田 ・ 山 曓 ,1989).この 調 査 によ
れば, 面 積 730 m2の 永 久 カドメヴト 内 の 糞 塊 数 の 最暷 高 は 1983 年 7 暻 の 87 個 で, 平 均 密 度 を 計 算 す
ると 1 m2あたり 0.12 個 となる. 他 方 , 浜泺 名 湖湌 いかり 瀬 における 2002 年 5 暻 28 日 調 査 時昷 の 糞 塊 密
度 は, 面 積 約 25 m2のカドメヴト 内 に 最暷 高 3 個 ,つまり 1 m2あたり 0.12 個 であった. 今 後 の 変 化 が
注泃 目 される.
プキキウピクヘク Balanoglossus misakiensis Kuwano,1902
日 曓 固 暼 種 と 考 えられ, 館颳 山 以 南 の 太 平 洋泒 岸 や 瀬 戸 内 海 の 干 潟滘 の 砂 泥況 底 中 に 生璦 息 することがわわ
かっているが( 西 川 ,1995), 最暷 近 , 能 登 半 島 の 潮滠 下 帯 からも 発 見 された( 坂 井 ほか,2001b). 糞
塊 を 築 かないため, 干 潟滘 を 掘 らないとその 生璦 息 は 確 認 できないので, 生璦 息 実 態 はまだよくわわかっ
ていない.
今 回 の 調 査 で, 浜泺 名 湖湌 (いかり 瀬 ), 愛 知 県 三 河沜 湾 ( 一 色 干 潟滘 ), 三 重 県 雲 出 川 河沜 口 , 同 五 ヮ 所
川 ( 不 完 全 個 体 のため, 同 定 に 不 安 あり), 山 口 県 秋 穂 湾 ( 同 ),および 熊 曓 県 曓 渡浫 干 潟滘 ( 同 )で
発 見 された. 浜泺 名 湖湌 からはすでに, 和 田 ほか(1996)の 野 外 調 査 でも 発 見 されているが,その 他
は 新 産璩 地 である. 地 理理 的 分 布 が 拡 大 したというよりも, 従 来曹 の 調 査 が 不 十 分 のためと 考 えられる.
なお, 諫 早 湾 と 鹿 児 島 県 重 富 海 岸 から 記 録 された「Balanoglossus 属 の 1 種 」は, 曓 種 の 近 縁 種
と 考 えられるが, 標 曓 の 状 態 が 悪 いこともあって, 分 類顜 学 的 位 置 は 未 決 定 である.
参 考 文 献
Nishikawa,T., 1977. Preliminary report on the biology of the enteropneust, Ptychodera flava Eschscholtz,
in the vicinity of Kushimoto,Japan. Publ.Seto Mar.Biol.Lab.,23:393-419.
西 川 輝 昭昧 ,1986. 半 索 動 物 .In:“ 動 物 系 統 分 類顜 学 8( 下 )”( 内 田 亨 ・ 山 田 真 弓 編 ), 中 山 書暯 店 ,
東朁 京 ,pp.1-110.
- 219 -

西 川 輝 昭昧 ,1995. 半 索 動 物 門 . In:“ 原 色 検 索 日 曓 海 岸 動 物 図 鑑 Ⅱ ”( 西 曪 三 朗曅 編 著 ), 保 育 社 ,
大 阪 ,pp.494-499.
西 川 輝 昭昧 ,2001. 東朁 大 総 合 研 究 博 物 館颳 所 蔵 標 曓 の 調 査 で 判 明 したドスェスマヘクとヒベウピクヘ
クの 新 産璩 地 . 南 紀 生璦 物 ,43: 137-138.
西 川 輝 昭昧 ,2003. 半 索 動 物 . In:“ 琉琈 球 列 島 の 陸 水 生璦 物 ”( 西 田 睦 ・ 鹿 谷 法沵 一 ・ 諸 喜 田 茂 充 編 著 ),
東朁 海 大 学 出 版 会 , 東朁 京 ,pp. 475-477.
坂 井 恵 一 ・ 福 島 広 行 ・ 東朁 出 幸 真 ・ 小 木曐 暴 正 造 ,2001a. 日 曓 海 における 初 記 録 種 ,ワジツプウピクヘ
ク Balanoglossus carnosus (Willey)( 半 索 動 物 門 ,ウピクヘク 綱 )の 能 登 半 島 沿沥 岸 での 生璦 態 について.
のと 海 洋泒 ふれあいコルシヴ 研 究 報 告 ,7: 1-10.
坂 井 恵 一 ・ 福 島 広 行 ・ 東朁 出 幸 真 ・ 又 多 政 博 ・ 西 川 輝 昭昧 ,2001b. 能 登 半 島 に 生璦 息 するプキキウピクヘ
ク Balanoglossus misakiensis Kuwano( 半 索 動 物 門 ,ウピクヘク 綱 )の 生璦 態 的 知 見 .のと 海 洋泒 ふれあ
いコルシヴ 研 究 報 告 ,7: 11-20.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
和 田 恵 次 ・ 山 曓 善 万 ,1989. 畠瓛 島 実 験餧 地 におけるワジツプウピクヘク 糞 塊 数 の 記 録 - 1981 ~~ 1988.
瀬 戸 臨 海 実 験餧 所 年 報 ,3: 47-50.
- 220 -

脊 索 動 物 門
尾 索 動 物 亜 門
西 川
輝 昭昧
尾 索 動 物 亜 門 としては, 成 体 が 固 着 生璦 活泯 を 営 むビボ 綱 のみが 干 潟滘 生璦 物 相 の 構 成 員 となりうる.と
はいえ, 潮滠 間 帯 にだけ 出 現 するビボ 類顜 はこれまで 知 られておらず, 分 布 の 中 心 は 潮滠 下 帯 にある. 海
外 では,クュピボ Styela plicata やフェュピボの 仲 間 の Molgula occidentalis が 干 潟滘 ( 砂 州 )に 高 密 度
で 生璦 息 する 例 が 報 告 されているが,その 場 合 でも 幼 生璦 は 潮滠 下 帯 の 集 団 から 補 給 されるという(Young,
1989).
日 曓 列 島 の 干 潟滘 におけるビボ 類顜 の 生璦 息 状 況沦 は,これまで 注泃 目 されてこなかった. 今 回 の 調 査 で,
クュピボがいくつかの 干 潟滘 において,そして゠ピボやカメケピボもそれぞれ 1 個 所 で,ともに 個 体
数 の 多 寡 は「C」( 普 通 )メルェで 出 現 していることなど, 生璦 息 の 実 態 がわわかったのは 貴 重 な 成 果 で
ある.なお,これら 3 種 をはじめ 今 回 の 調 査 で 出 現 したビボはすべて, 岩 盤 や 大 きな 石 に 付 着 する
のが 普 通 であり, 潮滠 下 帯 に 出 現 するヒベピボ Agnesia himeboja やケグヒベピボ Adagnesia vesiculiphora
のような, 砂 泥況 という 基 盤 に 特 化 した 種 ではない.
今 回 の 出 現 種 の 地 理理 的 分 布 について 特 記 することはない. 出 現 種 の 形 態 的 特 徴 や 分 布 については
西 川 (1995)を 参 照 されたい.なお,Herdmania pallida (Heller,1878)は, 従 来曹 「パニピボ」と 呼 ばれ
ていた 種 群 のなかの 1 種 で, 和 名 はまだ 与 えられていない(この 種 群 については Nishikawa(2002)を
ご 覧 いただきたい).
参 考 文 献
西 川 輝 昭昧 ,1995. 脊 索 動 物 門 ・ 尾 索 動 物 亜 門 . In:“ 原 色 検 索 日 曓 海 岸 動 物 図 鑑 Ⅱ ”( 西 曪 三 朗曅 編 著 ),
保 育 社 , 東朁 京 ,pp.573-608.
Nishikawa,T., 2002. Revision of the ascidian genus Herdmania (Urochordata: Ascidiacea) inhabiting
Japanese waters.Species Diversity,7: 217-250.
Young, C.M., 1989. Distribution and dynamics of an intertidal ascidian pseudopopulation. Bull.Mar.
Sci.,45: 288-303.
- 221 -

脊 索 動 物 門
頭 索 動 物 亜 門
西 川
輝 昭昧
曓 亜 門 は, 俗 にナベェグゞオ 類顜 と 総 称 される 現 生璦 種 30 種 ほどの 小 さな 動 物 群 で,3 属 に 分 類顜 され
る(Nishikawa,2004). 日 曓 列 島 からはこれら 3 属 すべてから 少 なくとも 4 種 が 知 られているが( 西
川 ほか, 社 団 法沵 人 日 曓 動 物 学 会 第 77 回 大 会 (2006 年 9 暻 , 松 江 )で 口 頭 発 表 ), 日 曓 列 島 の 干 潟滘 か
らはこれまで, 次 の 1 種 しか 知 られていない.
ヒガクナベェグゞオ Branchiostoma japonicum (Willey,1897)
曓 種 はこれまで「ナベェグゞオ」という 和 名 で 親 しまれ, 学 名 は B.belcheri (Gray,1847)が 使
わわれてきた. 和 名 「ヒガクナベェグゞオ」は, 安 井 金 也 博 士 の 提 唱 ( 安 井 ・ 窪 川 ,2005)にした
がい, 曓 亜 門 の 日 曓 語 総 称 「ナベェグゞオ( 類顜 )」との 混浔 同 を 避 けるため, 日 曓 列 島 に 生璦 息 するナ
ベェグゞオ 属 Branchiostoma の 唯 一 の 種 に 対 して 使 用璮 する.なお,B.belcheri というおなじみの 学
名 を 使 わわない 理理 由 は 以 下 のとおりである.B.belcheri の 模 式 産璩 地 であるピャネオ 島 キメワェ 州 沿沥
岸 で 採 集 した 標 曓 や 日 曓 列 島 産璩 のヒガクナベェグゞオ 標 曓 をはじめ,アグア・オヴケトメモア・
アメビア 半 島 産璩 のナベェグゞオ 属 標 曓 多 数 を 対 象 として 遺 伝 情 報 を 比 較 したところ,ヒガクナベ
ェグゞオは B. belcheri と 全 く 別 のものであることが 示 されたからである( 西 川 ほか, 前 掲 ). 独
立 種 としてのヒガクナベェグゞオに 対 する 最暷 も 古 い 適 格 名 は, 福 岡 県 志 賀 島 を 模 式 産璩 地 とする
Amphioxus japonicus Willey,1897 であるから(Nishikawa,1981),これを 暼 効 名 として 使 用璮 する.
曓 種 は, 日 曓 列 島 の 房 総 半 島 ( 太 平 洋泒 岸 )および 丹 後 半 島 ( 日 曓 海 岸 )から 瀬 戸 内 海 を 経 て 九
州 天 草 に 至 る 海 岸 の, 潮滠 間 帯 から 深济 さ 70 m 程 度 までの 砂 底 表 層 中 に 住 む.さらに 三 陸 山 田 湾 から
の 記 録 もあるが, 鹿 児 島 県 以 南 からは 見 つかっていない. 大 陸 では, 中 国 のスルシオとアペイに
も 生璦 息 することが 知 られているが(Zhang et al.,2006),それ 以 南 の 分 布 については 未 解 明 である.
生璦 息 の 中 心 は 潮滠 下 帯 であり,スルシオやアペイ,それに 日 曓 列 島 でも, 伊 勢 湾 口 付 近 の 遠 州 灘 ,
愛 媛 県 沖沍 の 瀬 戸 内 海 ,そして 九 州 天 草 などでは, 現 在 でも 局 所 的 には 高 密 度 で 生璦 息 している. 他
方 , 潮滠 間 帯 ( 干 潟滘 )においては,この 100 年 足 らずの 間 に 激 浦 した. 天 然 記 念 物 に 指 定 されてい
る 三 河沜 湾 奥 の 大 島 や 広 島 県 三 原 市 沖沍 の 暼 龍 島 ,および 暼 明 海 について, 潮滠 間 帯 砂 浜泺 における 往 時昷
の 多 産璩 ぶりと 1960 年 代 以 降 の 激 浦 の 状 況沦 は, 文 献 記 録 に 基 づいて 西 川 ・ 水 岡 (1990)や 西 川 (1995)
が 詳 細 に 報 告 している. 和 田 ほか(1986)による 1985 年 ごろの 干 潟滘 における 確 実 な 出 現 報 告 は,
山 口 県 秋 穂 と 博 多 湾 のみであったが, 今 回 の 調 査 では, 唯 一 , 山 口 湾 において 個 体 数 の 多 寡 は「C」
( 普 通 )メルェで 発 見 された.
我 々の 調 査 以 外 に, 近 年 ,ヒガクナベェグゞオが 干 潟滘 で 発 見 された 記 録 は, 管 見 の 限 り 以 下 の
- 222 -

とおりである. 天 然 記 念 物 の 指 定 されている 三 原 市 暼 龍 島 について,1997 年 10 暻 8 日 付 け「 中 国
新 聞 」は, 同 年 6 暻 に 6 個 体 ,そして 前 年 にも 5 個 体 が 採 集 されたことを 伝 えている. 隣 の 竹 原
市 でも, 吉 郷 (2003)が,2003 年 6 暻 , 賀 茂 川 河沜 口 域 に 広 がる 前 浜泺 干 潟滘 の 汀 線 付 近 で,「 約 30 分
程 度 で 30 個 体 以 上 を 確 認 」した.また, 沿 戸 岡 (2000)は 1999 年 6 暻 , 山 口 県 秋 穂 干 潟滘 で「 多 数 」
を 発 見 している.さらに,NHK 総 合 の 番瓣 組 「さわわやか 自 然 百 晙 ・ 大 分 中 津泟 干 潟滘 」(2006 年 11 暻 12
日 放 昚 )でも, 中 津泟 干 潟滘 に 生璦 息 する 種 のひとつとして 紹 介 されている. 秋 穂 湾 と 中 津泟 ( 調 査 地 名
「 中 津泟 港海 周 辺 」)はともに 今 回 の 調 査 の 対 象 干 潟滘 であるが, 調 査 時昷 には 発 見 されなかった. 今 後 の
継 続 的 な 調 査 が 期曋 待 される.
参 考 文 献
沿 戸 岡 清浜 峰 ,2000. 干 潟滘 でとれたナベェグゞオ.In: “ 第 27 回 特 別 展 干 潟滘 の 自 然 ”( 大 阪 市 立 自
然 史 博 物 館颳 編 ), 大 阪 市 立 自 然 史 博 物 館颳 , 大 阪 ,p.34.
Nishikawa,T., 1981. Considerations on the taxonomic status of the lancelets of the genus Branchiostoma
from the Japanese waters.Publ.Seto Mar.Biol.Lab.,26:135-156.
西 川 輝 昭昧 ,1995. ナベェグゞオ.In:“ 日 曓 の 希 少 な 野 生璦 水 生璦 生璦 物 に 関 する 基 礎 資 料 (Ⅱ)/ 分 冊 Ⅱ.
海 産璩 魚 類顜 ”( 日 曓 水 産璩 資 源湧 保 護 協 会 編 ),pp. 135-142.
Nishikawa,T., 2004. A new deep-water lancelet (Cephalochordata) from off Cape Nomamisaki,SW Japan,
with a proposal of the revised system recovering the genus Asymmetron. Zool.Sci.,21:1131-1136.
西 川 輝 昭昧 ・ 水 岡 繁 登 ,1990. ナベェグゞオ- 知 られざる 天 然 記 念 物 . 採 集 と 飼颓 育 ,52:152-155.
和 田 恵 次 ・ 西 平 守 孝 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ・ 野 島 哲 ・ 山 西 良 平 ・ 西 川 輝 昭昧 ・ 五 嶋 聖 治 ・ 鈴 木曐 孝 男璹 ・ 加 藤 真 ・
島 曪 賢 正 ・ 福 田 宏 ,1996. 日 曓 における 干 潟滘 海 岸 とそこに 生璦 息 する 底 生璦 生璦 物 の 現 状 . WWF Japan
キイ゠ルケヤフヴト, 3: 1-182.
安 井 金 也 ・ 窪 川 かおる,2005. ナベェグゞオ― 頭 索 動 物 の 生璦 物 学 . 東朁 京 大 学 出 版 会 , 東朁 京 .
吉 郷 英 範 ,2003. 広 島 県 竹 原 市 の 干 潟滘 に 生璦 息 するナベェグゞオ. 比 婆 科 学 ,211: 1-4.
Zhang,Q.,Zhong,J.,Fang,S.and Wang,Y., 2006. Branchiostoma japonicum and B.belcheri are distinct
lancelets (Cephalochordata) in Xiamen waters in China.Zool.Sci.,23:573-579.
- 223 -

脊 索 動 物 門
脊 椎 動 物 亜 門
硬 骨饖 魚 綱
岩 田
明 久
今 回 の 事 業 における 調 査 方 法沵 は 底 生璦 動 物 主 体 のものであり,このカテガモヴに 含 まれる 生璦 物 群 よ
りも, 一 般 的 にいって 移 動 能 力 の 高 い 魚 類顜 を 確 認 するには 適 していない.しかし, 調 査 結 果 をみる
と, 全 調 査 地 点 を 総 計 して 9 目 24 科 , 少 なくとも 59 属 87 種 ( 群 )が 確 認 され, 魚 類顜 に 関 しても 多
くの 情 報 が 得 られた. 各 科 について 確 認 種 ( 群 ) 数 の 多 さからみると,ハゴ 科 が 確 認 種 ( 群 ) 全 体
の 60.9 %( 確 認 種 ( 群 ) 数 53)と, 他 の 科 に 比 べて 圧 倒 的 に 多 く, 第 二 位 のムゞグゞオ 目 4.6 %( 確
認 種 数 4)と 続 き,その 他 の 科 はいすれも 1.1 ~~ 2.2 %( 確 認 種 ( 群 ) 数 1 ~~ 2)と 少 ない.これは,
一 般 の 魚 類顜 は 干 潮滠 時昷 には 水 位 の 低 下 とともに 沖沍 合 に 移 動 するのに 対 し,ハゴ 科 魚 類顜 ではその 時昷 間 帯
を 干 潟滘 上 の 澪漆 や 溜 まりにある 石 などの 障 害 物 の 下 などに 待 避 して 次 の 湢 潮滠 時昷 を 待 つ 種 類顜 や, 干 潟滘 に
生璦 息 する 無 脊 椎 動 物 の 棲 管 を 生璦 息 場 所 としており, 干 潮滠 時昷 にはその 中 に 潜滕 んでいるといった 習 性 を
暼 する 種 類顜 が 多 く, 今 回 の 調 査 方 法沵 においても 採 集 が 可 能 であったためと 思 わわれる.さらに, 今 回
の 調 査 では 希 少 性 の 高 い 種 類顜 が 多 く 確 認 された 点 を 強 調 したい.
以 下 に, 魚 類顜 の 分 布 状 況沦 につき, 下 記 の 項 目 に 分 けて 概 要 を 述 べる.
1) 分 布 上 初 記 録 および 貴 重 と 思 わわれるもの
曓 調 査 において,トカオハゴ Scartelaos histophorus (Valenciennes, 1837)の 沖沍 縄 島 の 1 ヮ 所 からの
報 告 ,スェゴルハゴ Gymnogobius uchidai (Takagi, 1957)の 青 森 県 1 ヮ 所 , 和 歌 山 県 1 ヮ 所 , 佐 賀
県 1 ヮ 所 での 報 告 ,゠ドハゴ Gymnogobius macrognathos (Bleeker, 1860)の 和 歌 山 県 1 ヮ 所 , 熊 曓 県 1
ヮ 所 , 佐 賀 県 1 ヮ 所 での 報 告 ,プナプヒベハゴ Papillogobius reichei (Bleeker, 1853)の 和 歌 山 県 1 ヮ
所 での 報 告 は 分 布 上 初 記 録 と 思 わわれる.
また, 和 歌 山 県 の 1 ヮ 所 からのスワメケピ Taenioides cirratus (Blyth, 1860)の 記 録 は 曓 種 の 希 少
性 からみて 貴 重 な 分 布 情 報 と 考 えられる.
2) 希 少 種
曓 事 業 で 行 わわれた 調 査 で 確 認 された 魚 類顜 で, 環瑧 境 省 (2003), 水 産璩 庁 デヴシノッェ( 以 下 ,DB
と 記 す)( 水 産璩 庁 編 ,1998)および 各 都 道 府 県 のヤッドデヴシノッェに 掲 載 されている 種 類顜 を,こ
れらの 文 献 で 掲 載 されているメルェおよびカッカ 内 にそれが 出 現 した 場 所 を 以 下 に 示 す.これら
の 種 類顜 が 確 認 された 地 点 は, 魚 類顜 における 生璦 物 多 様 性 という 視 点 から 重 要 な 場 所 といえる. 反 面 ,
今 回 の 事 業 は 底 生璦 動 物 調 査 主 体 の 方 法沵 が 行 わわれたため, 各 調 査 地 における 希 少 性 の 高 い 魚 類顜 を 網
羅 できているわわけではないことを 留瓔 意 すべきであり,これらの 種 類顜 が 報 告 されなかった 場 所 の 非
- 224 -

重 要 性 を 意 味 するものではない.
クメゞオ Salangichthys microdon Bleeker, 1860
北 海 道 RDB で 希 少 種 に 指 定 されている. 今 回 は 北 海 道 の 2 ヮ 所 から, 個 体 数 の 基 準湩 として 普 通
に 確 認 された.
シビメェス Apocryptodon punctatus Tomiyama, 1934
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 (EN), 水 産璩 庁 DB で 浦 少 種 に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 さ
れた 都 道 府 県 の RDB では, 福 岡 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 , 熊 曓 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 , 佐 賀 県 RDB
で 絶 滅溅 危 惧 I 類顜 として 指 定 されている. 福 岡 県 では 3 ヮ 所 , 熊 曓 県 では 2 ヮ 所 , 佐 賀 県 では 1 ヮ 所
で 採 集 され,いずれの 場 所 でも 確 認 数 は 少 ない.また, 都 道 府 県 RDB での 指 定 はないが, 和 歌 山
県 および 愛 媛 県 で 1 ヮ 所 ずつ, 曓 種 が 少 数 ながら 採 集 された.
トカオハゴ Scartelaos histophorus (Valenciennes, 1837)
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IA 類顜 (CR), 水 産璩 庁 DB で 浦 少 種 に 指 定 されている. 都 道 府 県 RDB では
沖沍 縄 県 で 絶 滅溅 危 惧 IA 類顜 (CR)に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 では 沖沍 縄 島 の 1 ヮ 所 から 多 くの 個 体 が
確 認 された.
ヘツガュゞ Boleophthalmus pectinirostris (Linnaeus, 1758)
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (VU), 水 産璩 庁 DB で 浦 少 種 に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 さ
れた 都 道 府 県 の RDB では, 福 岡 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 , 佐 賀 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 , 熊 曓 県 RDB
で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 として 指 定 され, 福 岡 県 では 3 ヮ 所 , 佐 賀 県 では 2 ヮ 所 , 熊 曓 県 では 3 ヮ 所 から
採 集 された.これらの 採 集 地 のうち 福 岡 県 の 1 ヮ 所 , 佐 賀 県 の 1 ヮ 所 , 熊 曓 県 の 1 ヮ 所 では 多 く
の 個 体 が 確 認 された.その 他 の 確 認 場 所 での 生璦 息 数 は 少 ない.
トビハゴ Periophthalmus modestus Cantor, 1842
環瑧 境 省 RDB で 東朁 京 湾 奥 部 および 沖沍 縄 島 のトビハゴが 絶 滅溅 のおそれのある 地 域 個 体 群 (LP), 水 産璩
庁 DB で 危 急 種 に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の RDB では, 千 葉 県 RDB で A
最暷 重 要 保 護 動 物 (2 ヮ 所 で 採 集 ), 東朁 京 都 RDB で A(1 ヮ 所 で 採 集 ), 三 重 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IA
類顜 (CR)(1 ヮ 所 で 採 集 ), 和 歌 山 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 (4 ヮ 所 で 採 集 ), 大 阪 府 RDB で 絶 滅溅 危
惧 I 類顜 (1 ヮ 所 で 採 集 ), 兵 庫 県 RDB で A メルェ( 絶 滅溅 危 惧 I 類顜 )(2 ヮ 所 で 採 集 ), 高 知 県 RDB で
絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (1 ヮ 所 で 採 集 ), 岡 山 県 RDB で 準湩 危 急 種 (2 ヮ 所 で 採 集 ), 徳 島 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II
類顜 (2 ヮ 所 で 採 集 ), 愛 媛 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (1 ヮ 所 で 採 集 ), 福 岡 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜
(5 ヮ 所 で 採 集 ), 長 崎 県 RDB で LP(1 ヮ 所 で 採 集 ), 大 分 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 (1 ヮ 所 で 採 集 ),
鹿 児 島 県 RBD で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (2 ヮ 所 で 採 集 ), 宮 崎 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (3 ヮ 所 で 採 集 ),
- 225 -

