San Diego Yu Yu, October 16, 2020

マクロビオティックって 何 ?
「 長 生 きするための 方 法 」という 意 味 のフランス 語
MACRO
II
大 きい
長 い
BIO
II
生 命
夏 の 野 菜 やトロピカルフルーツには、 人 が 暑 さに 対
応 しやすいように 身 体 を 冷 やし、 緩 める 働 きをする 成
分 が 多 いことをご 存 知 ですか? そして、そのような 成
分 はその 土 地 で 自 然 に 育 てられた 旬 の 野 菜 や 果 物 にこ
そ 豊 富 とのこと。また、 人 には 臼 歯 ( 穀 物 をすり 潰 す )、
切 歯 ( 野 菜 類 を 切 る )、 犬 歯 ( 肉 魚 を 食 いちぎる ) の 3
種 類 の 歯 があり、その 割 合 は 臼 歯 5/8: 切 歯 2/8: 犬
歯 1/8。このような 事 実 は、いったい 何 を 示 唆 するも
のなのでしょう…?
マクロビオティックとは M A C R O ( 大 きい・ 長 い ) +
BIO ( 生 命 )+TIQUE ( 術 ・ 学 )=「 長 生 きするための 方 法 」
という 意 味 のフランス 語 で、 英 語 では MACROBIOTICS
=マクロバイオティクスといいます。 人 間 の 体 の 構 造 や
人 と 地 球 との 関 係 を 重 視 し、「 人 間 は 何 をどのように 食
べたらよいのか」を 考 えた 健 康 法 です。
基 本 的 な 考 え 方 はシンプル。 玄 米 雑 穀 を 中 心 に 自
分 が 住 む 土 地 で 収 穫 された 旬 の 作 物 を 食 べる ( 身 土 不
二 〜しんどふじ〜 身 体 ( 身 ) と 環 境 ( 土 ) はバラバラで
はない ( 不 二 ) の 意 )。 加 工 や 精 製 をしないで 自 然 の
恵 みをそのまま 口 にする ( 一 物 全 体 〜いちぶつぜんた
い〜 一 つのものを 丸 ごと 食 べる )。 日 本 古 来 の 伝 統 食
を 手 本 とする 簡 素 で 自 然 な 食 事 法 で 心 と 体 の 健 康 を
維 持 しようというものです。
東 洋 には「 世 界 は 陰 と 陽 のエネルギーバランスで 構
TIQUE
II
術 ・ 学
つまり…
「 長 く 生 きるための 理 論 と 方 法 」
成 されている」との 思 想 があります。マクロビオティッ
クではこの 思 想 を 人 と 食 べ 物 にも 当 てはめて、 人 の 陰 陽
バランスを 食 べ 物 で 整 えるという 考 え 方 をします。 陰 と
陽 どちらに 偏 っても 体 調 や 精 神 に 悪 影 響 があり、 陰 陽 の
バランスがとれた 中 庸 が 一 番 とされます。 陰 性 の 強 い 人
は 陽 性 の 食 べ 物 を、 陽 性 の 強 い 人 は 陰 性 の 食 べ 物 を 摂 る
な ど し て 身 体 を 中 庸 に 戻 し 、そ の 後 は 、こ の 状 態 を 保 つ 標
準 メニューを 続 けるのがマクロビの 中 核 となっています。
健 康 維 持 、 体 力 増 強 、 体 質 改 善 、 病 気 予 防 など、
さまざまな 効 果 が 期 待 されるマクロビ。これを 推 奨 す
る 代 表 的 な 団 体 は、 現 代 マクロビの 祖 である 桜 沢 如
一 ( さくらざわ・ゆきかず ) 氏 の 意 志 を 今 に 受 け 継 ぐ
正 食 協 会 と、 アメリカにも 強 い 地 盤 を 持 つ K I ( クシ・
インスティチュート )。セミナーの 開 講 、 機 関 誌 ・ 著 書
の 発 行 、 料 理 教 室 の 開 催 など、 精 力 的 にマクロビの 普
及 に 務 めています。
「 難 しい 理 屈 はともかく、あなたが『 食 生 活 を 変 えたい
な』と 思 っているなら、 先 ずは 変 えてみませんか? きっ
と 日 常 生 活 の 中 で、 小 さな 癒 しの 奇 跡 が 起 こるでしょ
う」 とは 正 食 協 会 著 書 「 マクロビ オティック・ガイドブッ
ク」の 言 葉 始 めるのに 便 利 な 基 本 知 識 をご 紹 介 します。
出 展 :「マクロビオティック・ガイド」・ 日 本 CI 協 会 ・ 正 食 協 会 発 行
マクロビ 体 質 自 己 診 断 表
顔 の 形 は
顔 の 色 は
顔 の 肉 付 きは
