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Creative Professional Emulator X2リファレンスマニュアル

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12 - シンセサイザーの基礎<br />

モジュレーション<br />

モジュレーション<br />

モジュレーションとは、あるパラメータをダイナミックに変化させる事を意味して<br />

います。例えばボリュームとは「振幅」のモジュレーションであり、ピッチとは<br />

「周波数」のモジュレーションです。ホームステレオのボリュームの調節などは、振<br />

幅のモジュレーションの良い例です。モジュレーションを行うには、ソース(何に<br />

よって)とデスティネーション(何を動かす)の 2 つを設定する必要があります。<br />

ホームステレオの例では、ノブを回す手がソース、ボリュームノブがデスティネー<br />

ションとなり、音量を調節します。ここでボリュームノブを手のかわりに自動的に<br />

回すデバイスがあれば、今度はそのデバイスがモジューレションソースという事に<br />

なります。<br />

ボリュームコントロールを調整するのは振幅のモジュレーションの良い例です。<br />

<strong>Emulator</strong> X では、あらゆるシンセシスパラメータがモジュレーションソースによっ<br />

てコントロールできるように設計されています。例えばボリュームであれば、通常<br />

使われるパラメータ以外に他のソースからもモジュレーションを行うことができる<br />

ということです。またそれぞれのパラメータには初期値が設定されており、モジュ<br />

レーションソースはこの初期値を変更します。正値のモジュレーションは初期値を<br />

増やす方向に、負値のモジュレーションは初期値を減らす方向に作用します。<br />

モジュレーションソース<br />

主なモジュレーションソースとしてエンベロープジェネレータ、LFO や MIDI コント<br />

ローラがあります。例えばエンベロープジェネレータでボリュームをモジュレート<br />

する場合、音量はエンベロープでプログラムした通りに自動的に変更されます。ま<br />

た LFO からボリュームをモジュレートした場合、音量が定期的に上下するようにな<br />

ります。この他にコントロールノブやベロシティなど以下のものを選択することが<br />

可能です。<br />

Keyboard Key<br />

鍵盤のノート番号<br />

Key Velocity<br />

打鍵の速さ<br />

Release Velocity<br />

離鍵の速さ<br />

Volume<br />

Gate<br />

鍵盤を押すと High、離すと Low<br />

Key Glide<br />

最後に演奏した 2 つの音程間とグライドレートの早さをベースにした、滑らかに変<br />

化するコントロールソース<br />

Pitch / Mod Wheels<br />

MIDI キーボードのピッチベンドホィールとモジュレーションホィール<br />

298 <strong>Emulator</strong> X2 リファレンスマニュアル

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