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第 10 章 大 学 : 科 学 知 識 の 生 産 と 連 携大 学 の 研 究 開 発 費 に 関 して 学 問 分 野 別 の 割 合の 推 移 ( 図 10-2-8)を 見 ると、 図 に 示 した 期 間 を 通 じて 分 野 間 の 変 化 が 小 さいことがわかる。ただし、ここに 示 した 学 問 分 野 は、 研 究 開 発 の 内 容 による 区 分ではなく、 学 部 等 の 組 織 の 種 類 による 区 分 である。そのため、この 図 から 研 究 開 発 の 内 容 面 での 変 化は 読 みとりにくいが、 大 学 の 組 織 構 成 の 推 移 が 反 映されていると 考 えられる。 過 去 30 年 近 く、 我 が 国 の大 学 では 組 織 構 成 の 大 きな 変 化 が 無 かったということができる 点 で、 注 目 すべきデータである。額 を 示 した。 全 般 的 に、 過 去 10 年 間 では、 金 額 の変 化 が 大 きくなっているが、 特 に 近 年 では 減 少 傾 向にある。 学 問 別 では、 理 学 の 金 額 が 最 も 多 く、 工 学が 次 いでいる。【 図 10-2-9】 大 学 等 における 研 究 者 一 人 当 たり研 究 開 発 費 の 推 移(A) 全 研 究 開 発 費万 円 / 人2,000理 学研究開発費【 図 10-2-8】 大 学 等 における 研 究 開 発 費 の 学 問分 野 別 割 合 の 推 移100%80%60%40%20%その 他人 文 ・ 社 会 科 学保 健農 学工 学理 学0%1981 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 2004 年 度注 :1) 学 問 分 野 の 区 分 は、 学 部 等 の 組 織 の 種 類 による 区 分 である。2) 科 学 技 術 政 策 研 究 所 、「 科 学 技 術 指 標 (NR.No.73)」 図 10-2-10 の 図番 号 を 変 更 した。資 料 : 総 務 省 、「 科 学 技 術 研 究 調 査 報 告 」参 照 : 表 10-2-8次 に、 大 学 等 における 研 究 者 一 人 当 たりの 内 部使 用 研 究 開 発 費 の 推 移 ( 図 10-2-9(A))を 学 問 別にみると、 理 学 分 野 の 金 額 が 最 も 大 きく、 工 学 分 野が 次 いでいる。 両 分 野 の 金 額 は、 長 期 的 に 見 て 増加 の 傾 向 にあったが、 工 学 分 野 は 1998 年 をピークに 減 少 傾 向 にある。 一 方 、 最 も 金 額 の 小 さい 保 健 分野 の 金 額 は、1990 年 頃 より 増 加 が 続 いている。 農 学分 野 に 関 しては、1990 年 代 に 入 って、 増 減 の 波 があるものの、およそ 減 少 傾 向 である。 人 文 ・ 社 会 科学 分 野 は 1990~92 年 頃 に 著 しく 増 加 したが、その後 は 増 減 を 繰 り 返 しつつおよそ 減 少 傾 向 にある。一 人 当 たり 研 究 開 発 費 を 比 較 する 場 合 には、 研究 開 発 従 事 者 の 人 件 費 を 除 いた 研 究 開 発 費 が 用いられることがある。 図 10-2-9(B)には、 人 件 費 を 除いた 研 究 開 発 費 について、 研 究 者 一 人 当 たりの 金研究者一人当たり研究開発費1,5001,000研究者一人当たり研究開発費500人 文 ・ 社 会 科 学その 他工 学農 学保 健01981 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 2004 年 度1,000500万 円 / 人(B) 人 件 費 を 除 いた 研 究 開 発 費01981 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 2004 年 度注 : 科 学 技 術 政 策 研 究 所 、「 科 学 技 術 指 標 (NR.No.73)」 図 10-2-11 の 図 番号 を 変 更 した。資 料 : 総 務 省 、「 科 学 技 術 研 究 調 査 報 告 」参 照 : 表 10-2-9(A)、 (B)理 学工 学農 学保 健その 他人 文 ・ 社 会 科 学- 142 -