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日 本 林 業 技 術 協 会

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堀 岡 : <strong>日</strong> <strong>本</strong> <strong>林</strong> 学 <strong>会</strong> 大 <strong>会</strong> 鑑 よび <strong>日</strong> <strong>本</strong> 木 材 学 <strong>会</strong> より 嚇 産 関 係 )<br />

一<br />

~<br />

0<br />

7<br />

~<br />

取 り 出 すことに 成 功 し, これを 修 酸 脱 炭 酸 酵 素 と 名 付<br />

け,その 性 質 , 利 用 途 時 に 微 遼 の 膠 酸 の 定 量 , 防 腐 擬 椎<br />

との 関 連 等 につき 述 べた。<br />

木 材 組 織 の 霞 子 顯 微 鏡 による 研 究 一 主 としてイボ 状 構<br />

造 と 紋 孔 閉 鎖 膜 の 構 造 について( <strong>林</strong> 試 ) 原 田 木 鯛 、 織<br />

特 に 細 胞 膜 の 微 細 構 造 的 な 特 質 を 明 かにする 目 的 から,<br />

(1) 仮 導 管 繊 維 の 細 胞 膜 の 構 造 特 に 膜 層 中 のミクロブイ<br />

ブリル 排 列 ,(2) 針 葉 樹 仮 導 管 のイポ 状 鱗 造 ,(3) 針 , 広<br />

蕊 劉 材 の 絞 孔 閉 鎖 膜 の 構 造 について 測 定 法 を 述 べた 後 ,<br />

スライドによって 詳 細 に 説 明 を 行 った。<br />

受 笈 講 演 <strong>会</strong> が 終 って,シンポジウムにおいて 討 議 すべ<br />

き 問 題 および 形 式 について 懇 談 が 行 われた。<br />

午 後 同 一 <strong>会</strong> 場 で <strong>日</strong> <strong>本</strong> 木 材 学 <strong>会</strong> の 総 <strong>会</strong> が 開 かれ,さらに<br />

引 縦 いて,「 戦 後 の 木 材 に 関 する 物 理 化 学 研 究 の 展 望 」<br />

と 題 した 特 別 識 演 が 次 の 諸 氏 により 行 われた。<br />

木 材 物 理 化 学 の 体 系 ( <strong>林</strong> 試 ) 田 窪 , 木 材 による 気 体 の<br />

吸 着 とくに 吸 湿 について( 同 ) 堀 池 , 木 材 の 収 縮 , 膨 潤<br />

電 気 的 性 質 ,アイントープの 研 究 ( 同 ) 古 谷 , 木 材 樋 造<br />

の 物 理 化 学 的 研 究 ( 同 ) 横 田 称 産 関 係 の 研 究 発 表 の 内<br />

容 を 述 べることとする。 宮 崎 県 <strong>日</strong> 野 の 化 石 木 材 ( 宮 崎 大<br />

農 ) 重 松 . 大 塚 同 県 下 の 洪 穣 層 中 には 亜 炭 ( 化 石 木 材 )<br />

の 埋 蔵 が 多 く,これ 等 の 樹 種 は 現 存 のもので 洪 積 世 (1<br />

~100 万 年 前 )でも 今 と 大 した 差 異 がない。 木 材 並 びに 樹<br />

木 の 分 光 化 学 的 研 究 ( 第 8 報 ) 木 材 の 発 光 スペクトルに<br />

及 ぼす 含 有 元 素 間 の 相 互 作 用 について( 岡 山 大 農 ) 畔 柳 .<br />

石 川 木 材 中 の 含 有 元 素 量 と 発 光 スペクトル 中 の 輝 線 強<br />

度 の 関 係 を 調 べ, 皮 部 螢 光 による 木 材 識 別 について( <strong>日</strong><br />

<strong>本</strong> <strong>林</strong> 産 <strong>技</strong> <strong>術</strong> ) 三 宅 ( 東 農 工 大 ) 川 口 ウルシ,トウヒ,<br />

