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Flash Player 10.0.32.18 の修正点と改良点
Flash Player 10.0.32.18 には、セキュリティ速報(APSB09-
10)に記載されているセキュリティ機能の強化が含まれています。
このバージョンでは、以下の改良が加えられました。
• Stage パッケージに、新しい読み取り専用プロパティ Stage.wmodeGPU
が追加されました。これにより、ユーザーの環境が GPU
アクセラレーションをサポートしているかどうかをコンテンツで判断できます。GPU
合成モードにするために HTML で WMODE
を「gpu」に設定する場合、これを行えない場合があります。グラフィックハードウェアが条件
を満たしていない場合や、ユーザーがハードウェアアクセラレーションを無効にしている場合な
どにはこれを行えません。Stage.wmode=GPU
は、「true」または「false」によってユーザーマシンでのモードの状態を示します。詳細につい
ては、
このバージョンでは、以下の点について修正が加えられました。
• NetStreamInfo.playbackBytesPerSecond API が H.264
ストリームに関して間違った値をレポートします。(2261844)
• Flash Player 10 では、大きなローカル共有オブジェクト(64k
を超えるもの)が誤って切り詰められます。Flash Player 9 では正常に動作していました。(FP-
1258/2264159)
• FLV がディスクにキャッシュされず、ビデオの再生ヘッドが FLV
ファイルの末尾から読み取りを試みる場合、プレイヤーは FLV
ファイルの不適切な場所からデータを読み取ろうとするため、競合が発生する可能性があります
。(2264925)
• NetStreamInfo
で、ストリームの送受信に関するオーディオの損失レートが誤ってレポートされます。(228320
4)
• ライブの Nellymoser オーディオを使用している場合、1
時間程度が経過するとオーディオが聞こえなくなり、一部のユーザーに不満を与えます。(2320
693)
• Windows 2000 で uninstall_flash_player.exe を実行すると、「プロシージャエントリポイント
GetSystemWow64DirectoryA がダイナミックリンクライブラリ Kernel32.dll
内に見つかりません」というエラーメッセージが表示されて失敗します。(2322910)
• FMS 3.5.2
では、ライブコンテンツメッセージをラップしたコントロールメッセージが採用されました。コ
ントロールメッセージと Flash Player の同期が取れなくなり、NetStream.info.maxBytesPerSecond
が 0 や平均よりも非常に小さい値など、誤った値を生成することがあります。(2323914)
• 大量の表示オブジェクトを動的に作成すると、シャットダウン時にパフォーマンス上の問題が発
生する。(2200134)
• 複数行のテキストをテキストフィールドにペーストすると、ペーストされた文字列から改行が削
除されます。(FP-780、FP-932、2216955)
• 現在、TURN
サーバー経由の接続には初期遅延がいくつかあるため、アプリケーションのパフォーマンスが許
容できないほど低くなっています。この遅延は、TURN サーバー経由の接続を試みる前に内部の
P2P
接続を行う時間を確保するために設定されていました。これにより、外部のサーバーに接続する
際、許容できない不要な遅延が生じていました。このバグの修正により、この遅延は解消され、
RTMFP アプリケーションの応答性が大きく向上します。(2296569)
2009/07/30 Flash Player 10 Release Notes 8/14