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7 位<br />
独 特 な 香 りに 魅 了 魚 汁 麺<br />
Penang Assam Laksa<br />
ペナン アッサムラクサ<br />
マレーシア<br />
8 位<br />
タイ 料 理 の 定 番 スープ<br />
Tom <strong>Yu</strong>m Goong<br />
トムヤムクン<br />
タイ<br />
マレーシア 全 域 で 食 べられている 麺<br />
料 理 。エビなどで 取 ったスープにサバ<br />
やアジのほぐし 身 がたっぷり 入 った、<br />
魚 系 スープに 太 めの 米 粉 麺 が 特 徴 。<br />
味 は 甘 くて、 酸 っぱくて、 辛 い。 香 り<br />
も 独 特 なので、ハマる 人 は 大 好 物 に、<br />
苦 手 な 人 は 箸 を 止 めてしまうという、<br />
好 き 嫌 いの 分 かれる 麺 料 理 でもある。<br />
歴 史<br />
© Shutterstock.com<br />
ラクサは 古 代 ペルシャ 語 で 「 麺 」を 意 味 する 言 葉 が 転 じたものとされる。マレー<br />
シアではマラッカの 中 国 系 移 民 の 子 孫 プラナカンが 伝 えたと 考 えられている。<br />
エビ、マッシュルーム、トマト、レモン<br />
グラス、ガランガル、カフィアライムの<br />
葉 をふんだんに 使 ったタイのスープ。コ<br />
コナッツミルクが 入 った 栄 養 たっぷり<br />
のスープは、 酸 味 、 塩 味 、 辛 味 、 甘<br />
味 が 絶 妙 なバランスでクセになる 味 わ<br />
い。 世 界 三 大 スープの 一 つと 評 される、<br />
タイ 料 理 の 中 で 最 も 有 名 なスープ。<br />
歴 史<br />
© Shutterstock.com<br />
アユタヤ 王 朝 時 代 、フランスの 使 節 団 をもてなすためにタイ 風 のブイヤベースが<br />
考 案 され、 新 鮮 な 川 エビやハーブを 使 ってできたのが 始 まりと 言 われる。<br />
健 康 食 品 から 嗜 好 品 へ、 古 代 の 氷 菓<br />
9 位 10 位<br />
Ice Cream<br />
アイスクリーム<br />
全 国<br />
トマトの 酸 味 とピーナツバターのコクに 舌 鼓<br />
Chicken Muamba<br />
チキンムアンバ<br />
ガボン 共 和 国<br />
古 代 のアイスクリームは、 今 のシャー<br />
ベットのようなものだった。 兵 隊 の 士<br />
気 を 鼓 舞 し、 疲 れた 体 を 元 気 にする<br />
「 健 康 食 品 」として、アラブや 古 代 ギ<br />
リシャ、ローマ、 中 国 で 食 されていた。<br />
この“ 甘 い 氷 菓 ”は 次 第 に 人 々の 心 を<br />
虜 にし、ローマの 英 雄 ジュリアス シー<br />
ザー が 嗜 好 品 として 広 めたとも。<br />
歴 史<br />
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日 本 人 とアイスクリームの 出 会 いは 江 戸 末 期 のこと。 幕 府 が 派 遣 した 使 節 団 が、<br />
訪 問 先 のアメリカで 食 べたのが 最 初 で、その 美 味 しさに 驚 嘆 したという。<br />
中 央 アフリカ 西 海 岸 に 位 置 する、ガボ<br />
ン 共 和 国 の 伝 統 料 理 。 鶏 もも 肉 とト<br />
マトに、ナッツと 炒 めた 玉 ねぎを 加 え<br />
て 柔 らかくなるまで 煮 込 んだシチュー。<br />
鶏 肉 の 旨 味 とトマトの 酸 味 、ピーナツ<br />
バターの 濃 厚 なコクの 組 み 合 わせがク<br />
セになる。 付 け 合 わせには バケットや<br />
サフランライス、ジャガイモがお 薦 め。<br />
歴 史<br />
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ガボンの 料 理 は 隣 接 したカメルーンやコンゴの 食 文 化 に 似 ている。フランス 植 民<br />
地 時 代 の 影 響 から、フランス 人 が 運 んできたパンやパスタもよく 食 べる。<br />
11 位<br />
