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ARM PrimeCell - ARM Information Center

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong><br />

カラー LCD コントローラ(PL110)<br />

テクニカルリファレンスマニュアル<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


カラー LCD コントローラ(PL110)<br />

テクニカルリファレンスマニュアル<br />

Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved.<br />

リリース 情 報<br />

改 訂 履 歴<br />

日 付<br />

発 行<br />

改 訂<br />

1999 年 8 月 A 初 版<br />

1999 年 8 月 26 日 B 第 4 章 を 若 干 変 更 。 付 録 A、 表 A-5 および A-6 を 追 加 。<br />

1999 年 9 月 8 日 C 図 2-3 ~ 図 2-8 を 追 加 。 表 A-5 および A-6 を 修 正 。<br />

2000 年 12 月 1 日 D 図 2-6、 表 3-2、3-9、3-14、A-5 の 誤 りを 修 正 。<br />

セクション 1.1.6 および 図 1-1 を 追 加 。<br />

著 作 権<br />

®<br />

または のマークが 付 いている 語 またはロゴは、 本 著 作 権 の 記 述 の 中 で 別 途 記 されていない 限 り、<br />

<strong>ARM</strong> Limited の 登 録 商 標 または 商 標 です。 本 書 に 記 載 されている 他 の 商 標 および 名 称 は、それを<br />

所 有 する 各 社 に 属 します。<br />

本 書 に 記 載 されているその 他 全 ての 製 品 またはサービスは 各 社 の 商 標 です。<br />

本 書 に 記 載 されている 情 報 および 製 品 の 全 部 または 一 部 について、 著 作 権 保 有 者 の 文 書 により 事<br />

前 の 許 可 を 得 ない 限 り、 転 用 あるいは 複 製 することはできません。<br />

本 書 に 記 載 されている 製 品 は、 今 後 も 継 続 的 に 開 発 ・ 改 良 の 対 象 となります。 本 書 に 含 まれる 製<br />

品 およびその 利 用 方 法 についての 情 報 は、<strong>ARM</strong> Limited が 利 用 者 の 利 益 のためだけに 提 供 するも<br />

のです。したがって 当 社 では、 製 品 の 市 販 性 または 利 用 の 適 切 性 を 含 め、 暗 示 的 、 明 示 的 に 関 係<br />

なく、 一 切 の 責 任 を 負 いません。<br />

本 書 は、 本 製 品 の 利 用 者 をサポートすることだけを 目 的 としています。 本 書 に 記 載 されている 情<br />

報 の 使 用 、 情 報 の 誤 りまたは 省 略 、あるいは 本 製 品 の 誤 使 用 によって 発 生 したいかなる 損 失 また<br />

は 損 傷 についても、<strong>ARM</strong> Limited は 一 切 責 任 を 負 いません。<br />

守 秘 義 務<br />

本 書 は 誰 でも 閲 覧 することができます。したがって 配 布 に 関 する 規 定 はありません。<br />

本 書 作 成 時 点 における 製 品 の 状 況<br />

本 書 に 記 載 されている 情 報 は 最 終 情 報 ( 完 成 品 に 関 する 情 報 )です。<br />

<strong>ARM</strong> ホームページ<br />

http://www.arm.com<br />

謝 辞<br />

<strong>ARM</strong> アーキテクチャ 普 及 のために 2000 年 に 設 立 されました「 日 本 語 マニュアル 委 員 会 」は、<br />

沖 電 気 工 業 株 式 会 社 様 、セイコーエプソン 株 式 会 社 様 、 松 下 電 器 産 業 株 式 会 社 様 、ローム 株 式<br />

会 社 様 にご 参 加 いただきました。その 成 果 として、56 冊 、 延 べ 10,000 ページの <strong>ARM</strong> マニュア<br />

ルの 翻 訳 が 完 了 致 しました。これまでのご 協 力 に 感 謝 致 します。<br />

アーム 株 式 会 社<br />

ii Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


序 章<br />

本 章 では <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)およびその 参 考 資 料 を 紹<br />

介 します。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。<br />

• 本 書 について: 序 章 -iv<br />

• 参 考 資 料 : 序 章 -vi<br />

• ご 意 見 ・ご 質 問 : 序 章 -vii<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. iii


本 書 について<br />

本 書 は <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)のテクニカルリファレンス<br />

マニュアルです。<br />

対 象 読 者<br />

本 書 は、<strong>ARM</strong> 製 品 の 使 用 経 験 に 関 係 なく、すべてのハードウェア / ソフトウェアエン<br />

ジニアを 対 象 に 書 かれています。<br />

構 成<br />

本 書 は 以 下 の 章 から 構 成 されています。<br />

第 1 章<br />

第 2 章<br />

第 3 章<br />

第 4 章<br />

付 録 A<br />

はじめに<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC およびその 特 徴 を 紹 介 します。<br />

機 能 概 要<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC の 主 要 機 能 ブロックについて 説 明 します。<br />

プログラマモデル<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC レジスタおよびプログラミング 情 報 について 説 明 しま<br />

す。<br />

テストプログラマモデル<br />

機 能 検 証 および 本 番 テスト 用 の <strong>PrimeCell</strong> CLCDC 内 のロジックについて<br />

説 明 します。<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC シグナルについて 詳 しく 説 明 します。<br />

iv Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


表 記 規 則<br />

本 書 では 以 下 の 表 記 規 則 を 用 いています。<br />

bold<br />

italic<br />

typewriter<br />

文 中 の <strong>ARM</strong> プロセッサシグナルの 名 前 、メニュー 名 等 のインタ<br />

フェース 要 素 を 太 字 で 記 載 しています。また、 必 要 に 応 じて 記 述<br />

リスト 内 の 用 語 も 太 字 で 記 載 しています。<br />

重 要 用 語 、 相 互 参 照 、 引 用 箇 所 を 斜 体 で 記 載 しています。<br />

コマンド、ファイル 名 、ソースコード 等 、キーボードから 入 力 可<br />

能 なテキストを 示 しています。<br />

typewriter<br />

コマンドまたはオプションに 使 用 できる 略 語 を 示 しています。コ<br />

マンド 名 またはオプション 名 を 全 て 入 力 する 代 わりに、 下 線 部 分<br />

の 文 字 だけを 入 力 してこれらを 指 定 することができます。<br />

typewriter italic<br />

引 数 が 特 定 の 値 に 置 き 換 えられるコマンドまたは 関 数 への 引 数<br />

を 示 しています。<br />

typewriter bold<br />

サンプルコード 以 外 で 使 用 する 言 語 キーワードを 示 しています。<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. v


参 考 資 料<br />

このセクションでは <strong>ARM</strong> Limited から 発 行 されている 本 製 品 の 関 連 資 料 を 紹 介 します。<br />

<strong>ARM</strong> の 出 版 物<br />

本 書 は、<strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)に 関 する 情 報 を 記 載 しています。<br />

その 他 の 関 連 情 報 については 以 下 の 資 料 を 参 照 して 下 さい。<br />

AMBA 仕 様 書 (Rev 2.0)(<strong>ARM</strong> IHI 0011)<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> CLCDC PL110 設 計 マニュアル(PL110 DDES 0000)<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> CLCDC PL110 インテグレーションマニュアル(PL110 INTM 0000)<br />

vi Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


ご 意 見 ・ご 質 問<br />

<strong>ARM</strong> Limited では、<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)および 本 書 に 関<br />

するご 意 見 等 をお 待 ちしています。<br />

本 書 に 関 するご 意 見<br />

本 書 に 関 してのご 意 見 がございましたら、 電 子 メールに 以 下 の 情 報 をご 記 載 の 上 、<br />

errata@arm.com までお 寄 せ 下 さい。<br />

• 資 料 名<br />

• 資 料 番 号<br />

• ご 意 見 のあるページ 番 号<br />

• ご 意 見 の 詳 しい 内 容<br />

補 足 または 向 上 すべき 点 についてのご 提 案 もお 待 ちしています。<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> CLCDC(PL110)に 関 するご 意 見<br />

本 製 品 に 関 してのご 意 見 またはご 質 問 等 がございましたら、 以 下 の 情 報 をご 用 意 の 上 、<br />

製 品 購 入 元 にご 連 絡 下 さい。<br />

• 製 品 名<br />

• ご 意 見 ・ご 質 問 の 詳 しい 内 容<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. vii


viii Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


目 次<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ<br />

(PL110)テクニカルリファレンスマニュアル<br />

序 章<br />

本 書 について .................................................................................................................iv<br />

参 考 資 料 ........................................................................................................................vi<br />

ご 意 見 ・ご 質 問 ............................................................................................................vii<br />

第 1 章<br />

第 2 章<br />

第 3 章<br />

第 4 章<br />

付 録 A<br />

はじめに<br />

1.1 <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)について .................. 1-2<br />

機 能 概 要<br />

2.1 <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)の 概 要 ...................... 2-2<br />

2.2 AMBA AHB インタフェース ........................................................................ 2-4<br />

プログラマモデル<br />

3.1 プログラマモデル ........................................................................................ 3-2<br />

3.2 レジスタの 説 明 ............................................................................................3-4<br />

3.3 割 り 込 み ..................................................................................................... 3-17<br />

テストプログラマモデル<br />

4.1 スキャンテスト ............................................................................................4-2<br />

4.2 テストレジスタ ............................................................................................4-3<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

A.1 AMBA AHB スレーブインタフェースシグナル ............................................A-2<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. ix


A.2 AMBA AHB マスタインタフェースシグナル ............................................... A-4<br />

A.3 外 部 パッドインタフェースシグナル ........................................................... A-6<br />

A.4 オンチップシグナル .................................................................................... A-7<br />

A.5 LCD パネルシグナルの 多 重 化 ..................................................................... A-9<br />

Index<br />

x Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


第 1 章<br />

はじめに<br />

本 章 では、<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)について 簡 単 に 説 明 し<br />

ます。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。<br />

• <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)について:P. 1-2<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. 1-1


はじめに<br />

1.1 <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)について<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー 液 晶 表 示 コントローラ(CLCDC)は、アドバンストマイクロコ<br />

ントローラバスアーキテクチャ(AMBA)のマスタ / スレーブモジュールであり、アド<br />

バンストハイパフォーマンスバス(AHB)に 接 続 します。<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、<strong>ARM</strong><br />

が 開 発 ・テストを 行 い、 使 用 ライセンスを 供 与 する AMBA 準 拠 システムオンチップ<br />

(SoC)ペリフェラルです。<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は 再 利 用 可 能 なソフト IP ブロックであり、 主 に ASIC 開 発 における<br />

製 品 化 までの 期 間 を 短 縮 することを 目 的 に 開 発 されました。<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、 様 々なカラー / モノクロ LCD パネルと 直 接 インタフェースを 取<br />

るために 必 要 な 全 ての 制 御 シグナルを 備 えています。<br />

1.1.1 <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラの 特 徴<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC には 主 に 以 下 のような 特 徴 があります。<br />

• SoC 実 装 への 統 合 を 容 易 にする AMBA 仕 様 (Rev 2.0 以 上 )への 準 拠 。<br />

• 受 信 表 示 データをバッファリングするプログラム 可 能 なデュアル 16 層 32 ビット<br />

FIFO。<br />

• 4 ビット /8 ビットインタフェースによるシングル / デュアルパネル、モノクロ 超<br />

ねじれネマティック(STN)ディスプレイのサポート。<br />

• シングル / デュアルパネル、カラー / モノクロ STN ディスプレイのサポート。<br />

• 薄 膜 トランジスタ(TFT)カラーディスプレイのサポート。<br />

• 分 解 能 を 最 高 1024 x 768 までプログラム 可 能 。<br />

• 15 グレーレベルモノクロ、3375 カラー STN、32K カラー TFT のサポート<br />

• モノクロ STN:1、2、4 ビット / ピクセル(bpp)パレット 表 示 。<br />

• カラー STN/TFT:1、2、4、8 bpp パレットカラー 表 示 。<br />

• カラー STN/TFT:パレットなし、16 bpp True Color 表 示 。<br />

• カラー TFT:パレットなし、24 bpp True Color 表 示 。<br />

• 異 なるディスプレイパネルごとのタイミングをプログラム 可 能 。<br />

• 物 理 的 に 128 x 32 ビット RAM として 構 成 される 256 エントリ、16 ビットパレッ<br />

ト RAM。<br />

• フレーム、ライン、ピクセル 用 クロックシグナル。<br />

• STN 用 AC バイアスシグナル、TFT パネル 用 データイネーブルシグナル。<br />

• 独 自 のグレースケールアルゴリズム。<br />

• リトル / ビッグエンディアン、WinCE データ 形 式 のサポート。<br />

1-2 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


はじめに<br />

1.1.2 プログラム 可 能 なパラメータ<br />

以 下 はプログラム 可 能 な 主 なパラメータです。<br />

• 水 平 フロント / バックポーチ<br />

• 水 平 同 期 パルス 幅<br />

• 1 行 当 たりのピクセル 数<br />

• 垂 直 フロント / バックポーチ<br />

• 垂 直 同 期 パルス 幅<br />

• 1 パネル 当 たりの 行 数<br />

• 1 行 当 たりのパネルクロック 数<br />

• シグナル 極 性 (HIGH アクティブまたは LOW アクティブ)<br />

• AC パネルバイアス<br />

• パネルクロック 周 波 数<br />

• 1 ピクセル 当 たりのビット 数<br />

• ディスプレイタイプ(STN モノクロ / カラー、または TFT)<br />

• STN 4 / 8 ビットのインタフェースモード<br />

• STN デュアル / シングルパネルモード<br />

• リトルエンディアン / ビッグエンディアン /WinCE モード<br />

• 割 り 込 み 生 成 イベント<br />

1.1.3 ターゲット 市 場<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC の 主 なターゲット 市 場 は 携 帯 機 器 分 野 です。 以 下 に <strong>PrimeCell</strong> CLCDC<br />