沖沍 縄 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 (EN)(1 ヮ 所 で 採 集 )として 指 定 されている.また, 都 道 府 県 RDB
での 指 定 はないが, 愛 知 県 で 1 ヮ 所 , 山 口 県 で 1 ヮ 所 , 佐 賀 県 で 4 ヮ 所 , 熊 曓 県 では 7 ヮ 所 で 採
集 された.これらの 採 集 地 のうち, 千 葉 県 の 1 ヮ 所 , 和 歌 山 県 の 1 ヮ 所 , 愛 媛 県 の 1 ヮ 所 , 福 岡
県 の 4 ヮ 所 , 佐 賀 県 の 1 ヮ 所 , 熊 曓 県 の 1 ヮ 所 では 多 くの 個 体 が 確 認 され, 和 歌 山 県 の 2 ヮ 所 ,
佐 賀 県 の 1 ヮ 所 , 熊 曓 県 の 1 ヮ 所 では 普 通 に 認 められた.その 他 の 確 認 場 所 での 生璦 息 数 は 少 ない.
プナプトビハゴ Periophthalmus argentilineatus Valenciennes, 1837
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 鹿 児 島 県 RDB では 分 布 特 性
上 重 要 種 として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 で 普 通 に 採 集 された.
ワメケピ Odontamblyopus lacepedii (Temminck et Schlegel, 1845)
環瑧 境 省 RDB の 指 定 はないが 水 産璩 庁 DB では 浦 少 種 として 指 定 されており, 佐 賀 県 の 1 ヮ 所 より
少 数 が 採 集 された.また, 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 のうち, 熊 曓 県 RDB で 要 注泃 目 種 とし
て 指 定 され, 同 県 の 1 ヮ 所 で 少 数 が 採 集 された.
スワメケピ Taenioides cirratus (Blyth, 1860)
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の
うち,その 場 所 が 含 まれる 都 道 府 県 での RDB では, 高 知 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IA 類顜 (CR), 鹿 児 島
県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 , 熊 曓 県 RDB で 要 注泃 目 種 として 指 定 されている.それぞれ 1 ヮ 所 ずつで
採 集 された. 高 知 県 と 鹿 児 島 県 では, 個 体 数 の 基 準湩 として 普 通 に 確 認 された.また, 都 道 府 県 RDB
での 指 定 はないが, 和 歌 山 県 の 1 ヮ 所 でも 少 数 が 確 認 された.
ププゲハゴ Luciogobius guttatus Gill, 1859
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 兵 庫 県 RDB では 要 調 査 種 ( 情
報 不 足 )として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 で 採 集 された.また, 鹿 児 島 県 RDB で 情 報 不 足 と
して 掲 載 され, 同 県 の 1 ヮ 所 から 少 数 が 採 集 された.
ヒペハゴ Eutaeniichthys gilli Jordan et Snyder, 1901
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都
道 府 県 の RDB では, 青 森 県 RDB で D( 要 調 査 野 生璦 生璦 物 ),および 愛 媛 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 (NT)
として 指 定 されている.それぞれ 1 ヮ 所 ずつ 採 集 され, 青 森 県 では 少 数 , 愛 媛 県 では 普 通 に 確 認
された.
ェピハゴ Gymnogobius scrobiculatus (Takagi, 1957)
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 (EN)に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の RDB
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では, 高 知 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 (EN)として 指 定 され,1 ヮ 所 から 採 集 された.また, 都 道
府 県 RDB での 指 定 はないが, 和 歌 山 県 , 宮 崎 県 で 1 ヮ 所 ずつ 採 集 された.いずれの 確 認 場 所 でも
生璦 息 数 は 少 ない.
゠ドハゴ Gymnogobius macrognathos (Bleeker, 1860)
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 (EN)に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の RDB
では, 宮 城 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (7 ヮ 所 で 採 集 ), 東朁 京 都 RDB で A(1 ヮ 所 で 採 集 ), 徳 島 県 RDB
で 絶 滅溅 危 惧 I 類顜 (2 ヮ 所 で 採 集 )として 指 定 されている.また, 都 道 府 県 RDB での 指 定 はないが,
和 歌 山 県 , 熊 曓 県 , 佐 賀 県 , 宮 崎 県 の 各 1 ヮ 所 ずつ 採 集 された.これらの 採 集 地 のうち 宮 城 県 の 3
ヮ 所 では 多 くの 個 体 が, 宮 城 県 の 2 ヮ 所 , 東朁 京 都 , 徳 島 県 の 1 ヮ 所 では 普 通 に 認 められた.その
他 の 確 認 場 所 での 生璦 息 数 は 少 ない.
スェゴルハゴ Gymnogobius uchidai (Takagi, 1957)
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 IB 類顜 (EN)に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の RDB
では, 千 葉 県 RDB で D( 一 般 保 護 動 物 )(1 ヮ 所 で 採 集 ), 兵 庫 県 RDB で A( 絶 滅溅 危 惧 I 類顜 )(1 ヮ 所
で 採 集 ), 熊 曓 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 (1 ヮ 所 で 採 集 )として 指 定 されている.また, 都 道 府 県 RDB
での 指 定 はないが, 青 森 県 の 1 ヮ 所 , 岩 手 ・ 宮 城 県 の 2 ヮ 所 , 和 歌 山 県 ・ 佐 賀 県 ・ 宮 崎 県 の 各 1
ヮ 所 ずつから 採 集 された.これらの 採 集 地 のうち 青 森 県 と 宮 崎 県 では, 個 体 数 の 基 準湩 として 普 通
に 確 認 された.その 他 の 確 認 場 所 での 生璦 息 数 は 少 ない.
ブキガハゴ Pseudogobius masago (Tomiyama, 1936)
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 のおそれ
のある 地 域 個 体 群 (LP)として 沖沍 縄 県 の 個 体 群 が 指 定 されていると 同 時昷 に, 沖沍 縄 県 RDB で 絶 滅溅 危
惧 IB 類顜 (EN)に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 沖沍 縄 島 の 1 ヮ 所 から, 個 体 数 の 基 準湩 として 普 通 に
確 認 された.また, 熊 曓 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 で 少 数 が 採
集 された.
ハガュペハゴ Myersina macrostoma Herre, 1934
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 鹿 児 島 県 RDB では 分 布 特 性
上 重 要 種 として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 で 少 数 が 採 集 された.
ヒベハゴ Favonigobius gymnauchen (Bleeker, 1860)
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の
RDB では, 東朁 京 都 RDB で C に 指 定 されている. 東朁 京 都 では 1 ヮ 所 から 採 集 され, 個 体 数 の 基 準湩
として 普 通 に 確 認 された.
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プナプヒベハゴ Papillogobius reichei (Bleeker, 1853)
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 鹿 児 島 県 RDB では 分 布 特 性
上 重 要 種 として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 で 少 数 が 採 集 された.
アパハゴ Mugilogobius abei (Jordan et Snyder, 1901)
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の
RDB では, 東朁 京 都 RDB で C に 指 定 されている. 東朁 京 都 では 1 ヮ 所 から 採 集 され, 個 体 数 の 基 準湩
として 普 通 に 確 認 された.
イゲプハゴ Mugilogobius sp. 1
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 鹿 児 島 県 RDB では 分 布 特 性
上 重 要 種 として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 で 少 数 が 採 集 された.
キメメハゴ Acentrogobius viridipunctatus (Valenciennes, 1837)
環瑧 境 省 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 (VU)に 指 定 されている. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の RDB
では, 沖沍 縄 県 RDB で 絶 滅溅 危 惧 II 類顜 に 指 定 され, 沖沍 縄 島 の 1 ヮ 所 から, 個 体 数 の 基 準湩 として 普 通 に
確 認 された.
ガブハゴ Pandaka sp. A
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 和 歌 山 県 県 RDB では 学 術 的
重 要 種 として 掲 載 されており, 同 県 の 1 ヮ 所 より 確 認 された.
クュススノ Tridentiger nudicervicus Tomiyama, 1934
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない. 今 回 の 調 査 で 確 認 された 都 道 府 県 の
RDB では, 福 岡 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 , 熊 曓 県 RDB で 準湩 絶 滅溅 危 惧 種 として 指 定 されている. 福
岡 県 では 3 ヮ 所 , 熊 曓 県 では 1 ヮ 所 から 採 集 され,いずれも 少 数 が 確 認 された.
ススノ Tridentiger obscurus (Temminck et Schlegel, 1845)
環瑧 境 省 RDB および 水 産璩 庁 DB では 種 としての 指 定 はない.ただし, 大 阪 府 RDB では 情 報 不 足 種
として 指 定 され, 同 府 の 1 ヮ 所 より 確 認 された.
3) 移 入 種
今 回 , 汽汼 水 ・ 海 水 魚 類顜 で 外 来曹 移 入 種 は 確 認 されなかった. 淡流 水 魚 であるオオェスバケ Micropterus
salmoides (Lacepède, 1802)が 和 歌 山 県 田 辺 湾 ( 内 之 浦洁 )から 記 録 されたが,これは 近 傍 の 淡流 水 域 か
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ら 事 故 的 に 流泴 下 したものと 思 わわれる.
4) 日 曓 固 暼 種
青 森 県 , 岩 手 県 , 宮 城 県 , 千 葉 県 , 和 歌 山 県 , 兵 庫 県 , 熊 曓 県 , 佐 賀 県 , 宮 崎 県 で 確 認 された
スェゴルハゴ Gymnogobius uchidai (Takagi, 1957)および, 和 歌 山 県 , 高 知 県 , 宮 崎 県 されたェピハ
ゴ Gymnogobius scrobiculatus (Takagi, 1957)は 日 曓 固 暼 種 である.
5) 人 間 の 生璦 活泯 や 営 みの 中 で 利 用璮 されている 種
ゞナウ Anguilla japonica Temminck et Schlegel, 1846
曓 邦 では 北 海 道 から 琉琈 球 列 島 にかけて 分 布 する. 曓 種 の 成 魚 は 淡流 水 域 に 生璦 息 し, 産璩 卵 を 行 うた
めに 降 海 する.ふ 化 ・ 成 長 した 個 体 はクメケゞナウとなって 日 曓 沿沥 岸 に 接 岸 して 再 び 内 陸 部 の 淡流
水 域 に 遡 上 する.また 最暷 近 , 淡流 水 域 に 溯湶 ることなく, 一 生璦 沿沥 岸 の 海 水 域 に 留瓔 まって 生璦 活泯 するゞナ
ウの 存 在 も 知 られている.このように 干 潟滘 は 曓 種 の 生璦 活泯 史 において 干 潟滘 は 重 要 な 生璦 息 場 所 である.
曓 調 査 では 和 歌 山 県 紀 ノ 川 より 記 録 された. 最暷 近 , 接 岸 するクメケゞナウの 数 が 激 浦 しており,
天 然 の 水 産璩 資 源湧 浦 少 としてその 動 向 が 危 惧 される.
クメゞオ Salangichthys microdon Bleeker, 1860
曓 邦 では 北 海 道 から 岡 山 県 ・ 熊 曓 県 に 分 布 する. 曓 種 は 汽汼 水 湖湌 , 大 河沜 川 の 河沜 口 部 やそれに 続 く
河沜 川 下 流泴 部 等 に 生璦 息 する. 大 量 に 捕 獲 される 地 域 では 重 要 な 水 産璩 資 源湧 である. 曓 調 査 では 北 海 道
の 2 ヮ 所 から 記 録 された.
キォ Oncorhynchus keta (Walbaum, 1792)
曓 邦 では 北 海 道 から 曓 州 にかけての 日 曓 海 ・オビヴツェ 海 ・ 北 太 平 洋泒 とその 沿沥 岸 に 分 布 する.
曓 種 は 産璩 卵 のために 河沜 川 を 遡 上 し,ふ 化 した 個 体 は 海 域 に 降 下 して 海 中 において 成 長 した 後 , 再
び 河沜 川 に 産璩 卵 遡 上 のため 接 岸 する.その 点 で 干 潟滘 の 環瑧 境 状 態 は 曓 種 にとって 重 要 である. 曓 調 査
では 北 海 道 天 塩 川 ( 河沜 口 域 )で 記 録 された.
ェュジイ Acanthopagrus schlegelii (Bleeker, 1854)
曓 邦 では 北 海 道 から 九 州 にかけて 分 布 する. 曓 種 は 沿沥 岸 海 域 に 生璦 息 し, 時昷 には 淡流 水 域 にも 出 現
するが, 発 育 段 階 が 仔 魚 から 稚 魚 に 移 行 して 着 底 する 時昷 期曋 には 干 潟滘 等 の 汽汼 水 域 を 利 用璮 する.この
点 で 干 潟滘 は 曓 種 の 生璦 活泯 史 において 欠 くべからざる 生璦 息 場 所 である. 曓 調 査 では 和 歌 山 県 田 辺 湾 ( 内
之 浦洁 )から 記 録 された.
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キポゞコル Halichoeres poecilopterus (Temminck et schlegel, 1845)
曓 邦 では 佐 渡浫 ・ 函 館颳 以 南 から 九 州 にかけて 分 布 する. 曓 種 は 沿沥 岸 海 域 に 生璦 息 する. 特 に 瀬 戸 内
地 方 において 水 産璩 的 価 値 がある. 曓 調 査 では 山 口 県 笠 戸 島 ・ 小 深济 浦洁 から 記 録 された.
ヘツガュゞ Boleophthalmus pectinirostris (Linnaeus, 1758)
曓 邦 では 暼 明 海 から 八 代 海 沿沥 岸 の 泥況 底 干 潟滘 に 分 布 し, 同 地 方 で 水 産璩 資 源湧 として 重 要 である. 曓
種 の 生璦 息 域 の 中 心 的 存 在 のひとつであった 長 崎 県 諫 早 湾 は 干 拓 工 事 で 消洑 失 し,その 他 の 生璦 息 場 所
はその 貴 重 性 が 増 している. 曓 調 査 では 福 岡 県 の 3 ヮ 所 , 佐 賀 県 の 2 ヮ 所 , 熊 曓 県 の 3 ヮ 所 から
記 録 された.
ワメケピ Odontamblyopus lacepedii (Temminck et Schlegel, 1845)
曓 邦 では 暼 明 海 から 八 代 海 沿沥 岸 の 泥況 底 干 潟滘 に 分 布 し, 同 地 方 で 水 産璩 資 源湧 として 重 要 である. 曓
種 の 生璦 息 域 の 中 心 的 存 在 のひとつであった 長 崎 県 諫 早 湾 は 干 拓 工 事 で 消洑 失 し,その 他 の 生璦 息 場 所
はその 貴 重 性 が 増 している. 曓 調 査 では 佐 賀 県 の 1 ヮ 所 , 熊 曓 県 の 1 ヮ 所 から 記 録 された.
ブハゴ Acanthogobius flavimanus (Temminck et Schlegel, 1845)
曓 邦 では 北 海 道 から 種 子 島 にかけて 分 布 する. 曓 種 を 専 門 に 溣 獲 する 溣 業 はほとんどないもの
の, 宮 城 県 周 辺 や 関 東朁 地 方 では 正 暻 には 欠 かせぬ 食颂 材 である.また, 各 地 で 天 ぷらの 材 料 として
賞 味 される. 曓 種 のおもな 生璦 息 場 所 は 干 潟滘 とその 周 辺 で, 特 に 着 底 期曋 にはこの 場 所 を 集 中 してお
り, 曓 種 にとって 干 潟滘 は 極 めて 重 要 な 生璦 息 場 所 である. 曓 調 査 では 岩 手 県 ・ 宮 城 県 陸 中 モアケ 海
岸 ・ 北 上 川 河沜 口 , 和 歌 山 県 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 ・ 紀 ノ 川 ・ 和 歌 川 河沜 口 ・ 暼 田 川 ・ 田 辺 湾 ( 内 之 浦洁 ), 大 阪
府 男璹 里 川 , 兵 庫 県 千 種 川 , 福 岡 県 長 井 浜泺 , 宮 崎 県 熊 ノ 江 , 愛 媛 県 僧 都 川 から 記 録 された.
ヌブススノ Tridentiger brevispinis Katsuyama, Arai et Nakamura, 1972
曓 邦 では 北 海 道 から 九 州 にかけて 分 布 する. 茨 城 県 霞 ヮ 浦洁 や 高 知 県 四 万 十 川 では 曓 種 を 対 象 と
した 溣 法沵 があり, 佃 煮 や 玉 子 とじの 材 料 として 利 用璮 される. 曓 調 査 では 宮 城 県 北 上 川 河沜 口 , 和 歌
山 県 湯湚 川 ゆゆかし 潟滘 から 記 録 された.
6) 分 類顜 学 的 に 詳 しい 検 討 が 必 要 な 種
今 回 の 一 連 の 調 査 で 確 認 された 魚 類顜 において, 曓 報 告 書暯 の 中 で 種 小 名 に sp が 付 されている 種 類顜
は, 採 集 個 体 が 稚 魚 のために 種 の 特 定 が 不 可 能 だった 種 類顜 ,および 分 類顜 学 的 にはその 分 類顜 群 が 以
前 より 認 知 されていて 現 在 種 名 確 定 のための 検 討 が 行 わわれている 種 類顜 であり,これまでに 分 類顜 学
的 に 認 知 されていないような 種 類顜 は 出 現 しなかった.
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参 考 文 献
環瑧 境 省 自 然 環瑧 境 局 野 生璦 生璦 物 課 ( 編 ),2003. 改 訂 ・ 日 曓 の 絶 滅溅 のおそれのある 野 生璦 生璦 物 -ヤッドデヴ
シノッェ-4 汽汼 水 ・ 淡流 水 魚 類顜 . ( 財 ) 自 然 環瑧 境 研 究 コルシヴ, 東朁 京 .230pp.
向 井 貴 彦 ・ 鈴 木曐 寿 之 ,2005. 沖沍 縄 島 で 採 集 されたブルエュヴノガブハゴ( 新 称 ). 日 曓 生璦 物 地 理理 学 会
会 報 ,60:69-74.
長 崎 県 県 民 生璦 活泯 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 ,2001.ながさきの 希 少 な 野 生璦 動 植 物 -ヤッドデヴシノッェ 2001
-. 長 崎 県 県 民 生璦 活泯 環瑧 境 部 自 然 保 護 課 .
中 坊 徹 次 編 ,2000. 日 曓 産璩 魚 類顜 検 索 全 種 の 同 定 第 二 版 . 全 2 巻 . 東朁 海 大 学 出 版 会 , 東朁 京 ,
Lvi+vii+1748pp.
日 曓 水 産璩 資 源湧 保 護 協 会 ,1998. 日 曓 の 希 少 な 野 生璦 水 生璦 生璦 物 に 関 するデヴシノッェ( 水 産璩 庁 編 ). 日 曓
水 産璩 資 源湧 保 護 協 会 , 東朁 京 ,iv+xvi+437pp.
鈴 木曐 寿 之 ・ 渋浡 川 洃 一 ・ 矢 野 維 幾 ,2004. 決 定 版 日 曓 のハゴ. 瀬 能 宏 ( 監 ). 平 凡 社 , 東朁 京 ,536pp.
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181,181,182pp.
吉 郷 英 範 ,2001. 松 永 湾 河沜 口 域 で 採 集 された 広 島 県 未 記 録 の 魚 類顜 3 種 と “ ケグハゴ ”3 種 について.
比 婆 科 学 ,(201):1-15.
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第 6 章
結 果 の 考 察 と 今 後 の 課 題
飯颎 島 明 子 ・ 和 田 恵 次
今 回 の 調 査 では, 北 海 道 から 南 西 諸 島 までの 全 国 155 ヮ 所 の 干 潟滘 で 14 動 物 門 1667 種 もの 底 生璦 動
物 ( 魚 類顜 を 含 む)が 記 録 された.これまでも 干 潟滘 の 生璦 物 相 を 調 べた 研 究 は 数 多 いが,これほど 多 く
の 調 査 地 における 全 国 規 模 での 調 査 は,わわが 国 では 初 めての 試 みである.
この 調 査 の 詳 しい 解 析 ,および 今 後 の 調 査 のためには, 調 査 手 法沵 の 限 界瓋 を 正 しく 把 握 する 必 要 が
あり, 曓 章 では 先 に 調 査 手 法沵 及 び 同 定 体 制 等 に 関 する 問 題 点 を 述 べた 後 , 結 果 の 考 察 及 び 今 後 の 課
題 に 触 れる.
調 査 手 法沵 の 問 題 点
今 回 の 調 査 では, 全 国 145 ヮ 所 ( 当 初 の 予 定 )の 干 潟滘 の 底 生璦 動 物 の 分 布 状 況沦 を 3 年 間 で 調 べるた
め, 篩 を 用璮 いた 定 量 的 な 方 法沵 ではなく,より 簡 便 な 半 定 量 的 調 査 方 法沵 を 採 用璮 した.そのため, 通 常
は 篩 を 用璮 いて 採 集 する 小 型 の 生璦 物 , 特 に 微 小 貝 や 小 型 多 毛 類顜 , 端 脚 類顜 , 小 型 等 脚 類顜 などの 採 集 効 率
は, 調 査 責 任 者 によって 大 きく 異瓧 なることとなった. 従 ってこれらの 小 型 生璦 物 については, 今 回 の
調 査 結 果 だけによる 全 国 的 な 比 較 検 討 はやや 困 難 だと 思 わわれる.また 調 査 開 始 当 初 は, 付 着 生璦 物 は
調 査 対 象 に 含 めないことになっていたが, 調 査 者 によっては 護 岸 やカキ 礁 の 付 着 生璦 物 も 記 録 し, 別
の 調 査 者 は 全 く 記 録 しないなど, 調 査 者 間 のばらつきが 大 きかった.このため 付 着 生璦 物 に 関 しては,
今 回 の 調 査 結 果 の 一 部 では 相 互 に 比 較 可 能 であるが, 全 国 的 に 比 較 検 討 することはできない.
今 回 干 潟滘 部 分 の 調 査 では, 調 査 者 2 名 が 10 分 間 底 質 を 掘 り 返 して 採 集 するという 手 法沵 をとったた
め, 調 査 者 によって 掘 り 返 し 回 数 は 大 きく 異瓧 なってしまった.また 掘 り 返 しの 深济 さは 20 cm であり,
大 型 の 多 毛 類顜 ( 例 えばシブクキガカイやケガカイイサベ,ツバキガカイなど)や 深济 く 巣 穴 を 掘 る 璶
殻 類顜 ( 例 えばハキプクホカ゠ビ,アナグホカ,ニビルケナペエモ,ケナガニなど)は 採 集 が 困 難 で
あり, 実 際 に 生璦 息 していた 密 度 に 比 して 採 集 できた 個 体 数 は 少 なかったと 推 浴 される.その 一 方 で
今 回 の 手 法沵 は, 定 量 採 取 により 底 質 を 掘 り 取 って 篩 うよりも 上 記 以 外 の 大 型 生璦 物 ( 例 えば 二 枚 貝 類顜 )
の 採 集 効 率 は 良 く, 底 質 表 面 の 巣 穴 ・ 棲 管 ・ 糞 塊 による 生璦 息 状 況沦 の 把 握 という 点 でも 優 れていると
いう 利 点 があった( 飯颎 島 ,2004). 今 後 類顜 似 の 調 査 を 行 う 時昷 には, 今 回 の 調 査 手 法沵 の 長 所 と 短 所 を 検
討 し, 目 的 に 応 じた 使 い 分 けをすることが 望曇 ましい.
同 定 体 制 に 関 する 問 題 点
今 回 の 調 査 では,23 名 の 分 類顜 専 門 家 が 標 曓 の 同 定 に 当 たった. 当 初 の 予 定 では 調 査 責 任 者 が 現 場
で 同 定 できた 種 以 外 はすべて 同 定 責 任 者 に 送 付 することになっていたが,フグツピ 類顜 では 現 場 での
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同 定 結 果 に 分 類顜 担 当 者 から 疑甀 問 が 寄 せられた.また, 調 査 責 任 者 が 1 種 であると 判 断 して 1 フイル
トにつき 1 個 体 しか 同 定 責 任 者 に 送 付 しなかった 生璦 物 に, 同 所 的 に 出 現 する 複 数 種 が 含 まれていた
ことが, 後 から 判 明 した 場 合 もあった( 例 えば 多 毛 類顜 スュモ Glycera nicobarica と 和 名 のない Glycera
macintoshi, 等 脚 類顜 フナヘク Ligia exotica とキシフナヘク Ligia cinerascens など). 今 後 類顜 似 の 調 査 を
行 う 場 合 は, 調 査 者 各 自 が 当 該 分 類顜 群 の 同 定 に 習 熟 しているのでなければ,「 疑甀 わわしきは 分 類顜 担 当 者
に 任 せる」という 原 則 で 同 定 依 頼 するよう, 注泃 意 が 必 要 である.
2002 年 4 暻 から 2004 年 9 暻 にかけて 得 られた 標 曓 の 同 定 結 果 がすべて 揃 ったのは 2006 年 5 暻 で
あった. 最暷 も 同 定 に 時昷 間 と 労 力 のかかる 分 類顜 群 は, 連 続 切 片 を 作 成 して 光 学 顕 微 鏡 下 で 検 鏡 する 必
要 のある 刺 胞 動 物 門 ・ 扁 形 動 物 門 ・ 紐 形 動 物 門 であった.また 種 数 が 多 く 未 記 載 種 の 多 い 多 毛 類顜 も,
同 定 に 長 時昷 間 必 要 だった. 調 査 開 始 当 初 の 予 想 を 大 きく 超 える 1667 種 もの 生璦 物 が 出 現 し, 同 定 に 時昷
間 がかかったこと 自 体 はやむを 得 ない.しかし 少 ない 専 門 家 に 大 量 の 標 曓 が 集 中 し, 分 類顜 担 当 者 に
大 きな 負 担 をかける 結 果 となってしまったことは, 反 省 すべき 点 である. 今 後 このような 調 査 をす
るためには,ある 程 度 の 分 類顜 ができる 人 材 の 育 成 や, 標 曓 の 簡 単 な 仕 分 けを 行 う 人 員 の 雇 用璮 も 併 せ
て 考 える 必 要 がある.
標 曓 の 固 定 方 法沵 ・ 保 存 方 法沵 は, 分 類顜 群 ごとに 全 く 異瓧 なる.しかし 1 回 の 調 査 で 多 くの 分 類顜 群 が 出
現 したため, 調 査 現 場 では 分 類顜 群 ごとに 固 定 方 法沵 を 変 えることが 困 難 だった. 特 に 身 体 の 柔 らかい
刺 胞 動 物 門 ・ 扁 形 動 物 門 ・ 紐 形 動 物 門 では, 固 定 方 法沵 が 適 していなかったため 標 曓 が 破 損 するなど
して 詳 しい 同 定 ができなかった 標 曓 が 多 数 出 現 した. 今 回 のような 調 査 における 標 曓 の 固 定 ・ 保 存
方 法沵 は, 今 後 の 重 要 な 検 討 課 題 である.
同 定 結 果 を 受 けて 総 出 現 種 モケトを 作 成 するまでの 情 報 の 流泴 れは, 各 分 類顜 担 当 者 から 同 定 責 任 者
へ 同 定 結 果 が 送 られ, 同 定 責 任 者 から 調 査 責 任 者 へ 同 定 結 果 が 伝 えられ, 調 査 責 任 者 がその 同 定 結
果 を 個 票 に 反 昚 させ, 個 票 を 集 計 者 に 送 るというものだった.このため 総 出 現 種 モケトは 個 票 から
作 成 しなければならず, 多 くの 時昷 間 と 労 力 が 費 やされた. 同 定 結 果 等 の 整 理理 と 情 報 の 流泴 れについて
は, 今 後 類顜 似 の 調 査 をする 場 合 , 時昷 間 と 労 力 の 軽 浦 , 及 びプケの 累 積 を 最暷 小 限 に 抑 えるために, 最暷
初 から 結 果 のまとめ 方 を 見 越 して 各 分 類顜 担 当 者 に 出 現 種 モケトの 整 理理 を 依 頼 しておく 等 の 工 夫 をす
ることが 望曇 ましい.
分 類顜 学 的 検 討 の 必 要 性
今 回 の 調 査 で 出 現 した 種 の 中 には, 未 記 載 種 や 分 類顜 学 的 再 検 討 をすべき 種 が 多 数 含 まれており,
今 後 研 究 を 進 める 必 要 がある. 特 に, 海 綿 動 物 門 ・ 刺 胞 動 物 門 ・ 扁 形 動 物 門 ・ 紐 形 動 物 門 ・ 環瑧 形 動
物 門 ・ 節 足 動 物 門 軟 璶 綱 端 脚 目 ・ 等 脚 目 では, 分 類顜 学 的 検 討 が 必 要 な 種 が 多 く 出 現 し, 今 後 の 詳 細
な 研 究 が 待 たれる.
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干 潟滘 底 生璦 動 物 の 全 国 的 な 分 布 状 況沦
全 調 査 地 域 の 中 で 北 海 道 ・ 九 州 ・ 沖沍 縄 の 3 地 域 は, 狭 義 の 干 潟滘 生璦 物 ( 第 4 章 参 照 )において 他 の 地
域 に 出 現 しない 特 暼 の 生璦 物 が 多 く 見 られたという 点 で 特 筆 できる. 北 海 道 は 親 潮滠 を 含 む 亜 寒 帯 循 環瑧
流泴 の 影 響 が 強 く, 千 島 列 島 等 との 共 通 種 が 多 数 見 られた. 九 州 は, 過 去 における 大 陸 との 接 続 と 分
断 の 歴 史 により, 暼 明 海 を 中 心 として 大 陸 性 の 遺 存 種 が 多 く 生璦 息 していた. 琉琈 球 列 島 は, 日 曓 列 島
の 中 では 亜 熱 帯 循 環瑧 流泴 の 最暷 も 上 流泴 に 当 たるため 南 方 系 の 種 が 多 く 生璦 息 していた.
一 方 で, 沖沍 縄 ・ 九 州 からさらに 北 の 地 域 まで 広 く 分 布 する 種 も 多 数 出 現 した. 亜 熱 帯 循 環瑧 流泴 ( 黒
潮滠 )は, 琉琈 球 列 島 の 北 側 を 東朁 進 し,トカメ 海 峡 を 経 て 九 州 ・ 四 国 沖沍 ・ 紀 伊 半 島 沖沍 を 通 り, 房 総 半 島
から 東朁 へ 流泴 去 するが,その 影 響 は 仙 台 湾 近 辺 まで 及 ぶ.また 黒 潮滠 から 分 岐 する 対 馬飦 暖晵 流泴 は, 日 曓 海
を 北 上 し, 津泟 軽 海 峡 を 通 って 太 平 洋泒 岸 へ 出 , 道 東朁 と 三 陸 海 岸 にも 影 響 を 及 ぼす. 沖沍 縄 及 び 九 州 から
道 東朁 に 至 るまでの 間 に 共 通 する 底 生璦 動 物 が 多 いことは, 幼 生璦 の 移 送 経 路 としての 黒 潮滠 ・ 対 馬飦 暖晵 流泴 の
重 要 性 を 示 すものである.
南 北 に 長 い 日 曓 列 島 では, 地 域 により 気 温浲 ・ 沿沥 岸 水 温浲 の 差 が 著 しく, 夏 の 高 温浲 や 冬 の 低 温浲 ,ある
いは 年 間 を 通 しての 積 算 温浲 度 の 差 などが, 干 潟滘 底 生璦 動 物 の 分 布 北 限 ・ 南 限 を 決 定 する 大 きな 要 因 と
考 えられる. 同 時昷 に, 浮洆 遊 幼 生璦 期曋 の 暼 無 やその 長 さにより, 海 流泴 による 幼 生璦 の 移 送 可 能 な 距 離 が 異瓧
なることも, 各 種 の 分 布 域 を 規 定 しているかもしれない. 黒 潮滠 の 流泴 軸 における 最暷 高 速 度 を 毎 秒 2 m
とすると, 種 子 島 から 房 総 半 島 までは 2 週 間 程 度 で 到 達 可 能 である. 従 って 数 週 間 の 浮洆 浺游 幼 生璦 期曋 を
持 つ 種 の 場 合 , 九 州 で 生璦 まれた 幼 生璦 が 仙 台 湾 まで 着 くこともあり 得 るが,2,3 日 の 短 い 浮洆 遊 幼 生璦 期曋
しか 持 たない 種 の 場 合 は, 途 中 でいくつもの 中 継 地 点 の 個 体 群 を 経 由 しつつ 世 代 を 重 ねなければ,
東朁 北 や 北 海 道 までは 分 布 することができないはずである.そのため, 特 に 浮洆 遊 期曋 間 の 短 い 広 域 分 布
種 にとって, 分 布 域 南 端 から 北 端 までの 間 の 中 継 地 の 干 潟滘 の 存 在 は, 非 常 に 重 要 な 意 味 を 持 つと 考
えられる( 風顪 呂 田 , 2000; Kojima et al., 2005).
今 回 , 沖沍 縄 ・ 九 州 から 北 にかけて 広 域 に 出 現 した 種 の 中 で, 多 くの 種 において, 最暷 南 端 の 出 現 地
域 から 最暷 北 端 の 出 現 地 域 までの 間 に, 全 く 出 現 が 見 られなかった 広 い 空 白 地 域 が 存 在 した( 例 えば
イピゞプニナ,オカププガイ,ハブエモ,マヘク,ヘュプケナゞプナナフク,トモゞプアカイサペ
ドキなど).これは 上 記 の 中 継 地 点 の 欠 如 という 面 で, 憂 慮 すべき 事 態 である. 黒 潮滠 ・ 対 馬飦 暖晵 流泴 の 上
流泴 地 域 で 個 体 群 が 衰 退 すると, 下 流泴 の 地 域 個 体 群 は 上 流泴 域 からの 幼 生璦 供 給 を 受 けられなくなると 考
えられる. 海 流泴 による 他 地 域 からの 幼 生璦 供 給 によって 成 立 している 地 域 個 体 群 であれば, 新 規 加 入
が 途 絶 えることにより 地 域 的 絶 滅溅 の 危 機 にさらされるだろう. 地 域 個 体 群 のみで 再 生璦 産璩 が 可 能 な 種
であれば, 即 座 に 地 域 的 絶 滅溅 の 危 機 にさらされることはないが, 洪泤 水 等 により 地 域 個 体 群 に 打 撃 が
あった 場 合 , 他 地 域 からの 幼 生璦 供 給 による 個 体 群 の 回 復 は 望曇 めず, 長 期曋 的 に 見 れば 危 機 的 状 況沦 にあ
ると 言 える.また 他 地 域 からの 幼 生璦 供 給 がないために, 個 体 群 内 の 遺 伝 的 多 様 性 が 浦 少 することも
懸 念 される.
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塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 及 び 干 潟滘 底 生璦 動 物 の 危 機 と 今 後 の 課 題
今 回 の 調 査 結 果 により, 塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 の 底 生璦 動 物 の 危 機 的 状 況沦 が 全 国 的 に 示 され
た. 塩 性 湡 地 自 体 が 埋 め 立 てや 護 岸 によって 消洑 失 している 場 所 が 多 い 他 , 河沜 川 からの 土 砂 供 給 の 浦
少 によって 崩 壊 ・ 退 縮 を 続 ける 塩 性 湡 地 も 存 在 するなど, 生璦 息 場 所 の 浦 少 と 質 の 低 下 が 底 生璦 動 物 の
危 機 を 招 いていると 考 えられる.
干 潟滘 についても 過 去 のデヴシとの 比 較 により,かつてはいたが 現 在 は 見 られない 種 が 相 当 数 にの
ぼることが 判 明 した. 今 回 の 調 査 結 果 のまとめでは,これらの 種 について 詳 しい 解 析 を 行 うことは
できなかったが, 今 後 詳 細 な 解 析 が 必 要 とされる.また,1 ヮ 所 の 調 査 地 につき 1 回 のみの 調 査 な
ので, 出 現 しなかった 種 が 調 査 の 年 に 偶 然 少 なかったのか,あるいは 地 域 的 に 絶 滅溅 したのかは, 今
回 の 調 査 だけでは 断 定 できない.これらの 詳 細 について 確 かめるためには, 今 後 の 継 続 的 なペニシ
モルエ 調 査 が 必 要 である.
干 潟滘 および 塩 性 湡 地 の 生璦 物 多 様 性 の 保 全 に 向 けて 必 要 なことは,まずこれ 以 上 の 埋 立 ・ 護 岸 を 避
け, 仮 に 埋 立 ・ 護 岸 を 行 う 場 合 においても 事 前 に 適 切 なアコケベルトを 実 施 し, 生璦 物 多 様 性 保 全 の
観 点 から 充 分 な 配 慮 を 行 うことである.そのためには, 重 要 湡 地 500 はもとより, 現 存 する 干 潟滘 や
塩 性 湡 地 ・ブルエュヴノ 湡 地 の 重 要 性 を 国 , 自 治 体 , 事 業 者 を 含 めさまざまな 関 係 者 に 繰 り 返 し 周
知 徹 底 するほか, 特 に 生璦 物 多 様 性 保 全 上 重 要 な 地 域 については 埋 立 ・ 護 岸 に 対 する 法沵 規 制 の 強 化 又
は 導 入 について 検 討 することも 必 要 であろう.
今 回 の 調 査 終 了 後 にも, 調 査 対 象 となった 干 潟滘 で 埋 立 ・ 護 岸 工 事 が 行 わわれたために 干 潟滘 の 大 半 が
消洑 失 し, 調 査 時昷 点 で 生璦 息 していた 底 生璦 動 物 の 生璦 存 が 危 ぶまれる 事 例 も 生璦 じている.また, 今 回 の 調
査 では, 埋 立 や 護 岸 だけではなく, 河沜 川 上 流泴 からの 土 砂 供 給 が 絶 たれたことにより, 干 潟滘 や 塩 性 湡
地 ・ブルエュヴノ 湡 地 が 退 縮 ・ 消洑 失 した 例 も 確 認 することができた. 一 方 で, 沖沍 縄 では 農 地 開 発 に
よる 赤 土 流泴 入 によって, 干 潟滘 の 泥況 質 化 やキルガ 礁 のキルガの 死 滅溅 など 沿沥 岸 生璦 態 系 に 悪 影 響 が 生璦 じて
いる. 河沜 川 からの 土 砂 流泴 入 の 回 復 ,あるいは 赤 土 流泴 出 防 止 に 向 けてどのような 取 り 組 みが 可 能 か,
河沜 川 生璦 態 学 ・ 環瑧 境 工 学 ・ 砂 防 学 などとの 学 際 的 連 携 により, 今 後 検 討 をさらに 進 めることも 必 要 で
ある.
現 存 する 干 潟滘 を 守 ることが 最暷 重 要 課 題 であるが, 同 時昷 に, 消洑 失 した 干 潟滘 を 回 復 する 試 みも 必 要 で
ある. 特 に 広 域 分 布 種 が 出 現 しなかった 空 白 地 域 において 干 潟滘 や 塩 性 湡 地 を 回 復 させれば, 幼 生璦 供
給 の 中 継 地 点 としての 意 義 が 大 きいと 思 わわれる.ただし 人 工 干 潟滘 に 関 しては 過 去 に 失 敗 例 も 多 く,
造 成 するのであれば 工 法沵 と 造 成 場 所 については 細 心 の 検 討 が 必 要 である. 特 に 過 去 に 干 潟滘 が 形 成 さ
れなかった 海 岸 や 埋 立 地 先 端 に 造 成 した 人 工 干 潟滘 では, 急 に 深济 くなる 海 底 へ 底 質 が 流泴 れ 落 ちる・ 潮滠
流泴 によって 底 質 が 流泴 失 するなどの 問 題 が 頻 繁 に 起 き, 毎 年 砂 を 供 給 しなければならず, 生璦 物 多 様 性
も 極 めて 低 いという 失 敗 例 が 多 い.このような 場 所 の 場 合 は,むしろ 埋 立 地 を 干 潟滘 に 戻 すことを 積
極 的 に 検 討 すべきである.ただし 人 工 潟滘 湖湌 では, 底 質 の 流泴 失 も 起 きず 生璦 物 多 様 性 も 周 囲 の 自 然 干 潟滘
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とほぼ 同 様 になるなどの 例 も 見 られるため, 今 後 事 例 研 究 を 重 ね, 適 用璮 できる 場 所 に 造 成 すること
も 検 討 すべきであろう.
干 潟滘 の 機 能 と 生璦 物 多 様 性 に 関 する 地 元 住 民 への 普 及 教 育 活泯 動 も, 今 後 の 重 要 な 課 題 の 1 つである.
干 潟滘 の 観 察 会 や 清浜 掃 活泯 動 など, 地 元 住 民 による 長 い 活泯 動 の 歴 史 を 持 つ 地 域 も 存 在 するが, 干 潟滘 生璦 態
系 の 機 能 や 生璦 物 多 様 性 保 全 の 意 義 については,まだ 一 般 に 広 く 浸 透 しているとはいえない. 一 般 向
け 書暯 籍 ・ 新 聞 ・テヤビ・イルシヴネット 等 あらゆゆるベディアを 用璮 いて,「 自 然 保 護 」に 特 に 関 心 のな
い 人 々にも 浸 透 するよう, 広 く 干 潟滘 生璦 態 系 の 機 能 や 生璦 物 多 様 性 についての 普 及 活泯 動 を 行 う 必 要 があ
る.また, 干 潟滘 生璦 物 観 察 指 導 の 専 門 家 を 育 成 し,そうした 専 門 家 が 収 入 を 得 られる 仕 組 みを 作 って
行 くことが,より 良 質 の 普 及 教 育 活泯 動 に 繋 がり, 地 域 住 民 による 自 覚 的 な 干 潟滘 環瑧 境 の 保 全 に 繋 がる
のではないだろうか.
参 考 文 献
風顪 呂 田 利 夫 , 2000. 内 湾 の 貝 類顜 , 絶 滅溅 と 保 全 ~~ 東朁 京 湾 ゞプニナ 類顜 の 衰 退 からの 考 察 . 暻 刊 海 洋泒 ,
号 外 , 20: 74-82.
飯颎 島 明 子 ・ 木曐 下 今 日 子 ・ 中 山 聖 子 ・ 安 達 宏 之 ・ 風顪 呂 田 利 夫 ,2004. 三 番瓣 瀬 の 干 潟滘 におけるブェュパ
ルトケ 分 布 調 査 方 法沵 の 比 較 . 千 葉 生璦 物 誌 ,53: 21-27
Kojima, S., S. Kamimura, A. Iijima, T. Kimura, K. Mori, I. Hayashi and T. Furota, 2005. Phylogeography of
the endangered tideland snail Batillaria zonalis in the Japanese and Ryukyu Islands. Ecol. Res., 20:
686-694.
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巻 末 別 表 1
出 現 種 総 リスト

No. 門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 硬 海 綿 目 Hadromerida センコウカイメン 科 Clionidae Cliona inconstans Cliona inconstans (Dendy, 1887)
2 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 硬 海 綿 目 Hadromerida センコウカイメン 科 Clionidae Cliona 属 と 思 われる1 種 Cliona () sp.
3 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 磯 海 綿 目 Halichondrida イソカイメン 科 Halichondridae クロイソカイメン Halichondria okadai (Kadota, 1922)
4 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 磯 海 綿 目 Halichondrida イソカイメン 科 Halichondridae ダイダイイソカイメン Halichondria japonica Sasaki, 1929
5 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 磯 海 綿 目 Halichondrida イソカイメン 科 Halichondridae ナミイソカイメン Halichondria panicea (Pallas, 1766)
6 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 磯 海 綿 目 Halichondrida イソカイメン 科 Halichondridae コエダカイメン Halichondria (Pellina) stiens (Schmidt, 1870)
7 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 磯 海 綿 目 Halichondrida イソカイメン 科 Halichondridae イソカイメン 属 の1 種 Halichondria sp. cf. oshoro Tanita, 1961
8 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 単 骨 海 綿 目 Haplosclerida ザラカイメン 科 Callyspongiidae Callyspongia 属 の1 種 (1) Callyspongia sp. 1
9 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 単 骨 海 綿 目 Haplosclerida ザラカイメン 科 Callyspongiidae Callyspongia 属 の1 種 (2) Callyspongia sp. 2
10 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 単 骨 海 綿 目 Haplosclerida カワナシカイメン 科 Haliclonidae ムラサキカイメン Haliclona (Reniera) cinerea (Grant, 1826)
11 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 単 骨 海 綿 目 Haplosclerida カワナシカイメン 科 Haliclonidae Haliclona 属 の1 種 Haliclona sp.
12 海 綿 動 物 門 Porifera 尋 常 海 綿 綱 Demospongiae 単 骨 海 綿 目 Haplosclerida アミカイメン 科 Niphatidae Microxina 属 と 思 われる1 種 Microxina () sp. del
13 海 綿 動 物 門 Porifera - - - - - - 海 綿 動 物 門 の1 種 または 複 数 種 Porifera sp. or spp.
14 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 鉢 虫 綱 Scyphozoa 旗 口 クラゲ 目 Semaeostomeae ミズクラゲ 科 Ulmariidae ミズクラゲ Aurelia aurita (Linnaeus, 1758)
15 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa ハナギンチャク 目 Ceriantharia ハナギンチャク 科 Cerianthidae ハナギンチャク 科 の1 種 Cerianthidae sp.
16 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa ハナギンチャク 目 Ceriantharia ハナギンチャク 科 Cerianthidae ムラサキハナギンチャク Cerianthus filiformis Carlgren, 1912
17 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イシサンゴ 目 Scleractina キクメイシ 科 Faviidae キクメイシモドキ Oulastrea crispata (Lamarck, 1816)
18 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イシサンゴ 目 Scleractina ハマサンゴ 科 Poritidae Porites 属 の1 種 Porites sp.
19 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria オヨギイソギンチャク 科 Boloceroididae オヨギイソギンチャク Boloceroides mcmurrichi (Kwietniewski, 1897)
20 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria タテジマイソギンチャク 科 Diadumenidae チギレイソギンチャク Aiptasiomorpha minuta (Verrill, 1866)
21 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria タテジマイソギンチャク 科 Diadumenidae タテジマイソギンチャク Haliplanella lineata (Verrill, 1869)
22 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria セイタカイソギンチャク 科 Aiptasiidae Aiptasia 属 と 思 われる1 種 Aiptasia sp.
23 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria セイタカイソギンチャク 科 Aiptasiidae Aiptasiogeton 属 の1 種 Aiptasiogeton sp.
24 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ナゲナワイソギンチャク 科 Sagartiidae Paraiptasia 属 の1 種 Paraiptasia sp.
25 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria マミレイソギンチャク 科 Isophelliidae Epiphellia australis 近耧 似 種 Epiphellia aff. australis Carlgren, 1950
26 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria マミレイソギンチャク 科 Isophelliidae Epiphellia 属 の1 種 (O) Epiphellia sp. O
27 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria マミレイソギンチャク 科 Isophelliidae Epiphellia 属 の1 種 (R) Epiphellia sp. R
28 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria カプネオプシス 科 Capneopsiidae Andwakia 属 の1 種 Andwakia sp.
29 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ハリアクチス 科 Haliactiidae ホウザワイソギンチャク Synandwakia hozawai (Uchida, 1932)
30 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ハリアクチス 科 Haliactiidae Synandwakia 属 の1 種 Synandwakia sp.
31 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ハリアクチス 科 Haliactiidae Halcampactis 近耧 縁 属 の1 種 Gen. near Halcampactis sp.
32 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ハリアクチス 科 Haliactiidae Stephensonactis 属 の1 種 Stephensonactis sp.
33 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ハリアクチス 科 Haliactiidae ハリアクチス 科 の1 種 Haliactidae sp.
34 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria セトモノイソギンチャク 科 Actinostolidae マキガイイソギンチャク Paranthus sociatus Uchida, 1940
35 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria クビワナガイソギンチャク 科 Halcampidae Halcampa 近耧 似 属 の1 種 Gen. aff. Halcampa sp.
36 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Edwardsia 属 の1 種 Edwardsia sp.
37 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae ミナミムシモドキギンチャク Edwardsianthus gilbertensis (Carlgren, 1931)
38 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae ムシモドキギンチャク Edwardsioides japonica (Carlgren, 1931)
39 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Edwardsioides 属 の1 種 (K) Edwardsioides sp. K
40 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Edwardsioides 属 の1 種 (M) Edwardsioides sp. M

