カタログ2010-2011

一 次 抗 体Monoclonal Mouse Anti-HumanLaminin-5, Gamma-2 Chain抗 ヒト ラミニン-5, γ2 鎖 ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:4G1M7262 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1,κ1mLラミニンは 基 底 膜 の 主 成 分 をなす 細 胞 接 着 性 糖 タンパクで、α/β/γ 3 種 のサブユニットから 形 成 されています。 現 在 までに 15 種 類 のファミリータンパクが 報告 されており、その 中 でラミニン-5 タンパクはα3, β3, γ2 鎖 の 会 合 により 分 子量 460kDa の 前 駆 体 が 合 成 され、その 後 適 切 なプロセッシングを 受 け 細 胞 外 マトリックスに 分 泌 されます。ラミニン-5,γ2 は 上 皮 のみに 発 現 しており 上 皮 の 基 底 層への 接 着 や 細 胞 の 移 動 に 関 与 し、インテグリンα3β1, α6β1, α6β4 のリガンドとして、 皮 膚 の 基 底 細 胞 が 基 底 膜 へ 接 着 する 際 に 必 須 のタンパクです。 様 々な 腫瘍 の 先 進 部 での 発 現 が 報 告 されており、 扁 平 上 皮 癌 , 大 腸 癌 , 肺 癌 などの 浸 潤 度をみるマーカーとして 有 用 です。抗 ヒト ラミニン-5, γ2 鎖 抗 体 , クローン 4G1 は、ホルマリン 固 定 パラフィン 切片 での 免 疫 組 織 染 色 が 可 能 であり、また、ヒト 細 胞 株 HaCat( 皮 膚 由 来 )およびマウス 細 胞 株 KLN-205( 扁 平 上 皮 由 来 )を 用 いたウェスタンブロットにより、ヒトおよびマウスラミニン-5γ2 鎖 を 認 識 することが 確 認 されています。クローン4G1 は 上 皮 のみが 染 色 され、 基 底 膜 に 対 する 免 疫 反 応 性 は 観 察 されません。M7262 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat/TRS-9Monoclonal Mouse Anti-HumanLAT Protein抗 ヒト LAT タンパク・マウス モノクローナル 抗 体クローン:LAT-1M7279 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κ0.2mLT 細 胞 抗 原 レセプター (TCR) の 刺 激 により、TCR と 関 連 する 複 数 のチロシンキナーゼが 活 性 化 されます。これら 活 性 化 されたチロシンキナーゼは 複 数 のタンパクのチロシン 残 基 をリン 酸 化 し、その 結 果 酵 素 を 活 性 化 したり、 活 性 化 のカスケードに 関 与 するタンパクの 結 合 部 位 を 形 成 します。LAT (Linker for activation ofT-cells) は 36-38kDa の 膜 貫 通 型 タンパクであり、T 細 胞 の 活 性 化 過 程 においてZAP-70 チロシンキナーゼによりリン 酸 化 されます。LAT タンパクは、 胎 児 期 においてターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ (TdT) が 発 現 する 以 前 、 胸 腺 における T 細 胞 分 化 の 初 期 段 階 から 継続 して 発 現 しています。LAT タンパクは 特 定 の 亜 型 に 限 定 しない T 細 胞 全 般 ならびに NK 細 胞 に 発 現 しています。また 巨 核 球 や 肥 満 細 胞 も LAT タンパクを 発 現 していますが、 骨 髄 球 、 単 球 および B 細 胞 は LAT タンパクを 発 現 していません。M7279 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat/TRS-9Colon carcinoma (FFPE) stainedwith Anti-LAT Protein, Code M7279.Monoclonal Mouse Anti-HumanLeukaemia, Hairy Cell抗 ヒト ヘアリー 細 胞 ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:DBA.44M0880 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgM, κ1mLリンパ 節 / 脾 臓 のマントルゾーンの B 細 胞 サブセットと 反 応 します。ヘアリー 細胞 白 血 病 ( 約 97%)と 強 い 陽 性 反 応 を 示 し、また、Centroblastic, ImmunoblasticType の B 細 胞 性 リンパ 腫 ( 約 35%)とも 強 く 反 応 します。ヘアリー 細 胞 白 血 病 の検 索 および 他 の 低 分 化 B 細 胞 性 の 白 血 病 との 鑑 別 に 有 用 です。インターフェロン治 療 後 の 骨 髄 中 の 残 在 腫 瘍 細 胞 の 検 索 にも 有 用 です。M0880 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :ProMonoclonal Mouse Anti-HumanLuteinizing Hormone (LH)抗 ヒト LH( 黄 体 形 成 ホルモン)・マウス モノクローナル 抗 体クローン:C93M3502 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κBone marrow interstitial infiltration(FFPE) stained with Anti-Hairy CellLeukaemia, Code M0880.1mLLH は 下 垂 体 前 葉 の 好 塩 基 性 細 胞 から 分 泌 される 糖 タンパクホルモンで、 脊椎 動 物 の 雌 においては、 成 熟 した 卵 胞 に 作 用 して 排 卵 を 起 し、かつ 黄 体 化 させます。さらに、 黄 体 / 内 莢 膜 / 間 細 胞 からの 性 ホルモンの 分 泌 を 促 進 します。 雄 においては、 精 巣 の 間 細 胞 に 作 用 して 雄 性 ホルモンの 分 泌 を 促 進 します。α,βサブユニットから 構 成 され、αサブユニットは FSH, TSH のαサブユニットと 共 通 であり、hCG のαサブユニットと 類 似 した 構 造 を 有 します。この 抗 体 は、ヒト 下 垂 体 から 抽 出 し、 精 製 した LH を 抗 原 として 得 られたマウスモノクローナル 抗 体 で、LH に 対 して 特 異 的 です。RIA 法 により、FSH に 対 しては0.44%, TSH に 対 しては 1.0% 以 下 , hCG に 対 しては 1.5% のみの 交 差 反 応 を 示すことが 確 認 されています。この 抗 体 は、 正 常 細 胞 に 対 しては、 下 垂 体 中 の LH 産 生 細 胞 と 特 異 的 に 反 応 します。 腫 瘍 細 胞 に 対 しては、LH 産 生 下 垂 体腺 腫 と 特 異 的 に 反 応 し、 下 垂 体 腺 腫 の 分 類 に 有 用 です。M3502 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能Antibodies and Controls IHC SolutionLeucocyte Common AntigenCD45, Leucocyte Common Antigen の 項 をご 覧 下 さい。Polyclonal Rabbit Anti-HumanLysozyme EC 3.2.1.17 (Muramidase)抗 ヒト リゾチーム ・ウサギ ポリクローナル 抗 体i A0099 ヒト 血 漿 / 尿 タンパクで 固 相 吸 収 済 み 2mL組 織 球 性 腫 瘍 の 同 定 に 有 用 です。 血 清 , 尿 の 原 液 中 のリゾチーム 量 はロケット免 疫 電 気 泳 動 法 により 定 量 できます。この 抗 体 はタンパク 質 希 薄 溶 液 では 不 安 定になるので、 希 釈 用 液 には 1% ウシ 血 清 アルブミンの 添 加 をお 勧 めします。A0099 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:1,000~1:2,000ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Pro53商 品 管 理 課 ( 在 庫 確 認 ・ 発 送 関 連 ) TEL : 03-5802-2583 FAX : 03-5802-2584