戦略的研究拠点育成 - 科学技術振興機構

3 運 営 改 革 の 妥 当 性
学 長 のリーダーシップに 基 づき、 研 究 施 設 の 設 置 等 研 究 環 境 を 迅 速 に 整 備 した。 特 に 人 事 運 営
面 については、 国 際 公 募 により 多 様 な 研 究 者 を 集 めるとともに、 年 俸 制 を 採 用 することにより、
女 性 研 究 者 、 外 国 籍 研 究 者 が 多 く 参 加 し 研 究 者 同 士 でモチベーションを 高 め、 結 果 的 に 当 初 目 標
を 上 回 る 学 術 論 文 及 び 学 会 発 表 数 を 達 成 したことは 評 価 できる。また、CIMI の 整 備 により 統 合 医
科 学 の 実 践 を 加 速 させたことも 評 価 できる。
以 上 により、 運 営 改 革 は 所 期 の 計 画 と 同 等 であったと 評 価 できる。
4 実 施 期 間 終 了 後 における 継 続 性 の 見 通 し
育 成 期 間 終 了 直 後 に TIIMS を 創 設 し、IREIIMS の 機 能 や 体 制 を 継 承 させたことは 評 価 できる。
運 営 資 金 面 においても 大 学 からの 出 資 が 担 保 されるとともに 外 部 資 金 も 獲 得 するなど 継 続 性 が 確
保 されている。また、 研 究 及 び 教 育 面 においては、 大 学 院 医 学 系 研 究 科 先 端 生 命 医 科 学 系 専 攻 統
合 医 科 学 分 野 を TIIMS が 担 当 することによって、 研 究 と 教 育 が 一 体 的 に 実 施 されることが 期 待 で
きる。さらに、IREIIMS の 人 材 育 成 部 門 の 施 設 ・ 設 備 及 びノウハウを 継 承 する 新 設 の 統 合 教 育 学 習 室
及 び 既 存 の 臨 床 技 能 研 究 室 を 軸 とする「 医 療 人 統 合 教 育 学 習 センター」を 設 置 し、これまでの 知 見 ・ノ
ウハウを 活 かしてより 多 くの 統 合 医 科 学 を 実 践 する 人 材 を 輩 出 することが 期 待 できる。
以 上 により、 取 組 の 継 続 性 は 期 待 されると 評 価 できる。
5 中 間 評 価 の 反 映
全 体 的 に 中 間 評 価 において 指 摘 された 事 項 に 適 切 に 対 応 している。 特 に 中 間 評 価 報 告 書 におけ
る「 当 面 医 学 部 の 外 に 新 組 織 (IREIIMS)を 設 置 して 組 織 改 革 を 進 める 手 法 は 理 解 できる。 将 来 的 には、
治 療 と 予 防 を 区 別 する 観 点 から 既 存 の 病 院 とは 融 合 させないものの、 大 学 医 学 部 との 融 合 は 必 然 である
ため、ソフトランディングに 向 けた 具 体 的 な 計 画 に 着 手 すべきである」という 指 摘 に 対 して、 育 成 期 間 終 了
直 後 に 設 置 した TIIMS を 大 学 の 研 究 施 設 の 一 つとして 新 設 したことは 評 価 できる。また CIMI について
は、システム 開 発 体 制 を 増 強 することにより、 他 大 学 に 普 及 できるシステムを 開 発 した。さらに、
情 報 発 信 については、 実 績 を 踏 まえ 論 文 及 び 学 会 発 表 数 を 上 方 修 正 したが、それを 上 回 る 実 績 を
挙 げた。
以 上 により、 中 間 評 価 の 結 果 は 反 映 されたと 評 価 できる。
(3) 評 価 結 果
総 合 評 価
ミッションス
テートメント
に 対 する
達 成 度
組 織 改 革 の
妥 当 性
運 営 改 革 の
妥 当 性
実 施 期 間 終 了
後 における 継
続 性 の 見 通 し
中 間 評 価 の
反 映
A a a a a a
17