カタログ2010-2011

一 次 抗 体Monoclonal Mouse Anti-HumanNucleophosmin抗 ヒト Nucleophosmin・マウス モノクローナル 抗 体クローン:376M7305 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, λ0.2mL1mLヌクレオフォスミン (Nucleophosmin; NPM) はヌクレオプラスミンファミリーに 属 するリン 酸 化 タンパクです。NPM は 主 に 核 に 局 在 していますが、 核 と 細 胞 質間 をシャトルする 活 性 を 持 ち、このタンパクの 細 胞 内 局 在 は 細 胞 の 恒 常 性 維 持 に大 変 重 要 です。NPM 遺 伝 子 (NPM1) には 高 頻 度 で 過 剰 発 現 ・ 突 然 変 異 ・ 欠 失 ・ 再 構 成 が 認 められ、がん 遺 伝 子 あるいはがん 抑 制 遺 伝 子 としての 機 能 を 持 っていると 考 えられています。本 抗 体 は 野 生 型 NPM タンパクおよび 変 異 型 NPMc+ タンパクの 同 定 に 有 用 です。NPM は 多 くの 組 織 において 正 常 細 胞 の 核 に 局 在 していますが、 正 常 核 型 を 持つ 急 性 骨 髄 性 白 血 病 などでは 白 血 病 性 芽 球 の 細 胞 質 に NPM タンパクの 異 常 な蓄 積 が 認 められます。M7305 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat/TRS-9Acute myeloid leukemia (FFPE)stained with Anti-Nucleophosmin,Code M7305.Monoclonal Mouse Anti-Humanp21 WAF1/Cip1抗 ヒト p21 WAF1/Cip1 ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:SX118M7202 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κ0.2mLp21 タンパクは 第 6 染 色 体 短 腕 に 存 在 する WAF1/Cip1 遺 伝 子 によってコードされているタンパクで 数 種 類 のサイクリン/サイクリン 依 存 性 キナーゼ 複 合 体 の活 性 を 阻 害 し、 細 胞 周 期 の 進 行 をブロックします。このタンパクは 野 生 型 p53 によって 転 写 が 活 性 化 され、p53 の 細 胞 周 期 停 止 機 能 のメディエーターとして 働 きます。p53 が 欠 失 あるいは 変 異 している 腫 瘍 細 胞 において p21 の 発 現 は 著 しく減 少 しており、この 場 合 DNA が 損 傷 を 受 けた 際 に、G1 停 止 が 起 こらず 細 胞 周 期が 進 行 し、その 結 果 ゲノムが 不 安 定 になり、 腫 瘍 化 を 引 き 起 こすと 考 えられています。また p21 は p53 非 依 存 的 に 発 現 が 誘 導 される 場 合 があり、 細 胞 分 化 において重 要 な 役 割 を 果 たしていることが 示 されており、さらに PCNA の 作 用 をブロックすることによって DNA の 複 製 を 阻 害 することも 知 られています。p21 タンパクの発 現 の 組 織 化 学 的 研 究 はメラノーマ、 膵 癌 、 子 宮 頸 癌 、 胸 腺 腫 、 甲 状 腺 癌 、 乳 癌 、頭 頸 部 癌 、 大 腸 癌 、ホジキン 病 など 様 々な 腫 瘍 で 行 われています。M7202 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /LMonoclonal Mouse Anti-Humanp27 Kip1抗 ヒト p27 Kip1 ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:SX53G8M7203 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κ1mLサイクリン 依 存 性 キナーゼ( 以 下 CDK)インヒビターの 一 つである p27 Kip1 はサイクリン/CDK 複 合 体 に 結 合 し、そのキナーゼ 活 性 を 阻 害 することにより 細 胞周 期 の G1 期 から S 期 への 移 行 を 調 節 しています。この p27 Kip1 のタンパク 量およびその 活 性 は TGF-βなどの 増 殖 抑 制 性 のサイトカインによって 調 節 され、細 胞 外 調 節 因 子 と 細 胞 周 期 間 のシグナルの 伝 達 に 重 要 な 役 割 を 果 たしており、p27 Kip1 の 欠 失 は 細 胞 の 腫 瘍 化 やその 進 行 に 寄 与 していると 考 えられています。抗 p27 Kip1 抗 体 を 用 いた 免 疫 組 織 化 学 染 色 では、 乳 腺 、 大 腸 、 胃 、 肺 、 下 垂 体 など様 々な 組 織 の 悪 性 腫 瘍 において p27 Kip1 の 発 現 と 予 後 との 有 意 な 相 関 が 報 告 されています。本 抗 体 はイムノブロッティング 法 、 免 疫 沈 降 反 応 法 にも 適 用 可 能 です。 本 抗 体はマウス p27 とは 交 差 しません。M7203 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:25~1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /LAntibodies and Controls IHC SolutionTonsil (FFPE) stained with Antip27kip1 , Code M7203.59商 品 管 理 課 ( 在 庫 確 認 ・ 発 送 関 連 ) TEL : 03-5802-2583 FAX : 03-5802-2584