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San Diego Yu Yu, June 16, 2023

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ス タ ッフ 閑 談<br />

今 回 のテーマは「ドキドキ/ハラハラ」<br />

▽ 今 年 の WBC「 侍 ジャパン」の 準 決 勝 と 決 勝 は、ドキドキ、ハラハラ、そしてヒリヒリした。 私 は<br />

小 心 者 で、 自 分 が 応 援 する 選 手 やチームのゲームをリアルタイムで 観 戦 することができない。 彼 らが<br />

勝 利 を 収 めた 後 に、 名 場 面 を 繰 り 返 し 観 る。 友 人 にそのことを 話 したところ、 彼 女 の 夫 も 同 じような<br />

傾 向 があるとのこと。 試 合 後 、WBC のハイライトや、 歓 喜 に 沸 く 日 本 全 国 のニュースを 何 度 も 見 返<br />

しているらしい。▽ 50 代 の 8 割 はどこかに 引 っかかるという 健 康 診 断 。 特 に「 再 検 査 」の 結 果 を<br />

聞 くときはドキドキする。 健 康 オタクの 知 人 は 70 歳 から 健 康 診 断 を 受 けないようにしたそうだ。 検<br />

査 の 数 値 に 一 喜 一 憂 するより、 逆 に 健 康 診 断 を 受 けないことが 精 神 衛 生 上 で 良 いとの 考 えのようだ。<br />

▽「 北 朝 鮮 からミサイルが 発 射 されたものとみられます。 建 物 の 中 または 地 下 に 避 難 してください」。<br />

5 年 ぶりに 沖 縄 へ 帰 省 していた 友 人 は、5 月 31 日 の 朝 に 突 如 として J アラート<br />

の 警 報 を 耳 にした。 那 覇 空 港 にいた 彼 女 は、スマートフォンが 一 斉 に 警 報 音 を 鳴<br />

らし、 周 囲 に 響 きわたるサイレンを 体 験 。 皆 が 不 安 げに 見 つめ 合 い、 空 港 のスタッ<br />

フにも 緊 張 が 走 り、 業 務 が 一 時 停 止 したとのこと。 警 報 が 解 除 されたのは 午 前<br />

7 時 過 ぎ。「 初 めて J アラートを 聞 いたけど、ドキドキしたよ」と 友 人 。 万 が 一<br />

のことを 考 えると 不 気 味 だ。 何 だか、 大 変 な 時 代 に 生 きていると 思 った。(NS)<br />

大 型 連 休 を 挟 んで 帰 省 して、 新 幹 線 に 乗 った。 日 本 では 岸 田 首 相 襲 撃 事 件 の 記 憶 も 冷 めやらぬ 中 、<br />

