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ス タ ッフ 閑 談<br />
今 回 のテーマは「 冗 談 /ユーモア」<br />
▽ 「『 コ ー ヒ ー 』『 ナ ポ リ タ ン 』『 ト マ ト ジ ュ ー ス 』 の 後 に『 カ ツ 丼 』っ て 言 っ た ら 、み ん な が 吹 き 出 し た ん だ 。 田 舎 か ら 東 京 に 出 て き た ば か り で 、<br />
初 めて 高 田 馬 場 の 喫 茶 店 に 入 った 時 のこと。 高 校 の 仲 間 は 皆 、 冗 談 だと 思 っていたけれど….」。そんな 話 をトツトツと 語 る 日 本 人 の 男 性 に<br />
ワシントン 州 の 留 学 先 で 出 会 った。 特 にプロポーズがあったわけでもないのに、 一 緒 になって 35 年 。 長 い 同 居 生 活 をどうにか 続 けること<br />
ができたのは、 時 々 炸 裂 するユーモアたっぷりの 爆 笑 ストーリーのお 陰 だと 思 っている。▽「 世 の 中 バカなのよ」。「 世 の 中 ね、 顔 かお 金<br />
かなのよ」。 上 から 読 んでも 下 から 読 んでも 同 じ「 回 文 」を 作 ることに 夢 中 になっている 友 人 がいる。 時 間 の 無 駄<br />
使 いだと 思 うのだが、 本 人 はいたって 真 剣 だ。 就 職 活 動 で 苦 労 している 学 生 は、 失 業 者 のコントでは 笑 えないよ<br />
うに、 笑 える 時 は、そこから 抜 け 出 せる 時 なのかもしれない。「 気 持 ちの 自 由 度 」をグッと 高 めてくれる 彼 女 の 回<br />
文 を 今 日 も 楽 しみにしている。▽「ユーモアとは、にもかかわらず 笑 うこと」。そんな、ドイツの 哲 学 者 の 言 葉 が<br />
ある。 辛 いことがあり、 苦 しいことがあり、にもかかわらず 笑 うこと。 自 分 の 失 敗 を 相 手 とともに 笑 いとばすこと。<br />
相 手 に 対 する 思 いやりとして 笑 うこと。できれば、 自 分 の 臨 終 の 時 も、 軽 妙 に 笑 いを 飛 ばしてみせたい。 (NS)<br />
▽ テレビジャパンの『ケータイ 大 喜 利 』は、 投 稿 数 30 万 超 という 視 聴 者 参 加 による 国 民 的 娯 楽 番 組 。 携 帯 電 話 から 出 題 テーマに<br />
にんき<br />
寄 せられる 回 答 にナンセンスな 笑 いが 炸 裂 する。1 「 人 気 の な い サ フ ァ リ パ ー ク 。 理 由 は ?」「 1 匹 」。2 「 売 れない 新 型 携 帯 電 話 。 理 由 は?」<br />
「 八 つ 折 り」… この 高 度 なユーモアセンス … 見 事 だ。ストレス 過 多 の 現 代 はユーモアがないと 生 きていけない 時 代 かも。 少 し 大 袈 裟 に<br />
言 えば、 不 幸 、 不 運 に 見 舞 われても、 自 分 で 意 味 を 見 つけてユーモアに 解 していけば 人 生 に 応 えていけそうな 気 がする。▽ その 昔 、ユー<br />
モアの 波 長 が 合 う 相 手 とのやり 取 り。サンディエガンやニューヨーカーとは 異 なる、 変 則 的 な 呼 び 方 の<br />
都 市 をどれだけ 言 えるかを 競 い 合 った。 東 京 人 はトーキョーアイト、L A 人 はロサンジェリーノ、バンクーバー<br />
人 はバンクーバーライト、モスクワ 人 はモスコバイト。デルマー 人 はデルマリアン? ( 異 星 人 か )。サンマル<br />
あん<br />
コス 人 はサンマルコシアン? ( こし 餡 みたいだ )。 私 が 冗 談 で 「 福 岡 人 は?」と 相 手 に 問 うと 「フクオカンで<br />
