カタログ2010-2011

一 次 抗 体IHC Solution Antibodies and ControlsMonoclonal Mouse Anti-HumanMITF抗 ヒト MITF ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:D5 サブクラス:IgG1,κM3621 細 胞 培 養 上 清 由 来0.2mLMicrophthalmia Transcription Factor(MITF, 小 眼 球 症 関 連 転 写 因 子 )は、 塩基 性 へリックス・ループ・へリックス-ロイシンジッパー (bHLH-LZ) 構 造 を 持 つ 転写 因 子 であり、チロシナーゼ、TRP1 及 び TRP2 を 含 むメラニン 形 成 に 関 与 する 遺伝 子 の 転 写 を 調 節 することにより、メラノサイトや 網 膜 色 素 上 皮 細 胞 の 発 生 や 分化 を 制 御 しています。MITF は、c-Kit 活 性 化 に 応 じて MAP キナーゼによりリン 酸化 を 受 け、MITF 転 写 活 性 が 亢 進 されることが 知 られています。 抗 MITF 抗 体 , クローン D5 は 正 常 メラノサイト、 良 性 ・ 異 型 母 斑 、および、 多 くの 原 発 性 ・ 転 移 性悪 性 上 皮 系 黒 色 腫 において 発 現 している 核 タンパクを 認 識 します。 本 抗 体 はホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 での 免 疫 組 織 染 色 が 可 能 であり、 他 の 黒 色 腫 関 連 マーカーとの 組 み 合 わせにより 悪 性 黒 色 腫 の 鑑 別 に 有 用 です。M3621 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /TRS-9Monoclonal Mouse Anti-HumanMUM1 Protein抗 ヒト MUM1タンパク・マウス モノクローナル 抗 体クローン:MUM1p サブクラス:IgG1, κM7259 細 胞 培 養 上 清 由 来N1603 組 織 染 色 用 希 釈 抗 体 , N シリーズ0.2mL1mL11mLMUM1 (Multiple Myeloma Oncogene 1) 遺 伝 子 は 多 発 性 骨 髄 腫 にみられるt(6;4)(p25;q32) の 染 色 体 転 座 に 関 係 する 遺 伝 子 として 同 定 され、その 遺 伝 子産 物 である MUM1 タンパクは IRF (Interferon Regulatory Factor) ファミリーのメンバーであり、IRF4 (Interferon Regulatory Factor 4), ICSAT (InterferonConsensus Sequence binding protein for Activated T cells), PiP (PU.1Interaction Partner) などさまざまな 名 称 で 呼 ばれています。MUM1 タンパクは胚 中 心 細 胞 から 形 質 芽 細 胞 の 段 階 において 発 現 しており、MUM1 タンパクはBCL-6 陽 性 細 胞 ( 胚 中 心 B 細 胞 )から CD138 発 現 細 胞 ( 免 疫 芽 細 胞 、 形 質 細胞 )への 分 化 段 階 を 同 定 するマーカーとなる 可 能 性 があります。 悪 性 リンパ 腫 においては、MUM1 タンパクは 幅 広 く 発 現 しており、 特 にびまん 性 大 細 胞 型 B 細 胞 リンパ 腫 に 強 く 発 現 しています。また、Hodgkin 病 の Reed-Sternberg 細 胞 にも 発現 が 認 められています。抗 MUM1 タンパク 抗 体 、クローン MUM1p はホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 での 免 疫 組 織 染 色 が 可 能 であり、B 細 胞 性 リンパ 腫 における 腫 瘍 細 胞 の 起 源 、 分 化段 階 の 研 究 に 有 用 です。M7259 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat/H改 善 :Heat S /HHodgkin's and Reed-Sternbergcells (FFPE) stained with Anti-MUM1 Protein, Code M7259.Monoclonal Mouse Anti-HumanMutL Protein Homolog 1抗 ヒト MutL Protein Homolog 1・マウス モノクローナル 抗 体クローン:ES05 サブクラス:IgG1M3640 細 胞 培 養 上 清 由 来0.2mL1mLミスマッチ 修 復 遺 伝 子 hMLH1 は、DNA 複 製 の 際 に 生 じた 誤 りを 修 復 するMutL protein Homolog 1 (MLH1) と 呼 ばれるミスマッチ 修 復 タンパクをコードしています。DNA ミスマッチ 修 復 は 完 全 な 遺 伝 子 情 報 を 維 持 するために 必 要不 可 欠 であり、この 遺 伝 子 の 変 異 が 存 在 する 場 合 、マイクロサテライト 不 安 定 性(microsatellite instability, MSI) が 生 じることが 知 られています。これら DNA 修復 経 路 の 異 常 はヒトの 発 がんと 関 連 があり、 特 に 遺 伝 性 非 ポリポーシズ 大 腸 癌(HNPCC) において 明 らかにされてきました。抗 MLH1 抗 体 は HNPCC を 含 む 消 化 器 癌 およびその 他 の 癌 におけるミスマッチ 修 復 タンパクの 欠 如 を 免 疫 組 織 化 学 的 に 明 らかにすることに 有 用 です。MLH1の 陽 性 反 応 は、 核 に 認 められます。M3640 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /TRS-9Polyclonal Rabbit Anti-HumanMyelin Basic Protein抗 ヒト ミエリン 塩 基 性 タンパク (MBP)・ウサギ ポリクローナル 抗 体i A0623 精 製 抗 体 1mLミエリン 塩 基 性 タンパクはミエリン 形 成 細 胞 ( 乏 突 起 膠 細 胞 ,シュワン 細 胞 )に存 在 するタンパクです。この 抗 体 は、 皮 下 の 神 経 線 維 腫 , 神 経 鞘 腫 の 鑑 別 に 有 効 です。A0623 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:100~1:200ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能Monoclonal Mouse Anti-HumanMyeloid/Histiocyte Antigen抗 ヒト ミエロイド/ 組 織 球 抗 原 ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:MAC 387 サブクラス:IgG1, κM0747 細 胞 培 養 上 清 由 来1mL顆 粒 球 , 単 球 , 組 織 球 中 に 発 現 した 抗 原 と 反 応 します。ルーチンに 用 いられる 方法 で 固 定 包 埋 した 悪 性 リンパ 腫 組 織 中 の 組 織 球 の 検 出 , 組 織 球 由 来 の 腫 瘍 の 検出 に 利 用 できます。M0747 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:200~1:400ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :ProPolyclonal Rabbit Anti-HumanMyeloperoxidase抗 ヒト ミエロパーオキシダーゼ・ウサギ ポリクローナル 抗 体A0398 精 製 抗 体0.2mL抗 原 は 顆 粒 球 より 分 離 されたものです。 好 中 球 , 単 球 , 骨 髄 顆 粒 球 の 前 駆 細 胞と 反 応 します。リンパ 系 の 血 液 細 胞 とは 反 応 しません。A0398 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:300~1:600ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能Acute erythroblastic (M6)leukemia (FFPE) stained with Anti-Myeloperoxidase, Code A0398.56免 疫 組 織 細 胞 化 学 染 色 条 件 の 表 記 につきましては 表 紙 裏 または 10 ページをご 参 照 ください。i : 体 外 診 断 用 医 薬 品 。 体 外 診 断 用 医 薬 品 名 につきましては (11) ページをご 参 照 ください。d : 医 薬 用 外 毒 物g : 医 薬 用 外 劇 物