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d. 代 替 緊 急 時 対 策 所 は、 居 住 性 を 確 保 し、 対 策 要 員 がとどまることが
できるように、 適 切 な 遮 蔽 設 計 及 び 換 気 設 計 とする。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 の 計 画 において、a) 代 替 緊 急 時 対 策 所 は、 基 準 地
震 動 に 対 する 地 震 力 に 対 し、 耐 震 構 造 とすることにより 機 能 を 喪 失 しない
ようにするとともに、 基 準 津 波 の 影 響 を 受 けない 位 置 に 設 置 すること、 緊
急 時 対 策 所 ( 免 震 重 要 棟 内 )は、 基 準 地 震 動 に 対 する 地 震 力 に 対 し、 免 震
構 造 とすることにより 機 能 を 喪 失 しないようにするとともに、 基 準 津 波 の
影 響 を 受 けない 位 置 に 設 置 すること、b) 代 替 緊 急 時 対 策 所 は、 中 央 制 御 室
とは 離 れた 位 置 の 別 建 屋 に 設 置 することで 位 置 的 分 散 を 図 ること、c) 代 替
緊 急 時 対 策 所 用 発 電 機 は、 代 替 緊 急 時 対 策 所 に 給 電 するために 必 要 な 容 量
を 有 するものを 3 台 保 管 することで 多 重 性 を 確 保 すること、d) 代 替 緊 急 時
対 策 所 は、 建 屋 と 一 体 となった 遮 蔽 、 代 替 緊 急 時 対 策 所 換 気 設 備 ( 空 気 浄
化 ファン、 空 気 浄 化 フィルタユニット 及 び 加 圧 設 備 ) 及 び 気 密 性 により、
代 替 緊 急 時 対 策 所 にとどまる 対 策 要 員 の 被 ばく 線 量 が 実 効 線 量 において
事 故 後 7 日 間 で 100mSv を 超 えない 設 計 とすることを 確 認 した。
なお、 対 策 要 員 の 被 ばくによる 実 効 線 量 の 評 価 については、 想 定 する 放
射 性 物 質 の 放 出 量 等 を 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 と 同 等 とし、マ
スクの 着 用 、 交 代 要 員 体 制 、 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 、 仮 設 設 備 等 を 条 件 に 入
れていない 評 価 を 行 い、 代 替 緊 急 時 対 策 所 は 7 日 間 で 34mSv、 緊 急 時 対 策
所 ( 免 震 重 要 棟 内 )は 7 日 間 で 30mSv であることを 確 認 した。
以 上 の 確 認 などから、 規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が1a.から e.に 掲 げる 重 大
事 故 等 対 処 設 備 について、 第 43 条 ( 重 大 事 故 等 対 処 設 備 に 関 する 共 通 的
な 要 求 事 項 )に 適 合 する 措 置 等 を 講 じた 設 計 方 針 であることを 確 認 した。
よって、 規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が1a.から e.に 従 って 整 備 する 重 大 事 故
等 対 処 設 備 について、 第 61 条 等 要 求 事 項 イ)からホ)に 適 合 する 設 計 方
針 であることを 確 認 した。
3 手 順 等 の 方 針
申 請 者 は、1に 掲 げる 設 備 を 活 用 した 手 順 等 について、 主 な 手 順 等 は 以
下 のとおりとしている。
3-1 代 替 電 源 設 備 からの 給 電 の 手 順
a. 全 交 流 動 力 電 源 が 喪 失 し、 早 期 の 電 源 回 復 が 不 能 の 場 合 には、 代 替
緊 急 時 対 策 所 用 発 電 機 の 起 動 の 手 順 に 着 手 する。この 手 順 では、 代 替
緊 急 時 対 策 所 用 発 電 機 、 代 替 電 源 交 流 電 源 盤 の 操 作 を 1 名 により 約 10
分 で 実 施 する。
3-2 居 住 性 を 確 保 するための 手 順 等
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