の 典 型 的 な 用 途 のいくつかを 挙 げます。<br />

• パーソナルデジタルアシスタント(PDA)<br />

• 超 小 型 ノートブックコンピュータ<br />

• スマートフォン<br />

• ハンドヘルド、ポータブルカラーゲーム 端 末<br />

1.1.4 LCD パネル 解 像 度<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、 以 下 のような 様 々なパネル 解 像 度 をサポートするようにプログラ<br />

ムすることができます。<br />

• 320 x 200、320 x 240<br />

• 640 x 200、640 x 240、640 x 480<br />

• 800 x 600<br />

• 1024 x 768<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. 1-3


はじめに<br />

1.1.5 サポートされている LCD パネルのタイプ<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、 以 下 のタイプの LCD パネルをサポートしています。<br />

• アクティブマトリクス TFTパネル( 最 高 24 ビットのバスインタフェースを 使 用 )。<br />

• シングルパネルのモノクロ STN パネル(4 ビット /8 ビットバスインタフェース)<br />

• デュアルパネルのモノクロ STN パネル(4 ビット /8 ビットバスインタフェース)<br />

• シングルパネルのカラー STN パネル(8 ビットバスインタフェース)<br />

• デュアルパネルのカラー STN パネル(8 ビットバスインタフェース / パネル)<br />

1.1.6 サポートされている 色 数<br />

以 下 では、パネルタイプごとにサポートされている 色 数 について 説 明 します。<br />

• TFT パネル<br />

• カラー STN パネル<br />

• モノクロ STN パネル:P. 1-5<br />

TFT パネル<br />

TFT パネルは、 以 下 のうちの 1 つまたは 複 数 のカラーモードをサポートしています。<br />

• 1 bpp、パレット 生 成 あり、 使 用 可 能 な 色 から 2 色 を 選 択 。<br />

• 2 bpp、パレット 生 成 あり、 使 用 可 能 な 色 から 4 色 を 選 択 。<br />

• 4 bpp、パレット 生 成 あり、 使 用 可 能 な 色 から 16 色 を 選 択 。<br />

• 8 bpp、パレット 生 成 あり、 使 用 可 能 な 色 から 256 色 を 選 択 。<br />

• 16 bpp、ダイレクト 5:5:5 RGB+1 bpp( 通 常 は 使 用 しない)。このピクセルは 変 化<br />

しない 出 力 であり、 輝 度 ビットとして 6:6:6 TFT パネルの R/G/B コンポーネント<br />

の 最 下 位 ビット(LSB)に 接 続 することができます。<br />

• 24 bpp、ダイレクト 8:8:8 RGB、1600 万 色 の 使 用 が 可 能 。<br />

各 16 ビットパレットエントリは、5 bpp(RGB)と 汎 用 階 調 ビットで 構 成 されています。<br />

フル 6 bpp 構 成 に 比 べ、この 構 成 の 方 がメモリ 利 用 率 とパフォーマンスが 向 上 します。<br />

階 調 ビットを 使 用 し、3 つのカラーコンポーネント 全 てに 同 時 に 適 用 すると、 使 用 可 能<br />

な 色 数 を 32K から 64K に 2 倍 にすることができます。 詳 細 については、 付 録 A「<strong>ARM</strong><br />

<strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明 」を 参 照 して 下 さい。<br />

カラー STN パネル<br />

カラー STN パネルは、 以 下 のうちの 1 つまたは 複 数 のカラーモードをサポートしてい<br />

ます。<br />

• 1 bpp、パレット 生 成 あり、3375 色 から 2 色 を 選 択 。<br />

• 2 bpp、パレット 生 成 あり、3375 色 から 4 色 を 選 択 。<br />

• 4 bpp、パレット 生 成 あり、3375 色 から 16 色 を 選 択 。<br />

1-4 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


はじめに<br />

• 8 bpp、パレット 生 成 あり、3375 色 から 256 色 を 選 択 。<br />

• 16 bpp、ダイレクト 4:4:4 RGB+4 bpp( 通 常 は 使 用 しない)。<br />

モノクロ STN パネル<br />

モノクロ STN パネルは、 以 下 のうちの 1 つまたは 複 数 のカラーモードをサポートして<br />

います。<br />

• 1 bpp、パレット 生 成 あり、15 種 類 の 中 から 2 種 類 のグレースケールを 選 択 。<br />

• 2 bpp、パレット 生 成 あり、15 種 類 の 中 から 4 種 類 のグレースケールを 選 択 。<br />

• 4 bpp、パレット 生 成 あり、15 種 類 の 中 から 16 種 類 のグレースケールを 選 択 。<br />

4 bpp を 超 えるモノクロパネルもプログラムすることが 可 能 ですが、ディスプレイ 上 で<br />

サポートされるグレースケールが 最 高 15 種 類 までのため、それらのモードを 使 用 して<br />

も 意 味 はありません。<br />

1.1.7 LCD パワーアップ / パワーダウンシーケンスのサポート<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC(PL110)を 使 用 した 場 合 、 以 下 のパワーアップシーケンスを 実 行 す<br />

ることができます。<br />

1. Vdd を SoC(<strong>PrimeCell</strong> CLCDC PL110 ペリフェラルを 実 装 したもの)とパネルディ<br />

スプレイドライバロジックに 同 時 に 供 給 します。シグナル CLLP、CLCP、CLFP、<br />

CLAC、CLD[23:0]、CLLE を LOW( 非 アクティブ)でホールドします。<br />

2. Vdd が 安 定 したら、LCDC 制 御 レジスタ 内 の LcdEn ビットに 1 を 書 き 込 みます。<br />

これにより、シグナル CLLP、CLCP、CLFP、CLAC、CLLE がそれぞれアク<br />

ティブ 状 態 にイネーブルされますが、CLD[23:0] シグナルは LOW( 非 アクティ<br />

ブ) 状 態 のままホールドされます。<br />

3. 上 記 (2) のシグナルが 安 定 したら、 必 要 に 応 じ、コントラスト 電 圧 VEE(この 電<br />

圧 は <strong>PrimeCell</strong> CLCDC によって 制 御 も 供 給 もされません)を 供 給 します。<br />

4. 必 要 に 応 じ、ソフトウェアタイマルーチンを 使 用 して、パネルディスプレイに 制<br />

御 シグナルと 電 力 を 送 る 間 の 最 小 遅 延 時 間 をディスプレイごとに 設 定 すること<br />

ができます。ソフトウェアタイマルーチンの 終 了 時 、LcdControl レジスタ 内 の<br />

LcdPwr ビットに 1 を 書 き 込 むことによってパネルに 電 力 が 供 給 され、 一 方 で<br />

CLPOWER シグナルが HIGH にセットされ、CLD[23:0] シグナルがアクティブ<br />

状 態 にイネーブルされます。CLPOWER シグナルは、LCD パネルへの 電 力 をゲー<br />

トする 目 的 で 使 用 します。<br />

パワーダウンシーケンスは 上 記 4 ステージの 逆 であり、その 手 順 を 厳 密 に 守 る 必 要 が<br />

あります。パワーダウンでは、それぞれのレジスタビットに 0 を 書 き 込 みます。<br />

P. 1-6 図 1-1 は、パワーアップ / パワーダウンシーケンスを 示 しています。<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. 1-5


はじめに<br />

図 1-1 パワーアップ / パワーダウンシーケンス<br />

1-6 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


第 2 章<br />

機 能 概 要<br />

本 章 では、<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> CLCDC(PL110)の 主 要 機 能 ブロックについて 説 明 します。<br />

本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。<br />

• <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)の 概 要 :P. 2-2<br />

• AMBA AHB インタフェース:P. 2-4<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. 2-1


機 能 概 要<br />

2.1 <strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)の 概 要<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、ピクセルコーディングされたデータを 指 定 された 形 式 およびタイ<br />

ミングに 変 換 し、 様 々なシングル / デュアル、モノクロ / カラーLCD をドライブします。<br />

サポートされているディスプレイタイプは、 受 動 型 超 ねじりネマティック(STN)LCD<br />

と 能 動 型 薄 膜 トランジスタ(TFT)LCD です。<br />

STN ディスプレイ<br />

STNディスプレイパネルはアルゴリズム 的 なピクセルパタンを 使<br />

用 して、モノクロ 表 示 では 擬 似 グレースケーリングを、カラー 表<br />

示 ではカラー 生 成 を 行 います。<br />

TFT ディスプレイ TFT ディスプレイでは、 各 ピクセルのデジタルカラー 値 を 表 示<br />

データ 入 力 に 適 用 する 必 要 があります。<br />

ピクセルコーディングされたデータパケットは、AMBA AHB インタフェースを 介 し、<br />

入 力 データフローバッファとして 動 作 する 個 々にプログラム 可 能 な 2 つの 32 ビット 幅<br />

DMA FIFO に 送 られます。<br />

バッファに 格 納 されたピクセルコーディングデータは、ピクセルシリアライザを 介 し<br />

てアンパックされます。<br />

LCD タイプおよびモードにより、アンパックされたデータは 以 下 を 表 します。<br />

• True 表 示 される 実 際 のグレー 値 またはカラー 値 。<br />

• 256 x 16 ビット 幅 パレット RAM 内 のグレー 値 またはカラー 値 へのアドレス。<br />

STN ディスプレイの 場 合 、アドレス 指 定 されたパレット 位 置 から 取 得 される 値 、ある<br />

いは True 値 のどちらかがグレースケーリングジェネレータに 渡 されます。ハードウェ<br />

アコーディングされたグレースケールアルゴリズムロジックは、プログラムされたフ<br />

レーム 数 の 間 にアドレス 指 定 されたピクセルアクティビティに 順 番 を 付 け、 効 果 的 な<br />

ディスプレイ 表 示 を 実 現 します。<br />

TFT ディスプレイの 場 合 は、アドレス 指 定 されたパレット 値 または True Color 値 が、グ<br />

レースケーリングアルゴリズムロジックをバイパスし、 出 力 ディスプレイドライバに<br />

直 接 渡 されます。<br />

データフォーマット 以 外 に、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は 以 下 を 含 むプログラム 可 能 なディスプ<br />

レイ 制 御 シグナルセットをサポートしています。<br />

• LCD パネルパワーイネーブル<br />

• ピクセルクロック<br />

• 水 平 / 垂 直 同 期 パルス<br />

• 表 示 バイアス<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、 以 下 のそれぞれの 割 り 込 みを 生 成 します。<br />

• 上 位 / 下 位 パネル DMA FIFO アンダーフロー<br />

• ベースアドレス 更 新 通 知<br />

• 垂 直 比 較<br />

• バスエラー<br />

2-2 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


機 能 概 要<br />

その 他 、 割 り 込 みのいずれかがアクティブのときに 生 成 される 結 合 割 り 込 みがあります。<br />

図 2-1 は、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC の 簡 単 なブロック 図 を 示 しています。<br />

図 2-1 <strong>PrimeCell</strong> CLCDC のブロック 図<br />

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機 能 概 要<br />

2.2 AMBA AHB インタフェース<br />

AMBA AHB インタフェースは 以 下 のブロックから 構 成 されています。<br />

• AMBA AHB スレーブインタフェース<br />

• AMBA AHB マスタインタフェース<br />

2.2.1 AMBA AHB スレーブインタフェース<br />

AMBA AHB スレーブインタフェースは、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC を AMBA AHB バスに 接 続<br />

