電力分配システム (PDS) のデザイン : バイパスキャパシタおよび ... - Xilinx
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電力分配システム (PDS) のデザイン : バイパスキャパシタおよび ... - Xilinx
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<strong>電力分配システム</strong> (<strong>PDS</strong>) <strong>のデザイン</strong> : バイパス キャパシタおよびデカップリング キャパシタの使用<br />
可能性 3 : PCB 内の I/O 信号が必要以上に強い<br />
<strong>PDS</strong> を調整した後でも V CCO の <strong>PDS</strong> のノイズが多すぎる場合は、I/O インターフェイスの電力をス<br />
ケール バックすることができます。これは、FPGA からの出力と FPGA への入力の両方に対して行い<br />
ます。場合によっては、FPGA への入力における過剰なオーバーシュートが IOB のクランプ ダイオー<br />
ドに逆バイアスをかけることもあります。このようになると、大量のノイズが V CCO で発生します。こ<br />
の状況が発生する場合は、このようなインターフェイスの駆動強度を小さくするか、入力パスと出力パ<br />
スの両方で終端処理を行います。<br />
可能性 4 : I/O 信号の帰還電流が最適でないパスを通る<br />
I/O 信号の帰還電流によっても <strong>PDS</strong> に過剰なノイズが発生する可能性があります。デバイスから PCB<br />
および他のデバイスに送られるすべての信号について、大きさが同じで方向が逆の電流が PCB からデ<br />
バイスの電源/グランド システムに流れます。帰還電流が低インピーダンスのパスを通らない場合は、<br />
最適でない、インピーダンスが高いパスが使用されます。これが発生する場合は、しばしば <strong>PDS</strong> 内で<br />
電圧変化が誘発されます。<br />
この状況を改善するには、すべての信号の間隔を近づけ、帰還パスを確保します。信号が使用できる配<br />
線レイヤの数を制限したり、PCB 上の特定の位置にデカップリング キャパシタを配置して AC 電流が<br />
基準プレーンを通るように低インピーダンスパスを用意するなど、さまざまな戦略が必要です。<br />
終わりに このアプリケーション ノートでは、<strong>電力分配システム</strong>の重要な原理の概要と、<strong>PDS</strong> を設計する手順ご<br />
とのプロセスについて説明しました。このプロセスでは、一般的なネットワークを作成し、シミュレー<br />
ションと調整を行い、それを測定し、測定結果に基づいて再び調整するという方法で <strong>PDS</strong> を設計しま<br />
す。この方法では十分な結果が得られない場合は、他に問題の原因がないか調べます。この方法によっ<br />
て、すべての <strong>PDS</strong> の問題を解決できます。<br />
参考文献 1. Larry D. Smith、『Decoupling Capacitor Calculations For CMOS Circuits (CMOS 回路のデカッ<br />
プリング キャパシタの計算 )』、Proceedings EPEP Conference、1984 年 11 月<br />
2. Frederick W. Grover Ph.D、『Inductance Calculations: Working Formulas and Tables ( インダク<br />
タンスの計算 : 実用的な公式と表 )』、D. Van Nostrand Company, Inc.、250 Fourth Avenue New<br />
York 1946<br />
20 www.xilinx.co.jp XAPP623 (v1.0) 2002 年 8 月 8 日