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以 上 のとおり、 規 制 委 員 会 は、 上 記 の 確 認 及 び 判 断 により、 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽<br />

の「 想 定 事 故 1」に 対 して 申 請 者 が 計 画 している 燃 料 損 傷 防 止 対 策 は、 有 効 なも<br />

のであると 判 断 した。<br />

3. 審 査 過 程 における 主 な 論 点<br />

審 査 の 過 程 において、 規 制 委 員 会 が 特 に 指 摘 を 行 い、 確 認 した 点 は 以 下 のとお<br />

りである。<br />

(1) 使 用 済 燃 料 ピット 補 給 用 水 中 ポンプの 容 量 について<br />

申 請 者 は、 使 用 済 燃 料 ピット 補 給 用 水 中 ポンプの 流 量 を、 崩 壊 熱 を 最 も 厳 し<br />

く 想 定 した 場 合 に 対 応 する 蒸 発 量 (より 条 件 の 厳 しい 1 号 炉 ピットで 約<br />

14.68m 3 /h)に 基 づき 15m 3 /h としていた。 規 制 委 員 会 は、 水 位 が 低 下 した 場 合<br />

に 早 期 に 水 位 を 回 復 する 観 点 から、ポンプ 流 量 の 検 討 を 要 求 した。これを 受 け<br />

て、 申 請 者 は、 使 用 済 燃 料 ピット 補 給 用 水 中 ポンプの 流 量 を、 崩 壊 熱 による 蒸<br />

発 量 に 対 して 十 分 な 余 裕 をもつ 20m 3 /h とした。これにより、 規 制 委 員 会 は、 機<br />

器 条 件 が 妥 当 であることを 確 認 した。<br />

Ⅳ-1.2.3.2 想 定 事 故 2<br />

「 想 定 事 故 2」では、サイフォン 現 象 等 により 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 内 の 水 の 小 規 模<br />

な 喪 失 が 発 生 し、 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 の 水 位 が 低 下 する 場 合 において、 燃 料 損 傷 防 止<br />

対 策 に 有 効 性 があるかを 確 認 した。<br />

1. 申 請 内 容<br />

(1) 想 定 事 故 の 特 徴 及 びその 対 策<br />

申 請 者 は、「 想 定 事 故 2」の 特 徴 及 びその 対 策 を 以 下 のとおりとしている。<br />

1 本 想 定 事 故 の 特 徴 :サイフォン 現 象 等 により 使 用 済 燃 料 ピット 内 の 水 の<br />

小 規 模 な 喪 失 が 発 生 し、 使 用 済 燃 料 ピット 水 位 が 低 下 し、 燃 料 が 露 出 して<br />

損 傷 に 至 る。<br />

2 対 策 の 考 え 方 : 必 要 な 水 位 を 維 持 し、 燃 料 の 損 傷 を 防 止 するために、 使<br />

用 済 燃 料 ピットへの 注 水 を 行 う。<br />

3 対 策 : 使 用 済 燃 料 ピットへの 代 替 注 水 を 行 う。このため、 使 用 済 燃 料 ピ<br />

ット 補 給 用 水 中 ポンプ、 使 用 済 燃 料 ピット 及 び 復 水 タンク 補 給 用 水 中 ポン<br />

プ 用 発 電 機 、 燃 料 油 貯 蔵 タンク、タンクローリ、 取 水 用 水 中 ポンプ、 取 水<br />

用 水 中 ポンプ 用 発 電 機 、 中 間 受 槽 等 を 重 大 事 故 等 対 処 設 備 として 新 たに 整<br />

備 する。また、 使 用 済 燃 料 ピットの 状 態 を 監 視 する。このため、 使 用 済 燃<br />

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