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(注19)
スリランカにおけるISPの事業化
は、1994年に米国のAl Gore副大統
領がスリランカを訪問した際、
Ranil Wikremesinghe首相(当時)と
会談し、両国関係の一層の緊密化
に合意したことを受けて具体化さ
れた、と伝えられている。
(注20)
インターネット利用に関する統計
数値は、スリランカ中央銀行年次
報告書1999年版およびITUの統計
による。
32 July 2000
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●スリランカの通信事情
4.インターネット
スリランカのインターネット・サービスは、1995年にLanka Internet Services
により商用が開始された。同社は、米国のInternational Internet Services社から
技術協力を受けて、サービスを立上げた (注19) 。その後1996年には、SLTLがインタ
ーネット・サービスの提供を開始し、97年にはISP事業者の数は、SLTLを除き6社
となった。現在ISP免許を付与された事業者は18社である。ISP免許の付与件数に制
限はないが、免許料の300万ルピーを一時金として支払うほか、総売上高の1%を毎
年納付しなくてはならない。そのため、ISP事業者数に大きな増加はなく、近年は
ほぼ現状で推移している。一方、スリランカのISP加入者総数は、1999年末におい
て25,014加入で、前年比でおよそ32%増加し、また、同時期におけるホスト数は
1,209台であり、前年比でおよそ124%増加しており (注20) 、インターネット市場自
体は拡大傾向にある。
インターネット利用者の開拓のため、Lanka Internetは、パソコンを持たない学
生や旅行者、留学生をターゲットとして、インターネット・ブースを開設する計画
である。このブースにはパソコンとモデムが設置され、利用者は電話網を経由して
インターネットにアクセスすることができる。同社はコロンボ市内に、ブースを
2000年第3四半期までに6基、2000年末までにさらに12基を設置する予定である。
1999年末におけるSLTLのインターネットサービスの加入者数は13,774加入であ