一 次 抗 体IHC Solution Antibodies and ControlsMonoclonal Mouse Anti-HumanCD99, MIC2 Gene Products, Ewing's Sarcoma Marker抗 ヒト CD99, MIC2 遺 伝 子 産 物 (Ewing 肉 腫 マーカー)・マウス モノクローナル 抗 体クローン:12E7 サブクラス:IgG1, κM3601 細 胞 培 養 上 清 由 来1mLN1593 組 織 染 色 用 希 釈 抗 体 , N シリーズ7mL第 5 回 国 際 CD ワークショップにおいて CD99 に 分 類 された 抗 体 です。MIC2 遺 伝 子 産 物 は、ユーイング 肉 腫 , 末 梢 神 経 外 胚 葉 性 腫 瘍 (pPNET) の 細胞 膜 に 強 く 発 現 しています。また、 赤 血 球 においては、X 関 連 XG 遺 伝 子 により 調節 され、MIC2 遺 伝 子 産 物 量 の 量 的 変 化 がおこります。この 抗 体 は、T 細 胞 性 急 性 リンパ 性 白 血 病 を 抗 原 として 作 製 したものです。X とY 染 色 体 の 両 短 腕 に 存 在 する MIC2 遺 伝 子 の 産 物 である 糖 タンパク( 分 子 量 30,32kD)と 反 応 します。正 常 細 胞 において、MIC2 遺 伝 子 産 物 は 赤 血 球 , 一 部 のリンパ 球 ( 骨 髄 , リンパ 節 ,脾 臓 ), 胸 腺 皮 質 細 胞 , 卵 巣 の 顆 粒 膜 細 胞 , 大 部 分 のランゲルハンス 島 細 胞 , CNSの 上 衣 細 胞 , 精 巣 のセルトリ 細 胞 , 少 数 の 毛 細 血 管 の 内 皮 細 胞 に 発 現 しています。腫 瘍 細 胞 に 対 する 検 索 では、ユーイング 肉 腫 , 末 梢 神 経 外 胚 葉 性 腫 瘍 と 中 枢 神経 の 膠 芽 腫 と 上 衣 腫 , 一 部 の 膵 臓 ラ 氏 島 腫 瘍 のみが 陽 性 となります。ユーイング肉 腫 , 末 梢 神 経 外 胚 葉 性 腫 瘍 と 他 の 若 年 性 の 小 円 形 腫 瘍 との 鑑 別 に 有 用 です。M3601 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能Ewing's sarcoma (FFPE) stainedwith Anti-CD99, Code M3601.Polyclonal Rabbit Anti-HumanCD117, c-Kit抗 ヒト CD117, c-Ki・ウサギ ポリクローナル 抗 体A4502 精 製 抗 体0.2mLc-Kit 遺 伝 子 はレセプター 型 チロシンキナーゼである c-Kit をコードしており、c-Kit に 結 合 するリガンドとして stem cell factor (SCF) や mast cell growthfactor などが 同 定 されています。c-Kit はリガンド 結 合 ドメインである 5 個 のイムノグロブリン 様 の 繰 り 返 し 配 列 を 持 つ 細 胞 外 ドメインと、 細 胞 膜 貫 通 ドメイン、 傍細 胞 膜 ドメイン、そしてチロシンキナーゼ 活 性 を 持 つ 細 胞 内 ドメインから 構 成 されており、SCF との 結 合 により 二 量 体 が 形 成 され、チロシンキナーゼの 活 性 化 を 引き 起 こし、 細 胞 の 増 殖 ・ 分 化 を 誘 導 します。c-Kit は、 赤 血 球 、マスト 細 胞 、メラノサイト、 生 殖 細 胞 、そして 消 化 管 運 動 のペースメーカーとして 機 能 している Interstitial Cells of Cajal(ICCs:カハールの介 在 細 胞 )に 発 現 しています。また、マスト 細 胞 腫 、 悪 性 黒 色 腫 、セミノーマ、 血 管肉 腫 、 小 細 胞 肺 癌 など 種 々の 腫 瘍 において c-Kit が 陽 性 になることが 知 られています。従 来 、 消 化 管 に 発 生 する 間 葉 系 腫 瘍 のほとんどは 平 滑 筋 腫 瘍 と 考 えられてきましたが、その 後 、 消 化 管 の 間 葉 系 腫 瘍 の 多 くが 明 瞭 な 平 滑 筋 への 分 化 を 示さないことが 明 らかとなり、このような 腫 瘍 は gastrointestinal stromal tumors(GISTs: 消 化 管 間 質 性 腫 瘍 )と 呼 ばれるようになりました。GISTs の 主 要 な 発 生部 位 は、 一 般 的 に 胃 (50~70%)であり、 次 いで 小 腸 (20~30%)、 大 腸 および 直腸 (10% 未 満 )、そして 食 道 (5% 未 満 )となっています。GISTs はそのほとんどが c-Kit を 発 現 していることから、ICCs を 起 源 とする 腫瘍 と 考 えられており、また、リガンド 非 依 存 的 で 恒 常 的 な c-Kit の 活 性 化 を 引 き 起こす c-kit 遺 伝 子 の 突 然 変 異 が GISTs の 腫 瘍 化 および 悪 性 化 に 関 与 していると考 えられています。