Global Passport to Modern Direct Democracy 2008 – Japanese edition

あ な た の 投 票 が 必 要 で す
義 務 的 レファレンダム: 法 律 が
「 国 民 によって」と 定 めるとき
最 も 一 般 的 で 広 く 実 践 されている 現 代 のダイレクトデモクラ
シーの 形 式 は 義 務 的 レファレンダム、つまり 署 名 集 めを 必 要 と
しない 法 律 をきっかけとした 一 般 投 票 です。
International IDEAのダイレクトデモクラシー・データベー
スによると、 世 界 192カ 国 のうち111カ 国 には 全 国 的 なレファ
レンダムの 規 定 があります。ほとんどの 場 合 、これらの 規 定
は、 国 の 憲 法 の 改 訂 、 修 正 、 改 正 に 紐 づけされています。いく
つかの 区 域 では、 国 際 協 定 や 超 国 家 組 織 への 加 盟 に 関 連 して 義
務 的 なレファレンダムが 必 要 です。
義 務 的 ( 憲 法 上 の)レファレンダムという 考 え 方 は、 米 国 の
独 立 の 時 代 にまでさかのぼります。 最 初 のそうした 一 般 投 票 は
アメリカの 植 民 地 コネチカットで1639 年 に 行 われましたが、
その 次 は1770 年 代 にマサチューセッツ 州 とニューハンプシャ
ー 州 で 憲 法 のレファレンダムが 行 われるまでありませんでし
た。 最 初 の 真 の「 全 国 的 な」 投 票 は、モナコ、ベルギー、スイ
スなど1790 年 代 後 半 にフランスの 影 響 を 受 けた 国 や 地 域 で 行
われました。(Kaufmann et al. 2010)
多 くの 連 邦 国 家 では、 義 務 的 レファレンダムは 憲 法 の 変 更 と
法 令 の 改 定 または 公 的 支 出 の 提 案 ( 課 税 など)の 両 方 をカバー
しています。 強 力 なダイレクトデモクラシーの 制 度 は、 市 民 に
当 事 者 としての 主 体 性 を 生 み 出 すことができます。
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