論文執筆の極意 研究作法 研究の世界の「心・技・体 ... - インターネット

例 題 16 和 訳
• Watanabe had a 1-2-3 fifth inning, ( 渡 辺 は5 回 を 三 者 凡 退 としました) /
but a defensive breakdown (しかし 守 備 の 停 滞 は) / let Cuba back into
the game (キューバを 試 合 に 戻 しました) / an inning later. (1 回 後 で -> 次
の 回 で)
• 意 訳 : 渡 辺 は5 回 に(キューバを) 三 者 凡 退 としましたが、 守 備 の 乱 れから 続
くイニングではキューバを 活 気 付 かせてしまいました。
• 1-2-3 inning: 三 者 凡 退
(ワン・トゥー・スリー・【イ】ニング:"three" は 舌 をかむ)
• defensive 【 形 】 防 御 的 な、 守 勢 の
(ディ【フェ】ンスィヴ:"def" と "sive" は 下 唇 をかむ)
• breakdown 【 名 】 機 能 停 止 、 衰 弱
(ブ【レイ】クダウン)
• let 【 動 】 ~することを 許 可 する、~の 状 態 になることを 許 す
• "back into the game" は、それまで 停 滞 気 味 だった 人 (チーム)
"let" は "make"や "get"、
"have" らと 並 ぶ 使 役 動 詞
• "let" は "make"や "get"、"have" らと 並 ぶ 使 役 動 詞 で、
– [ 使 役 動 詞 + A( 人 ) + 動 詞 の 原 形 ]
「Aに~させる」
• 同 じ 使 役 動 詞 でも "allow" の 場 合 は
– [allow + A( 人 ) + to + 動 詞 の 原 形 ]
と、 動 詞 の 前 に “to” が 入 る
• 尚 、“let” や “allow” には「 相 手 の 同 意 」が 含 まれる
– “let him go” や “allow him to go” は 彼 に 行 く 意 志 がある 場 合 に 使
われる
• “make” や“get”、“have” に 相 手 の 同 意 があまり 含 まれない
– “make him go” や “have him go” は 彼 が 行 きたいと 思 っているかど
うかは 分 からない
が 勝 利 に 向 かって 勢 いづいてきた 時 に 使 われるフレーズ 331
332
翻 訳 のプロセス
参 考 ・ 引 用 文 献
1. 原 文 を 直 訳 する。 慣 れればこの 作 業 は 不 要
2. 直 訳 を 日 本 語 の 文 章 に 推 敲 する
1 著 者 の 意 図 を 的 確 に 伝 えること
2 読 者 がその 意 図 をくみ 取 りやすいような 自 然 な
日 本 語 にすること
3 著 者 の 人 柄 や 書 き 方 のスムーズさ、テンポなど
のニュアンスを 可 能 な 限 り 残 すこと
• しっくり 来 る 単 語 が 英 和 辞 典 に 載 っていない 場 合 は「 類 語
辞 典 」で 言 葉 を 探 す
• 原 文 にない 言 葉 を 加 えることで 著 者 の 意 図 が 明 確 に 伝 え
やすくなることもある
• 大 野 木 裕 明 ・ 中 澤 潤 ( 編 ・ 著 ) 2002 心 理 学 マニュアル
研 究 法 レッスン 北 大 路 書 房
• 小 河 原 誠 1996 読 み 書 きの 技 法 ちくま 新 書
• 澤 田 昭 夫 1977 論 文 の 書 き 方 講 談 社 学 術 文 庫
• 澤 田 昭 夫 1983 論 文 のレトリック わかりやすいまとめ
方 講 談 社 学 術 文 庫
• 島 内 景 二 1995 読 む 技 法 ・ 書 く 技 法 講 談 社 現 代 新 書
• 理 科 系 の 作 文 技 術 木 下 是 雄 1981 中 公 新 書
• あだち けんじろう 『 一 日 一 問 英 文 ュース』 ~ 毎 日 コ
ツコツ ゆっくりと!~
• 西 村 克 己 2002 図 解 する 思 考 法 日 本 実 業 出 版 社
• 古 谷 野 亘 2005 研 究 成 果 を 学 会 誌 に 発 表 する 方 法
老 年 社 会 科 学 ,26(4),p.487-495
333 334
参 考 ・ 引 用 文 献
• 「 超 」 整 理 法 野 口 悠 紀 雄 1993 中 公 新 書
• 続 「 超 」 整 理 法 ・ 時 間 編 野 口 悠 紀 雄 1995 中 公 新 書
• 「 超 」 勉 強 法 実 践 編 野 口 悠 紀 雄 1997 講 談 社
• 「 超 」 整 理 法 3 とりあえず 捨 てる 技 術 野 口 悠 紀 雄 1999
中 公 新 書
• 知 的 生 産 の 技 術 梅 棹 忠 夫 1969 岩 波 新 書
• 考 える 技 術 ・ 書 く 技 術 板 坂 元 1973 講 談 社 現 代 新 書
• 続 考 える 技 術 ・ 書 く 技 術 板 坂 元 1977 講 談 社 現 代 新 書
• 「 考 える 力 」をつける 本 新 聞 ・ 本 の 読 み 方 から 発 想 の 技 術 ま
で 轡 田 隆 史 1997 三 笠 書 房
• 「 考 える 力 」をつける 本 2 「 自 分 の 考 え」をどう 深 め、どう 実
践 するか 轡 田 隆 史 1997 三 笠 書 房
• 「 考 える 力 」をつける 本 3 これが「 思 考 」を 強 化 する 最 終 ス
テップ 轡 田 隆 史 1998 三 笠 書 房
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