平成 22 年度業務実績報告書 - JETRO

組 状 況 等 について 議 論 を 行 いました。 特 に、22 年 度 においては 前 回 のアウトカム 向 上 委 員 会 で
出 された 課 題 や 指 摘 事 項 等 に 対 し、 次 回 の 委 員 会 で 必 ず 対 応 状 況 を 報 告 するよう 徹 底 するとと
もに、 更 なるサービスの 向 上 、 業 務 改 善 につなげるべく、 役 立 ち 度 調 査 の 結 果 で 最 上 位 項 目 比
率 が 全 体 の 3~5 割 を 下 回 った 事 業 について、 改 善 の 方 策 などについて 報 告 を 求 め、 業 務 改 善
をはかりました。
※ 理 事 長 をヘッドに 役 員 会 メンバー( 全 役 員 および 本 部 各 部 部 長 、アジア 経 済 研 究 所 研 究 企 画 部 長 他 )を
委 員 とし、 四 半 期 毎 に 業 務 の 实 績 と 評 価 、 業 務 運 営 上 の 課 題 、サービス 利 用 者 からの 意 見 等 について 組
織 横 断 的 な 情 報 共 有 と 対 応 の 検 討 を 行 う。
〔22 年 度 事 業 内 容 に 関 するアウトカム 向 上 委 員 会 開 催 实 績 〕
第 1 回 : 平 成 22 年 7 月 21 日 、 第 2 回 : 平 成 22 年 11 月 8 日 、 第 3 回 : 平 成 22 年 2 月 18 日
第 4 回 : 平 成 23 年 4 月 22 日
【 改 善 事 例 1】 内 部 統 制 (リスク 管 理 等 )に 係 る 対 応
前 年 度 のアウトカム 向 上 委 員 会 において、「ジェトロにおける 内 部 統 制 のあり 方 とその 具 体 的 取 組 方
法 」について 議 論 を 行 い、 全 組 織 的 に 有 するリスクを 網 羅 的 に 洗 い 出 した 上 で、 各 リスクの 認 識 度 を 評
価 するリスク 評 価 シートを 作 成 、これらのリスクを 発 生 可 能 性 および 影 響 度 の 大 小 に 応 じて 整 理 し、リ
スクの 分 布 を 可 視 的 に 把 握 するためリスクマップを 作 成 しました。その 中 の 一 つとして、 中 小 企 業 との
接 点 がこれまで 以 上 に 増 大 することが 想 定 される 中 、 様 々な 顧 実 から 寄 せられるクレームに 適 切 に 対 応
する 必 要 があることを 確 認 しました。これを 踏 まえ、22 年 度 は 組 織 全 体 のサービス 向 上 を 図 ることを 目
的 に、23 年 3 月 にクレーム 対 応 時 に 留 意 すべきポイントを 解 説 する 職 員 向 け 研 修 を 实 施 しました。また、
上 記 リスク 評 価 の 結 果 認 識 されたリスク 対 応 として、 海 外 ナショナルスタッフを 含 む 全 役 職 員 に 社 内 ル
ールを 周 知 徹 底 することが 重 要 との 認 識 を 共 有 したことから、 倫 理 規 程 、 個 人 情 報 保 護 規 程 、 情 報 セキ
ュリティ 規 程 、 法 人 文 書 管 理 規 程 など、 計 40の 主 要 な 規 程 類 と9つのマニュアルの 翻 訳 ( 英 語 、スペイ
ン 語 ) 版 を 作 成 し、 外 国 語 版 規 程 類 集 として 海 外 事 務 所 に 配 布 しました。
さらに、22 年 度 第 1 回 アウトカム 向 上 委 員 会 にて、 監 事 より「コンプライアンスの 自 己 点 検 の 中 で、
共 通 的 な 課 題 や 陥 りやすいトラブル、 大 きなリスクになりそうなものが 出 てくると 思 うので、そうした
点 について 職 員 に 対 し 直 接 働 きかける 研 修 を 企 画 して 实 施 してほしい」との 指 摘 があったことを 踏 ま
え、コンプライアンスの 徹 底 を 図 るべく、3 月 から 6 月 にかけて 部 署 卖 位 でそれぞれの 業 務 内 容 に 応 じ
た 調 達 ・ 契 約 業 務 に 関 わる 説 明 会 を 開 催 しました。また、 内 部 統 制 の 重 要 性 やコンプライアンスの 徹 底
について 定 期 的 に 認 識 の 強 化 を 図 るため、 国 内 外 への 赴 任 者 研 修 、9 月 ~12 月 に 行 われた 階 層 別 研 修 ( 基
礎 パス、 課 長 代 理 候 補 者 、 課 長 代 理 、 管 理 職 候 補 者 、 管 理 職 )など、 様 々な 機 会 を 活 用 し、 内 部 統 制 と
コンプライアンスに 関 する 研 修 を 行 いました。
【 改 善 事 例 2】 役 立 ち 度 調 査 結 果 の 分 析 を 通 じた 業 務 改 善
海 外 調 査 部 が 实 施 したジェトロ 世 界 貿 易 投 資 報 告 セミナー(22 年 10 月 、11 月 )やジェトロメンバー
ズセミナー「 円 高 に 備 えた 為 替 変 動 リスク 回 避 策 」(22 年 11 月 、12 月 )の、 役 立 ち 度 調 査 結 果 は 中 期
計 画 上 の 目 標 ( 上 位 2 項 目 7 割 以 上 )を 達 成 したものの、 最 上 位 項 目 が 3 割 を 下 回 ったことを 受 け、そ
の 要 因 分 析 を 行 いました。その 結 果 、セミナー 参 加 者 のニーズに 応 じた 講 演 内 容 の 組 立 が 必 要 といった
分 析 結 果 を 共 有 し、それ 以 降 のセミナー 企 画 ・ 運 営 の 改 善 につながりました。
2. 組 織 横 断 的 な 取 組
【 中 期 計 画 】
・ 本 部 、アジア 経 済 研 究 所 、 国 内 事 務 所 、 海 外 事 務 所 間 で 情 報 の 円 滑 な 流 通 ・ 有 機 的 連 携 の 向 上
に 努 める。
・ 組 織 のあり 方 について、 事 業 の 効 率 的 な 実 施 が 可 能 な 組 織 設 計 に 取 組 む。
・ 研 究 所 の 有 する 能 力 を 最 大 限 発 揮 するため、 種 々の 研 究 課 題 に 柔 軟 に 対 応 する。また、 研 究 者
を 地 域 別 、 分 野 別 にグループ 分 けし、 途 上 国 を 巡 る 諸 問 題 について 情 報 共 有 を 推 進 し、 研 究 者
の 共 通 認 識 を 高 める。
(1) 時 代 の 要 請 に 応 えた 組 織 横 断 的 な 取 組
1 東 日 本 大 震 災 への 対 応
23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 により 大 きな 被 害 を 受 けた 地 元 企 業 、 業 界 、 自 治 体
等 に 対 し、 総 力 をあげた 支 援 を 行 うべく、3 月 31 日 に「 震 災 復 興 支 援 臨 時 対 策 本 部 」( 本
部 長 : 理 事 長 、 事 務 局 : 総 務 部 )を 設 置 しました。 具 体 的 には、 国 内 企 業 の 対 応 状 況 の 情
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