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PDF (PDF) - SIOS Technology Corp. Documentation

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LifeKeeper I-O フェンシングの 概 要Device Mapper Multipath デバイスで I/O テストを 実 行 中 に、サーバのリブートなどの SAN 上の 操 作 によって 一 時 的 なパスの 障 害 が 報 告 されることは 珍 しくありません。ほとんどの 場 合 、結 果 として 単 に 1 つのパスだけが 障 害 となり 他 のパスは I/O を 送 信 するため、パフォーマンスへのわずかな 影 響 以 外 に 検 出 される 障 害 はありません。ただし 一 部 のケースでは、 複 数 のパスが 障 害 として 報 告 され、 機 能 するパスがまったくない 状 態 になることがあります。この 状 態 では、ファイルシステムやデータベースなどのアプリケーションからは I/O エラーが 発 生 しているように 見 えます。このような 障 害 を 排 除 する 上 で、Device Mapper Multipath およびベンダのサポートはこれまでに 大 きく 改 善 されました。ただし、まだ 問 題 が 発 生 することはあります。このような状 況 を 回 避 するため、 以 下 の 措 置 を 検 討 してください。1. ディスクアレイベンダの 手 順 に 従 ってマルチパス 構 成 が 正 しく 設 定 されていることを 確 認します。2. 「failback」 機 能 の 設 定 を 確 認 します。この 機 能 は、パスの 障 害 および 修 復 後 にパスを再 度 アクティブにするまでの 時 間 を 指 定 します。「immediate」に 設 定 した 場 合 、パスがオンラインに 戻 るとすぐに 使 用 を 再 開 することを 意 味 します。 整 数 に 設 定 した 場 合 、パスがオンラインに 戻 ってから 使 用 を 再 開 するまでの 秒 数 を 意 味 します。10 ~ 15 に 設定 すると、 一 般 的 に SAN 上 のスラッシングを 回 避 するのに 十 分 な 処 理 時 間 が 得 られます。一 時 的 なパス 障 害3. 「no_path_retry」 機 能 の 設 定 を 確 認 します。この 機 能 は、すべてのパスに 障 害 が 発 生したときに Device Mapper Multipath がやるべきことを 指 定 します。10 ~ 15 に 設 定 することを 推 奨 します。この 機 能 によって、すべてのパスに 障 害 が 起 きた 一 時 的 なイベントを「 乗 り 切 る」 方 法 が 提 供 され、 復 旧 に 必 要 な 妥 当 な 時 間 を 稼 ぐことができます。LifeKeeper の DMMP Kit はストレージへの I/O を 監 視 しており、4 分 以 内 に 応 答がなかった 場 合 、LifeKeeper はスタンバイサーバにリソースをスイッチオーバします。 注記 : 簡 単 には 削 除 できない I/O が 発 生 するため、LifeKeeper では「no_path_retry」 設定 を「queue」に 設 定 することは 推 奨 されません。それらを 削 除 するためのメカニズムは、新 しいバージョンの DM に 含 まれており、デバイスの 設 定 を 次 のように 変 更 できます。/sbin/dmsetup message -u 'DMid' 0 fail_if_no_pathこれによって no_path_retry の 設 定 が 一 時 的 に「fail」に 変 更 され、 未 処 理 の I/O がすべて 失 敗 します。ただし、multipathd は、no_path_retry をいつでもデフォルトにリセットできます。 失 敗 した I/O を 消 去 するために 設 定 が fail_if_no_path に 変 更 されたときは、デバイスにアクセスする 前 に ( 手 動 または LifeKeeper によって) 設 定 をデフォルトにリセットする 必 要 があります。「no_path_retry」が「queue」に 設 定 されていて 障 害 が 発 生 した 場 合 、LifeKeeper はリソースをスタンバイサーバにスイッチオーバします。ただし、LifeKeeper は 失 敗 した I/O を削 除 しません。この I/O を 消 去 するための 推 奨 の 方 法 はリブートですが、 上 記 のdmsetup コマンドを 使 用 して 管 理 者 が 消 去 することもできます。I/O を 消 去 しておかないと、 他 方 のサーバでリソースがサービス 休 止 状 態 になってロックを 解 放 した 場 合 にこの「 古 い」I/O が 発 行 される 事 態 になってデータの 破 損 が 発 生 します。LifeKeeper I-O フェンシングの 概 要I/O フェンシングは、 障 害 ノードをデータから 切 り 離 すことにより、 共 有 ストレージへの 非 協 調 的 なアクセスを 防 止する 機 能 です。 複 数 のサーバが 同 じデータにアクセスできる 環 境 では、データの 破 損 を 防 ぐためにすべての 書 きSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 97

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