し、CPU をレジスタおよびパレット RAM にアクセスさせます。AMBA AHB スレーブ<br />

インタフェースの 詳 細 については、AMBA 仕 様 書 (Rev 2.0)を 参 照 して 下 さい。<br />

以 下 は、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC AMBA AHB スレーブインタフェースによってサポートされ<br />

る 機 能 です。<br />

• 標 準 書 き 込 み / 読 み 出 し AMBA AHB アクセス<br />

• INCR4、INCR8 ならびに 未 定 義 長 のワードバーストのみ。<br />

• OK 応 答 のみ。<br />

2.2.2 AMBA AHB マスタインタフェース<br />

AMBA AHB マスタインタフェースは、 選 択 されたスレーブ(メモリ)からの 表 示 デー<br />

タを <strong>PrimeCell</strong> CLCDC DMA FIFO に 転 送 します。マスタインタフェースは AMBA AHB<br />

システムバスに、あるいは SDAM コントローラ 等 のメモリコントローラの AMBA AHB<br />

ポートに 直 接 接 続 することができます。<br />

固 有 のAMBA AHBマスタインタフェースステートマシンは、 以 下 の 機 能 を 実 行 します。<br />

• 新 しいフレームを 認 識 したときに、 上 位 パネルのベースアドレスを AMBA AHB<br />

アドレスインクリメンタにロードする。<br />

• DMA FIFO の 上 位 レベルと 下 位 レベルの 両 方 を 監 視 し、 上 記 のプログラムされた<br />

ウォーターマークまでデータを 充 填 するために、HBUSREQM をアサートしてメ<br />

モリからの 表 示 データを 要 求 します。どちらかの FIFO に 4 つ 以 上 の 空 きがあれ<br />

ば、HBUSREQM が 再 アサートされます(デュアルパネルモード)。<br />

• 固 定 長 バースト 中 に 1KB 境 界 をチェックし、 検 出 した 場 合 はそのアドレスを 適<br />

切 に 調 整 する。<br />

• 固 定 長 バーストと 未 定 義 バーストのアドレスシーケンスを 生 成 する。<br />

• メモリと DMA FIFO 間 のハンドシェーキングを 制 御 する。FIFO が 同 期 化 とシー<br />

ケンスの 更 新 を 終 了 していない 場 合 は、ビジーサイクルを 挿 入 します。<br />

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機 能 概 要<br />

• デュアルパネルモードの 場 合 は、HBUSREQM シングル 要 求 とそれに 続 いて<br />

HGRANTM をアサートする 方 法 とは 別 の 方 法 で、DMA FIFO を 充 填 する。<br />

• アクティブバースト 中 にエラーが 発 生 すると、CLCDMBEINTR 割 り 込 みをアサー<br />

トする。<br />

• 失 敗 したアクセスを 再 開 することにより、 再 試 行 コマンドに 応 答 する。<br />

2.2.3 デュアル DMA FIFO および 関 連 制 御 ロジック<br />

メモリからアクセスされるピクセルデータは、シングル / デュアルパネル LCD タイプ<br />

に 適 合 するように 個 々に 制 御 可 能 な 2 つの DMA FIFO にバッファリングされます。 各<br />

FIFO は 16 ワード 層 32 ビット 幅 であり、シングルパネルモードでは 事 実 上 32 ワード 層<br />

の FIFO を 形 成 するようにカスケードすることができます。FIFO の 入 力 ポートは AMBA<br />

AHB インタフェースに 接 続 し、 出 力 ポート はピクセルシリアライザをフィードします。<br />

AMBA AHB HCLK ドメインから CLCDCLK クロックドメインへのピクセルデータの<br />

転 送 には 同 期 化 ロジックが 使 用 され、DMA FIFOは 前 者 によってクロッキングされます。<br />

各 FIFO 内 のウォーターマークレベルは、 少 なくとも 4 つの 空 きがあるときに 各 FIFO<br />

がデータを 要 求 するように 設 定 されます。<br />

2 つの DMA FIFO が 空 のとき、そのどちらかを 読 み 出 そうとする 試 みが 行 われると、ア<br />

ンダーフロー 条 件 が 発 生 し、 割 り 込 みシグナルがアサートされます。<br />

2.2.4 ピクセルシリアライザ<br />

このブロックは、DMA FIFO の 出 力 ポートから 32 ビット 幅 の LCD データを 読 み 出 し、<br />

現 在 の 動 作 モードにより、24 / 16 / 8 / 4 / 2 / 1 BPP データを 抽 出 します。<strong>PrimeCell</strong> CLCDC<br />

は、ビッグエンディアン、リトルエンディアンならびに WinCE データ 形 式 をサポート<br />

しています。デュアルパネルモードでは、データが 上 位 DMA FIFO と 下 位 DMA FIFO<br />

から 交 互 に 読 み 出 されます。 動 作 モードにより、 抽 出 されたデータはパレット RAM 内<br />

のカラー / グレースケール 値 を 指 すように 使 用 されるか、あるいは True Color 値 として<br />

LCD パネル 入 力 に 直 接 使 用 されます。<br />

P. 2-6 図 2-2 ~ P. 2-8 図 2-7 は、エンディアン 構 成 と bpp の 組 み 合 わせによる 各 DMA<br />

FIFO ワード 内 のデータ 構 造 を 示 しています。サポートされている 3 つのデータ 形 式 の<br />

それぞれにおいて、 各 パネルディスプレイピクセルに 必 要 なデータは、このデータワー<br />

ドから 抽 出 する 必 要 があります。<br />

これらの 図 では 以 下 の 名 称 を 使 用 しています。<br />

• リトルエンディアンバイト、リトルエンディアンピクセル(LBLP) 順 序<br />

• ビッグエンディアンバイト、ビッグエンディアンピクセル(BBBP) 順 序<br />

• リトルエンディアンバイト、ビッグエンディアンピクセル(LBBP) 順 序 (WinCE<br />

形 式 )<br />

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機 能 概 要<br />

図 2-2 LBLP:DMA FIFO 出 力 ビット 31 ~ 16<br />

図 2-3 LBLP:DMA FIFO 出 力 ビット 15 ~ 0<br />

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機 能 概 要<br />

図 2-4 BBBP:DMA FIFO 出 力 ビット 31 ~ 16<br />

図 2-5 BBBP:DMA FIFO 出 力 ビット 15 ~ 0<br />

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機 能 概 要<br />

図 2-6 LBBP:DMA FIFO 出 力 ビット 31 ~ 16<br />

図 2-7 LBBP:DMA FIFO 出 力 ビット 15 ~ 0<br />

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機 能 概 要<br />

2.2.5 RAM パレット<br />

RAM ベースのパレットは、 物 理 的 には 128 x 32 ビットに 構 成 される、256 x 16 ビット<br />

のデュアルポート RAM です。これにより、2 つのエントリを 1 ワード 書 き 込 みアクセ<br />

スからパレットに 書 き 込 むことができます。シリアル 化 されたピクセルデータの 最 下<br />

位 ビットは、パレット RAM の 上 位 半 分 または 下 位 半 分 のどちらかを 選 択 するために 使<br />

用 されます。どちらが 選 択 されるかは、バイト 配 列 モードによります。リトルエンディ<br />

アンモードでは、セットされている LSB が 上 位 半 分 を 選 択 しますが、ビッグエンディ<br />

アンモードではパレットの 下 位 半 分 を 選 択 します。WinCE のバイト 配 列 はリトルエン<br />

ディアン 方 式 のため、 前 者 のケースが 適 用 されます。<br />

ピクセルデータ 値 の 書 き 込 みおよび 検 証 は、AMBA AHB スレーブインタフェースを 介<br />

して 行 うことができます。サポートされている 色 数 については、P. 1-4「サポートされ<br />

ている 色 数 」を 参 照 して 下 さい。<br />

パレット RAM は、 各 ポートごとに 個 々の 制 御 およびアドレスを 有 するデュアルポート<br />

RAM です。ポート 1 は 読 み 出 し / 書 き 込 みポートとして 使 用 され、AMBA AHB スレー<br />

ブインタフェースに 接 続 されます。パレットエントリの 書 き 込 みおよび 検 証 は、この<br />

ポートから 行 うことができます。ポート 2 は 読 み 出 し 専 用 ポートとして 使 用 され、ア<br />

ンパッカとグレースケーラに 接 続 されます。 表 2-1 は、パレット 内 の 各 ワードのビット<br />

表 現 を 示 しています。<br />

表 2-1 パレットデータの 記 憶 域<br />

ビット<br />

名 前 説 明<br />

31 I 輝 度 / 未 使 用<br />

30:26 B[4:0] 青 パレットデータ<br />

25:20 G[4:0] 緑 パレットデータ<br />

19:16 R[4:0] 赤 パレットデータ<br />

15 I 輝 度 / 未 使 用<br />

14:10 B[4:0] 青 パレットデータ<br />

9:5 G[4:0] 緑 パレットデータ<br />

4:0 R[4:0] 赤 パレットデータ<br />

モノクロ STN モードでは、 赤 パレットフィールドビット(4:1)のみが 使 用 されます。<br />

しかし、STN カラーモードでは、 緑 と 青 のビット [4:1] も 使 用 されます。<br />

BGR データ 形 式 をサポートするため、この 赤 と 青 のピクセルデータは 制 御 レジスタ<br />

ビットを 使 用 してスワップすることができます。<br />

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機 能 概 要<br />

16 / 24 bpp TFT モードではパレットがバイパスされ、ピクセルシリアライザの 出 力 が<br />

TFT パネルデータとして 使 用 されます。<br />

2.2.6 グレースケーラ<br />

独 自 のグレースケールアルゴリズムがモノクロ / カラーSTN パネルをドライブします。<br />

このアルゴリズムは、モノクロディスプレイ 用 の 15 種 類 のグレースケールを 規 定 して<br />

います。STN カラーディスプレイの 場 合 は、3 色 のカラーコンポーネント( 赤 、 緑 、 青 )<br />

が 同 時 にグレースケール 化 され、その 結 果 3375(15 x 15 x 15) 色 が 使 用 可 能 になりま<br />

す。グレースケーラは、ある 程 度 ディスプレイの 特 性 に 依 存 して、 各 4 ビットのグレー<br />

値 を 数 フレームにまたがったピクセル 当 たりのアクティビティシーケンスに 変 換 し、<br />

グレースケールと 色 を 表 現 します。<br />

2.2.7 上 位 / 下 位 パネルフォーマッタ<br />

各 フォーマッタは、3 つの 3 ビット( 赤 、 緑 、 青 ) 左 シフトレジスタから 構 成 されてい<br />

ます。グレースケーラからの 赤 、 緑 、 青 のピクセルデータビット 値 は、 同 時 にそれぞ<br />

れのレジスタにシフトインされます。 十 分 なデータが 得 られると、レジスタに 格 納 さ<br />

れたデータを 正 しいビット 位 置 に 多 重 化 し、LCD パネルの RGB データパタンを 満 たす<br />

ようにバイトが 構 成 されます。このバイトは、8 カラーピクセルをストアできるだけの<br />

空 間 がある 3 バイトの FIFO に 転 送 されます。<br />

2.2.8 パネルクロックジェネレータ<br />

パネルクロックジェネレータブロックの 出 力 がパネルクロックです。パネルクロック<br />

は CLCDCLK のバージョンに 細 分 されます。パネルクロックは、LCD パネルの bpp<br />

データレートに 合 わせ、CLCDCLK/2 ~ CLCDCLK/33 の 範 囲 でプログラムすることが<br />

できます。<br />

2.2.9 タイミングコントローラ<br />

タイミングコントローラブロックの 主 な 機 能 は、 水 平 / 垂 直 タイミングパネルシグナル<br />

を 生 成 することです。このブロックは、パネルバイアス / イネーブルシグナルも 生 成 し<br />

ます。これらのタイミングは、AMBA AHB スレーブインタフェースを 介 し、 全 てレジ<br />

スタでプログラムすることができます。<br />

2.2.10 割 り 込 みの 生 成<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、 個 々にマスク 可 能 な 4 つの 割 り 込 みと、1 つの 結 合 割 り 込 みを 生<br />

成 します。この 1 つの 結 合 割 り 込 みは、 割 り 込 みのいずれかがアサートされ、マスク<br />

解 除 されている 場 合 にアサートされます。<br />

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機 能 概 要<br />

2.2.11 バスアーキテクチャ<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDCにはマスタインタフェースが 組 み 込 まれており、メインシステムAHB<br />

バスに、あるいは SDRAM コントローラ 等 のメモリコントローラの AMBA AHB ポート<br />

に 直 接 接 続 することができます。<br />

AMBA AHB マスタインタフェースに 加 え、デバイス 内 のレジスタをプログラミングす<br />

るための AMBA AHB スレーブインタフェースがあります。スレーブインタフェースと<br />

マスタインタフェースは、 別 々の AMBA AHB スレーブと AMBA AHB マスタです。つ<br />

まり、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は 以 下 の 2 つのどちらかの 方 法 で 接 続 することができます。<br />

