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講義要綱 PDFファイル【冊子版】※2013/3/11現在 - 慶應義塾大学-塾生HP

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共通授業科目<br />

型社会」や「地球温暖化」として語られる問題の構造を理解するこ<br />

とを通じて社会学の発想を身につけ,社会が抱える課題の発見や課<br />

題の整理ができるようにする。<br />

テキスト(教科書):<br />

『環境行動の社会心理学-環境に向き合う人間のこころと行動』広瀬<br />

幸雄(編著) 北大路書房2008年 ISBN978-4-7628-2594-1<br />

社会学Ⅱ 2 単位(秋学期)<br />

意味とイメージの社会学<br />

【文経法商医理薬】<br />

【文経法商医理薬】<br />

【文経法商医理薬】<br />

【文経法商医理薬】<br />

近森 高明<br />

授業科目の内容:<br />

人間は《意味》の世界に生きており、その一貫性と整合性を保持<br />

しようと、日々さまざまな努力を(なかば意識しないかたちで)お<br />

こなっている。《意味》の世界に穴が開いたり矛盾が生じたりする<br />

と、人間はとたんに不安になる。理解可能な意味や、慣れ親しんだ<br />

イメージで埋め尽くされた世界にこそ、人間は安住しようとするの<br />

だ。興味深いことに、こうした人間の性向はときに非合理的で逆説<br />

的な現象を生みだす。現実よりもイメージのほうに「リアルさ」を<br />

感じてしまったり、自分のおこないを無理にでも正当化してしまっ<br />

たり、ついものごとの「裏」を読み過ぎてしまったりするのである。<br />

意味にこだわる人間には、こうしたパラドックスが必然的にともな<br />

うのだが、じつはそのパラドックスこそが人間の豊かな生を支えて<br />

もいる。予言の自己成就、擬似イベント、ダブル・バインド、認知<br />

的不協和、動機の語彙、等々の社会学的な概念や命題に触れながら、<br />

意味やイメージの問題をめぐるパラドキシカルな人間の本性につい<br />

て考察してみたい。<br />

テキスト(教科書):<br />

とくに指定しない。<br />

社会学Ⅰ 2 単位(春学期)<br />

社会学概説―社会学の視点を学ぶ―<br />

土居 洋平<br />

授業科目の内容:<br />

本講義では、社会学という学問の視点・考え方を様々な現象を通じ<br />

て紹介していきます。社会学についてのごく基本的な考え方につい<br />

て紹介した後に、様々なトピックをもとに社会学の考え方を紹介し<br />

ていきます。これを通じて、社会学の概要や全体像についてイメー<br />

ジできるようになることを目指します。<br />

テキスト(教科書):<br />

『グローカル時代の社会学―社会学の視点で読み解く現代社会の様<br />

相』 今泉礼右編 (株)みらい、2013年<br />

※ 2013年4月下旬に発行予定です。ゴールデンウィーク後から使用<br />

しますので、それまでにお手元にご準備ください。<br />

社会学Ⅱ 2 単位(秋学期)<br />

食・農・地域の社会学<br />

土居 洋平<br />

授業科目の内容:<br />

本講義では、私たちにとってもっとも身近な「食べること」とい<br />

うテーマを社会学的に探求し、その農業生産や地域社会への広がり<br />

を考えていきます。「食べること」という身近な行為の背後に広がる<br />

世界~農業・農村・流通・消費~を、社会学的視点から描いていきま<br />

す。これによって、ひとつのテーマについて社会学的に考える力を<br />

身につけることを目指します。<br />

テキスト(教科書):<br />

『むらの社会を研究する』日本村落研究学界編 農山漁村文化協<br />

会 2007年<br />

社会学Ⅰ 2 単位(春学期)<br />

日常生活理解のために<br />

藤川 千歳<br />

授業科目の内容:<br />

