??????????? - Media and Information Literacy

ィアの暴力が子どもたちへ与える影響、テレビを
見る習慣と学習への影響、などの迂回的に行われ
た研究を除けば、子どものメディア参加に関する
研究はない。これらの研究対象は、ほとんどが大
人中心である。子どもたちの意見が表現されるこ
とはほとんどなく、尊重されることもない。学界
の中でも、子どもの権利を研究し、その問題を提
起してスポットライトをあてている 2、3 のグルー
プを除けば、子どもたちがメディアを使って参加
することはまれなことである。しかしそのような
声は、インドでは子どもは大人から非難されやす
く、大人への依存もあり大きな動きとはなってい
ない。
メディアへの子どもたちの参加が、どのように
より大きな社会的正義と市民参加をもたらすかに
ついて、世界には多くの例がある。実際、メディ
ア教育の多くの目標は、たとえば子どもたちをメ
ディアへ参加させることであるとされている。コ
ミュニティの中で、「現実の」メディアへの参加に
よって、子どもたちの能力と好奇心を強化し、彼
らにメディアをクリティカルに理解し、地域コミ
ュニティについての知識を増やし、社会活動を促
すのだ(Feilitzen, 1999: 27)。メディア教育は、情
報のための争い、社会的正義のための戦い、クリ
ティカルな市民権獲得のためのものである。民主
主義社会において、決定は人々が多様なメディア
を通して受け取った考えや印象によって行われる。
そのため、メディア教育は、政治的で社会的な力
に打ち勝ち、創造的でクリティカルな対話や参加
と行動のために行われるのだ。学習と実行のプロ
セスが同時に行われる時に、すべてのグループと
個人は社会において、年齢、性、社会経済状況、
文化、宗教と言語から独立し、自己表現と発展と
解放の権利を得るのである(Feilitzen, 1999: 25)。
インドでは、「メディア教育」と「教育工学」と
「メディアの専門教育」の間には、はっきりとし
た区別がある。「教育工学」は、学校の授業で技術
ならびにメディアを使用して教えるすべてを含む。
「メディアの専門教育」は、ジャーナリズムと映
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画の学校の混合を指す。「教育工学」はメディアを
用いて学ぶことだが、「メディア教育」はメディア
について学ぶことである。メディア教育が授業の
一部に組み込まれていないのに対して、教育工学
は教師が授業でメディアを利用することができる
ように、インドの教員養成機関のカリキュラムに
取り入れられている。
メディア教育を調査したところ、プロジェクト
やカンファレンスを企画する教育機関は大学を含
めて 2、3 だけであった。クマールによれば、メデ
ィア教育は民主主義のコミュニケーションにつな
がらなければならない。彼はメディア教育を、企
業のより大きな営業利益やメディア受信の増加の
ためだけではなく、より大きな責任やメディア制
作への参加をうながすために、さまざまなメディ
アをクリティカルに理解するための学校教育、ま
たは学校外教育のアプローチを使う教育方法であ
ると定義している。クマールはインドでメディア
教育が立ち向かういくつかの困難を指摘している。
それは、テスト中心主義のカリキュラム、メディ
ア教育が政策に依存していること、メディア教育
科目の範囲の問題、授業でメディアを過大評価し
社会的文脈から切り離すこと(クロス・カリキュ
ラムのアプローチは最適であるが、実行するのが
より難しい)である。
トーマスが書いているように、インドのメディ
ア教育はまだ実験段階にあり、わずかなフィード
バックしかない。また、メディア教育の概念はむ
しろ西洋の国々に向けられている。一方で、発展
途上国であるインドでは発展に関して非常に異な
る考え方を持っている。アジアの文脈における西
洋とインドの違いは、マスターマン(1985)によっ
て示されたメディア教育とは異なる定義とアプロ
ーチを必要としている。この新しくて異なるパラ
ダイムは「大衆の」研究と理論の文脈で調査され、
ラテンアメリカにおいて、新しい社会的な運動に
関してだけでなく、情報とコミュニケーションの
権利のための戦いとして発展した。
1991 年のトゥールーズ会議において、「メディ