• マスタインタフェースとスレーブインタフェースが 1 つのマルチマスタ AMBA<br />

AHB バスインタフェースに 接 続 するように 構 成 する。<br />

• マスタインタフェースを AMBA AHB スレーブインタフェースによってメモリコ<br />

ントローラ(SDRAM コントローラ 等 )に 直 接 接 続 し、スレーブインタフェース<br />

を AMBA AHB バスに 接 続 する。<br />

P. 2-11 図 2-8 および P. 2-12 図 2-9 は、これら 2 つの 配 置 方 法 を 示 しています。<br />

AMBA AHB は、8 ビット~ 1024 ビットの 広 範 囲 のオンチップバスサイズをサポートし<br />

ています。<strong>PrimeCell</strong> CLCDC マスタ / スレーブインタフェースは、 必 ず 32 ビットデー<br />

タバスデバイスとして 実 装 します。<br />

図 2-8 シングル AMBA AHB バスアーキテクチャ<br />

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機 能 概 要<br />

図 2-9 デュアルバス AMBA AHB アーキテクチャ<br />

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第 3 章<br />

プログラマモデル<br />

本 章 では、<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)のレジスタについて、な<br />

らびにマイクロコントローラのプログラミングに 必 要 な 情 報 について 説 明 します。<br />

• プログラマモデル:P. 3-2<br />

• レジスタの 説 明 :P. 3-4<br />

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プログラマモデル<br />

3.1 プログラマモデル<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> CLCDC のベースアドレスは 固 定 されていないため、 実 際 のシステム 実<br />

装 において 異 なる 場 合 があります。ただし、ベースアドレスからのレジスタオフセッ<br />

トは 全 て 固 定 されています。<br />

以 下 のアドレスは 予 約 されているため、 通 常 動 作 において 使 用 することはできません。<br />

• オフセット 0x030 ~ 0x1FC までの 位 置 は、 将 来 の 拡 張 に 備 えて 予 約 されています。<br />

• オフセット 0x400 ~ 0x7FF までの 位 置 は、テスト 用 に 予 約 されています。<br />

表 3-1 は、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC レジスタの 一 覧 を 示 しています。<br />

表 3-1 <strong>PrimeCell</strong> CLCDC レジスタ 一 覧<br />

アドレス<br />

タイプ 幅 リセット 値<br />

名 前<br />

説 明<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x00<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x004<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x08<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x0C<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x010<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x14<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x18<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x1C<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x20<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

32 0x00000000 LCDTiming0 水 平 軸 パネル 制 御<br />

32 0x00000000 LCDTiming1 垂 直 軸 パネル 制 御<br />

27 0x0000000 LCDTiming2 クロック / シグナル 極 性 制 御<br />

17 0x00000 LCDTiming3 ライン 終 了 制 御<br />

32 0x0000000 LCDUPBASE 上 位 パネルフレームベースアド<br />

レス<br />

32 0x00000000 LCDLPBASE 下 位 パネルフレームベースアド<br />

レス<br />

5 0x00000000 LCDINTRENABLE 割 り 込 みイネーブルマスク<br />

16 0x0000 LCDControl LCDパネルピクセルパラメータ<br />

5 0x00000000 LCDStatus 原 割 り 込 みステータス<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x024<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x28<br />

読 み 出 し 5 0x00000000 LCDInterrupt 最 終 マスク 割 り 込 み<br />

読 み 出 し 32 X LCDUPCURR LCD 上 位 パネルカレントアドレ<br />

ス 値<br />

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プログラマモデル<br />

表 3-1 <strong>PrimeCell</strong> CLCDC レジスタ 一 覧 ( 続 き)<br />

アドレス<br />

タイプ 幅 リセット 値<br />

名 前<br />

説 明<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x2C<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x030 – 0x1FC<br />

読 み 出 し 32 X LCDLPCURR LCD 下 位 パネルカレントアドレ<br />

ス 値<br />

- - - - 予 約<br />

CLCDC ベース<br />

+ 0x200 - 0x3FC<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

32 - LCDPalette 256 x 16 ビットカラーパレット<br />

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プログラマモデル<br />

3.2 レジスタの 説 明<br />

このセクションでは、 以 下 のレジスタについて 説 明 します。<br />

• LCDTiming0 [32] (+ 0x00):P. 3-4<br />

• LCDTiming1 [32] (+ 0x04):P. 3-6<br />

• LCDTiming2 [27] (+ 0x08):P. 3-8<br />

• LCDTiming3 [17] (+ 0x0C):P. 3-10<br />

• LCDUPBASE [32] (+ 0x10) および LCDLPBASE [32] (+ 0x14):P. 3-10<br />

• LCDINTRENABLE [5] (+ 0x18):P. 3-11<br />

• LCDControl [16] (+ 0x1C):P. 3-12<br />

• LCDStatus [5] (+ 0x20):P. 3-14<br />

• LCDInterrupt [5] (+ 0x24):P. 3-14<br />

• LCDUPCURR [32] (+ 0x28) および LCDLPCURR [32] (+ 0x2C):P. 3-15<br />

• LCDPalette [32] (+ 0x0200 - 0x3FC):P. 3-15<br />

• 割 り 込 み:P. 3-17<br />

各 レジスタの 説 明 において、その 表 題 を 以 下 の 形 式 で 記 載 しています。<br />

レジスタ 名 [ ビット 幅 ](ベースからのオフセット)<br />

3.2.1 LCDTiming0 [32] (+ 0x00)<br />

LCDTiming0 は、 以 下 を 制 御 する 読 み 出 し / 書 き 込 みレジスタです。<br />

• 水 平 同 期 パルス 幅 (HSW)<br />

• 水 平 フロントポーチ(HFP) 周 期<br />

• 水 平 バックポーチ(HBP) 周 期<br />

• 行 当 たりピクセル 数 (PPL)<br />

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プログラマモデル<br />

ビット 名 前<br />

タイプ<br />

表 3-2 は、LCDTiming0 のビット 割 り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-2 LCDTiming0 レジスタ<br />

説 明<br />

31-24 HBP 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

23-16 HFP 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

15-8 HSW 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

7-2 PPL 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

1-0 - 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

水 平 バックポーチは、CLLP の 立 下 りエッジからアクティブデータの 開 始 までの<br />

CLCP 周 期 数 です。-1 の 値 をプログラムします。<br />

8 ビットの HBP フィールドは、 各 ラインまたはピクセル 行 の 開 始 点 で 挿 入 され<br />

るピクセルクロック 周 期 数 の 指 定 に 使 用 されます。 前 の 行 のラインクロックがア<br />

サート 解 除 された 後 、HBP 内 の 値 を 使 用 して、 次 の 表 示 行 を 開 始 するまでのピ<br />

クセルクロック 数 がカウントされます。HBP は、1 ~ 256 ピクセルクロックサイ<br />

クルの 遅 延 を 生 成 することができます。<br />

水 平 フロントポーチは、アクティブデータの 終 わりから CLLP の 立 上 りエッジ<br />

までの CLCP 周 期 数 です。-1 の 値 をプログラムします。<br />

この 8 ビットの HFP フィールドは、LCD ラインクロックがパルスされる 前 に、<br />

各 ラインまたはピクセル 行 の 終 わりにピクセルクロック 間 隔 をセットします。 完<br />

全 なピクセル 行 が LCD ドライバに 送 信 されると、HFP 内 の 値 を 使 用 して、ライ<br />

ンクロックをアサートするまでのピクセルクロック 数 がカウントされます。HFP<br />

は 1 ~ 256 ピクセルクロックサイクルの 周 期 を 生 成 することができます。<br />

水 平 同 期 パルス 幅 は、CLCP 周 期 内 の CLLP シグナルの 幅 を 意 味 します。-1 の<br />

値 をプログラムします。<br />

この 8 ビットの HSW フィールドは、パッシブモードにおけるラインクロックの<br />

パルス 幅 、あるいはアクティブモードにおける 水 平 同 期 パルスを 指 定 します。<br />

行 当 たりのピクセル 数 を 指 定 します。<br />

実 際 の 行 当 たりピクセル 数 = 16 * (PPL + 1)。<br />

PPL ビットフィールドは、 画 面 の 各 ラインまたは 行 のピクセル 数 を 指 定 します。<br />

PPL は、16 ~ 1024 PPL を 表 す 6 ビット 値 です。PPL は、HFP が 適 用 される 前 に<br />

発 生 するピクセルクロック 数 のカウントに 使 用 されます( 指 定 値 / 16 -1 の 値 をプ<br />

ログラムします)。<br />

予 約<br />

水 平 タイミングの 制 約<br />

DMA は、 水 平 表 示 行 の 開 始 点 で 新 しいデータを 要 求 します。DMA 転 送 とデータが LCD<br />

インタフェースの FIFO パスに 伝 達 されるまでには、 幾 分 かの 時 間 がかかります。この<br />

データパスの 遅 延 により、STN モードの 水 平 ポーチ 幅 に 使 用 可 能 な 最 小 値 には 制 約 が<br />

課 されます。この 最 小 値 は、HSW = 2、HBP = 2 です。<br />

シングルパネルモードの 場 合 :<br />

• HSW = 3<br />

• HBP = 5<br />

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プログラマモデル<br />

• HFP = 5<br />

• パネルクロック 除 数 (PCD)= 1(CLCDCLK/3)<br />

デュアルパネルモード:<br />

• HSW = 3<br />

• HBP = 5<br />

• HFP = 5<br />

• PCD = 5(CLCDCLK/7)<br />

ラインの 開 始 点 に 十 分 な 時 間 を 設 定 しておくと( 例 :HSW = 6、HBP = 10)、PCD = 4<br />

( 最 小 値 )の 場 合 でもデータが 破 損 することはありません。<br />

3.2.2 LCDTiming1 [32] (+ 0x04)<br />

LCDTiming1 は、 以 下 を 制 御 する 読 み 出 し / 書 き 込 みレジスタです。<br />

• 行 当 たりピクセル 数 (LPP)<br />

• 垂 直 同 期 パルス 幅 (VSW)<br />

• 垂 直 フロントポーチ(VFP) 周 期<br />

• 垂 直 バックポーチ(VBP) 周 期<br />

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プログラマモデル<br />

表 3-3 は、LCDTiming1 のビット 割 り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-3 LCDTiming1 レジスタ<br />

