カタログ2010-2011

一 次 抗 体Monoclonal Mouse Anti-HumanMelanoma抗 ヒト メラノーマ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:PNL2サブクラス:IgG1, κN1601 組 織 染 色 用 希 釈 抗 体 , N シリーズ11mL悪 性 黒 色 腫 (メラノーマ)は、しばしば 未 分 化 上 皮 系 腫 瘍 、 肉 腫 、 大 細 胞 性 リンパ 腫 といった 低 分 化 型 腫 瘍 に 類 似 し、さらに、 良 性 腫 瘍 や 母 斑 との 鑑 別 が 非常 に 困 難 です。さまざまな 黒 色 腫 関 連 抗 原 (gp100, Melan-A, CD63, MAGE1,MAGE3, tyrosinase など)に 対 する 抗 体 の 組 み 合 わせは 悪 性 黒 色 腫 の 鑑 別 や 同定 に 有 用 ですが、これら 多 くの 抗 体 を 用 いた 検 索 においても 全 ての 黒 色 腫 を 同 定するにはいたっておりません。抗 ヒト メラノーマ・マウスモノクローナル 抗 体 、クローン PNL2 は 従 来 の 黒 色 腫関 連 抗 原 に 対 する 抗 体 (HMB45 や 抗 Melan-A, A103)とは 異 なる 抗 原 を 認 識し、それら 抗 体 に 比 べ 染 色 強 度 、 陽 性 率 においてより 高 い 傾 向 を 示 すことが 報 告されています。N1601 組 織 染 色 ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能必 須 :Heat S /L改 善 :Heat S /HMonoclonal Mouse Anti-HumanMelanosome抗 ヒト メラノソーム・マウス モノクローナル 抗 体クローン:HMB-45M0634 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgG1, κN1545 組 織 染 色 用 希 釈 抗 体 , N シリーズ0.2mL1mL11mL悪 性 黒 色 腫 は、メラニン 形 成 細 胞 由 来 のもので、 全 身 への 高 転 移 能 を 示 す、 予後 が 不 良 な 悪 性 腫 瘍 の 一 つです。 転 移 巣 において 他 の 悪 性 上 皮 性 腫 瘍 , リンパ 腫 ,肉 腫 との 鑑 別 がしばしば 困 難 となります。ヒトの 悪 性 黒 色 腫 の 細 胞 質 内 抗 原 と 特 異 的 に 反 応 し、メラニン 形 成 細 胞 へと 分化 傾 向 を 示 す 腫 瘍 (Melanotic Schwannoma, Clear Cell Sarcoma) とも 反 応 します。また、 正 常 細 胞 に 対 しては、 胎 児 性 メラニン 形 成 細 胞 , 境 界 母 斑 , 青 色 母 斑と 陽 性 反 応 を 示 しますが、 成 人 型 メラニン 形 成 細 胞 , 真 皮 内 母 斑 とは 反 応 を 示 しません。転 移 性 および 無 色 素 性 悪 性 黒 色 腫 の 検 索 に 有 用 です。M0634 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能改 善 :Heat/LMalignant melanoma (FFPE) stainedwith Anti-Melanosome, CodeM0634.Monoclonal Mouse Anti-HumanMesothelial Cell抗 ヒト 中 皮 細 胞 ・マウス モノクローナル 抗 体クローン:HBME-1M3505 細 胞 培 養 上 清 由 来サブクラス:IgMN1594 組 織 染 色 用 希 釈 抗 体 , N シリーズ1mL7mL中 皮 細 胞 の 細 胞 膜 抗 原 と 反 応 します。 腫 瘍 細 胞 では、 厚 い 細 胞 膜 を 特 徴 とする 上 皮 型 中 皮 腫 19 症 例 中 17 例 (89 %) に 陽 性 を 呈 し、これらの 染 色 像 はmicrovilli と 良 く 一 致 しています。 腺 癌 でも 50 症 例 中 19 例 (38 %) に 陽 性 所 見 が見 られます。