背 の 高 さは
体 の 肉 付 きは
手 のひらはいつも
声 は
話 し 方 は
話 し 方 は
行 動 は
性 格 は
考 え 方 は
考 え 方 は
考 え 方 は
目 は
目 は
白 目 は
まぶたは
まぶたの 裏 は
脈 は
血 圧 は
体 温 は
食 欲 は
尿 の 色 は
尿 の 回 数 は
便 の 状 態 は
計
どちらともいえない
あなたは 陰 性 ? 陽 性 かな? 当 てはまる 項 目 に○をつけ、
1つを 1 点 として 計 算 して、 次 のページへ GO !どちら
にも 当 てはまらない 場 合 は「どちらともいえない」へ。
陰 性
細 長 い
青 白 い
ふっくらしている
高 い
やわらかい
湿 っている
小 さい
ゆっくり
穏 やか
のろい
恥 ずかしがり
消 極 的
思 慮 深 い
気 が 長 い
丸 い
大 きい
青 っぽい
はれぼったい
うすいピンク
遅 い
低 い
低 い
ない
うすい
女 :3 回 以 上
男 :4 回 以 上
黄 土 色 ・ 黄 色 ・ 緑 色
点
陽 性
丸 い・エラはり
赤 黒 い
しまっている
低 い
しまっている
乾 いている
大 きい
早 口
攻 撃 的
早 い
図 太 い
積 極 的
行 動 型
気 が 短 い
細 い
小 さい
黄 色 っぽい
はれぼったくない
赤 い
速 い
高 い
高 い
旺 盛
濃 い
女 :3 回 以 下
男 :4 回 以 下
こげ 茶 色
点
点
出 展 :「マクロビオティック・ガイド」・ 日 本 CI 協 会 ・ 正 食 協 会 発 行
マクロビ 情 報
もっと 知 りたい 方 は…こちら!
■ 正 食 協 会
1956 年 創 立 。マクロビ 創 始 者 の 桜 沢 如 一 氏 の 意
志 を 受 けた 岡 田 周 三 氏 が 開 設 。 海 外 ではジョージ・
オーサワの 名 で 知 られる 桜 沢 氏 がフランスからマ
クロビ 啓 蒙 活 動 を 開 始 したことから、マクロビは
フランス 語 で 広 まりました。 月 刊 誌 「むすび」や
関 連 書 籍 の 発 行 、 料 理 教 室 や 各 セミナーなどを 開
講 してマクロビの 普 及 と 啓 蒙 に 努 める 団 体 です。
www.macrobiotic.gr.jp
著 書
・「マクロビオティック・ガイドブック」 日 本 CI 協
会 ・ 正 食 協 会 ・ 共 編
・「 新 しい 健 康 学 ・ 玄 米 正 食 入 門 」 正 食 出 版
・「 正 食 料 理 法 入 門 」 正 食 出 版
■ Nijiya Market
マクロビ 生 活 の 強 い 味 方 。オーガニック 野 菜 ・
果 物 が 豊 富 な 日 系 マーケット。
3860 Convoy St., #109, San Diego 他 11 店 舗 。
■ Kushi Institute
久 司 道 夫 氏 (1926-2014) が 創 設 したインスティ
チュート。マサチューセッツ 州 ボストンを 拠 点
にクシマクロビオティックの 普 及 に 努 めました。
2007 年 、 林 みどりさんと 結 婚 した 道 夫 氏 は、 夫 妻
でさらにマクロビの 教 育 を 推 進 。 現 在 、 久 司 宮 渡 ( み
どり ) さんが 道 夫 氏 の 教 育 を 監 修 し、マクロビオを
世 界 に 広 めるために 専 心 しています。 関 連 書 籍 の
発 行 、 料 理 教 室 や 各 セミナーなどを 開 講 。
www.kushimacrobiotics.com www.kushiinstitute.org
マクロビの 実 践 効 果
・ 健 康 を 維 持 し、 体 力 を 強 化 する。
・ 美 肌 をつくる。 健 康 的 にダイエットできる。
・ よく 眠 れるようになる。
・ 体 質 改 善 ( 便 秘 、ニキビ、 冷 え 性 、 体 臭 など )。
・ 成 人 病 予 防 、 老 化 現 象 を 和 らげる。
糖 尿 病 やガンになる 確 率 が 下 がる。
血 圧 が 正 常 になる。
血 行 がよくなる。
・ 気 持 ちが 明 るくなり、ストレスが 少 なくなる。
・ 精 神 が 強 くなり、 生 きていく 気 力 が 高 まる。
出 展 :「マクロビオティック・ガイド」・ 日 本 CI 協 会 ・ 正 食 協 会 発 行
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