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し ょ う 」 と の 返 信 。「 残 念 !ハカタンで し た 」。さ ぁ 、も う 止 ま ら な い 。「 そ れ じ ゃ 鹿 児 島 人 は ?」「サツマン?」<br />
「オイドンです」。メールを 見 た 妻 から 「 自 分 が 何 をしているのか、 一 度 考 えたほうがよい」と 言 われた。(SS)<br />
家 の 向 かい 隣 の M&D さんとは 家 族 みたいなお 付 き 合 い。お 互 い 面 倒 を 見 合 うし、 家 のカギを 持 ってるし、<br />
旅 行 や 留 守 の 間 、ネコの 世 話 、 家 の 管 理 もお 互 いにやっている。 私 たちはこんなネイバーを 持 って、 本 当 にラッ<br />
キ ー だ と 思 っ て い た が 、、、 家 の 後 ろ 側 の 車 庫 隣 り の ネ イ バ ー A さ ん は そ の 逆 パ タ ーン! 6 年 ほど 前 に 東 部 から 引 っ<br />
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越 して 来 て、2 年 前 にマリファナの 問 題 で 離 婚 され、 奥 さんと 子 供 が 出 ていった。 仕 事 もせず、ハッパを 吸 って<br />
いる A さんの 姿 がいつも 目 につく。そんな 彼 の 庭 の 竹 やぶが 我 家 の 車 庫 の 壁 に 入 り 込 んで、<br />
車 庫 内 がカビだらけに!「 壁 につかないように 木 を 切 って」とお 願 いしたら、「 古 い 壁 に 穴 が<br />
あるから、 木 が 入 り 込 んただけさ。どうせなら、 車 庫 を 新 しく 作 り 直 せばいいんじゃない?」<br />
と 言 われた! " 冗 談 じゃない " と 思 い、 大 声 で 彼 に " 説 教 " した! あの 日 、 車 庫 内 部 のカビを<br />
私 が 全 て 綺 麗 にして、 彼 の 存 在 も 今 後 " 無 視 " すると 決 めた。2か 月 前 のある 日 、 外 壁 が<br />
すっきりし、 竹 や ぶ も 切 ら れ た! でも、この " 冷 戦 " はまだまだ 終 わらないな。。。 (S.C.C.N.)<br />
数 週 間 前 のある 土 曜 日 、 朝 起 きてまず 洗 濯 をすることにした。 半 分 寝 ぼけたままベッドからシーツをはがし、<br />
タオル 類 と 一 緒 にまとめた。 夫 がコンドのランドリールームに 持 って 行 き、Washer に 入 れた。40 分 後 、 洗 い 終 わっ<br />
た 洗 濯 物 をドライヤーに 入 れに 行 った 夫 が 帰 ってくるなり、「Look what I found in the washer!」と 言 って、<br />
私 の iPhone を 見 せた。 夫 は 冗 談 好 きなので『またまた〜』と 思 い、 笑 いながら「No 〜」と 返 したら、「Yes!」と。<br />
『えっ!?』と 携 帯 を 見 ると、 画 面 に 水 が 入 っていてすごいことに!! もちろん 動 かない!<br />
ベッドで 携 帯 を 使 っていたので、そのまま 気 付 かずにシーツとまとめて 洗 ってしまったら<br />
しい。。。 青 くなったが、とりあえず Google で 「 携 帯 を 洗 濯 してしまった」と 検 索 すると、<br />
“ 密 封 した 容 器 の 中 に 米 と 一 緒 に 入 れて 置 くとよい”と 冗 談 みたいなことが 書 いてあった。<br />
しかし、 米 と 一 緒 に 寝 かせて 1 週 間 、 本 当 に 完 全 復 活 した!! ヤッタ〜!! でも、そ の 1 週<br />