モミの3 種 類 について 研 究 し, 樹 木 の 回 施 性 について<br />

( 第 5 報 )S-Z 型 の 一 回 施 方 向 がはじめから 一 定 し<br />

ないー 場 合 ,( 信 州 大 震 ) 大 倉 回 旋 現 象 の 二 元 説 の<br />

論 拠 とするため 自 生 ニワトコ15 株 の 主 枝 の 調 査 結 果 を<br />

述 べ, 高 知 県 コウヨウザンの 研 究 ( 第 2 報 ) 材 質 につい<br />

て( 高 知 大 農 ) 福 田 . 村 山 清 水 営 <strong>林</strong> 署 管 内 の21 年 生<br />

の 造 澗 地 から2 <strong>本</strong> の 標 準 木 をとり, 各 種 の 強 さばスギに<br />

比 して10% 内 外 劣 っている。 <strong>本</strong> 邦 産 針 葉 樹 材 のカード<br />

式 識 別 法 について 瞬 試 ) 小 <strong>林</strong> 材 の 解 剖 学 的 性 質 を 特<br />

徴 とする 識 別 用 カードを 紹 介 し,コルクの 理 化 学 的 性 質<br />

に 関 する 研 究 ( 第 1 報 )コルクの 細 胞 構 造 と 物 理 的 性 寅<br />

について( 岡 山 大 農 ) 畔 柳 比 重 および 熱 伝 導 率 につい<br />

て 測 定 し, 中 部 地 方 における 人 工 植 栽 スギ 材 の 生 長 状 況<br />

と 理 学 的 性 質 との 関 係 ( 第 1 報 )( 岐 阜 大 農 ) 矢 沢 , 深<br />

沢 生 長 経 過 鐙 よび 含 水 率 の 分 布 状 態 を 調 査 し, 木 材 の<br />

吸 湿 ( 第 8 報 ) 拡 散 係 数 について( 京 大 農 ) 山 田 . 福 田<br />

ブナ 材 について 吸 湿 量 の 時 間 的 経 過 を 直 接 秤 塗 法 によ<br />

り 測 定 して, 吸 着 および 脱 着 の 拡 散 係 数 の 含 水 率 依 存 性<br />

を 解 析 し, 木 材 の 落 込 の 研 究 ( 第 2 報 )( 名 大 農 ) 小 出 ・<br />

浅 野 収 縮 , 膨 潤 , 加 圧 変 形 等 につき 試 験 し, 木 材 の 収<br />

縮 膨 脹 に 関 する 異 方 性 の 原 因 について( 第 8 穀 )( 京 大<br />

農 ) 中 戸 ・ 梶 田 , 春 , 秋 材 の 誘 電 性 スギ,カラマツの<br />

春 , 秋 材 夫 友 の 誘 電 率 および 誘 電 体 損 を 同 一 試 料 の 径 切<br />

両 方 向 について 測 定 し, 有 用 樹 種 收 縮 現 象 の 特 異 性 に 関<br />

する 研 究 ( 第 3 報 )( 新 潟 大 晨 ) 北 村 群 馬 県 産 のヒメ<br />

コマツについて 測 定 し, 縦 圧 縮 荷 重 と 木 材 電 気 抵 抗 ( 愛<br />

媛 大 農 ) 猪 瀬 マツ 材 について 比 例 限 鹿 迄 においてほ,<br />

応 カー 歪 の 関 係 が 変 化 するに 従 って 応 カー 電 気 伝 導 も 変<br />

化 することを 明 らかにし, 木 材 の 動 的 弾 性 率 及 び 圧 電 率<br />

の 年 代 経 過 による 変 化 ( 小 <strong>林</strong> 理 研 ) 深 田 ・ 安 田 ( 西 京 大<br />

農 ) 小 原 ・ 岡 <strong>本</strong> 振 郵 勺 方 法 によって, 動 的 ヤング 率 ,<br />

振 動 損 失 , 圧 電 率 の 測 定 を 行 い, 古 材 の 研 究 ( 第 20 報 )<br />

