講義要綱 PDFファイル【冊子版】※2013/3/11現在 - 慶應義塾大学-塾生HP

共通授業科目
地域文化論Ⅰ 2 単位(春学期)
ドイツ語圏の文化・歴史・社会──入門(1)
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
新谷 崇
授業科目の内容:
ドイツ語圏に関する基礎的諸事実、文化芸術の諸相とその歴史的
背景について学ぶ。可能な限り多様なジャンルの文化的所産に数多
く触れたい。
2013年はリヒャルト・ワーグナー生誕200年に当たるのであるが、
それにもまして、秋にはドイツ連邦議会選挙が予定されており、そ
の影響はひとり一国の政権の帰趨にとどまらないことが予想される。
いきおい、時事的話題に時間を割く機会も多くなろう。
テキスト(教科書):
特に指定しない。
地域文化論Ⅱ 2 単位(秋学期)
ドイツ語圏の文化・歴史・社会──入門(2)
新谷 崇
授業科目の内容:
春学期のⅠに引き続き、ドイツ語圏に関する基礎的諸事実、文化
芸術の諸相とその歴史的背景について学ぶ。
ただし今年度は特に、秋にドイツ連邦議会選挙が予定されており、
時事的話題にも相応の時間を割くことになる。それに応じて予定に
大幅な変更の生じる場合もありうる。
テキスト(教科書):
特に指定しない。
地域文化論Ⅲ 2 単位(春学期)
ドイツ語圏のオペラと文化1
許 光俊
授業科目の内容:
ドイツ語圏で作られた18~20世紀のオペラを取り上げ、その
文化的、歴史的、芸術的背景も考察する。
学期末試験のほかに、劇場で鑑賞してレポートを提出すること。
地域文化論Ⅳ 2 単位(秋学期)
ドイツ語圏のオペラと文化2
許 光俊
授業科目の内容:
ドイツ語圏で作られた18~20世紀のオペラを取り上げ、その
文化的、歴史的、芸術的背景も考察する。前期の続き。
劇場で鑑賞してレポートを提出すること。
地域文化論Ⅰ 2 単位(春学期)
フランス文化史
岩下 綾
授業科目の内容:
日本では、グルメやファッション、芸術や恋愛の国と形容される
ことの多いフランスですが、こうした紋切り型は当然ながらフラン
スの一部を表しているに過ぎません。現代ではフランス料理と言え
ばナイフとフォークで食べる洒落た料理が思い浮かぶ一方で、中世
には大皿料理を素手で取り分け食べていたという歴史もあります。
また芸術と一口に言っても、ラスコーやアルタミラの洞窟壁画から
マルセル・デュシャンの『泉』まで多岐に渡り、文学作品などに見
られる愛の様相もさまざまです。各時代の政治・社会的背景に鑑み
て事象を考察すると、フランス文化の奥行きと多様性が見えてくる
でしょう。
授業は講義形式で、本国では神話や伝説としてよく知られている
物語を紹介しながら、絵画や映像を交えてフランスの歴史を辿って
行きます。春学期は、フランスという国が出来上がる前の時代から
十七世紀までの政治、宗教、風土、芸術、文学等を概説します。
テキスト(教科書):
特定の教科書は使用しません。
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地域文化論Ⅱ 2 単位(秋学期)
続 フランス文化史
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
【文経法政商医薬】
岩下 綾
授業科目の内容:
春学期から引き続き、広く知られた伝説や物語を紹介しながら、
各時代の文化を講義して行きます。秋学期は、18世紀から現代ま
での政治、宗教、風土、芸術、文学等を概説した後、修辞学や舞踊
といった主題別の講義を行います。
テキスト(教科書):
特定の教科書は使用しません。
地域文化論Ⅲ 2 単位(春学期)
フランス象徴主義の社会学 I
大出 敦
授業科目の内容:
19世紀後半のフランスに起こった大きな文化運動であった象徴主義
は、一般にそれを代表するマラルメなどのイメージから社会の動き
と隔絶したものと思い込みがちです。ですが、実際にはこの当時の
社会の動き、メンタリティーの変化などから生じたものです。この
講座では、フランスの象徴主義がどのような社会的な要請から生じ、
さらに「芸術のための芸術」という社会から自律した芸術場を作り
出したかということを考察してみます。春学期は、象徴主義がどの
ような文化運動であったをまず概観し、その後、どうやって自律的
な芸術場を作り上げたを分析し、それがどのような社会的な要請で
あったのかを明らかにしようと思います。
地域文化論Ⅳ 2 単位(秋学期)
フランス象徴主義の社会学 II
大出 敦
授業科目の内容:
19世紀後半のフランスに起こった大きな文化運動であった象徴主義
は、一般にそれを代表するマラルメなどのイメージから社会の動き
と隔絶したものと思い込みがちです。ですが、実際にはこの当時の
社会の動き、メンタリティーの変化などから生じたものです。この
講座では、フランスの象徴主義がどのような社会的な要請から生じ、
さらに「芸術のための芸術」という社会から自律した芸術場を作り
出したかということを考察してみます。秋学期は春学期に引き続き、
授業を進めますが、秋学期は具体的な作品を分析していきます。
地域文化論Ⅰ 2 単位(春学期)
地理から知るスペイン
政田 利奈
授業科目の内容:
かつて「太陽の沈むことなき大帝国」であったスペイン。あなた
はこの国のことをどれだけ知っていますか?様々な情報を容易に入
手できる現代ではスペイン=フラメンコ、情熱的、闘牛という固定
概念的なイメージは払拭されつつありますが、スペインが日本の1.3
倍の国土で17州の自治州が存在し多様にとんだ気候風土や文化をも
つ国であることはなかなか知られていません。そしてその多様性に
こそスペインの魅力や面白さがあるのです。この授業では、この国
にふれるにあたって知っておきたい地域や都市を毎回取り上げて、
その土地の特色、そこにまつわる歴史や人物、文化、食などを中心
に講義をしていきます。また過去からさかのぼって現代のスペイン
を知るためのいくつかのテーマ、例えば移民や失業をはじめとする
社会問題、王室、祝祭、日本との関わりまでつなげていき、全体的
な視野を培うことを目的としています。前期が終わる頃には皆さん
のスペイン観が変わっているように、そして在学中に旅行してみた
いという興味がわくように、沢山の発見がある授業にしていきたい
と思います。
テキスト(教科書):
プリントを配布します。