社会学の入門として、現代的な社会学のテーマを解説する。人間は<br />

意識的にせよ無意識的にせよ、他者と関わって生活する動物である。<br />

他者との関わり(=相互作用)には様々な”力”が生じてくる。その<br />

力とはどのようなものかを、社会のいろいろな場面に即して考えて<br />

18<br />

みたい。また、現代グローバル化が進展する中で、社会学がどのよ<br />

うな課題に取り組んでいるかも意識していきたいと思う。<br />

授業の後半では、扱ったテーマに関するDVDの鑑賞も予定してい<br />

る。<br />

テキスト(教科書):<br />

『現代の社会学:グローバル化の中で』丸山哲夫編著 ミネルヴァ書<br />

房 2012年<br />

ISBN:978-4-623-06219-5<br />

社会学Ⅱ 2 単位(秋学期)<br />

日常生活理解のために<br />

【文経法商医理薬】<br />

【メコ文政商】<br />

【メコ文政商】<br />

藤川 千歳<br />

授業科目の内容:<br />

春学期に引き続いた問題意識に即して講義を行う。<br />

テキスト(教科書):<br />

『現代の社会学:グローバル化の中で』丸山哲夫編著 ミネルヴァ書<br />

房 2012年<br />

ISBN978-4-623-06219-5<br />

社会心理学Ⅰ 2 単位(春学期)<br />

上瀬 由美子<br />

授業科目の内容:<br />

現代社会の様々な問題を社会心理学的に考察するための基本的知見<br />

を解説する。社会心理学の研究枠組みに基づき、個人内および対人<br />

過程に関わる領域の研究を中心に紹介する。<br />

テキスト(教科書):<br />

『図説 社会心理学入門』 齊藤勇 誠信書房 2011<br />

年<br />

社会心理学Ⅱ 2 単位(秋学期)<br />

上瀬 由美子<br />

授業科目の内容:<br />

現代社会の様々な問題を社会心理学的に考察するための基本的知見<br />

を解説する。授業では、社会心理学の研究枠組みに基づき、集団過<br />

程および文化に関わる領域の研究を中心に紹介する。<br />

テキスト(教科書):<br />

『図説 社会心理学入門』 齊藤勇 誠信書房 2011<br />

年<br />

宗教学Ⅰ 2 単位(春学期)<br />

ユダヤ教・キリスト教・イスラームの歴史的概観 (1)<br />

【文経法政商医理薬】<br />

高木 久夫<br />

授業科目の内容:<br />

春・秋2学期をかけて、今日では中立的に Abrahamic religions と呼<br />

ばるユダヤ教・キリスト教・イスラームの成立過程を、各宗教の聖<br />

典を手がかりに概観します。春学期は第二神殿時代なかば(紀元前<br />

2〜1世紀ごろ)までを目処として、『ヘブライ語聖書』(キリスト教<br />

のいう旧約)を生んだ古代イスラエルの宗教を取り上げます。日本<br />

の啓示宗教理解は無自覚的にキリスト教本位であるため、ユダヤ学<br />

の視角から、これを可能なかぎり是正します。履修後ある程度専門<br />

的な文献を各自独力で理解できる水準を目ざします。なお内容は人<br />

文学と思想史の方法に立つ宗教史です(宗教とは何かを論じるわけ<br />

ではありません)。<br />

テキスト(教科書):<br />

講義範囲をうまくカバーする教科書のない分野なので、講義アウ<br />

トライン、聖典の抜粋など資料プリントを配布します。<br />

宗教学Ⅱ 2 単位(秋学期)<br />

ユダヤ教・キリスト教・イスラームの歴史的概観 (2)<br />

【文経法政商医理薬】<br />

高木 久夫<br />

授業科目の内容:<br />

春・秋の2学期をかけて、今日では中立的に Abrahamic religions と<br />

呼ばる3つの宗教の成立過程を、各宗教の聖典を手がかりに概観しま<br />

す。秋学期は第二神殿時代末期からイスラームの登場までを目処と<br />

して、ラビ・ユダヤ教、キリスト教、イスラームの形成期について、

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