Monoclonal Mouse Anti-HumanCD105, Endoglin抗 ヒト CD105, Endoglin・マウス モノクローナル 抗 体クローン:SN6h サブクラス:IgG1, κM3527 細 胞 培 養 上 清 由 来1mL第 6 回 国 際 CD ワークショップにて CD105 に 分 類 された 抗 体 です。Endoglin はヒトの 血 管 内 皮 細 胞 に 非 常 に 多 く 発 現 している 95kDa 分 子 の 二 量体 の I 型 膜 貫 通 蛋 白 で、TGF-β レセプターシステムのコンポーネントとして 発 現しています。この 抗 体 は、 主 に 腫 瘍 の 血 管 系 および 増 殖 期 細 胞 の 細 胞 膜 上 の 糖 タンパクを 認 識 し、 増 殖 関 連 内 皮 マーカーであることが 示 唆 されています。正 常 細 胞 において Endoglin は、あらゆる 組 織 にある 毛 細 血 管 および 細 動 脈 、小 動 脈 、 小 静 脈 の 血 管 内 皮 細 胞 と 高 内 皮 性 細 静 脈 に 発 現 が 認 められています。 扁桃 、リンパ 節 、 胸 腺 においては、 高 内 皮 性 細 静 脈 を 含 む 全 ての 内 皮 細 胞 に 発 現 しています。腫 瘍 細 胞 では、 非 T / 非 B 急 性 リンパ 芽 球 性 白 血 病 (ALL)、 急 性 骨 髄 性 、 骨 髄単 球 性 白 血 病 およびヘアリー 細 胞 白 血 病 において Endoglin の 発 現 が 確 認 されています。M3527組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:5~1:10ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Pro希 釈 倍 率 /1:2,000 (CSA System, 前 処 理 なし)ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能【c-Kit 染 色 プロトコール 例 】1. 抗 原 賦 活 処 理Target Retrieval Solution(Code No. S1699/S1700)での 温 浴 処 理 (95℃~99℃, 20 分 間 )2. 内 因 性 パーオキシダーゼのブロッキング3. 一 次 抗 体 ( 抗 c-Kit 抗 体 )の 反 応抗 c-Kit 抗 体 (Code No. A4502: 至 適 希 釈 倍 率 1 : 50~1 : 100)の 反 応 ( 常温 , 30 分 間 )4. ポリマー 試 薬 の 反 応ダコ ENVISION+ ポリマー 試 薬 (Code No. K4002/K4003)の 反 応 ( 常 温 , 30 分 間 )5. 発 色 基 質 溶 液 (DAB+)ダコ DAB+ 基 質 キット(Code No. iK3467/iK3468)を 調 製 し 使 用 ( 常 温 , 10分 間 )6. 対 比 染 色 ・ 封 入A4502 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat/L (TRS 推 奨 )Lactating breast tissue (FFPE)stained with Anti-CD117, CodeA4502.34免 疫 組 織 細 胞 化 学 染 色 条 件 の 表 記 につきましては 表 紙 裏 または 10 ページをご 参 照 ください。i : 体 外 診 断 用 医 薬 品 。 体 外 診 断 用 医 薬 品 名 につきましては (11) ページをご 参 照 ください。d : 医 薬 用 外 毒 物g : 医 薬 用 外 劇 物
一 次 抗 体Monoclonal Mouse Anti-HumanCD138抗 ヒト CD138・マウス モノクローナル 抗 体クローン:MI15M7228 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κ1mLCD138, MI15 抗 体 は、 第 6 回 国 際 CD ワークショップにおいて 選 定 された 抗 体です。この 抗 体 は 細 胞 表 面 エピトープを 認 識 します。CD138 (syndecan-1) 抗 原 は、 細 胞 外 領 域 に 5 つの glycosaminoglycan の 付着 部 位 と 膜 近 傍 にプロテアーゼ 切 断 部 位 をもつ 一 本 鎖 の 膜 貫 通 型 タンパクで、ヘパラン 硫 酸 プロテオグリカンファミリーに 属 します。この 抗 原 は、コラーゲン、フィブロネクチンなどの 細 胞 外 基 質 のレセプターとして 機 能 し、またトロンビン、アンチトロンビン III、リポ 蛋 白 リパーゼ、bFGF、 単 純 ヘルペスウイルスのレセプターでもあることが 知 られています。C D13 8 抗 原 は、ヒトにおいては 形 質 細 胞 に 特 異 的 にその 発 現 が 認 められ、その 他 の 血 液 系 細 胞 では C D138 の 発 現 は 認 められません。さらに、形 質 細 胞 が アポトーシスを 起 こす 初 期 段 階 では 、C D13 8 の 発 現 が 認 められないことが 報 告 されています (Leucocy te Typing VI 1997:p249-52,Br.J.Haematol.1998;100:637-46)。 