CI-NET LiteS 利用者のための建設工事の電子契約についての解説 ...

B.Ⅷ. CI-NET LiteS 利 用 者 のための 建 設 工 事 の 電 子 契 約 についての 解 説
CI-NET LiteS では、 公 開 鍵 暗 号 方 式 による 電 子 署 名 を 使 用 することをルールとしていま
す。 電 子 署 名 は S/MIME 19 方 式 により 電 子 メールに 添 付 します。
(3-c) 電 子 的 な 証 明 書 の 添 付
同 じく CI-NET LiteS では、 電 子 的 な 証 明 書 を S/MIME 方 式 によって 電 子 メールに 添 付 す
ることをルールとしています。
この 電 子 的 な 証 明 書 の 正 当 性 の 確 保 は、 以 下 の 2 点 を 確 認 することによって 行 います。
・ 当 該 電 子 的 な 証 明 書 が 確 かに 当 該 相 手 方 のものであること
・ 当 該 電 子 的 な 証 明 書 が 自 社 の 信 頼 する 認 証 機 関
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により 認 証 されたものであること
B 社 の 電 子 的 な 証 明 書
(A 社 が 信 頼 する 認 証 機
関 による 電 子 署 名 付 き)
相 手 方
(B 社 )
相 手 方
(B 社 )
A 社 が 信 頼
する 認 証 機
関 の 公 開 鍵
B 社 からの 電 子 的 な 証 明 書 受 領 時
に、 認 証 機 関 による 電 子 署 名 を 検 証
し、 信 頼 できる 電 子 的 な 証 明 書 である
ことを 確 認 する。
図 B.Ⅷ-7
電 子 的 な 証 明 書 の 正 当 性 の 確 認
また 電 子 的 な 証 明 書 が 無 効 になった 際 はただちに 相 手 方 に 通 知 するとともに、 相 手 方 か
ら 通 知 を 受 けた 場 合 にはこれを 失 効 情 報 として 管 理 することが 必 要 です。
18 公 開 鍵 暗 号 方 式 :
公 開 鍵 暗 号 方 式 では、データの 暗 号 化 、 復 号 のために 公 開 鍵 と 秘 密 鍵 という 2 種 類 の 暗 号 鍵 を 使
います。 建 設 業 者 は 公 開 鍵 と 秘 密 鍵 を 同 時 にペアで 作 成 し、 公 開 鍵 を 必 要 な 取 引 先 に 渡 します。
一 方 、 秘 密 鍵 は 絶 対 に 他 社 に 漏 れないよう 厳 重 に 保 管 しなければなりません。 秘 密 鍵 で 暗 号 化 し
たデータは 公 開 鍵 でしか 復 号 できません。
19 S/MIME (エス・マイム:Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions):
電 子 メール 等 で 広 く 用 いられている 方 法 であり、MIME 形 式 のメッセージを 安 全 にやり 取 りするた
めの 暗 号 化 や 署 名 の 方 法 を 定 めた 仕 様 。RFC2311、2312 で S/MIME Version2 が 参 考 仕 様
(Informational)として、RFC2632、2633 で Version3 が 標 準 仕 様 案 (Proposed Standard)としてそれ
ぞれインターネットの 標 準 化 組 織 である IETF (Internet Engineering Task Force:インターネット 技
術 特 別 調 査 委 員 会 )によって 公 開 されています。
20 認 証 機 関 : 電 子 的 な 証 明 書 を 発 行 する 機 関 ( 企 業 、 公 共 組 織 等 )。 公 開 鍵 の 持 ち 主 が 正 しく 本
人 であることを 保 証 します。
Ver.2.1 ad.5 (2008.06.10) 230