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放射光科学研究施設・光源リング トップアップ入射に係る放射線 ... - KEK

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CR: 求める空気中濃度(Bq/cm3) A: 使用する RI の 1 日最大使用数量(Bq)<br />

ε: RI の飛散率<br />

VR: 作業室の排気量(m3/時) T: 1日の使用時間(時)<br />

非密封RI を作業室で使用する時、最も排気量の少ないRI処理室3(表 34参照)でその空気中濃度が濃度限<br />

度を越えなければ、すべての作業室において基準を逸脱することはないので、RI処理室3の排気量 VR = 44<br />

m3/時を用いて計算する。 また排気口における空気中濃度(CF)は、以下のように表される。<br />

CF = A・ε・(1-εc )・( VF×106×T) -1 (6)<br />

CF: 排気口における空気中濃度(Bq/cm3) εc: フィルターによる捕集効率<br />

VF: 施設全体の排気量(4,000m3/時) 図 28に示す施設全体排気量は 4,204 m3/時であるが、(6)式による排気口における空気中濃度の計算では、 VFの値は安全側に4,000 m3/時を用いる。放射線障害防止法が定める空気中濃度限度は、1週間についての 平均濃度が告示別表第2第4欄に示される値である。また排気に係わる障害防止法の濃度限度は3月間につい<br />

ての平均濃度が別表第2第5欄に示された値である。(5)(6)式に示す8時間についての平均濃度が濃度限度以<br />

下なら、1週間、3月間についても以下となる。RI は別表第1に記載されているものの中で最も濃度限度の厳し<br />

い化学形をとっていると仮定し、計算した。(5)(6)式により計算した空気中濃度の、放射線障害防止法が定める<br />

濃度限度値に対する割合を表 35に、濃度限度の値とともに示した。<br />

まず1種類のRI だけを使用する場合、表 35 に示した濃度限度に対する割合はすべての核種について1以<br />

下であり、濃度限度を逸脱することはない。また複数のRI を同時に使用する場合は、A、B、C各グループの中<br />

で、最も濃度限度に対する割合の大きいRI を、それぞれ1日最大使用量使用する場合を想定することにする。<br />

このとき濃度限度を逸脱しなければ、前に述べたRI の使用方法をとる限り、いかなる使用形態でも濃度限度を<br />

逸脱することはない。表 35 に示すように、Aグループでは 35Sが、作業室内、排気口ともに最も割合の高いRI<br />

である。また、Bグループでは 44Tiが作業室内で、 32Siまたは 44Tiが排気口で最も割合の高いRIとなる。Cグル<br />

ープでは、 60Coまたは 125Iが作業室内で、 125Iが排気口で、それぞれ最も割合の高いRIである。これらの1日最<br />

大使用量を使用する場合、濃度限度に対する割合の和が1を超えなければ濃度限度を逸脱しない。表 35に合<br />

計の濃度限度に対する割合を示す。<br />

表 35 作業室内、排気口での濃度限度に対する比<br />

Aグループ Bグループ Cグループ 合計<br />

作業室内 5.3×10 -2 ( 35S ) 3.5×10 -3 ( 44Ti) 1.1×10 -2 ( 60Coまたは 125I) 0.068<br />

排気口 1.3×10 -3 ( 35S ) 1.2×10 -4( 32Siまたは 44Ti) 1.5×10 -3 ( 125I ) 0.0029<br />

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