柔 らかい 牛 肉 と 豊 かな 風 味 がたまらない<br />
Rendang<br />
ルンダン<br />
インドネシア<br />
12 位<br />
ピリッと 辛 い 香 辛 料 の 風 味 がクセになる<br />
Piri-Piri Chicken<br />
ピリピリチキン<br />
モザンビーク<br />
牛 肉 とスパイス、ココナッツミルク、<br />
レモングラスなどを 長 時 間 煮 込 んだ 肉<br />
料 理 。10 種 類 以 上 の 香 辛 料 が 織 りな<br />
す 絶 妙 なハーモニーが 濃 厚 な 味 わいを<br />
生 み 出 す。 古 代 より 香 辛 料 貿 易 で 栄 え<br />
たインドネシアの、 長 年 培 ったスパイ<br />
スの 伝 統 で 生 まれた 料 理 。 濃 厚 な 味<br />
わいと、ご 飯 との 相 性 が 抜 群 。<br />
歴 史<br />
起 源 は 14 ~ 16 世 紀 。 海 を 渡 ってきたインド 人 が、スマトラ 島 西 部 、ミナンカ<br />
バウ 地 域 に 定 住 し、そこで 食 べられたものが 始 まりと 言 われている。<br />
© Shutterstock.com<br />
ピリピリとは、スワヒリ 語 で「 唐 辛 子 」<br />
や「 胡 椒 」などの 香 辛 料 を 指 す 言 葉 。<br />
スパイスで 味 付 けしたチキンに、さ<br />
らに 辛 いソースをかけるポルトガル 料<br />
理 。 南 アフリカのレストランチェーン<br />
N a n d o's が 開 発 したメニュー。インド、<br />
マカオに 至 るポルトガルの 香 辛 料 貿<br />
易 の 航 路 が 生 んだ 料 理 。<br />
歴 史<br />
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大 航 海 時 代 、 香 辛 料 貿 易 の 経 由 地 だったアフリカ 大 陸 に 唐 辛 子 が 持 ち 込 まれ、<br />
やがて、アフリカで 作 られるピリピリを 使 ったチキンがポルトガルに 伝 わった。<br />
13 位<br />
米 、 小 麦 とともに、 主 食 として 食 べら<br />
れる 世 界 三 大 穀 物 の 一 つ。アメリカ 大<br />
陸 原 産 。15 世 紀 末 にコロンブスがア<br />
メリカ 大 陸 からヨーロッパに 持 ち 帰 り、<br />
世 界 に 広 まった。 先 端 から 生 えている<br />
ヒゲと 同 じだけ 粒 がある。また、 成 長<br />
する 過 程 でそれぞれの 粒 が2つに 分 裂<br />
するため、 粒 の 数 は 必 ず 偶 数 になる。<br />
歴 史<br />
年 間 生 産 量 世 界 一 の 主 食<br />
Corn on the Cob<br />
トウモロコシ<br />
全 世 界<br />
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一 説 では、メキシコやグアテマラなどの 中 南 米 が 原 産 地 だとも 言 われている。<br />
野 生 のトウモロコシが 見 つかっていないため、 明 確 には 起 源 が 分 かっていない。<br />
14 位<br />
ドーナツの 原 型 はオランダ 菓 子 のオ<br />
リーボル (Oliebol) とされている。17<br />
世 紀 頃 、 揚 げたボール 状 の 小 麦 粉 、<br />
砂 糖 、 卵 で 作 った 発 酵 生 地 にクルミを<br />
乗 せ、 祭 典 に 用 いられていた。1870<br />
年 代 に、ドーナツカッターの 機 械 化 に<br />
よって 大 量 生 産 が 可 能 になり、 第 一 次<br />
大 戦 中 の 米 兵 の 間 で 大 人 気 となった。<br />
歴 史<br />
オランダ 生 まれの 甘 い 揚 げパン<br />
Donuts<br />
ドーナツ<br />
アメリカ<br />
© Shutterstock.com<br />
1 9 世 紀 半 ば に 、アメリカ 人 の 船 乗 り ハンソン グレゴリー が 、 母 親 の 作 ったドー<br />
ナツが 生 焼 けだったため、 火 の 通 りを 良 くするために 穴 を 開 けたことが 始 まり。<br />
SAN DIEGO YU-YU NOVEMBER 1, <strong>2022</strong> 11