2-STD-B32v2_2

ARIB STD-B32 第 2 部 参 考 資 料
参 考 資 料 1 MPEG-2 AAC ADTS(Audio Data Transport Stream)における CRC
(Cyclic Redundancy Check)の 処 理 手 順
本 参 考 資 料 は MPEG-2 AAC 規 格 (ISO/IEC 13818-7)の ADTS における CRC の 処 理 手 順 の 明 確
化 を 目 的 としている。 本 参 考 資 料 に 記 載 された 解 釈 で 問 題 ないことが MPEG 北 京 会 合 (2000 年 7
月 )でも 確 認 され、 当 会 合 の 決 議 書 (Resolution)2.5.9 章 に 明 記 されている。
MPEG-2 AAC 規 格 では、CRC の 処 理 手 順 として、 以 下 のように 記 述 されている。
adts_error_check()
CRC error detection data generated as described in ISO/IEC 11172-3, subclause
2.4.3.1 (table 1.7)
The following bits are protected and fed into the CRC algorithm in order of their
appearance:
all bits of the headers
first 192 bits of any
single_channel_element (SCE)
channel_pair_element (CPE)
coupling_channel_element (CCE)
low frequency enhancement channel (LFE)
In addition, the first 128 bits of the second individual_channel_stream in the
channel_pair_element must be protected. All information in any program
configuration element or data element must be protected.
For any element where the specified protection length of 128 or 192 bits exceeds its
actual length, the element is zero padded to the specified protection length for CRC
calculation.
( 訳 )CRC エラー 検 出 データ:ISO/IEC 11172-3 の 2.4.3.1 節 に 記 述 されているように 発 生 される。 以 下 のビットが
プロテクトされ、 出 現 順 に CRC アルゴリズムへ 入 力 される:
ヘッダの 全 てのビット
あらゆる SCE, CPE, CCE, LFE の 先 頭 の 192 ビット
さらに、CPE の 2 番 目 の ICS の 先 頭 の 128 ビットがプロテクトされなければいけない。
あらゆる PCE あるいは Data element のすべての 情 報 もプロテクトされなければいけない。128 あるいは 192
のプロテクト 長 が 実 際 の 長 さを 超 えるあらゆるエレメントでは、そのエレメントは CRC の 計 算 のためにプロ
テクト 長 までゼロ 詰 めされる。
解 釈 が 難 しい 例 として、CPE の 長 さが 192 ビット 未 満 で、なおかつ 同 CPE の 2 番 目 の ICS が 128
ビット 未 満 である 場 合 のゼロ 詰 めの 方 法 が 挙 げられる。
結 論 からいえば、
・ まずCPE の 先 頭 から 処 理 し、192 ビット 未 満 であれば 0 で 調 整 して 192 ビットとする。
・ 引 き 続 き、 同 CPE の 2 番 目 の ICS の 先 頭 から 処 理 し、128 ビット 未 満 であれば 0 で 調 整 し
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