San Diego Yu Yu, September 16, 2017

16 SAN DIEGO YU-YU SEPTEMBER 16, 2017
「 体 調 が 変 化 しても 住 み 続 けられるのか?」
公 共 型 = 安 いが 待 機 期 間 が 長 い 民 間 型 = 種 類 豊 富 なサービス 内 容
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高 齢 者 向 け 介 護 施 設 の 種 類
日 本 の 高 齢 者 向 け 施 設 は 多 種 多 様 で、 設 備 やサービス 内 容 、 料 金
などによってさまざまな 種 類 や 特 徴 があります。おおまかには、「 公 共
型 施 設 」と「 民 間 型 施 設 」に 分 かれます。 要 介 護 度 と 医 療 依 存 度 に
よる 高 齢 者 施 設 の 大 体 の 目 安 を 右 上 の 図 で 確 認 いただけます。また、
右 下 の 表 で、 介 護 施 設 の 費 用 の 目 安 や 入 居 条 件 を 比 較 できます。
■ 介 護 保 険 の「 施 設 サービス」を 利 用 できる「 公 共 型 」
公 的 施 設 は、 国 や 地 方 公 共 団 体 、 社 会 福 祉 法 人 などが 運 営 してい
る 介 護 施 設 です。「 特 別 養 護 老 人 ホーム ( 特 養 )」「 介 護 老 人 保 健 施 設
( 老 健 )」、「ケアハウス」など、 国 が 補 助 金 を 出 して 設 立 されている
ことから、 入 居 費 用 や 月 額 利 用 料 などが 抑 えられており、 生 計 状 況
によっては 補 助 を 受 けることもできます。しかし、 公 的 施 設 はその 費
用 の 安 さから 待 機 人 数 が 多 く、 入 居 まで 時 間 がかかります。
これらの 公 的 施 設 では、 介 護 保 険 の「 施 設 サービス」を 利 用 でき
ます。 施 設 サービス 費 の 自 己 負 担 分 (1 割 または 2 割 )に、 居 住 費 、
食 費 、 日 常 生 活 費 を 加 えたものが 施 設 でかかる 費 用 総 額 となります
が、 居 住 費 と 食 費 の 水 準 額 、そして、 所 得 や 資 産 に 応 じた 自 己 負 担
額 の 上 限 が 定 められていますので、 安 い 費 用 で 済 みます。
● 特 別 養 護 老 人 ホーム( 特 養 ) 公 共 型 要 介 護 3 以 上
介 護 度 が 高 く 自 宅 での 介 護 ができない 人 向 けの 施 設 。 終 身 利 用 でき
て 費 用 が 安 いため、 多 くの 施 設 で 200 〜 300 人 の 待 機 者 がいる。
● 介 護 老 人 保 健 施 設 ( 老 健 ) 公 共 型 要 介 護
在 宅 復 帰 を 目 標 にリハビリを 行 う 施 設 。 入 居 期 間 は3か 月 以 内 。 自
宅 と 病 院 の 中 間 的 施 設 として、 手 厚 い 医 療 ケアを 受 けられる。
● ケ アハウス( 軽 費 老 人 ホーム) 公 共 型 要 介 護 3くらいまで
60 歳 以 上 の 身 寄 りのない 方 や、 独 立 して 在 宅 生 活 が 困 難 な 方 向 け
に 低 費 用 で 入 れる 施 設 。「 自 立 型 」「 介 護 型 」の2 種 類 がある。
■ 介 護 保 険 の「 在 宅 サービス」を 利 用 できる「 民 間 型 」
民 間 運 営 の 施 設 は、 主 に 訪 問 介 護 事 業 、 通 所 介 護 事 業 、 医 療 法
人 などが 運 営 しています。 公 的 施 設 に 比 べると 費 用 は 高 くなりがちで
すが、 豊 富 なサービス 内 容 や 職 員 の 数 など、 民 間 ならではの 特 徴 で
差 別 化 を 図 っています。 また、それほど 待 機 人 数 が 多 くないため、 比
較 的 早 く 入 居 できるというメリットもあります。
そして、こうした 民 間 の 有 料 老 人 ホームなどに 入 居 した 場 合 でも、
1 ~ 2 割 の 自 己 負 担 額 で「 在 宅 ( 居 宅 )サービス」を 利 用 することが
できます。 特 に、 特 定 施 設 の 指 定 を 受 けた 介 護 ( ケア ) 付 き 有 料 老
人 ホームでは 「 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 」といって、 施 設 スタッフ
により、 充 実 した 介 護 サービスが 提 供 されています。
● 介 護 付 き 有 料 老 人 ホーム 民 間 要 支 援 〜 要 介 護
介 護 保 険 の 指 定 を 受 けた 老 人 ホーム。 日 常 生 活 において 必 要 な 介
護 サービスが 施 設 職 員 によって 提 供 される。 原 則 、 終 身 利 用 できる。
● 住 宅 型 有 料 老 人 ホーム 民 間 自 立 〜 要 介 護
介 護 サービスが 外 部 の 介 護 事 業 者 によって 提 供 される。 介 護 度 が 高
【 出 典 】 「みんなの 介 護 」はじめての 老 人 ホーム・ 介 護 施 設 ガイド
【 出 典 】 「シニアの 安 心 相 談 室 」 老 人 ホーム・ 介 護 施 設 の 種 類
くなると、 介 護 保 険 の 自 己 負 担 分 では 賄 いきれなくなる。 原 則 、 終 身 利 用 可 能 。
● サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 ( サ 高 住 ) 民 間 自 立 〜 要 介 護
高 齢 者 向 けの 賃 貸 住 宅 。 介 護 福 祉 士 やヘルパーが 常 駐 して 安 否 確 認 と 生 活
相 談 のみを 提 供 する。 介 護 度 が 高 くなると 暮 らせないこともある。
● グループホーム 民 間 要 支 援 〜 要 介 護
認 知 症 と 診 断 された 高 齢 者 が、 少 人 数 で 共 同 生 活 をする 施 設 。 施 設 の 絶 対
数 が 少 なく 待 機 期 間 が 長 い。 医 療 依 存 度 が 高 まると 退 所 しなければならない。
● シニア 向 けマンション 民 間 自 立 〜 軽 介 護
バリアフリー 仕 様 の 分 譲 マンション。 介 護 が 必 要 になった 場 合 には、 外 部
業 者 の「 訪 問 介 護 」や「 通 所 介 護 (デイサービス)」を 利 用 する。