カタログ2010-2011

一 次 抗 体Monoclonal Mouse Anti-HumanEstrogen Receptor β1抗 ヒト エストロジェンレセプター β1・マウス モノクローナル 抗 体Factor VIII AntigenVon Willebrand Factor の 項 をご 覧 下 さい。IHC Solution Antibodies and Controlsクローン:PPG5/10 サブクラス:IgG2a, κM7292 細 胞 培 養 上 清 由 来1mLヒトエストロジェンレセプター (estrogen receptor ; ER) の 2 つのサブタイプである ERα と ERβは、 異 なる 染 色 体 上 にある2 種 類 の 遺 伝 子 にコードされており、ERβは、ERβ1 に 加 え、 多 くのアイソフォームおよびスプライシングバリアントが 同 定 されています。 ERα と ERβは、DNA 結 合 ドメインの 相 同 性 が 高 いこと、リガンド 結 合 ドメイン 内 の 主 要 なアミノ 酸 が 保 存 されていること、お 互 いにヘテロダイマーを 形 成 することなど、 共 通 点 を 持 ちますが、 細 胞 内 で 異 なった 分 布 を 示し、 異 なる 遺 伝 子 を 制 御 します。また、いくつかの 遺 伝 子 におけるお 互 いの 機 能 を妨 害 することもあります。 多 くの 研 究 により、 正 常 な 組 織 に 比 べ、 乳 癌 、 卵 巣 癌 、大 腸 癌 など 多 くの 癌 での ERβ 発 現 が 消 失 あるいは 減 弱 し、ERα/ERβ 発 現 比 の変 化 が 腫 瘍 の 進 展 に 関 与 することが 示 唆 されています。 前 立 腺 癌 では、 抗 ERβ抗 体 、クローン PPG5/10 によって 検 出 される ERβの 発 現 が、HGPIN およびアンドロジェン 非 感 受 性 期 の 前 立 腺 癌 で 部 分 的 に 消 失 するが、 無 治 療 の 原 発 性 前 立腺 癌 および 転 移 性 前 立 腺 癌 では 保 持 されているとの 報 告 があります。抗 ヒト エストロジェンレセプター β1, PPG5/10・マウスモノクローナル 抗 体は、ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 での 免 疫 組 織 染 色 が 可 能 であり、 癌 の 生 物 学における ERβの 機 能 解 明 の 研 究 に 有 用 です。M7292 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:10~1:20ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /TRS-9TRS の 場 合 オートクレーブ 処 理 (121℃, 15 分 間 ) が 必 要 です。 抗 体 希 釈 液 として S3022を 使 用 することで 染 色 性 が 向上 します。Ewing's Sarcoma MarkerCD99, MIC2 Gene Product, Ewing's Sarcoma Marker の 項 をご 覧 下 さい。Monoclonal Mouse Anti-HumanFascin抗 ヒト Fascin・マウス モノクローナル 抗 体クローン:55K-2M3567 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG11mLヒト Fascin タンパクは、ウニの Fascin やショウジョウバエの sn タンパクと 高いホモロジーを 持 つ 分 子 量 55kD のアクチン 結 合 性 タンパクです。ヒト sn 遺 伝 子と 同 種 のタンパクをコードする Fascin はミクロフィラメント 束 の 形 成 に 関 与 する微 小 突 起 およびストレスファイバーに 局 在 しています。免 疫 組 織 細 胞 化 学 染 色 法 により、Fascin はリンパ 節 の T 細 胞 領 域 にある 間 質樹 状 細 胞 / 被 膜 下 の 樹 状 細 胞 / 細 網 線 維 ネットワーク/リンパ 節 の 濾 胞 樹 状 細 胞/ 間 質 樹 状 細 胞 / 胸 腺 ・ 脾 臓 ・ 末 梢 血 中 の 樹 状 細 胞 等 多 くの 細 胞 の 細 胞 質 に 認 められます。また、Nodular sclerosis/ Mixed cellularity/ Lymphocyte depletion/その 他 のあらゆるタイプのホジキン 病 において Reed-Sternberg 細 胞 およびそのバリアント 細 胞 の 細 胞 質 に Fascin の 発 現 が 認 められます。M3567 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /LPolyclonal Rabbit Anti-HumanFibrinogen抗 ヒト フィブリノーゲン・ウサギ ポリクローナル 抗 体F0111 FITC 標 識 , ヒト 血 漿 タンパクで 固 相 吸 収 済 み 2mLフィブリノーゲン, フィブリン, フィブリンフラグメント D. E. X. Y と 反 応 します。Monoclonal Mouse Anti-HumanFollicle-Stimulating Hormone (FSH)抗 ヒト FSH ( 卵 胞 刺 激 ホルモン)・マウス モノクローナル 抗 体クローン:C10M3504 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κ1mLFSH は 下 垂 体 前 葉 の 好 塩 基 性 細 胞 から 分 泌 される 糖 タンパクホルモンで、 脊椎 動 物 の 雌 においては、 若 い 卵 胞 を 刺 激 して 卵 胞 細 胞 増 殖 と 卵 胞 腔 の 形 成 を 促進 します。 雄 においては、 精 巣 の 造 精 細 胞 の 分 裂 増 殖 を 促 進 します。α, βサブユニットから 構 成 され、αサブユニットはLH, TSH のαサブユニットと 共 通 であり、hCG のαサブユニットと 類 似 した 構 造 を 有 します。この 抗 体 は、ヒト 下 垂 体 から 抽 出 し、 精 製 したFSH を 抗 原 として 得 られたマウスモノクローナル 抗 体 で、FSH に 対 して 特 異 的 です。ELISA 法 により、LH, TSH,プロラクチン, hGH, hCG とは 交 差 反 応 を 示 さないことが 確 認 されています。M3504 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Pro44免 疫 組 織 細 胞 化 学 染 色 条 件 の 表 記 につきましては 表 紙 裏 または 10 ページをご 参 照 ください。i : 体 外 診 断 用 医 薬 品 。 体 外 診 断 用 医 薬 品 名 につきましては (11) ページをご 参 照 ください。d : 医 薬 用 外 毒 物g : 医 薬 用 外 劇 物