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取り組むことを主な長期目標とする。<br />
1. 自然変動を超える気候変動に関連した温室効果ガスおよびエーロゾルの濃度に関する<br />
長期的かつ人為的トレンド、および気候変動が大気組成に及ぼす必然的な影響の検出。<br />
2. 気候、大気質、オゾン層破壊および地域間での長距離越境汚染に関連した環境影響評<br />
価の改善。<br />
3. 汚染源およびそれらの影響を受けやすい風下の被害対象への大気経路の定量化の改善。<br />
4. 大気化学に関する顕著な問題について研究することを目的とした様々な高度での特定<br />
の化学要素およびエーロゾルに関する信頼性の高い地球規模の濃度場。<br />
5. 人口密度の高い地域および人里離れた地域の両方における地表の紫外線強度に関する<br />
予測の改善。<br />
6. 森林火災、砂塵嵐および火山噴火等の大きな現象に起因するプリュームの直接観測。<br />
7. 気象および大気質の両方に関する局地予報、ならびに現在入手不可能な地域での、予<br />
報の改善。<br />
1.4 実施方針 2008-2015<br />
端から端まで統合されたアプローチ<br />
IGACO 戦略[IGACO、2004]の勧告に従い、GAW 計画を実施する。<br />
予報システムに関するデータ同化および過去の大気組成についての再解析を可能にす<br />
るため、大気組成観測に関するモデリング活動、品質保証、データ管理、および支援<br />
活動を GAW に統合する。<br />
一般的管理および運用<br />
GAW プログラム、GAW データの応用および GAW プロダクト・サービスの開発にト<br />
ップレベルの研究グループを関与させる。<br />
WMO 大気科学委員会(CAS)・環境汚染および大気化学に関する大気科学委員会作業<br />
部会の合同科学運営委員会(JSSC OPAG-EPAC)により、2 年ごとに GAW ネットワー<br />
クおよび GAW プロジェクトの現状を評価する。<br />
観測システム<br />
確実な実績を有し地球規模ネットワーク内の空白を解消する既存の GAW 観測所の継<br />
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