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これはコミッショニングの専門家,エンドユーザーおよび BEMS メーカーが協調して行い,また,タス<br />
ク B と結びついて,マニュアルツールのほうが有望な場合と BEMS 援用ツールのほうが有望な場合と<br />
を決めていく.このように BEMS 援用ツールをいかに他のコミッショニングツールと結び付けて使用<br />
するかを決めていくのがこのタスクの一つの目標であろう.<br />
(2)BEMS 自身のマニュアルコミッショニング<br />
BEMS 援用コミッショニングツールを展開するときの前提は BEMS 自身が適切に性能検証されてい<br />
ることである.そこで BEMS 性能検証用のマニュアルコミッショニングツールの開発が重要である.こ<br />
れは本タスクに含まれるが開発のステップはタスク B と同様に行われる.<br />
(3)データに対する必要事項<br />
BEMS 支援ツールの目標の一つはコストの低減によってコミッショニングプロシージャを広範に適<br />
用させる事である.そのために BEMS がコミッショニングに必要なデータを容易に取り込める効率的<br />
な方法を見出す必要がある.それは BEMS 援用コミッショニングのための標準データを定義する事で<br />
ある.誰がかかるデータを提供する義務があるかはサブタスク A に関連して定義される.<br />
この点に関して推奨されるものとして,例えば CEN TC247, ASHRAE SSPC135 (BACnet), ISO/TC 205<br />
WG3, インターオペラビリティ-のための国際協定(International Allianceo for Interoperability)などのよ<br />
うな標準化機構の提案として配布されることになると思われる,交換用標準データとそれに関連する<br />
データモデルとがある.<br />
(4)BEMS 援用コミッショニングツール<br />
機能性能試験の自動化または半自動化を可能とするツールのプロトタイプは幾つかの異なる方法で<br />
開発されよう.このプロトタイプは,実際のコミッショニング過程における十分な試験を可能ならしめ<br />
るために,ツールのユーザーと協調して行う事によって開発されるであろう.ツールの開発はデータの<br />
要目の定義付けと並行して行われる.<br />
(5)実コミッショニングプロジェクト<br />
プロトタイプのツールは実際のコミッショニングプロジェクトでテストする.このタスクにより,本<br />
Annex においてツール自身の有用性と実コミッショニングプロセスでの適用性をテストすることがで<br />
きるのである.<br />
(6)成果物<br />
・ BEMS 援用コミッショニングツールセット<br />
・ 効率的な BEMS 援用コミッショニングを可能とするためのデータ要目の構造リスト<br />
・ サブタスク A に記述された各種コミッショニング過程への各ツールのマッピング<br />
(7)参加国(2000.9Workshop 参加者の挙手による暫定)<br />
ベルギー,カナダ,フランス,ドイツ,日本,中国,スイス,米国<br />
4. サブタスク D:デザインモデルとコミッショニング<br />
性能の概念に基づくビル調達のプロセスは魅力的なオプションである.それによって発注者は要求<br />
内容に集中できる.かかる要求内容が技術的な要求性能と性能に基づく入札/請負の基礎を成す.請負者<br />
は要求を満たす自由な解(solution,ソリューション)を選ぶ事が出来,最終的にビルが所定の性能を満た<br />
す事を保証する責任がある.この性能概念は革新的なソリューション、最適化コストの建設,そして国<br />
際貿易を推進したのである(CIB, 1988, Becker, 1999).性能請負においてエネルギー消費と快適性を適<br />
切化する前提条件は,改良されたツールとプロシージャによって設計ソリューションを評価し,コミッ<br />
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