15.03.2014 Views

戦略的研究拠点育成 - 科学技術振興機構

戦略的研究拠点育成 - 科学技術振興機構

戦略的研究拠点育成 - 科学技術振興機構

SHOW MORE
SHOW LESS

Create successful ePaper yourself

Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.

東 工 大 統 合 研 究 院<br />

( 事 後 評 価 )<br />

( 実 施 期 間 : 平 成 17~21 年 度 )<br />

機 関 名 : 東 京 工 業 大 学 ( 組 織 運 営 統 括 責 任 者 : 伊 賀 健 一 )<br />

組 織 運 営 計 画 の 概 要<br />

本 構 想 では、 社 会 や 産 業 界 から 生 じる 課 題 を 解 決 するだけではなく、 大 学 が 自 ら 描 く 数 年 後 か<br />

ら 十 数 年 後 の 社 会 や 産 業 界 のあるべき 姿 に 近 づくため、 解 決 すべき 具 体 的 な 課 題 を 設 定 し、 大 学<br />

が 持 つ 多 様 な 知 識 を 総 動 員 ・ 再 構 築 してそれら 課 題 解 決 のための 解 答 (ソリューション)を 創 出<br />

するためのメカニズムを 構 築 する。このための 研 究 拠 点 として「 東 工 大 統 合 研 究 院 」を 設 置 し、<br />

その 中 にソリューション 研 究 の 中 核 的 組 織 となる「ソリューション 研 究 機 構 」を 置 き、 産 業 界 で<br />

十 分 な 経 験 を 持 つ 学 外 からの 人 材 を 機 構 長 に 充 てる。さらに、 機 構 長 を 補 佐 する「 機 構 長 室 」、 次<br />

世 代 の 社 会 や 産 業 のあるべき 姿 を 示 し、それを 機 軸 とした 課 題 の 設 定 やソリューションに 至 るた<br />

めのロードマップを 提 示 する「イノベーションシステム 研 究 センター」 及 び 課 題 解 決 に 向 けて 研<br />

究 を 行 う「 研 究 部 門 」を 設 置 する。<br />

(1) 総 合 評 価 ( 所 期 の 計 画 と 同 等 の 取 組 が 行 われている)<br />

本 課 題 は、 社 会 ・ 産 業 における 課 題 解 決 型 研 究 (ソリューション 研 究 )を 大 学 が 組 織 として 実<br />

施 した 取 組 として 先 駆 的 であり、エネルギーや 医 療 という 社 会 的 に 意 義 のある 具 体 的 な 課 題 に 取<br />

り 組 み、 成 果 を 挙 げた。また、 研 究 拠 点 として 新 たに 東 工 大 統 合 研 究 院 を 設 置 し、トップダウン<br />

型 のマネジメントの 下 、 広 く 学 内 外 の 共 同 研 究 を 促 進 するための 組 織 的 枠 組 みを 構 築 し、 研 究 シ<br />

ステム 改 革 に 取 り 組 んだ。このような 取 組 は、 研 究 ・ 組 織 ・ 運 営 のそれぞれにおけるイノベーシ<br />

ョンを 企 図 した 好 事 例 として、 広 く 社 会 への 波 及 効 果 が 期 待 できるものである。<br />

ソリューション 研 究 は、 科 学 技 術 が 真 に 社 会 に 貢 献 し 得 るかどうかを 問 う 試 金 石 であり、 大 学<br />

が 国 民 の 支 持 を 得 るために 今 後 、 広 く 展 開 していくべき 重 要 な 取 組 である。 今 後 、 課 題 の 設 定 や<br />

ソリューションに 至 るロードマップ 等 を 提 示 するシンクタンク 機 能 を 具 備 したイノベーションシ<br />

ステム 研 究 センターの 機 能 強 化 によって、 本 課 題 の 取 組 が 広 く 学 内 外 に 普 及 し 展 開 が 図 られるこ<br />

とを 期 待 する。<br />

以 上 により、 所 期 の 計 画 と 同 等 の 取 組 が 行 われている。<br />

< 総 合 評 価 :A><br />

(2) 個 別 評 価<br />

1ミッションステートメントに 対 する 達 成 度<br />

目 標 1 6 年 目 以 降 は、 外 部 資 金 を 十 分 に 獲 得 し、ソリューション 研 究 機 構 の 研 究 部 門 は、 原 則<br />

として、 外 部 資 金 により 運 営 できるようになっていることとする。<br />

目 標 2 学 長 裁 量 ポストを 返 還 しても、 外 部 資 金 で 必 要 な 人 材 を 雇 用 できることとする。<br />

目 標 3 教 授 一 人 あたりの 外 部 資 金 獲 得 額 の 目 標 を、5,000 万 円 / 年 以 上 ( 間 接 経 費 20%を 含 む)<br />

とする。<br />

目 標 4 統 合 研 究 院 に 在 籍 している 博 士 課 程 の 学 生 数 の 目 標 を 平 均 10 名 / 教 員 とする。<br />

目 標 5 研 究 部 門 の 研 究 チームは、 時 限 が 切 れた 場 合 や 満 足 すべきソリューションが 得 られた 場<br />

合 には、 研 究 チームを 解 散 することとする。<br />

目 標 6 イノベーションシステム 研 究 センターにおいては、 調 査 研 究 の 実 施 および 成 果 を 基 に 国<br />

6

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!