M3505 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50~1:100ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能改 善 :Heat/ALLMonoclonal Mouse Anti-Metallothionein抗 メタロチオネイン・マウス モノクローナル 抗 体クローン:E9M0639 腹 水 由 来サブクラス:IgG1, κ1mLウマ 由 来 重 合 MT-1 と MT-2 を 抗 原 として 作 製 された 抗 体 です。メタロチオネインは 低 分 子 量 タンパク( 分 子 量 6kD)で、 一 本 鎖 の 61 個 のアミノ 酸 から 構 成 され、A ドメイン・B ドメインの 2 つに 分 けられます。エピトープとして 抗 原 性 を 示すのは B ドメインの N 末 端 の 5~7 個 のアミノ 酸 であり、この 部 分 はペプチドの折 り 重 なる 構 造 には 依 存 していません。 現 在 、80 種 以 上 の Isoform が 知 られており、37 種 のものが 哺 乳 類 に 存 在 し、お 互 いに 56% のホモロジーを 有 しており、2 価 の 金 属 イオンとキレート 結 合 できる 7 個 の 還 元 システインを 有 しています。メタロチオネインは、 生 理 学 的 には、Cu2+ と 一 部 の Zn2+ とキレート 結 合 して 輸送 の 役 割 を 果 たし、 主 に Cd2+ と Hg2+ の 金 属 毒 性 を 減 少 させる 働 きを 行 います。 一 方 、 生 物 学 的 には、 亜 鉛 代 謝 における 妊 娠 時 ・ 出 生 後 の 肝 臓 の 発 達 および金 属 輸 送 の 役 割 を 果 たします。メタロチオネインの 発 現 が 多 い 細 胞 は、Cisplatin,Chlorambucil, Melphalan, Doxorubicin などの 薬 剤 に 対 しては 低 い 感 受 性 を 示 します。免 疫 組 織 細 胞 化 学 的 なメタロチオネインの 局 在 は、 多 くの 正 常 細 胞 の 細 胞 質 と核 の 両 方 に 見 られ、 種 々の 上 皮 細 胞 ( 特 に、 単 層 上 皮 , 基 底 細 胞 , 筋 上 皮 , 気 管 上皮 )、 末 梢 神 経 および 平 滑 筋 細 胞 に 表 現 が 認 められ、 部 分 的 に、 肺 , 肝 , 膵 の 間 質にも 証 明 されます。肝 細 胞 に 対 しては、 胎 児 から 6 歳 児 の 肝 細 胞 の 核 と 細 胞 質 に 反 応 し、 成 人 の 正常 肝 細 胞 ではびまん 性 の 弱 い 細 胞 質 染 色 のみが 認 められます。しかし、カドミウム 中 毒 やウイルソン 病 では 強 い 反 応 が 見 られ、 一 方 、 肝 硬 変 ・ 肝 炎 ・ 肝 癌 では 反 応性 の 減 少 が 認 められます。乳 腺 細 胞 では、 正 常 の 筋 上 皮 , 乳 管 上 皮 と 強 い 反 応 性 を 示 し、 小 葉 でも 部 分 的な 弱 陽 性 像 が 見 られ、 腫 瘍 細 胞 においては、 強 陽 性 像 が 見 られたものは 予 後 が 悪く、 組 織 学 的 な Grade, 核 異 型 の Grade と 著 明 な 関 連 性 が 認 められ、メタロチオネインとエストロゲンレセプターの 発 現 は 逆 の 相 関 関 係 が 認 められています。甲 状 腺 ガンに 対 しては、 核 のみ, 細 胞 質 のみ, 核 と 細 胞 質 の 3 つの 反 応 性 のパターンがありますが、 現 在 のところ 組 織 型 による 相 違 は 明 確 ではありません。M0639 組 織 染 色 希 釈 倍 率 /1:50ホルマリン 固 定 パラフィン 切 片 可 能Antibodies and Controls IHC SolutionMIB-1Ki-67 Antigen の 項 をご 覧 下 さい。MIC2 Gene ProductsCD99, MIC2 Gene Products, Ewing's Sarcoma Marker の 項 をご 覧 下 さい。55商 品 管 理 課 ( 在 庫 確 認 ・ 発 送 関 連 ) TEL : 03-5802-2583 FAX : 03-5802-2584