Untitled - 九州大学演習林

1.固定試験地
E.演習林利用状況
平成16年度に新規に設定された固定試験地は,福岡演習林4件,宮崎演習林2件であった.各試験
地の名称,面積,林小班,設定期間,設定者,担当者および目的・概要は以下のとおりである.ま
た,平成16年度に終了・廃止した固定試験地は,福岡演習林1件であった.
a. 新規設定
福岡演習林
森林斜面の流出機構に関する研究
試 験 地 番 号:F2004-001
面 積・小 林 班 名:36㎡(16林班ろ2小班)
設 定 者:小 川 滋(森林資源科学部門流域環境制御学)
担 当 者:朝堀 泰明(国土交通省九州地方整備局川辺川ダム砂防事務所)
設 定 年 月:2004年6月1日
設 定 期 限:2005年5月31日
目 的 ・ 概 要:針葉人工林(ヒノキ林)の幼齢林を対象に5m×5mの規模の散水実験を行
い,降雨強度の測定,地表流の観測及び土壌の水分状態等の計測を行い,地
表流の定量的な計測や発生機構を明らかにし,森林斜面の流出機構を明らか
にする事を目的とする.
竹林の環境動態に関する研究
試 験 地 番 号:F2004-002
面 積・小 林 班 名:400㎡(10林班)
設 定 者:大槻 恭一(森林資源科学部門流域環境制御学講座)
担 当 者:大槻 恭一(森林資源科学部門流域環境制御学講座)
設 定 年 月:2004年7月2日
設 定 期 限:2009年3月31日
目 的 ・ 概 要:近年,里山に竹林が拡大し,里山の生物多様性が失われることが懸念されて
いる.そこで,本研究では,竹林内の環境動態をモニタリングし,竹林が他
の植生を駆逐して拡大していくこと機構を明らかにする.
木質等バイオマスのエネルギー利用に関する研究
試 験 地 番 号:F2004-003
面 積・小 林 班 名:260㎡(10林班ル小班)
設 定 者:飯 田 繁(森林生態圏管理学講座)
担 当 者:飯 田 繁(森林生態圏管理学講座)
設 定 年 月:2004年9月9日
設 定 期 限:2006年9月8日
目 的 ・ 概 要:小型のエネルギー変換施設の性能を向上することによって,木質等バイオマ
スのエネルギー利用を促進し,CO2の削減や日本林業の発展に貢献する.
31