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
41 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Edwardsioides 属 の1 種 (NO) Edwardsioides sp. NO
42 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Edwardsioides 属 の1 種 (aff. Y) Edwardsioides sp. aff. Y
43 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Edwardsioides 属 の1 種 (nov.) Edwardsioides sp.
44 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae ホソイソギンチャク 近耧 似 種 Metedwardsia aff. akkeshi (Uchida, 1932)
45 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae Nematostella 属 と 思 われる1 種 Nematostella sp.
46 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ムシモドキギンチャク 科 Edwardsiidae ムシモドキギンチャク 科 の1 種 Edwardsiidae sp.
47 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae ヨロイイソギンチャク Anthopleura uchidai England, 1992
48 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae クロガネイソギンチャク Anthopleura kurogane Uchida et Muramatsu, 1958
49 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae クロガネイソギンチャク 近耧 似 種 Anthopleura aff. kurogane Uchida et Muramatsu, 1958
50 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae Anthopleura 属 と 思 われる1 種 Anthopleura sp.
51 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae Anthostella 属 の1 種 Anthostella sp.
52 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae スナイソギンチャク Dofleinia armata Wassilieff, 1908
53 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae Entacmaea 属 と 思 われる1 種 Entacmaea sp.
54 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae イシワケイソギンチャク Gyractis japonica (Verrill, 1899)
55 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae イシワケイソギンチャク 近耧 縁 種 Gyractis aff. japonica (Verrill, 1899)
56 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae ハナワケイソギンチャク Neocondylactis sp.
57 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae ニンジンイソギンチャク Paracondylactis hertwigi (Wassilieff, 1908)
58 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae Paranemonia 属 の1 種 (2) Paranemonia sp. 2
59 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae Paranemonia 近耧 縁 属 の1 種 Gen. near Paranemonia sp.
60 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ウメボシイソギンチャク 科 Actiniidae Paranemonia 近耧 縁 属 の1 種 (2) Gen. near Paranemonia sp. 2
61 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ナガイソギンチャク 科 Halcampoididae Acthelmis 近耧 似 属 の1 種 (J) Gen. aff. Acthelmis sp. J
62 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ナガイソギンチャク 科 Halcampoididae Acthelmis 近耧 似 属 の1 種 (B) Gen. aff. Acthelmis sp. B
63 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ナガイソギンチャク 科 Halcampoididae Calamactinia 近耧 縁 属 の1 種 Gen. near Calamactinia sp.
64 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ナガイソギンチャク 科 Halcampoididae Calamactis 近耧 縁 属 の1 種 (B) Gen. near Calamactis sp. B
65 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria ナガイソギンチャク 科 Halcampoididae Halcampoides 近耧 縁 属 の1 種 Gen. near Halcampoides sp.
66 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria コンボウイソギンチャク 科 Haloclavidae Harenactis 属 と 思 われる1 種 Harenactis sp.
67 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria - - イソギンチャク 目 の1 種 Actiniaria sp.
68 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria - - イソギンチャク 目 の1 種 (A) Actiniaria sp. A
69 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria - - イソギンチャク 目 の1 種 (B) Actiniaria sp. B
70 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa イソギンチャク 目 Actiniaria - - イソギンチャク 目 の1 種 または 複 数 種 Actiniaria sp. or spp.
71 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa スナギンチャク 目 Zoantharia - - スナギンチャク 目 の1 種 Zoantharia sp.
72 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa ウミエラ 目 Pennatulacea ウミサボテン 科 Veretillidae ウミサボテン Cavernularia obesa Milne-Edwards et Haime, 1850
73 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa ウミエラ 目 Pennatulacea ヤナギウミエラ 科 Virgulariidae ホソウミエラと 思 われる1 種 Scytalium martensii Kolliker, 1870
74 刺 胞 動 物 門 Cnidaria 花 虫 綱 Anthozoa ウミエラ 目 Pennatulacea ヤナギウミエラ 科 Virgulariidae ヤナギウミエラと 思 われる1 種 Virgularia gustaviana (Herklots, 1863)
75 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida ヤワヒラムシ 科 Leptoplanidae チョウセンウスヒラムシ Notoplana koreana Kato, 1937
76 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida ヤワヒラムシ 科 Leptoplanidae Notoplana 属 の1 種 Notoplana sp.
77 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida ヤワヒラムシ 科 Leptoplanidae Diplandros 属 の1 種 Diplandros sp.
78 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida クリプトセリス 科 Cryptocelididae Cryptocelis amakusaensis Cryptocelis amakusaensis Kato, 1936
79 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida クリプトセリス 科 Cryptocelididae Cryptocelis 属 の1 種 Cryptocelis sp.
80 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida クリプトセリス 科 Cryptocelididae クリプトセリス 科 の1 種 Cryptocelididae sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
81 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida カリオヒラムシ 科 Callioplanidae Pseudostylochus maculatus Pseudostylochus maculatus Kato, 1938
82 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida カリオヒラムシ 科 Callioplanidae Pseudostylochus meridialis Pseudostylochus meridialis Kato, 1938
83 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida カリオヒラムシ 科 Callioplanidae Pseudostylochus stimpsoni Pseudostylochus stimpsoni Kato, 1937
84 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida カリオヒラムシ 科 Callioplanidae Pseudostylochus 属 の1 種 Pseudostylochus sp.
85 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida カリオヒラムシ 科 Callioplanidae カリオヒラムシ 科 の1 種 Callioplanidae sp.
86 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida スチロヒラムシ 科 Stylochidae Leptostylochus 属 の1 種 Leptostylochus sp.
87 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida スチロヒラムシ 科 Stylochidae Stylochus aomori Stylochus aomori Kato, 1937
88 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida スチロヒラムシ 科 Stylochidae Stylochus orientalis Stylochus orientalis Bock, 1913
89 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida スチロヒラムシ 科 Stylochidae Stylochus uniporus Stylochus uniporus Kato, 1944
90 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida スチロヒラムシ 科 Stylochidae Stylochus 属 の1 種 Stylochus sp.
91 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida スチロヒラムシ 科 Stylochidae スチロヒラムシ 科 の1 種 Stylochidae sp.
92 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida ホソヒラムシ 科 Prosthiostomidae ホソヒラムシ 科 の1 種 Prosthiostomidae sp.
93 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida - - スティロクス 上 科 の1 種 Stylochoidea sp.
94 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida - - ツノヒラムシ 上 科 の1 種 Planoceroidea sp.
95 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida - - 無 吸翃 盤 亜 目 の1 種 Acotylea sp.
96 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida - - 多 岐 腸 目 の1 種 (A) Polycladida sp. A
97 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida - - 多 岐 腸 目 の1 種 (B) Polycladida sp. B
98 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 多 岐 腸 目 Polycladida - - 多 岐 腸 目 の1 種 Polycladida sp.
99 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria - - - - 渦 虫 綱 の1 種 Turbellaria sp.
100 扁 形聥 動 物 門 Platyhelminthes 渦 虫 綱 Turbellaria 順 列叕 目 Seriata - Uteriporidae Paucumara 属 の1 種 Paucumara sp.
101 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 原 始 紐 虫 目 Archinemertea ケファロツリックス 科 Cephalothrichidae ケファロツリックス 科 の1 種 Cephalothrichidae sp.
102 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 古 紐 虫 目 Palaeonemertea クリゲヒモムシ 科 Tubulanidae ケンサキヒモムシ Carinesta uchidai Iwata, 1952
103 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 古 紐 虫 目 Palaeonemertea クリゲヒモムシ 科 Tubulanidae クリゲヒモムシ 科 の1 種 (1) Tubulanidae sp. 1
104 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 古 紐 虫 目 Palaeonemertea - - 古 紐 虫 目 の1 種 Palaeonemertea sp.
105 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 古 紐 虫 目 Palaeonemertea - - 古 紐 虫 目 の1 種 (A) Palaeonemertea sp. A
106 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 古 紐 虫 目 Palaeonemertea - - 古 紐 虫 目 の1 種 (B) Palaeonemertea sp. B
107 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 古 紐 虫 目 Palaeonemertea - - 古 紐 虫 目 と 思 われる1 種 Palaeonemertea sp.
108 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea リネウス 科 Lineidae Micrura 属 と 思 われる1 種 (1) Micrura sp. 1
109 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea リネウス 科 Lineidae Lineopsella 属 の1 種 Lineopsella sp.
110 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea リネウス 科 Lineidae リネウス 科 の1 種 ( 異 紐 虫 目 の1 種 B) Lineidae sp. (Heteronemertea sp. B)
111 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea リネウス 科 Lineidae リネウス 科 の1 種 (1) Lineidae sp. 1
112 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea リネウス 科 Lineidae リネウス 科 の1 種 (2) Lineidae sp. 2
113 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea リネウス 科 Lineidae リネウス 科 の1 種 (3) Lineidae sp. 3
114 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea バセオディスクス 科 Baseodiscidae クロスジヒモムシ Baseodiscus quinquelineatus (Quoy et Gaimard, 1833)
115 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea オロチヒモムシ 科 Cerebratulidae ナミヒモムシ Cerebratulus communis Takakura, 1898
116 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea オロチヒモムシ 科 Cerebratulidae ナミヒモムシと 思 われる1 種 Cerebratulus communis Takakura, 1898
117 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea オロチヒモムシ 科 Cerebratulidae オロチヒモムシ Cerebratulus marginatus Renier, 1804
118 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea オロチヒモムシ 科 Cerebratulidae Cerebratulus 属 と 思 われる1 種 (1) Cerebratulus sp. 1
119 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea オロチヒモムシ 科 Cerebratulidae Cerebratulus 属 と 思 われる1 種 (2) Cerebratulus sp. 2
120 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea オロチヒモムシ 科 Cerebratulidae オロチヒモムシ 科 の1 種 Cerebratulidae sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
121 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea - - 異 紐 虫 目 の1 種 (A) Heteronemertea sp. A
122 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea - - 異 紐 虫 目 の1 種 Heteronemertea sp.
123 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla 異 紐 虫 目 Heteronemertea - - 異 紐 虫 目 の1 種 または 複 数 種 Heteronemertea sp. or spp.
124 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla - - - - 無 針 綱 の1 種 Anopla sp.
125 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 無 針 綱 Anopla - - - - 無 針 綱 と 思 われる1 種 Anopla sp.
126 紐 形聥 動 物 門 Nemertea 有 針 綱 Enopla 針 紐 虫 目 Hoplonemertea メノコヒモムシ 科 Tetrastemmatidae メノコヒモムシ 科 と 思 われる1 種 (A) Tetrastemmatidae sp. A
127 紐 形聥 動 物 門 Nemertea - - - - - - 紐 形聥 動 物 門 の1 種 Nemertea sp.
128 紐 形聥 動 物 門 Nemertea - - - - - - 紐 形聥 動 物 門 の1 種 または 複 数 種 Nemertea sp. or spp.
129 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ウスヒザラガイ 科 Ischnochitonidae ウスヒザラガイ Ischnochiton (Haploplax) comptus (Gould, 1859)
130 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ウスヒザラガイ 科 Ischnochitonidae ホソウスヒザラガイ Ischnochiton (Ischnochiton) boninensis Bergenhayn, 1933
131 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ウスヒザラガイ 科 Ischnochitonidae ヤスリヒザラガイ Lepidozona coreanica (Reeve, 1847)
132 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ウスヒザラガイ 科 Ischnochitonidae ウスヒザラガイ 科 の1 種 または 複 数 種 Ischnochitonidae sp. or spp.
133 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata クサズリガイ 科 Chitonidae オニヒザラガイ Acanthopleura gemmata (Blainville, 1825)
134 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata クサズリガイ 科 Chitonidae ヒザラガイ Acanthopleura japonica (Lischke, 1873)
135 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ケハダヒザラガイ 科 Acanthochitonidae ヒメケハダヒザラガイ Acanthochitona rubrolineatus (Lischke, 1873)
136 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ケハダヒザラガイ 科 Acanthochitonidae ケハダヒザラガイ Acanthochitona defilippii (Tapparone-Canefri, 1874)
137 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata ケハダヒザラガイ 科 Acanthochitonidae ケハダヒザラガイと 思 われる1 種 Acanthochitona defilippii (Tapparone-Canefri, 1874)
138 軟 体 動 物 門 Mollusca 多 板 綱 Polyplacophora 新 ヒザラガイ 目 Neoloricata - - 新 ヒザラガイ 目 の1 種 Neoloricata sp.
139 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae シロガイ Lottia cassis (Eschscholtz, 1833)
140 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae コガモガイ Lottia kogamogai Sakaki et Okutani, 1994
141 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae コウダカアオガイ Nipponacmea concinna (Lischke, 1870)
142 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae クサイロアオガイ Nipponacmea fuscoviridis (Teramachi, 1949)
143 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae カスミアオガイ Nipponacmea habei Sasaki et Okutani, 1994
144 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae クモリアオガイ Nipponacmea nigrans (Kira, 1961)
145 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae アオガイ Nipponacmea schrenckii (Lischke, 1868)
146 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae ツボミ Patelloida conulus (Dunker, 1861)
147 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae ツボミと 思 われる1 種 Patelloida cf. conulus (Dunker, 1861)
148 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae ヒメコザラ Patelloida heroldi (Dunker, 1861)
149 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae ウノアシ Patelloida saccharina lanx (Reeve, 1855)
150 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae リュウキュウウノアシ Patelloida saccharina saccharina (Linnaeus, 1758)
151 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae リュウキュウアオガイ Patelloida striata (Quoy & Gaimard, 1834)
152 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 笠 型聣 腹 足 目 Patellogastropoda コガモガイ 科 Lottiidae コガモガイ 科 の1 種 Lottiidae sp.
153 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda スカシガイ 科 Fissurellidae サルアワビ Tugalina (Scelidotoma) gigas (Martens, 1881)
154 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda スカシガイ 科 Fissurellidae スカシガイ Macroschisma sinensis (A. Adams, 1855)
155 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda スカシガイ 科 Fissurellidae ヒラスカシガイ Macroschisma dilatata (A. Adams, 1851)
156 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae チグサガイ Cantharidus japonicus (A. Adams, 1853)
157 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae クマノコガイ Chlorostoma xanthostigma A. Adams, 1853
158 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae キヌシタダミ Ethmonolia stearnsii (Pilsbery, 1895)
159 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae イワカワチグサ Iwakawatrochus urbanus (Gould, 1861)
160 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae イシダタミ Monodonta labio (Linnaeus, 1758)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
161 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae コシダカガンガラ Omphalius rusticus (Gmelin, 1791)
162 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae ハブタエシタダミ Talopena vernicosa (Gould, 1861)
163 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae ニシキウズ Trochus maculatus Linnaeus, 1758
164 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae Trochus 属 の1 種 Trochus sp.
165 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae キサゴ Umbonium (Suchium) costatum (Valenciennes in Kiener, 1838)
166 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda ニシキウズ 科 Trochidae イボキサゴ Umbonium (Suchium) moniliferum (Lamarck, 1822)
167 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda リュウテン 科 Turbinidae リュウキュウカタベ Angaria delphinus (Linnaeus, 1758)
168 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda リュウテン 科 Turbinidae オオウラウズガイ Astralium rhodostoma (Lamarck, 1822)
169 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda リュウテン 科 Turbinidae エゾザンショウ Homalopoma amussitatum (Gould, 1861)
170 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda リュウテン 科 Turbinidae スガイ Turbo (Lunella) coronatus coreensis (Récluz, 1853)
171 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 古 腹 足 上 目 Vetigastropoda リュウテン 科 Turbinidae カンギク Turbo (Lunella) coronatus coronatus (Gmelin, 1791)
172 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae カノコガイ Clithon (Clithon) faba (Sowerby II, 1836)
173 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae イシマキ Clithon (Clithon) retropictus (v. Martens, 1879)
174 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ハナガスミカノコ Clithon (Pictoneritina) chlorostoma (Broderip, 1832)
175 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ヒメカノコ Clithon (Pictoneritina) oualaniensis (Lesson, 1831)
176 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae リュウキュウアマガイ Nerita (Heminerita) insculpta Récluz, 1841
177 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae アマガイ Nerita (Heminerita) japonica Dunker, 1860
178 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ニシキアマオブネ Nerita (Linnerita) polita Linnaeus, 1758
179 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae イシダタミアマオブネ Nerita (Nerita) helicinoides Reeve, 1855
180 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae マングローブアマガイ Nerita (Nerita) undulata Gmelin, 1791
181 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae アラスジアマガイ Nerita (Nerita) undata Linnaeus, 1758
182 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae キバアマガイ Nerita (Ritena) plicata Linnaeus, 1758
183 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae アマオブネ Nerita (Theliostyla) albicilla Linnaeus, 1758
184 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae オオマルアマオブネ Nerita (Theliostyla) chamaeleon Linnaeus, 1758
185 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ヒラマキアマオブネ Nerita (Theliostyla) planospira Anton, 1839
186 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae マルアマオブネ Nerita (Theliostyla) squamulata Le Guillou, 1841
187 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ヒロクチカノコ Neritina (Dostia) cornucopia (Benson, 1836)
188 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ニセヒロクチカノコ Neritina (Dostia) crepiduralia (Gmelin, 1791)
189 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae シマカノコ Neritina (Vittina) turrita (Gmelin, 1791)
190 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae ドングリカノコ Neritina (Vittoida) plumbea Sowerby, 1849
191 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae キンランカノコ Smaragdia paulucciana Gassies, 1870
192 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina アマオブネ 科 Neritidae クサイロカノコ Smaragdia rangiana (Récluz, 1841)
193 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina ユキスズメ 科 Phenacolepadidae ミヤコドリ Cinnalepeta pulchella (Lischke, 1871)
194 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina ユキスズメ 科 Phenacolepadidae ヒナユキスズメ Phenacolepas sp.
195 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda アマオブネ 上 目 Neritopsina ユキスズメ 科 Phenacolepadidae ユキスズメ 科 の1 種 Phenacolepadidae sp.
196 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 原 始 紐 舌 目 Architaenioglossa リンゴガイ 科 Ampullariidae スクミリンゴガイ Pomacea canaliculata (Lamarck, 1819)
197 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae サキボソカニモリ Cerithium claviforme Schepman, 1907
198 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae コゲツノブエ Cerithium coralium (Kiener, 1841)
199 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae コオロギ Cerithium (Cerithium) kobelti Dunker, 1877
200 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae ウミニナカニモリ Clypeomorus batillariaeformis Habe et Kosuge, 1966

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
201 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae カヤノミカニモリ Clypeomorus bifasciatus (Sowerby II, 1855)
202 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae セムシツノブエ Clypeomorus irrorata (Gould, 1849)
203 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae ミツカドカニモリ Clypeomorus pellucida (Hombron et Jacquinot, 1852)
204 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae タケノコチグサカニモリ Ittibittium parcum nipponkaiensys (Habe et Masuda, 1990)
205 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae カニモリガイ Rhinoclavis (Proclava) kochi (Philippi, 1848)
206 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae トウガタカニモリ Rhinoclavis (Rhinoclavis ) sinensis (Gmelin, 1791)
207 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae タケノコカニモリ Rhinoclavis (Rhinoclavis ) vertagus (Linnaeus, 1758)
208 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オニノツノガイ 科 Cerithiidae オニノツノガイ 科 の 複 数 種 Cerithiidae spp.
209 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ウミニナ 科 Batillariidae ホソウミニナ Batillaria cumingi (Crosse, 1862)
210 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ウミニナ 科 Batillariidae リュウキュウウミニナ Batillaria flectosiphonata Ozawa, 1996
211 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ウミニナ 科 Batillariidae ウミニナ Batillaria multiformis (Lischke, 1869)
212 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ウミニナ 科 Batillariidae イボウミニナ Batillaria zonalis (Bruguière, 1792)
213 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae クロヘナタリ Cerithidea (Cerithidea) largillierti (Philippi, 1848)
214 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae シマヘナタリ Cerithidea (Cerithidea) ornata Sowerby II, 1855
215 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae フトヘナタリ Cerithidea (Cerithidea) rhizophorarum A. Adams, 1855
216 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae イトカケヘナタリ Cerithidea (Cerithidea) morchii Sowerby II, 1855
217 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae ヘナタリ Cerithidea (Cerithideopsilla) cingulata (Gmelin, 1791)
218 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae カワアイ Cerithidea (Cerithideopsilla) djadjariensis (K. Martin, 1899)
219 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae キバウミニナ Telebralia palustris (Linnaeus, 1767)
220 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キバウミニナ 科 Potamididae マドモチウミニナ Telebralia sulcata (Born, 1778)
221 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha トゲカワニナ 科 Thiaridae ネジヒダカワニナ Sermyla riqueti (Grateloup, 1840)
222 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha トゲカワニナ 科 Thiaridae タケノコカワニナ Stenomelania rufescens (Martens, 1860)
223 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha トゲカワニナ 科 Thiaridae トウガタカワニナ Thiara scabra (Müller, 1774)
224 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワニナ 科 Pleuroceridae カワニナ Semisulcospira libertina (Gould, 1859)
225 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワニナ 科 Pleuroceridae チリメンカワニナ Semisulcospira reiniana (Brot, 1877)
226 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ウキツボ 科 Litiopidae ウネハマツボ Alaba hungerfordi Sowerby III, 1894
227 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha スナモチツボ 科 Scaliolidae シマモツボ Finella purpureoapicata (Preston, 1905)
228 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha スナモチツボ 科 Scaliolidae ツヤモツボ Finella rufocincta (A. Adams, 1861)
229 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha - - オニノツノガイ 上 科 の1 種 または 複 数 種 Cerithioidea sp. or spp.
230 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ゴマフニナ 科 Planaxidae ゴマフニナ Planaxis sulcatus (Born, 1778)
231 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae チャイロタマキビ Lacuna (Epheria) turrita (A. Adams, 1861)
232 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae コウダカタマキビ Littoraria (Littoraria) pintado (Wood, 1828)
233 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae ホソスジウズラタマキビ Littoraria (Littoraria) undulata (Gray, 1839)
234 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae ヒメウズラタマキビ Littoraria (Littorinopsis) intermedia (Philippi, 1846)
235 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae イロタマキビ Littoraria (Littorinopsis) pallescens (Philippi, 1846)
236 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae ウズラタマキビ Littoraria (Littorinopsis) scabra (Linnaeus, 1758)
237 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae マルウズラタマキビ Littoraria (Palustorina) sinensis (Philippi, 1847)
238 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae タマキビ Littorina (Littorina) brevicula (Philippi, 1844)
239 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae アツタマキビ Littorina (Littorina) mandshurica Schrenck, 1867
240 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae エゾタマキビ Littorina (Littorina) squalida Broderip et Sowerby, 1829

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
241 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae クロタマキビ Littorina (Neritrema) sitkana Philippi, 1846
242 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae アラレタマキビ Nodilittorina radiata (Eydoux et Souleyet, 1852)
243 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae イボタマキビ Nodilittorina trochoides (Gray, 1839)
244 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae タイワンタマキビ Nodilittorina vidua (Gould, 1859)
245 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマキビ 科 Littorinidae コビトウラウズ Peasiella habei Reid et Mak, 1998
246 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha チャツボ 科 Barleeidae チャツボ Barleeia angustata (Pilsbry, 1901)
247 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ワカウラツボ 科 Iravadiidae ワカウラツボ Iravadia (Fairbankia) sakaguchii (Kuroda et Habe, 1954)
248 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ワカウラツボ 科 Iravadiidae カワグチツボ Iravadia (Fluviocingula) elegantula (A. Adams, 1863)
249 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ワカウラツボ 科 Iravadiidae マンガルツボ Iravadia (Iravadia) quadrasi (Böttger, 1902)
250 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha サザナミツボ 科 Elachisinidae サザナミツボ Elachisina ziczac Fukuda et Ekawa, 1997
251 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ナタネツボ 科 Falsicingulidae アツクチナタネツボ Falsicingula athera Bartsch, in Golikov et Scarlato, 1967
252 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ナタネツボ 科 Falsicingulidae Falsicingula 属 の1 種 Falsicingula sp.
253 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae クリイロカワザンショウ Angustassiminea castanea (Westerlund, 1883)
254 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae オオクリイロカワザンショウ Angustassiminea kyushuensis S. et T. Habe, 1983
255 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae アマグリイロカワザンショウ Angustassiminea sp.
256 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae キントンイロカワザンショウ Angustassiminea sp.
257 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae Angustassiminea 属 の1 種 Angustassiminea sp.
258 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ツブカワザンショウ Assiminea estuarina Habe, 1946
259 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ヒラドカワザンショウ Assiminea hiradoensis Habe, 1942
260 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae カワザンショウガイ Assiminea japonica Martens, 1877
261 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ムシヤドリカワザンショウ Assiminea parasitologica Kuroda, 1958
262 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ヨシダカワザンショウ Assiminea yoshidayukioi Kuroda, 1959
263 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae テシオカワザンショウ Assiminea sp.
264 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae オブチカワザンショウ Assiminea sp.
265 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae イヨカワザンショウ Assiminea sp.
266 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ヤミカワザンショウ Assiminea sp.
267 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ヒメカワザンショウ Assiminea sp.
268 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae マツカワウラカワザンショウ Assiminea sp.
269 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae マツシマカワザンショウ Assiminea sp.
270 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae アッケシカワザンショウ Assiminea sp.
271 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae Assiminea 属 の1 種 Assiminea sp.
272 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae Assiminea 属 の1 種 (A) Assiminea sp. A
273 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae Assiminea 属 の1 種 (B) Assiminea sp. B
274 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae カハタレカワザンショウ Assimineidae sp.
275 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae オイランカワザンショウ Assimineidae sp.
276 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae スミヨウカワザンショウ Assimineidae sp.
277 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ヘソカドガイ Paludinellassiminea japonica (Pilsbry, 1901)
278 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae ウスイロヘソカドガイ Paludinellassiminea stricta (Gould, 1859)
279 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae オオウスイロヘソカドガイ Paludinellassiminea tanegashimae (Pilsbry, 1924)
280 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae アズキカワザンショウ Pseudomphala miyazakii (Habe, 1943)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
281 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カワザンショウ 科 Assimineidae カワザンショウ 科 の1 種 または 複 数 種 Assimineidae sp. or spp.
282 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha クビキレガイ 科 Truncatellidae クビキレガイ Truncatella guerinii A. et J. B. Villa, 1841
283 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha クビキレガイ 科 Truncatellidae ヤマトクビキレガイ Truncatella pfeifferi Martens, 1860
284 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イツマデガイ 科 Pomatiopsidae クビキレガイモドキ Cecina manchurica A. Adams, 1861
285 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イソコハクガイ 科 Vitrinellidae シラギク Pseudoliotia pulchella (Dunker, 1860)
286 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミズゴマツボ 科 Stenothyridae ウミゴマツボ Stenothyra edogawensis (Yokoyama, 1927)
287 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミズゴマツボ 科 Stenothyridae ミヤジマウミゴマツボ Stenothyra aff. edogawensis (Yokoyama, 1927)
288 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミズゴマツボ 科 Stenothyridae ミズゴマツボ Stenothyra japonica Kuroda, 1962
289 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミズゴマツボ 科 Stenothyridae トライミズゴマツボ Stenothyra sp.
290 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミズゴマツボ 科 Stenothyridae Stenothyra 属 の1 種 Stenothyra sp.
291 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ソデボラ 科 Strombidae クモガイ Lambis lambis (Linnaeus, 1758)
292 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ソデボラ 科 Strombidae オハグロガイ Strombus (Canarium) urseus Linnaeus, 1758
293 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ソデボラ 科 Strombidae シドロ Strombus (Doxander) japonicus Reeve, 1851
294 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ソデボラ 科 Strombidae ネジマガキ Strombus (Gibberulus) gibberulus gibbosus (Röding, 1798)
295 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ソデボラ 科 Strombidae サザナミスイショウ Strombus (Laevistrombus) canarium Linnaeus, 1758
296 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ソデボラ 科 Strombidae スイショウガイ Strombus (Laevistrombus) turturella (Röding, 1798)
297 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キクスズメ 科 Hipponicidae フウリンチドリ Cheilea cepacea (Broderip, 1834)
298 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha キクスズメ 科 Hipponicidae キクスズメ Hipponix conica (Schumacher, 1817)
299 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カリバガサ 科 Calyptraeidae カリバガサガイ Calyptraea yokoyamai Kuroda in Fujita, 1929
300 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カリバガサ 科 Calyptraeidae エゾフネガイ Crepidula grandis Middendorff, 1849
301 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カリバガサ 科 Calyptraeidae シマメノウフネガイ Crepidula onyx Sowerby I, 1824
302 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha カリバガサ 科 Calyptraeidae ヒラフネガイ Ergaea walshi (Reeve, 1859)
303 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ムカデガイ 科 Vermetidae クチキレヘビガイ Dendropoma luchuanum (Kuroda, 1928)
304 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ムカデガイ 科 Vermetidae フタモチヘビガイ Dendropoma maximum (Sowerby, 1825)
305 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ムカデガイ 科 Vermetidae ミジンムカデガイ Dendropoma planorbis (Dunker, 1860)
306 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ムカデガイ 科 Vermetidae リュウキュウムカデガイ Petaloconchus renisectus (Carpenter, 1857)
307 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ムカデガイ 科 Vermetidae オレンジヘビガイ Serpulorbis daidai Scheuwimmer et Nishiwaki, 1982
308 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ムカデガイ 科 Vermetidae オオヘビガイ Serpulorbis imbricatus (Dunker, 1860)
309 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タカラガイ 科 Cypraeidae オミナエシダカラ Erosaria boivinii (Kiener, 1843)
310 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タカラガイ 科 Cypraeidae ナツメモドキ Erronea errones (Linnaeus, 1758)
311 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タカラガイ 科 Cypraeidae キイロダカラ Monetaria (Monetaria) moneta (Linnaeus, 1758)
312 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タカラガイ 科 Cypraeidae ハナビラダカラ Monetaria (Ornamentaria) annulus (Linnaeus, 1758)
313 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タカラガイ 科 Cypraeidae メダカラ Purpuradusta gracilis (Gaskoin, 1848)
314 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナヅトガイ 科 Velutinidae ハナヅトガイ 科 の1 種 Velutinidae sp.
315 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae アダムスタマガイ Cryptonatica adamsiana (Dunker, 1860)
316 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ヒラセタマガイ Cryptonatica hirasei (Pilsbry, 1905)
317 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae チシマタマガイ Cryptonatica janthostoma (Deshayes, 1839)
318 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae タマネコガイ Eunaticina lamarckiana (Récluz, 1843)
319 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ネコガイ Eunaticina papilla (Gmelin, 1791)
320 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae サキグロタマツメタ Euspira fortunei (Reeve, 1855)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
321 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ウスイロタマツメタと 思 われる1 種 Euspira pallida (Broderip et Sowerby, 1829)
322 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ツメタガイ Glossaulax didyma (Röding, 1798)
323 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae リスガイ Mammilla melanostoma (Gmelin, 1791)
324 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae クチグロタマガイ Natica fasciata (Röding, 1798)
325 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ゴマフダマ Natica tigrina (Röding, 1798)
326 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ホウシュノタマ Notocochlis gualtieriana (Récluz, 1844)
327 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ハギノツユ Notocochlis ochrostigmata Rehder, 1980
328 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae ロウイロトミガイ Polinices pyriformis (Récluz, 1844)
329 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae シロヘソアキトミガイ Polinices vavaosi (Reeve, 1855)
330 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タマガイ 科 Naticidae タマガイ 科 の1 種 ( 卵 ) Naticidae sp. (egg)
331 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イトカケガイ 科 Epitoniidae ハブタエセキモリ Foliaceiscala lyra (Sowerby II, 1844)
332 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナゴウナ 科 Eulimidae ヒモイカリナマコツマミガイ Hypermastus lacteus (A. Adams, 1863)
333 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナゴウナ 科 Eulimidae クロナマコヤドリニナ Melanella kuronamako (Habe, 1952)
334 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナゴウナ 科 Eulimidae カシパンヤドリニナ Melanella peronellicola (Kuroda et Habe, 1950)
335 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナゴウナ 科 Eulimidae ヤセフタオビツマミガイ Mucronalia exilis A. Adams, 1862
336 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナゴウナ 科 Eulimidae カスリモミジヒトデヤドリニナ Vitreobalcis shoplandi (Melvill, 1898)
337 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ハナゴウナ 科 Eulimidae カスリモミジヒトデヤドリニナと 思 われる1 種 Vitreobalcis shoplandi (Melvill, 1898)
338 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae カゴメガイ Bedeva birileffi (Lischke, 1871)
339 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae ウネレイシダマシ Cronia margariticola (Broderip, 1833)
340 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae ヒメヨウラク Ergalatax contractus (Reeve, 1846)
341 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae レイシダマシ Morula granulata (Duclos, 1924)
342 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae レイシダマシモドキ Muricodrupa fusca (Küster, 1862)
343 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae エゾチヂミボラ Nucella freycinetti (Deshayes, 1841)
344 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae チヂミボラ Nucella lima (Gmelin, 1791)
345 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae Ocenebra 属 の1 種 Ocenebra sp.
346 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae アカニシ Rapana venosa (Valenciennes, 1846)
347 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae ツノアカニシ Rapana venosa pechiliensis Grabau et King, 1928
348 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae レイシ Thais (Reishia) bronni (Dunker, 1860)
349 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae イボニシ Thais (Reishia) clavigera (Küster, 1860)
350 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae ウニレイシダマシ Thais (Semiricinula) muricata (Blainville, 1816)
351 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae コイワニシ Thais (Semiricinula) squamosa (Pease, 1867)
352 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae テツレイシ Thais (Stramonita) savignyi (Deshayes, 1844)
353 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha アッキガイ 科 Muricidae アッキガイ 科 の 複 数 種 Muricidae spp.
354 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タモトガイ 科 Columbellidae フトコロガイ Euplica scripta (Lamarck, 1822)
355 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タモトガイ 科 Columbellidae マルテンスマツムシ Mitrella (Indomitrella) martensi (Lischke, 1871)
356 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タモトガイ 科 Columbellidae ムギガイ Mitrella (Mitrella) bicincta (Gould, 1860)
357 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タモトガイ 科 Columbellidae ムシエビ Pyrene flava (Bruguière, 1789)
358 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae アラムシロ Nassarius (Hima) festivus (Powys in Sowerby et Powys, 1835)
359 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae クロスジムシロ Nassarius (Hima) fraterculus (Dunker, 1860)
360 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae ウネムシロ Nassarius (Hima) hiradoensis (Pilsbry, 1904)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
361 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae アオモリムシロ Nassarius (Hima) hypolius (Pilsbry, 1895)
362 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae キヌボラ Nassarius (Hima) japonica (A. Adams, 1852)
363 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae ヒメムシロ Nassarius (Hima) multigranosus (Dunker, 1847)
364 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae オマセムシロ Nassarius (Hima) praematuratus (Kuroda et Habe in Habe, 1960)
365 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae イボヨフバイ Nassarius (Nassarius) coronatus (Bruguiè re, 1792)
366 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae ムシロガイ Nassarius (Niotha) livescens (Philippi, 1849)
367 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae アツムシロ Nassarius (Niotha) semisulcatus (Rousseau, 1854)
368 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae アワムシロ Nassarius (Niotha) splendidulus (Dunker, 1846)
369 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae カニノテムシロ Nassarius (Plicarcularia) bellulus (A. Adams, 1852)
370 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae オオカニノテムシロ Nassarius (Plicarcularia) pullus (Linnaeus, 1758)
371 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae ウネハナムシロ Nassarius (Varicinassa) variciferus (A. Adams, 1852)
372 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae リュウキュウムシロ Nassarius (Zeuxis) margaritifer (Dunker, 1847)
373 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae カラムシロ Nassarius (Zeuxis) sinarus (Philippi, 1851)
374 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha オリイレヨフバイ 科 Nassariidae ヒロオビヨフバイ Nassarius (Zeuxis) succinctus (A. Adams, 1852)
375 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha エゾバイ 科 Buccinidae ホラダマシ Cantharus (Pollia) fumosus (Dillwyn, 1817)
376 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha エゾバイ 科 Buccinidae シマベッコウバイ Japeuthria cingulata (Reeve, 1847)
377 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha エゾバイ 科 Buccinidae ヒメエゾボラ Neptunea (Barbitonia) arthritica Bernardi, 1857
378 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha エゾバイ 科 Buccinidae ミクリガイ Siphonalia cassidariaeformis (Reeve, 1846)
379 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha エゾバイ 科 Buccinidae エゾバイ 科 の1 種 Buccinidae sp.
380 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha マクラガイ 科 Olividae マクラガイ Oliva mustelina Lamarck, 1811
381 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha フデガイ 科 Mitridae ナガシマヤタテ Mitra (Strigatella) retusa Lamarck, 1811
382 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha フデガイ 科 Mitridae Mitra 属 の1 種 Mitra sp.
383 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha フデガイ 科 Mitridae イモフデガイ Pterygia dactylus (Linnaeus, 1758)
384 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha フデガイ 科 Mitridae フデガイ 科 の1 種 Mitridae sp.
385 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミノムシガイ 科 Costellariidae カノコシボリミノムシ Vexillum (Costellaria) sanguisugum (Linnaeus, 1758)
386 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha ミノムシガイ 科 Costellariidae オオミノムシ Vexillum (Vexillum) balteolatum (Reeve, 1844)
387 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha コロモガイ 科 Cancellariidae オリイレボラ Scalptia (Scalptia) scalariformis (Lamarck, 1822)
388 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イモガイ 科 Conidae ロウソクガイ Conus (Cleobula) quericinus Lightofoot, 1786
389 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イモガイ 科 Conidae アンボンクロザメ Conus (Lithoconus) litteratus Linnaeus, 1758
390 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イモガイ 科 Conidae コモンイモ Conus (Puncticulus) arenatus Hwass, 1792
391 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イモガイ 科 Conidae キヌカツギイモ Conus (Virgiconus) flavidus Lamarck, 1810
392 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha イモガイ 科 Conidae マダライモ Conus (Virroconus) ebraeus Linnaeus, 1758
393 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タケノコガイ 科 Terebridae カニモリタケ Terebra (Abratiella) cerithina Lamarck, 1822
394 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タケノコガイ 科 Terebridae ムシロタケ Terebra (Decorihastula) affinis Gray, 1834
395 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タケノコガイ 科 Terebridae シュマダラギリ Terebra (Decorihastula) nebulosa Sowerby I, 1825
396 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 吸翃 腔 目 Sorbeoconcha タケノコガイ 科 Terebridae ベニタケ Terebra (Subula) dimidiata (Linnaeus, 1758)
397 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha クルマガイ 科 Architectonicidae スダレグルマ Psilaxis oxytropis (A. Adams, 1855)
398 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae カキウラクチキレモドキ Brachystomia bipyramidata (Nomura, 1936)
399 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae ヨコイトカケギリ Cingulina cingulata (Dunker, 1860)
400 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae Syrnola 属 と 思 われる1 種 Syrnola sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
401 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae カゴメイトカケクチキレ Dunkeria candidissima (Dall et Bartsch, 1906)
402 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae シゲヤスイトカケギリ Dunkeria shigeyasui (Yokoyama, 1927)
403 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae オオクチキレ Longchaeus sulcatus (A. Adams in H. et A. Adams, 1853)
404 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae ナガメアラレクチキレ Miralda sp.
405 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae Odostomia 属 の1 種 Odostomia sp.
406 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae エバラクチキレ Orinella ebarana (Yokoyama, 1927)
407 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae クチキレガイ Orinella pulchella (A. Adams in H. et A. Adams, 1853)
408 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae ネコノミミクチキレ Otopleura auriscati (Holten, 1802)
409 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae シイノミクチキレ Otopleura mitralis (A. Adams, 1855)
410 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae ヒガタヨコイトカケギリ Paracingulina sp.
411 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae ミスジヨコイトカケギリ Paracingulina triarata (Pilsbry, 1904)
412 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae ヨコスジギリ Parthenina affectuosa (Yokoyama, 1927)
413 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae Turbonilla 属 の1 種 Turbonilla sp.
414 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 異 旋 目 Heterostropha トウガタガイ 科 Pyramidellidae トウガタガイ 科 の1 種 Pyramidellidae sp.
415 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia オオシイノミガイ 科 Acteonidae ムラクモキジビキガイ Japanacteon nipponensis (Yamakawa, 1911)
416 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia オオシイノミガイ 科 Acteonidae カヤノミガイ Pupa (Pupa) sulcata (Gmelin, 1791)
417 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia オオシイノミガイ 科 Acteonidae コシイノミガイ Pupa (Strigopupa) strigosa (Gould, 1859)
418 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia スイフガイ 科 Cylichnidae ツララガイ Acteocina decorata (Pilsbry, 1904)
419 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia スイフガイ 科 Cylichnidae ゴルドンコメツブ Acteocina gordonis (Yokoyama, 1927)
420 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia スイフガイ 科 Cylichnidae コヤスツララ Acteocina koyasensis (Yokoyama, 1927)
421 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia スイフガイ 科 Cylichnidae スイフガイ 科 の1 種 Cylichnidae sp.
422 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia ヘコミツララガイ 科 Retusidae コメツブガイ Retusa (Decorifer) insignis (Pilsbry, 1904)
423 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia ヘコミツララガイ 科 Retusidae マツシマコメツブ Retusa (Decorifer) matusimana (Nomura, 1940)
424 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia ブドウガイ 科 Haminoeidae ブドウガイ Haloa japonica (Pilsbry, 1895)
425 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia キセワタ 科 Philinidae キセワタ Philine argentata Gould, 1859
426 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia キセワタ 科 Philinidae ウスキセワタ Philine vitrea Gould, 1859
427 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia キセワタ 科 Philinidae キセワタ 科 の1 種 Philinidae sp.
428 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia カノコキセワタ 科 Aglajidae ヤミヨキセワタ Melanochlamys sp.
429 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia カノコキセワタ 科 Aglajidae ヤミヨキセワタと 思 われる1 種 Melanochlamys sp.
430 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia カノコキセワタ 科 Aglajidae カノコキセワタ Philinopsis gigliolii (Tapparone-Canefri, 1874)
431 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia ミドリアマモウミウシ 科 Hermaeidae ミドリアマモウミウシ Placida dendritica (Alder et Hancock, 1843)
432 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アメフラシ 科 Aplysiidae アマクサアメフラシ Aplysia (Aplysia) juliana Quoy et Gaimard, 1832
433 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アメフラシ 科 Aplysiidae クロヘリアメフラシ Aplysia (Pruvotaplysia) parvula Guilding in M_ rch, 1863
434 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アメフラシ 科 Aplysiidae アメフラシ Aplysia (Varria) kurodai (Baba, 1937)
435 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アメフラシ 科 Aplysiidae アメフラシ 科 の1 種 または 複 数 種 Aplysiidae sp. or spp.
436 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アメフラシ 科 Aplysiidae トゲアメフラシ Bursatella leachii Blainville, 1817
437 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アメフラシ 科 Aplysiidae Petalifera 属 の1 種 Petalifera sp.
438 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia フシエラガイ 科 Pleurobranchidae ウミフクロウ Pleurobranchaea japonica Thiele, 1925
439 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia ドーリス 科 Dorididae ヤマトウミウシ Homoiodoris japonica Bergh, 1881
440 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia イロウミウシ 科 Chromodorididae シロウミウシ Chromodoris orientalis Rudman, 1983

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
441 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia タテジマウミウシ 科 Arminidae タテジマウミウシ Armina japonica (Eliot, 1913)
442 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アオミノウミウシ 科 Glaucidae ヤツミノウミウシ Herviella yatsui (Baba, 1930)
443 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia アオミノウミウシ 科 Glaucidae アオミノウミウシ 科 の1 種 Glaucidae sp.
444 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 後 鰓 目 Opisthobranchia - - ウミウシの1 種 Opisthobranchia sp.
445 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata フタマイマイ 科 Amphiboridae ウミマイマイ Salinator takii Kuroda, 1928
446 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata カラマツガイ 科 Siphonariidae ヒラカラマツ Siphonaria (Mestosiphon) atra Quoy et Gaimard, 1832
447 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata カラマツガイ 科 Siphonariidae クロカラマツ Siphonaria (Mestosiphon) subatra Pilsbry, 1904
448 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata カラマツガイ 科 Siphonariidae カラマツガイ Siphonaria (Sacculosiphonaria) japonica (Donovan, 1824)
449 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata カラマツガイ 科 Siphonariidae コウダカカラマツ Siphonaria (Siphonaria) laciniosa (Linnaeus, 1758)
450 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ナラビオカミミガイ Auriculastra duplicata (Pfeiffer, 1854)
451 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ナガオカミミガイ Auriculastra subula (Quoy et Gaimard, 1832)
452 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae カタシイノミミミガイ Cassidula crassiuscula Mousson, 1869
453 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ウラシマミミガイ Cassidula mustelina (Deshayes, 1830)
454 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae シイノミミミガイ Cassidula plecotrematoides (Möllendorff, 1895)
455 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae コハクオカミミガイ Ellobium (Auriculodes) incrassatum (H. et A. Adams, 1854)
456 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae オカミミガイ Ellobium (Ellobium) chinense (Pfeiffer, 1855)
457 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ウスコミミガイ Laemodonta exaratoides Kawabe, 1992
458 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae クリイロコミミガイ Laemodonta siamensis (Morelet, 1875)
459 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ヘソアキコミミガイ Laemodonta typica (H. et A. Adams, 1854)
460 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae デンジハマシイノミガイ Melampus (Detracia) sp.
461 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ハマシイノミガイ Melampus (Melampus) nuxeastaneus Kuroda, 1949
462 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae チビハマシイノミガイ Melampus (Melampus) parvulus Pfeiffer, 1855
463 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae キヌカツギハマシイノミガイ Melampus (Melampus) sincaporensis Pfeiffer, 1855
464 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ツヤハマシイノミガイ Melampus (Pira) flavus (Gmelin, 1791)
465 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ホソハマシイノミガイ Melampus (Pira) taeniolatus Hombron et Jacquinot, 1851
466 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ヌノメハマシイノミガイ Melampus (Signia) granifer (Mousson, 1849)
467 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae キヌメハマシイノミガイ Melampus (Signia) sulculosus Martens, 1865
468 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae オウトウハマシイノミガイ Melampus (Signia) sp.
469 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae ナギサノシタタリ Microtaralia acteocinoides Kuroda et Habe in Habe, 1961
470 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae オキヒラシイノミガイ Pythia cecillei (Philippi, 1847)
471 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae クロヒラシイノミガイ Pythia pachyodon Pilsbry et Hirase, 1908
472 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカミミガイ 科 Ellobiidae マダラヒラシイノミガイ Pythia pantherina (A. Adams, 1851)
473 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae ドロアワモチ Onchidium hongkongense Britton, 1984
474 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae ヤベガワモチ Onchidium sp.
475 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae イソアワモチ Peronia verruculata (Cuvier, 1830)
476 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae キナコアワモチ Peronia sp.
477 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae ゴマセンベイアワモチ Platevindex cf. mortoni Britton, 1984
478 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae センベイアワモチ Platevindex sp.
479 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ドロアワモチ 科 Onchidiidae ドロアワモチ 科 の1 種 Onchidiidae sp.
480 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata モノアラガイ 科 Lymnaeidae ヒメモノアラガイ Lymnaea (Galba) ollula Gould, 1859

