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申 請 者 は、2 次 冷 却 系 からの 除 熱 機 能 を 構 成 するサポート 系 の 機 能 を 回 復 さ
せるための 設 備 ( 表 Ⅳ-4.2-1 参 照 。)を 用 いた 主 な 手 順 として、 現 場 の
環 境 が 悪 化 し、 人 力 による 主 蒸 気 逃 がし 弁 の 機 能 回 復 が 出 来 ない 場 合 における、
窒 素 ボンベ( 主 蒸 気 逃 がし 弁 用 )による 主 蒸 気 逃 がし 弁 の 機 能 回 復 着 手 を 挙 げ
ている。また、この 手 順 では、 系 統 構 成 、 主 蒸 気 逃 がし 弁 の 開 操 作 を 計 2 名 に
より、 約 30 分 で 実 施 するとしている。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 の 計 画 が、 上 記 の 追 加 対 策 によって、 重 大 事 故 等 対 処
をより 確 実 に 実 施 される 方 針 であることを 確 認 した。
表 Ⅳ-4.2-1 申 請 者 が 多 様 性 拡 張 設 備 に 位 置 付 けた 理 由
設 備 名
申 請 者 が 多 様 性 拡 張 設 備 に 位 置 付 けた 理 由
電 動 主 給 水 ポン 常 用 系 設 備 であるため、 重 大 事 故 等 対 処 設 備 として 想 定 される
プ、 蒸 気 発 生 器 プラント 状 況 において 使 用 することは 困 難 であるものの、 補 助
水 張 ポンプ 等 給 水 ポンプの 代 替 手 段 となり 得 る。
可 搬 型 ディーゼ 系 統 構 成 に 時 間 を 要 するため、 重 大 事 故 等 発 生 後 初 期 には 期 待
ル 注 入 ポンプ 等 できないものの、 補 助 給 水 ポンプの 故 障 に 際 して、2 次 冷 却 系
からの 除 熱 による 長 期 的 な 事 故 収 束 のための 設 備 となり 得 る。
タービンバイパ 常 用 系 設 備 であるため 重 大 事 故 等 対 処 設 備 に 要 求 される 設 備
ス 弁
としての 耐 震 性 は 十 分 ではないものの、 主 蒸 気 逃 がし 弁 の 故 障
に 際 して 代 替 設 備 となり 得 る。
窒 素 ボンベ( 主 初 期 対 応 は、 現 場 で 人 力 により 弁 操 作 を 行 う 必 要 があるが、そ
蒸 気 逃 が し 弁 の 作 業 環 境 が 悪 化 した 場 合 、 使 用 時 間 に 制 限 があるものの、 主
用 )
蒸 気 逃 がし 弁 の 不 動 作 に 際 して、 中 央 制 御 室 からの 遠 隔 操 作 に
より、 主 蒸 気 逃 がし 弁 の 機 能 を 回 復 させる 設 備 となり 得 る。
Ⅳ-4.3 原 子 炉 冷 却 材 圧 力 バウンダリを 減 圧 するための 設 備 及 び 手 順
等 ( 第 46 条 及 び 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.3 関 係 )
本 節 では、 原 子 炉 冷 却 材 圧 力 バウンダリが 高 圧 の 状 態 において 原 子 炉 冷 却 材 圧 力
バウンダリを 減 圧 するために 申 請 者 が 計 画 する 設 備 及 び 手 順 等 が、1 第 46 条 及 び
重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.3 項 ( 以 下 「 第 46 条 等 」という。)における
要 求 事 項 に 対 応 し、かつ、 適 切 に 整 備 される 方 針 であるか、2 有 効 性 評 価 ( 第 37
条 )において 位 置 付 けた 重 大 事 故 等 対 処 設 備 及 び 手 順 等 を 含 み、 適 切 に 整 備 される
方 針 であるかを 確 認 した。さらに、 申 請 者 が、 自 主 的 な 対 応 により 重 大 事 故 等 対 処
をより 確 実 に 実 施 する 方 針 であるかを 確 認 した。
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