G7 広 島 サミットを 間 近 に 控 え、 対 テロ 厳 戒 態 勢 の 下 で 交 通 機 関 の 取 り 締 まりも 厳 しくなっていた。<br />

私 の 隣 の 座 席 には、レジ 袋 に 包 まれた 不 気 味 な「 何 か」があった。そこに 乗 客 はいない。 空 席 ? そ<br />

れとも 誰 かが 座 席 確 保 の 目 印 として 置 いたのか? まさしく 正 体 不 明 の「 不 審 物 」。5 分 、10 分 、15<br />

分 が 過 ぎても 人 が 戻 ってくる 気 配 はない。 気 になりだすと、 妄 想 が 際 限 なく 頭 の 中 に 広 がっていく。<br />

中 身 は 何 だろう? よもや 危 険 物 ? 触 れたら 爆 発 する? 良 からぬ 憶 測 がエスカレートして、 居 ても<br />

立 ってもいられなくなった。 防 護 服 に 身 を 固 めた 乗 務 警 備 員 が 来 たら 報 告 しようと 決 めていたが、 彼<br />

らもなかなか 現 れない。そのうち「 不 審 物 をお 見 かけの 方 は、 直 ちにご 連 絡<br />

ください」との 車 内 アナウンスが 流 れて、 私 のドキドキ/ハラハラ 度 は M A X<br />

に 達 する。いっそ 座 席 を 離 れようかと 思 ったが、 連 休 中 の 混 雑 から 空 席 が 見<br />

当 たらず、 逃 げ 場 もない。 命 を 落 とす 前 に、 遺 書 となるメモを 妻 宛 てに 書 き<br />

残 そうかとも 考 えた。20 分 も 経 過 した 頃 だった。ガラガラと 耳 障 りな 音 を<br />

さえぎ<br />

立 ててスーツケースを 引 いてきた 大 柄 の 中 年 婦 人 が、 私 の 視 界 を 遮 って 隣 に<br />

座 り、 袋 から 特 大 の 弁 当 を 取 り 出 して 豪 快 に 食 べ 始 めた。(SS)<br />

日 本 に 旅 立 つ 当 日 。ロサンゼルス 発 の 便 に 乗 るため、サンディエゴから L A X へ 車 で 送 迎 してもらうこ<br />

とに。 外 の 景 色 を 眺 めながら、 忘 れ 物 がないか、 頭 の 中 で 確 認 している 私 。パスポート、チェック! グリー<br />

ンカード、チェック! コンタクトレンズ、チェック! 何 度 も 念 を 押 して 大 丈 夫 なはずなのに、ここぞという 時 、<br />

うっかりミスをする 自 分 をよく 知 っているので、 気 は 抜 けない。 確 かに、 大 事 なものはちゃんと 持 ってきて<br />

いる。 安 心 して、 久 しぶりの 日 本 に 思 いを 馳 せる。そろそろ 空 港 に 着 く 頃 、 私 の 斜 め 前 に 座 っていた 弟 が<br />

つぶや<br />

「 僕 、そういえばパスポートがないんだよね」と 呟 いた。 私 は 耳 を 疑 った。「 今 なんて 言 った?」「パスポー<br />

トないの。コピーは 持 ってるけど」と 言 って、カラーコピーされた 紙 をペラリと 私 の 目 の 前 に 差 し 出 してき<br />

た。「パスポートなかったら 出 国 できないよ! いつからないの !?」と 慌 てふためく<br />

ほほえ<br />

き<br />

私 をよそに、 微 笑 む 弟 。いつも 冷 静 沈 着 で 生 真 面 目 な 弟 がしでかす、 失 態 とは 到<br />

底 思 えない 失 態 。 今 さらサンディエゴに 戻 ってパスポートを 探 す 時 間 なんてないし。<br />

どうしよう〜! 心 拍 数 が 一 気 に 上 がりパニックに 陥 る 私 。と、ここで 目 が 覚 めた。<br />

夢 で 良 かった! 起 きてもしばらくドキドキが 止 まらなかった。5 年 ぶりの 日 本 帰 省<br />

が 2 週 間 半 後 。 母 国 で 暮 らす 弟 に、この 夢 の 話 、 絶 対 しようと 思 っている。(RN)<br />

昨 年 、 日 本 に 一 時 帰 国 する 時 、 空 港 で 久 々にドキドキする 出 来 事 が 起 きた。チケットカウンターでチェッ<br />

クインを 済 ませ、セキュリティーゲートも 問 題 なく 通 り、 余 裕 で 搭 乗 ゲートへ 向 かう。チケットにゲートナ<br />

ンバーが 見 当 たらないことが 気 になったが、 日 本 人 もチラホラ 歩 いていたので、 同 じ 方 向 へと 歩 いていき、<br />

▲▲ 航 空 ・ 東 京 成 田 と 表 示 されているゲートに 着 いて、 搭 乗 開 始 までそこで 待 機 していた。 搭 乗 手 続 きが<br />

始 ま り 、チ ケ ット を 見 せ る と 、 係 員 が 大 声 で「 W r o n g T i c k e !」と t 言 い 放 ち、 冷 たく 突 き 放 された。「はぁ !?」<br />