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
481 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ヤマボタルガイ 科 Cionellidae ヤマボタルガイ Cionella lubrica (Müller, 1774)
482 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata パツラマイマイ 科 Discidae パツラマイマイ Discus pauper (Gould, 1833)
483 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata ノナメクジ 科 Agriolimacidae Deroceras 属 の1 種 Deroceras sp.
484 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカモノアラガイ 科 Succineidae ナガオカモノアラガイ Oxyloma hirasei (Pilsbry, 1901)
485 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オカモノアラガイ 科 Succineidae オカモノアラガイ Succinea lauta Gould, 1859
486 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オナジマイマイ 科 Bradybaenidae ウスカワマイマイ Acusta despecta sieboldiana (Pfeiffer, 1850)
487 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata オナジマイマイ 科 Bradybaenidae タママイマイ Acusta tourannensis (Souleyet, 1842)
488 軟 体 動 物 門 Mollusca 腹 足 綱 Gastropoda 有 肺 目 Pulmonata - - 有 肺 目 の1 種 Pulmonata sp.
489 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia キヌタレガイ 目 Solemyoida キヌタレガイ 科 Solemyidae キヌタレガイ Petrasma pusilla (Gould, 1861)
490 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae フネガイ Arca avellana Lamarck, 1819
491 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae エガイ Barbatia (Abarbatia) lima (Reeve, 1844)
492 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae トマヤエガイ Barbatia (Savignyarca) cometa (Reeve, 1844)
493 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae カリガネエガイ Barbatia (Savignyarca) virescens (Reeve, 1844)
494 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae ササゲミミエガイ Estellacar oilvacea (Reeve, 1844)
495 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae クイチガイサルボウ Scapharca inaequivalvis (Bruguière, 1789)
496 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae サルボウ Scapharca kagoshimensis (Tokunaga, 1906)
497 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae アカガイ Scpharca broughtonii (Schrenck, 1867)
498 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia フネガイ 目 Arcoida フネガイ 科 Arcidae ハイガイ Tegillarca granosa (Linnaeus, 1758)
499 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ミミエガイ Arcopsis symmetrica (Reeve, 1844)
500 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae スキゲヒバリ Brachidontes setigera (Dunker, 1857)
501 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ヒバリガイモドキ Hormomya mutabilis (Gould, 1861)
502 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae リュウキュウヒバリガイ Modiolus auriculatus (Krauss, 1848)
503 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae サザナミマクラ Modiolus flavidus (Duuker, 1857)
504 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae コケガラス Modiolus metcalfei (Hanley, 1843)
505 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ヒバリガイ Modiolus nipponicus (Oyama, 1950)
506 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ホソスジヒバリ Modiolus philippinarum (Hanley, 1843)
507 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ホトトギス Musculista senhousia (Benson, 1842)
508 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ムラサキイガイ Mytilus galloprovincialis Lamarck, 1819
509 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae クジャクガイ Septifer bilocularis (Linnaeus, 1758)
510 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ヒメイガイ Septifer keenae Nomura, 1936
511 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae ムラサキインコ Septifer virgatus (Wiegmann, 1837)
512 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae クログチ Xenostrobus atratus (Lischke, 1871)
513 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae コウロエンカワヒバリガイ Xenostrobus securis (Lamarck, 1819)
514 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia イガイ 目 Mytiloida イガイ 科 Mytilidae イガイ 科 の1 種 Mytilidae sp.
515 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida ハボウキガイ 科 Pinnidae タイラギ Atrina (Servatrina) pectinata (Linnaeus, 1767)
516 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida マクガイ 科 Isognomonidae ヘリトリアオリ Isognomon acutirostris (Dunker, 1848)
517 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida マクガイ 科 Isognomonidae マクガイ Isognomon ephippium (Linnaeus, 1758)
518 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida マクガイ 科 Isognomonidae シュモクアオリ Isognomon isognomum (Linnaeus, 1758)
519 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida マクガイ 科 Isognomonidae シロアオリ Isognomon legumen (Gmelin, 1791)
520 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida シュモクガイ 科 Malleidae クロシュミセン Malleus (Malleus) mallens (Linnaeus, 1758)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
521 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida シュモクガイ 科 Malleidae ニワトリガキ Malleus (Malvufundus) regula (Forskål, 1775)
522 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida ウグイスガイ 科 Pteriidae ミドリアオリ Pinctada maculata (Gould, 1850)
523 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida ウグイスガイ 科 Pteriidae アコヤガイ Pinctada martensii (Dunker, 1873)
524 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida ハボウキガイ 科 Pinnidae ハボウキガイ Pinna bicolor Gmelin, 1791
525 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウグイスガイ 目 Pterioida ハボウキガイ 科 Pinnidae イワカワハゴロモ Pinna muricata Linnaeus, 1758
526 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ミノガイ 目 Limoida ミノガイ 科 Limidae ユキミノガイ Limaria basilanica (A. Adams et Reeve, 1850)
527 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ミノガイ 目 Limoida ミノガイ 科 Limidae フクレユキミノ Limaria hakodatensis (Tokunaga, 1906)
528 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタヤガイ 科 Pectinidae アズマニシキ Chlamys farreri nipponensis (Kuroda, 1932)
529 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタヤガイ 科 Pectinidae シロスジナデシコ Mimachlamys albolineata (Sowerby, 1842)
530 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida ウミギク 科 Spondylidae ウミギク Spondylus cruentus Lischke, 1856
531 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida ウミギク 科 Spondylidae メンガイ Spondylus squamosus Schreibers, 1793
532 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida ナミマガシワ 科 Anomiidae ナミマガシワ Anomia chinensis Philippi, 1849
533 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae マガキ Crassostrea gigas (Thunberg, 1793)
534 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae マガキと 思 われる1 種 Crassostrea gigas (Thunberg, 1793)
535 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae イワガキ Crassostrea nippona (Seki, 1934)
536 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae ノコギリガキ Dendostrea rosacea (Deshayes, 1836)
537 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae イタボガキ Ostrea denselamellosa Lischke, 1869
538 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae クロヒメガキ Ostrea futamiensis Seki, 1929
539 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae オハグロガキモドキ Saccostrea cucullata (von Born, 1778)
540 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae ニセマガキ Saccostrea echinata (Quoy et Gaimard, 1835)
541 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae ケガキ Saccostrea kegaki Torigoe et Inaba, 1981
542 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae オハグロガキ Saccostrea mordax (Gould, 1850)
543 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia カキ 目 Ostreoida イタボガキ 科 Ostreidae Saccostrea 属 の1 種 Saccostrea sp.
544 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ツキガイ 科 Lucinidae カブラツキガイ Anodontia edentula (Linnaeus, 1758)
545 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Pterioida ツキガイ 科 Lucinidae シワツキガイ Eamesiella corrugata (Deshayes, 1843)
546 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ツキガイ 科 Lucinidae ヒメツキガイ Epicodakia bella (Conrad, 1837)
547 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ツキガイ 科 Lucinidae ウメノハナガイ Pillucina pisidium (Dunker, 1860)
548 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ツキガイ 科 Lucinidae チヂミウメノハナ Wallucina striata (Tokunaga, 1906)
549 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フタバシラガイ 科 Ungulinidae ヒメシオガマ Cycladicama abbreviata (Gould, 1861)
550 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フタバシラガイ 科 Ungulinidae ウソシジミ Felaniella usta (Gould, 1861)
551 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フタバシラガイ 科 Ungulinidae フタバシラガイ 科 の1 種 (1) Ungulinidae sp. 1
552 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フタバシラガイ 科 Ungulinidae フタバシラガイ 科 の1 種 (2) Ungulinidae sp. 2
553 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ケシトリガイ Alveinus ojianus (Yokoyama, 1927)
554 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ヒノマルズキン Anisodevonia ohshimai (Kawahara, 1942)
555 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae Arthritica 属 の1 種 Arthritica sp.
556 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae アリアケケボリガイ Borniopsis ariakensis Habe, 1959
557 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ツルマルケボリガイ Borniopsis tsurumaru Habe, 1959
558 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ヒナノズキン Entovalva semperi Ohshima, 1930
559 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ハナビラガイ Fronsella ohshimai Habe, 1958
560 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae フィリピンハナビラガイ Fronsella philippinensis Habe et Kanazawa, 1981

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
561 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae コハクノツユ Kellia porculus Pilsbry, 1904
562 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae チリハギガイ Lasaea undulata (Goud, 1861)
563 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ウロコガイ Lepirodes takii (Kuroda, 1945)
564 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ユンタクシジミ Litigiella pacifica Lutzen et Kosuge, 2006
565 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae スジホシムシヤドリガイ Nipponomysella subtruncata (Yokoyama, 1922)
566 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae マゴコロガイ Peregrinamor oshimai Shoji, 1938
567 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ニッポンマメアゲマキ Pseudogaleomma japonica (A. Adams, 1864)
568 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ナタマメケボリ Pseudopythina ochetostoma Morton et Scott, 1989
569 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae ツマベニマメアゲマキ Scintilla sp.
570 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae Scintilla 属 の1 種 Scintilla sp.
571 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ウロコガイ 科 Galeommatidae イオウノシタタリ Scintilla timorensis Deshayes, 1856
572 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida トマヤガイ 科 Carditidae クロフトマヤガイ Cardita variegata Bruguière, 1792
573 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida キクザルガイ 科 Chamidae ケイトウガイ Chama dunkeri Lischke, 1870
574 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida キクザルガイ 科 Chamidae カネツケキクザル Chama iostoma Conrad, 1837
575 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida キクザルガイ 科 Chamidae Chama 属 の1 種 Chama sp.
576 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae ヒシガイ Fragum bannoi (Otsuka, 1937)
577 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae オオヒシガイ Fragum fragum (Linnaeus, 1758)
578 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae Fragum 属 の1 種 Fragum sp.
579 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae カワラガイ Fragum unedo (Linnaeus, 1758)
580 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae エマイボタン Fulvia hungerfordi (Sowerby, 1901)
581 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae トリガイ Fulvia mutica (Reeve, 1844)
582 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae マダラチゴトリガイ Laevicardium undatopictum (Pilsbry, 1904)
583 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ザルガイ 科 Cardiidae リュウキュウザルガイ Regozara flavum (Linnaeus, 1758)
584 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae オオトリガイ Lutraria maxima Jonas, 1844
585 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae バカガイ Mactra chinensis Philippi, 1846
586 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae エゾバカガイ Mactra chinensis carneopicta H. A. Pilsbry, 1904
587 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae タママキ Mactra cuneata Gmelin, 1791
588 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae リュウキュウバカガイ Mactra maculata Gmelin, 1791
589 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae リュウキュウアリソガイ Mactra mera Reeve, 1852
590 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae チゴバカガイ Mactra nipponica Kuroda et Habe in Kuroda, Habe et Oyama, 1971
591 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae トウカイタママキ Mactra pulchella Philippi, 1852
592 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae シオフキ Mactra quadrangularis G. P. Deshayes, 1853
593 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae ユキガイ Meropesta nicobarica (Gmelin, 1791)
594 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae ウバガイ Pseudocardium sachalinense (Schrenck, 1862)
595 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida バカガイ 科 Mactridae ミルクイ Tresus keenae (Kuroda et Habe, 1950)
596 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida チドリマスオ 科 Mesodesmatidae イソハマグリ Atactodea striata (Gmelin, 1791)
597 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida チドリマスオ 科 Mesodesmatidae クチバガイ Coecella chinensis Deshayes, 1855
598 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フジノハナガイ 科 Donacidae キュウシュウナミノコ Latona kiusiuensis (Pilsbry, 1901)
599 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フジノハナガイ 科 Donacidae リュウキュウナミノコ Lotona faba (Gmelin, 1791)
600 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ミクニシボリザクラ Loxoglypta compta (Gould, 1850)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
601 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ハスメザクラ Loxoglypta transculpta (Sowerby III, 1915)
602 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae サビシラトリ Macoma contaculata (Deshayes, 1854)
603 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ヒメシラトリ Macoma incongrua (Martens, 1865)
604 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae サギガイ Macoma sectior Oyama, 1950
605 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae サラガイ Megangulus venulosa (Schrenck, 1861)
606 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae トガリユウシオガイ Moerella culter (Hanley, 1844)
607 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae テリザクラ Moerella iridescens (Benson, 1842)
608 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ユウシオガイ Moerella rutila (Dunker, 1860)
609 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae サクラガイ Nitidotellina hokkaidoensis (Habe, 1961)
610 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae Nitidotellina 属 の1 種 Nitidotellina sp.
611 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ダイミョウガイ Pharaonella perna (Spengler, 1798)
612 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ミガキヒメザラ Pinguitellina pinguis (Hanley, 1844)
613 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae イチョウシラトリ Pistris capsoides (Lamarck, 1818)
614 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae オオトゲウネガイ Quadrans gargadia (Linnaeus, 1758)
615 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae リュウキュウシラトリ Quidnipagus palatam (Iredale, 1929)
616 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae リュウキュウザクラ Tellina (Moerella) philippinensis (Hanley, 1844)
617 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ウズザクラ Tellina (Nitidotellina) minuta Lischke, 1872
618 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ヒメニッコウガイ Tellinella staurella (Lamarck, 1818)
619 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ヒノデガイ Tellinella crucigera (Lamarck, 1818)
620 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ニッコウガイ Tellinella virgata (Linnaeus, 1758)
621 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ニッコウガイ 科 Tellinidae ヘラサギガイ Tellinides timorensis Lamarck, 1818
622 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida アサジガイ 科 Semelidae シロバトガイ Abrina lunella (Gould, 1861)
623 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida アサジガイ 科 Semelidae ミジンコチョウシャクシ Leptomya minuta Habe, 1960
624 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida アサジガイ 科 Semelidae サメザラモドキ Semele carnicolor (Hanley, 1845)
625 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida アサジガイ 科 Semelidae シズクガイ Theora fragilis (A. Adams, 1855)
626 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae リュウキュウマスオ Asaphis violascens (Forskal, 1775)
627 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae アシガイ Gari (Gari) maculosa (Lamarck, 1818)
628 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae エゾイソシジミ Nuttalia ezonis Kuroda et Habe, 1955
629 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae イソシジミ Nuttallia japonica (Reeve, 1857)
630 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae ワスレイソシジミ Nuttallia obsaurata (Reeve, 1857)
631 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae マスオガイ Psammotaea elongata (Lamarck, 1818)
632 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae Psammotaea inflata Psammotaea inflata (Bertin, 1880)
633 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae ハザクラ Psammotaea minor (Deshayes, 1855)
634 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae オチバガイ Psammotaea virescens (Deshayes, 1855)
635 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae アシベマスオ Soletellina (Soletellina) petalina (Deshayes, 1855)
636 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シオサザナミ 科 Psammobiidae ムラサキガイ Soletellina diphos (Linnaeus, 1771)
637 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida キヌタアゲマキ 科 Solecurtidae ズングリアゲマキ Azorinus abbreviatus (Gould, 1861)
638 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida キヌタアゲマキ 科 Solecurtidae オオズングリアゲマキ Azorinus scheepmakeri (Dunker, 1852)
639 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida キヌタアゲマキ 科 Solecurtidae キヌタアゲマキ Solecurtus divaricatus (Lischke, 1869)
640 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae チゴマテガイ Solen dunkerianus Clessin, 1883

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
641 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae アカマテ Solen gordonis Yokoyama, 1920
642 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae エゾマテガイ Solen krusensternii Schrenck, 1867
643 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae バラフマテ Solen roseomaculatus Pilsbry, 1901
644 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae マテガイ Solen strictus Gould, 1861
645 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae Solen 属 の1 種 Solen sp.
646 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マテガイ 科 Solenidae マテガイ 科 の1 種 Solenidae sp.
647 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ユキノアシタ 科 Cultelidae オオミゾガイ Siliqua alta (Broderip et Sowerby, 1829)
648 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フナガタガイ 科 Trapeziidae ウネナシトマヤガイ Trapezium liratum (Reeve, 1843)
649 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida フナガタガイ 科 Trapeziidae タガソデモドキ Trapezium sublaevigatum (Lamarck, 1819)
650 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シジミ 科 Corbiculidae タイワンシジミ Corbicula fluminea Müller, 1774
651 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シジミ 科 Corbiculidae ヤマトシジミ Corbicula japonica Prime, 1864
652 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シジミ 科 Corbiculidae マシジミ Corbicula leana Prime, 1864
653 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シジミ 科 Corbiculidae ウスシジミ Corbicula papyracea Spix, 1827
654 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シジミ 科 Corbiculidae Corbicula 属 の1 種 Corbicula sp.
655 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida シジミ 科 Corbiculidae シレナシジミ Geloina coaxans (Gmelin, 1791)
656 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Pterioida シジミ 科 Corbiculidae ヤエヤマヒルギシジミ Gelonia erosa (Lightfoot, 1786)
657 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae シオヤガイ Anomalocardia squamosa (Linnaeus, 1758)
658 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae オイノカガミ Bonartemis histrio histrio (Gmelin, 1971)
659 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae マツヤマワスレ Callista chinensis (Holten, 1803)
660 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae シラオガイ Circe (Circe) scripta (Linnaeus, 1758)
661 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae オキシジミ Cyclina sinensis (Gmelin, 1791)
662 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ケマンガイ Gafrarium divaricatum (Gmelin, 1791)
663 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ホソスジイナミ Gafrarium pectinatum (Linnaeus, 1758)
664 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae アラスジケマン Gafrarium tumidum (Röding, 1798)
665 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae カノコアサリ Glycydonta marica (Linnaeus, 1758)
666 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ヤエヤマスダレ Katelysia hiantina (Lamarck, 1818)
667 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae スダレハマグリ Katelysia japonica (Gmelin, 1791)
668 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ホンビノスガイ Mercenaria mercenaria (Linnaeus, 1758)
669 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ビノスガイ Mercenaria stimpsoni (Gould, 1861)
670 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ハマグリ Meretrix lusoria (Röding, 1798)
671 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae シナハマグリ Meretrix pethechialis (Lamarck, 1818)
672 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae トゥドゥマリハマグリ Meretrix sp.
673 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae イヨスダレ Paphia undulata (Born, 1778)
674 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae アケガイ Paphia vernicosa (Gould, 1861)
675 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ツキカガミ Phacosoma aspera (Reeve, 1850)
676 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae カガミガイ Phacosoma japonicum (Reeve, 1850)
677 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae イオウハマグリ Pitar (Pitarina) sulfreum Pilsbry, 1904
678 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae オニアサリ Protothaca jedoensis (Lischke, 1874)
679 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae アサリ Ruditapes philippinarum (Adams et Reeve, 1850)
680 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ヒメアサリ Ruditapes variegatus (Sowerby, 1852)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
681 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ヒメリュウキュウアサリ Tapes belcheri Sowerby, 1853
682 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida マルスダレガイ 科 Veneridae ヒメカノコアサリ Timoclea (Chioneryx) micra (Pilsbry, 1904)
683 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida イワホリガイ 科 Petricolidae セミアサリ Claudiconcha japonica (Dunker, 1882)
684 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia マルスダレガイ 目 Veneroida ハナグモリ 科 Glauconomidae ハナグモリ Glauconome chinensis Gray, 1828
685 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida オオノガイ 科 Myidae オオノガイ Mya (Arenomya) arenaria oonogai Makiyama, 1935
686 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida オオノガイ 科 Myidae キタノオオノガイ Mya (Arenomya) japonica Jay, 1857
687 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida オオノガイ 科 Myidae クシケマスオ Venatomya truncata (Gould, 1861)
688 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida クチベニガイ 科 Corbulidae ヒラタヌマコダキガイ Potamocorbula laevis Hinds, 1843
689 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida キヌマトイガイ 科 Hiatellidae ナミガイ Panopea japonica A. Adams, 1850
690 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida ニオガイ 科 Pholadidae ニオガイ Barnea(Anchomasa) manilensis (Philippi, 1847)
691 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida フナクイムシ 科 Teredinidae ヤツフナクイムシ Lyrodes pedicellatus (Quatrefagus, 1845)
692 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida フナクイムシ 科 Teredinidae Nausitora duniopei Nausitora duniopei Wright, 1864
693 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida フナクイムシ 科 Teredinidae フナクイムシ Teredo navalis Linnaeus, 1758
694 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida フナクイムシ 科 Teredinidae フナクイムシ 科 の1 種 Teredinidae sp.
695 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia オオノガイ 目 Myoida ツクエガイ 科 Gastrochaenidae コヅツガイ Eufistulana grandis (Deshayes, 1855)
696 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウミタケガイモドキ 目 Pholadomyoida オキナガイ 科 Laternulidae ソトオリガイ Laternula (Exolaternula) marilina (Reeve, 1863)
697 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウミタケガイモドキ 目 Pholadomyoida オキナガイ 科 Laternulidae コオキナガイ Laternula boschasina (Reeve, 1863)
698 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウミタケガイモドキ 目 Pholadomyoida オキナガイ 科 Laternulidae ヒロクチソトオリガイ Laternula truncata (Lamarck, 1818)
699 軟 体 動 物 門 Mollusca 二 枚 貝 綱 Bivalvia ウミタケガイモドキ 目 Pholadomyoida スエモノガイ 科 Thraciidae シナヤカスエモノガイ Thracia (Eximiothracia) concinna Gould, 1861
700 軟 体 動 物 門 Mollusca 頭 足 綱 Cephalopoda コウイカ 目 Sepioidea ダンゴイカ 科 Sepiolidae ミミイカ Euprymna morsei (Verrill, 1881)
701 軟 体 動 物 門 Mollusca 頭 足 綱 Cephalopoda - - - - イカ 類参 の1 種 ( 卵 塊 ) Cephalopoda sp.
702 軟 体 動 物 門 Mollusca 頭 足 綱 Cephalopoda 八 腕吓 形聥 目 Octopoda マダコ 科 Octopodidae マダコ Octopus vulgaris Cuvier, 1797
703 軟 体 動 物 門 Mollusca 頭 足 綱 Cephalopoda 八 腕吓 形聥 目 Octopoda マダコ 科 Octopodidae アナダコ Octopus oliveri (Berry, 1914)
704 軟 体 動 物 門 Mollusca 頭 足 綱 Cephalopoda 八 腕吓 形聥 目 Octopoda マダコ 科 Octopodidae テナガダコ Octopus minor (Sasaki, 1920)
705 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae Anaitides 属 の1 種 Anaitides sp.
706 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae ホソミサシバ Eteone cf. longa (Fabricius, 1780)
707 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae マダラサシバ Eumida sanguinea (Oersted, 1843)
708 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae マダラサシバと 思 われる1 種 Eumida sanguinea (Oersted, 1843)
709 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae Eumida 属 の1 種 Eumida sp.
710 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae Nereiphylla castanea と 思 われる1 種 Nereiphylla castanea (Marenzeller, 1879)
711 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae ウロコサシバ Notophyllum japonicum Marenzeller, 1879
712 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae Phyllodoce papillosa Phyllodoce papillosa Ehlers, 1887
713 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae Phyllodoce 属 の1 種 Phyllodoce sp.
714 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida サシバゴカイ 科 Phyllodocidae サシバゴカイ 科 の1 種 Phyllodocidae sp.
715 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera brevicirris Glycera brevicirris Grube, 1870
716 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera sagittariae と 思 われる1 種 Glycera cf. sagittariae McIntosh, 1885
717 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera macintoshi Glycera macintoshi Grube, 1877
718 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae チロリ Glycera nicobarica Grube, 1868
719 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera onomichiensis Glycera onomichiensis Izuka, 1912
720 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera oxycephala Glycera oxycephala Ehlers, 1887

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
721 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera pacifica Glycera pacifica (Kinberg, 1865)
722 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera pacifica と 思 われる1 種 Glycera pacifica (Kinberg, 1865)
723 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera tridactyla Glycera tridactyla Schmarda, 1861
724 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera alba Glycera alba (Müller, 1788)
725 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera 属 の1 種 Glycera sp.
726 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera 属 の1 種 (1) Glycera sp. 1
727 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae Glycera 属 の1 種 (2) Glycera sp. 2
728 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae ヒナサキチロリ Hemipodia yenourensis (Izuka, 1912)
729 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida チロリ 科 Glyceridae チロリ 科 の1 種 Glyceridae sp.
730 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ニカイチロリ 科 Goniadidae Glycinde 属 の1 種 Glycinde sp.
731 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ニカイチロリ 科 Goniadidae Glycinde 属 と 思 われる1 種 Glycinde sp.
732 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ニカイチロリ 科 Goniadidae ヤマトキョウスチロリ Goniada japonica Izuka, 1912
733 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ニカイチロリ 科 Goniadidae ヤマトキョウスチロリと 思 われる1 種 Goniada japonica Izuka, 1912
734 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ニカイチロリ 科 Goniadidae Goniada 属 の1 種 Goniada sp.
735 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ニカイチロリ 科 Goniadidae ニカイチロリ 科 の1 種 Goniadidae sp.
736 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida オトヒメゴカイ 科 Hesionidae Ophiodromus 属 の1 種 Ophiodromus sp.
737 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida オトヒメゴカイ 科 Hesionidae Gyptis 属 の1 種 Gyptis sp.
738 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida オトヒメゴカイ 科 Hesionidae Gyptis 属 と 思 われる1 種 Gyptis sp.
739 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida オトヒメゴカイ 科 Hesionidae オトヒメゴカイ 科 の1 種 Hesionidae sp.
740 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida カギゴカイ 科 Pilargidae Cabira 属 の1 種 Cabira sp.
741 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida カギゴカイ 科 Pilargidae クシカギゴカイ Sigambra phuketensis Licher et Westheide, 1997
742 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida カギゴカイ 科 Pilargidae Sigambra 属 の1 種 Sigambra sp.
743 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シリス 科 Syllidae ケナガシリス Langerhansia cornuta (Rathke, 1843)
744 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シリス 科 Syllidae Opisthosyllis 属 の1 種 Opisthosyllis sp.
745 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シリス 科 Syllidae ヒトゲシリス Syllis amica Quatrefages, 1865
746 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シリス 科 Syllidae カスリシリス Typosyllis aciculata orientalis Imajima et Hartman, 1964
747 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シリス 科 Syllidae ミドリシリス Typosyllis nipponica Imajima, 1966
748 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シリス 科 Syllidae Typosyllis 属 の1 種 Typosyllis sp.
749 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae コケゴカイ Ceratonereis erythraeensis Fauvel, 1918
750 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae コケゴカイ 近耧 似 種 Ceratonereis aff. erythraeensis Fauvel, 1918
751 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae キレコミゴカイ Ceratonereis japonica Imajima, 1972
752 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Ceratonereis 属 の1 種 Ceratonereis sp.
753 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae アリアケカワゴカイ Hediste japonica (Izuka, 1908)
754 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae ヤマトカワゴカイもしくはヒメヤマトカワゴカイ Hediste spp. (Hediste atoka or H. diadroma )
755 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Leonnates persicus と 思 われる1 種 Leonnates cf. persicus Wesenberg-Lund, 1948
756 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae オイワケゴカイ Lycaptosis augeneri Okuda, 1937
757 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Namalycastis 属 の1 種 Namalycastis sp.
758 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Neanthes glandicincta と 思 われる1 種 Neanthes cf. glandicincta (Southern, 1921)
759 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae アシナガゴカイ Neanthes succinea (Frey et Leuckart, 1847)
760 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae ジャムシ Neanthes virens (Sars, 1835)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
761 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae オウギゴカイ Nectoneanthes latipoda Paik, 1973
762 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae ウチワゴカイ Nectoneanthes oxypoda (Marenzeller, 1879)
763 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae フツウゴカイ Nereis pelagica Linnaeus, 1758
764 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Nereis 属 の1 種 Nereis sp.
765 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae エゾゴカイ Nereis vexillosa Grube, 1851
766 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae ニシキゴカイ Nereis zonata Malmgren, 1867
767 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Perinereis weihouensis と 思 われる1 種 Perinereis cf. weihouensis Wu, Sun et Yang, 1985
768 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae クマドリゴカイ Perinereis cultrifera (Grube, 1840)
769 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae スナイソゴカイ Perinereis nuntia brevicirris (Grube, 1857)
770 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae イシイソゴカイ Perinereis nuntia vallata (Grube, 1857)
771 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Perinereis nuntia の1 亜 種 Perinereis nuntia subsp. Indet.
772 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae ツルヒゲゴカイ Platynereis bicanaliculata (Baird, 1863)
773 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae イトメ Tylorrhynchus heterochaetus (Quatrefages, 1865)
774 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae Tylorrhynchus 属 の1 種 Tylorrhynchus sp.
775 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ゴカイ 科 Nereididae ゴカイ 科 の1 種 Nereididae sp.
776 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シロガネゴカイ 科 Nephtyidae Aglaophamus 属 の1 種 Aglaophamus sp.
777 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シロガネゴカイ 科 Nephtyidae ハヤテシロガネゴカイ Nephtys caeca (Fabricius, 1780)
778 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シロガネゴカイ 科 Nephtyidae フトエラシロガネゴカイ Nephtys discors Ehlers, 1868
779 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シロガネゴカイ 科 Nephtyidae ミナミシロガネゴカイ Nephtys polybranchia Southern, 1921
780 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シロガネゴカイ 科 Nephtyidae Nephtys 属 の1 種 Nephtys sp.
781 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida シロガネゴカイ 科 Nephtyidae シロガネゴカイ 科 の1 種 Nephtyidae sp.
782 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae トゲイカリナマコウロコムシ Arctonoella sp.
783 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae Arctonoella 属 の1 種 Arctonoella sp.
784 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae キセイウロコムシ 亜 科 の1 種 Arctonoinae sp.
785 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ゴマフウロコムシ Harmothoe dyctyophora (Grube, 1878)
786 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae マダラウロコムシ Harmothoe imbricata (Linnaeus, 1767)
787 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae Harmothoe 属 の1 種 Harmothoe sp.
788 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae マダラウロコムシ 亜 科 の1 種 Harmothoinae sp.
789 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae アナジャコウロコムシ Hesperonoe hwanghaiensis Uschakov et Wu, 1959
790 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ナガウロコムシ Lepidasthenia izukai Imajima et Hartman, 1964
791 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ナガウロコムシと 思 われる1 種 Lepidasthenia izukai Imajima et Hartman, 1964
792 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae Lepidasthenia 属 の1 種 Lepidasthenia sp.
793 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ハモチウロコムシ Lepidonotus dentatus Okuda, 1954
794 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ヤチウロコムシ Lepidonotus elongatus Marenzeller, 1902
795 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ヤチウロコムシと 思 われる1 種 Lepidonotus elongatus Marenzeller, 1902
796 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae フサウスウロコムシ Lepidonotus tenuisetosus (Gravier, 1902)
797 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae フサツキウロコムシ 亜 科 の1 種 Lepidonotinae sp.
798 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ウロコムシ 科 の1 種 Polynoidae sp.
799 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ウロコムシ 科 の1 種 (A) Polynoidae sp. A
800 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ウロコムシ 科 Polynoidae ウロコムシ 科 の1 種 (B) Polynoidae sp. B

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
801 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ノラリウロコムシ 科 Sigalionidae Euthalenessa 属 の1 種 Euthalenessa sp.
802 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ノラリウロコムシ 科 Sigalionidae Psammolice 属 の1 種 Psammolice sp.
803 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ノラリウロコムシ 科 Sigalionidae Sigalion 属 の1 種 Sigalion sp.
804 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ノラリウロコムシ 科 Sigalionidae Sthenelais 属 の1 種 Sthenelais sp.
805 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida ノラリウロコムシ 科 Sigalionidae ノラリウロコムシ 科 の1 種 Sigalionidae sp.
806 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida タンザクゴカイ 科 Chrysopetalidae Bhawania 属 の1 種 Bhawania sp.
807 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta サシバゴカイ 目 Phyllodocida タンザクゴカイ 科 Chrysopetalidae タンザクゴカイ 科 の1 種 Chrysopetalidae sp.
808 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ウミケムシ 目 Amphinomida ウミケムシ 科 Amphinomidae ハナオレウミケムシ Eurythoe complanata (Pallas, 1766)
809 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ウミケムシ 目 Amphinomida ウミケムシ 科 Amphinomidae Linopherus 属 の1 種 Linopherus sp.
810 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ウミケムシ 目 Amphinomida ウミケムシ 科 Amphinomidae Pareurythoe 属 の1 種 Pareurythoe sp.
811 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ウミケムシ 目 Amphinomida ウミケムシ 科 Amphinomidae ウミケムシ Cbloeia flava pulchell Baird, 1868
812 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ウミケムシ 目 Amphinomida ウミケムシ 科 Amphinomidae Eurythoe 属 の1 種 Eurythoe sp.
813 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ウミケムシ 目 Amphinomida ウミケムシ 科 Amphinomidae ウミケムシ 科 の1 種 Amphinomidae sp.
814 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae スゴカイイソメ Diopatra sugokai Izuka, 1907
815 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae Diopatra 属 の1 種 Diopatra sp.
816 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae エノシマイソメ Kinbergonuphis enoshimaensis Imajima, 1986
817 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae Kinbergonuphis 属 の1 種 Kinbergonuphis sp.
818 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae アマクサイソメ Onuphis amakusaensis Maekawa et Hayashi, 1999
819 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae シジキイソメ Onuphis shijikiensis Maekawa et Hayashi, 1999
820 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae キタイソメ Onuphis shirikishinaiensis (Imajima, 1960)
821 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ナナテイソメ 科 Onuphidae ナナテイソメ 科 の1 種 Onuphidae sp.
822 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida イソメ 科 Eunicidae イワムシ Marphysa sanguinea (Montagu, 1815)
823 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida イソメ 科 Eunicidae Marphysa 属 の1 種 Marphysa sp.
824 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida イソメ 科 Eunicidae Marphysa 属 と 思 われる1 種 または 複 数 種 Marphysa sp. or spp.
825 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida イソメ 科 Eunicidae Nematonereis 属 の1 種 Nematonereis sp.
826 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida イソメ 科 Eunicidae イソメ 科 の1 種 Eunicidae sp.
827 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae フツウギボシイソメ Lumbrineris latreilli (Audoiuin et Milne-Edwards, 1834)
828 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae Lumbrineris 属 の1 種 Lumbrineris sp.
829 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae ナガギボシイソメ Scoletoma heteropoda (Marenzeller, 1879)
830 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae カタマガリギボシイソメ Scoletoma longifolia (Imajima et Higuchi, 1975)
831 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae カタマガリギボシイソメと 思 われる1 種 Scoletoma longifolia (Imajima et Higuchi, 1975)
832 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae コアシギボシイソメ Scoletoma nipponica (Imajima et Higuchi, 1975)
833 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae Scoletoma 属 の1 種 Scoletoma sp.
834 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ギボシイソメ 科 Lumbrineridae ギボシイソメ 科 の1 種 Lumbrineridae sp.
835 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida オエノニ 科 Oenonidae セグロイソメ Arabella iricolor (Montagu, 1804)
836 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida オエノニ 科 Oenonidae セグロイソメと 思 われる1 種 Arabella iricolor (Montagu, 1804)
837 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida オエノニ 科 Oenonidae Arabella 属 と 思 われる1 種 Arabella sp.
838 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida オエノニ 科 Oenonidae Drilonereis 属 と 思 われる1 種 Drilonereis sp.
839 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida オエノニ 科 Oenonidae オエノニ 科 の1 種 Oenonidae sp.
840 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida ビクイソメ 科 Lysaretidae アカムシ Halla okudai Imajima, 1967

