Creative Professional Emulator X2リファレンスマニュアル

Build Preset(プリセット作成オプション)
これらのオプションは、インポートするサンプルを使用して新しいプリセットを作
成するかどうかを設定します。
"Build Preset" がチェックされていた場合、インポートするサンプルを全て使用した
プリセットが作成されます。サンプルはサンプルファイルリスト内での順番でプリ
セット内に配置され、最初のサンプルの名前がプリセットの名前となります。
"Build Preset" にチェックを入れない場合、インポート作業中にプリセットは作成さ
れず、サンプルは単にバンク内のサンプルフォルダに追加されるだけになります。
また Build Preset がチェックされない場合、このグループの他のコントロールはグ
レーアウトして設定できなくなります。
"Single Voice (Multisample)" チェックボックスは、各サンプル毎に複数の Voice を
作成するか、1 つのマルチサンプル Voice を作成するかを設定します。マルチサンプ
ル Voice については " マルチサンプル Voice"37ページを参照して下さい。
"Placement" オプションは、サンプルが新しく作成されたプリセットにどのように
配置されるかを設定します(この設定は "Original Key" のアサイン設定とは別の物と
いうことに注意して下さい。オリジナルキー設定は各サンプルのプロパティに当た
り、ユニティピッチで再生した際にサンプルがどこに配置されるかを示しています。
この設定はプリセット内のサンプルごとに割り当てられたキーレンジに関係してい
ます)。このオプションは以下の設定ができます。
サンプルプレースメントアルゴリズム
Original Key サンプルはオリジナルキー設定に従ってプリセット内に配置され
ます。
White Keys サンプルはプリセット内で Start at ドロップダウンメニューの設定
で選択された鍵盤から白鍵ごとに配置されます。
Chromatic サンプルはプリセット内で Start at ドロップダウンメニューの設定
で選択された鍵盤から各鍵盤ごとに配置されます。
"Start at" オプションは、Placement オプションで White Key、または Chromatic を
選択した際に、サンプルを配置する最初の鍵盤を設定します。
"Stretch" オプションは鍵盤内の空いているスペースを、どのようにサンプルで埋め
るかを設定します。例えば 4 つのサンプル C1、C2、C3、C4 をインポートする場
合、通常はそれぞれの Voice の範囲を拡張して隙間を無くしたいと考えるでしょう。
このオプションは以下の設定が可能です。
Up Only 各インポートサンプルの配置された鍵盤から、次のインポートサン
プルが配置された鍵盤のすぐ下の鍵盤まで、高い方向へそれぞれの
範囲を拡張します。最後のインポートサンプルの範囲は 88 鍵盤の
最高音(C7)まで拡張されます。
Up
Only
01
Voice 1 Voice 2 Voice 3 Voice 4
02
03
04
11 - サンプルからプリセットの作成
他のサンプルフォーマットのインポート
Creative Professional 295