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IGACO は、オゾン/紫外線、エーロゾル、温室効果ガスおよび大気質/大気汚染の長距離<br />
輸送に重点を置くことを最優先する。分野横断的課題への取り組みとしては、観測システ<br />
ム、データ同化とモデリング、データベースとプロダクト配信、ならびに品質保証と検証<br />
等が挙げられる。<br />
2.2 国家水文気象機関<br />
現状<br />
GAW の意義および GAW のさらなる発展に向けて各国家水文気象機関が果たすべき責務に<br />
ついては、第 1.1 項に記載してある。GAW を代表して国家活動(研究機関および他の組織<br />
による国家活動を含む)の調整を行うことは各国家水文気象機関の責務である。現在、約<br />
80 か国が GAW の観測プログラムに参加しており、参加国の数は増え続けている。また、<br />
その 4 分の 1 が全球観測所を運用しており、一部は他の加盟国または国際機関/国際ネッ<br />
トワークから支援を受けている。観測所の運用責任は参加国にある。既に多くの WMO 加<br />
盟国が GAW にとって不可欠な中枢機能を提供している(詳細については、第 2.4 項を参<br />
照のこと)。環境活動に関する国家責任が国家水文気象機関の管轄範囲内に完全に入らない<br />
ことが少なくない。当該責任が複数の国内当局(例えば、環境担当の省庁と研究担当の省<br />
庁)の責任にまたがる可能性さえある。そのような場合、国家的議論を行う必要があり、<br />
その交渉の中で実りある成果を得るために、各国家水文気象機関が WMO および他の国際<br />
機関からの強力な支援を必要とすることがある。さらに、加盟国は GAW の全球・地域観<br />
測所を長期にわたり支援することが可能か否かについて決定しなければならない。当該支<br />
援には多くの資源および技術が必要である。<br />
目標<br />
世界気象会議に対する責務に基づき、GAW の既存の中枢機能(第 2.4 項を参照のこと)<br />
および観測所の運用を支援し、振興する。<br />
GAW の参加国(特に、十分なノウハウおよび開発能力を有する参加諸国に対し、それ<br />
らの訓練を拡大し支援を強化することを目的として、当該参加諸国を勧誘することに<br />
より、中枢機能および専門家集団に貢献することが可能な国)の数を増加させる。<br />
各国家水文気象機関および他の関連国家機関すべてに対し、研究所および機関の間の<br />
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