Global Passport to Modern Direct Democracy 2008 – Japanese edition

レファレンダムを 行 なう
民 衆 ファレンダム
市 民 が 議 会 の 決 定 を 確 認 または 撤 回 するために 行 う 一 般 投
票 は 今 日 のイタリアとスイスのアルパイン 渓 谷 において 近 代
前 から 引 き 継 がれています。ここでは、それぞれの 谷 の 代 表
者 が 中 央 の 町 に 集 まって 共 通 の 関 心 であるさまざまな 問 題 に
ついて 議 論 した 後 に、その 決 定 を 自 分 たちのコミュニティに
もち 帰 りました。 代 表 者 は 自 分 の 仕 事 をラテン 語 の 用 語
"refe-rendum"(「もち 帰 る」)を 用 いて 表 しました。
その 後 、 近 代 国 家 は、 特 にスイスと 米 国 の 地 方 レベルで、
民 衆 の 拒 否 権 を 投 票 所 で 利 用 し 始 め、 選 挙 で 選 ばれた 政 権 に
対 して、 効 率 的 で 民 主 的 なチェックがされるようになりまし
た。スイスでは1848 年 に( 義 務 的 レファレンダムで 承 認 され
た) 共 通 の 憲 法 を 制 定 する 前 でさえも、いくつかの 州 はすで
に1830 年 にザンクトガレンの 市 と 州 で 始 まった 独 自 の 民 集
レファレンダムの 投 票 手 続 きを 導 入 していたのです。
民 衆 レファレンダムの 理 念 と 実 践 は、1874 年 にスイスの 全
国 レベルで 最 初 に 採 択 されましたが、それは 国 の 憲 法 のイニ
シアチブ 権 が 確 立 される17 年 前 でした。アルプスからオース
トラリア、ロシア、 米 国 へ 移 住 した 人 々はそのレファレンダ
ムの 考 え 方 をそれぞれの 地 に 持 ち 込 みました。 革 命 的 なロシ
アはこの 現 代 のダイレクトデモクラシーのツールのための 実
りある 土 壌 を 育 みませんでしたが、オーストラリアと 米 国 は
20 世 紀 初 めに 州 レベルで 民 衆 レファレンダムを 導 入 しまし
た。
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