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火力関係設備効率化技術調査 報告書(1/2) - 経済産業省

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表Ⅱ.2.2.2-1 基本プラン(9/29)<br />

2.4 疲労破壊を防止するための設計の基本プラン<br />

2.4.1 疲労破壊を防止するためのボイラー本体の構造不連続部及び配管に対する設計の基本プラン<br />

基本プラン 対応する現行の仕様規定(火技解釈)* 変更又は追加した理由等 課題等<br />

設計・建設時<br />

設計・建設時(疲労のみを考慮する場<br />

合)<br />

① 主要な部分 注) を決定する必要が<br />

ある。<br />

注) 主要耐圧部の中で最も高温・高応<br />

力部であり寿命的に厳しい代表部<br />

位の選定を行う。この部位を再弱部<br />

位として指標にしていくこととす<br />

る。<br />

① 従来の USC ボイラーの蒸気条件<br />

に比べ A-USC ボイラーではより高<br />

温となるため、従来材料であるフェ<br />

ライト系鋼では許容応力の強度不<br />

足となり、より高温での高強度材料<br />

である Ni 基合金、Fe-Ni 合金が使<br />

用されることになる。<br />

Ni 基合金、Fe-Ni 合金は、フェ<br />

ライト系鋼と比較して、線膨張係数<br />

が大きく、熱伝導率が小さい。この<br />

ため、管の肉厚が同一条件下におい<br />

て、より高温で使用される A-USC<br />

ボイラーで使用予定の Ni 基合金、<br />

Fe-Ni 合金は、USC ボイラーで使<br />

用されているフェライト系鋼と比<br />

較して熱応力は大きくなる。<br />

疲労評価は、ボイラーの起動及び<br />

停止過程並びに負荷変化等の熱過<br />

渡時に生じる応力変動履歴をベー<br />

スに極大値と極小値からなる組み<br />

合わせの応力変動範囲を求めると<br />

ころから始まる。<br />

評価箇所は、一般部よりも負荷さ<br />

れる応力が厳しい構造不連続部で<br />

あり、ピーク応力成分を含んだ内圧<br />

応力及び熱応力から成る合計の変<br />

動応力による疲労破壊防止への配<br />

慮が必要となる。<br />

規定なし。<br />

① 主要な部分において累積疲労損<br />

傷係数 Df による疲労評価を行う。<br />

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