電力分配システム (PDS) のデザイン : バイパスキャパシタおよび ... - Xilinx
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付録 C : SPICE の<br />
シミュレーション<br />
例<br />
R<br />
<strong>電力分配システム</strong> (<strong>PDS</strong>) <strong>のデザイン</strong> : バイパス キャパシタおよびデカップリング キャパシタの使用<br />
この付録では、SPICE でデカップリング キャパシタ ネットワークをシミュレーションする方法につい<br />
て説明します。HSPICE と PSPICE の両方について、簡単に説明します。他の SPICE のバリエーショ<br />
ンや専用の <strong>PDS</strong> シミュレーション ソフトウェアも使用できます。次に説明する 2 つのシミュレーショ<br />
ンは、例を示すためのものです。シミュレータの詳細についてはこのアプリケーション ノートの範囲外<br />
ですので割愛します。HSPICE の結果を、図 11 に示します。PSPICE の回路表現法と結果を、図 12 お<br />
よび 図 13 に示します。<br />
これらは、18 個のキャパシタによるネットワークの容量と寄生特性を表しています。一般的なキャパシ<br />
タ アレイのインピーダンスを計算するには、次のようにします。<br />
1. LCR ネットワークのネットリストを定式化します。<br />
2. 入力ノードと出力ノードの場所を調べます。<br />
3. 入力ポートに AC スティミュラスを適用します。<br />
4. LCR ネットワークで AC 解析を実行します。<br />
5. 入力電流と入力 AC 電圧を測定します。<br />
6. Z = V/I を定式化します。<br />
7. 見やすくするためにログ スケールを使用して、結果をプロットします。<br />
どちらの SPICE を使用する場合でも、AC スティミュラスは 1A に設定します。AC 解析命令を使用す<br />
ると、指定した周波数点について AC 波形が掃引されます。各オーダーごとの周波数点の数は、追加の<br />
HSPICE ネットリストのコメントに記されています。AC 電流の大きさを 1A に設定して、Z = V/I に基<br />
づいてインピーダンスを計算しています。したがって、計算する主要な変数はキャパシタ アレイのポジ<br />
ティブ ノードにおける電圧の V です。図 12 では、V という文字がある円がこのノードを指しています。<br />
SPICE デッキを完成させるため、さらに 2 つの情報を指定します。<br />
1. DC バイアス抵抗がグランドに接続されています。<br />
2. AC ソースと LCR ネットワークを接続する小さい入力抵抗があります (これはオプションです)。<br />
1 番目の指定は、シミュレーション時間を短くするために必要です。これによって、SPICE は AC 解析<br />
を行う前に回路の動作点をすばやく計算できます。これを行うには、LCR ネットワークへの DC パス<br />
(バイアス抵抗でグランドに接続) を SPICE に与えます。2 番目の指定はオプションですが、指定すると<br />
便利です。これによって、LCR ネットワークへの入力電流を監視するためのコンポーネントが得られ<br />
ます。<br />
インピーダンスのシミュレーション結果の表示には、2 種類の方法があります。HSPICE では、直接プ<br />
ロット用に ZIN を計算できるように、.net 命令を実行します。PSPICE では、PROBE (PSPICE のグ<br />
ラフィック ビューア) のグラフィック機能を使用します。このアプローチでは、Z = V/I の定式化に式<br />
ダイアログ ボックスを使用します。<br />
22 www.xilinx.co.jp XAPP623 (v1.0) 2002 年 8 月 8 日