Creative Professional Emulator X2リファレンスマニュアル
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RT WIN タブ(リアルタイム画面)<br />
リアルタイム画面では、Voice のボリュームをモジュレーションホィールやペダル、<br />
LFO やエンベロープジェネレータといったリアルタイムコントローラで変更ができ<br />
ます。この画面はベロシティ画面ととてもよく似ていますが、キーベロシティでは<br />
なく、コントローラで Voice のボリュームをコントロールする、と言う点が異なり<br />
ます。<br />
注意 : Voice のリアルタイムクロススイッチ / クロスフェードは、例えボリュームが 0<br />
であっても Voice チャンネルが割り当てられることから、本質的に発音数を消費し<br />
ます。このリアルタイムのボリューム変更はいつでも行うことができますので、こ<br />
の点に注意して下さい。リアルタイムにボリュームを変更する必要がない場合、CC<br />
画面での設定が役立つかもしれません。"Keyboard コントローラ(CC WIN タブ)<br />
"108ページを参照して下さい。<br />
ミュート /<br />
ソロ<br />
2 つの Voice をリアルタイムクロスフェードする<br />
1. Voice をリアルタイムクロスフェードするには、まず最初にそれらの Voice が同<br />
じキーレンジに設定されている必要があります。キーレンジ画面でそれぞれの<br />
Voice の HIGH/LOW キーレンジを完全に重なるように設定します。<br />
Voice の設定<br />
グループ<br />
サンプル名<br />
選択ボタン<br />
再生方向<br />
リアルタイムスイッチ / フェードの<br />
グラフィカル表示<br />
2. RT WIN タブをクリックしてリアルタイム画面を表示します。初期設定では全て<br />
の Voice は 0 ~ 127 のレンジ全体にアサインされています。<br />
3. グラフィカルスライダーの終端を Alt キーを押しながらドラッグして、それぞれ<br />
の Voice のフェードが重なりあうように設定します。上図の例では Voice 1 はリ<br />
アルタイムコントローラが 16 以下の場合にフルボリュームとなり、それ以上で<br />
はフェードアウトします。逆に Voice 2 は徐々にフェードインしリアルタイムコ<br />
ントローラが 100 以上でフルボリュームとなります。<br />
リアルタイムコントローラの割り当て<br />
4. クロスフェードを行いたい Voice のストリップをクリックして選択します。選択<br />
した Voice のストリップが赤い枠で囲まれます。<br />
5. Crtl キーを押しながら、クロスフェードを行いたい次の Voice をクリックして選<br />
択し、両方の Voice が赤い枠で囲まれている状態にします。<br />
6. 両方の Voice が選択された状態で、"Preset" メニューから "Open Voices" を選択<br />
します(もしくは Ctrl+Enter)。Voice Processing 画面が表示されますので、<br />
Voice 選択セクションで 2 つの Voice が選ばれているかを確認します。<br />
5 - Voices & Zones<br />
RT WIN タブ(リアルタイム画面)<br />
注意 !: リアルタイム<br />
クロスフェードを行う前<br />
に、Voice を選択しパッ<br />
チコードを設定する方法<br />
を理解している必要があ<br />
ります。<br />
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