間 後 、 今 度 は 冷 蔵 庫 が 壊 れた。「 冷 蔵 庫 も 米 と 一 緒 に 寝 かせておこうよ」と 夫 。。。 (YA)<br />
ユーモアのある 人 と 一 緒 にいると 和 む。 考 えてみると、 私 の 周 りにはユーモアのある 人 たちがたくさんいる。まずは 私 の 父 。<br />
子 供 の 頃 の 記 憶 をたどってみても、 父 との 思 い 出 はクスッと 笑 ってしまうような 和 やかなものが 多 い。 地 方 の 美 大 生 だった 頃 、<br />
展 覧 会 に 出 展 するため 上 京 した 際 、お 財 布 をなくしてしまい 宿 にも 泊 まれず、 親 切 なホームレスの 人 にお 世 話 になった 話 など、<br />
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父 の 話 してくれた 思 い 出 もユーモアにあふれたものが 多 かった。 超 がつくほど 真 面 目 だった 母 は、こんな 父 と 一 緒 で 大 変 な<br />
ことも 多 かったと 思 うが、バランスがうまい 具 合 に 取 れて、 良 いカップルだったと 思 う。 私 の 夫 も<br />
またユーモアのセンスがある 人 で、 母 に 似 て 物 事 を 深 刻 に 考 えがちな 私 はよく 助 けられている。でも、<br />
彼 の 言 う 英 語 の 冗 談 はいまだによくわからないものもあって、それどういう 意 味 ?と 聞 き 返 すこと<br />
が 多 い 私 。 冗 談 を 解 説 すると 面 白 さが 激 減 するんだけどな〜と 苦 笑 いされること 多 々。8 歳 の 娘 も<br />
ユーモアにあふれていて 面 白 い。 子 供 だからなのか、やること 考 えることがユーモアの 塊 。 面 白 い<br />
ことを 発 見 すると、 真 っ 先 に 私 たちに 教 えたくてうずうずして、 一 生 懸 命 話 してくれる 姿 に 和 む。(RN)<br />
私 は、バカな 冗 談 やおやじギャグなどで、 人 を 笑 わせたり、ホッとその 場 を 和 ませるのが 大 好 きだ。 自 分 と 同 じ 空 間 を 共 有 して<br />
もらっている 人 への、ほんのささやかな「お 礼 の 気 持 ち」と 言 えばカッコつけたように 聞 こえるが、 実 はそんな 気 遣 いをして 冗 談 や<br />
ユーモアを 言 っているのではなく、 根 がお 祭 り 人 間 。 面 白 いことをしたり、 愉 快 なことを 言 ったりして、 人 を 笑 わせるのが 好 きなのだ。<br />
かつて 「 吉 本 新 喜 劇 にでも 入 ればよかったのに」とか「その 顔 はテレビには 耐 えられないだろうから ( 失 礼 な! でも 当 たっている<br />
か!)、ラジオ 番 組 でおしゃべりすればウけると 思 うよ」とか 言 われたりしていた。こんな 私 が 大 好 きな<br />
のが 第 一 生 命 主 催 の「サラリーマン 川 柳 」。このサラ 川 の 中 には、ユーモアに 男 性 の 悲 哀 が 十 分 に 詠 ま<br />
れている。 私 は 印 象 的 なサラ 川 をけっこう 覚 えていて、それで 人 を 笑 わせたり 自 分 も 笑 ったり。「 課 長 い<br />
る? 返 った 答 えは いりません」「ジム 通 い 結 果 が 出 ずに 腹 が 出 る」「 妻 エステ 子 供 プレステ 俺<br />
見 捨 て」「 恋 敵 あげときゃよかった 今 の 妻 」「 間 柄 妻 という 字 を 毒 と 書 き」「 妻 の 声 昔 ドキドキ<br />
今 動 悸 」「 前 向 きに 駐 車 場 にも 励 まされ」… 読 者 の 皆 様 へのささやかなユーモアでした。 (Belle)<br />
・・・と、お 題 をみた 瞬 間 、N S ↑ さんと 同 時 に「ユーモアのかたまり〜♪」と、わたしを 指 して 合 唱 した ( 笑 )。そう、わ<br />