▲▲ 航 空 ・ 東 京 成 田 便 だよね?? よく 見 ると、 便 名 が 違 う! なんてこった! でも、もっと 優 しく 言 ってくれ<br />

てもいいのに〜! とても 恥 ずかしかったが、そんなことも 言 っていられない! すぐに 正 しいゲートに 向 かわ<br />

なければ、 乗 るべき 便 の 搭 乗 手 続 きに 間 に 合 わなくなる。 急 いで2 人 の 娘 と 一 緒 に<br />

ゲートを 探 して 走 った。 遠 くなければいいけれど・・と 願 いながらひたすら 走 った。<br />

たど<br />

今 度 こそ、 私 たちが 乗 るはずの▲▲ 航 空 ・ 成 田 行 きの 搭 乗 口 に 辿 り 着 き、 滑 り 込 み<br />

セーフ! もう 間 に 合 わないかとハラハラした。 子 供 たちも「 日 本 行 けないの〜?」と<br />

泣 きそうになりながらも、 私 と 一 緒 に 頑 張 って 走 ってくれた。ありがとう、 娘 たち。<br />

今 年 は 間 違 いがないように、しっかりとゲート 番 号 を 確 かめるからね。。(SU)<br />

44 SAN DIEGO YU-YU JUNE <strong>16</strong>, <strong>2023</strong><br />

この 春 、 南 米 から 帰 路 に 就 く 飛 行 機 に 搭 乗 した 際 に、かなり 揺 れた。 私 はしょっちゅう 旅 客 機 に 乗 っ<br />

ているが、これほどの 揺 れは 久 しぶりだ。 同 行 の 友 達 は、 墜 落 するのではないかとハラハラしている。<br />

ところが、この 私 。 飛 行 機 はちょっとやそっとの 揺 れくらいでは 決 して 落 ちないことを、ある 航 空 会 社<br />

のキャプテンから 聞 いて 知 っている。 故 に、ハラハラもしない。ああ、つまらない。たまにはドキドキ<br />

したり、ハラハラしたい! そんな 感 情 と 出 会 うのも 人 生 のスパイスとしてウエルカムなのになぁ・・。<br />

人 間 、 歳 を 重 ねてくると、 酸 いも 甘 いも 噛 み 分 けてきているので、そうそう 胸 がドキドキしたり、ハラ<br />

ハラしたりする 機 会 が 少 なくなる。 私 のこれまでの 人 生 は“スーパー 波 乱 ”と 呼 べるもので、 他 人 がな<br />

かなか 経 験 しないような“ 高 波 ”を 何 度 も 乗 り 越 えてきた。そのおかげ?で、 私<br />

の 神 経 が 図 太 くなっているせいもあるだろうが、 近 年 、いつドキドキ / ハラハラ<br />

しただろうかと 考 えなくてはいけないほどだ。う〜む。と 考 えていたら、あった、<br />

あった、ドキドキが。「 新 生 活 は 宝 物 。これから 始 まるドキドキもハラハラも 一<br />

つ 一 つが 宝 物 。 心 が 動 き 始 めたら、さあ 新 しい 宝 物 を 探 しに 行 こう」。これ、な<br />

んとドキドキするフレーズだろう。 実 は、コロナワクチン、ファイザー 社 のコマー<br />

シャル。 最 後 にスポンサー 名 が 明 かされるまで、 違 う 形 でドキドキしたわ。(Belle)<br />

今 までずっと 中 古 車 に 乗 ってきた。 各 車 それぞれの 走 りがとてもユニーク!( 良 く 言 えばね 笑 )。<br />

そして 全 てがドキドキ・ハラハラもん 笑 。「Ford Escort 1984」: 人 生 初 の 車 。マニュアル 車 で、<br />

1 1 1<br />

サンフランシスコの 坂 道 発 進 がムズいと 知 らず 笑 、 道 中 エンスト、 見 知 らぬ 人 にケーブルを 貸 し<br />

てもらう 笑 。「Jetta 1988」:ティフアナの 渋 滞 国 境 に 並 ぶとエンストするので、 後 ろの 車 に「ぶ<br />

つけながら 押 してね」と 頼 む 笑 。「Dodge Colt 1986」: 雨 が 降 るとエンスト 笑 。 雨 が 止 んで 車<br />

が 乾 くと 運 転 続 行 可 ( ナゾ )。「Kalman Gear 1972」:ピンク 色 のコンバーチブル、とにかく 目<br />

立 つ 笑 。ラホヤの 急 坂 は1 速 運 転 のみ 笑 。 足 元 に 穴 ありなので、 地 面 丸 見 え 笑 。「Alfa Romeo<br />

1 1 1 1<br />

Milano 1988」:フリーウェイで 2 速 でも100 マイルに 到 達 するはっええ車 。<br />

「VW Bus 1977」:キャンパー 仕 様 。 今 の 時 代 、あったらいいよねぇ〜。「Ford<br />

F-150 1987」: 足 がギリ、クラッチに 届 く、ギアが 横 向 き 仕 様 のデカいトラッ<br />

ク。 運 転 大 変 笑 。「Dodge Ram Van 1980」:ドラマ「Dr. チョコレート」 車 。<br />

ハ ヤ<br />

今 流 行 りの 車 ってこと 笑 。 後 ろ 窓 だけなので、バック 要 注 意 。「Dodge Ram」<br />

以 外 は マ ニ ュ ア ル 車 。 車 遍 歴 が あ り す ぎ て 、 書 き 切 れ ん!! 笑 。 続 き は 飲 み 屋 で!<br />

あやも なつき みほし<br />

( 会 えるかな —? 笑 )。( りさ 子 と 彩 雲 と 那 月 と 満 星 が 姪 )

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