CI-NET LiteS 利用者のための建設工事の電子契約についての解説 ...

B.Ⅷ. CI-NET LiteS 利 用 者 のための 建 設 工 事 の 電 子 契 約 についての 解 説
4.2 CI-NET LiteS における 対 応 の 考 え 方
電 磁 的 措 置 によって 建 設 工 事 の 請 負 契 約 を 締 結 するには、CI-NET LiteS を 用 いる 場 合 も
例 外 なく 4.1 に 示 した 事 項 等 をすべて 遵 守 しなければなりません。ただし、これら 事 項 の
いくつかは CI-NET LiteS 実 施 上 の 必 須 ルールとなっているため、CI-NET LiteS 実 装 規 約 に
準 拠 した 運 用 、システム 整 備 を 行 っている 利 用 者 は、ほかに 追 加 的 な 対 処 をする 必 要 はあ
りません。 本 節 では、これらの 内 容 を 整 理 します。
表 B.Ⅷ-2
法 的 要 件 の 内 容 (4.1 参 照 )
4.1.1 書 面 の 交 付 に 代 えることのできる 電 磁 的 措
置 の 種 類
4.1.2 電 磁 的 措 置 の 種 類 および 内 容 に 係 る 相 手 方
の 事 前 の 承 諾
4.1.3
電
磁
的
措
置
の
技
術
的
基
準
法 的 要 件 のうち CI-NET 実 装 規 約 に 定 められたもの
(a) 当 該 記 録 をディスプレイ、 書 面 等 に 速
やかかつ 整 然 と 表 示 できるよう、システ
ム 整 備 しておくことが 必 要
(b)いわゆる 公 開 鍵 暗 号 方 式 による 電 子 署
名 を 採 用 する 必 要 がある
(c) 信 頼 される 第 三 者 機 関 が 発 行 する 電 子
的 な 証 明 書 を 添 付 して 相 手 方 に 送 信 する
必 要 がある
(d) 契 約 事 項 等 の 電 磁 的 記 録 等 を 適 切 に 保
存 しておく 必 要 がある。その 際 、 保 管 さ
れている 記 録 が 改 ざんされていないこと
を 自 ら 証 明 できるシステムを 整 備 してお
く 必 要 がある。
CI-NET LiteS 実 装 規 約 での 対 応 する 規 則
電 子 メール 方 式 を 用 いなければならない。
CI-NET LiteS によって 建 設 工 事 の 請 負 契 約
の 締 結 を 行 うことに 合 意 する「データ 交 換
協 定 書 」、「 運 用 マニュアル」 等 を、あらか
じめ 相 手 方 と 締 結 しなければならない。
本 文 参 照
ダイジェスト・アルゴリズム SHA-1、ダイジ
ェスト 暗 号 化 アルゴリズム RSA( 鍵 長 1,024
ビット)で 作 成 した 電 子 署 名 を、S/MIME 方
式 で 電 子 メールに 添 付 して 送 信 しなければ
ならない。
相 手 方 が 信 頼 する 認 証 機 関 によって 発 行 さ
れた 自 身 の 電 子 的 な 証 明 書 を、S/MIME 方 式
で 電 子 メールに 添 付 して 送 信 しなければな
らない。
本 文 参 照
[ 注 ] 網 掛 けは、CI-NET LiteS 実 装 規 約 に 準 拠 することで 対 応 済 みと 考 えられる 事 項 。
(1) 書 面 の 交 付 に 代 えることのできる 電 磁 的 措 置 の 種 類
CI-NET LiteS では、 建 設 工 事 の 請 負 契 約 に 係 るデータを 受 け 渡 す 方 法 として 電 子 メール
の 利 用 をルールとしています。これは、 省 令 第 13 条 の 2 第 1 項 第 1 号 イに 掲 げられた 措 置
に 該 当 すると 考 えられます。
省 令 第 13 条 の 2( 建 設 工 事 の 請 負 契 約 に 係 る 情 報 通 信 の 技 術 を 利 用 する 方 法 )
第 1 項
法 第 19 条 第 3 項 の 国 土 交 通 省 令 で 定 める 措 置 は、 次 に 掲 げる 措 置 とする。
Ver.2.1 ad.5 (2008.06.10) 228