たしは、、 自 他 ともに 認 める、ユーモアが 体 重 の 90%を 占 めていると 言 っても 過 言 でない、 正 真 正 銘 のおちゃらけキャラ!<br />
たくら<br />
まともに 人 と 話 せない、 人 の 話 を 聞 いているフリをして、 実 はどう 相 手 を 笑 わせようか、ずーっと 企 んでいる ( 笑 )。 同 じよ<br />
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うに、 相 手 が 話 してくれる 時 、わたしを 笑 かせてくれなきゃ、つまんないと 思 っている ( あ、つい 心 の 声 が・・・ 笑 )。 先 日 、<br />
ある 居 酒 屋 さんで、おっもしろい 下 町 の 料 理 長 と 出 会 った。 久 しぶりに 面 白 いおじさんに 会 って 嬉 し<br />
くなり、 一 緒 に 飲 もうよ!と ( 彼 の 仕 事 中 に ) お 誘 いし、 同 じテーブルに 座 ってもらい、お 酒 を ( 彼 の<br />
仕 事 中 に ) 飲 んだ ( 笑 )。そしたら 料 理 長 、ご 自 慢 の 酎 ハイを ( 他 のお 客 さんの 料 理 を 作 る 合 間 に ) 次 々<br />
とテーブルに 持 ってきてくれた。こうして 初 対 面 の 料 理 長 と 客 のわたしは、もちろん ( 今 は 覚 えていな<br />
い・ 笑 ) 冗 談 を 交 わしながら 一 晩 中 飲 んだ ( 笑 )( 料 理 長 仕 事 中 ) 老 若 男 女 、ユーモアを 持 てば 誰 と<br />
あやも なつき みほし<br />
でも 杯 を 交 わせる、わたしのタレントとも 言 えるスキルがここでも 炸 裂 〜! 爆 。( 彩 雲 と 那 月 と 満 星 が 姪 )<br />
私 は 地 元 に 仲 間 がいる。 女 2 人 (うち1 人 は 私 )、 男 3 人 の 中 学 時 代 からの 友 達 だ。みんな 地 元 に 残 っていて、 私 が 帰 省 した 際 は 必 ず<br />
集 まる。なぜこの 仲 間 が 約 30 年 も 続 いているのか ・・・ その 一 つに 冗 談 の 価 値 観 (?)がピッタリというのがある。それぞれ 別 の 高 校 に<br />
進 学 したが、 週 に3 日 は 誰 かの 家 に 集 まって 遊 んでいた。1 ある 日 、 仲 間 の 一 人 の 親 が 北 海 道 に 旅 行 して、お 土 産 として 私 たちにテレホ<br />
たいら<br />
ンカードをくれ た。 私 が「 北 海 道 はきれいだね ー、 真 っ 平 だぁ」と 言 った 後 に、 仲 間 の 一 人 がボソッと「 北 海 道 はデッカイドゥ…」みんな<br />
の 目 が 点 になりの 沈 黙 数 秒 。その 後 は5 人 で 大 爆 笑 ! 2 高 校 の 時 、 仲 間 の 一 人 が「あ、 俺 ○○に 電<br />
話 しなきゃ。 電 話 貸 して」と 思 いついたように 言 い 出 し、 私 たちの 目 の 前 でかけ 始 めた。「あー○○? 俺 。<br />
あのさー 頼 みがあるんだけどぉ。 俺 んちの 蟹 が 逃 げちゃったわけ。2m 位 のデカいやつ。 見 かけたら 俺<br />
に 知 らせて。あいつ8 本 も 足 あるから 逃 げ 足 早 いんだよなぁ。じゃぁなー」で 電 話 を 切 る。 隣 で 吹 き 出<br />
すのを 抑 えるのが 大 変 だった。3 もう 一 人 の 女 の 仲 間 。この 歳 になり、かなり 太 ってしまった。「ミエコ」<br />
とみんなから 呼 ばれていたのに、 今 や「ミエゴン」。それが 許 される、 私 の 楽 しい 仲 間 は 宝 物 だ。 (IE)<br />
SAN DIEGO YU-YU MARCH 1, <strong>2017</strong> 67