組 織 では、 単 層 及 び 重 層 上 皮 細 胞 ・ 線 維 芽 細胞 ・ 血 管 内 皮 細 胞 に 発 現 が 認 められます。 造 血 器 腫 瘍 では、 多 発 性 骨 髄 腫 などの形 質 細 胞 由 来 の 腫 瘍 で 高 い 陽 性 率 を 示 します。Dako CD138, MI15 抗 体 は、 多 発 性 骨 髄 腫 などの 形 質 細 胞 由 来 の 腫 瘍 の 鑑別 に 有 用 です。この 抗 体 は、 形 質 細 胞 由 来 の 腫 瘍 に 特 異 的 に 反 応 します。B 細 胞性 のその 他 の 腫 瘍 である B-ALL や B-CLL では 基 本 的 に 陰 性 を 示 しますが、B-CLL の 一 部 や Body-cavity-based B 細 胞 性 リンパ 腫 で 陽 性 が 認 められたという 報 告 もあります。 多 発 性 骨 髄 腫 における CD138 の 陽 性 率 は 100%ではなく、陽 性 症 例 と 陰 性 症 例 が 臨 床 的 に 差 別 化 されることが 期 待 されますが、 今 のところその 原 因 は 解 っておりません。その 原 因 として 形 質 細 胞 の 分 化 段 階 における 発 現量 の 違 いや、プロテアーゼによる 抗 原 の 切 断 に 対 する 感 受 性 の 違 いなどが 推 測 されています。また、これらに 関 与 する 情 報 として、CD138 抗 原 は 室 温 24 時 間 の 放置 により 抗 原 が 失 活 するという 報 告 もされています。M7228 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /H凍 結 切 片 可 能Plasmablastic lymphoma of theoral cavity (FFPE) stained with Anti-CD138, Code M7228.Monoclonal Mouse Anti-HumanCD235a, Glycophorin A抗 ヒト CD235a, グリコフォリン A・マウス モノクローナル 抗 体クローン:JC159M0819 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κ1mL赤 芽 球 から 成 熟 赤 血 球 まで 広 く 分 布 する Glycophorin A と 特 異 的 に 反 応 します。 赤 芽 球 性 白 血 病 の 検 索 に 非 常 に 有 用 な 抗 体 です。M0819 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:400ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能改 善 :Heat/LMonoclonal Mouse Anti-HumanCD246, ALK Protein抗 ヒト CD246, ALKタンパク, p80・マウス モノクローナル 抗 体クローン:ALK1M7195 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG3, κN1614 組 織 染 色 用 希 釈 抗 体 , N シリーズBone marrow normal erythropoiesis(FFPE) stained with Anti-CD235a,Glycophorin A, Code M0819.0.2mL1mL11mL未 分 化 型 大 細 胞 性 リンパ 腫 ( 以 下 ALCL)は 非 ホジキンリンパ 腫 の 中 でも 全 く異 なるカテゴリーに 入 ります。 通 常 CD30 抗 原 および EMA が 陽 性 の 大 型 多 形 性の 腫 瘍 細 胞 からなっており、 若 年 者 の 皮 下 ならびに 節 外 性 の 発 症 が 多 いと 考 えられています。ALCL の 一 部 で t(2;5) (p23;q35) における 染 色 体 転 座 が 認 められ、NPM (nucleophosmin) と Anaplastic lymphoma キナーゼ( 以 下 ALK) 受 容 体チロシンキナーゼの 細 胞 質 内 部 分 とのハイブリッド 遺 伝 子 が 形 成 されています。本 抗 体 は、 分 子 量 80kD の NPM-ALK キメラタンパクおよび 200kD の 正 常 ヒト ALK タンパク 両 方 のホルマリン 耐 性 エピトープと 反 応 し、 大 部 分 の 大 細 胞 性 リンパ 腫 において、NPM-ALK タンパクの 存 在 が 明 らかとなっています。また 最 近 ある 種 の 大 細 胞 性 B リンパ 腫 において、 野 生 型 の ALK タンパクが 発 現 していることが 報 告 されています。M7195 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /TRS-9Antibodies and Controls IHC SolutionAnaplastic large cell lymphoma(FFPE) stained with Anti-CD246,ALK Protein, Code M7195.35商 品 管 理 課 ( 在 庫 確 認 ・ 発 送 関 連 ) TEL : 03-5802-2583 FAX : 03-5802-2584