ビット 名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

31-24 VBP 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

23-16 VFP 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

15-10 VSW 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

9-0 LPP 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

垂 直 バックポーチは、 垂 直 同 期 周 期 後 の、フレーム 開 始 時 における 非 アクティブ<br />

ラインの 数 を 意 味 します。 能 動 型 ディスプレイでは 0 をプログラムしないと、 鮮<br />

明 度 が 低 くなります。<br />

この 8 ビットの VBP フィールドは、 各 フレームの 開 始 時 に 挿 入 されるラインク<br />

ロック 数 の 指 定 に 使 用 されます。VBP のカウントは、 前 のフレームの 垂 直 同 期<br />

シグナルがアクティブモードで 否 定 された 直 後 、あるいはパッシブモードで<br />

VSW ビットフィールドに 指 定 された 通 りに 余 剰 ラインクロックが 挿 入 された 直<br />

後 に 開 始 されます。この 状 況 が 発 生 すると、VBP 内 のカウント 値 によって 次 の<br />

フレームの 前 に 挿 入 されるクロック 周 期 数 がセットされます。VBP は 0 ~ 255 の<br />

余 剰 ラインクロックサイクルを 生 成 します。<br />

垂 直 フロントポーチは、 垂 直 同 期 周 期 の 前 のフレームの 終 わりにおける 非 楽 ティ<br />

ブラインの 数 を 意 味 します。 能 動 型 ディスプレイでは 0 をプログラムしないと、<br />

鮮 明 度 が 低 くなります。<br />

この 8 ビットの VFP フィールドは、 各 フレームの 終 わりに 挿 入 するラインクロッ<br />

ク 数 の 指 定 に 使 用 されます。 完 全 なピクセルフレームが LCD ディスプレイに 送<br />

信 されると、VFP 内 の 値 を 使 用 して 待 機 分 のラインクロック 周 期 数 がカウントさ<br />

れます。<br />

そのカウントが 経 過 すると、 垂 直 同 期 (CLFP)シグナルがアクティブモードで<br />

アサートされるか、あるいはパッシブモードで VSW ビットフィールドに 指 定 さ<br />

れた 通 りに 余 剰 ラインクロックが 挿 入 されます。VFP は 0 ~ 255 のラインクロッ<br />

クサイクルを 生 成 します。<br />

垂 直 同 期 パルス 幅 は、 水 平 同 期 ライン 数 を 意 味 します。 能 動 型 STN LCD では 小<br />

さな 値 (0 をプログラムする 等 )をセットする 必 要 があります。 必 要 なライン 数<br />

から 1 を 引 いた 値 をプログラムします。 値 が 大 きくなるほど、STN LCD の 鮮 明<br />

度 (コントラスト)が 低 くなります。<br />

この 6 ビットの VSW フィールドは、 垂 直 同 期 パルスのパルス 幅 の 指 定 に 使 用 さ<br />

れます。このレジスタには、VSync 内 のラインクロック 数 から 1 を 引 いた 値 をプ<br />

ログラムします。<br />

パネル 当 たりの 行 数 とは、1 画 面 当 たりのアクティブライン 数 です。 必 要 なライ<br />

ン 数 から 1 を 引 いた 値 をプログラムします。<br />

LPP フィールドは、 制 御 されている LCD パネル 上 の 総 ライン 数 または 総 行 数 を<br />

指 定 します。LPP が 保 持 する 10 ビットによって、1 ~ 1024 行 を 指 定 することが<br />

できます。このレジスタには、LCD パネル 当 たり 行 数 - 1 の 値 をプログラムし<br />

ます。デュアルパネルディスプレイの 場 合 、このレジスタには 上 位 パネルと 下 位<br />

パネルそれぞれの 行 数 をプログラムします。<br />

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プログラマモデル<br />

3.2.3 LCDTiming2 [27] (+ 0x08)<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

31-27 - 読 み 出 し / 予 約 。<br />

書 き 込 み<br />

26 BCD 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

25-16 CPL 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

15 - 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

14 IOE 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

13 IPC 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

12 IHS 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

11 IVS 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

LCDTiming2 は、CLCDC タイミングを 制 御 する 読 み 出 し / 書 き 込 みレジスタです。<br />

表 3-4 LCDTiming2 レジスタ<br />

バイパスピクセルクロックディバイダ。<br />

このビットに 1 をセットすると、ピクセルクロックディバイダロジックがバイパ<br />

スされます。このビットは 主 に TFT ディスプレイに 使 用 します。<br />

行 当 たりクロック 数 。<br />

このフィールドは、 各 行 における LCD パネルへの 実 際 の CLCP クロック 数 を 指<br />

定 します。この 値 は、PPL を 1(TFT)、4 または 8(モノクロ 能 動 型 )、2 2 / 3 (カ<br />

ラー 能 動 型 )で 除 算 し、そこから 1 を 引 いた 値 です。LCD コントローラを 正 しく<br />

機 能 させるには、PPL に 加 え、このフィールドを 正 しくプログラムする 必 要 があ<br />

ります。<br />

予 約 。<br />

逆 出 力 イネーブル:<br />

0 = CLAC 出 力 が TFT モードで HIGH アクティブになります。<br />

1 = CLAC 出 力 が TFT モードで LOW アクティブになります。<br />

逆 出 力 イネーブル(IOE)ビットは、TFT モードにおける 出 力 イネーブルシグナ<br />

ルのアクティブ 極 性 の 選 択 に 使 用 します。このモードでは、いつ 有 効 表 示 データ<br />

が 使 用 可 能 であるかを LCD パネルに 通 知 するイネーブルとして CLAC ピンが 使<br />

用 されます。アクティブディスプレイモードでは、CLAC がアクティブ 状 態 にあ<br />

るときに、プログラムされた CLCP のエッジでデータが LCD データラインにド<br />

ライブされます。<br />

逆 パネルクロック:<br />

0 = CLCP 立 上 りエッジにおいて、データがLCDデータラインにドライブされます。<br />

1 = CLCP 立 下 りエッジにおいて、データがLCDデータラインにドライブされます。<br />

IPC ビットは、LCD データラインにピクセルデータをドライブするパネルクロッ<br />

クエッジの 選 択 に 使 用 します。<br />

逆 水 平 同 期 :<br />

0 = CLLP ピンが HIGH アクティブ、 非 LOW アクティブになります。<br />

1 = CLLP ピンが LOW アクティブ、 非 HIGH アクティブになります。<br />

逆 HSync(IHS)ビットは、CLLP シグナルの 極 性 を 反 転 させるために 使 用 します。<br />

逆 垂 直 同 期 :<br />

0 = CLFP ピンが HIGH アクティブ、 非 LOW アクティブになります。<br />

1 = CLFP ピンが LOW アクティブ、 非 HIGH アクティブになります。<br />

逆 VSync(IVS)ビットは、CLFP シグナルの 極 性 を 反 転 させるために 使 用 します。<br />

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プログラマモデル<br />

表 3-4 LCDTiming2 レジスタ( 続 き)<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

10-6 ACB 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

5 CLKSEL 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

4-0 PCD 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

AC バイアスピン 周 波 数 。<br />

AC バイアスピン 周 波 数 は STN ディスプレイにのみ 適 用 できます。STN ディスプ<br />

レイでは、DC 電 荷 の 蓄 積 による 損 傷 を 防 ぐため、ピクセル 電 圧 極 性 を 定 期 的 に<br />

反 転 させる 必 要 があります。AC バイアスピン(CLAC)のトグル 間 におけるライ<br />

ンクロック 数 を 指 定 するため、このフィールドには 要 求 値 -1 の 値 をプログラムし<br />

ます。<strong>PrimeCell</strong> CLCDC が TFT モードで 動 作 しており、CLAC ピンがデータイ<br />

ネーブルシグナルとして 使 用 されている 場 合 は、このフィールドの 作 用 はありま<br />

せん。<br />

このビットは、 外 部 LCD クロックマルチプレクサの 選 択 シグナルとして 使 用 さ<br />

れる CLCDCLKSEL シグナルをドライブします。<br />

パネルクロック 除 数 a 。<br />

5 ビットの PCD フィールドは、CLCDCLK 周 波 数 から LCD パネルクロック 周 波<br />

数 CLCP をドライブするために 使 用 されます。<br />

CLCP = CLCDCLK/(PCD+2).<br />

4 ビットまたは 8 ビットのインタフェースを 使 用 するモノクロ STN ディスプレイ<br />

の 場 合 、このパネルクロックは 実 際 の 個 々のピクセルクロックレートに 作 用 する<br />

4 および 8 の 因 数 となります。カラー STN ディスプレイでは、1 CLCP サイクル<br />

当 たり 2 2 / 3 ピクセルが 出 力 されるため、パネルクロックは 0.375 倍 となります。<br />

TFT ディスプレイの 場 合 、ピクセルクロックディバイダは LCDTiming2[26] BCD<br />

ビットをセットすることによってバイパスできます。<br />

a. データパスの 遅 延 により、STN モードにおけるパネルクロックディバイダに 使 用 可 能 な 最 小 値 には<br />

制 約 があります。<br />

シングルパネルカラーモード:PCD = 1(CLCP = CLCDCLK/3)<br />

デュアルパネルカラーモード:PCD = 4(CLCP = CLCDCLK/6)<br />

シングルパネルモノクロ 4 ビットインタフェースモード:PCD = 2(CLCP = CLCDCLK/4)<br />

デュアルパネルモノクロ 4 ビットインタフェースモード:PCD = 6(CLCP = CLCDCLK/8)<br />

シングルパネルモノクロ 8 ビットインタフェースモード:PCD = 6(CLCP = CLCDCLK/8)<br />

デュアルパネルモノクロ 8 ビットインタフェースモード:PCD = 14(CLCP = CLCDCLK/16)<br />

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プログラマモデル<br />

3.2.4 LCDTiming3 [17] (+ 0x0C)<br />

LCDTiming3 は、ライン 終 端 シグナル CLLE のイネーブルを 制 御 する 読 み 出 し / 書 き 込<br />

みレジスタです。このシグナルがイネーブルされると、4 CLCDCLK 周 期 の 正 パルス<br />

が、プログラム 可 能 な 遅 延 後 、 各 ディスプレイラインの 最 終 ピクセルからの LED で、<br />

CLLE に 出 力 されます。ライン 終 端 シグナルがディセーブルされている 場 合 、このシ<br />

グナルは 常 に LOW でホールドされます。 表 3-5 は、LCDTiming3 のビット 割 り 当 てを<br />

示 しています。<br />

表 3-5 LCDTiming3 レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

31 - 17 - 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

16 LEE 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

15 - 7 - 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

6 - 0 LED 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

予 約 。<br />

LCD ライン 終 端 イネーブル:<br />

0 = CLLE ディセーブル(LOW でホールド)<br />

1 = CLLE シグナルアクティブ<br />

予 約 。<br />

最 後 のパネルクロック(CLCP)の 立 上 りエッジから<br />

のライン 終 端 シグナル 遅 延 。CLCDCLK クロック 周<br />

期 数 -1 の 値 をプログラムします。<br />

3.2.5 LCDUPBASE [32] (+ 0x10) および LCDLPBASE [32] (+ 0x14)<br />

LCDUPBASE と LCDLPBASE は、カラー LCD DMA ベースアドレスレジスタです。こ<br />

れらは、フレームバッファのベースアドレスのプログラムに 使 用 する 読 み 出 し / 書 き 込<br />

みレジスタです。LCDUPBase は 以 下 に 使 用 します。<br />

• TFT ディスプレイ<br />

• シングルパネル STN ディスプレイ<br />

• デュアルパネル STN ディスプレイの 上 位 パネル<br />

LCDLPBase は、デュアルパネル STN ディスプレイの 下 位 パネルに 使 用 します。<br />

プログラマは、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC をイネーブルする 前 に、LCDUPBase(およびデュア<br />

ルパネルの LCDLPBase)を 初 期 化 する 必 要 があります。<br />

オプションで、 二 重 バッファビデオディスプレイを 作 成 するために、この 値 を 中 間 フ<br />

レームに 変 更 することができます。これらのレジスタは、LCD 垂 直 同 期 ごとに 対 応 す<br />

る 現 在 のレジスタにコピーされます。このイベントにより、LNBU ビットとオプショ<br />

ンの 割 り 込 みが 生 成 されます。この 割 り 込 みは、 二 重 バッファビデオの 生 成 時 にベー<br />

スアドレスを 再 プログラムする 目 的 で 使 用 することができます。<br />

ビット [1:0] は 読 み 出 し 時 に 0 を 戻 します。<br />

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プログラマモデル<br />

表 3-6 および 表 3-7 は、LCDUPBASE レジスタと LCDLPBASE レジスタのビット 割 り<br />

当 てを 示 しています。<br />

表 3-6 LCDUPBASE レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

31-2 LCDUPBASE 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

1:0 - - 予 約 。<br />

LCD 上 位 パネルベースアドレス。このアド<br />

レスは、メモリ 内 の 上 位 パネルフレーム<br />

データの 開 始 アドレスであり、ワード 境 界<br />

で 整 列 します。<br />

表 3-7 LCDLPBASE レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

31-2 LCDLPBASE 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

1:0 - - 予 約 。<br />

LCD 下 位 パネルベースアドレス。このアド<br />

レスは、メモリ 内 の 下 位 パネルフレーム<br />

データの 開 始 アドレスであり、ワード 境 界<br />

で 整 列 します。<br />

3.2.6 LCDINTRENABLE [5] (+ 0x18)<br />

LCDINTRENABLE は、 割 り 込 みイネーブルレジスタです。このレジスタ 内 のビットを<br />

セットすると、 対 応 する 原 割 り 込 み LCDStatus ビットの 値 が LCDInterrupt レジスタに<br />

渡 されます。 表 3-8 は、LCDINTRENABLE のビット 割 り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-8 LCDINTRENABLE レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

4 MBERRINTRENB 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

3 VCOMPINTRENB 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

2 LNBUINTRENB 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

1 FUFINTRENB 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

AHB マスタエラー 割 り 込 みイネーブル。<br />

垂 直 比 較 割 り 込 みイネーブル。<br />

次 ベース 更 新 割 り 込 みイネーブル。<br />

FIFO アンダーフロー 割 り 込 みイネーブル。<br />

0 - - 予 約 。<br />

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プログラマモデル<br />

3.2.7 LCDControl [16] (+ 0x1C)<br />

LCDControl は 制 御 レジスタです。この 読 み 出 し / 書 き 込 みレジスタは、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC<br />

の 動 作 モードを 制 御 します。 表 3-9 は、LCDControl のビット 割 り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-9 LCDControl レジスタ<br />