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
841 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イソメ 目 Eunicida コイソメ 科 Dorvilleidae コイソメ 科 の1 種 Dorvilleidae sp.
842 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ホコサキゴカイ 目 Orbinidia ホコサキゴカイ 科 Orbiniidae ナガホコムシ Haploscoloplos elongatus (Johnson, 1901)
843 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ホコサキゴカイ 目 Orbinidia ホコサキゴカイ 科 Orbiniidae Haploscoloplos 属 と 思 われる1 種 Haploscoloplos sp.
844 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ホコサキゴカイ 目 Orbinidia ホコサキゴカイ 科 Orbiniidae Naineris 属 の1 種 Naineris sp.
845 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ホコサキゴカイ 目 Orbinidia ホコサキゴカイ 科 Orbiniidae Protoariciella 属 と 思 われる1 種 Protoariciella sp.
846 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ホコサキゴカイ 目 Orbinidia ホコサキゴカイ 科 Orbiniidae Leodamas 亜 属 の1 種 Scoloplos (Leodamas) sp.
847 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ホコサキゴカイ 目 Orbinidia ホコサキゴカイ 科 Orbiniidae ホコサキゴカイ 科 の1 種 Orbiniidae sp.
848 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae ケンサキスピオ Aonides oxycephala (Sars, 1862)
849 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Aonides 属 の1 種 Aonides sp.
850 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Dispio 属 の1 種 Dispio sp.
851 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Dispio 属 と 思 われる1 種 Dispio sp.
852 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae ツノスピオ Malacoceros indicus (Fauvel, 1928)
853 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Malacoceros 属 の1 種 Malacoceros sp.
854 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Paraprionospio 属 の1 種 Paraprionospio sp.
855 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae ヨツバネスピオ A 型聣 Paraprionospio sp. form A
856 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Paraprionospio 属 と 思 われる1 種 Paraprionospio sp.
857 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Polydora 属 の1 種 Polydora sp.
858 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Polydora 属 と 思 われる1 種 Polydora sp.
859 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae ヤマトスピオ Prionospio (Minuspio ) japonica Okuda, 1935
860 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae マガタマスピオ Prionospio (Minuspio ) multibranchiata Berkeley, 1927
861 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae イトエラスピオ Prionospio (Minuspio) pulchra Imajima, 1990
862 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae ドロオニスピオ Pseudopolydora sp.
863 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Pseudopolydora 属 の1 種 Pseudopolydora sp.
864 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Pseudopolydora 属 と 思 われる1 種 Pseudopolydora sp.
865 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Rhynchospio 属 の1 種 Rhynchospio sp.
866 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Scolelepis 亜 属 の1 種 Scolelepis (Scolelepis) sp.
867 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Scolelepis 属 の1 種 Scolelepis sp.
868 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae Spio 属 の1 種 Spio sp.
869 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae スピオ 科 の1 種 Spionidae sp.
870 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae スピオ 科 の1 種 または 複 数 種 Spionidae sp. or spp.
871 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida スピオ 科 Spionidae スピオ 科 の 複 数 種 Spionidae spp.
872 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida トックリゴカイ 科 Poecilochaetidae カザリトックリゴカイ Poecilochaetus elongatus Imajima, 1989
873 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta スピオ 目 Spionida トックリゴカイ 科 Poecilochaetidae ノボリトックリゴカイ Poecilochaetus trilobatus Imajima, 1989
874 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae ツバサゴカイ Chaetopterus cautus Marenzeller, 1879
875 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae Chaetopterus 属 の1 種 Chaetopterus sp.
876 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae Dasybranchus 属 と 思 われる1 種 Dasybranchus sp.
877 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae ムギワラムシ Mesochaetopterus japonicus Fujiwara, 1934
878 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae ムギワラムシと 思 われる1 種 Mesochaetopterus japonicus Fujiwara, 1934
879 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae スナタバムシと 思 われる1 種 Mesochaetopterus minutus Potts, 1914
880 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae Phyllochaetopterus 属 の1 種 Phyllochaetopterus sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
881 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae Spiochaetopterus okinawaensis と 思 われる1 種 Spiochaetopterus cf. okinawaensis Nishi et Bhaud, 2000
882 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae アシビキツバサゴカイ Spiochaetopterus okudai Gitay, 1969
883 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae Spiochaetopterus 属 の1 種 Spiochaetopterus sp.
884 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae ツバサゴカイ 科 の1 種 Chaetopteridae sp.
885 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ツバサゴカイ 目 Chaetopterida ツバサゴカイ 科 Chaetopteridae ツバサゴカイ 科 の1 種 または 複 数 種 Chaetopteridae sp. or spp.
886 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta モロテゴカイ 目 Magelonida モロテゴカイ 科 Magelonidae モロテゴカイ Magelona japonica Okuda, 1937
887 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta モロテゴカイ 目 Magelonida モロテゴカイ 科 Magelonidae Magelona 属 の1 種 Magelona sp.
888 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ミズヒキゴカイ 目 Cirratulida ミズヒキゴカイ 科 Cirratulidae ミズヒキゴカイ Cirriformia tentaculata (Montagu, 1808)
889 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ミズヒキゴカイ 目 Cirratulida ミズヒキゴカイ 科 Cirratulidae Cirratulus 属 の1 種 Cirratulus sp.
890 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ミズヒキゴカイ 目 Cirratulida ミズヒキゴカイ 科 Cirratulidae Tharyx 属 の1 種 Tharyx sp.
891 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ミズヒキゴカイ 目 Cirratulida ミズヒキゴカイ 科 Cirratulidae ミズヒキゴカイ 科 の1 種 Cirratulidae sp.
892 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ミズヒキゴカイ 目 Cirratulida ヒメエラゴカイ 科 Paraonidae ハルトマンヒメエラゴカイ Aricidea (Aedicira) pacifica Hartman, 1944
893 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ミズヒキゴカイ 目 Cirratulida ヒメエラゴカイ 科 Paraonidae ヒメエラゴカイ 科 と 思 われる1 種 Paraonidae sp.
894 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta クシイトゴカイ 目 Ctenodrilida クシイトゴカイ 科 Ctenodrilidae クシイトゴカイ 科 の1 種 Ctenodrilidae sp.
895 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta オフェリアゴカイ 目 Ophelida オフェリアゴカイ 科 Opheliidae ツツオオフェリア Armandia lanceolata Willey, 1905
896 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta オフェリアゴカイ 目 Ophelida オフェリアゴカイ 科 Opheliidae Armandia 属 の1 種 Armandia sp.
897 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta オフェリアゴカイ 目 Ophelida オフェリアゴカイ 科 Opheliidae Euzonus 属 の1 種 Euzonus sp.
898 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta オフェリアゴカイ 目 Ophelida オフェリアゴカイ 科 Opheliidae ニッポンオフェリア Travisia japonica Fujiwara, 1933
899 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta オフェリアゴカイ 目 Ophelida オフェリアゴカイ 科 Opheliidae オフェリアゴカイ 科 の1 種 Opheliidae sp.
900 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta オフェリアゴカイ 目 Ophelida トノサマゴカイ 科 Scaligregmidae トノサマゴカイ Scalibregma inflatum Rathke, 1843
901 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ダルマゴカイ 目 Sternaspida ダルマゴカイ 科 Sternaspidae ダルマゴカイ Sternaspis scutata (Ranzani, 1807)
902 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Amphitrite 属 の1 種 Amphitrite sp.
903 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Branchiocapitella 属 の1 種 Branchiocapitella sp.
904 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Capitella 属 の1 種 Capitella sp.
905 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae チリメンイトゴカイ Dasybranchus caducus (Grube, 1846)
906 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Dasybranchus 属 の1 種 Dasybranchus sp.
907 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Decamastus 属 と 思 われる1 種 Decamastus sp.
908 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae ホソイトゴカイ Heteromastus sp.
909 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Heteromastus 属 の1 種 Heteromastus sp.
910 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Heteromastus 属 と 思 われる1 種 Heteromastus sp.
911 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Parheteromastus 属 の1 種 Parheteromastus sp.
912 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Notodasus 属 と 思 われる1 種 Notodasus sp.
913 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Notodasus 属 と 思 われる1 種 ( 大 型聣 種 ) Notodasus sp. (large)
914 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae シダレイトゴカイ Notomastus latericeus Sars, 1851
915 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Notomastus 属 の1 種 Notomastus sp.
916 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Notomastus 属 の1 種 (A) Notomastus sp. A
917 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Notomastus 属 の1 種 (B) Notomastus sp. B
918 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae Notomastus 属 と 思 われる1 種 Notomastus sp.
919 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae アリアケイトゴカイ Parheteromastus cf. tenuis Monro, 1937
920 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae イトゴカイ 科 の1 種 Capitellidae sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
921 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae イトゴカイ 科 の1 種 ( 大 型聣 種 ) Capitellidae sp. (large)
922 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae イトゴカイ 科 の1 種 ( 中 型聣 種 ) Capitellidae sp. (medium)
923 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida イトゴカイ 科 Capitellidae イトゴカイ 科 の1 種 または 複 数 種 Capitellidae sp. or spp.
924 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タケフシゴカイ 科 Maldanidae ハカマタテタケフシゴカイ Clymenura (Cephalata) longicaudata Imajima et Shiraki, 1982
925 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タケフシゴカイ 科 Maldanidae Clymenura 属 の1 種 Clymenura sp.
926 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タケフシゴカイ 科 Maldanidae Euclymeninae 亜 科 の1 種 Euclymeninae sp.
927 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タケフシゴカイ 科 Maldanidae タケフシゴカイ 科 の1 種 Maldanidae sp.
928 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タマシキゴカイ 科 Arenicolidae イソタマシキゴカイ Abarenicola pacifica Healy et Wells, 1959
929 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タマシキゴカイ 科 Arenicolidae タマシキゴカイ Arenicola basiliensis Nonato, 1958
930 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タマシキゴカイ 科 Arenicolidae タマシキゴカイと 思 われる1 種 Arenicola basiliensis Nonato, 1958
931 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タマシキゴカイ 科 Arenicolidae タマシキゴカイ 科 の1 種 Arenicolidae sp.
932 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta イトゴカイ 目 Capitellida タマシキゴカイ 科 Arenicolidae タマシキゴカイ 科 の 複 数 種 Arenicolidae spp.
933 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta チマキゴカイ 目 Oweniida チマキゴカイ 科 Oweniidae チマキゴカイ Owenia sp.
934 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida ウミイサゴムシ 科 Pectinariidae ウミイサゴムシ Lagis bocki (Hessle, 1917)
935 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida ウミイサゴムシ 科 Pectinariidae Lagis 属 の1 種 (ウミイサゴムシ) Lagis sp.
936 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida ウミイサゴムシ 科 Pectinariidae Pectinaria aegyptia と 思 われる 種 Pectinaria cf. aegyptia (Savigny, 1818)
937 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida ウミイサゴムシ 科 Pectinariidae ウミイサゴムシ 科 の1 種 (A) Pectinariidae sp. A
938 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida ウミイサゴムシ 科 Pectinariidae ウミイサゴムシ 科 の1 種 (B) Pectinariidae sp. B
939 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida カザリゴカイ 科 Ampharetidae Amphicteis 属 の1 種 Amphicteis sp.
940 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida カザリゴカイ 科 Ampharetidae カザリゴカイ 科 の1 種 Ampharetidae sp.
941 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae カンテンフサゴカイ Amaeana sp.
942 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Lysilla 属 の1 種 Lysilla sp.
943 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Lysilla 属 と 思 われる1 種 Lysilla sp.
944 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Loimia 属 の1 種 Loimia sp.
945 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Loimia 属 の1 種 (A) Loimia sp. A
946 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Loimia 属 の1 種 (B) Loimia sp. B
947 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Loimia 属 の1 種 (B) と 思 われる 種 Loimia sp. B
948 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Loimia 属 と 思 われる1 種 Loimia sp.
949 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Neoamphitrite 属 の1 種 Neoamphitrite sp.
950 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Polycirrus 属 の1 種 Polycirrus sp.
951 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Streblosoma 属 の1 種 Streblosoma sp.
952 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Streblosoma 属 と 思 われる1 種 Streblosoma sp.
953 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Terebella 属 の1 種 Terebella sp.
954 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae ヒャクメニッポンフサゴカイ Thelepus japonicus Marenzeller, 1884
955 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae ニッポンフサゴカイ Thelepus cf. setosus (Quatrefages, 1865)
956 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae ニッポンフサゴカイと 思 われる 種 Thelepus cf. setosus (Quatrefages, 1865)
957 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae Thelepus 属 の1 種 Thelepus sp.
958 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida フサゴカイ 科 Terebellidae フサゴカイ 科 の1 種 Terebellidae sp.
959 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta フサゴカイ 目 Terebellida - - フサゴカイ 目 の1 種 Terebellida sp.
960 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Chone 属 の1 種 Chone sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
961 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Fabricinae 亜 科 の1 種 Fabricinae sp.
962 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Laonome 属 の1 種 Laonome sp.
963 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Potamilla 属 の1 種 Potamilla sp.
964 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae ミナミエラコ Pseudopotamilla myriops (Marenzeller, 1884)
965 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Pseudopotamilla 属 の1 種 Pseudopotamilla sp.
966 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Sabella 属 と 思 われる1 種 Sabella sp.
967 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Sabella 属 と 思 われる1 種 ( 大 型聣 種 ) Sabella sp. (large)
968 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae ケヤリムシ Sabellastarte japonica (Marenzeller, 1885)
969 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae Sabellinae 亜 科 の1 種 Sabellinae sp.
970 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae ケヤリムシ 科 の1 種 Sabellidae sp.
971 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ケヤリムシ 科 Sabellidae ケヤリムシ 科 の1 種 ( 小 型聣 種 ) Sabellidae sp. (small)
972 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida カンザシゴカイ 科 Serpulidae カニヤドリカンザシ Ficopomatus enigmaticus (Fauvel, 1923)
973 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida カンザシゴカイ 科 Serpulidae エゾカサネカンザシ Hydroides ezoensis Okuda, 1934
974 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida カンザシゴカイ 科 Serpulidae ヤッコカンザシ Pomatoleios kraussi (Baird, 1865)
975 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida カンザシゴカイ 科 Serpulidae カンザシゴカイ 科 の1 種 Serpulidae sp.
976 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta ケヤリムシ 目 Sabellida ウズマキゴカイ 科 Spirorbidae ウズマキゴカイ 科 の1 種 Spirorbidae sp.
977 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta - - - - 多 毛 綱 の1 種 Polychaeta sp.
978 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta - - - - 多 毛 綱 の1 種 ( 幼 体 ) Polychaeta sp. (jovenile)
979 環 形聥 動 物 門 Annelida 多 毛 綱 Polychaeta - - - - 多 毛 綱 の1 種 または 複 数 種 Polychaeta sp. or spp.
980 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta イトミミズ 目 Tubificida イトミミズ 科 Tubificidae イトミミズ 科 の1 種 Tubificidae sp.
981 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta イトミミズ 目 Tubificida イトミミズ 科 Tubificidae Tubificoides 属 の1 種 Tubificoides sp.
982 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta イトミミズ 目 Tubificida ヒメミミズ 科 Enchytraeidae ヒメミミズ 科 の1 種 Enchytraeidae sp.
983 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta 後 生 殖 門 目 Opisthopora フトミミズ 科 Eudrilidae イソミミズ Pontodrilus litoralis (Grube, 1855)
984 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta 後 生 殖 門 目 Opisthopora フトミミズ 科 Eudrilidae イソミミズと 思 われる1 種 Pontodrilus cf. litoralis (Grube, 1855)
985 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta 後 生 殖 門 目 Opisthopora フトミミズ 科 Eudrilidae イソミミズと 思 われる1 種 Pontodrilus litoralis (Grube, 1855)
986 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta 後 生 殖 門 目 Opisthopora フトミミズ 科 Eudrilidae フトミミズ 科 の1 種 Eudrilidae sp.
987 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta 後 生 殖 門 目 Opisthopora ツリミミズ 科 Lumbricidae ツリミミズ 科 と 思 われる1 種 Lumbricidae sp.
988 環 形聥 動 物 門 Annelida 貧 毛 綱 Oligochaeta - - - - 貧 毛 綱 の1 種 Oligochaeta sp.
989 環 形聥 動 物 門 Annelida ヒル 綱 Hirdinea 咽 蛭 目 Arhynchobdellae イシビル 科 Erpobdellidae シマイシビル Erpobdella lineata (O. F. Mü ller, 1774)
990 環 形聥 動 物 門 Annelida ヒル 綱 Hirdinea 吻 蛭 目 Rhynchobdellae ウオビル 科 Piscicolidae ヒダビル Trachelobdella okae Moore, 1924
991 環 形聥 動 物 門 Annelida ヒル 綱 Hirdinea 吻 蛭 目 Rhynchobdellae ウオビル 科 Piscicolidae Pontobdella 属 の1 種 Pontobdella sp.
992 環 形聥 動 物 門 Annelida ヒル 綱 Hirdinea 吻 蛭 目 Rhynchobdellae ウオビル 科 Piscicolidae ウオビル 科 の1 種 Piscicolidae sp.
993 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta キタユムシ 科 Echiuridae キタユムシ Echiurus echiurus echiurus (Pallas, 1766)
994 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta キタユムシ 科 Echiuridae ドチクチユムシ Arhynchite arhynchite (Ikeda, 1924)
995 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta キタユムシ 科 Echiuridae サビネミドリユムシ Anelassorhynchus sabinus (Lanchester, 1905)
996 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta キタユムシ 科 Echiuridae ミドリユムシ Anelassorhynchus mucosus (Ikeda, 1904)
997 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta キタユムシ 科 Echiuridae スジユムシ Ochetostoma erythrogrammon Leuckart et Rü ppell, 1828
998 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta キタユムシ 科 Echiuridae タテジマユムシ Listriolobus sorbillans (Lampert, 1883)
999 ユムシ 動 物 門 Echiura ユムシ 綱 Echiuroidea ユムシ 目 Xenopneusta ユムシ 科 Urechidae ユムシ Urechis unicinctus (von Drasche, 1881)
1000 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae スジホシムシ Sipunculus nudus Linnaeus, 1766

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1001 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae Sipunculus 属 の1 種 または 複 数 種 Sipunculus sp. or spp.
1002 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae スジホシムシモドキ Siphonosoma cumanense (Keferstein, 1867)
1003 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae スジホシムシモドキと 思 われる1 種 Siphonosoma cumanense (Keferstein, 1867)
1004 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae アマミスジホシムシモドキ Siphonosoma funafuti (Shipley, 1898)
1005 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae ミナミスジホシムシモドキ( 仮 称 ) Siphonosoma australe takatsukii Sato, 1935
1006 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea スジホシムシ 目 Sipunculiformes スジホシムシ 科 Sipunculidae ミナミスジホシムシモドキ( 仮 称 )と 思 われる1 種 Siphonosoma australe takatsukii Sato, 1935
1007 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea フクロホシムシ 目 Golfingiiformes フクロホシムシ 科 Golfingiidae クロホシムシ Thysanocardia nigra (Ikeda, 1904)
1008 星 口 動 物 門 Sipuncula スジホシムシ 綱 Sipunculidea フクロホシムシ 目 Golfingiiformes フクロホシムシ 科 Golfingiidae Nephasoma 属 の1 種 Nephasoma sp.
1009 星 口 動 物 門 Sipuncula サメハダホシムシ 綱 Phascolosomatidea サメハダホシムシ 目 Phascolosomatiformes サメハダホシムシ 科 Phascolosomatidae サメハダホシムシ Phascolosoma scolops (Selenka et de Man, 1858)
1010 星 口 動 物 門 Sipuncula サメハダホシムシ 綱 Phascolosomatidea サメハダホシムシ 目 Phascolosomatiformes サメハダホシムシ 科 Phascolosomatidae アンチラサメハダホシムシ Antillesoma antillarum (Grube et Oersted, 1858)
1011 星 口 動 物 門 Sipuncula サメハダホシムシ 綱 Phascolosomatidea タテホシムシ 目 Aspidosiphoniformes タテホシムシ 科 Aspidosiphonidae ミューラータテホシムシ Aspidosiphon (Aspidosiphon ) muelleri Diesing, 1851
1012 星 口 動 物 門 Sipuncula サメハダホシムシ 綱 Phascolosomatidea タテホシムシ 目 Aspidosiphoniformes タテホシムシ 科 Aspidosiphonidae カドタテホシムシ Aspidosiphon (Paraspidosiphon ) laevis de Quatrefages, 1865
1013 星 口 動 物 門 Sipuncula サメハダホシムシ 綱 Phascolosomatidea タテホシムシ 目 Aspidosiphoniformes タテホシムシ 科 Aspidosiphonidae Aspidosiphon 属 の1 種 Aspidosiphon sp.
1014 星 口 動 物 門 Sipuncula - - - - - - 星 口 動 物 門 の1 種 Sipuncula sp.
1015 星 口 動 物 門 Sipuncula - - - - - - 星 口 動 物 門 の1 種 または 複 数 種 Sipuncula sp. or spp.
1016 節 足 動 物 門 Arthropoda 節 口 網 Merostomata 剣肙 尾 目 Xiphosura カブトガニ 科 Limulidae カブトガニ Tachypleus tridentatus (Leach, 1819)
1017 節 足 動 物 門 Arthropoda 蜘 型聣 綱 Arachnida カニムシ 目 Pseudoscorpiones コケカニムシ 科 Neobisiidae ウミカニムシ Halobisium orientale japonicum Morikawa
1018 節 足 動 物 門 Arthropoda 蜘 型聣 綱 Arachnida 真 正 クモ 目 Araneae - - 真 正 クモ 目 の1 種 Araneae sp.
1019 節 足 動 物 門 Arthropoda ウミグモ 綱 Pycnogonidea 皆 脚羻 目 Pantopoda ヨロイウミグモ 科 Pycnogonidae Pycnogonida 属 の1 種 Pycnogonida sp.
1020 節 足 動 物 門 Arthropoda ウミグモ 綱 Pycnogonidea 皆 脚羻 目 Pantopoda - - 皆 脚羻 目 の1 種 Pantopoda sp.
1021 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda ソコミジンコ 目 Harpacticoida - - ソコミジンコ 目 の1 種 Harpacticoida sp.
1022 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia ムカシフジツボ 科 Archaeobalanidae シロフジツボ Chirona (Striatobalanus) tenuis (Hoek, 1883)
1023 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia イワフジツボ 科 Chthamalidae イワフジツボ Chthamalus challengeri Hoek, 1883
1024 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae ドロフジツボ Fistrobalanus kondakovi (Tarasov et Zevina, 1963)
1025 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae シロスジフジツボ Fistrobalanus albicostatus (Pilsbry, 1916)
1026 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae タテジマフジツボ Amphibalanus amphitrite (Darwin, 1854)
1027 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae アミメフジツボ Amphibalanus variegatus (Darwin, 1854)
1028 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae アメリカフジツボ Amphibalanus eburneus (Gould, 1841)
1029 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae ヨーロッパフジツボ Amphibalanus improvisus (Darwin, 1854)
1030 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae サラサフジツボ Amphibalanus reticulatus (Utinomi, 1967)
1031 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae サラサフジツボと 思 われる1 種 Amphibalanus reticulatus (Utinomi, 1967)
1032 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae サンカクフジツボ Balanus trigonus Darwin, 1854
1033 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia フジツボ 科 Balanidae フジツボ 科 の1 種 Balanidae sp.
1034 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia クロフジツボ 科 Tetraclitidae タイワンクロフジツボ Tetraclita formosana Hiro, 1939
1035 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 無 柄 目 Sessilia - - フジツボ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 Balanomorpha sp. or spp.
1036 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 根 頭 目 Rhizocephala フクロムシ 科 Sacculinidae フクロムシ 科 の1 種 Sacculinidae sp.
1037 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 根 頭 目 Rhizocephala ツブフクロムシ 科 Thompsoniidae アナジャコフクロムシ Thompsonia sp.
1038 節 足 動 物 門 Arthropoda 顎 脚羻 綱 Maxillopoda 根 頭 目 Rhizocephala - - 根 頭 目 の1 種 Rhizocephala sp.
1039 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 口 脚羻 目 Stomatopoda フトユビシャコ 科 Gonodactylidae コトゲフトユビシャコ Gonodactylellus viridus (Serene, 1954)
1040 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 口 脚羻 目 Stomatopoda ハナシャコ 科 Odontodactylidae モンハナシャコ Odontodactylus scyllarus (Linnaeus, 1758)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1041 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 口 脚羻 目 Stomatopoda シャコ 科 Squillidae シャコ Oratosquilla oratoria (de Haan, 1844)
1042 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 口 脚羻 目 Stomatopoda シャコ 科 Squillidae Leptosquilla 属 の1 種 Leptosquilla sp.
1043 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 口 脚羻 目 Stomatopoda ヒメシャコ 科 Nannosquillidae Pullosquilla littoralis Pullosquilla littoralis (Michel et Manning, 1971)
1044 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 口 脚羻 目 Stomatopoda - - 口 脚羻 目 の1 種 または 複 数 種 Stomatopoda sp. or spp.
1045 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 薄 甲 目 Leptostraca コノハエビ 科 Nebaliidae コノハエビ Nebalia japonensis Claus, 1888
1046 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca アミ 目 Mysida アミ 科 Mysidae コクボフクロアミ Archaomysis kokuboi Li, 1964
1047 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca アミ 目 Mysida アミ 科 Mysidae エゾイサザアミ Neomysis mirabilis (Czerniavsky, 1882)
1048 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca アミ 目 Mysida アミ 科 Mysidae ニホンイサザアミ Neomysis japonica Nakazawa, 1910
1049 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca アミ 目 Mysida アミ 科 Mysidae クロイサザアミ Neomysis awatschensis (Brandt, 1851)
1050 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca アミ 目 Mysida アミ 科 Mysidae Neomysis 属 の1 種 Neomysis sp.
1051 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒゲナガヨコエビ 科 Ampithoidae ニッポンモバヨコエビ Ampithoe lacertosa (Bate, 1958)
1052 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒゲナガヨコエビ 科 Ampithoidae モズミヨコエビ Ampithoe valida Smith, 1873
1053 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒゲナガヨコエビ 科 Ampithoidae モズミヨコエビ 近耧 似 種 Ampithoe aff. valida Smith, 1873
1054 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒゲナガヨコエビ 科 Ampithoidae Ampithoe 属 の1 種 Ampithoe sp.
1055 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒゲナガヨコエビ 科 Amphithoidae Ampithoe 属 の1 種 (1) Ampithoe sp. 1
1056 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒゲナガヨコエビ 科 Amphithoidae Ampithoe 属 の1 種 (2) Ampithoe sp. 2
1057 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ユンボソコエビ 科 Aoridae ニホンドロソコエビ Grandidierella japonica Stephensen, 1938
1058 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ユンボソコエビ 科 Aoridae シマドロソコエビ Grandidierella fasciata Ariyama, 1996
1059 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ユンボソコエビ 科 Aoridae Grandidierella 属 の1 種 Grandidierella sp.
1060 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ユンボソコエビ 科 Aoridae Aoroides 属 の1 種 Aoroides sp.
1061 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae アリアケドロクダムシ Corophium acherusicum Costa, 1853
1062 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae ニホンドロクダムシ Corophium voltator japonica Hirayama, 1984
1063 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae Corophium volutator 近耧 似 種 Corophium aff. volutator (Pallas, 1766)
1064 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae Corophium 属 の1 種 Corophium sp.
1065 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae Corophium 属 の1 種 または 複 数 種 Corophium sp. or spp.
1066 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae kamaka 属 の1 種 Kamaka sp.
1067 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ドロクダムシ 科 Corophiidae ドロクダムシ 科 の1 種 Corophiidae sp.
1068 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda カマキリヨコエビ 科 Ischyroceridae Jassa 属 の1 種 Jassa sp.
1069 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda アゴナガヨコエビ 科 Pontogeneiidae アゴナガヨコエビ Pontogeneia rostrata Gurjanova, 1938
1070 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda アゴナガヨコエビ 科 Pontogeneiidae Pontogeneia 属 の1 種 Pontogeneia sp.
1071 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ウラシマヨコエビ 科 Calliopiidae ウラシマヨコエビ 科 の1 種 Calliopiidae sp.
1072 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae ヒヌマヨコエビ Jesogammarus hinumensis Morino, 1993
1073 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae Jesogammarus 属 の1 種 Jesogammarus sp.
1074 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae トゲオヨコエビ Eogammarus kygi (Derzhavin, 1923)
1075 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae Eogammarus possjeticus Eogammarus possjeticus (Tzvetkova, 1967)
1076 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae Eogammarus 属 の1 種 Eogammarus sp.
1077 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae Locustogammarus locustoides Locustogammarus locustoides (Brandt, 1851)
1078 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda キタヨコエビ 科 Anisogammaridae キタヨコエビ 科 の1 種 Anisogammaridae sp.
1079 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda メリタヨコエビ 科 Melitidae シミズメリタヨコエビ Melita shimizui (Ueno, 1940)
1080 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda メリタヨコエビ 科 Melitidae シミズメリタヨコエビ 近耧 似 種 Melita aff. shimnizui

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1081 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda メリタヨコエビ 科 Melitidae ヒゲツノメリタヨコエビ Melita setiflagella Yamato, 1988
1082 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda メリタヨコエビ 科 Melitidae ナガタメリタヨコエビ Melita nagatai Yamato, 1986
1083 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda メリタヨコエビ 科 Melitidae Melita 属 の1 種 Melita sp.
1084 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda メリタヨコエビ 科 Melitidae Elasmopus 属 の1 種 Elasmopus sp.
1085 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ヒサシソコエビ 科 Phoxocephalidae ヒサシソコエビ 科 の1 種 Phoxocephalidae sp.
1086 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ツノヒゲソコエビ 科 Haustoriidae ツノヒゲソコエビ 科 の1 種 Haustoriidae sp.
1087 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ナミノリソコエビ 科 Dogielinotidae Dogielinotus moskvitini Dogielinotus moskvitini (Derzhavin, 1930)
1088 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ナミノリソコエビ 科 Dogielinotidae キタナミノリソコエビ Haustorioides munsterhjelmi Oldevg, 1958
1089 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ナミノリソコエビ 科 Dogielinotidae Haustorioides 属 の1 種 Haustorioides sp.
1090 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ナミノリソコエビ 科 Dogielinotidae ナミノリソコエビ 科 の1 種 Dogielinotidae sp.
1091 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda モクズヨコエビ 科 Hyalidae フサゲモクズ Hyale barbicornis Hiwatari et Kajihara, 1981
1092 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda モクズヨコエビ 科 Hyalidae Hyale 属 の1 種 Hyale sp.
1093 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda モクズヨコエビ 科 Hyalidae モクズヨコエビ 科 の1 種 Hyalidae sp.
1094 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Traskorchestia ochotensis Traskorchestia ochotensis (Brandt, 1851)
1095 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Platorchestia joi Platorchestia joi Stock et Biernbaum, 1994
1096 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ニホンヒメハマトビムシ Platorchestia pachypus (Derzhavin)
1097 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ヒメハマトビムシ Platorchestia platensis (Krø yer, 1845) sensu lato
1098 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ヒメハマトビムシと 思 われる1 種 Platorchestia platensis (Krø yer, 1845) sensu lato
1099 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Platorchestia pacifica Platorchestia pacifica Miyamoto et Morino, 2004
1100 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Platorchestia pacifica と 思 われる1 種 Platorchestia cf. pacifica
1101 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ニホンオカトビムシ Platorchestia japonica (Tattersall, 1922)
1102 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ニホンオカトビムシと 思 われる1 種 Platorchestia cf. japonica
1103 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Platorchestia 属 の1 種 Platorchestia sp.
1104 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ホソハマトビムシ Paciforchestia pyatakovi (Derzhavin, 1937)
1105 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Paciforchestia 属 の1 種 (A) Paciforchestia sp. A
1106 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Paciforchestia 属 の1 種 (B) Paciforchestia sp. B
1107 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae Parorchestia 属 の1 種 (sensu Morino) "Parorchestia " sp. 1 sensu Morino
1108 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ハマトビムシ 科 の1 種 (1) Talitridae sp. 1
1109 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ハマトビムシ 科 の1 種 Talitridae sp.
1110 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ハマトビムシ 科 の1 種 または 複 数 種 Talitridae sp. or spp.
1111 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ハマトビムシ 科 Talitridae ハマトビムシ 科 と 思 われる1 種 Talitridae sp.
1112 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda - - ヨコエビ 亜 目 の1 種 Gammaridea sp.
1113 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda - - ヨコエビ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 Gammaridea sp. or spp.
1114 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ワレカラ 科 Caprellidae トゲワレカラ Caprella scaura Templeton, 1836
1115 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda ワレカラ 科 Caprellidae Caprella 属 の1 種 Caprella sp.
1116 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda - - ワレカラ 亜 目 の1 種 Caprellidea sp.
1117 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda - - ワレカラ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 Caprellidea sp. or spp.
1118 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 端 脚羻 目 Amphipoda - - 端 脚羻 目 の1 種 Amphipoda sp.
1119 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナウミナナフシ 科 Anthuridae ムロミスナウミナナフシ Cyathura muromiensis Nunomura, 1974
1120 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナウミナナフシ 科 Anthuridae シンジコスナウミナナフシ Cyathura shinnjikoensis Nunomura, 2001

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1121 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナウミナナフシ 科 Anthuridae Cyathura 属 の1 種 Cyathura sp.
1122 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナウミナナフシ 科 Anthuridae スナウミナナフシ 科 の1 種 Anthuridae sp.
1123 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ウミナナフシ 科 Paranthuridae Paranthura japonica Paranthura japonica Richardson, 1909
1124 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ウミミズムシ 科 Janiridae ウミミズムシ Janiropsis longiantennata Thielemann
1125 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ヒラタウミミズムシ 科 Jaeropsidae ヒラタウミミズムシ Jaeropsis lobata Richardson, 1899
1126 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ヘラムシ 科 Idoteidae オホーツクヘラムシ Idotea ochotensis Brandt, 1851
1127 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ヘラムシ 科 Idoteidae ワラジヘラムシ Synidotea laevidorsalis (Miers, 1881)
1128 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ヘラムシ 科 Idoteidae ホソヘラムシ Cleantis planicauda Benedict, 1899
1129 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナホリムシ 科 Cirolanidae ヒメスナホリムシ Excirolana chiltoni (Richardson, 1950)
1130 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナホリムシ 科 Cirolanidae ナギサスナホリムシ Eurydice nipponica (Bruce et Jones, 1981)
1131 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda スナホリムシ 科 Cirolanidae スナホリムシ 科 の1 種 Cirolanidae sp.
1132 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae ヨツバコツブムシ Sphaeroma retrolaevis Richardson, 1904
1133 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae ハバヒロコツブムシ Chitonosphaeroma lata (Nishimura, 1968)
1134 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae ナナツバコツブムシ Sphaeroma sieboldii Dollfus, 1888
1135 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae イワホリコツブムシ Sphaeroma wadai Nunomura, 1994
1136 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae シマントコツブムシ Sphaeroma shimantoensis (Nunomura, 2003)
1137 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae Sphaeroma 属 の1 種 Sphaeroma sp.
1138 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae シナコツブムシ Gnorimosphaeroma chinense (Tattersall, 1921)
1139 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae チョウセンコツブムシ Gnorimosphaeroma nacktongensis Kwon et Kim, 1987
1140 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae イソコツブムシ Gnorimosphaeroma rayi Hoestlandt, 1969
1141 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae フタゲイソコツブムシ Gnorimosphaeroma hoestlandti Kim et Kwon, 1985
1142 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae マルコツブムシ Gnorimosphaeroma ovatum (Gurjanova, 1933)
1143 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae マルコツブムシ 近耧 似 種 Gnorimosphaeroma aff. ovatum (Gurjanova, 1933)
1144 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae Gnorimosphaeroma 属 の1 種 Gnorimosphaeroma sp.
1145 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae Gnorimosphaeroma 属 の1 種 または 複 数 種 Gnorimosphaeroma sp. or spp.
1146 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae Gnorimosphaeroma 属 の 複 数 種 Gnorimosphaeroma spp.
1147 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae Cymodoce 属 の1 種 Cymodoce sp.
1148 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae ウミセミ 亜 科 の1 種 Dynameninae sp.
1149 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda コツブムシ 科 Sphaeromatidae コツブムシ 科 の1 種 Sphaeromatidae sp.
1150 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae Pseudione longicauda Pseudione longicauda Shiino, 1937
1151 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae Progebiophilus villosus Progebiophilus villosus Shino, 1964
1152 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae マドカアナジャコヤドリムシ Gyge ovalis (Shiino, 1939)
1153 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae スナモグリヤドリムシ Ione cornuta Bate, 1864
1154 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae Coxalione inaequalis Coxalione inaequalis Bourdon, 1977
1155 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae マメコブシヤドリムシ Apocepon pulcher Nierstrasz et Brender a Brandis, 1930
1156 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae Aporobopyrus 属 の1 種 Aporobopyrus sp.
1157 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae Argeia 属 の1 種 Argeia sp.
1158 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda エビヤドリムシ 科 Bopyridae エビヤドリムシ 科 の1 種 Bopyridae sp.
1159 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda - - ヤドリムシ 亜 目 の1 種 Epicaridea sp.
1160 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda - - ヤドリムシ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 Epicaridea sp. or spp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1161 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda グソクムシ 科 Aegidae タラノシラミ Rocincla maculata Schioedte et Meinert, 1879
1162 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda フナムシ 科 Ligiidae フナムシ Ligia exotica Roux, 1828
1163 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda フナムシ 科 Ligiidae キタフナムシ Ligia cinerascens (Budde-Lund, 1828)
1164 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda フナムシ 科 Ligiidae リュウキュウフナムシ Ligia ryukyuensis Nunomura, 1983
1165 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda フナムシ 科 Ligiidae Ligia 属 の1 種 Ligia sp.
1166 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda フナムシ 科 Ligiidae ニホンヒメフナムシ Ligidium japonicum Verhoeff, 1918
1167 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda フナムシ 科 Ligiidae フナムシ 科 の1 種 Ligiidae sp.
1168 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ヒゲナガワラジムシ 科 Olibrinidae Olibrinus 属 の1 種 Olibrinus sp.
1169 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ワラジムシ 科 Porcellionidae ワラジムシ Porcellio scaber Latreille, 1804
1170 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda タマワラジムシ 科 Scyphacidae リュウキュウタマワラジムシ Alloniscus ryukyuensis Nunomura, 1984
1171 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ウミベワラジムシ 科 Scyphacidae ニホンハマワラジムシ Armadilloniscus japonicus Nunomura, 1984
1172 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ミギワワラジムシ 科 Marinoniscidae イリエミギワワラジムシ Marinoniscus aestuari Nunomura, 1992
1173 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ミギワワラジムシ 科 Marinoniscidae Marinoniscus 属 の1 種 (1) Marinoniscus sp. 1
1174 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda - - ワラジムシ 亜 目 の1 種 Oniscidea sp.
1175 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda オカダンゴムシ 科 Armadillidiidae オカダンゴムシ Armadillidium vulgare (Latreille, 1940)
1176 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ハマダンゴムシ 科 Tylidae ハマダンゴムシ Tylos granuriferus Budde-Lund, 1885
1177 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ハマダンゴムシ 科 Tylidae ハマダンゴムシと 思 われる1 種 Tylos granuriferus Budde-Lund, 1885
1178 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda ハマダンゴムシ 科 Tylidae ハマダンゴムシ 科 の1 種 Tylidae sp.
1179 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 等 脚羻 目 Isopoda - - 等 脚羻 目 の1 種 Isopoda sp.
1180 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca タナイス 目 Tanaidacea タナイス 科 Tanaidae キスイタナイス Sinelobus sp.
1181 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca タナイス 目 Tanaidacea タナイス 科 Tanaidae Tanais 属 の1 種 Tanais sp.
1182 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca タナイス 目 Tanaidacea タナイス 科 Tanaidae タナイス 科 の1 種 Tanaidae sp.
1183 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca タナイス 目 Tanaidacea アプセウデス 科 Apseudidae アプセウデス 科 の1 種 Apseudidae sp.
1184 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca クーマ 目 Cumacea ナギサクーマ 科 Bodotriidae ナギサクーマ 科 と 思 われる1 種 Bodotriidae sp.
1185 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca クーマ 目 Cumacea - - クーマ 目 の1 種 Cumacea sp.
1186 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae クルマエビ Marsupenaeus japonicus (Bate, 1888)
1187 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae ヨシエビ Metapenaeus ensis (de Haan, 1844)
1188 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae モエビ Metapenaeus moyebi (Kishinouye, 1896)
1189 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae Metapenaeus 属 の1 種 Metapenaeus sp.
1190 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae Penaeus 属 ( 広 義 )の1 種 Penaeus sp.
1191 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae サルエビ Trachysalambria curvirostris (Stimpson, 1860)
1192 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae フトミゾエビ Melicertus latisulcatus (Kishinouye, 1896)
1193 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クルマエビ 科 Penaeidae クルマエビ 科 の1 種 Penaeidae sp.
1194 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae テナガカクレエビ Kemponia grandis (Stimpson, 1860)
1195 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae セイシェルカクレエビ Kemponia seychellensis (Borradaile, 1915)
1196 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae スネナガスジエビ Palaemon debilis Dana, 1852
1197 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae イソスジエビ Palaemon pacificus (Stimpson, 1860)
1198 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae スジエビ Palaemon paucidens (de Haan, 1844)
1199 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae スジエビモドキ Palaemon serrifer (Stimpson, 1860)
1200 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae ユビナガスジエビ Palaemon macrodactylus Rathbun, 1902

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1201 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae スジエビモドキもしくはユビナガスジエビ Palaemon serrifer or P. macrodactylus
1202 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae Palaemon 属 の1 種 Palaemon sp.
1203 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テナガエビ 科 Palaemonidae シラタエビ Exopalaemon orientis (Holothuis, 1951)
1204 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ロウソクエビ 科 Processidae カワリロウソクエビ Processa dimorpha Hayashi, 1975
1205 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ロウソクエビ 科 Processidae ヤエヤマロウソクエビ Nikoides gurneyi Hayashi, 1975
1206 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モエビ 科 Hippolytidae キノボリエビ Merguia oligodon (de Man, 1888)
1207 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ツノメエビ 科 Ogyrididae ツノメエビ Ogyrides orientalis Stimpson, 1860
1208 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae セジロムラサキエビ Athanas japonicus Kubo, 1936
1209 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae ムラサキトゲテッポウエビ Athanas parvus de Man, 1910
1210 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae オトヒメテッポウエビ Automate dolichognatha de Man, 1888
1211 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae ミゾナシアシボソテッポウエビ Alpheus sp. 1 aff. gracilipes Stimpson, 1860
1212 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae テッポウエビ Alpheus brevicristatus de Haan, 1844
1213 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae テッポウエビと 思 われる 種 Alpheus cf. brevicristatus de Haan, 1844
1214 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae ニセオニテッポウエビ 近耧 縁 種 Alpheus sp. 2 aff. rapacida de Man, 1908
1215 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae トウゾクテッポウエビ Alpheus rapax Fabricius, 1978
1216 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae ハシボソテッポウエビ Alpheus dolichodactylus Ortmann, 1890
1217 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae エドワールテッポウエビ Alpheus edwardsii (Audouin, 1826)
1218 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae サビイロテッポウエビ Alpheus sp. 3 aff. edwardsii (Audouin, 1826)
1219 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae マングローブテッポウエビ Alpheus euphrosyne richardsoni Yaldwyn, 1971
1220 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae Alpheus malabaricus Alpheus malabaricus (Fabricius, 1775)
1221 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae フタツトゲテッポウエビ Alpheus hoplocheles Coutiere, 1897
1222 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae マダラテッポウエビ Alpheus pacificus Dana, 1852
1223 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae イソテッポウエビ Alpheus lobidens lobidens de Haan, 1849
1224 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae フトオビイソテッポウエビ Alpheus sp. 4 aff. lobidens lobidens de Haan, 1849
1225 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae カワテッポウエビ( 仮 称 ) Alpheus sp. 5 aff. lobidens lobidens de Haan, 1849
1226 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae Alpheus lobidens polynesica と 思 われる 種 Alpheus sp. 6 cf. lobidens polynesica Banner et Banner, 1974
1227 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae イソテッポウエビ 近耧 縁 種 Alpheus aff. lobidens lobidens de Haan, 1849
1228 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae トゲイソテッポウエビ( 仮 称 ) Alpheus sp. 7
1229 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae Alpheus lobidens と 思 われる 種 Alpheus cf. lobidens
1230 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae 同 定 不 能 のAlpheus 属 の1 種 Alpheus sp.
1231 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae クボミテッポウエビ Stenalpheops anacanthus Miya, 1997
1232 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae テッポウエビ 科 の1 種 Alpheidae sp.
1233 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda テッポウエビ 科 Alpheidae テッポウエビ 科 の1 種 または 複 数 種 Alpheidae sp. or spp.
1234 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda タラバエビ 科 Pandalidae ミツクリエビ Petalopsis pacifica ( Doflein, 1902)
1235 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エビジャコ 科 Crangonidae ウリタエビジャコ Crangon uritai Hayashi et Kim, 1999
1236 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エビジャコ 科 Crangonidae カシオぺエビジャコ Crangon casiope De Man, 1906
1237 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エビジャコ 科 Crangonidae アムールエビジャコ Crangon amurensis Brashnikov, 1907
1238 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エビジャコ 科 Crangonidae Crangon propinquus Crangon propinquus Stimpson, 1860
1239 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エビジャコ 科 Crangonidae Crangon 属 の1 種 Crangon sp.
1240 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エビジャコ 科 Crangonidae エビジャコ 科 の1 種 Crangonidae sp. 1

