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日 本 林 業 技 術 協 会

mri171

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繁 沢 :わが 国 の 合 板 工 <strong>業</strong> について<br />

=<br />

ろ<br />

一<br />

ば 海 外 市 場 に 出 されて 好 評 を 得 て 鐙 り, 国 内 に 於 いて 新<br />

しい 市 場 を 開 拓 しているものは 少 くない。また 他 の 木 材<br />

工 <strong>業</strong> との 兼 営 に 於 いては 製 材 ・ 床 板 ・ 繊 維 板 ・ 削 片 板 等<br />

の 生 産 が 考 えられており, 一 部 に 於 いてばパルプの 生 産<br />

まで 計 画 されている。もっとも 合 理 的 と 考 えられている<br />

のは 繊 維 板 ・ 削 片 板 工 <strong>業</strong> であり,これは 合 板 工 <strong>業</strong> が 形 質<br />

優 良 な 材 料 を 要 求 する 産 <strong>業</strong> であり, 兼 営 部 門 としては 材<br />

料 の 形 質 を 問 わないものであることが 必 要 であるためで<br />

ある。しかし 乍 らさらに 重 要 な 要 件 としで 設 備 資 金 が 比<br />

較 的 少 いことが 要 求 せられ,この 意 味 では 経 済 単 位 とな<br />

る 工 場 の 設 備 盗 金 に 数 億 円 を 要 する 綴 淵 蛎 ・ 削 片 板 工 <strong>業</strong><br />

を 兼 営 し 得 るものば 現 在 の 合 板 工 <strong>業</strong> 規 模 から 見 て, 数 は<br />

箸 るしく 制 限 されざるを 得 ない。このため 設 備 資 金 を 要<br />

しない 特 殊 合 板 の 生 産 に 方 向 が 求 められている 現 状 であ<br />

る。<br />

機 械 設 備 の 面 においてもかような 情 勢 に 応 じて,その<br />

改 善 が 進 められており, 従 来 比 較 的 合 理 化 の 遅 れていた<br />

部 門 の 械 機 の 更 改 に 重 点 が 行 われていると 同 時 に, 特 殊<br />

合 板 の 能 率 的 生 産 に 役 立 つ 機 械 設 備 を 盛 んに 導 入 しつつ<br />

あり,これらの 中 の 一 部 侭 米 国 ・ 西 独 等 から 輸 入 される<br />

予 定 のものもある。<br />

従 来 合 理 化 のもっとも 遅 れている 調 厳 は 単 板 切 削 及 び<br />

裁 断 の 設 備 であり,この 部 門 に 於 いてのふば 縛 戦 直 嬢 の<br />

諺 諏 から 殆 んど 進 歩 を 見 せていないものもあり, 特 にロ<br />

ー 女 リーレースによる 単 板 切 削 後 の 単 板 取 扱 方 式 はまっ<br />

たく 手 動 式 によるもので, 単 に 多 大 の 労 務 喪 を 要 するの<br />

みでなく 単 板 の 歩 止 り 及 び 品 質 に 影 響 する 所 朧 大 であ<br />

り, 欧 米 に 於 いて 磯 んに 行 われてい、るリールによる 報 便<br />

巻 戻 し, 自 重 臓 断 の 方 式 に 移 行 することが 急 鑑 とされて<br />

おり, <strong>本</strong> 年 中 には 我 国 の 琴 工 場 のいくつかはこの 方 式<br />

を 採 用 することは 確 実 である。 <strong>本</strong> 年 3 月 かような 方 式 の<br />

取 り 得 るロータリ 声 レースが 概 脱 上 の 特 別 播 篭 がとられ<br />

一 一 ー<br />

発<br />

行<br />

<strong>日</strong><br />

<strong>本</strong><br />

<strong>林</strong><br />

<strong>業</strong><br />

<strong>技</strong><br />

<strong>術</strong><br />

<strong>協</strong><br />

<strong>会</strong><br />

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ることになったので,この 傾 向 は 助 長 されることになる’<br />

であろう。<br />

我 国 の 合 板 工 <strong>業</strong> がこん 後 輸 出 産 <strong>業</strong> としてさらに 発 展 し<br />

なければならないこ.とは 当 然 であり,そのためには 調 整<br />

組 合 設 立 後 と 雛 も,こん 後 益 を 機 械 設 備 の 合 理 化 近 代 化<br />

をはかり,それによって 品 質 の 向 上 とコストの 低 下 をば<br />

かってゆかなければならないことば 勿 論 である。<br />

生 産 <strong>技</strong> <strong>術</strong> 的 に 見 てもあらゆる 部 門 に 於 いて 工 程 の 合 理<br />

化 のための 研 究 が 盛 んに 行 われているが, 現 在 の <strong>技</strong> <strong>術</strong> 研<br />

究 の 中 心 をなすものほ 品 質 管 理 <strong>技</strong> <strong>術</strong> であり, 個 左 の 生 産<br />

<strong>技</strong> <strong>術</strong> 研 究 は, 如 何 にして 安 定 した 製 品 の 最 却 Ⅸ 率 を 収 め<br />

るかに 集 約 されており, 統 計 的 手 法 が 取 り 入 れられつつ<br />

ある。この <strong>技</strong> <strong>術</strong> がある 程 度 の 水 準 iこ 達 した 時 , 合 板 工 <strong>業</strong><br />

も 近 代 工 <strong>業</strong> とさらに 発 展 する 基 礎 を 固 め 得 るであろう。<br />

<strong>日</strong> <strong>本</strong> 合 板 調 整 組 合 の 今 後 の 運 営 についても 困 難 な 問 題<br />

が 少 くない。 勿 論 調 整 組 合 設 立 の 目 的 である 価 絡 の 安 定<br />

を 期 待 し 得 る 調 整 内 容 がなければならない。 又 それが 将<br />

来 の 工 <strong>業</strong> の 近 代 化 を 阻 害 し,・ 世 界 の 進 歩 の 大 勢 に 遅 れる<br />

ものであってばならない。これによって 新 設 を 制 限 され<br />

た 設 備 において,その 研 究 と 進 歩 が 停 滞 することはある<br />

程 度 やむを 得 ないが,それを 最 少 限 に 止 めなければなら<br />

ない。これらを 調 整 して 企 <strong>業</strong> 並 びに 産 <strong>業</strong> に 重 大 な 影 響 を<br />

与 えることなく 調 整 の 効 果 を 発 揮 せしめることが 必 要 で<br />

あり,そのために 最 も 必 要 なことは <strong>業</strong> 界 の 団 結 であり,<br />

企 <strong>業</strong> 者 の 良 識 によって <strong>協</strong> 力 してこの 不 況 事 態 をのり 到 る<br />

心 櫛 えが 調 識 且 合 の 成 否 を 決 する 鍵 である。<br />

50 年 の 歴 史 を 有 する 合 板 <strong>業</strong> 界 は 過 去 幾 多 の 難 問 題 を<br />

<strong>業</strong> 界 の <strong>協</strong> 力 と 良 識 によって 打 開 し,その 度 にさらに 大 き<br />

く 発 展 して 来 た。 最 近 の 諸 問 題 も 従 来 と 同 様 に <strong>協</strong> 力 によ<br />

ってこれが 解 決 せられば 将 来 えの 貴 重 な 礎 石 となるであ<br />

ろう。またこれが 現 在 の 合 板 生 産 <strong>業</strong> 者 全 体 に 課 せられた<br />

最 も 緊 要 な 課 題 である。<br />

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