CI-NET LiteS 利用者のための建設工事の電子契約についての解説 ...

B.Ⅷ. CI-NET LiteS 利 用 者 のための 建 設 工 事 の 電 子 契 約 についての 解 説
改 ざんされていないことの 証 明 処 理 の 例 :
(a)メッセージ・ダイジェストの 照 合
CI-NET LiteS の 場 合 の 処 理 の 概 要 は、 以 下 の 通 り、 電 磁 的 記 録 のデータ 部 をハッシュ 化
して 得 たメッセージ・ダイジェストと、 電 子 署 名 を 復 号 して 得 たメッセージ・ダイジェ
ストを 照 合 し、 両 者 が 一 致 すれば 改 ざんされていないと 判 断 します。
保 管 されている 電 磁 的 記 録
MIME 分 解
データ 部
multipart/mixed MIME
(base64)
MIME 分 解
&
base64 decode
注 文 関 連 データ
(CI-NET 形 式 )
トランスレーション
失 効
情 報
(c) 有 効 期 間 を 確 認
署 名 部
base64 decode
&
ASN.1 分 解
[3]データ 作 成 日
SHA-1ハッシュ
(d) 期 間 を 照 合
送 信 者 の
電 子 証 明 書
電 子 署 名
送 信 者 の
証 明 書 識 別 情 報
認 証
機 関 の
公 開 鍵
(b) 認 証 機 関 の 公 開 鍵 を 使 用
し、 電 子 証 明 書 が 改 ざんされ
ていないことを 確 認
RSA 復 号
メッセージ・ダイジェスト
(a) 照 合
メッセージ・ダイジェスト
図 B.Ⅷ-15 改 ざんされていないことの 確 認 処 理 の 概 要 イメージ
(b) 電 子 的 な 証 明 書 の 改 ざん 有 無 の 確 認
上 述 (a)の 処 理 過 程 において、 送 信 者 の 電 子 的 な 証 明 書 を 認 証 している 認 証 機 関 の 公 開 鍵
を 用 い、 送 信 者 の 電 子 的 な 証 明 書 の 改 ざん 有 無 を 確 認 します。なおこのためには、 検 証
対 象 である 電 子 署 名 作 成 時 点 の 認 証 機 関 の 公 開 鍵 あるいは 電 子 的 な 証 明 書 の 保 管 が 必 要
です。
(c) 電 子 的 な 証 明 書 の 有 効 性 の 確 認
上 述 (a)の 処 理 過 程 において、 失 効 情 報 および 送 信 者 の 電 子 的 な 証 明 書 に 記 載 の 有 効 期 間
を 参 照 して、 検 証 処 理 時 点 における 電 子 的 な 証 明 書 の 有 効 性 を 確 認 することが 推 奨 され
ます。 電 子 的 な 証 明 書 が 有 効 でない 場 合 は、 処 理 を 継 続 して 両 メッセージ・ダイジェス
トを 照 合 のうえ、 改 ざんの 有 無 以 外 に 電 子 的 な 証 明 書 が 有 効 でないこともあわせて 示 す
ことが 推 奨 されます。
Ver.2.1 ad.5 (2008.06.10) 244