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1241 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda - - 「 長 尾 亜 目 」の1 種 "Macrura" sp.
1242 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アメリカザリガニ 科 Cambaridae アメリカザリガニ Procambarus clarkii (Girard, 1852)
1243 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ハサミシャコエビ 科 Laomediidae ハサミシャコエビ Laomedia astacina de Haan, 1849
1244 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オキナワアナジャコ 科 Thalassinidae オキナワアナジャコ Thalassina anomala (Herbst, 1804)
1245 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda Strahlaxiidae 科 Strahlaxiidae ヤハズアナエビ Neaxius acanthus (A. Milne-Edwards, 1878)
1246 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae ニホンスナモグリ Nihonotrypaea japonica (Ortmann, 1891)
1247 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae ハルマンスナモグリ Nihonotrypaea harmandi (Bouvier, 1901)
1248 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae スナモグリ Nihonotrypaea petalura (Stimpson, 1860)
1249 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae ブビエスナモグリ Callianassa bouvieri Nobili, 1904
1250 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae Calliax 属 の1 種 Calliax sp.
1251 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae Calliaxina sakaii Calliaxina sakaii (de Saint Laurent, 1979)
1252 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae Corallichirus tridentatus Corallichirus tridentatus (von Martens, 1869)
1253 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae スナモグリ 科 の1 種 Callianassidae sp.
1254 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae スナモグリ 科 の1 種 ( 幼 体 ) Callianassidae sp. (larva)
1255 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナモグリ 科 Callianassidae スナモグリ 科 の1 種 または 複 数 種 Callianassidae sp. or spp.
1256 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae アナジャコ Upogebia major (de Haan, 1841)
1257 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae ヨコヤアナジャコ Upogebia yokoyai Makarov, 1938
1258 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae ヨコヤアナジャコと 思 われる1 種 ( 巣 穴肎 ) Upogebia yokoyai Makarov, 1938 (burrow)
1259 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae バルスアナジャコ Upogebia issaeffi (Balss, 1913)
1260 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae コブシアナジャコ Upogebia pugnax de Man, 1905
1261 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae Upogebia 属 の1 種 Upogebia sp.
1262 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae ナルトアナジャコ Austinogebia narutensis (Sakai, 1986)
1263 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae アナジャコ 科 の1 種 Upogebiidae sp.
1264 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 科 Upogebiidae アナジャコ 科 の1 種 または 複 数 種 Upogebiidae sp. or spp.
1265 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda アナジャコ 下 目 Thalassinidea アナジャコ 下 目 の1 種 ( 巣 穴肎 ) Thalassinidea sp. (burrow)
1266 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae テナガツノヤドカリ Diogenes nitidimanus Terao, 1913
1267 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae テナガツノヤドカリと 思 われる1 種 Diogenes cf. nitidimanus Terao, 1913
1268 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae アンバルツノヤドカリ Diogenes leptocerus Forest, 1956
1269 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae マルテツノヤドカリ Diogenes avarus Heller, 1865
1270 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae コブヨコバサミ Clibanarius infraspinatus Hilgendorf, 1869
1271 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae ツマキヨコバサミ Clibanarius englaucus Ball et Haig, 1971
1272 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae ツメナガヨコバサミ Clibanarius longitarsus (de Haan, 1849)
1273 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae タテジマヨコバサミ Clibanarius striolatus Dana, 1852
1274 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae マダラヨコバサミ Clibanarius humilis (Dana, 1851)
1275 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae ランソンヨコバサミ Clibanarius ransoni Forest, 1953
1276 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae Clibanarius 属 の1 種 Clibanarius sp.
1277 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae ツマジロサンゴヤドカリ Calcinus latens (Randall, 1840)
1278 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae スベスベサンゴヤドカリ Calcinus laevimanus (Randall, 1839)
1279 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae コモンヤドカリ Dardanus megistos (Herbst, 1804)
1280 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤドカリ 科 Diogenidae ヤドカリ 科 の1 種 Diogenidae sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1281 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オカヤドカリ 科 Coenobitidae サキシマオカヤドカリ Coenobita perlatus H. Milne Edwards, 1837
1282 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オカヤドカリ 科 Coenobitidae ナキオカヤドカリ Coenobita rugosus H. Milne Edwards, 1837
1283 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オカヤドカリ 科 Coenobitidae Coenobita 属 の1 種 Coenobita sp.
1284 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ホンヤドカリ 科 Paguridae ホンヤドカリ Pagurus filholi (de Man, 1887)
1285 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ホンヤドカリ 科 Paguridae ユビナガホンヤドカリ Pagurus minutus Hess, 1865
1286 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ホンヤドカリ 科 Paguridae ケアシホンヤドカリ Pagurus lanuginosus de Haan, 1849
1287 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ホンヤドカリ 科 Paguridae テナガホンヤドカリ Pagurus middendorffii Brandt, 1851
1288 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ホンヤドカリ 科 Paguridae ホンヤドカリ 科 の1 種 または 複 数 種 Paguridae sp. or spp.
1289 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae サンゴカニダマシ Enosteoides melissa (Miyake, 1942)
1290 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae イソカニダマシ Petrolisthes japonicus (de Haan, 1849)
1291 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae Petrolisthes lamarckii と 思 われる1 種 Petrolisthes cf. lamarckii (Leach, 1820)
1292 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae ヤドリカニダマシ Polyonyx sinensis Stimpson, 1858
1293 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae ウチノミカニダマシ Polyonyx utinomii Miyake, 1953
1294 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae ウチノミカニダマシと 思 われる 種 Polyonyx cf. utinomii Miyake, 1953
1295 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae Polyonyx 属 の1 種 Polyonyx sp.
1296 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae ドロカニダマシ Raphidopus ciliatus Stimpson, 1858
1297 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カニダマシ 科 Porcellanidae カニダマシ 科 の1 種 または 複 数 種 Porcellanidae sp. or spp.
1298 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナホリガニ 科 Hippidae スナホリガニ Hippa pacifica (Dana, 1852)
1299 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda - - 異 尾 下 目 の1 種 または 複 数 種 Anomura sp. or spp.
1300 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヘイケガニ 科 Dorippidae ヘイケガニ Heikea japonica (von Siebold, 1824)
1301 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カラッパ 科 Calappidae ソデカラッパ Calappa hepatica (Linnaeus, 1758)
1302 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カラッパ 科 Calappidae コブカラッパ Calappa gallus (Herbst, 1803)
1303 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda キンセンガニ 科 Matutidae キンセンガニ Matuta lunaris (Forskå l, 1775)
1304 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda キンセンガニ 科 Matutidae コモンガニ Matuta banksii Leach, 1817
1305 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae マメコブシガニ Philyra pisum de Haan, 1841
1306 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae アマミマメコブシガニ Philyra taekoae Takeda, 1972
1307 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae ヒラコブシガニ Philyra syndavtyla Ortmann,1892
1308 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae ヒシガタコブシガニ Leucosia rhomboidalis de Haan, 1841
1309 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae ツノナガコブシガニ Leucosia anatum (Herbst, 1783)
1310 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae タテジマコブシガニ Leucosia craniolaris (Linnaeus, 1758)
1311 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae Leucosia 属 の1 種 Leucosia sp.
1312 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae ジュウイチトゲコブシ Arcania undecimspinosa de Haan, 1841
1313 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda コブシガニ 科 Leucosiidae ロッカクコブシ Nurcia japonica Sakai, 1935
1314 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クモガニ 科 Majidae マメツブガニ Paratymolus pubescens Miers, 1879
1315 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クモガニ 科 Majidae イッカククモガニ Pyromaia tuberculata (Lockington, 1877)
1316 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クモガニ 科 Majidae クモガニ 科 の1 種 Majidae sp.
1317 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ツノガニ 科 Pisidae ツノガニ Hyastenus diacanthus (de Haan, 1837)
1318 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ワタクズガニ 科 Mithracidae ワタクズガニ Micippa thalia (Herbst, 1804)
1319 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ワタクズガニ 科 Mithracidae コワタクズガニ Micippa philyra (Herbst, 1803)
1320 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤワラガニ 科 Hymenosomatidae アリアケヤワラガニ Elamenopsis ariakensis Sakai, 1969

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1321 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤワラガニ 科 Hymenosomatidae トウヨウヤワラガニ Halicarcinus orientalis Sakai, 1932
1322 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤワラガニ 科 Hymenosomatidae Halicarcinus 属 の1 種 Halicarcinus sp.
1323 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤワラガニ 科 Hymenosomatidae アシボソヤワラガニ Neorhynchoplax setirostris (Stimpson, 1858)
1324 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤワラガニ 科 Hymenosomatidae オキナワヤワラガニ Neorhynchoplax okinawaensis (Nakasone et Takeda, 1994)
1325 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヤワラガニ 科 Hymenosomatidae ヤワラガニ 科 の1 種 (1) Hymenosomatidae sp. 1
1326 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヒシガニ 科 Parthenopidae ホソウデヒシガニ Parthenope valida laciniata de Haan, 1839
1327 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ヒシガニ 科 Parthenopidae Rhinolambrus 属 の1 種 Rhinolambrus sp.
1328 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda クリガニ 科 Atelecyclidae クリガニ Telmessus cheiragonus (Tilesius, 1812)
1329 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イチョウガニ 科 Cancridae イボイチョウガニ Cancer gibbosulus (de Haan, 1833)
1330 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae クメジマハイガザミモドキ Libystes villosus Rathbun, 1924
1331 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae チチュウカイミドリガニ Carcinus aestuarii Nard, 1847
1332 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae シワガザミ Liocarcinus corrugatus (Pennant, 1777)
1333 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ノコギリガザミ Scylla serrata (Forskå l, 1755)
1334 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae トゲノコギリガザミ Scylla traquebarica (Fabricius, 1798)
1335 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae タイワンガザミ Portunus (Portunus) pelagicus (Linnaeus, 1758)
1336 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ガザミ Portunus (Portunus) trituberculatus (Miers, 1876)
1337 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ツノナシイボガザミ Portunus brocki (de Haan, 1887)
1338 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ケブカガザミ Portunus pubescens (Dana, 1852)
1339 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae イボガザミ Portnus (Monomia) gladiator Fabricius, 1798
1340 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae サメハダヒメガザミ Portunus (Cycloachelous) granulatus (H Milne Edwards, 1934)
1341 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae イシガニ Charybdis japonica (A. Milne-Edwards, 1861)
1342 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae トウヨウイシガニ Charybdis orientalis Dana, 1852
1343 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae カワリイシガニ Charybdis variegata (Fabricius, 1798)
1344 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae フタハベニツケガニ Thalamita sima H. Milne Edwards, 1834
1345 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae フタハベニツケモドキ Thalamita admete (Herbst, 1803)
1346 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ミナミベニツケガニ Thalamita crenata (Latreille, 1829)
1347 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ヒメフタハベニツケガニ Thalamita integra Dana, 1852
1348 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae アマミベニツケガニ Thalamita stimpsoni A. Milne-Edwards, 1861
1349 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae カロリンベニツケガニ Thalamita parvidens (Rathbun, 1907)
1350 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ミナミベニツケモドキ Thalamita danae Stimpson, 1858
1351 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ガザミ 科 Portunidae ベニツケガニ Thalamita prymna (Herbst, 1803)
1352 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda エンコウガニ 科 Goneplacidae メクラガニ Typhrocarcinus villosus Stimpson, 1858
1353 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツアシガニ 科 Hexapodidae ムツアシガニ Hexapinus sexpes (Fabricius, 1798)
1354 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツアシガニ 科 Hexapodidae ヒメムツアシガニ Hexapus anfractus (Rathbun, 1910)
1355 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イソオウギガニ 科 Eriphiidae カノコセビロガニ Epixanthus dentatus (White, 1847)
1356 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イソオウギガニ 科 Eriphiidae イワオウギガニ Eriphia sebana (Shaw et Nodder, 1803)
1357 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イソオウギガニ 科 Eriphiidae ヤクジャマガニ Baptozius vinosus (H. Milne Edwards, 1834)
1358 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae ケブカガニ Pilumnus vespertilio (Fabricius, 1793)
1359 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae ヒメケブカガニ Pilumnus minutus de Haan, 1835
1360 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae トラノオガニモドキ Pilumnus trispinosus (Sakai, 1965)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1361 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae スエヒロイボテガニ Actumnus setifer (de Haan, 1833)
1362 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae トラノオガニ Pilumnopeus indicus (de Man, 1887)
1363 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae トラノオガニと 思 われる1 種 Pilumnopeus indicus (de Man, 1887)
1364 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae ミナミトラノオガニ Pilumnopeus marginatus (Stimpson, 1838)
1365 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae マキトラノオガニ Pilumnopeus makianus (Rathbun, 1929)
1366 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ケブカガニ 科 Pilumnidae マルミトラノオガニ Heteropanope glabra Stimpson, 1858
1367 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae シワオウギガニ Macromedaeus distinguendus (de Haan, 1835)
1368 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae オウギガニ Leptodius exaratus (H. Milne Edwards, 1834)
1369 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae ムツハオウギガニ Leptodius sanguineus (H. Milne Edwards, 1834)
1370 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae コオウギガニ Leptodius gracilis (Dana, 1852)
1371 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae ヒヅメガニ Etisus laevimanus Randall, 1840
1372 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae ヒヅメオウギガニ Phymodius unguilatus (H. Milne Edwards, 1834)
1373 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オウギガニ 科 Xanthidae オウギガニ 科 の1 種 Xanthidae sp.
1374 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda オカガニ 科 Gecarcinidae ミナミオカガニ Cardisoma carnifex (Herbst, 1796)
1375 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae ハシリイワガニ Metopograpsus messor (Forskå l, 1775)
1376 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae ハシリイワガニモドキ Metopograpsus thukuhar (Owen, 1839)
1377 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae クイラハシリイワガニ Metopograpsus latifrons (White, 1847)
1378 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae ヒメイワガニ Pachygrapsus minutus A. Milne-Edwards, 1873
1379 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae ヒメイワガニと 思 われる1 種 Pachygrapsus minutus A. Milne-Edwards, 1873
1380 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae チゴイワガニ Ilyograpsus cf. nodulosus Sakai, 1983
1381 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda イワガニ 科 Grapsidae イワガニ 科 の1 種 または 複 数 種 Grapsidae sp. or spp.
1382 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae タイワンヒライソモドキ Ptychognathus ishii Sakai, 1939
1383 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒメヒライソモドキ Ptychognathus capillidigitatus Takeda, 1984
1384 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒライソモドキ Ptychognathus glaber Stimpson, 1858
1385 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ケフサヒライソモドキ Ptychognathus barbatus (A. Milne-Edwards, 1873)
1386 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae トゲアシヒライソガニモドキ Parapyxidognathus deianira (de Man, 1888)
1387 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒラモクズガニ Utica borneensis de Man, 1895
1388 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae トリウミアカイソモドキ Acmaeopleura toriumii Takeda, 1974
1389 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae コウナガイワガニモドキ Pseudograpsus elongatus (A. Milne-Edwards, 1873)
1390 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae モクズガニ Eriocheir japonicus (de Haan, 1835)
1391 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒメモクズガニ Neoeriocheir leptognathus (Rathbun, 1913)
1392 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae イソガニ Hemigrapsus sanguineus (de Haan, 1835)
1393 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ケフサイソガニ Hemigrapsus penicillatus (de Haan, 1835)
1394 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒメケフサイソガニ Hemigrapsus sinensis Rathbun, 1929
1395 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae スネナガイソガニ Hemigrapsus longitarsis (Miers, 1879)
1396 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae Hemigrapsus 属 の1 種 Hemigrapsus sp.
1397 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ミナミヒライソモドキ Thalassograpsus harpax (Hilgendorf, 1892)
1398 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒライソガニ Gaetice depressus (de Haan, 1833)
1399 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae オキナワヒライソガニ Gaetice ungulatus Sakai, 1939
1400 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ハマガニ Chasmagnathus convexus (de Haan, 1833)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1401 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae アシハラガニ Helice (Helice) tridens tridens (de Haan, 1835)
1402 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ヒメアシハラガニ Helice (Helicana) japonica K. Sakai et Yatsuzuka, 1980
1403 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ミナミアシハラガニ Helice leachi Hess, 1865
1404 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae タイワンアシハラガニ Helice formosensis Rathbun, 1931
1405 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae Helice 属 の1 種 Helice sp.
1406 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae ミゾテアシハラガニ Sarmatium striaticarpus Davie, 1992
1407 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda モクズガニ 科 Varunidae モクズガニ 科 の1 種 Varunidae sp.
1408 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae アカテガニ Chiromantes haematocheir (de Haan, 1833)
1409 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae クロベンケイガニ Chiromantes dehaani (H. Milne Edwards, 1853)
1410 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae クシテガニ Parasesarma plicatum (Latreille, 1803)
1411 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae カクベンケイガニ Parasesarma pictum (de Haan, 1835)
1412 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae ユビアカベンケイガニ Parasesarma acis Davie, 1993
1413 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae キノボリベンケイガニ Parasesarma leptosomum (Hilgendorf, 1878)
1414 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae Parasesarma 属 の1 種 Parasesarma sp.
1415 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae フタバカクガニ Perisesarma bidens (de Haan, 1835)
1416 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae オオベンケイガニ Neoepisesarma lafondi (Jaquinot et Lucas, 1853)
1417 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae ベンケイガニ Sesarmops intermedium (de Haan, 1835)
1418 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae ヒメベンケイガニ Nanosesarma gordoni (Shen, 1935)
1419 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae アシハラガニモドキ Neosaramtium smithi (H. Milne Edwards, 1853)
1420 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae ウモレベンケイガニ Clistocoeloma sinensis Shen, 1933
1421 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae フジテガニ Clistocoeloma villosum (A. Milne-Edwards, 1869)
1422 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae Clistocoeloma 属 の1 種 Clistocoeloma sp.
1423 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae イワトビベンケイガニ Metasessarma obesum (Dana, 1851)
1424 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae ベンケイガニ 科 の1 種 Sesarmidae sp.
1425 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ベンケイガニ 科 Sesarmidae ベンケイガニ 科 の1 種 または 複 数 種 Sesarmidae sp. or spp.
1426 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ミナミコメツキガニ 科 Mictyridae ミナミコメツキガニ Mictyris brevidactylus Stimpson, 1858
1427 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae クロピンノ Pinnotheres boninensis Stimpson, 1858
1428 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae オオシロピンノ Pinnotheres sinensis Shen, 1932
1429 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae マルピンノ Pinnotheres cyclinus Shen, 1932
1430 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae フタハピンノ Pinnotheres bidentatus Sakai, 1939
1431 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae シロナマコガニ Pinnixa tumida Stimpson, 1858
1432 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ラスバンマメガニ Pinnixa rathbuni Sakai, 1934
1433 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ラスバンマメガニと 思 われる1 種 Pinnixa rathbuni Sakai, 1934
1434 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ギボシマメガニ Pinnxa balanoglossasa Sakai, 1934
1435 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae アカホシマメガニ Pinnixa haematosticta Sakai, 1934
1436 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ハサミカクレガニ Mortensenella forceps Rathbun, 1909
1437 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ウモレマメガニ Pseudopinnixa carinata (Ortmann, 1894)
1438 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ミナミヨコナガピンノ Tetrias fischeri (A. Milne-Edwards, 1867)
1439 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ヨコナガモドキ Asthenognathus inaequipes Stimpson, 1858
1440 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae ヨコナガピンノ Tritodynamia japonica Ortmann, 1894

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1441 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae オオヨコナガピンノ Tritodynamia rathbuni Shen, 1932
1442 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae メナシピンノ Xenophthalmus pinnotherides White, 1846
1443 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae カクレガニ 科 の1 種 Pinnotheridae sp.
1444 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda カクレガニ 科 Pinnotheridae カクレガニ 科 の 複 数 種 Pinnotheridae spp.
1445 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ツノメガニ Ocypode ceratophthalma (Pallas, 1772)
1446 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae スナガニ Ocypode stimpsoni Ortmann, 1897
1447 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae スナガニ( 巣 穴肎 ) Ocypode stimpsoni Ortmann, 1897 (burrow)
1448 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ナンヨウスナガニ Ocypode sinensis Dai, Song et Yang, 1985
1449 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae シオマネキ Uca arcuata (de Haan, 1833)
1450 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ヤエヤマシオマネキ Uca dussumieri (H. Milne Edwards, 1852)
1451 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae リュウキュウシオマネキ Uca coarctata (H. Milne Edwards, 1852)
1452 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ヒメシオマネキ Uca vocans (Linnaeus, 1758)
1453 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ルリマダラシオマネキ Uca tetragonon (Herbst, 1790)
1454 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ルリマダラシオマネキと 思 われる1 種 Uca tetragonon (Herbst, 1790)
1455 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ベニシオマネキ Uca crassipes (Adams et White, 1848)
1456 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ハクセンシオマネキ Uca lactea (de Haan, 1835)
1457 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae オキナワハクセンシオマネキ Uca perplexa (H. Milne Edwards, 1837)
1458 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae シモフリシオマネキ Uca triangularis triangularis (A. Milne-Edwards, 1873)
1459 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae コメツキガニ Scopimera globosa de Haan, 1835
1460 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae チゴガニ Ilyoplax pusilla (de Haan, 1835)
1461 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ハラグクレチゴガニ Ilyoplax deschampsi (Rathbun, 1918)
1462 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ツノメチゴガニ Tmethypocoelis choreutes Davie et Kosuge, 1995
1463 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae メナガオサガニ Macrophthalmus serenei Takeda et Komai, 1991
1464 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ミナミメナガオサガニ Macrophthalmus milloti Crosnier, 1965
1465 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ミナミオサガニ Macrophthalmus brevis (Herbst, 1804)
1466 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ヒメカクオサガニ Macrophthalmus boscii Audouin, 1825
1467 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae フタハオサガニ Macrophthalmus convexus Stimpson, 1858
1468 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae オサガニ Macrophthalmus abbreviatus Manning et Holthuis, 1981
1469 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ヤマトオサガニ Macrophthalmus japonicus (de Haan, 1835)
1470 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ヒメヤマトオサガニ Macrophthalmus banzai Wada et Sakai, 1989
1471 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae ヨコスジオサガニ Macrophthalmus definitus White, 1848
1472 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae Macrophthalmus 亜 属 の1 種 Macrophthalmus (Macrophthalmus ) sp.
1473 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae Macrophthalmus 属 の1 種 Macrophthalmus sp.
1474 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae Macrophthalmus 属 の 複 数 種 Macrophthalmus spp.
1475 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda スナガニ 科 Ocypodidae オサガニ 科 の1 種 Macrophthalmidae sp.
1476 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツハアリアケガニ 科 Camptandriidae ムツハアリアケガニ Camptandrium sexdentatum Stimpson, 1858
1477 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツハアリアケガニ 科 Camptandriidae アリアケガニ Cleistostoma dilatatum de Haan, 1833
1478 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツハアリアケガニ 科 Camptandriidae アリアケモドキ Deiratonotus cristatus (de Man, 1895)
1479 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツハアリアケガニ 科 Camptandriidae アリアケモドキと 思 われる1 種 Deiratonotus cf. cristatus (de Man, 1895)
1480 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda ムツハアリアケガニ 科 Camptandriidae カワスナガニ Deiratonotus japonicus (Sakai, 1934)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1481 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda - - 短 尾 下 目 の1 種 (メガロパ 幼 生 ) Brachyura sp. (megalopa)
1482 節 足 動 物 門 Arthropoda 軟 甲 綱 Malacostraca 十 脚羻 目 Decapoda - - 短 尾 下 目 の1 種 または 複 数 種 Brachyura sp. or spp.
1483 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 粘 管 目 Collembola - - 粘 管 目 の1 種 Collembola sp.
1484 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 毛 翅 目 Trichoptella - - 毛 翅 目 の1 種 Trichoptella sp. (larva)
1485 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 鞘 翅 目 Coleoptera ミズスマシ 科 Gyrinidae ミズスマシ 科 の1 種 Gyrinidae sp.
1486 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 膜 翅 目 Hymenoptera アリ 科 Formicidae アリ 科 の1 種 Formicidae sp.
1487 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 双 翅 目 Diptera ユスリカ 科 Chironomidae ヒトエグサガガンボ Limonia (Dycranomyia) monostromia Tokunaga, 1953
1488 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 双 翅 目 Diptera ユスリカ 科 Chironomidae ユスリカ 科 の1 種 Chironomidae sp.
1489 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 双 翅 目 Diptera ユスリカ 科 Chironomidae ユスリカ 科 の1 種 または 複 数 種 Chironomidae sp. or spp.
1490 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta 双 翅 目 Diptera - - 双 翅 目 幼 虫 Larva of Diptera
1491 節 足 動 物 門 Arthropoda 昆 虫 綱 Insecta - - - - 昆 虫 綱 幼 虫 Larva or Ninph of Insecta
1492 節 足 動 物 門 Arthropoda 倍 脚羻 綱 Diplopoda - - - - ヤスデ 類参 Diplopoda sp. or spp.
1493 触 手 動 物 門 Tentaculata 箒 虫 綱 Phoronida - - - - 箒 虫 綱 の1 種 Phoronida sp.
1494 触 手 動 物 門 Tentaculata 苔 虫 綱 Bryozoa 唇 口 目 Cheilostomata チゴケムシ 科 Watersipora チゴケムシ Watersiporidae subovoidea (D'Orbigny, 1852)
1495 触 手 動 物 門 Tentaculata 腕吓 足 綱 Brachiopoda 舌 殻 目 Lingulida シャミセンガイ 科 Lingulidae ミドリシャミセンガイ Lingula anatina (Lamarck, 1801)
1496 触 手 動 物 門 Tentaculata 腕吓 足 綱 Brachiopoda 舌 殻 目 Lingulida シャミセンガイ 科 Lingulidae Lingula 属 の1 種 Lingula sp.
1497 毛 顎 動 物 門 Chaetognatha 現 生 矢 虫 綱 Sagittoidea 膜 筋耠 目 Phragmophora イソヤムシ 科 Spadellidae ナイカイヤムシ Sagitta crassa Tokioka, 1938
1498 毛 顎 動 物 門 Chaetognatha 現 生 矢 虫 綱 Sagittoidea 膜 筋耠 目 Phragmophora イソヤムシ 科 Spadellidae イソヤムシ 科 の1 種 Spadellidae sp.
1499 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ヒメギボシムシ Ptychodera flava Eschscholtz, 1825
1500 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ワダツミギボシムシ Balanoglossus carnosus (Willey, 1899)
1501 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ワダツミギボシムシと 思 われる1 種 Balanoglossus carnosus (Willey, 1899)
1502 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ミサキギボシムシ Balanoglossus misakiensis Kuwano, 1902
1503 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ミサキギボシムシと 思 われる1 種 Balanoglossus misakiensis Kuwano, 1902
1504 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae Balanoglossus 属 の1 種 Balanoglossus sp.
1505 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae Balanoglossus 属 と 思 われる1 種 Balanoglossus sp.
1506 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ギボシムシ 科 の1 種 Ptychoderidae sp.
1507 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ギボシムシ 科 Ptychoderidae ギボシムシ 科 の 複 数 種 Ptychoderidae spp.
1508 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - ハネナシギボシムシ 科 Spengeliidae Spengelia 属 と 思 われる1 種 Spengelia sp.
1509 半 索 動 物 門 Hemichordata ギボシムシ 綱 Enteropneusta - - - - ギボシムシ 綱 の1 種 Enteropneust sp.
1510 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea モミジガイ 目 Paxillosida スナヒトデ 科 Luidiidae スナヒトデ Luidia quinaria von Martens, 1865
1511 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea モミジガイ 目 Paxillosida モミジガイ 科 Astropectinidae トゲモミジガイ Astropecpten polyacanthus Müller et Troscher, 1842
1512 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea モミジガイ 目 Paxillosida モミジガイ 科 Astropectinidae モミジガイ Astropecten scoparius Velenciennes, 1842
1513 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea アカヒトデ 目 Valvatida イトマキヒトデ 科 Asterinidae イトマキヒトデ Asterina pectinifera Müller et Troschel, 1842
1514 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea アカヒトデ 目 Valvatida イトマキヒトデ 科 Asterinidae ヌノメイトマキヒトデ Asterina batheri Goto, 1929
1515 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea アカヒトデ 目 Valvatida カスリモミジガイ 科 Archasteridae カスリモミジガイ Archaster typicus Müller et Troschel, 1840
1516 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea アカヒトデ 目 Valvatida コブヒトデ 科 Oreasteridae コブヒトデ Protoreaster nodosus (Linnaeus, 1758)
1517 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea ルソンヒトデ 目 Spinulosida ヒメヒトデ 科 Echinasteridae ヒメヒトデ Henricia nipponica Uchida, 1928
1518 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ヒトデ 綱 Asteroidea マヒトデ 目 Forcipulatida マヒトデ 科 Asteriidae マヒトデ Asterias amurensis Lütken, 1871
1519 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida スナクモヒトデ 科 Amphiuridae ウデナガメガネクモヒトデ Amphiura (Fellaria) vadicola Matsumoto, 1915
1520 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida スナクモヒトデ 科 Amphiuridae Amphiura (Fellaria) 属 の1 種 Amphiura (Fellaria) sp.

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1521 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida スナクモヒトデ 科 Amphiuridae Amphiura 属 の1 種 Amphiura sp.
1522 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida スナクモヒトデ 科 Amphiuridae カキクモヒトデ Amphioplus (Lymanella) japonicus (Matsumoto, 1915)
1523 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida トゲクモヒトデ 科 Ophiotrichidae ナガトゲクモヒトデ Ophiothrix exigua Lyman, 1874
1524 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida フサクモヒトデ 科 Ophiocomidae ゴマフクモヒトデ Ophiocoma dentata Müller et Troschel, 1842
1525 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida フサクモヒトデ 科 Ophiocomidae ウデフリクモヒトデ Ophiocoma scolopendrina (Lamarck, 1816)
1526 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida フサクモヒトデ 科 Ophiocomidae クサイロチビクモヒトデ Ophiactis affinis Duncan, 1879
1527 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida ニホンクモヒトデ 科 Ophiolepididae ダンゴクモヒトデ Ophiolepis cincta Müller et Troschel, 1842
1528 棘 皮 動 物 門 Echinodermata クモヒトデ 綱 Ophiuroidea クモヒトデ 目 Ophiurida - - クモヒトデ 目 の1 種 Ophiurida sp.
1529 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida サンショウウニ 科 Temnopleuridae ツマジロナガウニ Echinometra sp.
1530 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida サンショウウニ 科 Temnopleuridae コシダカウニ Mespilia globulus (Linnaeus, 1758)
1531 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida サンショウウニ 科 Temnopleuridae サンショウウニ Temnopleurus toreumaticus (Leske, 1778)
1532 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida サンショウウニ 科 Temnopleuridae キタサンショウウニ Temnopleurus hardwickii (Gray, 1855)
1533 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida サンショウウニ 科 Temnopleuridae シマダンダラウニ Salmaciis sp.
1534 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida ナガウニ 科 Echinometridae ムラサキウニ Anthocidaris crassispina (A. Agassiz, 1863)
1535 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ホンウニ 目 Temnopleuroida - - ホンウニ 目 の1 種 Echinoida sp.
1536 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea タコノマクラ 目 Clypeasteroida カシパン 科 Laganidae ヨツアナカシパン Peronella japonica Mortensen, 1948
1537 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea タコノマクラ 目 Clypeasteroida カシパン 科 Laganidae ミナミヨツアナカシパン Peronella lesueuri Valenciennes, 1841
1538 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea タコノマクラ 目 Clypeasteroida ヨウミャクカシパン 科 Scutellidae ハスノハカシパン Scaphechinus mirabilis A. Agassiz, 1863
1539 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea タコノマクラ 目 Clypeasteroida スカシカシパン 科 Astriclypeidae スカシカシパン Astriclypeus manni (Verrill, 1867)
1540 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea タコノマクラ 目 Clypeasteroida - - カシパン 亜 目 の1 種 Laganina sp.
1541 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ブンブク 目 Spatangoida ブンブクチャガマ 科 Schizasteridae セイタカブンブク Moira lachesinella Morlensen, 1930
1542 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea ブンブク 目 Spatangoida ヒラタブンブク 科 Loveniidae ヒラタブンブク Lovenia elongata (Gray, 1845)
1543 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ウニ 綱 Echinoidea - - - - 不 正 形聥 類参 の1 種 Irregularia sp.
1544 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 樹 手 目 Dendrochirotida グミモドキ 科 Phyllophoridae Stolus sacellus Stolus sacellus (Selenka, 1867)
1545 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 樹 手 目 Dendrochirotida グミモドキ 科 Phyllophoridae Thyonidiella 属 の1 種 Thyonidiella sp.
1546 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae クリイロナマコ 近耧 似 種 Actinopyga sp.
1547 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae フタスジナマコ Bohadschia bivittata (Mitsukuri, 1912)
1548 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae クロナマコ Holothuria (Holodeima) atra Jä ger, 1833
1549 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae トラフナマコ Holothuria (Mertensiothuria) pervicax Selenka, 1867
1550 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae ニセクロナマコ Holothuria (Mertendiothuria) leucospirota Brandt, 1835
1551 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae ハネジナマコ Holothuria (Metiatyla) scabra Jä ger, 1833
1552 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida クロナマコ 科 Holothuriidae Holothuria erinaceus Holothuria erinaceus Semper, 1867
1553 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 楯 手 目 Aspidochirotida シカクナマコ 科 Stichopodidae マナマコ Apostichopus japonicus (Selenka, 1867)
1554 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae オオイカリナマコ Synapta maculata (Chamisso et Eysenhardt, 1821)
1555 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae フトトゲイカリナマコ Protankyra autopista (von Marenzeller, 1881)
1556 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae トゲイカリナマコ Protankyra bidentata (Woodward et Barrett, 1858)
1557 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae ヒモイカリナマコ Patinapta ooplax (von Marenzeller, 1882)
1558 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae ウチワイカリナマコ Labidoplax dubia (Semper, 1868)
1559 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae Leptosynapta 属 と 思 われる1 種 Leptosynapta sp.
1560 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae イカリナマコ 科 の1 種 (B) Synaptidae sp. B

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1561 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae イカリナマコ 科 の1 種 Synaptidae sp.
1562 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida イカリナマコ 科 Synaptidae イカリナマコ 科 の1 種 または 複 数 種 Synaptidae sp. or spp.
1563 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea 無 足 目 Apodida クルマナマコ 科 Chiridotidae ムラサキクルマナマコ Polycheira fusca (Quoy et Gaimard, 1833)
1564 棘 皮 動 物 門 Echinodermata ナマコ 綱 Holothuroidea - - - - ナマコ 綱 の1 種 Holothuroidea sp.
1565 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マメボヤ 目 Enterogona ヘンゲボヤ 科 Polycitoridae Eudistoma 属 と 思 われる1 種 Eudistoma sp.
1566 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マメボヤ 目 Enterogona ユウレイボヤ 科 Cionidae カタユウレイボヤ Ciona intestinalis (Lesueur, 1767)
1567 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マメボヤ 目 Enterogona ユウレイボヤ 科 Cionidae ユウレイボヤ Ciona savignyi Herdman, 1882
1568 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マメボヤ 目 Enterogona ナツメボヤ 科 Ascidiidae スジキレボヤ Ascidia sydneiensis (Stimpson, 1855)
1569 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona イタボヤ 科 Botryllidae イタボヤ Botryllus scholosseri Oka, 1927
1570 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona シロボヤ 科 Styelidae シロボヤ Styela plicata (Lesueur, 1823)
1571 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona シロボヤ 科 Styelidae シロボヤと 思 われる1 種 Styela plicata (Lesueur, 1823)
1572 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona シロボヤ 科 Styelidae エボヤ Styela clava Herdman, 1881
1573 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona シロボヤ 科 Styelidae フタスジボヤ Styela canopus (Savigny, 1816)
1574 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona マボヤ 科 Pyuridae カラスボヤ Pyura vittata (Stimpson, 1852)
1575 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona マボヤ 科 Pyuridae マクラボヤ Pyura mirabilis (Drasche, 1884)
1576 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea マボヤ 目 Pleurogona マボヤ 科 Pyuridae Herdmania pallida Herdmania pallida (Heller, 1878)
1577 脊 索 動 物 門 Chordata ホヤ 綱 Ascidiacea - - - - ホヤ 綱 の1 種 Ascidiacea sp.
1578 脊 索 動 物 門 Chordata ナメクジウオ 綱 Leptocardia ナメクジウオ 目 Amphioxi ナメクジウオ 科 Branchiostomidae ヒガシナメクジウオ Branchiostoma japonicum (Willey, 1897)
1579 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes ウナギ 目 Anguilliformes ウナギ 科 Angillidae ウナギ Anguilla japonica Temminck et Schlegel, 1846
1580 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes ウナギ 目 Anguilliformes ウミヘビ 科 Ophichthidae ソラウミヘビ Leiuranus semicinctus (Lay et Bennett, 1839)
1581 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes ウナギ 目 Anguilliformes ウミヘビ 科 Ophichthidae ウミヘビ 亜 科 の 稚 魚翣 Ophichthinae sp.
1582 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes コイ 目 Cypriniformes コイ 科 Cyprinidae コイ Cyprinus carpio Linnaeus, 1758
1583 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes コイ 目 Cypriniformes コイ 科 Cyprinidae オイカワ Zacco platypus (Temminck et Schlegel, 1846)
1584 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes サケ 目 Salmoniformes シラウオ 科 Salangidae シラウオ Salangichthys microdon Bleeker, 1860
1585 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes サケ 目 Salmoniformes サケ 科 Salmonidae サケ Oncorhynchus keta (Walbaum, 1792)
1586 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes トゲウオ 目 Gasterosteiformes トゲウオ 科 Gasterosteidae トミヨ Pungitius sinensis (Guichenot, 1869)
1587 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes トゲウオ 目 Gasterosteiformes ヨウジウオ 科 Syngnathidae オクヨウジ Urocampus nanus Günther, 1870
1588 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes トゲウオ 目 Gasterosteiformes ヨウジウオ 科 Syngnathidae ヨウジウオ Syngnathus schlegeli Kaup, 1856
1589 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes トゲウオ 目 Gasterosteiformes ヨウジウオ 科 Syngnathidae ガンテンイシヨウジ Hippichthys (Parasyngnathus) penicillus (Cantor, 1849)
1590 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes トゲウオ 目 Gasterosteiformes ヨウジウオ 科 Syngnathidae カワヨウジ Hippichthys (Hippichthys) spicifer (Rüppell, 1838)
1591 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes ボラ 目 Mugiliformes ボラ 科 Mugilidae ボラ Mugil cephalus cephalus Linnaeus, 1758
1592 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes カサゴ 目 Scorpaeniformes ハオコゼ 科 Tetrarogidae ハオコゼ Hypodytes rubripinnis (Temminck et Schlegel, 1843)
1593 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes カサゴ 目 Scorpaeniformes カジカ 科 Cottidae Myoxocephalus 属 の1 種 Myoxocephalus sp.
1594 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes カサゴ 目 Scorpaeniformes カジカ 科 Cottidae アサヒアナハゼ Pseudoblennius cottoides (Richardson, 1848)
1595 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes サンフィッシュ 科 Centrarchidae オオクチバス Micropterus salmoides (Lacepède, 1802)
1596 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes テンジクダイ 科 Apogonidae ハワイマトイシモチ Apognichthys waikiki Jordan et Evermann, 1903
1597 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes テンジクダイ 科 Apogonidae ネンブツダイ Apogon semilineatus Temminick et Schlegel, 1842
1598 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes タイ 科 Sparidae クロダイ Acanthopagrus schlegelii (Bleeker, 1854)
1599 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes スズメダイ 科 Pomacentridae スズメダイ 科 の1 種 Pomacentridae sp.
1600 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes シマイサキ 科 Teraponidae コトヒキ Terapon jarbua (Forskål, 1775)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1601 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes シマイサキ 科 Teraponidae シマイサキ Rhyncopelates oxyrhynchus (Temminck et Schlegel, 1842)
1602 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ベラ 科 Labridae キュウセン Halichoeres poecilopterus (Temminck et schlegel, 1845)
1603 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ゲンゲ 科 Zoarcidae ナガガジ Zoarces elongatus Kner, 1868
1604 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes イソギンポ 科 Blenniidae トサカギンポ Omobranchus fasciolatoceps (Richardson, 1846)
1605 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes イソギンポ 科 Blenniidae ニジギンポ Petroscirtes breviceps (Valenciennes, 1836)
1606 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ネズッポ 科 Callionymidae ハナビヌメリ Paradiplogrammus enneactis (Breeker, 1879)
1607 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ネズッポ 科 Callionymidae ネズッポ 科 の 複 数 種 Callionymidae spp.
1608 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae タビラクチ Apocryptodon punctatus Tomiyama, 1934
1609 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae トカゲハゼ Scartelaos histophorus (Valenciennes, 1837)
1610 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ムツゴロウ Boleophthalmus pectinirostris (Linnaeus, 1758)
1611 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae トビハゼ Periophthalmus modestus Cantor, 1842
1612 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ミナミトビハゼ Periophthalmus argentilineatus Valenciennes, 1837
1613 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ワラスボ Odontamblyopus lacepedii (Temminck et Schlegel, 1845)
1614 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ヒゲワラスボ Taenioides limicola Smith, 1964
1615 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ミミズハゼ Luciogobius guttatus Gill, 1859
1616 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ミミズハゼと 思 われる1 種 Luciogobius guttatus Gill, 1859
1617 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ヒモハゼ Eutaeniichthys gilli Jordan et Snyder, 1901
1618 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae タネハゼ Callogobius tanegasimae (Snyder, 1908)
1619 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ミナミイソハゼ Eviota japonica Jewett et Lachner, 1983
1620 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ドロメ Chaenogobius glosus (Guichenot, 1882)
1621 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ウキゴリ Gymnogobius urotaenia (Hilgendorf, 1879)
1622 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ニクハゼ Gymnogobius heptacanthus (Hilgendorf, 1879)
1623 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae クボハゼ Gymnogobius scrobiculatus (Takagi, 1957)
1624 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ヘビハゼ Gymnogobius mororanus (Jordan et Snyder, 1901)
1625 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae エドハゼ Gymnogobius macrognathos (Bleeker, 1860)
1626 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae チクゼンハゼ Gymnogobius uchidai (Takagi, 1957)
1627 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ビリンゴ Gymnogobius breunigii (Steindachner, 1880)
1628 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ウロハゼ Glossogobius olivaceus (Temminck et Schlegel, 1845)
1629 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ツムギハゼ Yongeichthys criniger (Valenciennes, 1837)
1630 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae マハゼ Acanthogobius flavimanus (Temminck et Schlegel, 1845)
1631 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae アシシロハゼ Acanthogobius lactipes (Hilgendorf, 1879)
1632 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae マサゴハゼ Pseudogobius masago (Tomiyama, 1936)
1633 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae クモハゼ Bathygobius fuscus (Rüppell, 1830)
1634 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ハゴロモハゼ Myersina macrostoma Herre, 1934
1635 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ホシハゼ Asterropteryx semipunctata Rüppell, 1830
1636 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ヒメハゼ Favonigobius gymnauchen (Bleeker, 1860)
1637 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ミナミヒメハゼ Papillogobius reichei (Bleeker, 1853)
1638 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae Papillogobius 属 の1 種 Papillogobius sp.
1639 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ヒナハゼ Redigobius bikolanus (Herre, 1927)
1640 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae アベハゼ Mugilogobius abei (Jordan et Snyder, 1901)