ビット 名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

31-17 - 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

16 WATERMARK 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

15 LDmaFIFOTME 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

14 - 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

13-12 LcdVComp 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

11 LcdPwr 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

10 BEPO 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

9 BEBO 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

予 約 。<br />

LCD DMA FIFO ウォーターマークレベル:<br />

0 = 2 つの DMA FIFO のうちのどちらかに 4 つ 以 上 の 空 き 記 憶 領 域 があ<br />

る 場 合 に、HBUSREQM がドライブされます。<br />

1 = 2 つの DMA FIFO のうちのどちらか 8 つ 以 上 の 空 き 記 憶 領 域 がある<br />

場 合 に、HBUSREQM がドライブされます。<br />

LCD DMA FIFO テストモードイネーブル:<br />

0 = DMA FIFO へのユーザアクセス 不 可 。<br />

1 = FIFO RAM テストのための DMA FIFO 読 み 出 し / 書 き 込 みアクセス。<br />

(このレジスタのビット 0 によってLCD がディセーブルされている 場<br />

合 にのみセットできます。)<br />

予 約 。<br />

以 下 の 時 点 で 割 り 込 みを 生 成 します。<br />

00 = 垂 直 同 期 の 開 始 時<br />

01 = バックポーチの 開 始 時<br />

10 = アクティブビデオの 開 始 時<br />

11 = フロントポーチの 開 始 時<br />

LCD パワーイネーブル:<br />

0 = 電 力 が LCD パネルにゲートされず、CLD[23:0] シグナルがディセー<br />

ブル(LOW でホールド)されます。<br />

1 = 電 力 が LCD パネルにゲートされ、CLD[23:0] シグナルがイネーブル<br />

されます(アクティブ)。LCD 起 動 シーケンスについては、P. 1-5「LCD<br />

パワーアップ / パワーダウンシーケンスのサポート」を 参 照 して 下 さい。<br />

バイト 内 のビッグエンディアン 方 式 のピクセル 配 列 :<br />

0 = バイト 内 のリトルエンディアン 配 列<br />

1= バイト 内 のビッグエンディアンピクセル 配 列<br />

BEPO ビットは、1 / 2 / 4 bpp ディスプレイモードにおけるリトルエン<br />

ディアン / ビッグエンディアンピクセルパッキングを 選 択 し、8 bpp と<br />

16 bpp のピクセル 形 式 には 作 用 しません。データ 形 式 については、P. 2-5<br />

「ピクセルシリアライザ」を 参 照 して 下 さい。<br />

ビッグエンディアンバイト 配 列 :<br />

0 = リトルエンディアンバイト 配 列<br />

1 = ビッグエンディアンバイト 配 列<br />

3-12 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


プログラマモデル<br />

表 3-9 LCDControl レジスタ( 続 き)<br />

ビット 名 前<br />

タイプ<br />

8 BGR 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

7 LcdDual 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

6 LcdMono8 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

5 LcdTFT 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

4 LcdBW 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

3-1 LcdBpp 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

0 LcdEn 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

説 明<br />

BGR 形 式 選 択 の RGB:<br />

0 = RGB 通 常 出 力<br />

1 = BGR 赤 / 青 スワップ<br />

LCD インタフェースがデュアルパネル STN であることを 示 します。<br />

0 = シングルパネル LCD を 使 用 。<br />

1 = デュアルパネル LCD を 使 用 。<br />

モノクロ LCD が 8 ビットインタフェースを 使 用 することを 示 します。<br />

このビットは、モノクロ STN LCD が 4 ビットまたは 8 ビットパラレル<br />

インタフェースのどちらを 使 用 するかを 制 御 します。 他 のモードでは 意<br />

味 がないため、0 をプログラムする 必 要 があります。<br />

0 = モノクロ LCD が 4 ビットインタフェースを 使 用 します。<br />

1 = モノクロ LCD が 8 ビットインタフェースを 使 用 します。<br />

LCD が TFT であることを 示 します。<br />

0 = LCD が STN ディスプレイであり、グレースケーラを 使 用 することを<br />

示 します。<br />

1 = LCD が TFT であり、グレースケーラを 使 用 しないことを 示 します。<br />

STN LCD がモノクロ( 白 黒 )であることを 示 します。<br />

0 = STN LCD がカラーであることを 示 します。<br />

1 = STN LCD がモノクロであることを 示 します。<br />

TFT モードでは、このビットは 意 味 をなしません。<br />

ピクセル 当 たりの LCD ビット 数 :<br />

000 = 1 bpp<br />

001 = 2 bpp<br />

010 = 4 bpp<br />

011 = 8 bpp<br />

100 = 16 bpp<br />

101 = 24 bpp(TFT パネルのみ)<br />

110 = 逆<br />

111 = 逆<br />

LCD コントローライネーブル:<br />

0 = LCD シグナル CLLP、CLCP、CLFP、CLAC、CLLE がディセーブ<br />

ルされます(LOW でホールドされます)。<br />

1 = LCD シグナル CLLP、CLCP、CLFP、CLAC、CLLE がイネーブル<br />

されます(アクティブ)。<br />

LCD 起 動 シーケンスについては、P. 1-5「LCD パワーアップ / パワーダ<br />

ウンシーケンスのサポート」を 参 照 h して 下 さい。<br />

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プログラマモデル<br />

3.2.8 LCDStatus [5] (+ 0x20)<br />

LCDStatus は 読 み 出 し / 書 き 込 みレジスタです。このレジスタを 読 み 出 すと、 割 り 込 み<br />

が 設 定 されていれば 割 り 込 みを 生 成 可 能 な 5 ビットを 戻 します。このレジスタへの 書<br />

き 込 みでは、ビットに 1 を 書 き 込 むと、そのビットに 対 応 する 割 り 込 みがクリアされ<br />

ます。0 を 書 き 込 んでも 作 用 しません。 表 3-10 は、LCDStatus のビット 割 り 当 てを 示 し<br />

ています。<br />

表 3-10 LCDStatus レジスタ<br />

ビット 名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

4 MBERROR 読 み 出 し<br />

/ クリア<br />

3 Vcomp 読 み 出 し<br />

/ クリア<br />

2 LNBU 読 み 出 し<br />

/ クリア<br />

1 FUF 読 み 出 し<br />

/ クリア<br />

0 - - 予 約 。<br />

AMBA AHB マスタバスエラーステータス。AMBA AHB マスタが、スレーブ<br />

からのバスエラー 応 答 を 検 出 するとセットされます。<br />

垂 直 比 較 。LCDControl レジスタから 選 択 された 4 つの 垂 直 領 域 のいずれか 1<br />

つに 到 達 すると、セットされます。<br />

LCD 次 アドレスベース 更 新 。モードに 依 存 し、カレントベースアドレスレジ<br />

スタが 次 のアドレスレジスタによって 正 しく 更 新 された 場 合 にセットされま<br />

す。 新 しい 次 のアドレスは、 二 重 バッファが 使 用 されている 場 合 にロードする<br />

ことができます。<br />

FIFO アンダーフロー。 上 位 または 下 位 どちらかの DMA FIFO が、アンダーフ<br />

ロー 条 件 を 発 生 させる 空 のときに 読 み 出 しアクセスされるとセットされます。<br />

3.2.9 LCDInterrupt [5] (+ 0x24)<br />

LCDInterrupt は 読 み 出 し 専 用 レジスタです。このレジスタは、LCDStatus レジスタと<br />

LCDINTRENABLE レジスタのビットごとの 論 理 AND です。 割 り 込 みラインは 各 割 り<br />

込 みに 対 応 します。 全 ての 割 り 込 みの 論 理 OR がシステム 割 り 込 みコントローラに 与 え<br />

られます。 表 3-11 は、LCDInterrupt のビット 割 り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-11 LCDInterrupt レジスタ<br />

ビット 名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

4 MBERRORINTR 読 み 出 し AHB マスタエラー 割 り 込 みステータスビット。<br />

3 VCOMPINTR 読 み 出 し 垂 直 比 較 割 り 込 みステータスビット。<br />

2 LNBUINTR 読 み 出 し LCD 次 ベースアドレス 更 新 割 り 込 みステータス<br />

ビット。<br />

1 FUFINTR 読 み 出 し FIFO アンダーフロー 割 り 込 みステータスビット。<br />

0 - - 予 約 。<br />

3-14 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


プログラマモデル<br />

3.2.10 LCDUPCURR [32] (+ 0x28) および LCDLPCURR [32] (+ 0x2C)<br />

LCDUPCURR レジスタと LCDLPCURR レジスタは、 読 み 出 し 時 に 上 位 および 下 位 パネ<br />

ルデータ DMA アドレスの 近 似 値 を 保 持 しています。これらのレジスタは 常 に 変 化 し 得<br />

るため、コアース 遅 延 の 1 機 構 としてのみ 使 用 することができます。<br />

表 3-12 および 表 3-13 は、LCDUPCURR レジスタと LCDLPCURR レジスタのビット 割<br />

り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-12 LCDUPCURR レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

32-0 LCDUPCURR 読 み 出 し 現 在 の 上 位 パネルデータ DMA アドレスの 近<br />

似 値 を 保 持 します。<br />

表 3-13 LCDLPCURR レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

32-0 LCDLPCURR 読 み 出 し 現 在 の 下 位 パネルデータ DMA アドレスの 近<br />

似 値 を 保 持 します。<br />

3.2.11 LCDPalette [32] (+ 0x0200 - 0x3FC)<br />

LCDPalette レジスタは、1 ワードに 付 き 2 エントリを 含 む 128 位 置 として 構 成 される<br />

256 エントリを 保 持 します。<br />

TFT ディスプレイだけが 全 てのパレットエントリビットを 使 用 します。<br />

各 ワード 位 置 は 2 パレットエントリを 保 持 します。したがって、128 ワード 位 置 がパ<br />

レットに 使 用 されます。リトルエンディアンバイト 配 列 で 構 成 されている 場 合 、ビッ<br />

ト [15:0] は 下 位 番 号 のパレットエントリを、[31:16] は 上 位 番 号 のパレットエントリを<br />

示 します。ビッグエンディアンバイト 配 列 で 構 成 されている 場 合 はこの 逆 で、ビット<br />

[31:16] が 下 位 番 号 のパレットエントリを、ビット [15:0] が 上 位 番 号 のエントリを 示 し<br />

ます。<br />

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プログラマモデル<br />

表 3-14 は、LCDPalette のビット 割 り 当 てを 示 しています。<br />

表 3-14 LCDPalette レジスタ<br />

ビット<br />

名 前<br />

タイプ<br />

説 明<br />

4:0 R[4:0] 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

9:5 G[4:0] 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

14:10 B[4:0] 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

15 I 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

20:16 R[4:0] 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

25:21 G[4:0] 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

30:26 B[4:0] 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

31 I 読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

赤 パレットデータ。<br />

STN ディスプレイの 場 合 、4 つの MSB(ビット 4:1)<br />

だけが 使 用 されます。モノクロディスプレイの 場 合<br />

は、 赤 パレットデータだけが 使 用 されます。 全 てのパ<br />

レットレジスタに 同 じビットフィールドがあります。<br />

緑 パレットデータ。<br />

青 パレットデータ。<br />

輝 度 ビット。6:6:6 TFT ディスプレイへの R、G ならび<br />

に B 入 力 の LSB として 使 用 し、 色 数 を 64K に 2 倍 に<br />

し、 各 色 に 2 通 りの 輝 度 を 設 定 することができます。<br />

赤 パレットデータ。<br />

緑 パレットデータ。<br />

青 パレットデータ。<br />

輝 度 / 未 使 用 。<br />

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プログラマモデル<br />

3.3 割 り 込 み<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC によって 生 成 される 割 り 込 みには 5 種 類 あり、これらのうちの 4 つは<br />

