Global Passport to Modern Direct Democracy 2008 – Japanese edition

現 代 のダイレクトデモクラシー
代 表 を 選 出 したり、ある 事 案 について 決 断 を 下 すために 投
票 することは、 社 会 の 中 で 市 民 の 担 う 一 番 重 要 な 責 任 のひと
つです。そのような 投 票 はあなたの 国 の 未 来 を 形 づくること
になり、 高 度 な 情 報 と 知 識 を 必 要 とすることでしょう。
そのような 理 由 から、この 現 代 のダイレクトデモクラシー
へのグローバル・パスポートは、 世 界 で 成 長 している 参 加 型
ダイレクトデモクラシーの 中 でのあなたのアクティブな 市 民
としての 権 利 をより 深 く 理 解 できるようにデザインされてい
ます。 現 代 の 代 議 制 民 主 主 義 の 中 で、どのようにダイレクト
デモクラシーのツールやプロセスがうまく 機 能 するのか(ま
たはしないのか)カギとなる 情 報 を 提 供 します。 読 者 の 対 象
は 幅 広 く 多 様 な 人 々で、それは、イニシアチブやレファレン
ダムのプロセスの 国 際 的 なオブザーバーや、ジャーナリスト
や、 選 挙 管 理 人 や 憲 法 の 起 草 者 も 含 みます。
このパスポートの 中 で、「 現 代 のダイレクトデモクラ
シー」という 用 語 は、 伝 統 的 な 集 会 型 デモクラシー( 大 抵 は
ギリシャ 時 代 と 関 連 する)との 混 乱 を 避 けるために 使 われて
います。この 集 会 型 デモクラシーは 特 に 地 域 レベルなどで
( 自 治 会 の 会 合 など) 現 在 も 使 われています。このような 会
合 は、 投 票 の 匿 名 性 を 尊 重 しないという 点 で 前 近 代 的 なもの
で、その 投 票 の 匿 名 性 の 尊 重 は 現 代 のダイレクトデモクラ
シーの 中 では 非 常 に 重 要 なものです。
現 代 のダイレクトデモクラシーは、 伝 統 的 な 間 接 民 主 主 義
にとって 代 わるものではなく、とって 代 わるべきものでもあ
りません。それよりも、どちらかというと 代 表 者 たちをより
代 表 にふさわしくするために 他 の 形 のデモクラシーを 補 うも
のであり、それぞれのデモクラシーの 良 い 部 分 を 融 合 させる
ことにより、 自 発 的 で 責 任 感 のある 市 民 と 選 挙 の 信 頼 性 と 妥
当 性 を 可 能 にするのです。
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