No.
門 phylum 綱 class 目 order 科 family 和吂 名 Scientific Name (Genus, Species, Auther, year)
1641 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae イズミハゼ Mugilogobius sp. 1
1642 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae キララハゼ Acentrogobius viridipunctatus (Valenciennes, 1837)
1643 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae スジハゼA 種 Acentrogobius sp. A
1644 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae スジハゼB 種 Acentrogobius sp. B
1645 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae スジハゼの1 種 Acentrogobius sp.
1646 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae Acentrogobius 属 の1 種 Acentrogobius sp.
1647 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae Acentrogobius 属 の1 種 ( 稚 魚翣 ) Acentrogobius sp. (larva)
1648 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae クロコハゼ Drombus sp.
1649 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ゴマハゼ Pandaka sp. A
1650 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ギンポハゼ Parkraemeria ornata Whitley, 1951
1651 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ゴクラクハゼ Rhinogobius giurinus (Rutter, 1897)
1652 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae Rhinogobius 属 の1 種 (ヨシノボリ 種 群聖 ) Rhinogobius sp.
1653 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae アカオビシマハゼ Tridentiger trigonocephalus (Gill, 1859)
1654 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae シモフリシマハゼ Tridentiger bifasciatus Steindachner, 1881
1655 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae アカオビシマハゼもしくはシモフリシマハゼ Tridentiger trigonocephalus or T. bifasciatus
1656 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae シロチチブ Tridentiger nudicervicus Tomiyama, 1934
1657 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama, Arai et Nakamura, 1972
1658 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae チチブ Tridentiger obscurus (Temminck et Schlegel, 1845)
1659 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ショウキハゼ Tridentiger barbatus (Günther, 1861)
1660 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae チワラスボ Taenioides cirratus (Blyth, 1860)
1661 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes ハゼ 科 Gobiidae ハゼ 科 の1 種 Gobiidae sp.
1662 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes オオメワラスボ 科 Microdesmidae サツキハゼ Parioglossus dotui Tomiyama, 1958
1663 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes スズキ 目 Perciformes オオメワラスボ 科 Microdesmidae クロユリハゼ 亜 科 の1 種 Ptereleotrinae sp.
1664 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes カレイ 目 Pleuronectiformes ササウシノシタ 科 Soleidae セトウシノシタ Pseudaesopia japonica (Bleeker, 1860)
1665 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes フグ 目 Tetraodontiformes カワハギ 科 Monacanthidae アミメハギ Rudarius ercodes Jordan et Fowler, 1902
1666 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes フグ 目 Tetraodontiformes フグ 科 Tetraodontidae クサフグ Takifugu niphobles (Jordan et Snyder, 1901)
1667 脊 索 動 物 門 Chordata 硬 骨 魚翣 綱 Osteichthyes フグ 目 Tetraodontiformes フグ 科 Tetraodontidae サザナミフグ Arothron hispidus (Linnaeus, 1758)

巻 末 別 表 2
地 域 別 出 現 種 リスト

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
Cliona inconstans 3 3
Cliona 属 と 思 われる1 種 1 1
クロイソカイメン 1 1
ダイダイイソカイメン 1 1 2
ナミイソカイメン 1 1
コエダカイメン 1 1
イソカイメン 属 の1 種 1 1
Callyspongia 属 の1 種 (1) 1 1
Callyspongia 属 の1 種 (2) 1 1
ムラサキカイメン 1 1 2
Haliclona 属 の1 種 1 1
Microxina 属 と 思 われる1 種 1 1
海 綿 動 物 門 の1 種 または 複 数 種 1 1
ミズクラゲ 3 1 2 6
ハナギンチャク 科 の1 種 1 1
ムラサキハナギンチャク 1 1
キクメイシモドキ 1 1 2
Porites 属 の1 種 1 1
オヨギイソギンチャク 1 1 2
チギレイソギンチャク 1 1
タテジマイソギンチャク 4 4 5 3 4 2 22
Aiptasia 属 と 思 われる1 種 1 1
Aiptasiogeton 属 の1 種 1 1
Paraiptasia 属 の1 種 5 5
Epiphellia australis 近耧 似 種 1 1
Epiphellia 属 の1 種 (O) 1 1
Epiphellia 属 の1 種 (R) 1 1
Andwakia 属 の1 種 1 1
ホウザワイソギンチャク 2 1 3
Synandwakia 属 の1 種 2 2
Halcampactis 近耧 縁 属 の1 種 2 1 2 5
Stephensonactis 属 の1 種 1 1 2
ハリアクチス 科 の1 種 2 2
マキガイイソギンチャク 1 1 2 4
Halcampa 近耧 似 属 の1 種 1 1
Edwardsia 属 の1 種 1 1
ミナミムシモドキギンチャク 1 6 7
ムシモドキギンチャク 1 1 1 3
Edwardsioides 属 の1 種 (K) 1 1
Edwardsioides 属 の1 種 (M) 2 2 4
Edwardsioides 属 の1 種 (NO) 1 1
Edwardsioides 属 の1 種 (aff. Y) 1 1
Edwardsioides 属 の1 種 (nov.) 3 3
ホソイソギンチャク 近耧 似 種 2 2
Nematostella 属 と 思 われる1 種 1 1
ムシモドキギンチャク 科 の1 種 1 1 2 4
ヨロイイソギンチャク 1 1
クロガネイソギンチャク 2 1 2 5
クロガネイソギンチャク 近耧 似 種 1 1 5 7
Anthopleura 属 と 思 われる1 種 1 1
Anthostella 属 の1 種 1 1
スナイソギンチャク 1 1 2
Entacmaea 属 と 思 われる1 種 1 1
イシワケイソギンチャク 1 2 1 8 12
イシワケイソギンチャク 近耧 縁 種 1 1
ハナワケイソギンチャク 4 4
ニンジンイソギンチャク 1 2 3
Paranemonia 属 の1 種 (2) 1 1
Paranemonia 近耧 縁 属 の1 種 1 2 3
Paranemonia 近耧 縁 属 の1 種 (2) 1 1
Acthelmis 近耧 似 属 の1 種 (J) 1 2 3
Acthelmis 近耧 似 属 の1 種 (B) 1 1
Calamactinia 近耧 縁 属 の1 種 1 1
Calamactis 近耧 縁 属 の1 種 (B) 1 1
Halcampoides 近耧 縁 属 の1 種 1 1
Harenactis 属 と 思 われる1 種 1 1
イソギンチャク 目 の1 種 3 1 4 8
イソギンチャク 目 の1 種 (A) 1 1
イソギンチャク 目 の1 種 (B) 1 1
イソギンチャク 目 の1 種 または 複 数 種 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
スナギンチャク 目 の1 種 2 2
ウミサボテン 2 2
ホソウミエラと 思 われる1 種 1 1
ヤナギウミエラと 思 われる1 種 1 1
チョウセンウスヒラムシ 1 1
Notoplana 属 の1 種 1 1
Diplandros 属 の1 種 1 1
Cryptocelis amakusaensis 1 1 2
Cryptocelis 属 の1 種 1 1 2
クリプトセリス 科 の1 種 1 1
Pseudostylochus maculatus 1 1
Pseudostylochus meridialis 1 1
Pseudostylochus stimpsoni 1 1
Pseudostylochus 属 の1 種 1 1 1 3
カリオヒラムシ 科 の1 種 2 2
Leptostylochus 属 の1 種 1 1
Stylochus aomori 1 1
Stylochus orientalis 1 1
Stylochus uniporus 1 1
Stylochus 属 の1 種 1 1
スチロヒラムシ 科 の1 種 1 3 4
ホソヒラムシ 科 の1 種 1 1
スティロクス 上 科 の1 種 1 1
ツノヒラムシ 上 科 の1 種 1 1 2
無 吸翃 盤 亜 目 の1 種 1 1
多 岐 腸 目 の1 種 (A) 1 1
多 岐 腸 目 の1 種 (B) 1 1
多 岐 腸 目 の1 種 2 2 1 2 2 9
渦 虫 綱 の1 種 1 1 2
Paucumara 属 の1 種 1 1
ケファロツリックス 科 の1 種 2 2
ケンサキヒモムシ 1 1
クリゲヒモムシ 科 の1 種 (1) 1 1
古 紐 虫 目 の1 種 1 1
古 紐 虫 目 の1 種 (A) 7 7
古 紐 虫 目 の1 種 (B) 1 1
古 紐 虫 目 と 思 われる1 種 1 1
Micrura 属 と 思 われる1 種 (1) 4 4
Lineopsella 属 の1 種 1 1
リネウス 科 の1 種 ( 異 紐 虫 目 の1 種 B) 1 1
リネウス 科 の1 種 (1) 1 1
リネウス 科 の1 種 (2) 3 3
リネウス 科 の1 種 (3) 1 1
クロスジヒモムシ 1 1
ナミヒモムシ 5 1 1 5 2 12 1 27
ナミヒモムシと 思 われる1 種 1 4 5
オロチヒモムシ 4 4
Cerebratulus 属 と 思 われる1 種 (1) 1 1
Cerebratulus 属 と 思 われる1 種 (2) 1 1
オロチヒモムシ 科 の1 種 2 2
異 紐 虫 目 の1 種 (A) 1 1
異 紐 虫 目 の1 種 1 1 1 1 4 8
異 紐 虫 目 の1 種 または 複 数 種 1 1
無 針 綱 の1 種 1 1 1 4 7
無 針 綱 と 思 われる1 種 1 2 3
メノコヒモムシ 科 と 思 われる1 種 (A) 1 1
紐 形聥 動 物 門 の1 種 1 1 7 2 11
紐 形聥 動 物 門 の1 種 または 複 数 種 1 2 1 4
ウスヒザラガイ 2 1 2 2 5 12
ホソウスヒザラガイ 1 1 1 3
ヤスリヒザラガイ 1 2 2 2 7
ウスヒザラガイ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
オニヒザラガイ 1 1
ヒザラガイ 2 2 4 8
ヒメケハダヒザラガイ 3 1 3 2 2 1 12
ケハダヒザラガイ 1 1
ケハダヒザラガイと 思 われる1 種 1 1
新 ヒザラガイ 目 の1 種 1 1
シロガイ 1 1
コガモガイ 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
コウダカアオガイ 1 1 1 1 4
クサイロアオガイ 1 2 1 4
カスミアオガイ 3 1 4
クモリアオガイ 2 2
アオガイ 1 1
ツボミ 3 2 2 3 6 16
ツボミと 思 われる1 種 1 1 2
ヒメコザラ 1 5 2 8 11 13 5 45
ウノアシ 1 1
リュウキュウウノアシ 1 1
リュウキュウアオガイ 1 1
コガモガイ 科 の1 種 1 1
サルアワビ 1 1
スカシガイ 1 1
ヒラスカシガイ 1 1
チグサガイ 1 1
クマノコガイ 1 1
キヌシタダミ 1 1
イワカワチグサ 1 1
イシダタミ 2 3 7 4 4 5 25
コシダカガンガラ 1 1 1 3 2 8
ハブタエシタダミ 1 1
ニシキウズ 1 1
Trochus 属 の1 種 1 1
キサゴ 1 1
イボキサゴ 2 1 1 1 2 7 14
リュウキュウカタベ 1 1
オオウラウズガイ 1 1
エゾザンショウ 2 2
スガイ 2 1 1 6 6 6 8 30
カンギク 1 13 14
カノコガイ 1 4 4 12 8 29
イシマキ 1 2 4 9 11 11 1 39
ハナガスミカノコ 1 1
ヒメカノコ 1 3 3 7
リュウキュウアマガイ 1 1
アマガイ 1 6 7
ニシキアマオブネ 1 1
イシダタミアマオブネ 3 3
マングローブアマガイ 8 8
アラスジアマガイ 1 1
キバアマガイ 4 4
アマオブネ 1 2 3
オオマルアマオブネ 4 4
ヒラマキアマオブネ 7 7
マルアマオブネ 2 13 15
ヒロクチカノコ 2 2 7 11 10 32
ニセヒロクチカノコ 7 7
シマカノコ 4 4
ドングリカノコ 1 1
キンランカノコ 2 2
クサイロカノコ 1 1
ミヤコドリ 1 3 2 3 9
ヒナユキスズメ 1 1 2
ユキスズメ 科 の1 種 1 1
スクミリンゴガイ 3 1 4
サキボソカニモリ 1 1
コゲツノブエ 3 5 1 1 6 16
コオロギ 1 1
ウミニナカニモリ 4 4
カヤノミカニモリ 1 10 11
セムシツノブエ 1 1
ミツカドカニモリ 5 5
タケノコチグサカニモリ 1 1
カニモリガイ 2 2
トウガタカニモリ 1 1
タケノコカニモリ 4 4
オニノツノガイ 科 の 複 数 種 1 1
ホソウミニナ 9 10 5 12 8 12 26 82
リュウキュウウミニナ 1 7 8

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
ウミニナ 8 1 1 10 5 6 22 5 58
イボウミニナ 1 1 3 1 2 1 8 17
クロヘナタリ 3 8 11
シマヘナタリ 3 11 14
フトヘナタリ 6 1 9 9 12 22 10 69
イトカケヘナタリ 2 1 3
ヘナタリ 7 1 5 15 10 38
カワアイ 3 4 1 4 10 5 27
キバウミニナ 3 3
マドモチウミニナ 3 3
ネジヒダカワニナ 5 5
タケノコカワニナ 1 1 5 7
トウガタカワニナ 1 1
カワニナ 1 1
チリメンカワニナ 1 1
ウネハマツボ 1 1
シマモツボ 2 2
ツヤモツボ 1 1
オニノツノガイ 上 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
ゴマフニナ 2 2
チャイロタマキビ 1 1
コウダカタマキビ 1 1
ホソスジウズラタマキビ 3 3
ヒメウズラタマキビ 2 9 11
イロタマキビ 11 11
ウズラタマキビ 8 8
マルウズラタマキビ 6 8 17 31
タマキビ 7 1 7 9 11 15 1 51
アツタマキビ 2 1 3
エゾタマキビ 6 1 7
クロタマキビ 8 1 9
アラレタマキビ 1 3 2 1 7
イボタマキビ 2 2
タイワンタマキビ 2 2
コビトウラウズ 1 1 2
チャツボ 1 1
ワカウラツボ 2 2 3 3 10
カワグチツボ 1 2 2 2 2 3 12
マンガルツボ 1 1
サザナミツボ 1 2 3
アツクチナタネツボ 1 1
Falsicingula 属 の1 種 1 1
クリイロカワザンショウ 5 4 5 8 12 11 45
オオクリイロカワザンショウ 2 2
アマグリイロカワザンショウ 2 2
キントンイロカワザンショウ 1 2 3 8 1 15
Angustassiminea 属 の1 種 2 2
ツブカワザンショウ 2 2 10 7 21
ヒラドカワザンショウ 6 4 1 6 12 18 47
カワザンショウガイ 1 3 2 7 5 4 4 26
ムシヤドリカワザンショウ 6 2 1 4 4 7 5 29
ヨシダカワザンショウ 3 2 1 7 1 14
テシオカワザンショウ 1 1
オブチカワザンショウ 2 2
イヨカワザンショウ 4 1 5
ヤミカワザンショウ 1 1
ヒメカワザンショウ 2 3 2 7
マツカワウラカワザンショウ 1 1
マツシマカワザンショウ 1 1
アッケシカワザンショウ 2 2
Assiminea 属 の1 種 2 4 6
Assiminea 属 の1 種 (A) 1 1
Assiminea 属 の1 種 (B) 1 1
カハタレカワザンショウ 3 3
オイランカワザンショウ 8 8
スミヨウカワザンショウ 1 1
ヘソカドガイ 1 1
ウスイロヘソカドガイ 1 1
オオウスイロヘソカドガイ 1 1 2
アズキカワザンショウ 10 10

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
カワザンショウ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
クビキレガイ 6 6
ヤマトクビキレガイ 1 1
クビキレガイモドキ 7 7
シラギク 1 1 2 4
ウミゴマツボ 1 1 4 3 9
ミヤジマウミゴマツボ 1 1
ミズゴマツボ 1 1 2
トライミズゴマツボ 4 4
Stenothyra 属 の1 種 1 2 3
クモガイ 1 1
オハグロガイ 4 4
シドロ 3 3
ネジマガキ 3 3
サザナミスイショウ 1 1
スイショウガイ 1 1
フウリンチドリ 1 1
キクスズメ 1 1
カリバガサガイ 1 1
エゾフネガイ 1 1
シマメノウフネガイ 2 1 1 2 9 15
ヒラフネガイ 1 1
クチキレヘビガイ 1 1
フタモチヘビガイ 1 1
ミジンムカデガイ 1 1
リュウキュウムカデガイ 1 1
オレンジヘビガイ 1 1
オオヘビガイ 1 1 1 3
オミナエシダカラ 1 1
ナツメモドキ 4 4
キイロダカラ 6 6
ハナビラダカラ 5 5
メダカラ 1 1 2
ハナヅトガイ 科 の1 種 1 1
アダムスタマガイ 2 2
ヒラセタマガイ 1 1
チシマタマガイ 2 2
タマネコガイ 2 2
ネコガイ 1 2 3
サキグロタマツメタ 3 1 2 4 10
ウスイロタマツメタと 思 われる1 種 1 1
ツメタガイ 3 3 1 2 6 15
ツメタガイ( 卵 ) 4 1 2 7
リスガイ 1 1
クチグロタマガイ 2 2
ゴマフダマ 1 1 2
ホウシュノタマ 2 15 17
ホウシュノタマ( 卵 ) 1 1
ハギノツユ 1 1 2
ロウイロトミガイ 1 1
シロヘソアキトミガイ 1 1
タマガイ 科 の1 種 ( 卵 ) 1 1
ハブタエセキモリ 1 1
ヒモイカリナマコツマミガイ 1 1 2
クロナマコヤドリニナ 1 1
カシパンヤドリニナ 2 2
ヤセフタオビツマミガイ 1 1
カスリモミジヒトデヤドリニナ 2 2
カスリモミジヒトデヤドリニナと 思 われる1 種 1 1
カゴメガイ 3 3
ウネレイシダマシ 8 8
ヒメヨウラク 1 2 3
レイシダマシ 2 2
レイシダマシモドキ 1 1
エゾチヂミボラ 1 1
チヂミボラ 1 1
Ocenebra 属 の1 種 1 1
アカニシ 1 2 1 3 2 9
ツノアカニシ 1 1
レイシ 1 1 2

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
イボニシ 1 1 3 4 5 5 19
ウニレイシダマシ 1 1
コイワニシ 2 2
テツレイシ 1 1
アッキガイ 科 の 複 数 種 1 1
フトコロガイ 4 4
マルテンスマツムシ 7 7
ムギガイ 1 1 2
ムシエビ 1 1
アラムシロ 5 7 2 8 8 10 25 1 66
クロスジムシロ 3 1 2 6
ウネムシロ 1 1 2
アオモリムシロ 5 2 7
キヌボラ 1 1
ヒメムシロ 2 1 1 4
オマセムシロ 1 1
イボヨフバイ 1 5 6
ムシロガイ 1 1 1 1 1 5
アツムシロ 4 4
アワムシロ 2 2
カニノテムシロ 1 11 12
オオカニノテムシロ 3 3
ウネハナムシロ 2 2
リュウキュウムシロ 1 1
カラムシロ 4 4
ヒロオビヨフバイ 1 1
ホラダマシ 1 1
シマベッコウバイ 6 6
ヒメエゾボラ 3 3
ミクリガイ 1 1
エゾバイ 科 の1 種 1 1
マクラガイ 1 1 2
ナガシマヤタテ 1 1
Mitra 属 の1 種 1 1
イモフデガイ 1 1 2
フデガイ 科 の1 種 1 1
カノコシボリミノムシ 1 1
オオミノムシ 1 1
オリイレボラ 1 1
ロウソクガイ 1 1
アンボンクロザメ 1 1
コモンイモ 1 1
キヌカツギイモ 1 1
マダライモ 3 3
カニモリタケ 1 1
ムシロタケ 1 1
シュマダラギリ 1 1
ベニタケ 1 1
スダレグルマ 1 1
カキウラクチキレモドキ 1 6 7 14
ヨコイトカケギリ 2 2
Syrnola 属 と 思 われる1 種 1 1
カゴメイトカケクチキレ 2 2
シゲヤスイトカケギリ 1 1 2
オオクチキレ 2 2
ナガメアラレクチキレ 1 1
Odostomia 属 の1 種 1 1
エバラクチキレ 1 1
クチキレガイ 1 1 2
ネコノミミクチキレ 3 3
シイノミクチキレ 1 1
ヒガタヨコイトカケギリ 1 2 1 4
ミスジヨコイトカケギリ 1 1
ヨコスジギリ 1 1
Turbonilla 属 の1 種 1 1
トウガタガイ 科 の1 種 2 1 3
ムラクモキジビキガイ 2 2
カヤノミガイ 1 1
コシイノミガイ 1 1
ツララガイ 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
ゴルドンコメツブ 1 1
コヤスツララ 3 1 1 5
スイフガイ 科 の1 種 1 1
コメツブガイ 1 1 2 4
マツシマコメツブ 1 1 3 5
ブドウガイ 2 1 3
キセワタ 1 2 1 4
ウスキセワタ 1 1
キセワタ 科 の1 種 1 1
ヤミヨキセワタ 1 1 1 3
ヤミヨキセワタと 思 われる1 種 1 1
カノコキセワタ 1 1
ミドリアマモウミウシ 1 1
アマクサアメフラシ 1 2 3
クロヘリアメフラシ 1 1
アメフラシ 1 2 1 4
アメフラシ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
トゲアメフラシ 1 2 3
Petalifera 属 の1 種 1 1
ウミフクロウ 1 2 3
ヤマトウミウシ 1 1
シロウミウシ 1 1
タテジマウミウシ 1 1
ヤツミノウミウシ 2 2
アオミノウミウシ 科 の1 種 1 1
ウミウシの1 種 2 2
ウミマイマイ 5 5
ヒラカラマツ 1 1
クロカラマツ 1 1
カラマツガイ 3 3
コウダカカラマツ 1 1
ナラビオカミミガイ 6 5 11
ナガオカミミガイ 5 5
カタシイノミミミガイ 1 1
ウラシマミミガイ 8 8
シイノミミミガイ 1 1
コハクオカミミガイ 3 3
オカミミガイ 4 5 16 25
ウスコミミガイ 6 6
クリイロコミミガイ 2 4 2 4 12
ヘソアキコミミガイ 1 1
デンジハマシイノミガイ 3 3
ハマシイノミガイ 1 1
チビハマシイノミガイ 7 7
キヌカツギハマシイノミガイ 1 4 5 10
ツヤハマシイノミガイ 1 1
ホソハマシイノミガイ 3 3
ヌノメハマシイノミガイ 5 5
キヌメハマシイノミガイ 2 2
オウトウハマシイノミガイ 1 1
ナギサノシタタリ 1 1 2
オキヒラシイノミガイ 1 1
クロヒラシイノミガイ 1 1
マダラヒラシイノミガイ 2 2
ドロアワモチ 1 6 7
ヤベガワモチ 4 4
イソアワモチ 3 3
キナコアワモチ 1 1
ゴマセンベイアワモチ 8 8
センベイアワモチ 2 3 7 12
ドロアワモチ 科 の1 種 1 3 4
ヒメモノアラガイ 1 1 2
ヤマボタルガイ 1 1
パツラマイマイ 1 1
Deroceras 属 の1 種 1 1
ナガオカモノアラガイ 1 1 1 3
オカモノアラガイ 2 1 3
ウスカワマイマイ 1 1 2
タママイマイ 1 1
有 肺 目 の1 種 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
キヌタレガイ 1 1
フネガイ 1 1
エガイ 2 3 5
トマヤエガイ 1 1
カリガネエガイ 3 3 5 5 16
ササゲミミエガイ 3 1 4
クイチガイサルボウ 2 1 3
サルボウ 1 2 2 1 7 13
アカガイ 1 5 6
ハイガイ 7 7
ミミエガイ 1 3 4
スキゲヒバリ 1 1
ヒバリガイモドキ 3 3 7 13
リュウキュウヒバリガイ 1 1
サザナミマクラ 1 1
コケガラス 1 10 11
ヒバリガイ 6 6
ホソスジヒバリ 2 2
ホトトギス 2 5 8 1 9 6 5 9 45
ムラサキイガイ 9 1 1 2 2 1 6 22
クジャクガイ 1 1
ヒメイガイ 1 1
ムラサキインコ 1 1
クログチ 5 9 10 4 1 29
コウロエンカワヒバリガイ 2 2 4 6 11 25
イガイ 科 の1 種 1 1
タイラギ 1 4 14 19
ヘリトリアオリ 3 3
マクガイ 6 6
シュモクアオリ 1 1
シロアオリ 1 1
クロシュミセン 1 1
ニワトリガキ 4 4
ミドリアオリ 1 1
アコヤガイ 1 1 1 3 6
ハボウキガイ 1 2 2 5
イワカワハゴロモ 7 7
ユキミノガイ 1 1
フクレユキミノ 1 1
アズマニシキ 1 1
シロスジナデシコ 2 2
ウミギク 1 1
メンガイ 1 1
ナミマガシワ 1 2 2 1 5 11
マガキ 10 3 1 12 12 14 25 3 80
マガキと 思 われる1 種 1 1
イワガキ 1 1
ノコギリガキ 1 1
イタボガキ 1 1
クロヒメガキ 1 1
オハグロガキモドキ 2 2
ニセマガキ 2 2
ケガキ 1 4 1 6
オハグロガキ 1 4 5
Saccostrea 属 の1 種 1 1
カブラツキガイ 3 3
シワツキガイ 1 1
ヒメツキガイ 2 2
ウメノハナガイ 1 2 2 6 11
チヂミウメノハナ 1 1
ヒメシオガマ 1 1
ウソシジミ 1 1
フタバシラガイ 科 の1 種 (1) 1 1
フタバシラガイ 科 の1 種 (2) 1 1
ケシトリガイ 1 1
ヒノマルズキン 2 2
Arthritica 属 の1 種 1 1
アリアケケボリガイ 3 3
ツルマルケボリガイ 1 1
ヒナノズキン 2 2

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
ハナビラガイ 1 1
フィリピンハナビラガイ 1 1
コハクノツユ 1 1
チリハギガイ 3 1 4
ウロコガイ 1 1
ユンタクシジミ 1 1
スジホシムシヤドリガイ 4 5 4 1 14
マゴコロガイ 3 1 4
ニッポンマメアゲマキ 1 1 2
ナタマメケボリ 6 6
ツマベニマメアゲマキ 1 1
Scintilla 属 の1 種 2 2
イオウノシタタリ 1 1
クロフトマヤガイ 1 1
ケイトウガイ 1 1
カネツケキクザル 1 1
Chama 属 の1 種 1 1
ヒシガイ 2 1 3
オオヒシガイ 1 1
Fragum 属 の1 種 1 1
カワラガイ 7 7
エマイボタン 2 2
トリガイ 1 1
マダラチゴトリガイ 1 1
リュウキュウザルガイ 4 4
オオトリガイ 1 1
バカガイ 1 5 2 2 1 11
エゾバカガイ 1 1
タママキ 7 7
リュウキュウバカガイ 4 4
リュウキュウアリソガイ 1 5 6
チゴバカガイ 1 1 2 4
トウカイタママキ 1 1
シオフキ 6 1 6 1 16 30
ユキガイ 1 1 2 4
ウバガイ 3 3
ミルクイ 1 1
イソハマグリ 5 5
クチバガイ 3 5 7 2 17
キュウシュウナミノコ 1 1
リュウキュウナミノコ 1 1
ミクニシボリザクラ 1 1
ハスメザクラ 1 1 2
サビシラトリ 2 8 3 2 2 17
ヒメシラトリ 11 6 2 3 3 1 6 32
サギガイ 1 1
サラガイ 2 2
トガリユウシオガイ 2 2
テリザクラ 4 1 5
ユウシオガイ 2 4 4 3 5 2 20
サクラガイ 3 1 1 5
Nitidotellina 属 の1 種 1 1
ダイミョウガイ 1 1
ミガキヒメザラ 1 1 2
イチョウシラトリ 9 5 14
オオトゲウネガイ 1 1
リュウキュウシラトリ 5 5
リュウキュウザクラ 3 3
ウズザクラ 1 1
ヒメニッコウガイ 2 2
ヒノデガイ 1 1
ニッコウガイ 1 1
ヘラサギガイ 5 5
シロバトガイ 1 1 2
ミジンコチョウシャクシ 1 1
サメザラモドキ 5 5
シズクガイ 2 1 4 7
リュウキュウマスオ 1 1
アシガイ 1 1
エゾイソシジミ 2 2

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
イソシジミ 6 13 2 1 4 1 7 34
ワスレイソシジミ 1 1
マスオガイ 1 7 8
Psammotaea inflata 2 2
ハザクラ 1 1 3 1 7 4 17
オチバガイ 4 1 1 1 7
アシベマスオ 5 2 1 8
ムラサキガイ 2 1 3
ズングリアゲマキ 1 1
オオズングリアゲマキ 1 1
キヌタアゲマキ 2 1 3
チゴマテガイ 1 1
アカマテ 1 1
エゾマテガイ 1 1
バラフマテ 1 1
マテガイ 3 6 6 4 8 16 43
Solen 属 の1 種 2 2
マテガイ 科 の1 種 1 1
オオミゾガイ 1 1
ウネナシトマヤガイ 4 2 2 2 6 12 28
タガソデモドキ 1 1 3 5
タイワンシジミ 7 7
ヤマトシジミ 5 6 1 3 5 5 7 5 37
マシジミ 2 2
ウスシジミ 1 1
Corbicula 属 の1 種 1 1
シレナシジミ 8 8
ヤエヤマヒルギシジミ 1 1
シオヤガイ 3 5 1 1 10
オイノカガミ 1 1 2
マツヤマワスレ 1 1
シラオガイ 1 2 3
オキシジミ 5 2 9 9 8 19 4 56
ケマンガイ 1 2 3
ホソスジイナミ 1 1
アラスジケマン 1 11 12
カノコアサリ 1 1
ヤエヤマスダレ 6 6
スダレハマグリ 1 1 1 4 7
ホンビノスガイ 2 2
ビノスガイ 1 1
ハマグリ 2 3 2 1 13 21
シナハマグリ 1 1
トゥドゥマリハマグリ 1 1
イヨスダレ 1 1
アケガイ 1 1
ツキカガミ 1 1
カガミガイ 1 4 3 4 2 1 15
イオウハマグリ 1 1 4 6
オニアサリ 1 1 2
アサリ 11 11 8 1 12 9 7 23 82
ヒメアサリ 1 2 5 8
ヒメリュウキュウアサリ 3 3
ヒメカノコアサリ 2 2
セミアサリ 3 2 5
ハナグモリ 5 9 2 16
オオノガイ 10 5 3 6 7 3 34
キタノオオノガイ 1 1
クシケマスオ 1 3 1 2 7
ヒラタヌマコダキガイ 4 4
ナミガイ 1 1 1 3
ニオガイ 1 1 2
ヤツフナクイムシ 1 1
Nausitora duniopei 1 1
フナクイムシ 1 1
フナクイムシ 科 の1 種 1 1
コヅツガイ 1 1
ソトオリガイ 3 12 6 1 13 5 7 19 2 68
コオキナガイ 1 4 2 7
ヒロクチソトオリガイ 4 4

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
シナヤカスエモノガイ 1 1
ミミイカ 1 1
イカ 類参 の1 種 ( 卵 塊 ) 1 1
マダコ 1 1
アナダコ 1 1
テナガダコ 1 1 2
Anaitides 属 の1 種 1 1
ホソミサシバ 2 1 1 1 2 7
マダラサシバ 1 1 2
マダラサシバと 思 われる1 種 1 1
Eumida 属 の1 種 1 1
Nereiphylla castanea と 思 われる1 種 1 1
ウロコサシバ 1 1 2
Phyllodoce papillosa 1 1
Phyllodoce 属 の1 種 1 1
サシバゴカイ 科 の1 種 1 4 5
Glycera brevicirris 1 5 6
Glycera sagittariae と 思 われる1 種 3 3
Glycera macintoshi 4 10 4 3 19 2 42
チロリ 2 1 4 2 16 2 27
Glycera onomichiensis 2 2
Glycera oxycephala 1 1
Glycera pacifica 3 2 5
Glycera pacifica と 思 われる1 種 1 1
Glycera tridactyla 2 2
Glycera alba 1 1
Glycera 属 の1 種 1 3 1 3 5 13
Glycera 属 の1 種 (1) 1 1
Glycera 属 の1 種 (2) 1 1
ヒナサキチロリ 3 3
チロリ 科 の1 種 3 3
Glycinde 属 の1 種 3 3
Glycinde 属 と 思 われる1 種 3 3
ヤマトキョウスチロリ 6 3 5 18 32
ヤマトキョウスチロリと 思 われる1 種 1 1 2
Goniada 属 の1 種 1 1 4 2 8
ニカイチロリ 科 の1 種 1 1
Ophiodromus 属 の1 種 2 2
Gyptis 属 の1 種 1 1 2
Gyptis 属 と 思 われる1 種 2 2 1 5
オトヒメゴカイ 科 の1 種 1 1 2 4
Cabira 属 の1 種 2 2
クシカギゴカイ 1 1
Sigambra 属 の1 種 1 1 2
ケナガシリス 1 1
Opisthosyllis 属 の1 種 1 1
ヒトゲシリス 1 1
カスリシリス 1 1
ミドリシリス 1 1
Typosyllis 属 の1 種 1 1 1 3
コケゴカイ 6 9 1 6 8 6 23 11 70
コケゴカイ 近耧 似 種 1 1
キレコミゴカイ 1 1 2
Ceratonereis 属 の1 種 1 1 2
アリアケカワゴカイ 6 6
ヤマトカワゴカイもしくはヒメヤマトカワゴカイ 10 12 6 3 7 7 5 15 1 66
Leonnates persicus と 思 われる1 種 3 3
オイワケゴカイ 1 1 1 3
Namalycastis 属 の1 種 2 4 6
Neanthes glandicincta と 思 われる1 種 3 5 8
アシナガゴカイ 4 1 2 1 8
ジャムシ 4 1 5
オウギゴカイ 1 2 2 1 6
ウチワゴカイ 1 10 11
フツウゴカイ 1 1
Nereis 属 の1 種 1 1
エゾゴカイ 5 1 6
ニシキゴカイ 1 1
Perinereis weihouensis と 思 われる1 種 1 1
クマドリゴカイ 2 1 3 6

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
スナイソゴカイ 2 1 7 10 23 5 48
イシイソゴカイ 1 2 1 1 5
Perinereis nuntia の1 亜 種 1 1
ツルヒゲゴカイ 2 1 3
イトメ 2 8 1 1 1 1 15 1 30
Tylorrhynchus 属 の1 種 1 1
ゴカイ 科 の1 種 1 2 1 4
ゴカイ 科 の1 種 ( 断 片 ) 3 3
Aglaophamus 属 の1 種 1 1
ハヤテシロガネゴカイ 2 2 2 1 7
フトエラシロガネゴカイ 1 1
ミナミシロガネゴカイ 2 1 4 1 1 2 11
Nephtys 属 の1 種 1 1 1 1 4
シロガネゴカイ 科 の1 種 1 1
トゲイカリナマコウロコムシ 4 4
Arctonoella 属 の1 種 2 2
キセイウロコムシ 亜 科 の1 種 1 1
ゴマフウロコムシ 1 1
マダラウロコムシ 1 1 2
Harmothoe 属 の1 種 1 2 2 5
マダラウロコムシ 亜 科 の1 種 2 2 4
アナジャコウロコムシ 1 1
ナガウロコムシ 1 1 2
ナガウロコムシと 思 われる1 種 2 2
Lepidasthenia 属 の1 種 1 1 2 4
ハモチウロコムシ 2 2
ヤチウロコムシ 1 1 1 3
ヤチウロコムシと 思 われる1 種 1 1
フサウスウロコムシ 1 1 2
フサツキウロコムシ 亜 科 の1 種 1 1 2
ウロコムシ 科 の1 種 6 1 7
ウロコムシ 科 の1 種 (A) 1 1
ウロコムシ 科 の1 種 (B) 1 1
Euthalenessa 属 の1 種 1 1
Psammolice 属 の1 種 1 1
Sigalion 属 の1 種 1 1
Sthenelais 属 の1 種 1 2 1 4
ノラリウロコムシ 科 の1 種 1 3 4
Bhawania 属 の1 種 1 1
タンザクゴカイ 科 の1 種 2 2
ハナオレウミケムシ 1 1
Linopherus 属 の1 種 1 1 2
Pareurythoe 属 の1 種 1 1
ウミケムシ 1 1
Eurythoe 属 の1 種 1 1
ウミケムシ 科 の1 種 2 2
スゴカイイソメ 3 6 3 1 3 16 1 33
スゴカイイソメ( 棲 管 ) 3 4 2 9
Diopatra 属 の1 種 1 1
エノシマイソメ 1 1
Kinbergonuphis 属 の1 種 2 2
アマクサイソメ 3 3
シジキイソメ 1 1
キタイソメ 1 1
ナナテイソメ 科 の1 種 1 1 1 3
ナナテイソメ 科 の1 種 ( 棲 管 ) 1 1
イワムシ 2 1 3 2 2 11 9 30
Marphysa 属 の1 種 1 1 4 1 7
Marphysa 属 と 思 われる1 種 または 複 数 種 1 1
Nematonereis 属 の1 種 1 1
イソメ 科 の1 種 1 1 10 6 18
イソメ 科 の1 種 ( 断 片 ) 1 1
フツウギボシイソメ 2 2
Lumbrineris 属 の1 種 1 1 2
ナガギボシイソメ 1 3 4
カタマガリギボシイソメ 3 3
カタマガリギボシイソメと 思 われる1 種 1 1
コアシギボシイソメ 1 4 1 8 3 4 20 1 42
Scoletoma 属 の1 種 1 1 2
ギボシイソメ 科 の1 種 1 1 1 1 9 5 18