個 々にマスク 可 能 な HIGH アクティブの 割 り 込 みです。<br />

• CLCDMBEINTR<br />

• CLCDVCOMPINTR<br />

• CLCDLNBUINTR:P. 3-18<br />

• CLCDFUFINTR:P. 3-18<br />

これらの 出 力 は、1 つの 結 合 割 り 込 み CLCDINTR としても 出 力 されます。<br />

4 つの 個 々にマスク 可 能 な 各 割 り 込 みは、LCDINTRENABLE レジスタ 内 のマスクビッ<br />

トを 変 更 することによって、イネーブル / ディセーブルします。<br />

個 々の 割 り 込 み 出 力 の 他 に 結 合 割 り 込 み 出 力 が 与 えられていることにより、グローバ<br />

ル 割 り 込 み 処 理 ルーチン、あるいはモジュラデバイスドライバのどちらかに、 割 り 込<br />

みを 処 理 させることができます。<br />

各 割 り 込 みソースのステータスは、LCDStatus レジスタから 読 み 出 すことができます。<br />

3.3.1 CLCDMBEINTR<br />

このマスタバスエラー 割 り 込 みは、スレーブとのトランザクション 中 に、マスタイン<br />

タフェースによってエラー 応 答 が 受 信 されるとアサートされます。このようなエラー<br />

が 検 出 されると、マスタインタフェースはエラー 状 態 に 入 り、エラーのクリアが 通 知<br />

されるまで、その 状 態 を 維 持 します。 対 応 する 割 り 込 み 処 理 ルーチンの 終 了 時 に、<br />

LCDStatus レジスタ 内 の MBERROR ビットに 1 を 書 き 込 むことにより、マスタバスエ<br />

ラー 割 り 込 みをクリアすることができます。このアクションによって、マスタインタ<br />

フェースはそのエラー 状 態 から 開 放 され、フレーム 状 態 を 開 始 してデータ 表 示 の 新 し<br />

いフレームを 開 始 することができます。<br />

3.3.2 CLCDVCOMPINTR<br />

垂 直 比 較 割 り 込 みは、LCD 制 御 レジスタ 経 由 で 選 択 された 4 つの 垂 直 表 示 領 域 の 1 つ<br />

に 到 達 すると、アサートされます。この 割 り 込 みは、 以 下 の 開 始 時 に 発 生 させること<br />

ができます。<br />

• 垂 直 同 期 化<br />

• バックポーチ<br />

• アクティブビデオ<br />

• フロントポーチ<br />

この 割 り 込 みは、LCDStatus レジスタ 内 の Vcomp ビットに 1 を 書 き 込 むことによって<br />

クリアできます。<br />

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プログラマモデル<br />

3.3.3 CLCDLNBUINTR<br />

LCD 次 ベースアドレス 更 新 割 り 込 みは、LCDUPBASE または LCDLPBASE の 値 が、それ<br />

ぞれ LCDUPCURR インクリメンタまたは LCDLPCURR インクリメンタに 転 送 されると<br />

アサートされます。これにより、 必 要 に 応 じ、LCDUPBASE レジスタまたは LCDLPBASE<br />

レジスタを 新 しいフレームのベースアドレスで 更 新 しても 安 全 であることがシステム<br />

に 通 知 されます。<br />

この 割 り 込 みは、LCDStatus レジスタ 内 の LNBU ビットに 1 を 書 き 込 むことによってク<br />

リアできます。<br />

3.3.4 CLCDFUFINTR<br />

FIFO アンダーフロー 割 り 込 みは、 空 の DMA FIFO から 内 部 データが 要 求 されるとアサー<br />

トされます。 内 部 において、 上 位 パネルおよび 下 位 パネルごとの DMA FIFO アンダーフ<br />

ロー 割 り 込 みシグナルが 生 成 され、CLCDFUFINTR がこれらの 結 合 バージョンとして 生<br />

成 されます。<br />

この 割 り 込 みは、LCDStatus レジスタ 内 の FUF ビットに 1 を 書 き 込 むことによってク<br />

リアできます。<br />

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第 4 章<br />

テストプログラマモデル<br />

本 章 では、 機 能 検 証 および 本 番 テストを 目 的 とした 付 加 ロジックについて 説 明 します。<br />

本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。<br />

• スキャンテスト:P. 4-2<br />

• テストレジスタ:P. 4-3<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. 4-1


テストプログラマモデル<br />

4.1 スキャンテスト<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC は、 以 下 が 可 能 になるように 設 計 されています。<br />

• スキャンテストセルの 自 動 挿 入<br />

• 自 動 テストパタン 生 成 (ATPG)の 使 用<br />

製 造 テストにはこの 方 法 を 推 奨 します。<br />

スキャンテスト 中 は、DMS FIFO をバイパスできるように、SCANMODE を HIGH でド<br />

ライブする 必 要 があります。 通 常 使 用 時 の SCANMODE は LOW に 固 定 する 必 要 があ<br />

ります。<br />

4-2 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


テストプログラマモデル<br />

4.2 テストレジスタ<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC テストレジスタは、 表 4-1 が 示 すようにメモリマップされます。<br />

表 4-1 テストレジスタのメモリマップ<br />

アドレス<br />

タイプ 幅 リセット 値 名 前<br />

説 明<br />

CLCDBase + 0x400<br />

-0x7FC<br />

読 み 出 し /<br />

書 き 込 み<br />

32 - LCDDMAFIFO AHB インタフェース 経 由 で DMA<br />

FIFO へのアクセスを 可 能 にします。<br />

DMAFIFO へのテストアクセスは、LCDDMAFIFO テストレジスタを 介 して 行 われます。<br />

テストモードを 開 始 するには、LCDControl[0] の LCDEn ビットを 0 にクリアすること<br />

によって、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC をディセーブルする 必 要 があります。 次 に、LCDControl[15}<br />

LDmaFIFOTME ビットに 1 をセットします。これで、AHB インタフェース 経 由 で FIFO<br />

の 書 き 込 み / 読 み 出 しを 行 うことができます。<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. 4-3


テストプログラマモデル<br />

4-4 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


付 録 A<br />

<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ<br />

(PL110)シグナルの 説 明<br />

本 付 録 では、<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)とインタフェースす<br />

るシグナルについて 説 明 します。 本 付 録 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。<br />

• AMBA AHB スレーブインタフェースシグナル:P. A-2<br />

• AMBA AHB マスタインタフェースシグナル:P. A-4<br />

• 外 部 パッドインタフェースシグナル:P. A-6<br />

• オンチップシグナル:P. A-7<br />

• LCD パネルシグナルの 多 重 化 :P. A-9<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

A.1 AMBA AHB スレーブインタフェースシグナル<br />

以 下 の 表 は、<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラシグナルを 一 覧 にまとめたもの<br />

です。<br />

表 A-1 は、AMBA AHB スレーブインタフェースシグナルの 一 覧 を 示 しています。<br />

表 A-1 AMBA AHB スレーブインタフェースシグナル<br />

シグナル 名<br />

タイプ ソース /<br />

デスティネーション<br />

説 明<br />

HCLK 入 力 AMBA AHB バス バスクロックシグナルです。<br />

このクロックは、 全 てのバス 転 送 に<br />

使 用 されます。 全 てのシグナルタイ<br />

ミングは、HCLK の 立 上 りエッジに<br />

同 期 します。<br />

HRESETn 入 力 AMBA AHB バス バスリセットシグナルです。<br />

このバスリセットシグナルは、シス<br />

テムとバスのリセットに 使 用 されま<br />

す。LOW アクティブシグナルです。<br />

HSELCLCD 入 力 デコーダ デバイス 選 択 シグナルです。<br />

HADDRS[10:2] 入 力 AMBA AHB バス アドレスバスです。<br />

HTRANSS[1:0] 入 力 AMBA AHB バス 非 シーケンシャル、シーケンシャル、<br />

アイドル、ビジーのうち、 現 在 の 転<br />

送 のタイプを 示 します。<br />

HWRITES 入 力 AMBA AHB バス このシグナルが HIGH のときは 書 き<br />

込 み 転 送 を、LOW のときは 読 み 出 し<br />

転 送 を 示 します。<br />

HWDATAS[31:0] 入 力 AMBA AHB バス 書 き 込 みデータバスシグナルです。<br />

HRDATAS[31:0] 出 力 AMBA AHB バス 読 み 出 しデータバスシグナルです。<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-1 AMBA AHB スレーブインタフェースシグナル( 続 き)<br />

シグナル 名<br />

タイプ ソース /<br />

説 明<br />

デスティネーション<br />

HREADYSin 入 力 AMBA AHB バス このシグナルが HIGH のときは、 転<br />

送 がそのバスで 終 了 したことを 示 し<br />

ます。このシグナルを LOW でドラ<br />

イブし、 転 送 を 延 長 することができ<br />

ます。<br />

HREADYSout 出 力 AMBA AHB バス このシグナルが HIGH のときは、 次<br />

の 転 送 に 対 するスレーブの 準 備 が 完<br />

了 していることを 示 します。このシ<br />

グナルを LOW でドライブし、 転 送 を<br />

延 長 することができます。<br />

HRESPS[1:0] 出 力 AMBA AHB バス この 転 送 応 答 シグナルは、 転 送 のス<br />

テータスに 関 する 付 加 情 報 を 与 えま<br />

す。OK 応 答 だけがサポートされてい<br />

ます。<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

A.2 AMBA AHB マスタインタフェースシグナル<br />

表 A-2 は、AMBA AHB マスタインタフェースシグナルの 一 覧 を 示 しています。<br />

表 A-2 AMBA AHB マスタインタフェースシグナル<br />

シグナル 名<br />

タイプ<br />

ソース /<br />

デスティネーション<br />

説 明<br />

HADDRM[31:0] 出 力 AMBA AHB バス アドレスバスシグナルです。<br />

HTRANSM[1:0] 出 力 AMBA AHB バス 非 シーケンシャル、シーケンシャ<br />

ル、アイドル、ビジーのうち、 現 在<br />

の 転 送 タイプを 示 します。<br />

HWRITEM 出 力 AMBA AHB バス このシグナルが HIGH のときは 書 き<br />

込 み 転 送 を、LOW のときは 読 み 出<br />

し 転 送 を 示 します。<br />

HSIZEM[2:0] 出 力 AMBA AHB バス 転 送 サイズを 示 します。ワードサイ<br />

ズアクセスだけがサポートされてい<br />

ます。<br />

HBURSTM[2:0] 出 力 AMBA AHB バス その 転 送 がバーストの 一 部 である<br />

かどうかを 示 します。4 / 8 / 16 イン<br />

クリメントバーストがサポートさ<br />

れています。<br />

HRDATAM[31:0] 入 力 AMBA AHB バス 読 み 出 しデータバスシグナルです。<br />

HREADYMin 入 力 AMBA AHB バス このシグナルが HIGH のときは、 転<br />

送 がそのバスで 終 了 したことを 示<br />

します。このシグナルを LOW でド<br />

ライブし、 転 送 を 延 長 することがで<br />

きます。<br />

HRESPM[1:0] 入 力 AMBA AHB バス この 転 送 応 答 シグナルは、 転 送 のス<br />

テータスに 関 する 付 加 情 報 を 与 え<br />

ます。OK、エラー、 再 試 行 の 3 つの<br />

応 答 だけが 完 全 サポートされてい<br />

ます。<br />

HPROT[3:0] 出 力 AMBA AHB バス この 保 護 シグナルは、バスアクセス<br />

に 関 する 付 加 情 報 を 与 えます。これ<br />

らのシグナルは、 主 に 何 らかの 保 護<br />

レベルを 実 装 したいモジュールに<br />

使 用 します。<br />

A-4 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-2 AMBA AHB マスタインタフェースシグナル( 続 き)<br />