発 堀 材 の 組 成 ( 西 京 大 農 ) 小 原 埋 没 材 の 組 成 の 分 解 の<br />

過 程 は, 針 葉 樹 と 広 葉 樹 との 間 に 相 違 があって, 広 葉 樹<br />

のセル 戸 一 ズは 針 葉 樹 よりも 著 しく 速 かに 崩 壊 すること<br />

が 知 られ, 古 材 の 研 究 ( 第 21 報 ) 古 材 および 熱 処 理 材<br />

における 組 成 の 変 化 の 比 較 (n) ( 西 京 大 農 ) 小 原 ・ 岡<br />

<strong>本</strong> ・ 重 松 セルローズの 分 解 について 述 べると, 水 分 の<br />

存 在 する105°Cの 場 合 と 水 分 の 存 在 するユ30。Cの 処 理<br />

の 場 合 は, 是 等 の20~30 倍 の 速 度 を 示 すことを 知 った。<br />

携 み 振 動 による 木 材 の 動 的 弾 性 係 数 の 測 定 について( 岩<br />

手 大 農 ) 松 <strong>本</strong> ・ 角 館 周 波 数 可 疫 の 電 気 的 発 振 器 を 願<br />

い, 共 振 周 波 数 を 求 め 弾 性 係 数 を 算 定 し, 常 に 動 的 の 方<br />

が 静 的 の 場 合 よりも10~20% 犬 なる 値 を 示 し, 北 海 道<br />

ナラ 材 の 材 質 に 関 する 研 究 ( 北 大 農 ) 石 田 ナヲ 材 の 比<br />

重 , 年 輪 密 度 , 収 縮 率 について 測 定 し, 木 材 の 硬 性 ・ 硬<br />

度 ・カタサ( 三 重 大 震 ) 緒 方 木 材 硬 度 の 試 験 方 法 の 変<br />

遷 を 述 べ, 曲 げ 材 の 応 力 の 弛 みについて( 予 報 )( 九 大<br />

生 産 研 ) 渡 辺 ・ 安 藤 集 成 ア 戸 チ 材 は 予 め 曲 げられて 初<br />

, 応 力 を 有 する 職 造 材 であるから, 曲 げを 受 けた 木 材 の 応<br />

力 の 弛 象 について 予 備 実 験 を 行 った。 接 藩 層 を 有 する 材<br />

の 割 裂 抵 抗 ( 建 築 研 ) 森 ・ 今 泉 接 着 層 の 存 在 による 強<br />

庭 えの 影 響 は 見 られない。 接 着 層 の 吟 味 にば 役 立 つ。<br />

集 成 材 に 関 する 研 究 ( 第 3 報 ) 接 着 材 相 互 の 收 縮 による<br />

破 損 限 歪 値 の 存 在 について( 北 掘 旨 ) 丹 羽 ・ 高 見 接 着<br />

層 には 必 ず 収 縮 応 力 の 集 中 が 起 り, 接 清 層 の 一 部 より 破<br />

壊 が 起 る 点 から, 集 成 材 の 組 合 せには 考 慮 しなければな<br />

らない 点 が 明 らかとなり, 材 質 改 良 に 関 する 研 究 ( 第 7<br />

報 ) 接 着 の 機 構 について(その2)( <strong>林</strong> 試 ) 堀 岡 接 着<br />

剤 の 鯵 透 を 測 定 するために 接 着 剤 の 呈 色 方 法 を 新 たに 見<br />

出 し, 接 着 機 織 の 解 明 につとめ 従 来 のFivelinkstheory<br />

をNinelinkstheryに 展 開 が 可 能 であり, 接 着 困 難<br />

なクス,タブ,シナのアルカリ 処 理 ,アルペン 処 理 の 結<br />

果 等 をスライドにより 発 表 した。<br />

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