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
セグロイソメ 1 1
セグロイソメと 思 われる1 種 1 1
Arabella 属 と 思 われる1 種 1 1
Drilonereis 属 と 思 われる1 種 1 1
オエノニ 科 の1 種 1 3 4
アカムシ 1 1
コイソメ 科 の1 種 1 1
ナガホコムシ 1 2 1 1 1 1 7
Haploscoloplos 属 と 思 われる1 種 1 1
Naineris 属 の1 種 1 1
Protoariciella 属 と 思 われる1 種 2 2
Leodamas 亜 属 の1 種 1 1
ホコサキゴカイ 科 の1 種 1 1 1 3
ケンサキスピオ 1 1
Aonides 属 の1 種 1 1
Dispio 属 の1 種 1 1 2
Dispio 属 と 思 われる1 種 1 1
ツノスピオ 2 2
Malacoceros 属 の1 種 1 1 3 5
Paraprionospio 属 の1 種 1 1
ヨツバネスピオ A 型聣 2 2
Paraprionospio 属 と 思 われる1 種 1 1
Polydora 属 の1 種 2 1 3
Polydora 属 と 思 われる1 種 1 1
ヤマトスピオ 7 1 1 1 1 11
マガタマスピオ 1 1
イトエラスピオ 1 1
ドロオニスピオ 2 2
Pseudopolydora 属 の1 種 2 5 1 1 1 1 2 13
Pseudopolydora 属 と 思 われる1 種 1 1
Rhynchospio 属 の1 種 1 2 3
Scolelepis 亜 属 の1 種 1 1 2
Scolelepis 属 の1 種 2 1 1 1 1 2 8
Spio 属 の1 種 1 1 2 4
スピオ 科 の1 種 1 1 3 3 8
スピオ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
スピオ 科 の 複 数 種 2 2
カザリトックリゴカイ 1 1
ノボリトックリゴカイ 1 1
ツバサゴカイ 2 1 2 2 12 19
ツバサゴカイ( 棲 管 ) 3 1 1 5
Chaetopterus 属 の1 種 1 1 1 1 1 5
Dasybranchus 属 と 思 われる1 種 1 1
ムギワラムシ 1 4 2 15 22
ムギワラムシ( 棲 管 ) 4 4
ムギワラムシと 思 われる1 種 1 1
スナタバムシと 思 われる1 種 1 1 2
Phyllochaetopterus 属 の1 種 5 5
Spiochaetopterus okinawaensis と 思 われる1 種 1 1
アシビキツバサゴカイ 1 1
Spiochaetopterus 属 の1 種 1 1
Spiochaetopterus 属 の1 種 ( 棲 管 ) 1 1
ツバサゴカイ 科 の1 種 4 4
ツバサゴカイ 科 の1 種 ( 棲 管 ) 1 1 3 4 9
ツバサゴカイ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
モロテゴカイ 2 2
Magelona 属 の1 種 1 1
ミズヒキゴカイ 4 5 7 8 9 6 28 67
Cirratulus 属 の1 種 1 1
Tharyx 属 の1 種 2 2
ミズヒキゴカイ 科 の1 種 1 1 2
ハルトマンヒメエラゴカイ 1 1
ヒメエラゴカイ 科 と 思 われる1 種 1 1
クシイトゴカイ 科 の1 種 1 1
ツツオオフェリア 1 5 2 1 1 2 12
Armandia 属 の1 種 1 1
Euzonus 属 の1 種 1 1 2
ニッポンオフェリア 1 1 2 4
オフェリアゴカイ 科 の1 種 1 1
トノサマゴカイ 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
ダルマゴカイ 2 2
Amphitrite 属 の1 種 1 1
Branchiocapitella 属 の1 種 1 1
Capitella 属 の1 種 3 2 2 2 9
チリメンイトゴカイ 2 1 4 5 12
Dasybranchus 属 の1 種 1 1 5 7
Decamastus 属 と 思 われる1 種 1 1
ホソイトゴカイ 12 12
Heteromastus 属 の1 種 9 13 7 1 3 1 5 6 7 52
Heteromastus 属 と 思 われる1 種 1 1 2
Parheteromastus 属 の1 種 1 1
Notodasus 属 と 思 われる1 種 1 5 6
Notodasus 属 と 思 われる1 種 ( 大 型聣 種 ) 1 1
シダレイトゴカイ 1 1 3 5
Notomastus 属 の1 種 1 7 2 1 1 9 7 13 11 52
Notomastus 属 の1 種 (A) 1 1
Notomastus 属 の1 種 (B) 1 1
Notomastus 属 と 思 われる1 種 1 1 1 3
アリアケイトゴカイ 1 1
イトゴカイ 科 の1 種 2 1 1 1 3 7 3 18
イトゴカイ 科 の1 種 ( 大 型聣 種 ) 4 4
イトゴカイ 科 の1 種 ( 中 型聣 種 ) 1 1
イトゴカイ 科 の1 種 ( 断 片 ) 5 1 6
イトゴカイ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1 1 1 4
イトゴカイ 科 の1 種 または 複 数 種 ( 棲 管 ) 1 1
ハカマタテタケフシゴカイ 4 4
Clymenura 属 の1 種 1 1
Euclymeninae 亜 科 の1 種 2 1 3
タケフシゴカイ 科 の1 種 1 2 3
イソタマシキゴカイ 8 8
タマシキゴカイ 3 5 2 2 4 1 17
タマシキゴカイ ( 卵 ) 6 6
タマシキゴカイ ( 糞 塊 ) 2 1 3
タマシキゴカイと 思 われる1 種 1 1 2
タマシキゴカイ 科 の1 種 1 1
タマシキゴカイ 科 の 複 数 種 1 1
チマキゴカイ 7 7
ウミイサゴムシ 1 1 1 3
Lagis 属 の1 種 (ウミイサゴムシ) 1 1
Pectinaria aegyptia と 思 われる 種 1 1
ウミイサゴムシ 科 の1 種 (A) 1 1
ウミイサゴムシ 科 の1 種 (A)( 棲 管 ) 1 1
ウミイサゴムシ 科 の1 種 (B) 1 1
Amphicteis 属 の1 種 2 2
カザリゴカイ 科 の1 種 1 1
カンテンフサゴカイ 2 2
Lysilla 属 の1 種 1 1 2
Lysilla 属 と 思 われる1 種 1 1
Loimia 属 の1 種 5 5
Loimia 属 の1 種 (A) 2 2
Loimia 属 の1 種 (B) 7 7
Loimia 属 の1 種 (B) と 思 われる 種 1 1
Loimia 属 と 思 われる1 種 1 1
Neoamphitrite 属 の1 種 2 2
Polycirrus 属 の1 種 1 1
Streblosoma 属 の1 種 1 1
Streblosoma 属 と 思 われる1 種 1 1
Terebella 属 の1 種 1 1 1 3
ヒャクメニッポンフサゴカイ 2 1 2 1 1 9 16
ニッポンフサゴカイ 2 2
ニッポンフサゴカイと 思 われる 種 1 1
Thelepus 属 の1 種 2 1 1 4
フサゴカイ 科 の1 種 1 1 3 5
フサゴカイ 科 の1 種 ( 断 片 ) 1 1
フサゴカイ 目 の1 種 1 1
Chone 属 の1 種 1 3 2 6
Fabricinae 亜 科 の1 種 1 1
Laonome 属 の1 種 1 1
Potamilla 属 の1 種 1 2 2 5
ミナミエラコ 1 2 3

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
Pseudopotamilla 属 の1 種 1 1 2
Sabella 属 と 思 われる1 種 1 1
Sabella 属 と 思 われる1 種 ( 大 型聣 種 ) 1 1
ケヤリムシ 1 1
Sabellinae 亜 科 の1 種 1 1 2
ケヤリムシ 科 の1 種 1 2 1 4
ケヤリムシ 科 の1 種 ( 小 型聣 種 ) 1 1
カニヤドリカンザシ 1 1
エゾカサネカンザシ 1 1
ヤッコカンザシ 1 2 2 1 6
カンザシゴカイ 科 の1 種 2 2
ウズマキゴカイ 科 の1 種 1 1
多 毛 綱 の1 種 1 1 2
多 毛 綱 の1 種 ( 幼 体 ) 1 1
多 毛 綱 の1 種 または 複 数 種 1 1 1 3
イトミミズ 科 の1 種 1 1 2
Tubificoides 属 の1 種 1 1
ヒメミミズ 科 の1 種 1 1
イソミミズ 1 1 3 2 1 1 9
イソミミズと 思 われる1 種 1 1 2
イソミミズと 思 われる1 種 1 1
フトミミズ 科 の1 種 1 1
ツリミミズ 科 と 思 われる1 種 2 2
貧 毛 綱 の1 種 1 1 2
シマイシビル 1 1
ヒダビル 1 1 2
Pontobdella 属 の1 種 1 1
ウオビル 科 の1 種 1 1
キタユムシ 5 5
ドチクチユムシ 1 1
サビネミドリユムシ 1 1
ミドリユムシ 1 1 2
スジユムシ 1 1
タテジマユムシ 2 12 14
ユムシ 1 1 2
スジホシムシ 1 2 2 1 6 12
Sipunculus 属 の1 種 または 複 数 種 1 1
スジホシムシモドキ 3 1 3 1 5 7 4 24
スジホシムシモドキと 思 われる1 種 1 1
アマミスジホシムシモドキ 2 2
ミナミスジホシムシモドキ( 仮 称 ) 3 3
ミナミスジホシムシモドキ( 仮 称 )と 思 われる1 種 1 1
クロホシムシ 1 1 1 3
Nephasoma 属 の1 種 2 2
サメハダホシムシ 1 2 3
アンチラサメハダホシムシ 1 4 5
ミューラータテホシムシ 1 1
カドタテホシムシ 1 1
Aspidosiphon 属 の1 種 1 1
星 口 動 物 門 の1 種 1 1
星 口 動 物 門 の1 種 または 複 数 種 1 1
カブトガニ 1 1
ウミカニムシ 1 1
真 正 クモ 目 の1 種 1 1
Pycnogonida 属 の1 種 1 1
皆 脚羻 目 の1 種 1 1
ソコミジンコ 目 の1 種 1 1
シロフジツボ 1 1
イワフジツボ 1 1 2 1 1 6
ドロフジツボ 1 4 1 6 12
シロスジフジツボ 9 12 12 11 29 8 81
タテジマフジツボ 2 8 8 4 7 29
アミメフジツボ 6 6
アメリカフジツボ 1 9 3 1 14
ヨーロッパフジツボ 3 3 3 9
サラサフジツボ 1 1 2 4
サラサフジツボと 思 われる1 種 1 1
サンカクフジツボ 1 1 2
フジツボ 科 の1 種 1 1
タイワンクロフジツボ 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
フジツボ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 2 2
フクロムシ 科 の1 種 1 1
アナジャコフクロムシ 2 2
根 頭 目 の1 種 1 1 1 3
コトゲフトユビシャコ 1 1 2
モンハナシャコ 1 1
シャコ 1 1 2
Leptosquilla 属 の1 種 1 1
Pullosquilla littoralis 2 2
口 脚羻 目 の1 種 または 複 数 種 1 1
コノハエビ 1 1 2
コクボフクロアミ 1 1
エゾイサザアミ 2 2
ニホンイサザアミ 1 1
クロイサザアミ 2 4 6
Neomysis 属 の1 種 1 1 2
ニッポンモバヨコエビ 1 2 3
モズミヨコエビ 3 3
モズミヨコエビ 近耧 似 種 1 1
Ampithoe 属 の1 種 1 7 2 3 5 1 19
Ampithoe 属 の1 種 (1) 1 1 2
Ampithoe 属 の1 種 (2) 1 1
ニホンドロソコエビ 1 7 2 2 4 4 3 23
シマドロソコエビ 1 1
Grandidierella 属 の1 種 1 1 2 2 6
Aoroides 属 の1 種 1 1
アリアケドロクダムシ 1 1
ニホンドロクダムシ 1 1
Corophium volutator 近耧 似 種 1 1 2
Corophium 属 の1 種 1 4 1 1 2 3 12
Corophium 属 の1 種 または 複 数 種 1 1
kamaka 属 の1 種 1 1
ドロクダムシ 科 の1 種 1 6 7
Jassa 属 の1 種 1 1 2
アゴナガヨコエビ 1 1
Pontogeneia 属 の1 種 1 1
ウラシマヨコエビ 科 の1 種 1 1
ヒヌマヨコエビ 1 1
Jesogammarus 属 の1 種 1 1
トゲオヨコエビ 7 7
Eogammarus possjeticus 5 5 1 1 12
Eogammarus 属 の1 種 5 5
Locustogammarus locustoides 1 1
キタヨコエビ 科 の1 種 3 1 4
シミズメリタヨコエビ 6 2 8
シミズメリタヨコエビ 近耧 似 種 1 1
ヒゲツノメリタヨコエビ 5 1 1 3 1 11
ナガタメリタヨコエビ 1 1
Melita 属 の1 種 2 1 3 6
Elasmopus 属 の1 種 1 1
ヒサシソコエビ 科 の1 種 1 1
ツノヒゲソコエビ 科 の1 種 1 1
Dogielinotus moskvitini 3 3
キタナミノリソコエビ 1 1
Haustorioides 属 の1 種 2 1 3
ナミノリソコエビ 科 の1 種 1 1
フサゲモクズ 1 1 1 3
Hyale 属 の1 種 2 1 1 1 1 2 8
モクズヨコエビ 科 の1 種 1 1
Traskorchestia ochotensis 2 2
Platorchestia joi 1 1 2 2 6
ニホンヒメハマトビムシ 1 1
ヒメハマトビムシ 2 8 2 1 5 2 20
ヒメハマトビムシと 思 われる1 種 1 1 2
Platorchestia pacifica 2 2
Platorchestia pacifica と 思 われる1 種 1 1
ニホンオカトビムシ 1 1 2
ニホンオカトビムシと 思 われる1 種 1 1
Platorchestia 属 の1 種 9 3 2 1 2 2 19
ホソハマトビムシ 1 1 2

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
Paciforchestia 属 の1 種 (A) 1 1
Paciforchestia 属 の1 種 (B) 1 1
Parorchestia 属 の1 種 (sensu Morino) 1 2 3
ハマトビムシ 科 の1 種 (1) 1 1
ハマトビムシ 科 の1 種 2 1 1 4 8
ハマトビムシ 科 の1 種 または 複 数 種 3 3
ハマトビムシ 科 と 思 われる1 種 1 1
ヨコエビ 亜 目 の1 種 1 1 1 1 4
ヨコエビ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 2 4 3 9
トゲワレカラ 1 1
Caprella 属 の1 種 2 1 1 4
ワレカラ 亜 目 の1 種 1 3 4
ワレカラ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 1 1
端 脚羻 目 の1 種 3 3
ムロミスナウミナナフシ 1 1 1 3
シンジコスナウミナナフシ 1 1
Cyathura 属 の1 種 5 3 1 2 1 12
スナウミナナフシ 科 の1 種 1 1
Paranthura japonica 1 1
ウミミズムシ 2 2
ヒラタウミミズムシ 1 1
オホーツクヘラムシ 1 1 2
ワラジヘラムシ 1 1 1 3
ホソヘラムシ 2 2
ヒメスナホリムシ 1 1
ナギサスナホリムシ 1 1
スナホリムシ 科 の1 種 1 1 2
ヨツバコツブムシ 3 5 1 2 11
ハバヒロコツブムシ 1 1 2
ナナツバコツブムシ 1 2 3
イワホリコツブムシ 5 4 2 11
シマントコツブムシ 1 1
Sphaeroma 属 の1 種 1 1 2
シナコツブムシ 4 5 1 2 1 13
チョウセンコツブムシ 1 1
イソコツブムシ 3 1 4
フタゲイソコツブムシ 1 1 1 3 3 1 10
マルコツブムシ 2 1 1 4
マルコツブムシ 近耧 似 種 1 1
Gnorimosphaeroma 属 の1 種 4 5 3 1 4 17
Gnorimosphaeroma 属 の1 種 または 複 数 種 1 1
Gnorimosphaeroma 属 の 複 数 種 4 1 5
Cymodoce 属 の1 種 1 1
ウミセミ 亜 科 の1 種 1 1
コツブムシ 科 の1 種 1 1 2
Pseudione longicauda 1 1 1 3 6
Progebiophilus villosus 1 1
マドカアナジャコヤドリムシ 3 5 1 9
スナモグリヤドリムシ 1 1 1 3
Coxalione inaequalis 1 2 3
マメコブシヤドリムシ 1 1
Aporobopyrus 属 の1 種 1 1
Argeia 属 の1 種 1 1
エビヤドリムシ 科 の1 種 1 1 1 2 5
ヤドリムシ 亜 目 の1 種 1 1
ヤドリムシ 亜 目 の1 種 または 複 数 種 2 2
タラノシラミ 1 1
フナムシ 2 3 2 9 3 7 26
キタフナムシ 9 4 2 15
リュウキュウフナムシ 4 4
Ligia 属 の1 種 1 1 1 2 5
ニホンヒメフナムシ 1 1
フナムシ 科 の1 種 1 1
Olibrinus 属 の1 種 1 1
ワラジムシ 3 3 1 7
リュウキュウタマワラジムシ 2 2
ニホンハマワラジムシ 1 1
イリエミギワワラジムシ 1 1
Marinoniscus 属 の1 種 (1) 1 1
ワラジムシ 亜 目 の1 種 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
オカダンゴムシ 1 1
ハマダンゴムシ 1 1 2
ハマダンゴムシと 思 われる1 種 1 1
ハマダンゴムシ 科 の1 種 2 2
等 脚羻 目 の1 種 1 1
キスイタナイス 1 1
Tanais 属 の1 種 1 1
タナイス 科 の1 種 1 1
アプセウデス 科 の1 種 1 1
ナギサクーマ 科 と 思 われる1 種 1 1
クーマ 目 の1 種 1 2 3
クルマエビ 1 3 4 8
ヨシエビ 2 2
モエビ 1 2 6 4 13
Metapenaeus 属 の1 種 1 1
Penaeus 属 ( 広 義 )の1 種 1 1 2
サルエビ 1 1
フトミゾエビ 1 1 2
クルマエビ 科 の1 種 1 1
テナガカクレエビ 1 1
セイシェルカクレエビ 1 1
スネナガスジエビ 1 1
イソスジエビ 1 1 1 3
スジエビ 2 1 3
スジエビモドキ 2 1 3
ユビナガスジエビ 2 2 7 1 12
スジエビモドキもしくはユビナガスジエビ 1 1
Palaemon 属 の1 種 1 1 2
シラタエビ 2 1 1 4
カワリロウソクエビ 1 1
ヤエヤマロウソクエビ 1 1
キノボリエビ 1 1
ツノメエビ 1 1 2
セジロムラサキエビ 1 1 5 3 2 12
ムラサキトゲテッポウエビ 1 1
オトヒメテッポウエビ 1 1 2 4
ミゾナシアシボソテッポウエビ 1 1
テッポウエビ 5 2 3 3 5 12 7 37
テッポウエビと 思 われる 種 1 1
ニセオニテッポウエビ 近耧 縁 種 1 1
トウゾクテッポウエビ 2 2
ハシボソテッポウエビ 4 4
エドワールテッポウエビ 1 1
サビイロテッポウエビ 1 1
マングローブテッポウエビ 4 4 7 2 17
Alpheus malabaricus 1 1
フタツトゲテッポウエビ 1 1
マダラテッポウエビ 1 1
イソテッポウエビ 4 3 4 11
フトオビイソテッポウエビ 3 2 3 8
カワテッポウエビ( 仮 称 ) 2 2
Alpheus lobidens polynesica と 思 われる 種 1 1
イソテッポウエビ 近耧 縁 種 3 3 6
トゲイソテッポウエビ( 仮 称 ) 1 2 3
Alpheus lobidens と 思 われる 種 1 1
同 定 不 能 のAlpheus 属 の1 種 1 4 5
クボミテッポウエビ 1 1 2
テッポウエビ 科 の1 種 1 1 1 3
テッポウエビ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1 2
ミツクリエビ 1 1
ウリタエビジャコ 3 2 6 11
カシオぺエビジャコ 1 1
アムールエビジャコ 1 1
Crangon propinquus 1 1
Crangon 属 の1 種 2 4 1 1 3 1 12
エビジャコ 科 の1 種 1 1
「 長 尾 亜 目 」の1 種 1 1 2
アメリカザリガニ 1 1
ハサミシャコエビ 7 2 6 9 8 21 4 57
ハサミシャコエビ( 塚 ) 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
オキナワアナジャコ 1 3 4
オキナワアナジャコ( 塚 ) 2 2
ヤハズアナエビ 2 2
ニホンスナモグリ 12 8 4 7 6 12 3 52
ニホンスナモグリ( 巣 穴肎 ) 2 2
ハルマンスナモグリ 1 2 1 1 1 4 10
ハルマンスナモグリ( 巣 穴肎 ) 1 1
スナモグリ 1 1
ブビエスナモグリ 1 3 8 12
Calliax 属 の1 種 1 1
Calliaxina sakaii 2 2
Corallichirus tridentatus 2 2
Corallichirus tridentatus ( 巣 穴肎 ) 1 1
スナモグリ 科 の1 種 ( 幼 体 ) 1 1
スナモグリ 科 の1 種 2 1 4 7
スナモグリ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
スナモグリ 科 の1 種 または 複 数 種 ( 巣 穴肎 ) 1 1
アナジャコ 6 6 6 5 3 3 10 39
アナジャコ( 巣 穴肎 ) 1 1 2
ヨコヤアナジャコ 13 2 1 1 4 10 12 5 48
ヨコヤアナジャコ( 巣 穴肎 ) 4 1 5
ヨコヤアナジャコと 思 われる 巣 穴肎 1 1
バルスアナジャコ 1 1 1 3
コブシアナジャコ 2 2 4
Upogebia 属 の1 種 1 1 1 1 4
ナルトアナジャコ 1 1
アナジャコ 科 の1 種 4 4
アナジャコ 科 の1 種 または 複 数 種 3 3
アナジャコ 下 目 の1 種 ( 巣 穴肎 ) 1 1
テナガツノヤドカリ 2 3 5 10
テナガツノヤドカリと 思 われる1 種 1 1
アンバルツノヤドカリ 2 7 9
マルテツノヤドカリ 5 5
コブヨコバサミ 1 2 3
ツマキヨコバサミ 1 1 2
ツメナガヨコバサミ 1 2 16 19
タテジマヨコバサミ 1 1 13 15
マダラヨコバサミ 1 1
ランソンヨコバサミ 1 1
Clibanarius 属 の1 種 3 3
ツマジロサンゴヤドカリ 2 2
スベスベサンゴヤドカリ 4 4
コモンヤドカリ 1 1
ヤドカリ 科 の1 種 1 1
サキシマオカヤドカリ 1 1
ナキオカヤドカリ 5 5
Coenobita 属 の1 種 1 1
ホンヤドカリ 1 1 1 1 4
ユビナガホンヤドカリ 9 8 1 8 12 13 25 10 86
ケアシホンヤドカリ 1 1
テナガホンヤドカリ 3 3
ホンヤドカリ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
サンゴカニダマシ 1 1
イソカニダマシ 1 2 1 4
Petrolisthes lamarckii と 思 われる1 種 1 1
ヤドリカニダマシ 1 1 9 11
ウチノミカニダマシ 1 1
ウチノミカニダマシと 思 われる 種 1 1
Polyonyx 属 の1 種 1 1
ドロカニダマシ 1 1
カニダマシ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
スナホリガニ 1 1
異 尾 下 目 の1 種 または 複 数 種 1 8 9
ヘイケガニ 1 1
ソデカラッパ 5 5
コブカラッパ 1 1
キンセンガニ 2 1 2 1 6
コモンガニ 3 3
マメコブシガニ 3 4 9 2 4 18 40
アマミマメコブシガニ 1 1 2

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
ヒラコブシガニ 1 1
ヒシガタコブシガニ 1 1
ツノナガコブシガニ 1 1
タテジマコブシガニ 1 1
Leucosia 属 の1 種 1 1
ジュウイチトゲコブシ 1 1
ロッカクコブシ 1 1
マメツブガニ 1 1
イッカククモガニ 2 2
クモガニ 科 の1 種 1 1 2
ツノガニ 1 1
ワタクズガニ 1 1
コワタクズガニ 1 1 2
アリアケヤワラガニ 3 3
トウヨウヤワラガニ 2 1 3
Halicarcinus 属 の1 種 1 1
アシボソヤワラガニ 1 1
オキナワヤワラガニ 1 1 2
ヤワラガニ 科 の1 種 (1) 1 1
ホソウデヒシガニ 1 1
Rhinolambrus 属 の1 種 1 1
クリガニ 3 3
イボイチョウガニ 1 1
クメジマハイガザミモドキ 1 1
チチュウカイミドリガニ 2 2 4
シワガザミ 1 1
ノコギリガザミ 1 1 6 8
トゲノコギリガザミ 1 1 2
タイワンガザミ 1 3 2 4 10
ガザミ 1 1 1 2 3 8
ツノナシイボガザミ 1 1
ケブカガザミ 1 1
イボガザミ 2 1 2 5
サメハダヒメガザミ 1 3 4
イシガニ 2 1 6 9
トウヨウイシガニ 1 1
カワリイシガニ 1 1
フタハベニツケガニ 1 1
フタハベニツケモドキ 1 3 4
ミナミベニツケガニ 7 7
ヒメフタハベニツケガニ 5 5
アマミベニツケガニ 2 2
カロリンベニツケガニ 2 2
ミナミベニツケモドキ 1 1
ベニツケガニ 1 1
メクラガニ 1 1
ムツアシガニ 1 1 1 3
ヒメムツアシガニ 7 7
カノコセビロガニ 4 4
イワオウギガニ 1 1
ヤクジャマガニ 4 4
ケブカガニ 1 2 3
ヒメケブカガニ 1 1
トラノオガニモドキ 1 1
スエヒロイボテガニ 4 4
トラノオガニ 1 1
トラノオガニと 思 われる1 種 1 1
ミナミトラノオガニ 1 1
マキトラノオガニ 5 3 1 9
マルミトラノオガニ 1 1
シワオウギガニ 1 2 5 3 1 12
オウギガニ 3 2 6 11
ムツハオウギガニ 1 1
コオウギガニ 1 1 2
ヒヅメガニ 2 1 3
ヒヅメオウギガニ 1 1
オウギガニ 科 の1 種 1 1
ミナミオカガニ 4 4
ミナミオカガニ( 巣 穴肎 ) 1 1
ハシリイワガニ 5 5

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
ハシリイワガニモドキ 1 1 6 8
クイラハシリイワガニ 8 8
ヒメイワガニ 1 1
ヒメイワガニと 思 われる1 種 1 1
チゴイワガニ 3 1 4 8
イワガニ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
タイワンヒライソモドキ 4 2 3 1 10
ヒメヒライソモドキ 3 2 4 9
ヒライソモドキ 1 1
ケフサヒライソモドキ 3 3
トゲアシヒライソガニモドキ 1 2 3
ヒラモクズガニ 1 1
トリウミアカイソモドキ 1 1 5 2 3 1 13
コウナガイワガニモドキ 3 3
モクズガニ 3 2 6 1 3 15
ヒメモクズガニ 1 1
イソガニ 1 2 2 3 2 10
ケフサイソガニ 3 13 11 2 15 14 15 34 107
ヒメケフサイソガニ 1 1 4 6
スネナガイソガニ 1 2 3 6 12
Hemigrapsus 属 の1 種 1 1
ミナミヒライソモドキ 3 3
ヒライソガニ 1 2 2 5 12 2 24
オキナワヒライソガニ 1 5 6
ハマガニ 2 9 7 18 2 38
アシハラガニ 9 8 1 6 11 11 32 78
ヒメアシハラガニ 5 6 11 15 1 38
ミナミアシハラガニ 1 1 5 7
タイワンアシハラガニ 1 3 4
Helice 属 の1 種 1 1
ミゾテアシハラガニ 2 2
モクズガニ 科 の1 種 1 1 1 3
アカテガニ 6 5 2 4 8 5 10 40
クロベンケイガニ 6 7 2 7 9 5 16 2 54
クシテガニ 2 1 2 6 19 3 33
カクベンケイガニ 3 1 7 7 16 2 36
ユビアカベンケイガニ 2 9 11 12 7 41
キノボリベンケイガニ 2 2
Parasesarma 属 の1 種 2 2
フタバカクガニ 10 6 9 13 38
オオベンケイガニ 2 2
ベンケイガニ 1 1 1 4 3 8 1 19
ヒメベンケイガニ 5 1 1 7
アシハラガニモドキ 1 1
ウモレベンケイガニ 3 2 7 2 6 20
フジテガニ 1 1 1 3
Clistocoeloma 属 の1 種 1 1
イワトビベンケイガニ 1 1
ベンケイガニ 科 の1 種 1 1 2
ベンケイガニ 科 の1 種 または 複 数 種 2 2
ミナミコメツキガニ 2 16 18
クロピンノ 1 1
オオシロピンノ 1 1 1 3
マルピンノ 1 1
フタハピンノ 1 1 2
シロナマコガニ 1 1
ラスバンマメガニ 1 2 5 8
ラスバンマメガニと 思 われる1 種 1 1
ギボシマメガニ 1 3 4
アカホシマメガニ 1 1 3 5
ハサミカクレガニ 1 4 5
ウモレマメガニ 1 1 1 3
ミナミヨコナガピンノ 1 1
ヨコナガモドキ 4 4
ヨコナガピンノ 2 2
オオヨコナガピンノ 8 8
メナシピンノ 1 6 7
カクレガニ 科 の1 種 1 1
カクレガニ 科 の 複 数 種 1 1
ツノメガニ 1 3 4

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
スナガニ 3 2 1 4 2 2 14
スナガニ( 巣 穴肎 ) 1 1
ナンヨウスナガニ 1 1
シオマネキ 6 7 12 1 26
ヤエヤマシオマネキ 9 9
リュウキュウシオマネキ 1 1
ヒメシオマネキ 2 12 14
ルリマダラシオマネキ 3 3
ルリマダラシオマネキと 思 われる1 種 1 1
ベニシオマネキ 1 1 9 11
ベニシオマネキ( 巣 穴肎 ) 1 1
ハクセンシオマネキ 10 4 15 29
オキナワハクセンシオマネキ 2 15 17
シモフリシオマネキ 2 2
コメツキガニ 9 10 9 11 8 24 9 80
チゴガニ 8 9 6 11 8 26 2 70
ハラグクレチゴガニ 6 6
ツノメチゴガニ 2 8 10
メナガオサガニ 3 9 12
ミナミメナガオサガニ 2 3 5
ミナミオサガニ 1 4 5
ヒメカクオサガニ 1 1
フタハオサガニ 2 13 15
フタハオサガニ( 巣 穴肎 ) 1 1
オサガニ 6 4 5 6 17 38
ヤマトオサガニ 8 8 8 11 9 24 68
ヒメヤマトオサガニ 6 5 11 3 25
ヨコスジオサガニ 4 4
Macrophthalmus 亜 属 の1 種 1 1
Macrophthalmus 属 の1 種 3 1 4
Macrophthalmus 属 の 複 数 種 1 1
オサガニ 科 の1 種 1 1
ムツハアリアケガニ 1 1 1 10 13
アリアケガニ 13 13
アリアケモドキ 4 9 1 1 4 8 1 28
アリアケモドキと 思 われる1 種 1 1
カワスナガニ 1 3 1 5
短 尾 下 目 の1 種 (メガロパ 幼 生 ) 1 1
短 尾 下 目 の1 種 または 複 数 種 1 1
粘 管 目 の1 種 1 1
毛 翅 目 の1 種 1 1
ミズスマシ 科 の1 種 1 1
アリ 科 の1 種 1 1
ヒトエグサガガンボ 2 2
ユスリカ 科 の1 種 2 1 3
ユスリカ 科 の1 種 または 複 数 種 2 2
双 翅 目 幼 虫 1 1
昆 虫 綱 幼 虫 3 3
ヤスデ 類参 2 2
箒 虫 綱 の1 種 1 1 2
チゴケムシ 1 1
ミドリシャミセンガイ 2 9 11
Lingula 属 の1 種 1 1
ナイカイヤムシ 1 1
イソヤムシ 科 の1 種 1 1
ヒメギボシムシ 4 4
ヒメギボシムシ( 糞 塊 ) 1 1
ワダツミギボシムシ 1 1
ワダツミギボシムシ( 糞 塊 ) 1 1
ワダツミギボシムシと 思 われる1 種 1 1
ミサキギボシムシ 3 3
ミサキギボシムシと 思 われる1 種 1 1 1 3
Balanoglossus 属 の1 種 4 4
Balanoglossus 属 と 思 われる1 種 1 4 1 6
ギボシムシ 科 の1 種 1 1
ギボシムシ 科 の 複 数 種 1 1
Spengelia 属 と 思 われる1 種 1 1
ギボシムシ 綱 の1 種 1 1 2
スナヒトデ 1 1
トゲモミジガイ 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
モミジガイ 1 3 4
イトマキヒトデ 1 1 1 3
ヌノメイトマキヒトデ 1 1
カスリモミジガイ 3 3
コブヒトデ 1 1
ヒメヒトデ 1 1
マヒトデ 3 1 1 5
ウデナガメガネクモヒトデ 2 2 4
Amphiura (Fellaria) 属 の1 種 1 1
Amphiura 属 の1 種 1 1
カキクモヒトデ 1 3 4
ナガトゲクモヒトデ 1 2 3
ゴマフクモヒトデ 1 1
ウデフリクモヒトデ 1 1
クサイロチビクモヒトデ 1 1
ダンゴクモヒトデ 1 1
クモヒトデ 目 の1 種 1 1 1 3
ツマジロナガウニ 2 2
コシダカウニ 1 1
サンショウウニ 7 7
キタサンショウウニ 1 1
シマダンダラウニ 2 2
ムラサキウニ 1 1 2
ホンウニ 目 の1 種 1 1 2
ヨツアナカシパン 1 2 3
ミナミヨツアナカシパン 1 1
ハスノハカシパン 2 2
スカシカシパン 1 1
カシパン 亜 目 の1 種 1 1
セイタカブンブク 1 1
ヒラタブンブク 1 1
不 正 形聥 類参 の1 種 1 1
Stolus sacellus 1 1
Thyonidiella 属 の1 種 1 1
クリイロナマコ 近耧 似 種 1 1
フタスジナマコ 1 1
クロナマコ 6 6
トラフナマコ 1 1
ニセクロナマコ 1 1 2
ハネジナマコ 3 3
Holothuria erinaceus 1 1
マナマコ 1 1 1 3
オオイカリナマコ 1 1 2
フトトゲイカリナマコ 2 2
トゲイカリナマコ 15 15
ヒモイカリナマコ 1 2 6 4 8 12 2 35
ウチワイカリナマコ 1 1
Leptosynapta 属 と 思 われる1 種 1 1
イカリナマコ 科 の1 種 (B) 1 1
イカリナマコ 科 の1 種 1 2 2 5
イカリナマコ 科 の1 種 または 複 数 種 1 1
ムラサキクルマナマコ 1 2 3
ナマコ 綱 の1 種 1 1 2
Eudistoma 属 と 思 われる1 種 2 2
カタユウレイボヤ 1 1
ユウレイボヤ 1 1
スジキレボヤ 1 1
イタボヤ 4 4
シロボヤ 1 4 3 5 13
シロボヤと 思 われる1 種 1 1
エボヤ 1 1 2
フタスジボヤ 1 1
カラスボヤ 1 1
マクラボヤ 1 1
Herdmania pallida 1 1 2
ホヤ 綱 の1 種 1 1
ヒガシナメクジウオ 1 1
ウナギ 1 3 4
ソラウミヘビ 1 1
ウミヘビ 亜 科 の 稚 魚翣 1 1

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
コイ 1 1
オイカワ 1 1
シラウオ 2 2
サケ 1 1
トミヨ 1 1
オクヨウジ 1 1
ヨウジウオ 1 1
ガンテンイシヨウジ 1 1 2
カワヨウジ 1 1
ボラ 2 2
ハオコゼ 1 1
Myoxocephalus 属 の1 種 1 1
アサヒアナハゼ 1 1
オオクチバス 1 1
ハワイマトイシモチ 1 1
ネンブツダイ 1 1
クロダイ 1 1
スズメダイ 科 の1 種 1 1
コトヒキ 2 2
シマイサキ 1 1
キュウセン 1 1
ナガガジ 1 1
トサカギンポ 2 2
ニジギンポ 1 1
ハナビヌメリ 1 2 3
ネズッポ 科 の 複 数 種 1 1
タビラクチ 1 1 6 8
トカゲハゼ 1 1
ムツゴロウ 8 8
トビハゼ 3 2 7 6 22 1 41
ミナミトビハゼ 2 7 9
ワラスボ 2 2
ヒゲワラスボ 1 1
ミミズハゼ 1 1 5 1 8
ミミズハゼと 思 われる1 種 1 1
ヒモハゼ 7 1 2 2 5 7 24
タネハゼ 1 1 2
ミナミイソハゼ 1 1
ドロメ 3 3
ウキゴリ 1 1
ニクハゼ 1 1
クボハゼ 1 1 1 3
ヘビハゼ 1 1
エドハゼ 7 1 1 2 3 14
チクゼンハゼ 4 1 2 3 10
ビリンゴ 3 2 3 5 13
ウロハゼ 2 2 4
ツムギハゼ 2 2
マハゼ 2 7 1 2 12
アシシロハゼ 2 2 3 7
マサゴハゼ 5 1 5 1 12
クモハゼ 1 1
ハゴロモハゼ 1 1
ホシハゼ 1 1
ヒメハゼ 1 2 1 9 4 9 26
ミナミヒメハゼ 1 1 2 4
Papillogobius 属 の1 種 1 1
ヒナハゼ 2 1 3
アベハゼ 3 1 10 4 8 26
イズミハゼ 1 1 2
キララハゼ 1 1
スジハゼA 種 1 1 1 2 8 3 16
スジハゼB 種 1 2 3
スジハゼの1 種 1 1 3 5
Acentrogobius 属 の1 種 1 1
Acentrogobius 属 の1 種 ( 稚 魚翣 ) 1 1
クロコハゼ 1 1 1 3
ゴマハゼ 1 1 2
ギンポハゼ 2 2
ゴクラクハゼ 2 1 3

和吂 名 北 海 道 東 北 関 東 小 笠 原 日 本 海 中 部 東 海 近耧 畿 中 国 四 国 九耫 州 沖 縄 全 国
各 地 域 調 査 地 数 18 15 12 1 5 16 14 19 38 19 157
Rhinogobius 属 の1 種 (ヨシノボリ 種 群聖 ) 1 1
アカオビシマハゼ 2 2
シモフリシマハゼ 1 1 4 6
アカオビシマハゼもしくはシモフリシマハゼ 1 1
シロチチブ 4 4
ヌマチチブ 1 1 2
チチブ 1 5 1 7
ショウキハゼ 1 1
チワラスボ 1 1 4 2 8
ハゼ 科 の1 種 1 1 4 1 7
サツキハゼ 1 1
クロユリハゼ 亜 科 の1 種 1 1
セトウシノシタ 1 1
アミメハギ 1 1
クサフグ 1 1 2
サザナミフグ 1 1

巻 末 図 主 要 種 ・ 注 目 種 の 分 布 図 (30 種 )

分 布 図 凡 例
干 潟 に 出 現 した 底 生 動 物 の 個 体 数 の 多 寡
A( 多 ) : 2 名 の 調 査 者 が 10 分 間 スコップで 掘 り 返 す 内 , 1 回 の 掘 り 返 しで 1 個 体 以 上 出 現 .
C( 普晘 通 ): 全 掘 り 返 し 回 数 の 中 で 2 個 体 以 上 出 現 , A よりも 少 ない.
R( 少 ) : 全 掘 り 返 し 回 数 の 中 で 1 個 体 のみ 出 現 .
+ : 枠 外 で 出 現 , 個 体 数 の 多 寡 は 不 明 .
塩 性 湿 地 ・マングローブ 湿 地 に 出 現 した 底 生 動 物 の 個 体 数 の 多 寡
A( 多 ) : 10 個 体 以 上 出 現 .
C( 普晘 通 ): 2 ~ 9 個 体 出 現 .
R( 少 ) : 1 個 体 のみ 出 現 .
+ : 枠 外 で 出 現 , 個 体 数 の 多 寡 は 不 明 .

クロガネイソギンチャク
Anthopleura kurogane Uchida et Muramatsu, 1958
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ナミヒモムシ
Cerebratulus communis Takakura, 1898
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

イボキサゴ
Umbonium (Suchium) moniliferum (Lamarck, 1822)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ホソウミニナ
Batillaria cumingi (Crosse, 1862)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ウミニナ
Batillaria multiformis (Lischke, 1869)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

フトヘナタリ
Cerithidea (Cerithidea) rhizophorarum A. Adams, 1855
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

クリイロカワザンショウ
Angustassiminea castanea (Westerlund, 1883)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

アズキカワザンショウ
Pseudomphala miyazakii (Habe, 1943)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

アラムシロ
Nassarius (Hima) festivus (Powys in Sowerby et Powys, 1835)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

サキグロタマツメタ
Euspira fortunei (Reeve, 1855)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ツメタガイ
Glossaulax didyma (Röding, 1798)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

アサリ
Ruditapes philippinarum (Adams et Reeve, 1850)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ハマグリ
Meretrix lusoria (Röding, 1798)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

イソシジミ
Nuttallia japonica (Reeve, 1857)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

オオノガイ
Mya (Arenomya) arenaria oonogai Makiyama, 1935
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

チロリ
Glycera nicobarica Grube, 1868
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

コケゴカイ
Ceratonereis erythraeensis Fauvel, 1918
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ヤマトカワゴカイもしくはヒメヤマトカワゴカイ
Hediste spp. (Hediste atoka or H. diadroma )
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

スゴカイイソメ
Diopatra sugokai Izuka, 1907
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

タテジマユムシ
Listriolobus sorbillans (Lampert, 1883)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

スジホシムシモドキ
Siphonosoma cumanense (Keferstein, 1867)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ニホンスナモグリ
Nihonotrypaea japonica (Ortmann, 1891)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

アナジャコ
Upogebia major (de Haan, 1841)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ユビナガホンヤドカリ
Pagurus minutus Hess, 1865
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

コメツキガニ
Scopimera globosa de Haan, 1835
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

シオマネキ
Uca arcuata (de Haan, 1833)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

アカテガニ
Chiromantes haematocheir (de Haan, 1833)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ミドリシャミセンガイ
Lingula anatina (Lamarck, 1801)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

ヒモイカリナマコ
Patinapta ooplax (von Marenzeller, 1882)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

マハゼ
Acanthogobius flavimanus (Temminck et Schlegel, 1845)
130 135 140 145°E
45°N
40
35
+
R
C
A
125
130 140 145°E
30
25°N

第 7 回 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査
浅 海 域 生 態 系 調 査 ( 干 潟 調 査 ) 業 務 報 告 書暯
平 成 19(2007) 年 3 月暻
環 境 省 自 然 環 境 局 生 物 多 様 性 セ ン タ ー
〒 403-0005 山 梨 県 富 士 吉 田 市 上 吉 田 剣 丸 尾 5597-1
電 話 : 0555-72-6033 FAX:
0555-72-6035
業 務 名 平 成 18 年 度 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査
浅 海 域 生 態 系 調 査 ( 干 潟 調 査 ) 委 託 業 務
請 負 者 特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本曓 国 際 湿 地 保 全 連 合
〒 160-0023 東朁 京 都 中 央 区 日 本曓 橋 富 沢 町 5-10-802
電 話 :03-5614-2150
Fax:03-6806-4187
編 集 飯 島 明 子 ( 日 本曓 国 際 湿 地 保 全 連 合 )
協 力 多 留 聖 典 、 森 上 需