シグナル 名<br />

タイプ<br />

ソース /<br />

デスティネーション<br />

説 明<br />

HLOCK 出 力 アービタ このシグナルが HIGH のときは、マ<br />

スタがロックされたアクセスを 要<br />

求 していることを 示 します。<br />

HBUSREQM 出 力 アービタ バス 要 求 シグナルです。<br />

このシグナルが HIGH のときは、バ<br />

スマスタがそのバスを 要 求 してい<br />

ることを 示 します。<br />

HGRANTM 入 力 アービタ バス 許 可 シグナルです。<br />

このシグナルは、そのバスマスタが<br />

現 在 優 先 度 が 最 も 高 いマスタであ<br />

ることを 示 します。HREADYMin が<br />

HIGH のとき、アドレス / 制 御 シグ<br />

ナルの 所 有 権 は 転 送 の 終 わりで 変<br />

更 され、このマスタは HREADYMin<br />

と HGRANTM の 両 方 が HIGH の 場<br />

合 に、バスへのアクセス 権 を 取 得 し<br />

ます。<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

A.3 外 部 パッドインタフェースシグナル<br />

表 A-3 は、 出 力 パッドインタフェースシグナルを 示 しています。<br />

表 A-3 外 部 パッドインタフェースシグナル<br />

シグナル 名<br />

タイプ<br />

ソース / デス<br />

ティネーション<br />

説 明<br />

CLPOWER 出 力 PAD LCDパネルパワーイネーブルシグナルです。<br />

CLLP 出 力 PAD ライン 同 期 パルス(STN)/ 水 平 同 期 パルス<br />

(TFT)シグナルです。<br />

CLCP 出 力 PAD LCD パネルクロックです。<br />

CLFP 出 力 PAD フレームパルス(STN)/ 垂 直 同 期 パルス<br />

(TFT)です。<br />

CLAC 出 力 PAD STN AC バイアスドライブ 出 力 または TFT<br />

データイネーブル 出 力 です。<br />

CLD[23:0] 出 力 PAD LCD パネルデータシグナルです。<br />

CLLE 出 力 PAD ライン 終 端 シグナルです。<br />

A-6 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

A.4 オンチップシグナル<br />

フリーランニング 参 照 クロック CLCDCLK を 使 用 する 必 要 があります。デフォルトで、<br />

このクロックは HCLK と 非 同 期 とみなされます。<br />

リセット 入 力 は、<strong>PrimeCell</strong> CLCDC 内 の 各 クロックドメインごとに 非 同 期 でアサートさ<br />

れますが、 同 期 で 解 除 されます。これにより、クロックが 存 在 しない 場 合 でもロジッ<br />

クがリセットされ、 起 動 時 の 静 的 電 力 消 費 問 題 を 防 止 することができます。スキャン<br />

テストセルの 挿 入 プロセスを 簡 素 化 するため、 各 クロックドメインには 個 々のリセッ<br />

トシグナルが 割 り 当 てられています。<br />

表 A-4は、AMBA AHBシグナルに 加 えて 必 要 となるオンチップシグナルを 示 しています。<br />

表 A-4 オンチップシグナル<br />

シグナル 名<br />

タイプ<br />

ソース /<br />

デスティネーション<br />

説 明<br />

CLCDCLK 入 力 クロックマルチ<br />

プレクサ<br />

nCLCDCLK 入 力 クロックマルチ<br />

プレクサ<br />

CLCDCLKSEL 出 力 クロックマルチ<br />

プレクサ<br />

CLCLKRESETn 入 力 リセットマルチ<br />

プレクサ<br />

CLCDMBEINTR 出 力 割 り 込 み<br />

コントローラ<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC 参 照 クロック<br />

です。<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC 参 照 クロック<br />

の 反 転 です。<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC 参 照 クロック<br />

選 択 シグナルです。このシグナ<br />

ルは、LCDTiming2 レジスタの<br />

ビット 5 によってドライブさ<br />

れ、 参 照 クロックのソースとし<br />

て HCLK または CLCDCLK を<br />

選 択 します。<br />

CLCDCLK ドメインへの LOW<br />

アクティブ <strong>PrimeCell</strong> CLCDCリ<br />

セットシグナルです。リセット<br />

コントローラはHRESETnを 使<br />

用 して CLCLKRESETn を 非 同<br />

期 でアサートする 必 要 があり<br />

ますが、CLCDCLK と 同 期 で 解<br />

除 する 必 要 があります。<br />

HIGH アクティブの <strong>PrimeCell</strong><br />

CLCDC マスタバスエラー 割 り<br />

込 みシグナルです。<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-4 オンチップシグナル( 続 き)<br />

シグナル 名<br />

タイプ<br />

ソース /<br />

デスティネーション<br />

説 明<br />

CLCDFUFINTR 出 力 割 り 込 み<br />

コントローラ<br />

CLCDLNBUINTR 出 力 割 り 込 み<br />

コントローラ<br />

CLCDVCOMPINTR 出 力 割 り 込 み<br />

コントローラ<br />

CLCDINTR 出 力 割 り 込 み<br />

コントローラ<br />

HIGH アクティブの <strong>PrimeCell</strong><br />

CLCDC FIFOアンダーフロー 割<br />

り 込 みシグナルです。 上 位 パネ<br />

ルまたは 下 位 パネルの DMA<br />

FIFO のどちらかがアンダーフ<br />

ローすると、 結 合 割 り 込 みが 生<br />

成 されます。<br />

HIGH アクティブの <strong>PrimeCell</strong><br />

CLCDC 次 ベースアドレス 更 新<br />

割 り 込 みシグナルです。<br />

HIGH アクティブの <strong>PrimeCell</strong><br />

CLCDC 垂 直 領 域 比 較 割 り 込 み<br />

シグナルです。<br />

HIGH アクティブの <strong>PrimeCell</strong><br />

CLCDC 割 り 込 みシグナルです。<br />

個 々にマスク 可 能 な 上 記 4 つの<br />

割 り 込 みの OR 関 数 として、1<br />

つの 結 合 割 り 込 みが 生 成 され<br />

ます。<br />

SCANMODE 入 力 テストコントローラ <strong>PrimeCell</strong> CLCDC スキャンテス<br />

トホールド 入 力 です。スキャン<br />

テスト 中 にDMA FIFOをバイパ<br />

スするには、このシグナルを<br />

HIGH でアサートする 必 要 があ<br />

ります。<br />

A-8 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

A.5 LCD パネルシグナルの 多 重 化<br />

CLLP、CLAC、CLFP、CLCP 、CLLE は 汎 用 シグナルですが、CLD[23:0] バスには 以<br />

下 に 対 応 する 8 つの 動 作 モードがあります。<br />

• TFT 24 ビットインタフェース<br />

• TFT 18 ビットインタフェース<br />

• カラー STN シングルパネル<br />

• カラー STN デュアルパネル<br />

• 4 ビットモノクロ STN シングルパネル<br />

• 4 ビットモノクロ STN デュアルパネル<br />

• 8 ビットモノクロ STN シングルパネル<br />

• 8 ビットモノクロ STN デュアルパネル<br />

注<br />

CUSTN = カラー 上 位 パネル STN、デュアル / シングルパネル<br />

CLSTN = カラー 下 位 パネル STN、シングルパネル<br />

MUSTN = モノクロ 上 位 パネル STN、デュアル / シングルパネル<br />

MLSTN = モノクロ 下 位 パネル STN、シングルパネル<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. A-9


<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-5 は、 上 記 の 各 動 作 モードにおいて、STN パネルへのピクセルデータの 送 信 にど<br />

の CLD[23:0] ピンが 使 用 されるかを 示 しています。<br />

表 A-5 LCD STN パネルシグナルの 多 重 化<br />

外 部 ピン<br />

カラー<br />

STN<br />

シングル<br />

パネル<br />

カラー<br />

STN<br />

デュアル<br />

パネル<br />

4 ビット<br />

モノクロ STN<br />

シングル<br />

パネル<br />

4 ビット<br />

モノクロ STN<br />

デュアル<br />

パネル<br />

8 ビット<br />

モノクロ STN<br />

シングル<br />

パネル<br />

8 ビット<br />

モノクロ STN<br />

デュアル<br />

パネル<br />

CLD[23] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[22] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[21] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[20] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[19] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[18} 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[17] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[16] 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約 予 約<br />

CLD[15] 予 約 CLSTN[0] 予 約 予 約 予 約 MLSTN[0]<br />

CLD[14] 予 約 CLSTN[1] 予 約 予 約 予 約 MLSTN[1]<br />

CLD[13] 予 約 CLSTN[2] 予 約 予 約 予 約 MLSTN[2]<br />

CLD[12] 予 約 CLSTN[3] 予 約 予 約 予 約 MLSTN[3]<br />

CLD[11] 予 約 CLSTN[4] 予 約 MLSTN[0] 予 約 MLSTN[4]<br />

CLD[10] 予 約 CLSTN[5] 予 約 MLSTN[1] 予 約 MLSTN[5]<br />

CLD[9] 予 約 CLSTN[6] 予 約 MLSTN[2] 予 約 MLSTN[6]<br />

CLD[8] 予 約 CLSTN[7] 予 約 MLSTN[3] 予 約 MLSTN[7]<br />

CLD[7] CUSTN[0] CUSTN[0] 予 約 予 約 MUSTN[0] MUSTN[0]<br />

CLD[6] CUSTN[1] CUSTN[1] 予 約 予 約 MUSTN[1] MUSTN[1]<br />

CLD[5] CUSTN[2] CUSTN[2] 予 約 予 約 MUSTN[2] MUSTN[2]<br />

CLD[4] CUSTN[3] CUSTN[3] 予 約 予 約 MUSTN[3] MUSTN[3]<br />

CLD[3] CUSTN[4] CUSTN[4] MUSTN[0] MUSTN[0] MUSTN[4] MUSTN[4]<br />

A-10 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00


<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-5 LCD STN パネルシグナルの 多 重 化 ( 続 き)<br />

外 部 ピン<br />

カラー<br />

STN<br />

シングル<br />

パネル<br />

カラー<br />

STN<br />

デュアル<br />

パネル<br />

4 ビット<br />

モノクロ STN<br />

シングル<br />

パネル<br />

4 ビット<br />

モノクロ STN<br />

デュアル<br />

パネル<br />

8 ビット<br />

モノクロ STN<br />

シングル<br />

パネル<br />

8 ビット<br />

モノクロ STN<br />

デュアル<br />

パネル<br />

CLD[2] CUSTN[5] CUSTN[5] MUSTN[1] MUSTN[1] MUSTN[5] MUSTN[5]<br />

CLD[1] CUSTN[6] CUSTN[6] MUSTN[2] MUSTN[2] MUSTN[6] MUSTN[6]<br />

CLD[0] CUSTN[7] CUSTN[7] MUSTN[3] MUSTN[3] MUSTN[7] MUSTN[7]<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-6 は、 上 記 の 各 動 作 モードにおいて、TFT パネルへのピクセルデータの 送 信 にど<br />

の CLD[23:0] ピンが 使 用 されるかを 示 しています。<br />

表 A-6 LCD TFT パネルシグナルの 多 重 化<br />

外 部 ピン<br />

TFT 24 ビット TFT 18 ビット<br />

CLD[23] BLUE[7] 予 約<br />

CLD[22] BLUE[6] 予 約<br />

CLD[21] BLUE[5] 予 約<br />

CLD[20] BLUE[4] 予 約<br />

CLD[19] BLUE[3] 予 約<br />

CLD[18} BLUE[2] 予 約<br />

CLD[17] BLUE[1] BLUE[4]<br />

CLD[16] BLUE[0] BLUE[3]<br />

CLD[15] GREEN[7] BLUE[2]<br />

CLD[14] GREEN[6] BLUE[1]<br />

CLD[13] GREEN[5] BLUE[0]<br />

CLD[12] GREEN[4] 輝 度 ビット<br />

CLD[11] GREEN[3] GREEN[4]<br />

CLD[10] GREEN[2] GREEN[3]<br />

CLD[9] GREEN[1] GREEN[2]<br />

CLD[8] GREEN[0] GREEN[1]<br />

CLD[7] RED[7] GREEN[0]<br />

CLD[6] RED[6] 輝 度 ビット<br />

CLD[5] RED[5] RED[4]<br />

CLD[4] RED[4] RED[3]<br />

CLD[3] RED[3] RED[2]<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

表 A-6 LCD TFT パネルシグナルの 多 重 化 ( 続 き)<br />

外 部 ピン<br />

TFT 24 ビット TFT 18 ビット<br />

CLD[2] RED[2] RED[1]<br />

CLD[1] RED[1] RED[0]<br />

CLD[0] RED[0] 輝 度 ビット<br />

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<strong>ARM</strong> <strong>PrimeCell</strong> カラー LCD コントローラ(PL110)シグナルの 説 明<br />

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Index<br />

The items in this index are listed in alphabetic order, with symbols and numerics appearing at the end. The references given<br />

are to page numbers.<br />

A<br />

AccLDmaFIFO 3-17<br />

AMBA AHB<br />

master interface signals A-4<br />

slave interface signals A-2<br />

B<br />

Bus architecture 2-11<br />

D<br />

Dual input FIFOs 2-5<br />

E<br />

External pad interface signals A-6<br />

G<br />

Gray scaler 2-10<br />

H<br />

Horizontal timing restrictions 3-5<br />

L<br />

LCD panel<br />

colors supported 1-4<br />

resolution 1-3<br />

types supported 1-4<br />

LCDContro 3-12<br />

LCDInterrupt 3-14<br />

LCDINTRENABLE 3-11<br />

LCDLPBASE 3-10<br />

LCDLPCURR 3-15<br />

LCDPalette 3-15<br />

LCDStatus 3-14<br />

LCDTiming0 3-4<br />

LCDTiming1 3-6<br />

LCDTiming2 3-8<br />

LCDTiming3 3-10<br />

LCDUPBASE 3-10<br />

LCDUPCURR 3-15<br />

O<br />

Other interface signals A-7<br />

P<br />

Panel clock generator 2-10<br />

Pixel serializer 2-5<br />

<strong>PrimeCell</strong> CLCDC<br />

block diagram 2-3<br />

features 1-2<br />

overview 2-2<br />

parameters 1-3<br />

register summary 3-2<br />

Programmer’s model 3-2<br />

<strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00 Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. Index-i


Index<br />

R<br />

RAM palette 2-9<br />

Register descriptions 3-4<br />

S<br />

STN displays 2-2<br />

T<br />

TFT displays 2-2<br />

Timing controller 2-10<br />

Index-ii Copyright © <strong>ARM</strong> Limited 1999, 2000. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DDI0161DJ-00

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